JPS6123975Y2 - - Google Patents
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- JPS6123975Y2 JPS6123975Y2 JP1980027609U JP2760980U JPS6123975Y2 JP S6123975 Y2 JPS6123975 Y2 JP S6123975Y2 JP 1980027609 U JP1980027609 U JP 1980027609U JP 2760980 U JP2760980 U JP 2760980U JP S6123975 Y2 JPS6123975 Y2 JP S6123975Y2
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- Japan
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- valve
- valve stem
- valve body
- spring
- wall
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 3
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 35
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Landscapes
- Safety Valves (AREA)
- Preventing Unauthorised Actuation Of Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、高圧ガス緊急遮断弁、殊に地震によ
り作動して弁本体のガス流路を遮断した後のスセ
ツト操作に安全装置を備えている遮断弁に関す
る。
り作動して弁本体のガス流路を遮断した後のスセ
ツト操作に安全装置を備えている遮断弁に関す
る。
従来の技術
家庭用液化石油ガスは屋外に置かれたボンベよ
り圧力調整器、ガスメータなどを介して配管によ
り屋内の燃焼器等に導かれているが、地震などの
突発的災害が発生した場合、配管等が破損して大
量のガスが流出し、これに伴つて火災などの二次
災害を誘発することがしばしばあつた。
り圧力調整器、ガスメータなどを介して配管によ
り屋内の燃焼器等に導かれているが、地震などの
突発的災害が発生した場合、配管等が破損して大
量のガスが流出し、これに伴つて火災などの二次
災害を誘発することがしばしばあつた。
従つて、このような二次災害の発生を未然に防
止するため、配管途上に地震などにより自動的に
流路を遮断する緊急遮断弁が組み込まれている
が、従来の緊急遮断弁は一般に地震によりこれが
閉じた後燃焼器等のバルブが開いたままになつて
いたり、地震により配管の一部が破損しているこ
とを知らないで遮断弁をリセツトするときは、燃
焼器とか配管の破損個所からガス漏れを生じ、火
災等の二次災害を誘発するおそれがあつた。
止するため、配管途上に地震などにより自動的に
流路を遮断する緊急遮断弁が組み込まれている
が、従来の緊急遮断弁は一般に地震によりこれが
閉じた後燃焼器等のバルブが開いたままになつて
いたり、地震により配管の一部が破損しているこ
とを知らないで遮断弁をリセツトするときは、燃
焼器とか配管の破損個所からガス漏れを生じ、火
災等の二次災害を誘発するおそれがあつた。
そこで、リセツトする際に配管の一部が破損し
ていたり、燃焼器等のバルブが開いたままであつ
たりしてガス漏れ状態のときにはリセツトできな
いようにする安全装置を備えた緊急遮断弁が開発
されている。
ていたり、燃焼器等のバルブが開いたままであつ
たりしてガス漏れ状態のときにはリセツトできな
いようにする安全装置を備えた緊急遮断弁が開発
されている。
このような安全装置を備えた緊急遮断弁とし
て、例えば特開昭51−70526号公報に記載された
ものがある。
て、例えば特開昭51−70526号公報に記載された
ものがある。
この従来例において、安全装置は、リセツトの
際にガス漏れ状態であるときには、弁体が弁座か
ら離れてガス流路を開くのを阻止する作動棒を包
