JP2007222469A - オットマン装置 - Google Patents

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幸史 山田
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Takuya Mizuno
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Abstract

【課題】車両用シートの前方に展開可能な展開部を備えたオットマン装置において、展開部に荷重が作用しても変形や破損が生じにくく、軽量かつ安価に得られるようにする。
【解決手段】展開部11の基端側に外力解放手段Kを設けてある。外力解放手段Kは、展開部11に設定以上の荷重が作用した際、展開部11をシートに対して変位させて荷重を解放する。
【選択図】図3

Description

本発明は、搭乗者の脚を載置するべく車両用シートの前方に展開可能な展開部を備えたオットマン装置に関する。
上記のオットマン装置として、従来、例えば特許文献1に示されるものがあった。
特許文献1に示されるオットマン装置は、シートクッション2にテレスコープエレメント32,33,34を介して支持されたフットレスト38(展開部に相当)を備えている。ネジ軸36などが装備された操作装置によってテレスコープエレメント32,33,34を伸展操作し、これによってフットレスト38をシートクッション2の前方に展開するものである。
DE 10209185 C1
車両用シートに備えられるオットマン装置にあっては、搭乗者や荷物が当たって荷重が掛かる事態が発生することがある。従来の技術事項を採用して展開部を備えさせた場合、展開部に荷重が作用すると、展開部の支持手段に無理な荷重が掛かりやすくなる。このため、荷重が掛かっても支持手段に変形や破損が発生しにくくするには、支持手段に高い剛性や強度を備えさせる必要がある。この結果、重量面やコスト面で不利になりがちであった。
本発明の目的は、展開部を備えるものでありながら、展開部を使用しやすく、しかも、荷重が作用しても変形や破損しにくい状態に軽くかつ安価に得ることができるオットマン装置を提供することにある。
本第1発明にあっては、搭乗者の脚を載置するべく車両用シートの前方に展開可能な展開部を備えたオットマン装置において、前記展開部に設定以上の荷重が作用した際、展開部が車両用シートに対して変位して荷重を解放する外力解放手段を備えてある。
本第1発明の構成によると、オットマン装置に使用時に作用する荷重を鑑みて前記設定荷重を適切に設定する。この結果、展開部に荷重が作用した際、オットマン装置の通常の使用による荷重であれば、外力解放手段が作用せず、展開部は変位しない。一方、通常使用の荷重を超える大荷重が作用すると、外力解放手段が作用し、展開部が変位して荷重が解放され、展開部の支持手段に無理な荷重が作用するのを防止する。
このように、前記設定荷重を適切に設定することにより、所定の荷重が作用するまでは、展開部が変位しない状態にしてオットマン装置を使用することができる。本構成であれば、展開部を展開自在に支持や連結する支持手段として、従来の手段ほど高い剛性や強度を備えない構造の支持手段を採用することができる。その場合に、展開部に荷重が作用しても、支持手段に変形や破損が発生しにくく、軽量かつ安価なオットマン装置を得ることができる。
本第2発明にあっては、前記外力解放手段が、前記展開部をシート左右方向に回転変位自在に支持する枢支部を備えている。
本第2発明の構成によると、荷重が作用して外力解放手段が作用すると、展開部がシート左右方向に回転変位し、荷重が解放される。これにより、展開部に横側方から荷物が当たって荷重が作用しても、展開部の支持手段に無理な荷重が作用せず、変形や破損が発生しにくい高品質なオットマン装置を得ることができる。
本第3発明にあっては、前記外力解放手段が、前記展開部に設定未満の荷重が作用した際、展開部の変位を阻止し、展開部に設定以上の荷重が作用した際、展開部が回転変位するよう、展開部を位置決め付勢する付勢手段を備えている。
本第3発明の構成によると、展開部に荷重が作用しても、設定未満の荷重であって外力解放手段が作用しない場合、展開部が付勢手段によって位置決め付勢される。これにより、オットマン装置を使用する場合、展開部に作用する荷重に対して変位しにくく、展開部を所定の位置に固定することができる。
従って、荷重によっては展開部が変位するものでありながら、通常に使用する際には、展開部が安定していて使いやすいオットマン装置を得ることができる。
本第4発明にあっては、前記外力解放手段が、前記付勢手段の付勢力を調節する調節手段を備えている。
