JP2533942Y2 - シート - Google Patents
シートInfo
- Publication number
- JP2533942Y2 JP2533942Y2 JP1990033490U JP3349090U JP2533942Y2 JP 2533942 Y2 JP2533942 Y2 JP 2533942Y2 JP 1990033490 U JP1990033490 U JP 1990033490U JP 3349090 U JP3349090 U JP 3349090U JP 2533942 Y2 JP2533942 Y2 JP 2533942Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cushion frame
- notch
- cushion
- vertical position
- cross
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 （産業上の利用分野） 本考案は、車両に搭載される上下位置調整機構を持つ
シートに関するものである。
シートに関するものである。
（従来の技術） 従来、この種のシートとしては、実開昭55−145918号
公報に示されるものが知られている。これは、上下位置
調整機構は、上下壁と一側壁とを持ち他側面が開口され
た断面形状を呈する矩形状のクツシヨンフレーム内に配
設されていた。
公報に示されるものが知られている。これは、上下位置
調整機構は、上下壁と一側壁とを持ち他側面が開口され
た断面形状を呈する矩形状のクツシヨンフレーム内に配
設されていた。
（考案が解決しようとする課題） しかし、上記したシートであると、クツシヨンフレー
ムをクツシヨンパツド内に埋没した形で配設することが
できないこれは、クツシヨンフレームの他側面が開口さ
れているため、上記調整機構が完全にクツシヨンフレー
ム内に完全に内蔵されていた形とならず、上下位置調整
機構の作動中、そのリンク系がクツシヨンパツドと接触
してクツシヨンパツドを傷める恐れがあるためである。
このため、クツシヨンパツドはクツシヨンフレームの上
面上に設置されることとなり、この結果、シート全体の
厚さが増し、車両搭載時、室内空間とくに着座者のヘツ
ドクリアランスが狭められるという欠点があつた。
ムをクツシヨンパツド内に埋没した形で配設することが
できないこれは、クツシヨンフレームの他側面が開口さ
れているため、上記調整機構が完全にクツシヨンフレー
ム内に完全に内蔵されていた形とならず、上下位置調整
機構の作動中、そのリンク系がクツシヨンパツドと接触
してクツシヨンパツドを傷める恐れがあるためである。
このため、クツシヨンパツドはクツシヨンフレームの上
面上に設置されることとなり、この結果、シート全体の
厚さが増し、車両搭載時、室内空間とくに着座者のヘツ
ドクリアランスが狭められるという欠点があつた。
故に、本考案は、上下位置調整機構が配設されたクツ
シヨンフレームとクツシヨンパツド内に埋没した形で配
設できるようにすることを、その技術内課題とするもの
である。
シヨンフレームとクツシヨンパツド内に埋没した形で配
設できるようにすることを、その技術内課題とするもの
である。
（課題を解決するための手段） 上記技術的課題を解決するために本考案において講じ
た技術的手段は、切欠きが形成された両側壁と上壁とを
持ち下面が開口された断面形状を呈する矩形状の前記ク
ツシヨンフレームと、前記回転軸を前記クツシヨンフレ
ームの切欠きに嵌合させた状態で下側から前記クツシヨ
ンフレームに閉断面で固着される切欠きが形成されたブ
ラケットとを備え、前記上下位置調整機構を前記クツシ
ヨンフレームの前記断面形状内に配設すると共に、前記
クツシヨンフレームの切欠きと前記ブラケツトの切欠き
により前記回転軸を回動自在に支持したことである。
た技術的手段は、切欠きが形成された両側壁と上壁とを
持ち下面が開口された断面形状を呈する矩形状の前記ク
ツシヨンフレームと、前記回転軸を前記クツシヨンフレ
ームの切欠きに嵌合させた状態で下側から前記クツシヨ
ンフレームに閉断面で固着される切欠きが形成されたブ
ラケットとを備え、前記上下位置調整機構を前記クツシ
ヨンフレームの前記断面形状内に配設すると共に、前記
クツシヨンフレームの切欠きと前記ブラケツトの切欠き
により前記回転軸を回動自在に支持したことである。
（作用） 上記技術的手段は次のように作用する。上下位置調整
機構は、クツシヨンフレームの上壁及び両側壁により囲
まれた形でクツシヨンフレーム内に完全に内蔵される。
