JPH0726669Y2 - 飲み頃温度報知器 - Google Patents

飲み頃温度報知器

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JPH0726669Y2
JPH0726669Y2 JP7312189U JP7312189U JPH0726669Y2 JP H0726669 Y2 JPH0726669 Y2 JP H0726669Y2 JP 7312189 U JP7312189 U JP 7312189U JP 7312189 U JP7312189 U JP 7312189U JP H0726669 Y2 JPH0726669 Y2 JP H0726669Y2
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JP
Japan
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marker
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rod
pedestal
memory alloy
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JP7312189U
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JPH0314439U (ja
Inventor
勲 島
剛 宇波
薫 厚地
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三協アルミニウム工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、酒、牛乳、コーヒー、味噌汁、お茶等の飲
み頃温度を報知する器具に関するものである。
(従来の技術) 従来、例えば酒を燗する場合、手の感触によって判断す
るため、バラツキが大きく飲み頃の適温を得ることが困
難であった。この感によるものに代り、自動的に加熱し
て飲み頃を報知するものとして、電気式の酒燗器が知ら
れている。又先行技術として実開昭62−54621号公報に
も酒の燗つき度計が開示されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記の電気式の酒燗器は、構造が複雑で
あり大型であって、価格も高価となり、一般家庭用とし
ては不向きである。又先行技術の酒の燗つき度計は、形
状記憶合金の熱による伸縮で、指標を作動させて飲み頃
を報知するものであるが、指標の作動構造が複雑である
上、指標が加熱温度の変化に応じて徐々に変化するので
適温を判断するのが困難である。
そこで、この考案は、簡潔な構造に構成され、飲み頃の
温度に達すると瞬間的に標識体が出現して適温を明確に
報知することができると共に、標識体が外力で妄りに作
動変化を起こすおそれがなく、小型で使い勝手に優れた
飲み頃温度報知器を得るにある。
(課題を解決するための手段) これを達成する手段として、この考案は、台座の下面側
に形状記憶合金ばねを備えた感熱部を設け、台座の上面
側に上記形状記憶合金ばねの伸縮に応じて上下動するロ
ッドに取付けた標識体と、これを被蓋し、複数個に分割
形成されて台座に開閉可能に枢着した標識被い体を設
け、各標識被い体の相対向する端部には閉止状態を保持
する磁石又はこれに吸着する吸着部材を夫々取付け、前
記ロッドに標識被い体を開閉作動する作動体を設けたも
のである。
(実施例) この考案の具体的構成を図面に示す実施例について以下
詳細に説明する。
第1図乃至第3図はこの考案の第1実施例であって、こ
の考案の報知器1は、口の大きな徳利や、やかん等の大
きな開口部に載置できるように大型に形成された2枚葉
状(なお、大径円盤状であっても良い)の台座2の下面
側に感熱部3、上面側の標識部4が設けられている。感
熱部3は台座2の下面に取付けられた有底円筒状の筒5
内には盤状の連結体7を遊嵌し、連結体7と筒5の底板
6との間に圧縮ばね形の形状記憶合金ばね8をフリー状
態で嵌合する。又連結体7にロッド9の下端を固着し、
該ロッド9の上端を筒5内を通って台座2上に上下に移
動自在に突出させる。標識部4は標識体10と標識被い体
11とよりなり、標識体10は上記ロッド9の先端に固着し
た後記する作動体17上に取付け、標識被い体11はこの実
施例の場合、半球体の2体に分割され、これを合体して
中空状の球体を形成する。各標識被い体11の下端には内
方に向かって取付部12を膨出形成し、該取付部12の両側
壁13の外端部に軸受孔14を穿設し、又両側壁13の内端部
間に作動ピン15を設ける。台座2上面には左右両側に夫
々間隔をおいて突片を立設し、その先端に外方に突出す
る軸16を設け、該軸16を標識被い体11の軸受孔14に嵌入
して、該軸16を中心として標識被い体11を開閉自在に枢
着する。又台座2上に突出するロッド9に作動体17を固
着し、該作動体17には両側下端から夫々中央上端に向か
って八字状にガイド溝18を切欠して、標識被い体11の作
動ピン15を夫々スライド可能に嵌合する。さらに上記標
識被い体11の上端には、一方標識被い体11に磁石19を固
着し、他方の標識被い体11には上記磁石19と吸着するよ
うに極性を反対にした磁石又は強磁性体よりなる吸着部
材20を上記磁石19と対面する位置に固着する。
この様に構成されているので、常温時には形状記憶合金
ばね8は圧縮した状態で収納されており、その上部の連
結体7に連結したロッド9の上方に固着した作動体17の
