JPS59212750A - 電気泳動用媒体材料 - Google Patents

電気泳動用媒体材料

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JPS59212750A
JPS59212750A JP58087964A JP8796483A JPS59212750A JP S59212750 A JPS59212750 A JP S59212750A JP 58087964 A JP58087964 A JP 58087964A JP 8796483 A JP8796483 A JP 8796483A JP S59212750 A JPS59212750 A JP S59212750A
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JP
Japan
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gel
electrophoresis
medium layer
electrophoretic
medium material
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JP58087964A
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Masashi Ogawa
雅司 小川
Hiroyuki Tamaoki
玉置 宏行
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/416Systems
    • G01N27/447Systems using electrophoresis
    • G01N27/44704Details; Accessories
    • G01N27/44747Composition of gel or of carrier mixture

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  • Pathology (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電気泳動用媒体材料に関するものであり、さ
らに詳しくは特に蛋白質等の生体高分子成分の電気泳動
分析に使用するのに適した電気泳動膜を含む電気泳動用
媒体材料に関するものである。
電気泳動分析の代表的な態様としては、ガラス板、透明
プラスチック等の支持体に寒天、セルロース、セルロー
スアセテート、デンプン、シリカケル、ポリアクリルア
ミド等の膜形成材料を塗布または流延して製造した電気
泳動膜に緩衝液をしみこませ、この上に分析対象の物質
を付着させ、支持体の両端に電圧をかけ、支持体の上ま
たは内部で展開(移動)させたのち、染色し、この染色
した試ネ2]の光学濃度をΔIII定して物質の各成分
の定j14:分析を行なう態様を挙げることができる。
なお、電気泳動分析および電気泳動膜の詳細については
、電気泳動実験法「電気泳動実験法(改訂第5版)」(
文光堂、1975年発行)、青米、水弁編著「最新電気
泳動法」 (床用書店、1973年発行)等に記載され
ている。
近年においては、電気泳動法による生体成分の分析がな
されており、また生体蛋白分析は病気診断のだめの生化
学検査において頻繁に用いられている。
一方、電気泳動用膜またはシートとしては古くから濾紙
が用いられていたが、性能上の面から最近はアガロース
膜やポリアクリルアミド水性ゲル媒体(ゲル膜)が用い
られるようになり、特に分子ふるい効果を有するために
ポリアクリルアミドゲル膜は現在最も多く利用されてい
る。ポリアクリルアミドゲル膜は、アクリルアミドのよ
うな単量体を重合触媒の存在下、N、N’−メチレンビ
スアクリルアミドのような二官能性の架橋剤で酸素不存
在条件下で重合架橋させることによって得られている。
また、このポリアクリルアミドゲルNの製造に際しては
変性剤として陰イオン界面活性剤が添加されるが、蛋白
質分析用ゲル膜の場合、変性剤の添加量が少ないので、
湿潤ゲル膜に変性剤水溶液の塗布、ゲル膜を変性剤水溶
液に浸漬する等の方法により、ゲルV内に変性剤を含浸
させることができる。
上記のようにポリアクリルアミド形成のための重合反応
はラジカル架橋重合であるため、酸素の影響により架橋
重合阻害が起る。従って、ゲル膜は酸素を遮断した状態
で作成する必要がある。このため、現在では一般にポリ
アクリルアミドゲル膜は、2枚のガラス板で形成された
セル(一定の空間0.3mm〜1mm)の中にゲル形成
液を注入し、酸素を遮断し、架橋重合させてゲル化する
ことにより形成されている。しかしながら、2枚のカラ
ス板の間でゲル膜を形成する作業は、ガラスか割れやす
