JPS612057A - 電気泳動用媒体 - Google Patents
電気泳動用媒体Info
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- JPS612057A JPS612057A JP59122661A JP12266184A JPS612057A JP S612057 A JPS612057 A JP S612057A JP 59122661 A JP59122661 A JP 59122661A JP 12266184 A JP12266184 A JP 12266184A JP S612057 A JPS612057 A JP S612057A
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- JP
- Japan
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- electrophoresis
- water
- electrophoresis medium
- gel
- acrylamide
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N27/00—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
- G01N27/26—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
- G01N27/416—Systems
- G01N27/447—Systems using electrophoresis
- G01N27/44704—Details; Accessories
- G01N27/44747—Composition of gel or of carrier mixture
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の分野]
本発明は、電気泳動用媒体に関するものであり、さらに
詳しくは、特に蛋白質等の生体高分子成分の電気泳動分
析に使用するのに適した電気泳動用媒体に関するもので
ある。
詳しくは、特に蛋白質等の生体高分子成分の電気泳動分
析に使用するのに適した電気泳動用媒体に関するもので
ある。
[発明の背景]
電気泳動分析の代表的な態様としては、ガラス板支持体
に寒天、セルロース、セルロースアセテート、デンプン
、シリカゲル、ポリアクリルアミド等の膜形成材料を塗
布または流延して製造した電気泳動膜に緩衝液をしみこ
ませ、この上に分析対象の物質を付着させ、支持体の両
端に電圧をかけ、支持体の上または内部で展開(移動)
させたのち、染色し、この染色した試料の光学濃度を測
定して物質の各成分の定量分析を行なう態様を挙げるこ
とができる。
に寒天、セルロース、セルロースアセテート、デンプン
、シリカゲル、ポリアクリルアミド等の膜形成材料を塗
布または流延して製造した電気泳動膜に緩衝液をしみこ
ませ、この上に分析対象の物質を付着させ、支持体の両
端に電圧をかけ、支持体の上または内部で展開(移動)
させたのち、染色し、この染色した試料の光学濃度を測
定して物質の各成分の定量分析を行なう態様を挙げるこ
とができる。
このような電気泳動分析および電気泳動膜の詳細につい
ては、電気泳動実験法「電気泳動実験法(改訂第5版)
」(文光堂、1975年発行)、資本、水弁編著「最新
電気泳動法」 (床用書店、1973年発行)等に記載
されている・近年において、電気泳動法は生体成分の分
析に多用されており、特に蛋白分析は病気診断のための
生化学検査において頻繁に用いられている。
ては、電気泳動実験法「電気泳動実験法(改訂第5版)
」(文光堂、1975年発行)、資本、水弁編著「最新
電気泳動法」 (床用書店、1973年発行)等に記載
されている・近年において、電気泳動法は生体成分の分
析に多用されており、特に蛋白分析は病気診断のための
生化学検査において頻繁に用いられている。
電気泳動用の膜またはシートとしては古くから濾紙が用
いられていたが、上述のように性能上の面から最近はア
ガロース膜やポリアクリルアミドゲル膜が用いられるよ
うになり、特に分子ふるい効果を有するポリアクリルア
ミドゲル膜は現在最も多く利用されている。
いられていたが、上述のように性能上の面から最近はア