含する。そして、この作動棒は、ガス流路中に設
けられ、下流側のガス圧力を受けるダイヤフラム
により制御される構成となつている。また、感震
器が、緊急遮断弁に一体に組込まれ、地震により
作動してこの弁を閉じるような構成となつてい
る。
際にガス漏れ状態であるときには、弁体が弁座か
ら離れてガス流路を開くのを阻止する作動棒を包
含する。そして、この作動棒は、ガス流路中に設
けられ、下流側のガス圧力を受けるダイヤフラム
により制御される構成となつている。また、感震
器が、緊急遮断弁に一体に組込まれ、地震により
作動してこの弁を閉じるような構成となつてい
る。
考案が解決しようとする問題点
以上述べた従来例では、しかし、その安全装置
の作動棒を制御するためにダイヤフラムを必要と
し、しかもこのダイヤフラムは地震時に作動棒を
迅速に可動させるために比較的大きな面積を有す
ることを必要とすることから、通常使用時におけ
るガス圧力変動によつてもこの大型のダイヤフラ
ムを介して作動棒が動いてしまい、誤作動が起り
やすい問題がある。また、感震器の感度にもよる
が、感震器を一体に組込んでいることから、その
リセツトが一般に不安定となる問題がある。
の作動棒を制御するためにダイヤフラムを必要と
し、しかもこのダイヤフラムは地震時に作動棒を
迅速に可動させるために比較的大きな面積を有す
ることを必要とすることから、通常使用時におけ
るガス圧力変動によつてもこの大型のダイヤフラ
ムを介して作動棒が動いてしまい、誤作動が起り
やすい問題がある。また、感震器の感度にもよる
が、感震器を一体に組込んでいることから、その
リセツトが一般に不安定となる問題がある。
そこで、本考案は、このような従来の問題点を
解決するためになされたもので、ダイヤフラムを
使用することなくこの種安全装置を備えたまま一
体ではなくて他の場所に独立して設けた感震器の
作動により閉じられる高圧ガス緊急遮断弁を提供
することを目的とする。
解決するためになされたもので、ダイヤフラムを
使用することなくこの種安全装置を備えたまま一
体ではなくて他の場所に独立して設けた感震器の
作動により閉じられる高圧ガス緊急遮断弁を提供
することを目的とする。
問題点を解決するための手段
本考案は、高圧ガス緊急遮断弁の弁本体に形成
したガス流路に交差する縦孔内にこの弁本体の出
口側圧力を受けて上下動自在な弁棒を配置し、こ
の弁棒の上端を覆つて該弁棒を押し下げるための
ボタンを有する中空の昇降体をその内壁が弁棒に
係合してこの弁棒の上向き移動と連動するよう該
弁棒のまわりに配置している。そして、この昇降
体の内部には弁棒を下向きに付勢してその下端を
独立する弁体に圧接させる第1のスプリングを配
置するとともに、弁体と弁本体の内壁との間には
この弁体を上向きに付勢して該弁本体のガス流路
と縦孔との交差部に形成した弁座に圧接させる第
2のスプリングを配置している。
したガス流路に交差する縦孔内にこの弁本体の出
口側圧力を受けて上下動自在な弁棒を配置し、こ
の弁棒の上端を覆つて該弁棒を押し下げるための
ボタンを有する中空の昇降体をその内壁が弁棒に
係合してこの弁棒の上向き移動と連動するよう該
弁棒のまわりに配置している。そして、この昇降
体の内部には弁棒を下向きに付勢してその下端を
独立する弁体に圧接させる第1のスプリングを配
置するとともに、弁体と弁本体の内壁との間には
この弁体を上向きに付勢して該弁本体のガス流路
と縦孔との交差部に形成した弁座に圧接させる第
2のスプリングを配置している。
また、感震器を独立して他の場所に設置し、こ
の感震器の作動によりワイヤーを介して引張られ
るストツパーを昇降体の外壁に係合して弁棒を介
して弁体を第2のスプリングの力に抗して弁座か
ら離れる位置に押し下げるようにしている。そし
て、弁棒と弁本体の内壁との間には第3のスプリ
ングによりこの弁本体内壁に摺接されているピン
を昇降体の一部を貫通して配置し、このピンは弁
体が弁座に圧接している状態の下での弁本体の出
口側圧力の低下により弁棒が第1のスプリングの
力により押し下げられたときにこの弁棒と係合す
る。また、弁本体の内部には、ピンに係合してい
る状態の下でこの弁棒を押し下げても昇降体をそ
の外壁がストツパーと係合しない位置で停止させ