く、かつ重い等の欠点があり、また持ち連ひに不便で取
扱い性が悪いため、量産化するには多大の困難を伴う。
このような難点を解決するためにカラス支持体の代りに
、軽いポリマー支持体に設けたポリアクリルアミドゲル
膜のβF1発が望まれている。しかし、この開発に際し
ては後述のように、取扱い性のよいポリマー製支持体、
たとえばポリエチレンテレフタレート(PET)シート
とゲル膜との間の接着性を改良する必要がある。
すなわち従来では、ガラス板に挟まれたポリアクリルア
ミドゲル膜°を用いて、所定条件で一定昨間水平あるい
lよ垂直スラブ電気泳動を行なったのち、ゲル膜を染色
(例えば、デンソ3R染色、クマシーブリリアントブル
ーG−250染色、銀染色等がある)処理し、生体成分
の分析を行なうような操作が行なわれるが、ガラス板と
ゲル膜との接着性が悪いためこの染色工程においてゲル
膜がガラス板より剥離し、取扱い性が極めて劣るという
欠点がある。このため、その作業には高度の熟練した技
術が必要となる。
従って、本発明の目的は、湿潤状態でのゲル膜と支持体
との接着性が向上したポリアクリルアミド系などのゲル
膜を含む電気泳動用媒体材料を提供することにあり、さ
らに詳しくは、電気泳動後の染色工程ないし染色処理後
の乾燥工程においてもポリアクリルアミド系などのゲル
膜が支持体から剥離することのない電気泳動用媒体材料
を提供することにある。
本発明は、グロー放電処理が施されたポリマーシートの
」二に水性ゲル媒体層が設けられてなる電気泳動用媒体
材料にある。
本発明の電気泳動用媒体材料は特定の表面活性化処理を
施した支持体層と水性ゲル媒体層との二層構造を含むも
のであり、前述のような電気泳動用媒体層(水性ゲル媒
体)の染色工程における各種の操作によっても、その二
層構造が分離しにくいため、電気泳動操作が全体として
容易になるとの利点がある。
さらに、本発明の電気泳動用媒体材料は、水平に置いた
支持体の上に電気泳動用媒体層などの水性ゲル媒体層を
直接形成する方法によっても製造することが可能である
ため、本発明は、従来の電気泳動用媒体材料の製造方法
に比べて量産化にも大きく寄与するものである。
次に本発明の詳細な説明する。
本発明の電気泳動用媒体材料の支持体としては、各種の
ポリマー(例、ポリエチレンテレフタレート、ビスフェ
ニルAのポリ力ルボネ−1・、ポリ塩化ビニル、塩化ヒ
ニリデンー塩化ビニルコポリマー、ポリメチルメタアク
リレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、セルロース
アセテート類、セルロースアセテートプロピオネート等
)のシート(フィルム、板状物も含む)を挙げることが
できる。これらの内で、特にポリエチレンテレフタレー
トから形成されたシートを用いることが好ましい。
本発明において用いる支持体には、予めグロー放電処理
が施される。
グロー放電処理は上記のような支持体表面を親水化する
ことのできる条件で実施される。ポリマー材料の表面処
理技術としてのグロー放電処理は既に公知であり、本発
明における支持体のグロー放電処理に際しても、それら
の公知の技術を利用することができる。すなわち、たと
えば、酸素分圧I Torr以下の真空下に被処理対象
の支持体材料を置き、その支持体材料を移動させながら
、その表面でグロー放電を行なう方法を利用することが
できる。なお、プラスッチク材料のグロー放電処理につ
いては、特開昭55−18469号、特開昭53−12
9262号、特開昭51−54672号などの各公開公
報に開示されており、本発明の支持体のグロー放電処理
に際しては、それらに開示されている条件を用いること
ができる。
なお、支持体へのグロー放電処理は通常は、水性ゲル媒
体層が旧設される側にのみ施されるが、他の側の表面に
対してもグロー放電処理を施すこともでき、その場合に
は、本発明の電気泳動用媒体材料を必要に応じてガラス
板などに仮付設する際において、特に接着剤を用いるこ
となく水などを媒介にして接合することが可能となるな
どの利点がある。
次に、水性ゲル媒体層について説明する。
本発明において用いられる水性ゲル媒体層の例としては
、アクリルアミド系化合物と架橋剤が水の存在下で架橋
重合してなるポリアクリルアミド系水性ゲルである電気
泳動用媒体層(以下において、ポリアクリルアミドゲル
膜ともいう)を挙げることができる。
ポリアクリルアミドゲル膜の製造に際して、アクリルア
ミド系化合物と架橋剤とは、水溶液または水分散液とし
て水中に溶解または分散させておき、水中で両者を架橋
重合させて、架橋重合せた水性ゲル媒体を形成する。本
明細書においては、特にことわらない限り、(水中に)
溶解と(水中に)分散の両者を含めて単に(水中に)溶
解といい、水溶液と水分散液の両者を含めて単に水溶液