本第4発明の構成によると、調節手段を操作すれば、付勢手段の付勢力が変化し、展開部の位置決め付勢力が変化する。これにより、外力解放手段が作用して展開部が変位する際の荷重を調節することができる。
従って、展開部が変位する荷重を小さくして、変形や破損を効果的に防止する調節や、展開部の変位荷重を大きくして、展開部を安定した使いやすい状態にする調節が容易となる。
本第5発明にあっては、車両用シートに対して変位した前記展開部の変位を復帰させる変位復帰手段を備えてある。
本第5発明の構成によると、設定以上の荷重が作用して展開部が変位した際、その変位を変位復帰手段によって復帰させることができる。従って、展開部が変位した場合でも、搭乗者が展開部を戻し操作する必要がなく、変位復帰手段によって変位のない状態に楽に戻して再使用することができる。
本第6発明にあっては、前記変位復帰手段が、前記展開部の変位に伴って変位復帰操作力を発生させる弾性体を備えている。
本第6発明の構成によると、展開部が変位すると、弾性体が変位復帰操作力を発生させ、この変位復帰操作力によって変位復帰手段が変位を復帰させる。これにより、戻し手間を掛けなくても、変位した展開部が変位のない状態に自ずと戻されるオットマン装置を得ることができる。
本第7発明にあっては、前記変位復帰手段が、車両用シートに対して変位した展開部が変位状態のまま格納操作されると、展開部の変位を復帰させるべく作用するよう展開部側とシート側とに各別に設けた当接部と被当接部とを備えている。
本第7明の構成によると、変位した展開部を変位状態のままにして格納操作すると、当接部と被当接部とが作用し、変位復帰手段が展開部の変位を復帰させる。これにより、変位した展開部を変位状態のままで格納操作しても、展開部が変位のない所定の格納状態になる利便性のよいオットマン装置を得ることができる。
本第8発明にあっては、搭乗者の脚を載置するべく車両用シートの前方に展開可能な展開部を備えたオットマン装置において、前記展開部に荷重が作用した際、展開部が車両用シートに対して左右方向に回転させる外力解放手段を備えてある。
本第8発明の構成によると、展開部に荷重が作用すると、外力解放手段が作用し、展開部が回転変位して荷重が解放される。これにより、展開部の支持手段に無理な荷重が作用せず、変形や破損が発生しにくい軽量かつ安価なオットマン装置を得ることができる。
本第9発明にあっては、前記外力解放手段が、前記展開部に設定未満の荷重が作用した際、展開部の変位を阻止し、展開部に設定以上の荷重が作用した際に、展開部が変位するよう展開部を位置決めする位置決め手段を備えてある。
本第9発明の構成によると、展開部に荷重が作用しても、設定未満の荷重であって外力解放手段が作用しない場合、展開部が所定の位置に位置決めされる。これにより、オットマン装置を使用する場合、展開部に作用する荷重に対して変位しにくく、展開部を所定の位置に設定することができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明のオットマン装置10は、図1に示す如く車両用シート4に装備され、レッグレスト12などを有した展開部11と、この展開部11を車両用シート4のシートクッション1に支持させる取り付け部20とを備えている。
車両用シート4は、前記シートクッション1と、このシートクッション1の後部に起伏調節自在に連結されたシートバック2と、このシートバック2の上部に連結されたヘッドレスト3とを備えている。この車両用シート4は、シートクッション1の下部に位置する連結装置5により、乗用車両の床Fの上面側に取付けられている。
オットマン装置10について、次に詳述する。
図1〜5に示すように、前記取り付け部20は、取り付けプレート21と、この取り付けプレート21の上面側に固定された連結体ホルダ22と、この連結体ホルダ22に内嵌された円形連結体26と、この円形連結体26の上面側に連結された回転プレート23とを備えている。取り付けプレート21は、シートクッション1の内部に位置するシートフレーム(図示せず)に連結されている。
展開部11は、前記レッグレスト12を備える他、このレッグレスト12の前端部に連結されたフットレスト13と、前記レッグレスト12の下面側に先端側が連結された左右一対のスライドステー14,14とを備えている。
展開部11の前記左右一対のスライドステー14,14の基端側は、前記回転プレート23の下面側に固定された左右一対のステーサポート24,24に摺動自在に支持されている。
これにより、展開部11は、回転プレート23と、円形連結体26と、連結体ホルダ22と、取り付けプレート21とを介してシートクッション1に支持されている。そして、左右のスライドステー14,14が回転プレート23の前記ステーサポート24,24に対して摺動操作されることにより、展開部11は、図2(b)に示す使用のための取り付け状態と、図2(a)に示す格納のための取り付け状態とに切り換わる。