ガロース膜やポリアクリルアミドゲル膜が用いられるよ
うになり、特に分子ふるい効果を有するポリアクリルア
ミドゲル膜は現在最も多く利用されている。
上記のポリアクリルアミドゲル膜は、アクリルアミドの
ような単量体を重合触媒の存在かつ酸素不存在の条件下
にて、N、N’−メチレンビスアクリルアミドのような
二官能性の架橋剤で重合架橋させることによって得られ
ている。
ような単量体を重合触媒の存在かつ酸素不存在の条件下
にて、N、N’−メチレンビスアクリルアミドのような
二官能性の架橋剤で重合架橋させることによって得られ
ている。
ポリアクリルアミドゲル膜の製造に際しては変性剤とし
て陰イオン界面活性剤が添加されることが多い。ただし
、蛋白質分析用ゲル膜の製造においては、変性剤の必要
量が少ないため、湿潤ゲル膜に変性剤水溶液を塗布する
方法、ゲル膜を変性剤水溶液に浸漬する方法等によりゲ
ル膜内に変性剤を含浸させることができる。
て陰イオン界面活性剤が添加されることが多い。ただし
、蛋白質分析用ゲル膜の製造においては、変性剤の必要
量が少ないため、湿潤ゲル膜に変性剤水溶液を塗布する
方法、ゲル膜を変性剤水溶液に浸漬する方法等によりゲ
ル膜内に変性剤を含浸させることができる。
上記のようにポリアクリルアミド形成の重合反応はラジ
カル架橋重合であるため、酸素の影響により架橋重合が
阻害される。従って、−ポリアクリルアミドゲル膜は酸
素を遮断した状態で製造する必要がある。このため、一
般にポリアクリルアミドゲル膜は、二枚のガラス板から
構成されたセル(一定の空間、たとえば0.3mm〜1
mm)の中にゲル形成液を注入したのち酸素を遮断し架
橋重合させてゲル化させることにより製造されている・
従って、このような方法によってはポリアクリルアミド
ゲル膜を短時間に多数製造することは不可能である。ま
た、上記のようにして製造したポリアクリルアミドゲル
膜は非常に壊れやすいため、このようなポリアクリルア
ミドゲル膜を集中的に製造して、必要に応じて電気泳動
操作担当者に供給するようなゲル膜製造φ使用システム
を実現することは実際に不可能であった。
カル架橋重合であるため、酸素の影響により架橋重合が
阻害される。従って、−ポリアクリルアミドゲル膜は酸
素を遮断した状態で製造する必要がある。このため、一
般にポリアクリルアミドゲル膜は、二枚のガラス板から
構成されたセル(一定の空間、たとえば0.3mm〜1
mm)の中にゲル形成液を注入したのち酸素を遮断し架
橋重合させてゲル化させることにより製造されている・
従って、このような方法によってはポリアクリルアミド
ゲル膜を短時間に多数製造することは不可能である。ま
た、上記のようにして製造したポリアクリルアミドゲル
膜は非常に壊れやすいため、このようなポリアクリルア
ミドゲル膜を集中的に製造して、必要に応じて電気泳動
操作担当者に供給するようなゲル膜製造φ使用システム
を実現することは実際に不可能であった。
しかしながら、前述のように、近年では電気泳動分析が
頻繁に利用されるようになっており、これに応じてポリ
アクリルアミドゲル膜の需要も飛躍的に高まっている。
頻繁に利用されるようになっており、これに応じてポリ
アクリルアミドゲル膜の需要も飛躍的に高まっている。
従って電気泳動の実施に適したポリアクリルアミドゲル
膜を短時間に多数製造、すなわち大量生産し、それを電
気泳動操作担当者に供給するシステムの確立が望まれて
いる。
膜を短時間に多数製造、すなわち大量生産し、それを電
気泳動操作担当者に供給するシステムの確立が望まれて
いる。
ポリアクリルアミドゲル膜の大量生産を可能にする一つ
の方法としては、長尺状のプラスチックフィルムを一定
速度で連続的に移動させ、そのフィルム上に架橋重合し
うるゲル形成液を塗布し、不活性ガス中(例えば窒素)
で塗布層をラジカル重合させる方法が有効である。ただ
し、この方法か効率良〈実施されるためには、用いるゲ
ル形成液のゲル化速度が充分高い必要がある。しかしな
がら、従来においてポリアクリルアミドゲル膜の製造に
利用されてきた架橋剤はそのような要求を充分満足させ
るということができない。
の方法としては、長尺状のプラスチックフィルムを一定
速度で連続的に移動させ、そのフィルム上に架橋重合し
うるゲル形成液を塗布し、不活性ガス中(例えば窒素)
で塗布層をラジカル重合させる方法が有効である。ただ