という。また、溶媒または分散媒として、所望により加
えられる有機溶媒と水との混合物をも包含する。
本発明に用いることができるアクリルアミド系化合物と
しては、アクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、
N、N−ジメチルアクリルアミド、N−(ヒドロキシメ
チル)アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド等の
アクリルアミド系化合物が挙げられ、これらの化合物は
単独で、あるいは二種以上を併用して用いることができ
る。これらのアクリルアミド系化合物のうちではアクリ
ルアミドが最も好ましく、またアクリルアミドと他のア
クリルアミド系化合物の一種以上の併用も好ましい。 
− 架橋剤としてはr Electrophoresis 
 J  1981゜2、213−228等に記載の公知
の化合物(一種または二種以上の組合せ)を用いること
ができる。架橋剤の具体例としては、N、N’−メチレ
ンビスアクリルアミド(BIS)、N、N”−プロピレ
ンビスアクリルアミド(PBA)、ジ(アクリルアミド
ジメチル)エーテル(またはN、N’−オキシジンチレ
ンナクリルアミド);1,2−ジアク゛リルアミドエチ
レングリコール;l、3−ジアクリロイルエチレンウレ
ア;エチレンジアクリレート(EDA)、N、N’−ジ
アリルタータルジアミ ド  (N、N’−diall
yltartardiamide   :  D  A
  T  D  )、N、N’−ビスアクリリルシスタ
ミン(N、 N’−bisacrylylcystam
ine、B A C)等の二官能性化合物が挙げられる
架橋剤の量は、単量体と架橋剤の総重量に対して約2w
t%から約30wt%、好ましくは約3wt%から約1
0wt%の範囲で用いることができる。ゲル濃度として
は、S、 Hjerten:  r Arch。
Biochem、 Biophys、 J↓(5upp
1. )、 147(19G2)に記載の定義に従って
表示して、単量体、架橋剤および水からなるゲル媒体の
容積に対して、単量体と架橋剤の量が約3 w / v
%から約30 w / v%の範囲で好ましく用いられ
る。
本発明の電気泳動用媒体材料は、主として蛋白質または
複合蛋白質(たとえば、リポプロティン、糖プロティン
など)の分析に用いられるものであり、電気泳動用媒体
層(以下、ゲル媒体(層)ともいう)には、変性剤とし
て陰イオン性界面活性剤を含有させることが好ましい。
特に分析試料が蛋白質または複合蛋白質(例えばリポ蛋
白質、糖蛋白質など)である場合には、陰イオン界面活
性剤を含ませることは好ましいが、または必須であるこ
とが多い。ただし、本発明の電気泳動用媒体材料のゲル
媒体層は、所望により上記のような変性剤を含有させる
ことなく利用することもできる。
陰イオン性界面活性剤としてはアルキル硫酸塩が挙げら
れ、特に炭素原子数10以上の長鎖アルキル基を有する
アルキル硫酸塩が好ましく用いられる。塩を形成する陽
イオンとしては、ナトリウムイオン、カリウムイオン、
リチウムイオン等のアルカリ金属イオンが一般的であり
、これらのうちではナトリウムイオンが安価で用いやす
い。アルキル硫酸塩のうちではドデシル硫酸塩(ナトリ
ウム塩、カリウム塩、リチウム塩等)が好ましく、なか
でもドデシル硫酸ナトリウム(S D S)が最も好ま
しい。SDSを本発明のゲル媒体層に含有させることに
より蛋白質または複合蛋白質の分離およびそれらの分子
量測定が可能となる。
変性剤としての陰イオン界面活性剤の含有量はゲル形成
液に対して約0.05w/v%から約2、Ow/v%、
好ましくは約0.1w/v%から約1’、5w/v%の
範囲である。
本発明に従うゲル媒体層には、必要に応じて抗酸化剤を
含有させることができる。抗酸化剤としては、ゲル電気
泳動媒体に配合しうることが知られている種々の化合物
を用いることができる。抗酸化剤の具体例としては、ジ
チオスレイトールおよび2−メルカプトエタノールを挙
げることができる。
また、本発明に従うゲル媒体層には、場合により水溶性
ポリマーが添加される。水溶性ポリマーとしては付加重
合型または縮重合型の水溶性の合成ポリマーを用いるこ
とができる。付加重合型ポリマーの具体例としては、ポ
リビニルアルコールポリビニルピロリドン、ポリアクリ
ルアミド等の非イオン性水溶性ポリマーが挙げられる。
また縮重合型ポリマーの具体例としてポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール等の非イオン性水溶
性ポリアルキレングリコールが挙げられる。これらの水
溶性ポリマーのうちでは、ポリアクリルアミドとポリエ
チレングリコールが好ましい。
水溶性ポリマーの分子量は、約1万から約lOO万の範
囲にあることが好ましい。水溶性ポリマーは、単量体と