ガイド溝18に嵌合している作動ピン15は両ガイド溝18の
上端に位置し、標識被い体11は軸16を支点として互いに
閉じた状態となって球形状に形成され、且つ標識被い体
11は上端の磁石19と吸着部材20とによって妄りに開披し
ないように吸着状態に保持されて、内部に標識体10が隠
蔽されている。
この状態から例えば酒を燗するには、酒を入れた燗徳利
Aの注口より感熱部3を挿入して台座2を注口上に載置
する。そして燗徳利Aを加熱すると、この加熱に応じて
感熱部3内の形状記憶合金ばね8は伸長し、連結体7を
押上げロッド9に固着した作動体17を上昇し、ガイド溝
18に嵌合している作動ピン15を下方から押圧する。これ
によって軸18を支点として標識被い体11を左右に開披す
る方向の力が働くが、標識被い体11の上端には磁石19と
吸着部材20とが吸着しているので、温度上昇に応答して
直ちに標識被い体11は開披しない。そして燗徳利A内の
酒が飲み頃の温度まで上昇すると、形状記憶合金ばね8
はさらに伸長し、磁石19と吸着部材20との吸着力より強
い伸長力となるため、瞬発的に標識被い体11を左右に押
開き、同時にロッド9上の標識体10も第2図に示すよう
に標識被い体11より飛出して、燗徳利A内のお酒が飲み
頃の温度にお燗されたことを報知する。そこで燗徳利A
より報知器1を取出せば良い。
報知器1は燗徳利Aより取出されたことにより感熱部3
内の形状記憶合金ばね8は冷めて再び収縮するので、両
標識被い体11を左右から手で閉じるように合わせれば、
これに従って軸16を支点として標識被い体11を閉鎖方向
に回動すると共に、ロッド9先端の標識体10も降下して
球形に形成される標識被い体11内に収納隠蔽され、標識
被い体11上端の磁石19と吸着部材20とは吸着係合して標
識被い体11は閉止される。
第4図はこの考案の第2実施例で、この実施例は上記第
1実施例における感熱部3の筒5を省略し部品点数を少
なくしたものであって、台座22に垂設した筒部23内にロ
ッド25を挿通し、その上端を台座22上の作動体17上に取
付ける。一方筒部23より突出したロッド25には引張ばね
形の形状記憶合金ばね26を嵌合し、その下端に連結体27
を固着する。その他の構成は第1実施例と同様に構成さ
れている。
これにより、この報知器21の感熱部24を燗徳利A等の注
口より挿入し、台座22を注口上に載置して燗徳利Aを加
熱すると、この加熱に応じて感熱部23内の形状記憶合金
ばね26は収縮して、これに固着されている連結体27を介
してロッド25を押上げ上端の作動体17を上昇し、上記第
1実施例と同様に標識被い体11を左右に開披する方向に
働き、燗徳利A内の酒が飲み頃の温度まで上昇すると形
状記憶合金ばね26は、標識被い体11上端の磁石19と吸着
部材20との吸着力より強い収縮力となるため、瞬発的に
標識被い体11を左右に押開き、同時にロッド25上の標識
体10も標識被い体11より飛出して、燗徳利A内のお酒が
飲み頃の温度にお燗されたことを報知する。
又燗徳利Aより報知器21を取出せば、報知器21の感熱部
24内の形状記憶合金ばね26は冷めて再び伸長するので、
両標識被い体11を左右から手で閉じるように合わせれ
ば、これに従って軸16を支点として標識被い体11を閉鎖
方向に回動すると共に、ロッド25先端の標識体10も降下
して球形に形成される標識被い体11内に収納隠蔽され、
標識被い体11上端の磁石19と吸着部材20とは吸着係合し
て標識被い体11は閉止される。
第5図はこの考案の第3実施例で、この実施例は上記第
1実施例において報知器1が飲み頃の温度を報知した
後、飛出している標識体10および開披している標識被い
体11を自動的に復帰させるようにしたものであって、感
熱部33は台座32の下面に取付けられた有底円筒状の筒34
内に盤状の連結体36を遊嵌し、該連結体36と台座32の下
面との間にバイアスばね37を弾設し、連結体36と筒34の
底板35との間に上記バイアスばね37の収縮力より強い収
縮力を有する圧縮ばね形の形状記憶合金ばね38をフリー
状態で嵌合する。又連結体36にロッド39の下端を固着
し、該ロッド39を上記バイアスばね37内を挿通してその
上端を台座32上の作動体17に取付ける。その他の構成は
第1実施例と同様に構成されている。
この状態から例えば酒を燗するには、酒を入れた燗徳利
Aの注口より感熱部33を挿入して台座32を注口上に載置
する。そして燗徳利Aを加熱すると、この加熱に応じて
感熱部33内の形状記憶合金ばね38の剛性が徐々に低下
し、バイアスばね37の収縮力が相対的に強くなるため、
連結体36は押上げられてロッド39に固着した作動体17も
上昇し、上記第1実施例と同様に標識被い体11を左右に
開披する方向に働き、燗徳利A内の酒が飲み頃の温度ま
で上昇すると、バイアスばね37の収縮力が形状記憶合金
ばね38よりさらに強くなると共に、標識被い体11上端の
磁石19と吸着部材20との吸着力よりも強くなって、瞬発
的に標識被い体11を左右に押開き、同時にロッド39上の
標識体10は標識被い体11より飛出して、燗徳利A内のお
酒が飲み頃の温度にお燗されたことを報知する。
又報知器31は燗徳利Aより取出されると、感熱部33内の
形状記憶合金ばね38は冷めるので、その収縮力はバイア
スばね37の収縮力より強くなって収縮し、連結体36を下
動させ、これに従ってロッド39、作動体17も降下するた
め、作動体17のガイド溝18に嵌合されている作動ピン15
を下方に押圧し、軸16を支点として標識被い体11を閉鎖
方向に回動すると共に、ロッド39先端の標識体10も降下
して球形に形成される標識被い体11内に収納隠蔽され
