JPS5921333Y2 - 感震弁装置の改良 - Google Patents

感震弁装置の改良

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JPS5921333Y2
JPS5921333Y2 JP1975153657U JP15365775U JPS5921333Y2 JP S5921333 Y2 JPS5921333 Y2 JP S5921333Y2 JP 1975153657 U JP1975153657 U JP 1975153657U JP 15365775 U JP15365775 U JP 15365775U JP S5921333 Y2 JPS5921333 Y2 JP S5921333Y2
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valve
magnetic sphere
magnetic
cylindrical magnet
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JP1975153657U
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JPS5265934U (ja
Inventor
茂 藤井
Original Assignee
(株) ゼツト工業
三司商事 (株)
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【考案の詳細な説明】 この考案は、感震弁装置、殊に感震弁の作動を外部から
確認するための操作機構と表示機構とを付設した感震弁
装置の改良に関するものである。
従来、この種の感震弁装置として、磁石の作用を利用し
て弁体の開閉操作を行なうよう構成したものが知られて
いる。
例えば、特開昭49−823号公報に示されるように、
弁体11を下方からばね14等により弾力的に押上げ、
一方この弁体11の上方に弁棒10を介して第1磁石8
を取付け、この第1磁石8に対し反撥作用する第2磁石
4を対向配置し、さらにこの第2磁石4を仕切板上7に
位置させると共にその上端に球種2を転勤可能に載置し
た構成からなるものが提案されている(第1図参照)。
しかしながら、この種の弁装置は、震動による球種2の
転勤を利用するため、震動の大きさと一定の関係を持っ
て球種2が転動するものではなく、従って、所定の震動
以下でも転勤したりまたは所定以上の震動でも転動しな
かったりする可能性か大きく、動作特性が不安定である
欠点がある。
このような観点から、出願人は、先に、円筒状磁石を縦
状に配置し、その上下端縁部を内方へ突出し、このよう
に構成した円筒状磁石の内部下方において磁性球体をそ
の自重と円筒状磁石の上下端部における磁力作用とのバ
ランス下に保持する保持部材を設け、震動等により前記
磁性球体が揺動した際磁性球体が保持部材上で変位し磁
力バランスを失って上動変位する感震素子を開発すると
共に、この感震素子の磁性球体を直接弁体としてまたは
間接的に弁体に作用する部材として構成した感震弁装置
を開発した。
しかしながら、前記の感震弁装置において、感震弁が実
際に作動して流路の遮断を行ったかごうか、あるいは感
震弁として確実に作動し得るかどうかを、外部から簡便
に確認することは困難であった。
そこで、考案者は、前述した従来の感震弁装置の問題点
を克服すべく種々検討を重ねた結果、感震動作を行なう
磁性球体にこの球体と一体的に動作する弁体を設けた弁
棒を係合した構造の感震弁において、弁棒の上端部に表
示板を取付けると共にその外周部において弁棒を弾力作
用に抗しながら下動させることができる透明キャップで
囲繞保持することにより、前記磁性球体が感震動作して
弁棒が上動し、前記表示板が移動した場合にこれを外部
から可視的に確認することが可能となり、感震弁の動作
状態を容易に判別できることを突き止めた。
一方、円筒状磁石の下方において、磁性球体をその自重
と磁力作用とのバランス下に保持する保持部材の中央部
に孔部を設け、この孔部内に突出杆を挿通し、この突出
杆を外部操作部材により弾力に抗して前記円筒状磁石内
へ突出させるよう構成することにより、磁性球体を感震
動作とは無関係に強制的に押し下げて閉弁動作させ、前
記表示機能と共に弁動作の確認を容易化できることを突
き止めた。
なお、前記のように感震動作または強制的な外部操作に
よって感震弁を閉弁動作した際には、前記キャップを弾
力に抗して下動させることにより、弁棒を介して磁性球
体を容易にリセットすることができる。
従って、本考案の目的は、所定以上の震動に適正に適応
して磁力作用により動作する磁性球体を利用した感震弁
装置において、感震動作による閉弁状態を容易に確認し
得ると共に外部操作による強制的な閉弁動作を簡便に起
生させることができ、さらに磁性球体のリセットも簡便
に達成することができる感震弁装置を提供することにあ
る。
前記の目的を達成するため、本考案においては、円筒状
磁石の内部に磁性球体を収容し、円筒状磁石の下方にそ
の軸心上において磁性球体に作用する磁力がバランスし
かつ磁性球体の自重によって磁性球体を保持する保持部
材を設け、磁性球体の上部に弁棒の下端部を当接すると