架橋剤の合計重量に対して約2重量%から約100重量
%の範囲、そして好ましくは約5重量%から約50重量
%の範囲で用いられる。
水溶性ポリマーの添加によりゲル媒体層は可塑性を有す
るようになり、裁断加工時に壊れることがなくなり、ま
たゲル媒体層は乾燥時にも可塑性を有するようになり、
もろさが改良され壊れにくくなるとの利点がある。また
、水溶性ポリマーの分子量および添加量を選択すること
により、ゲル媒体の粘度をコントロールすることもでき
る。
本発明のポリアクリルアミドゲル媒体層は、さらにアガ
ロースを含有することが好ましい。アガロースとしては
任意のものを使用することができ、低電気浸透性、中電
気浸透性、高電気浸透性アガロースのいずれをも用いる
ことができる。用いることのできるアガロースの例とし
ては、特開昭55−5730号、特開昭55−1109
46号、特表昭57−502098号等の各公報に開示
のアガロース等がある。アガロースは、単量体と架橋剤
とを含む水性ゲルの容積に対して約0.2w/v%から
約2 w / v%、好ましくは約0.3W/V%から
約1.2w/v%の割合で用いられる。本発明に従うゲ
ル媒体層がアガロースを含有する場合には、ゲル形成用
溶液の温度を変化させることにより、適当な溶液粘度に
コントロールすることが可能となり、その流動性を止め
ることができ、またゲル媒体層を成形する時には成形し
やすくなるとの利点がある。
本発明に従うゲル媒体層にはpH緩衝剤を含有させるこ
とができる。緩衝剤としては、電気泳動分析される試料
に応じて、pH2,5から10゜0の範囲内のPH値に
緩衝できる公知の緩衝剤から適宜選択して用いることが
できる。
用いうる緩衝剤としては、日本化学会編「化学便覧 基
礎編」(東京、丸首■1966年発行) 1312−1
320ページ;青水、水弁編「最新電気泳動法」 (東
京、床用書店、1873年発行320−322ページ;
 r Data for Biochemical R
e5earch  J (R。
M、 C,Dawson et al、編、第2版、0
xford atthe C1arendon Pre
ss、 1989年発行)  47fl−508ページ
; r Biochemistry J  5.4B?
 (1966)、r Analytical Bioc
hen+1stry  J 104.300−310(
1980)等に記載の緩衝剤が挙げられる。
緩衝剤の具体例としては、バルビタールを含む  −緩
衝剤、トリス(ヒドロキシエチル)アミノメタン(Tr
is)を含む緩衝剤、燐酸基を含む緩衝剤、ホウ酸塩を
含む緩衝剤、酢酸または酢酸塩を含む緩衝剤、クエン酸
またはクエン酸塩を含む緩衝剤、乳酸または乳酸塩を含
む緩衝剤、グリシンを含む緩衝剤、N、N−ビス(2−
ヒドロキシエチル)グリシ7(Bicine)、N−2
−ヒドロキシエチルピペラジン−N′−2−ヒドロキシ
プロパン−3−スルホン酸(HEPPSO)またはその
塩、11!J2−ヒドロキシエチルピペラジン−N′−
3−プロパンスルホン酸(EPPS)またはその塩、N
−[)リス(ヒドロキシメチル)>3−アミノプロパン
スルホン酸(TAPS)またはその塩等をおよび、これ
らのいずれかと必要により組合せられる酸、アルカリ、
または塩等を挙げることができる。そして好ましい緩衝
剤の具体例としては、燐酸二水素カリウム−燐酸水素二
ナトリウム、Tris−ホウ酸ナトリウム、Tris−
ホウ酸ナトリウム−EDTA@2Na[、T r i 
s−クエン酸、パルビタールナトリウム−酢酸ナトリウ
ム、パルビタールナトリウム−塩酸、パルビタールーバ
ルビタールナトリウム、酢酸−酢酸ナトリウム、乳酸−
乳酸ナトリウム、クエン酸−燐酸水素二ナトリウム、B
icine、HEPPSO,HEPPSOナトリウム塩
、EPPS、EPPSナトリウム塩、TAPS、TAP
Sナトリウム塩等を挙げることができる。
本発明に従う電気泳動用媒体層は、上記のようにアクリ
ルアミドに代表される単量体、二官能性のアリル(al
lyl )化合物またはアクリル化合物(架橋剤)、水
溶性ポリマー、およびアガロースを実質的に均一に溶解
させた水溶液中で単量体と架橋剤とをラジカル架橋重合
させて得られるものであり、単量体と架橋剤から形成さ
れた三次元架橋重合体に水溶性ポリマーとアガロースが
実質的に分散されて、後二者のポリマー鎖が三次元架橋
重合体とからみあっている構造を有すると推定される。
上記のラジカル架橋重合反応は、分子状醸素C不存在下
で過酸化物の存在および/または紫外線照射等の公知の
方法により発注させることができる。さらに、この架橋
重合反応は加熱または紫外線照射により5加速すること
もできる。
ラジカル架橋重合用触媒としてt−h、r Elect
r。
pharesis 」IDI、 2.213−219.