るような弁体と衝合して弁棒の押し下げを規制す
る弁座を設けている。
の感震器の作動によりワイヤーを介して引張られ
るストツパーを昇降体の外壁に係合して弁棒を介
して弁体を第2のスプリングの力に抗して弁座か
ら離れる位置に押し下げるようにしている。そし
て、弁棒と弁本体の内壁との間には第3のスプリ
ングによりこの弁本体内壁に摺接されているピン
を昇降体の一部を貫通して配置し、このピンは弁
体が弁座に圧接している状態の下での弁本体の出
口側圧力の低下により弁棒が第1のスプリングの
力により押し下げられたときにこの弁棒と係合す
る。また、弁本体の内部には、ピンに係合してい
る状態の下でこの弁棒を押し下げても昇降体をそ
の外壁がストツパーと係合しない位置で停止させ
るような弁体と衝合して弁棒の押し下げを規制す
る弁座を設けている。
作 用
このような手段によれば、平常時は、ストツパ
ーが昇降体の外壁に係合し、弁棒が第2のスプリ
ングの力に抗して弁体を弁座から離れるように押
し下げ、これによりガス流路は開口状態に保持さ
れている。そして、地震発生時には、他の場所に
独立に設置されている感震器の作動によりワイヤ
ーを介してストツパーが引張られて昇降体の外壁
との係合が解除され、これにより弁体が第2のス
プリングの力によつて弁座に圧接され、ガス流路
は遮断される。
ーが昇降体の外壁に係合し、弁棒が第2のスプリ
ングの力に抗して弁体を弁座から離れるように押
し下げ、これによりガス流路は開口状態に保持さ
れている。そして、地震発生時には、他の場所に
独立に設置されている感震器の作動によりワイヤ
ーを介してストツパーが引張られて昇降体の外壁
との係合が解除され、これにより弁体が第2のス
プリングの力によつて弁座に圧接され、ガス流路
は遮断される。
しかして、昇降体のボタンを押してリセツトす
る際に、配管の一部が破損していたり、燃焼器等
のバルブが開いたままであつたりしてガス漏れ状
態のときには、弁本体の出口側圧力が低下して、
弁棒が第1のスプリングの力により押し下げられ
て、ピンがこの弁棒と係合し、この状態で昇降体
のボタンを押し下げても弁体が受座に衝合して、
昇降体はその外壁がストツパーと係合しない位置
に停止され、これによりリセツトができないよう
にされる。
る際に、配管の一部が破損していたり、燃焼器等
のバルブが開いたままであつたりしてガス漏れ状
態のときには、弁本体の出口側圧力が低下して、
弁棒が第1のスプリングの力により押し下げられ
て、ピンがこの弁棒と係合し、この状態で昇降体
のボタンを押し下げても弁体が受座に衝合して、
昇降体はその外壁がストツパーと係合しない位置
に停止され、これによりリセツトができないよう
にされる。
実施例
以下図面を参照して本考案の一実施例について
詳述する。
詳述する。
第1図において、1は弁本体、2および3は弁
本体1内に分離して挿入した弁体と弁棒で、この
弁体2は強力なスプリング4により押し上げられ
て弁座5に圧接される。弁棒3は弁本体1のガス
流路29に交差して設けた縦孔6内と弁本体1の
頭部7に配置された中空の昇降体8の内部に昇降
自在に挿入されている。弁座5は、ガス本体1の
ガス流路29と縦孔6との交差部にに形成されて
いる。弁棒3の上端には頭部7上に出没自在に突
出する表示部9が形成されており、また、弁棒3
と縦孔6との間隙Oリング10により気密が保持
されている。
本体1内に分離して挿入した弁体と弁棒で、この
弁体2は強力なスプリング4により押し上げられ
て弁座5に圧接される。弁棒3は弁本体1のガス
流路29に交差して設けた縦孔6内と弁本体1の
頭部7に配置された中空の昇降体8の内部に昇降
自在に挿入されている。弁座5は、ガス本体1の
ガス流路29と縦孔6との交差部にに形成されて
いる。弁棒3の上端には頭部7上に出没自在に突
出する表示部9が形成されており、また、弁棒3
と縦孔6との間隙Oリング10により気密が保持
されている。
昇降体8はその上部に透明な樹脂で成形された
ボタン11が前記表示部9を覆うように設けられ
ている。前記昇降体8の外壁はストツパー13の
係合する段部14が形成され、このストツパー1
3はワイヤー12を介して他の場所に独立して設
置している公知の適当な感震器(図示せず)に連