すなわち、図2(b)に示すように、スライドステー14,14がステーサポート24,24からシート前方側に引き出され、レッグレスト12が回転プレート23の前方側に位置すると、展開部11は、シート4の前方に展開して使用状態になる。図2(a)に示すように、スライドステー14,14がステーサポート24,24に押し込まれ、レッグレスト12が回転プレート23の上方に位置すると、展開部11は、格納状態になる。
展開部11の基端側に、外力解放手段Kを設けてある。図1〜5に示すように、この外力解放手段Kは、シート上下向きの枢支軸芯Pを有した枢支部25と、前記連結体ホルダ22に支持された球体31を有した付勢手段30(位置決め手段)と、前記連結体ホルダ22に支持された調節手段36とを備えている。
図4,5に示すように、前記枢支部25は、前記取り付けプレート21に固定された前記連結体ホルダ22と、この連結体ホルダ22に内嵌した円形連結体26とによって構成してある。
前記円形連結体26は、大径円形部26aと小径円形部26bとを備えている。大径円形部26a及び小径円形部26bは、連結体ホルダ22に回転自在に内嵌されている。連結体ホルダ22の上端部に、大径円形部26aの周部を囲った屈曲部22aを設けてある。連結体ホルダ22は、前記屈曲部22aによって円形連結体26の外れ止めを行っている。また、前記屈曲部22aは、円形連結体26を連結体ホルダ22に対してスムーズに回転するように回転案内する。連結体ホルダ22の内面側に、前記小径円形部26bの周方向に分散配置した複数個の球体27を回転自在に支持させてある。各球体27は、円形連結体26が回転する際、自転回転しながら小径円形部26bの周面に接触し、円形連結体26を連結体ホルダ22に対してスムーズに回転させる。
すなわち、展開部11は、枢支部25により、円形連結体26が有するシート上下向きの前記枢支軸芯Pまわりで回転自在に支持されている。つまり、展開部11は、前記枢支軸芯Pまわりで回転プレート23と共に取り付けプレート21に対してシート左右方向に回転自在になっている。
図5に示すように、前記付勢手段30は、前記球体31を備える他、前記連結体ホルダ22に固定されたバネケース32と、前記小径円形部26bの周面に設けた凹部33と、バネケース32に内装したバネ34と、バネケース32の端部に装着した前記調節手段36とを備えている。球体31は、バネケース32に回転及び摺動自在に支持されている。調節手段36は、操作部36aによって回転操作自在なネジによって構成してある。
展開部11が使用状態にある場合の姿勢を、図3に実線で示す。展開部11がこの姿勢からシート左方向、シート右方向に回転変位した状態を、図3に二点鎖線で示す。
展開部11が通常の使用状態の姿勢にあるとき、回転プレート23及び円形連結体26は、連結体ホルダ22に対して基準回転位相にある。円形連結体26が基準回転位相にあると、球体31は、バネ34によって凹部33に係入付勢された状態になる。円形連結体26が基準回転位相からシート左右方向に回転し始めると、円形連結体26が凹部内壁のカム作用によって球体31をバネ34に抗してバネケース32内に押し操作し、球体31と凹部33の係合を解除する。
これにより、付勢手段30は、バネ34及び球体31などによって円形連結体26を基準回転位相に位置決め付勢することにより、展開部11を通常の使用状態の姿勢に位置決め付勢する。従って、展開部11に荷重が作用した際、展開部11の位置決め付勢力によって設定される設定荷重未満の荷重であれば、付勢手段30は、展開部11の荷重による枢支軸芯Pまわりでの回転変位を阻止する。設定荷重以上の荷重であれば、付勢手段30は、展開部11の荷重による枢支軸芯Pまわりでの回転変位を許容する。
前記調節手段36は、回転操作されると、バネ34を圧縮変形が増加や減少する側に調節し、球体31を凹部33に係入付勢するバネ力を増減調節する。すなわち、展開部11が荷重によって回転変位されるときの設定荷重を変更設定する。
これにより、展開部11が通常の使用状態の姿勢にある場合、付勢手段30の位置決め付勢力によって決まる設定荷重以上の荷重が展開部11に作用すると、外力解放手段Kは、展開部11を枢支軸芯Pまわりでシート4に対して回転変位させて荷重を解放するよう作用する。前記設定荷重未満の荷重が展開部11に作用した場合、外力解放手段Kは、展開部11を回転変位させない。
図4に示すように、前記取り付けプレート21の下面側に、操作バネ41を備えた変位復帰手段40を設けてある。
図4,6に示すように、変位復帰手段40は、前記操作バネ41を備える他、この操作バネ41の一端部41aと他端部41bとの間に配置した固定ピン43及び移動ピン44を備えている。