同1981. ニア、 220−228 、青米、水弁
編「最新電気泳動法J  (1973年発行)等に記載
の公知の低温ラジカル重合開始剤のうちから適宜選択し
て用1.)ること力号できる。
好ましいラジカル重合開始剤の具体例としてtよ、β−
ジメチルアミノプロピオこトIノル(DMAPN)−ペ
ルオクソニ硫酸アンモニウム混合物、N、N、N’ 、
N’−テトラメナルエチレンジアミン(TEMED)−
ペルオクソニ硫酸アンモニウム混合物、TEMED−リ
ポフラビ′ン混合物、TEMED−リボフラビン−過酸
化水素混合物と紫外線照射の組合せ等が挙げられる。ラ
ジカル重合開始剤の含有量は、単量体と架橋剤の合J1
量に対して約063重量%から約5重量%、そしてUT
ましくは約0.5重量%から約3重量%の範囲である。
なお、本発明に従うゲル媒体層重とは、湿潤作jとして
グリセリン、エチレングリコール等のポリオール化合物
を含有させることもできる。ポリオール化合物の含有量
は、ゲル媒体の容積に対して、約5 w / v%から
約40w/v%の範囲から選ばれる。これらのうちでは
グリセリンが特に好ましい。湿潤剤を配合することによ
りゲル媒体層の保存時の極端な水分の蒸発による乾燥を
防ぐことが可能となり、また極端な乾燥に起因するもろ
さを防ぎ、ひびわれを防ぐ等のゲル媒体層の物性が改善
されるとの利点がある。
本発明に従うゲル媒体層は、前述のグロー放電処理を施
した親水性表面を有する支持体の上にゲル形成液を公知
の方法により塗布して設けたのち、そのゲル形成液を架
橋重合させることにより、ゲル媒体層に成形することが
できる。
ゲル形成液を支持体の表面で架橋重合させる場合には、
ゲル形成液の上をさらにカバーシートで覆うことが好ま
しい。カバーシートとしては、前記の支持体と同様な素
材からなるものを用いることができ、また、グロー放電
処理を施したシートを用いることもできる。なおりバー
シートの厚さは約300 pm以下、好ましくL±約4
1pm〜約200用mの範囲から選ぶこと力くできる。
本発明の電気泳動用媒体材料におζする電気泳動用媒体
層と支持体との接着性(接合性)t±11常に高く、通
常の工程にお(1てt±電気泳動J’fl奴体層と支持
体とは常に一体として、処理すること力くできる。従っ
て、本発明の電気泳動用媒体材料を用し\ることにより
、特に蛋白質またt±複合蛋白質の電気泳動操作におい
て従来必要とされてl/)た複雑な操作工程の省略が可
能になり、また支士寺体上番こゲル11りをのせたまま
で、電気泳動操f[および染色操作を実施することか可
能となる。
以下に本発明の実施例を記載するカー、これらI土木発
明の範囲を限定するものでlよなl/X。
[実施例1] 厚さ180 Pmの無色透明ポリエチレンテレフタレー
ト(PET)シートを真空下(ただし、酸素分圧: 0
 、05Torr)に置き、LOm/分の速度で該シー
トを動かしながら、その表面にグロー放電処理(200
V、1.OA)を施し、表面親水化した支持体を得た。
乙のPET支持体のグロー放電処理した表面上にアクリ
ルアミド9.5g、BIS  0.5g、リン酸水素二
ナトリウム・−二水塩3.58g、リン酸二水素ナトリ
ウム・二水塩Q、33g、およびSDS  O,lOg
を含有する1 00 ml(1)水溶液に重合開始剤と
してペルオクソニ硫酸アンモニウム(5重量%水溶液)
1.’3m文、TEMIED33P文を加えたものを0
.5mmの厚みで形成し、ポリアクリルアミド゛ゲルI
IIを得た。
なお比較のために、表面にグロー放電処理を施していな
いPET支持体を用し\て同様のゲル膜を作成した。
以上のようにして得られた電気泳動用媒体材料について
、ゲル膜を指でおさえ、ゲルn莫と支)与体間の接着性
を評価した。
グロー放電処理を施した支)1体を用1.Xた電気泳動