る。そして標識被い体11上端の磁石19と吸着部材20とは
吸着係合して標識被い体11は閉止される。
なお、この考案は、上記実施例のほか、下記に示す実施
の態様も包含するものである。
(1)上記各実施例における標識被い体11を作動する手
段として、第6図に示すように両標識被い体11、11間に
閉鎖方向に付勢したばね41を張設し、ロッド9に三角形
状の作動体42を固着して、該作動体42を上記標識被い体
11の底壁43に当接するようにしても良い。これによって
ロッド9の上動で作動体42がばね41の張力に抗して底壁
43を押上げ、標識被い体11が左右に割れるように開披
し、又標識被い体11が閉じるときはばね41の張力によっ
て確実に閉鎖される。
(2)標識部の標識被い体は球形に限らず円筒形、角筒
形等であっても良い。又2分割に限らず、3分割、4分
割に分割するようにしても良い。
(3)この考案の報知器は、酒の飲み頃温度の報知に使
用するほか、牛乳、コーヒー、味噌汁、お茶等の飲み頃
温度の報知に使用しても良い。
(考案の効果) 以上、各種実施例につて詳述したように、この考案は、
感熱部に収納した形状記憶合金ばねによって被加熱体の
温度を感知し、加熱温度に応じて変化する形状記憶合金
ばねの張力を利用して標識部の標識体および標識被い体
を作動させると共に、該標識部は温度上昇とともに徐々
に変化するものでなく、標識被い体に取付けた磁石とこ
れに吸着する吸着部材の吸着作用によって、飲み頃の適
温に達すると瞬発的に作動して標識部の標識被い体が割
れて開披し、標識体が飛び出る等に変化するものである
から、使用者の視覚に強くアッピールすることができ、
判断を誤るおそれなく適確に飲み頃を報知することがで
きる。その上、標識被い体は外力等によって妄りに割れ
て開披するような作動変化を起こすおそれがない。さら
に小型、軽量であって簡潔に構成されているので、一般
家庭等においても嵩張らず手軽に使用できる等の極めて
使い勝手に優れた飲み頃温度報知器を提供できる効果を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例の縦断側面図、第2図は
同じく飲み頃温度時の縦断側面図、第3図は同じく標識
被い体と作動体と台座の分解斜視図、第4図は同じくこ
の考案の第2実施例の縦断側面図、第5図は同じくこの
考案の第3実施例の縦断側面図、第6図は作動体の他の
実施例の縦断側面図を示す。 1…報知器、2…台座、3…感熱部、4…標識部、7、
27、36…連結体、8、26、38…形状記憶合金ばね、9、
25、39…ロッド、10…標識体、11…標識被い体、14…軸
受孔、15…作動ピン、16…軸、17…作動体、18…ガイド
溝、19…磁石、20…吸着部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−76291(JP,U) 実開 昭59−193490(JP,U) 実開 昭62−54621(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】台座の下面側に形状記憶合金ばねを備えた
    感熱部を設け、台座の上面側に上記形状記憶合金ばねの
    伸縮に応じて上下動するロッドに取付けた標識体と、こ
    れを被蓋し、複数個に分割形成されて台座に開閉可能に
    枢着した標識被い体を設け、各標識被い体の相対向する
    端部には閉止状態を保持する磁石又はこれに吸着する吸
    着部材を夫々取付け、前記ロッドに標識被い体を開閉作
    動する作動体を設けたことを特徴とする飲み頃温度報知
    器。
JP7312189U 1989-06-23 1989-06-23 飲み頃温度報知器 Expired - Lifetime JPH0726669Y2 (ja)

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JP7312189U JPH0726669Y2 (ja) 1989-06-23 1989-06-23 飲み頃温度報知器

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JP7312189U JPH0726669Y2 (ja) 1989-06-23 1989-06-23 飲み頃温度報知器

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JPH0314439U JPH0314439U (ja) 1991-02-14
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ID=31611669

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JP7312189U Expired - Lifetime JPH0726669Y2 (ja) 1989-06-23 1989-06-23 飲み頃温度報知器

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JP2011005908A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Toyoda Gosei Co Ltd サイドエアバッグ装置

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JPH0314439U (ja) 1991-02-14

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