共にこの弁棒の一部に流路の開閉を行なう弁体を設けて
感震時に磁性球体が揺動して円筒状磁石の磁力作用で上
動し閉弁動作するよう構成した感震弁装置において、前
記弁棒の上端部に表示板を取付け、この表示板の上側を
透明キャップで被覆すると共にこの透明キャップを下動
可能にばねを介して弁ケーシングに取付け、一方前記磁
性球体の保持部材に中心孔を穿設し、この中心孔内に保
持部材上の磁性球体を上方へ押上げる突出杆を挿通配置
し、さらにこの突出杆の押上げ動作を行うための外部操
作可能な弾性押圧機構を設けることを特徴とする。
このように構成した感震弁装置は、感震時に保持部材上
で磁性球体が揺動すると円筒状磁石内における磁性球体
に対する磁力バランスが崩れ磁性球体は円筒上磁石の上
端側の極性に吸引されて上動する。
この結果磁性球体と当接している弁棒は押上げられ、閉
弁動作が行われると共に弁棒の先端部に設けた表示板が
透明キャップの頂部内面に当接するため、外部からこの
状態を容易に確認することができる。
すなわち、感震時の前において弁棒が下方に位置する際
には、前記表示板は透明キャップの内部下方に位置して
いるから、感震時における前記弁棒の動作状態は容易に
判別される。
また、透明キャップは、これをばねにより弾力的に保持
して弁棒を強制的に下動し得るよう構成されているため
、感震時に上動した弁棒を前記弾力に抗して押下げるこ
とにより弁棒の平端部当接する磁性球体を保持部材上に
復帰させて、この種感震弁装置のリセットを簡便に行う
ことができる。
この場合、透明キャップが弾力作用により原位置に復帰
した際表示板が透明キャップの内部下方に保持されれば
前記リセット操作が完了したことが確認される。
さらに、磁性球体の保持部材に中心孔を穿設しこの中心
孔内に突出杆を挿通してこれを外部操作可能な弾性押圧
機構により操作するよう構成することにより、感震時以
外に磁性球体を直接揺動させてこれを強制的に上方へ移
動し、閉弁操作とその表示の確認を行うことができ、こ
の種感震弁装置が常に適正に作動し得るか否かの保守を
簡便に達成することができ、安全弁装置として信頼性を
高めることができる。
次に、本考案に係る感震弁装置の実施例につき、好適な
実施例を挙げて添付図面を参照しながら以下詳細に説明
する。
第2図は、本考案に係る感震弁装置の典型的な一実施例
を示すもので、参照符号10は弁ケーシングを示し、こ
の弁ケーシング10の内部に感震機構部12と弁機構部
14とが設けられている。
感震機構部12は、円筒状磁石16を縦状に配置し、こ
の円筒状磁石16の内部に磁性球状18を収容し、さら
に前記円筒状磁石16の底部に前記磁性球体18を支承
するための非磁性材料からなる保持部材20を設け、保
持部材20において磁性球体18がその自重と円筒状磁
石16の上下部における磁力作用とのバランス下に好適
に保持されるよう構成配置したものである。
この場合、円筒状磁石16は、例えば図示のように3分
割した環状磁石16a、 16 b、16 Cを夫々極
性が吸引関係となるように結合して上下対称となるよう
構成することができる。
そして、この円筒状磁石16の底部にその中空部内を挿
通し得る突起部を備えた保持部材20を結合する。
また、円筒状磁石16の上側開口部(環状磁石16 a
の内径)および下側開口部(環状磁石16 Cの内径)
を夫々内方へ若干突出させることにより、円筒状磁石1
6の上下端部から発生する磁力線は円筒状磁石の内部中
心を通る磁束の密度が高められ、この結果円筒状磁石1
6の中心部において上下方向の磁力バランス点が設定さ
れる。
しかも前記構成からなる円筒状磁石16は、前述した磁
束の求心性が高められると共に上下部が対称的構成とな
っていることから、円筒状磁石全体がその温度特性によ
って磁力の変化を生じても、磁力の変化は上下部におい
て同一となり、前記磁力バランス点は実質的に変化しな
い。
従って、磁性球体18は、その自重と円筒状磁石16の
磁力作用とのバランス下に、保持部材20上に保持する
ことができる。
なお、この場合、保持部材20は磁性球体18の支持面
20 aを略逆円錐状に傾斜させることにより、磁性球
体18が揺動した場合に磁性球体18に及ぼす円筒状磁
石16の磁力作用を容易に変化させることができる。
このようにして、磁性球体18をその自重と円筒状磁石
16の磁力作用とのバランス下に保持部材20上に保持
しておくことにより、円筒状磁石16に震動が付加され
ると、保持部材20は円筒状磁石16と一体的に震動す
ることから、磁性球体18は保持部材20上で横揺れし
、この結果磁性球体18は保持部材20す傾斜支持面2
0 aに沿って容易に上方へ偏位しかつ円筒中心より偏
位するため、磁性球体18には円筒状磁石16の上端部
(N極)からの磁力が強力に作用することになる。
従って、この状態において、円筒状磁石16の内部にお
ける磁性球体18はその全周面に対する磁力作用のバラ
ンスが失われ、磁性球体18は特に円筒状磁石16の上
方からの磁力が強力に作用し、この結果磁性球体18は
磁束密度の高い円筒中心に向かって上動する。
この場合、円筒状磁石16の上端部で磁性球体18を安
定に吸着保持するため、円筒状磁石16の頂部に吸着板
21を取付ける。
前述した構成からなる感震機構部12の磁性球体18の
上部には、弁室22内を垂直に延在する弁棒24の下端