これにより、クツシヨンフレームをクツシヨンパツド内
に埋没した形でまた、クツシヨンフレームの切欠きとブ
ラケツトの切欠きにより回転軸を回動自在に支持し、回
転軸の支持部分ではクツシヨンフレームとブラケツトに
より閉断面を形成することから回転軸の支持部分での剛
性が向上すると共に、上下調整機構のサブアッシー化が
可能となり組付け性が向上します。
機構は、クツシヨンフレームの上壁及び両側壁により囲
まれた形でクツシヨンフレーム内に完全に内蔵される。
これにより、クツシヨンフレームをクツシヨンパツド内
に埋没した形でまた、クツシヨンフレームの切欠きとブ
ラケツトの切欠きにより回転軸を回動自在に支持し、回
転軸の支持部分ではクツシヨンフレームとブラケツトに
より閉断面を形成することから回転軸の支持部分での剛
性が向上すると共に、上下調整機構のサブアッシー化が
可能となり組付け性が向上します。
（実施例） 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
第１図ないし第３図に示されるように、車両フロア
（図示せず）に固定される前後位置調整機構１のアツパ
レール1a上には上下位置調整機構２を介してシートクツ
シヨン３が配設されている。
（図示せず）に固定される前後位置調整機構１のアツパ
レール1a上には上下位置調整機構２を介してシートクツ
シヨン３が配設されている。
上下位置調整機構２について説明する。
回転軸21にはセクタギヤ22が一体回転するように固定
されている。このセクタギヤ22はピニオン23を介して減
速ギヤ機構を内蔵したモータ24に連結されている。又、
回転軸21にはリンク25が一体回転するように固定されて
おり、このリンク25は連結リンク26を介してリンク27に
連結されている。
されている。このセクタギヤ22はピニオン23を介して減
速ギヤ機構を内蔵したモータ24に連結されている。又、
回転軸21にはリンク25が一体回転するように固定されて
おり、このリンク25は連結リンク26を介してリンク27に
連結されている。
次にシートクツシヨン３について説明する。
クツシヨンフレーム31は、両側壁31a,31b及び上壁31c
を持ち下面が開口された略逆Ｕ字型の断面形状を持つ矩
形状を呈している。このクツシヨンフレーム31の対向す
る内側壁31bの外面間には複数個のスプリング部材32が
張設されており、このスプリング部材32上にクツシヨン
パツド33がクツシヨンフレーム31を埋没するように載置
され、クツシヨンフレーム31の外側壁31aの先端に係止
されて張設された表皮34によりクツシヨンパツド33が被
覆されている。
を持ち下面が開口された略逆Ｕ字型の断面形状を持つ矩
形状を呈している。このクツシヨンフレーム31の対向す
る内側壁31bの外面間には複数個のスプリング部材32が
張設されており、このスプリング部材32上にクツシヨン
パツド33がクツシヨンフレーム31を埋没するように載置
され、クツシヨンフレーム31の外側壁31aの先端に係止
されて張設された表皮34によりクツシヨンパツド33が被
覆されている。
上記した構成において、回転軸21は、セクタギヤ22,
ピニオン23,リンク25,連結リンク26及びリンク27がクツ
シヨンフレーム32の両側壁31a,31b間に配設されるよう
にクツシヨンフレーム31の両側壁31a,31bに形成された
切欠き５及びクツシヨンフレーム31に溶接等により閉断
面となるように固定されたブラケツト６に形成された切
欠き７に嵌合されて回動可能に保持される。又、リンク
27はアツパレール1a上に固定されたブラケツト２にピン
３により連結される共にクツシヨンフレーム31の後側に
両側壁31a,31b間に配設されてピン４により連結され、
クツシヨンフレーム２の前側はアツパレール1aにブラケ
ツト９を介して回動可能に連結された揺動リンク10にピ
ン11により連結される。更に、モータ24は内側壁31bの
外面にビス８により固定される。尚、ブラケツト６の切
欠き７は貫通穴でもよい。
ピニオン23,リンク25,連結リンク26及びリンク27がクツ
シヨンフレーム32の両側壁31a,31b間に配設されるよう
にクツシヨンフレーム31の両側壁31a,31bに形成された
切欠き５及びクツシヨンフレーム31に溶接等により閉断
面となるように固定されたブラケツト６に形成された切
欠き７に嵌合されて回動可能に保持される。又、リンク
27はアツパレール1a上に固定されたブラケツト２にピン
３により連結される共にクツシヨンフレーム31の後側に
両側壁31a,31b間に配設されてピン４により連結され、
クツシヨンフレーム２の前側はアツパレール1aにブラケ
