JPH026238A - シートアジャスタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はシートアジャスタ、特に自動車用シートの上下
位置を調整するのに適したシートアジャスタに関する。

〔従来の技術〕

従来、自動車用シートのアジャスタとしては実開昭６０
−９００２８号公報の第１図に記載されたものが知られ
ている。

このものは、車両の床面等に固定されるロアレールに摺
動自在に上面が平坦なアッパーレールが設けられており
、このアッパーレールの上面平坦部に第１および第２の
支持ブラケットが固設されている。

第１の支持ブラケットの先端にはセクタギアの一偶部が
回動可能に枢支されており、また、第２の支持ブラケッ
トの先端には中間ブラケットの一偶部が回動可能に枢支
されている。

そして、セクタギアおよび中間ブラケットの他細部が夫
々シートフレームに回動可能に枢支されていると共に、
夫々のその他の細部は連結リンクにて連結されている。

さらに、シートフレームにセクタギヤと噛合するピニオ
ンを駆動する駆動軸を支承すると共に、この駆動軸と一
体的に回動するシャフトにばねを巻回して設け、ピニオ
ンひいてはセクタギアをシートフレームが上動する方向
に付勢させている。

しかして、駆動手段によりピニオンを回転することによ
りセクタギアおよび中間ブラケットを共に回動させシー
トフレームを上下動させるものである。

（発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、かかる従来のシートアジャスタにおいて
は、シートスライド装置のアッパーレールにセクタギア
や中間ブラケット等のリンク部材を設けるに際し第１お
よび第２のブラケット等を別個設けているため、その分
構成部品数が多くなり組付は工数が増大すると共に全体
的に重量が増大するという問題があった。

また、シートフレームを上動方向に付勢するばねをシャ
フトに巻回して設けているので、そのアシスト力も弱く
組込みが面倒であるという問題もあった。

本発明の目的は、かかる従来の問題を解消し、重量軽減
が可能で組付が簡単に行え、結果的にコストが低減でき
るシートアジャスタを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために本発明は、車体フロアに設け
られるシートスライド装置の可動レールの直立壁に、第
１および第２のリンクブラケットの一端を夫々枢支する
と共に、それらの他端を夫々シートフレームに枢支して
平行リンクを構成し、かつ、第２のリンクブラケットま
たはこれと同時に連動する部材とシートフレームとの間
に該シートフレームが上動する方向に付勢するスプリン
グを張設したことを特徴とするものである。

〔作用〕

本発明によれば、第１および第２のリンクブラケットの
一端が、シートスライド装置の可動レールの直立壁に夫
々枢支される。そして、第１および第２のリンクブラケ
ットの他端が夫々シートフレームに枢支され平行リンク
が構成される。

さらに、第２のリンクブラケットとシートフレームとの
間にシートフレームが上動する方向に付勢するスプリン
グが張設される。

しかして、第１のリンクブラケットを所定の駆動手段に
より回動すると、シートフレームは第１のリンクブラケ
ットお・よび第２のリンクブラケットに夫々案内されて
、シートスライド装置の可動レールと平行関係を保った
まま上下動される。このときシートフレームが上動する
方向に付勢されたスプリングはシートフレームの上動の
ための操作力を軽減すべく作用する。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を添附図面を参照しつつ説明する
。

第１図ないし第４図に本発明の一実施例を示す。

尚、以下の説明において、左右の同一機能部材には同一
符号を付し説明の簡略化をはかる。

図において、１０は不図示の車体フロア等に固設され略
々コ字状断面形状のロアレールであり、下側壁部に後述
するラッチが係合可能なロック孔１０Ａを有する。ロア
レール１０には可動レールとしてのアッパーレール１２
が転動体１４を介在させて摺動可能に保持されている。

このアッパーレール１２はロアレールｌＯの上面中央部
から直立壁１２Ａが突出するいわゆるアップライト型式
である。直立壁１２Ａには第１および第２のブラケット
１６および１８が固着され、夫々の先端はカールされて
操作ロッド２０を回動自在に支持する軸受１６Ａおよび
１８Ａが形成されている。

第２のブラケット１８の軸受１８Ａの間において、操作
ロッド２０にラッチ２２が固着され、このラッチ２２は
操作ロッド２０の端部に設けたばね２４によりロアレー
ル１０のロック孔１０Ａに係合する方向に付勢されてい
る。

また、直立壁１２Ａには、その前後端部に夫々軸受孔１
２Ｂおよび１２Ｃが形成されている。

軸受孔１２Ｂにはシャフト２６が回転自在に支承され、
このシャフト２６の一端には第１のリンクブラケットと
してのセクタギア２８が、および他端には同じくベルク
ランク３０が固設される。さらに、軸受孔１２Ｇにおい
ては第２のリンクブラケットとしてのリンク部材３２お
よび３４を夫々ビン３６および３８でもって支承する。

セクタギア２８、ベルクランク３０、リンク部材３２お
よび３４には、夫々合同の寸法関係でもって何字Ａ、Ｂ
、Ｃで示す３個の第１ないし第３の孔が形成されている
。

４０はシートフレームであり、下側に開放部を有する略
々断面３字形状をなしている。そして、その外側の側壁
４０＾には軸受孔４０Ｂおよび４０Ｇが穿設され、さら
に右側のシートフレーム４０には駆動手段としての駆動
ブレーキ機構４２の取付部４００が形成されている。ま
た、上面の一部を切下げて、後述するスプリングの一端
を係止するための係止片４０Ｅが形成されている。

そして、４４は両側に夫々孔４４Ａ　、　４４Ｂが設け
られたコネクトリンクであり、左側のコネクトリンク４
４にはさらにその後端部を折曲げて後述のスプリングを
係止するための係止片４４Ｇが形成されている。右側に
おいて、これに相当する部材としてリンク部材３２に係
止片３２Ｄが形成されている。