部を係合すると共に弁棒24の上端部を非磁性材料で構
成したスリーブ26で摺動自在に保持する。
しかるに、弁機構部14は、弁棒24の一部に弁体30
を取付け、磁性球体18が上動した際に前記弁棒24と
共に弁体30を上方に押上げ、この時弁体30が弁座3
2に着座して閉弁操作を達威し得るよう構成される。
そこで、本実施例においては、前記弁棒24が上動する
ことによって閉弁動作を行なったことを表示し得るよう
に、前記弁棒24の上端部に表示板34を配設する。
この表示板34は、例えば前記スノーブ26の上にさら
に透明キャップ36を被覆して、この透明キャップ36
内に上下移動可能に収納する。
このように構成することにより、感震動作で磁性球体1
8が上動した場合に弁棒24が押上げられて、その先端
部に設けられた表示板34が浮上して透明キャップ36
の頂部内側面に密着するので、この表示板34に明彩な
着色を施しておけば、外部からこの状態を直ちに検知し
得て閉弁操作を確認することができる。
次いで、スリーブ26を透明キャップの上面から押圧下
動することにより、弁棒24の原位置に復帰させること
ができると共に、スリーブ26と共に透明キャップはコ
イルばね28の作用下に原位置に復帰し、一方表示板3
4は透明キャップの内部下方に位置して元の状態に保持
される。
また、本考案に係る感震弁装置においては、磁性球体1
8をその自重と磁力作用のバランス下に保持するための
保持部材20の中心部に通孔38を穿設し、この通孔3
8内に弾力的に変位する突出杆40を挿通する。
本実施例においては、周縁部を固定したダイアフラム4
2の中央部に突起44を設け、このダイアフラム42の
下方にコイルばね46の作用下に押圧変位する押杆48
を設ける。
このようにして、前記押杆48を押圧することによりダ
イアフラム42を変位させて突起44を保持部材20の
底面より突出させ、磁性球体18に揺動を与えてこれを
強制的に上方へ変位させ閉弁操作を行なわせることがで
きる。
従って、このような操作により、前記表示板の作用とを
併せ使用して感震動作の確認と閉弁操作の確認とを簡便
に行なうことができる。
前述した実施例から明らかなように、本考案によれば、
感震機構と弁機構とを有効に組合せ、簡単な構成で感震
動作による閉弁状態の確認を外部から極めて容易に達成
し得ると共に、閉弁操作の確認も外部的操作によって強
制的に感震動作させ達成することができる。
従って、常に安全な状態で使用し得る取扱いの簡便な感
震弁装置を提供することができ、その実用的効果は極め
て大きい。
以上、本考案の好適な実施例について説明したが、本考
案の精神を逸脱しない範囲内において種々の改良変更を
なし得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の感震弁装置の構成を示す断面図、第2図
は本考案に係る感震弁装置の実施例を示す断面図である
。 10・・・弁ケーシング、12・・・感震機構部、14
・・・弁機構部、16・・・円筒状磁石、18・・・磁
性球体、20・・・保持部材、22・・・弁室、24・
・・弁棒、26・・・スリーブ、28・・・コイルばね
、30・・・弁体、32・・・弁座、34・・・表示板
、36・・・透明キャップ、38・・・通孔、40・・
・突出杆、42・・・ダイアフラム、44・・・突起、
46・・・コイルばね、48・・・押杆。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒状磁石の内部に磁性球体を収容し、円筒状磁石の下
    方にその軸心上において磁性球体に作用する磁力がバラ
    ンスしかつ磁性球体の自重によって磁性球体を保持する
    保持部材を設け、磁性球体の上部に弁棒の下端部を当接
    すると共にこの弁棒の一部に流路の開閉を行なう弁体を
    設けて感震時に磁性球体が揺動して円筒状磁石の磁力作
    用で上動し閉弁動作するよう構成した感震弁装置におい
    て、前記弁棒の上端部に表示板を取付け、この表示板の
    上側を透明キャップで被覆すると共にこの透明キャップ
    を下動可能にばわを介して弁ケーシングに取付け、一方
    前記磁性球体の保持部材に中心孔を穿設し、この中心孔
    内に保持部材上の磁性球体を上方へ押上げる突出杆を挿
    通配置し、さらにこの突出杆の押上げ動作を行うための
    外部操作可能な弾性押圧機構を設けることを特徴とする
    感震弁装置。
JP1975153657U 1975-11-12 1975-11-12 感震弁装置の改良 Expired JPS5921333Y2 (ja)

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JPS6128145Y2 (ja) * 1978-03-13 1986-08-21
JPS6123975Y2 (ja) * 1980-03-05 1986-07-18

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JPS49823A (ja) * 1972-04-17 1974-01-07

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