ツト９を介して回動可能に連結された揺動リンク10にピ
ン11により連結される。更に、モータ24は内側壁31bの
外面にビス８により固定される。尚、ブラケツト６の切
欠き７は貫通穴でもよい。
このように、上下位置調整機構２はクツシヨンフレー
ム31の両側壁31a,31b間つまりクツシヨンフレーム31の
断面形状内に配設され両側壁31a,31b及び上壁31cにより
囲まれているため、上下位置調整機構２の作動によるそ
のリンク系22,25,26,27の動きによつてクツシヨンパツ
ド33とリンク系22,25,26,27との干渉が防止されクツシ
ヨンパツド33が傷められることもなく、クツシヨンフレ
ーム31をクツシヨンパツド33内に埋没した形で配設され
る。これにより、シート全体の厚さを薄くすることがで
き、車両室内空間特に着座者のヘツドクリアランスを確
保することができる。
ム31の両側壁31a,31b間つまりクツシヨンフレーム31の
断面形状内に配設され両側壁31a,31b及び上壁31cにより
囲まれているため、上下位置調整機構２の作動によるそ
のリンク系22,25,26,27の動きによつてクツシヨンパツ
ド33とリンク系22,25,26,27との干渉が防止されクツシ
ヨンパツド33が傷められることもなく、クツシヨンフレ
ーム31をクツシヨンパツド33内に埋没した形で配設され
る。これにより、シート全体の厚さを薄くすることがで
き、車両室内空間特に着座者のヘツドクリアランスを確
保することができる。
次に作動について説明する。
モータ24を作動させると、ピニオン23及びセクタギヤ
22を介して回転軸21が回転する。この回転軸21の回転に
よりリンク25が回動して連結リンク26を進退させ、これ
により、リンク21が回動し、シートクツヨン３の後部の
上下調整が成される。
22を介して回転軸21が回転する。この回転軸21の回転に
よりリンク25が回動して連結リンク26を進退させ、これ
により、リンク21が回動し、シートクツヨン３の後部の
上下調整が成される。
本考案は、クツシヨンフレームと、該クツシヨンフレ
ームを埋没させるクツシヨンパツドと、回転軸を有し前
記クツシヨンフレームと前記車両フロアとの間に配設さ
れ前記クツシヨンフレームの上下位置を調整する上下位
置調整機構とを有するシートにおいて、切欠きが形成さ
れた両側壁と上壁とを持ち下面が開口された断面形状を
呈する矩形状の前記クツシヨンフレームと、前記回転軸
を前記クツシヨンフレームの切欠きに嵌合させた状態で
下側から前記クツシヨンフレームに閉断面で固着される
切欠きが形成されたブラケットとを備え、前記上下位置
調整機構を前記クツシヨンフレームの前記断面形状内に
配設すると共に、前記クツシヨンフレームの切欠きと前
記ブラケットの切欠きにより前記回転軸を回動自在に支
持したシートを構成したので、クツシヨンフレームをク
ツシヨンパツド内に埋没した形で配設することができ、
シート全体の厚さを薄くして車両室内空間特に着座者の
ヘツドクリアランスを確保することができる。又、上下
位置調整機構が上壁及び両側壁により囲まれた形でクツ
シヨンフレームの断面形状内に完全に内蔵されるため、
その作動時においてそのリンク系とクツシヨンパツド33
との干渉を防止することができ、クツシヨンパツドを傷
められることがない。更にその上、クツシヨンフレーム
の切欠きとブラットの切欠きにより回転軸を回動自在に
支持すると共に、回転軸をクツシヨンフレームの切欠き
に嵌合させ、ブラケットで閉断面で固着することによ
り、回転軸の支持部分での剛性が向上し、上下調整機構
はサブアッシー化が可能となり、組付け性が向上する。
ームを埋没させるクツシヨンパツドと、回転軸を有し前
記クツシヨンフレームと前記車両フロアとの間に配設さ
れ前記クツシヨンフレームの上下位置を調整する上下位
置調整機構とを有するシートにおいて、切欠きが形成さ
れた両側壁と上壁とを持ち下面が開口された断面形状を
呈する矩形状の前記クツシヨンフレームと、前記回転軸
を前記クツシヨンフレームの切欠きに嵌合させた状態で
下側から前記クツシヨンフレームに閉断面で固着される
切欠きが形成されたブラケットとを備え、前記上下位置
調整機構を前記クツシヨンフレームの前記断面形状内に
配設すると共に、前記クツシヨンフレームの切欠きと前
記ブラケットの切欠きにより前記回転軸を回動自在に支
持したシートを構成したので、クツシヨンフレームをク
ツシヨンパツド内に埋没した形で配設することができ、
シート全体の厚さを薄くして車両室内空間特に着座者の
ヘツドクリアランスを確保することができる。又、上下