４６は、右側においてはシートフレーム４０の係止片４
０Ｅとリンク部材３２の係止片３２Ｄと、左側において
は同じくシートフレーム４０の係止片４０Ｅとコネクト
リンク４４の係止片４４Ｇとの間に張設されるスプリン
グである。

しかして、シャフト２６の一端に固設されたセクタギア
２８の第２の孔２８Ｂとシートフレーム４０との軸受孔
４０Ｂにはビン４８が、ベルクランク３０の第２の孔３
０Ｂと左側のシートフレーム４０の軸受孔４０Ｂにはビ
ン５０が、リンク部材３２の第２の孔３２Ｂと右側のシ
ートフレーム４０の軸受孔４０Ｃにはビン５２が、およ
びリンク部材３４の第２の孔３４Ｂと左側のシートフレ
ーム４０の軸受孔４０Ｇにはビン５４が挿通固定され、
各部材を回動自在に支承する。

また、コネクトリンク４４はその両端の孔４４Ａ１４４
Ｂに夫々セクタギア２８の第３の孔２８Ｃ，ベルクラン
ク３０の第３の孔３０Ｃ１リンク部材３２の第３の孔３
２Ｃ１およびリンク部材３４の第３の孔３４Ｃと共に、
順次ビン５６．５８．６０および６２が挿通固定され、
各部材を回動自在に支承する。

さらに、第２図に示すように操作ロッド２０にはアーム
部材２ＯＡが固設され、左側レールの操作ロッド２１（
この部材は直接操作を要しないため折曲げ部はない）に
固設したアーム部材２１Ａとの間に連結綱線６４が配索
されている。

尚、駆動ブレーキ機構４２は、セクタギア２８に噛合す
るピニオン４２Ａと、外部のハンドルにて回動されピニ
オン４２Ａを駆動するコア部材４２Ｂと、コア部材４２
Ｂの外周に配置されハウジング４２Ｃ内に収容されるコ
イルスプリング４２Ｄとを備え、ハンドルからの人力に
対してはピニオン４２＾を回動させるものの、セクタギ
ア２８側すなわちピニオン４２Ａ側からの入力に対して
は回動を阻止するように作用するものである。

上記構成になる本実施例においては、シートの高さを調
整すべく前述のハンドルを回転操作するととニオン４２
Ａが回転し、これと噛合しているセクタギア２８をシャ
フト２６回りに回動させる。

例えば、ピニオン４２Ａが第１および第４図示の時計周
りの回転のときは、セクタギア２８およびベルクランク
３０はシャフト２６を中心として反時計回りに回動し、
第２の孔２８Ｂおよび３０Ｂが設けられている部位を上
動させる。このとき同時に、コネクトリンク４４で連結
されているリンク部材３２および３４も、夫々アッパレ
ール１２の直立壁１２Ａに支持されているビン３６およ
び３８の回りに反時計回りに回動し、第２の孔３２Ｂお
よび３４Ｂが設けられている部位を上動させる。

この結果、上述の第２の孔２８Ｂ　、　３０Ｂ　、　３
２Ｂおよび３４Ｂとピン４８．５０．５２および５４で
もって連結されているシートフレーム４０が上動する。

この上動動作は、右側においては係止片４０Ｅとリンク
部材３２の係止片３２Ｄ１左側においては係止片４０Ｅ
とコネクトリンク４４の係止片４４Ｃとの間に張設され
たスプリング４６の復元力でアシストされる。尚、この
スプリング４６を係止するためのリンク側の係止片は、
いずれも両リンク部材３２および３４に夫々設けるか、
あるいは両コネクトリンク４４に夫々設けるようにして
もよい。

一方、ピニオン４２Ａが反時計回りの回転のときは、上
述と逆に動きシートフレーム４０は下動する。このとき
は、シートに乗員の荷電が作用しているのでアシスト力
は不要であり、スプリング４６を引伸しつつ、リンクは
回動する。

尚、本実施例においてはコネクトリンク４４を設け、セ
クタギア２８およびベルクランク３０の回動を確実にリ
ンク部材３２および３４に伝達するようにしたが、第１
のツリンクブラケット（２８，３０）　、第２のリンク
ブラケット（３２，３，４）　アッパーレール１２およ
びシートフレーム４０とでもって平行リンクが構成でき
る場合には、このコネクトリンク４４は必ずしも必要で
はなく、さらに重量の軽減化が可能である。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明によれば、可動
レールの直立壁に直接、リンクブラケットを枢支するよ
うにしたので、部品点数が削減し重量軽減が可能となり
、コスト低減がはかれる。

また、アシスト用のスプリングはシートフレームの下側
に納められ単に係止するのみで張設ができることから全
体的にもコンパクトにでき、しかも組付けが容易である
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す分解斜視図、 第２図は本発明の一実施例を示す正面図、第３図は同じ
く平面図（右側のみ示す）、第４図は同じく側面図（右
側のみ示す）である。 ロアレール、 アッパーレール、 直立壁、 操作ロッド、 ３２、３４ ４０　　・・・ ４４　　・・・ ４６　　・・・ ブラケット） ・・・　リンク部材（第２リンクブラケツト） シートフレーム、 コネクトリンク、 スプリング。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車体フロアに設けられるシートスライド装置の可動レー
   ルの直立壁に、第１および第２のリンクブラケットの一
   端を夫々枢支すると共に、それらの他端を夫々シートフ
   レームに枢支して平行リンクを構成し、かつ、前記第２
   のリンクブラケットまたはこれと同時に連動する部材と
   前記シートフレームとの間に該シートフレームが上動す
   る方向に付勢するスプリングを張設したことを特徴とす
   るシートアジャスタ。