結されている。昇降体8の内部には、弁棒3のつ
ば15が弁棒3の上下動に応じて当接する当接部
16,17が形成されている。18はつば15と
昇降体8の内壁に形成されたスプリング受座19
との間に保持されたスプリングで、このスプリン
グ18は弁棒3の下端を弁体2上に軽く圧接させ
ている。
ボタン11が前記表示部9を覆うように設けられ
ている。前記昇降体8の外壁はストツパー13の
係合する段部14が形成され、このストツパー1
3はワイヤー12を介して他の場所に独立して設
置している公知の適当な感震器(図示せず)に連
結されている。昇降体8の内部には、弁棒3のつ
ば15が弁棒3の上下動に応じて当接する当接部
16,17が形成されている。18はつば15と
昇降体8の内壁に形成されたスプリング受座19
との間に保持されたスプリングで、このスプリン
グ18は弁棒3の下端を弁体2上に軽く圧接させ
ている。
昇降体8の下部には一対の対向するピン20が
貫通して配置され、これらピンはスプリング21
により付勢されその外端部が弁本体1の内壁22
に摺接し、また、ピン20の内端部は、平常時弁
棒3に形成された凹陥部23の周囲に位置するよ
うになつている。24は弁棒3に形成されたピン
20が当接する段部、25は前記内壁22に連な
る傾斜面である。さらに27は弁体受座、28は
スプリング、29はガス流路、30は取り外し自
在に頭部7に嵌め込まれる透明な合成樹脂からな
る保護キヤツプである。
貫通して配置され、これらピンはスプリング21
により付勢されその外端部が弁本体1の内壁22
に摺接し、また、ピン20の内端部は、平常時弁
棒3に形成された凹陥部23の周囲に位置するよ
うになつている。24は弁棒3に形成されたピン
20が当接する段部、25は前記内壁22に連な
る傾斜面である。さらに27は弁体受座、28は
スプリング、29はガス流路、30は取り外し自
在に頭部7に嵌め込まれる透明な合成樹脂からな
る保護キヤツプである。
次にその作用を説明すると、先ず、平常時は、
第1図に示すように、ストツパー13が昇降体8
の段部14に係合しているため、弁棒3はそのつ
ば15と昇降体8の上側当接部16との当接によ
り弁体2をスプリング4の弾性力に抗して押し下
げる。その結果、流路29は開口状態に保持され
る。
第1図に示すように、ストツパー13が昇降体8
の段部14に係合しているため、弁棒3はそのつ
ば15と昇降体8の上側当接部16との当接によ
り弁体2をスプリング4の弾性力に抗して押し下
げる。その結果、流路29は開口状態に保持され
る。
次いで、地震が発生すると、図示していない感
震器の作動によりワイヤー12がスプリング28
の弾性力に抗して引つ張られるので、その結果ス
トツパー13と昇降体8の段部との係合が外れ、
弁体2は第2図に示すようにスプリング4の弾性
力により押し上げられて弁座5に密着し、流路2
9は閉成状態に移行する。この際、弁棒3もその
下端をスプリング18の弾性力により弁体2上に
軽く圧接しながら押し上げられ、一旦弁体2が弁
座5に密着するとき静止するが、燃焼器などが使
用状態になく、また、配管などが地震によつて破
損していなければ弁本体1の出口付近の圧力が高
いため弁棒3はこの圧力をOリング10で受け弁
体2を離れてスプリング18の弾性力に抗して縦
孔6を摺動しながらさらに押し上げられる。
震器の作動によりワイヤー12がスプリング28
の弾性力に抗して引つ張られるので、その結果ス
トツパー13と昇降体8の段部との係合が外れ、
弁体2は第2図に示すようにスプリング4の弾性
力により押し上げられて弁座5に密着し、流路2
9は閉成状態に移行する。この際、弁棒3もその
下端をスプリング18の弾性力により弁体2上に
軽く圧接しながら押し上げられ、一旦弁体2が弁
座5に密着するとき静止するが、燃焼器などが使
用状態になく、また、配管などが地震によつて破
損していなければ弁本体1の出口付近の圧力が高
いため弁棒3はこの圧力をOリング10で受け弁
体2を離れてスプリング18の弾性力に抗して縦
孔6を摺動しながらさらに押し上げられる。
このとき、弁棒3のつば15は昇降体8の上側
当接部16と当接しているので昇降体8は前記つ
ば15に押されてピン20の先端部が弁本体1の