操作バネ41は、前記円形連結体26が一体回転自在に備える回転軸42にコイル部が外嵌した状態で設けてある。前記固定ピン43は、取り付けプレート21の下面側に固定されている。前記移動ピン44は、操作アーム45と、前記円形連結体26から取り付けプレート21の貫通孔を通って取り付けプレート21の下面側に延出された前記回転軸42とを介して前記円形連結体26に連結されている。円形連結体26が一方向に回転すると、図6(b)に示すように、移動ピン44が回転軸42と共に回転して操作バネ41の一方の端部41aに当接して押圧作用する。このとき固定ピン43が操作バネ41の他方の端部41bに当接して受け止め作用し、操作バネ41が弾性変形する。円形連結体26が他方向に回転すると、図6(c)に示すように、移動ピン44が回転軸42と共に回転して操作バネ41の他方の端部41bに当接して押圧作用する。このとき固定ピン43が操作バネ41の一方の端部41aに当接して受け止め作用し、操作バネ41が弾性変形する。
これにより、円形連結体26が基準回転位相から一方及び他方のいずれの回転方向に回転変位しても、操作バネ41が固定ピン43と移動ピン44によって弾性変形操作されて弾性復元力を発揮する。そして、操作バネ41は、移動ピン44、操作アーム45、回転軸42を介して円形連結体26を基準回転位相に復帰するよう回転操作する。
従って、変位復帰手段40は、展開部11が通常の使用状態の姿勢からシート左右方向の一方及び他方のいずれに回転変位しても、この変位に伴って操作バネ41を変形させて操作バネ41に変位復帰操作力を発生させる。そして、この変位復帰操作力によって回転プレート23を復帰回転させ、展開部11の回転変位を復帰させる。
オットマン装置10を使用する場合、スライドステー14,14を回転プレート23のステーサポート24,24からシート前方側に引き出し、展開部11をシート1の前方に展開させる。このとき、一方のスライドステー14とステーサポート24との間に設けたラチェット爪などを利用のロック手段(図示せず)によってスライドステー14がステーサポート24にロックされ、展開部11が展開状態に保持される。この場合、フットレスト13をレッグレスト12から引き上げ操作することにより、フットレスト13がレッグレスト12から前方上方向きに延出した使用状態になり、シート4から伸ばした脚を展開部11のフットレスト12及びレッグレスト13に載置できる。
このとき、調節手段36を操作し、付勢手段30による展開部11の位置決め付勢力を適切に設定しておく。すると、展開部11に使用による荷重が作用しても、外力解放手段Kが作用せず、展開部11が付勢手段30によって通常の使用姿勢に保持され、展開部11を枢支軸芯Pまわりで回転変位しないように安定させて使用できる。展開部11に荷物が当たるなどし、調節手段36の操作によって設定された設定荷重以上の荷重が展開部11に作用した場合、外力解放手段Kが作用する。これにより、展開部11が枢支軸芯Pまわりで回転プレート23と共に回転変位し、荷重が解放されてスライドステー14及びステーサポート24などに無理な荷重が作用するのを防止する。
展開部11が回転変位した場合、変位復帰手段40の操作バネ41が展開部11の変位に伴って変位復帰操作力を発生させる。このため、展開部11の荷重が解放されるに伴い、展開部11の回転変位が変位復帰手段40によって復帰され、展開部11が変位前の元の姿勢に自ずと戻って使用できるようになる。
図7は、別の実施構造を備えた変位復帰手段40を示す。この変位復帰手段40は、前記連結体ホルダ22の後方側に配置した固定カム47と、前記各スライドステー14の基端部に設けた被当接部48とを備えている。
前記固定カム47は、前記取り付けプレート21の上面側に固定されている。固定カム47の両横端部に、傾斜カム面で成る当接部49を設けてある。各スライドステー14,14の被当接部48は、スライドステー14に回転自在に支持されたローラによって構成してある。
図8に示すように、回転プレート23が基準回転位相から枢支軸芯Pまわりで回転変位した状態において、スライドステー14がステーサポート24に押し込み操作されると、左右一対のスライドステー14,14のいずれか一方の被当接部48が前記当接部49に当接する。当接部49がこれのカム面の傾斜のためにスライドステー14を介して回転プレート23を回転操作し、展開部11の回転変位を復帰させる。図9に示すように、展開部11が格納状態になると、回転プレート23が基準回転位相に戻り、展開部11は、回転変位前の元の姿勢になる。
図7,8に示すように、取り付けプレート21の前端側に、展開部11の回転規制手段53を設けてある。
回転規制手段53は、取り付けプレート21に設けた円弧形の長孔50と、この長孔50に摺動自在に入り込むように構成して前記円形連結体26の下面側に設けた位置決め突起51とを備えている。