用媒体材料は接着性力(優れてl、)て、ゲルII健4
士強固1と支持体に接着して(、sだカー、これ番こ対
してグロー放電処理をしてし)なl、%支持体を使用し
た゛重気泳動用媒体材料は接着性が劣って9いてゲル膜
が支持体から剥離した。
[実施例2] 実施例1と同じ条件でグロー放電処理をして表面を親水
化したPETシートの上にアクリルアミド9.5g、B
IS  O,5g、アガロース1600(和光紬薬■製
)0.3g、ポリアクリルアミド2.5g、リン酸水素
二ナトリウム・−二本tli 3 、58 g、リン酸
二水素ナトリウム・二本塩0.33g、およびSDS 
 0.1.0gからなる100m文の水溶液に重合開始
剤としてベルオクソニ硫酸アンモニウム(5重量%水溶
液)1.3ml、TEMED33pLlを加えたものを
0.5mmの厚みで形成し、ポリアクリルアミドゲル膜
を11)だ。
なお比較のために、表面にグロー放電処理を施していな
いPET支持体を用いて同様のゲル膜を作成した。
以上のようにして得られた電気泳動用媒体材料を使用し
て、標準蛋白質を電気泳動にかけた。次いで、その電気
泳動用媒体材料を、0.1%コーマシープル(C:oo
masie Blue ) R−250に浸漬してゲル
膜の染色を行ない、この染色工程における支持体とゲル
膜との接着状態を観察した。
グロー放電処理を施した支持体を用いた電気泳動用媒体
材料は接着性が優れていて、ゲル膜は染色工程において
終始支持体上に完全に接着していた。また、電気泳動特
性についても問題はなかった。
これに対してグロー放電処理をしていない支持体を使用
した電気泳動用媒体材料は接着性が劣っていてゲル膜は
染色液につけると同時に支持体から剥離した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ■。グロー放電処理が施されたポリマーシートの」二に
    水性ゲル媒体層が設けられてなる電気泳動用媒体材料。 2゜前記水性ゲル奴体層が、アクリルアミド系化合物と
    架橋剤とが水の存在下で架橋重合してなるポリアクリル
    アミド系水性ケルを含む電気泳動用媒体層であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電気泳動用媒体
    材料。 3゜電気泳動用媒体層が更に水溶性ポリマーおよびアガ
    ロースを含むことを特徴とする特許請求の範囲第2項記
    載の電気泳動用媒体材料。 4゜電気泳動用媒体層がさらに変性剤として陰イオン界
    面活性剤を含むことを特徴とする特許請求の範囲第2項
    または第3項記載の電気泳動用媒体材料。 5゜前記陰イオン界面活性剤がアルキル硫酸塩であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の電気泳動用
    媒体材料。 6゜前記陰イオン界面活性剤がドデシル硫酸ナトリウム
    であることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の電
    気泳動用媒体材料。 7゜ポリマーシートがポリエチレンテレフタレートから
    なることを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第4
    項のいずれかに記載の電気泳動用媒体材料。 8゜該水性ゲル媒体層の上に更に、グロー放電処理が施
    されたポリマーカバーシートが設けられていることを特
    徴とする特許請求の範囲t51項記載の電気泳動用媒体
    材料。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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