内壁を摺動しながら上昇し、第2図の位置に達す
る。従つて、弁棒3の上端に突出して設けられた
表示部9の出現によつて配管などにガス漏れがな
いことが表示される。
当接部16と当接しているので昇降体8は前記つ
ば15に押されてピン20の先端部が弁本体1の
内壁を摺動しながら上昇し、第2図の位置に達す
る。従つて、弁棒3の上端に突出して設けられた
表示部9の出現によつて配管などにガス漏れがな
いことが表示される。
いま、配管などが地震によつて破損していた
り、また、燃焼器などが使用中に地震が発生しバ
ルブが開かれたままになつていると仮定すると、
弁本体1の出口付近のガス圧力は低下するため、
弁棒3は第3a図に示すようにスプリング18の
弾性力によつてその下端が弁体2上に圧接する。
この結果、弁棒3の上端の表示部9は頭部7内に
没するため配管などに異常があつたことが報知さ
れる。
り、また、燃焼器などが使用中に地震が発生しバ
ルブが開かれたままになつていると仮定すると、
弁本体1の出口付近のガス圧力は低下するため、
弁棒3は第3a図に示すようにスプリング18の
弾性力によつてその下端が弁体2上に圧接する。
この結果、弁棒3の上端の表示部9は頭部7内に
没するため配管などに異常があつたことが報知さ
れる。
そこで、配管の破損個所を修復し、または、燃
焼器のバルブを閉じた後、第3a図の状態から保
護キヤツプ30の頭部7から取り外し、ボタン1
1を強く押し下げてやれば、ピン20が傾斜面2
5に沿つて弁棒3側に移動し、その内端部が段部
24に係合し弁棒3を押し下げるので、弁体2は
開きしばらくそのままの状態を保ち弁本体1以降
の配管中に十分ガスが充満したことを見はからつ
てボタン11を解放してやれば出口付近のガス圧
力が高くなるため、弁棒3は弁体2から離れて押
し上げられ第2図の状態に移る。従つて、表示部
9が頭部7から現われるので、配管などの異常が
解消したことが解る。
焼器のバルブを閉じた後、第3a図の状態から保
護キヤツプ30の頭部7から取り外し、ボタン1
1を強く押し下げてやれば、ピン20が傾斜面2
5に沿つて弁棒3側に移動し、その内端部が段部
24に係合し弁棒3を押し下げるので、弁体2は
開きしばらくそのままの状態を保ち弁本体1以降
の配管中に十分ガスが充満したことを見はからつ
てボタン11を解放してやれば出口付近のガス圧
力が高くなるため、弁棒3は弁体2から離れて押
し上げられ第2図の状態に移る。従つて、表示部
9が頭部7から現われるので、配管などの異常が
解消したことが解る。
次に、リセツト操作について説明する。初め
に、配管などに異常が発生しなかつた場合、また
は、異常が発生してもその復旧作業が完了し上述
の如き所要の操作をした後においては、前述の如
く弁本体1は第2図の状態にあるが、保護キヤツ
プ30を取り外しボタン11を弁棒3の下端が弁
体2に圧接するまでスプリング18の弾性力に抗
して先ず軽く押圧し、次いでスプリング4の弾性
力に抗して強く押し下げると、段部14にストツ
パー13が係合するから第1図に示される状態に
なり正常時のリセツト操作は完了する。
に、配管などに異常が発生しなかつた場合、また
は、異常が発生してもその復旧作業が完了し上述
の如き所要の操作をした後においては、前述の如
く弁本体1は第2図の状態にあるが、保護キヤツ
プ30を取り外しボタン11を弁棒3の下端が弁
体2に圧接するまでスプリング18の弾性力に抗
して先ず軽く押圧し、次いでスプリング4の弾性
力に抗して強く押し下げると、段部14にストツ
パー13が係合するから第1図に示される状態に
なり正常時のリセツト操作は完了する。
しかして、配管などに異常がありその復旧作業
が済んでいない状態でリセツトする場合は、第3
b図に示すように弁棒3の下端が弁体2上に圧接
しているため、ピン20の内端部は弁棒3の段部
24と係合しており、ボタン11を押し下げても
第3c図に示すように弁体2の下部が弁体受座2
7に衝合し昇降体の段部14はストツパー13の
位置まで達しないからリセツトできない。このよ
うに、配管などに異常がありその復旧作業が完了
していなければボタン11を押し下げても、リセ
ツトできないから、ガスの流出に伴う火災などの
二次災害は回避できる。