回転プレート23が基準回転位相から回転変位した際、位置決め突起51が長孔50の一端側又は他端側で取り付けプレート21に当接して円形連結体26をそれ以上回転しないようにストップさせ、展開部11の左右側の変位ストロークエンドを設定する。すなわち、展開部11が通常の使用状態にある姿勢から変位した際、展開部11がこの変位状態のままで格納操作されても、いずれか一方のスライドステー14の被当接部48が固定カム47の当接部49に当接するように、展開部11の変位ストロークエンドを設定する。
従って、変位復帰手段40は、展開部11が通常の使用姿勢から回転変位したままで格納操作されると、左右一対のスライドステー14のいずれか一方の被当接部48と、これに対応した固定カム47の当接部49との当接によって展開部11の変位を復帰させる。
つまり、展開部11が回転変位した場合、展開部11を回転変位前の姿勢に戻さずに格納操作しても、変位復帰手段40が作用する。これにより、展開部11が格納状態になると、回転変位前の姿勢に自ずと戻る。
〔別実施例〕
上記実施例の如く操作バネ41を備えた変位復帰手段Kに替えて、展開部11の変位に連動させたガススプリングなどを備えた変位復帰手段を採用しても、本発明の目的を達成することができる。従って、操作バネ41、ガススプリングなどを総称して弾性体41と呼称する。
上記実施例の如く展開部11をシート左右方向に回転変位自在に支持する枢支部25を備えた外力解放手段に替えて、展開部11をシート上下方向に回転自在に支持する枢支部を備えた外力解放手段を採用しても、本発明の目的を達成できる。また、展開部11をシート左右方向に回転変位自在に支持する枢支部25と、シート上下方向に回転自在に支持する枢支部の両枢支部を備えた外力解放手段を採用しても、本発明の目的を達成できる。従って、いずれの外力解放手段を採用して実施してもよい。
オットマン装置全体の斜視図 (a)は、オットマン装置の展開部格納状態での側面図、(b)は、オットマン装置の展開部使用状態での側面図 オットマン装置全体の平面図 取り付け部の正面図 取り付け部の断面状態での平面図 (a)は、変位復帰手段の平面図、(b)は、変位復帰手段の作用状態を示す平面図、(c)は、変位復帰手段の作用状態を示す平面図 別の実施構造を備えた変位復帰手段の平面図 別の実施構造を備えた変位復帰手段の作用状態を示す平面図 別の実施構造を備えた変位復帰手段の作用状態を示す平面図
符号の説明
4 車両用シート
11 展開部
25 枢支部
30 付勢手段
36 調節手段
40 変位復帰手段
41 弾性体
48 被当接部
49 当接部
K 外力解放手段

Claims (9)

  1. 搭乗者の脚を載置するべく車両用シートの前方に展開可能な展開部を備えたオットマン装置であって、
    前記展開部に設定以上の荷重が作用した際、展開部が車両用シートに対して変位して荷重を解放する外力解放手段を備えてあるオットマン装置。
  2. 前記外力解放手段が、前記展開部をシート左右方向に回転変位自在に支持する枢支部を備えている請求項1記載のオットマン装置。
  3. 前記外力解放手段が、前記展開部に設定未満の荷重が作用した際、展開部の変位を阻止し、展開部に設定以上の荷重が作用した際、展開部が回転変位するよう、展開部を位置決め付勢する付勢手段を備えている請求項2記載のオットマン装置。
  4. 前記外力解放手段が、前記付勢手段の付勢力を調節する調節手段を備えている請求項3記載のオットマン装置。
  5. 車両用シートに対して変位した前記展開部の変位を復帰させる変位復帰手段を備えてある請求項1〜4のいずれか一項に記載のオットマン装置。
  6. 前記変位復帰手段が、前記展開部の変位に伴って変位復帰操作力を発生させる弾性体を備えている請求項5記載のオットマン装置。
  7. 前記変位復帰手段が、車両用シートに対して変位した展開部が変位状態のまま格納操作されると、展開部の変位を復帰させるべく作用するよう展開部側とシート側とに各別に設けた当接部と被当接部とを備えている請求項5記載のオットマン装置。
  8. 搭乗者の脚を載置するべく車両用シートの前方に展開可能な展開部を備えたオットマン装置であって、
    前記展開部に荷重が作用した際、展開部が車両用シートに対して左右方向に回転させる外力解放手段を備えてあるオットマン装置。
  9. 前記外力解放手段が、前記展開部に設定未満の荷重が作用した際、展開部の変位を阻止し、展開部に設定以上の荷重が作用した際に、展開部が変位するよう展開部を位置決めする位置決め手段を有する請求項1又は8記載のオットマン装置。
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