位置調整機構が上壁及び両側壁により囲まれた形でクツ
シヨンフレームの断面形状内に完全に内蔵されるため、
その作動時においてそのリンク系とクツシヨンパツド33
との干渉を防止することができ、クツシヨンパツドを傷
められることがない。更にその上、クツシヨンフレーム
の切欠きとブラットの切欠きにより回転軸を回動自在に
支持すると共に、回転軸をクツシヨンフレームの切欠き
に嵌合させ、ブラケットで閉断面で固着することによ
り、回転軸の支持部分での剛性が向上し、上下調整機構
はサブアッシー化が可能となり、組付け性が向上する。
第１図は本考案に係るシートの分解斜視図、第２図はシ
ートの平面図、第３図は第２図示III−III線断面図であ
る。 ２……上下位置調整機構,31……クツシヨンフレーム,31
a……外側壁,31b……内側壁,31c……上壁,33……クツシ
ヨンパツド。
ートの平面図、第３図は第２図示III−III線断面図であ
る。 ２……上下位置調整機構,31……クツシヨンフレーム,31
a……外側壁,31b……内側壁,31c……上壁,33……クツシ
ヨンパツド。
Claims (1)
- 【請求項１】クツシヨンフレームと、該クツシヨンフレ
ームを埋没させるクツシヨンパツドと、回転軸を有し前
記クツシヨンフレームと前記車両フロアとの間に配設さ
れ前記クツシヨンフレームの上下位置を調整する上下位
置調整機構とを有するシートにおいて、切欠きが形成さ
れた両側壁と上壁とを持ち下面が開口された断面形状を
呈する矩形状の前記クツシヨンフレームと、前記回転軸
を前記クツシヨンフレームの切欠きに嵌合させた状態で
下側から前記クツシヨンフレームに閉断面で固着される
切欠きが形成されたブラケットとを備え、前記上下位置
調整機構を前記クツシヨンフレームの前記断面形状内に
配設すると共に、前記クツシヨンフレームの切欠きと前
記ブラケットの切欠きにより前記回転軸を回動自在に支
持したシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990033490U JP2533942Y2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990033490U JP2533942Y2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03122927U JPH03122927U (ja) | 1991-12-13 |
| JP2533942Y2 true JP2533942Y2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=31537191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990033490U Expired - Lifetime JP2533942Y2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2533942Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5535582B2 (ja) * | 2009-11-04 | 2014-07-02 | シロキ工業株式会社 | シートクッションフレームの側部支持体と側部支持装置 |
| JP6716851B2 (ja) * | 2016-05-24 | 2020-07-01 | デルタ工業株式会社 | 乗物用シートのフレーム構造 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6292742U (ja) * | 1985-11-29 | 1987-06-13 | ||
| JPH0539944Y2 (ja) * | 1986-08-25 | 1993-10-12 | ||
| JPS63134828U (ja) * | 1987-02-26 | 1988-09-05 | ||
| JPH026238A (ja) * | 1988-06-23 | 1990-01-10 | Oi Seisakusho Co Ltd | シートアジャスタ |
-
1990
- 1990-03-29 JP JP1990033490U patent/JP2533942Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03122927U (ja) | 1991-12-13 |
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