が済んでいない状態でリセツトする場合は、第3
b図に示すように弁棒3の下端が弁体2上に圧接
しているため、ピン20の内端部は弁棒3の段部
24と係合しており、ボタン11を押し下げても
第3c図に示すように弁体2の下部が弁体受座2
7に衝合し昇降体の段部14はストツパー13の
位置まで達しないからリセツトできない。このよ
うに、配管などに異常がありその復旧作業が完了
していなければボタン11を押し下げても、リセ
ツトできないから、ガスの流出に伴う火災などの
二次災害は回避できる。
考案の効果
以上詳述したように、本考案によれば、リセツ
トの際にガス漏れ状態であるときには弁棒と連動
する昇降体の外壁に係合されないでリセツト操作
不能とされるストツパーは、ガス流路中ではなく
てこのガス流路とは遮断されている弁本の部分に
設けられ、感震器の作動により引張られるワイヤ
ーにより制御されるので、従来例の如き下流側の
ガス圧力にさらされるダイヤフラムの使用を必要
とせずしたがつてストツパーが通常使用時におけ
るガス圧力変動により誤作動することは全くな
い。
トの際にガス漏れ状態であるときには弁棒と連動
する昇降体の外壁に係合されないでリセツト操作
不能とされるストツパーは、ガス流路中ではなく
てこのガス流路とは遮断されている弁本の部分に
設けられ、感震器の作動により引張られるワイヤ
ーにより制御されるので、従来例の如き下流側の
ガス圧力にさらされるダイヤフラムの使用を必要
とせずしたがつてストツパーが通常使用時におけ
るガス圧力変動により誤作動することは全くな
い。
また、このストツパーをワイヤーを介して制御
する感震器は従来例の如き遮断弁に一体に組込ま
れないで独立して他の場所に設置されるので、感
震器の感度と関係なく遮断弁のリセツトを安定し
ておこなうことができる。
する感震器は従来例の如き遮断弁に一体に組込ま
れないで独立して他の場所に設置されるので、感
震器の感度と関係なく遮断弁のリセツトを安定し
ておこなうことができる。
なお、本考案によつても、地震などの振動によ
つて確実にガスの流路を遮断することができると
ともに配管の一部が破損していたり、燃焼器など
が使用状態にある場合これを簡単に検知でき、ま
た、このような場合はリセツトできないようにし
て極めて信頼性および安全性を高めることができ
ることは勿論である。
つて確実にガスの流路を遮断することができると
ともに配管の一部が破損していたり、燃焼器など
が使用状態にある場合これを簡単に検知でき、ま
た、このような場合はリセツトできないようにし
て極めて信頼性および安全性を高めることができ
ることは勿論である。
図面は本考案による高圧ガス緊急遮断弁の一例
を示し、第1図は平常時の開状態を示す断面図、
第2図は地震発生後の閉状態を示す断面図、第3
a図は地震発生後の閉状態において遮断弁以降の
配管などにガス漏れが生じているときの状態を示
す断面図、第3b図および第3c図はそのリセツ
ト動作を示す断面図である。 1…弁本体、2…弁体、3…弁棒、4…スプリ
ング、5…弁座、6…縦孔、7…頭部、8…昇降
体、9…表示部、10…Oリング、11…ボタ
ン、12…ワイヤー、13…ストツパー、14…
段部、15…つば、16,17…当接部、18…
スプリング、19…スプリング受座、20…ピ
ン、21…スプリング、22…内壁、23…凹陥
部、24…段部、25…傾斜面、27…弁体受
座、28…スプリング、29…ガス流路、30…
保護キヤツプ。
を示し、第1図は平常時の開状態を示す断面図、
第2図は地震発生後の閉状態を示す断面図、第3
a図は地震発生後の閉状態において遮断弁以降の
配管などにガス漏れが生じているときの状態を示
す断面図、第3b図および第3c図はそのリセツ
ト動作を示す断面図である。 1…弁本体、2…弁体、3…弁棒、4…スプリ
ング、5…弁座、6…縦孔、7…頭部、8…昇降
体、9…表示部、10…Oリング、11…ボタ
ン、12…ワイヤー、13…ストツパー、14…
段部、15…つば、16,17…当接部、18…
スプリング、19…スプリング受座、20…ピ
ン、21…スプリング、22…内壁、23…凹陥
部、24…段部、25…傾斜面、27…弁体受
座、28…スプリング、29…ガス流路、30…
保護キヤツプ。
Claims (1)
- 弁本体1に形成したガス流路29に交差する縦
孔6にこの弁本体の出口側圧力を受けて上下動自
在な弁棒3を配置し、この弁棒の上端を覆つて該
弁棒を押し下げるためのボタン11を有する中空
の昇降体8をその内壁が弁棒3に係合してこの弁
棒の上向き移動と連動するよう該弁棒のまわりに
配置し、この昇降体の内部には弁棒3を下向きに
付勢してその下端を独立する弁体2に圧接させる
第1のスプリング18を配置するとともに、弁体
2と弁本体1の内壁との間にはこの弁体を上向き
に付勢して該弁本体のガス流路29と縦孔6との
交差部に形成した弁座5に圧接させる第2のスプ
リング4を配置し、独立して他の場所に設置して
いる感震器の作動によりワイヤー12を介して引
張られるストツパー13を昇降体8の外壁に係合
して弁棒3を介して弁体2を第2のスプリング4
の力に抗して弁座5から離れる位置に押し下げ、
弁棒3と弁本体1の内壁との間には第3のスプリ
ング21によりこの弁本体内壁に摺接されている
ピン20を昇降体8の一部を貫通して配置し、こ
のピンは弁体2が弁座5に圧接している状態の下
での弁本体1の出口側圧力の低下により弁棒3が
第1のスプリング18の力により押し下げられた
ときにこの弁棒と係合し、また弁本体1の内部に
はピン20が弁棒3に係合している状態の下でこ
の弁棒を押し下げても昇降体8をその外壁がスト
ツパー13と係合しない位置で停止させるような
弁体2と衝合して弁棒3の押し下げを規制する弁
座27を設けてなる高圧ガス緊急遮断弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980027609U JPS6123975Y2 (ja) | 1980-03-05 | 1980-03-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980027609U JPS6123975Y2 (ja) | 1980-03-05 | 1980-03-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56129665U JPS56129665U (ja) | 1981-10-02 |
JPS6123975Y2 true JPS6123975Y2 (ja) | 1986-07-18 |
Family
ID=29623563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980027609U Expired JPS6123975Y2 (ja) | 1980-03-05 | 1980-03-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6123975Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5170526A (ja) * | 1974-12-16 | 1976-06-18 | Shinko Seisakusho Ltd | Taishinjidoshadanbenyoanzensochi |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5921333Y2 (ja) * | 1975-11-12 | 1984-06-22 | (株) ゼツト工業 | 感震弁装置の改良 |
-
1980
- 1980-03-05 JP JP1980027609U patent/JPS6123975Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5170526A (ja) * | 1974-12-16 | 1976-06-18 | Shinko Seisakusho Ltd | Taishinjidoshadanbenyoanzensochi |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56129665U (ja) | 1981-10-02 |
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