し、この方法か効率良〈実施されるためには、用いるゲ
ル形成液のゲル化速度が充分高い必要がある。しかしな
がら、従来においてポリアクリルアミドゲル膜の製造に
利用されてきた架橋剤はそのような要求を充分満足させ
るということができない。
[発明の目的]
本発明の第一の目的は、生体高分子成分の電気泳動分析
に使用するのに適した電気泳動媒体を提供することにあ
る。
に使用するのに適した電気泳動媒体を提供することにあ
る。
本発明の第二の目的は、大量生産が可能な電気泳動媒体
を提供することにある。
を提供することにある。
本発明の第三の目的は、保存、輸送等が容易な軽量かつ
壊れにくい電気泳動媒体を提供することにある。
壊れにくい電気泳動媒体を提供することにある。
本発明の第四の目的は、蛋白質の電気泳動分析に使用す
るのに適した電気泳動媒体を提供することにある。
るのに適した電気泳動媒体を提供することにある。
[発明の要旨]
本発明は、アクリルアミド系化合物と三個以上の反応性
基を有する架橋剤が、水の存在下で架橋重合してなるポ
リアクリルアミド系水性ゲル電気泳動媒体を提供するも
のである。
基を有する架橋剤が、水の存在下で架橋重合してなるポ
リアクリルアミド系水性ゲル電気泳動媒体を提供するも
のである。
また、本発明は、プラスチック材料製支持体層およびそ
の上に積層されたアクリルアミド系化合物と三個以上の
反応性基を有する架橋剤が水の存在下で架橋重合してな
るポリアクリルアミド系水性ゲル電気泳動媒体層を含む
電気泳動用媒体を提供するものである。
の上に積層されたアクリルアミド系化合物と三個以上の
反応性基を有する架橋剤が水の存在下で架橋重合してな
るポリアクリルアミド系水性ゲル電気泳動媒体層を含む
電気泳動用媒体を提供するものである。
本発明における電気泳動媒体もしくは電気泳動媒体層を
形成するためのポリアクリルアミド系水性ゲル形成液、
すなわち、アクリルアミド系化合物と三個以上の反応性
基を有する架橋剤とを含むゲル形成液は、水の存在下で
架橋重合する際の重合速度が顕著に速いため、電気泳動
媒体の工業的な生産に好適である。そして、特に長尺状
のプラスチンク材料製支持体を一定速度で連続的に移動
させて、その支持体上にゲル形成液を塗布し、次いで不
活性ガス中(例えば窒素)でラジカル重合させる方法を
利用する製造方法にて製造される電気泳動用媒体として
本発明の電気泳動用媒体は特に有効である。
形成するためのポリアクリルアミド系水性ゲル形成液、
すなわち、アクリルアミド系化合物と三個以上の反応性
基を有する架橋剤とを含むゲル形成液は、水の存在下で
架橋重合する際の重合速度が顕著に速いため、電気泳動
媒体の工業的な生産に好適である。そして、特に長尺状
のプラスチンク材料製支持体を一定速度で連続的に移動
させて、その支持体上にゲル形成液を塗布し、次いで不
活性ガス中(例えば窒素)でラジカル重合させる方法を
利用する製造方法にて製造される電気泳動用媒体として
本発明の電気泳動用媒体は特に有効である。
本発明の電気泳動用媒体は大量生産により製造すること
が可能で、保存、輸送等が容易な軽量かつ壊れにくい電
気泳動媒体であるため、ポリアクリルアミドゲル膜(電
気泳動媒体)を集中的に製造し、必要に応じて電気泳動
操作担当者に供給するようなゲル膜製造・使用システム
の実現に極めて有効である。
が可能で、保存、輸送等が容易な軽量かつ壊れにくい電
気泳動媒体であるため、ポリアクリルアミドゲル膜(電
気泳動媒体)を集中的に製造し、必要に応じて電気泳動
操作担当者に供給するようなゲル膜製造・使用システム
の実現に極めて有効である。
[発明の詳細な記述]
本発明の電気泳動用媒体は、支持体上で製造され、一般
にその支持体に載置したまま、保存、輸送および使用が
行なわれる。ただし、製造時に用いる支持体と保存、輸
送時の支持体あるいは使用時の支持体は必ずしも同一で
ある必要はない。
にその支持体に載置したまま、保存、輸送および使用が
行なわれる。ただし、製造時に用いる支持体と保存、輸
送時の支持体あるいは使用時の支持体は必ずしも同一で
ある必要はない。
本発明の電気泳動用媒体の支持体としては、ガラス板、
ポリマーコート紙、プラスチックシートなどの任意の耐
水性シート状支持体を用いることができる。ただし、本
発明の電気泳動用媒体の利点を生かすためには、支持体
としてプラスチックシートを用いることが望ましい。
ポリマーコート紙、プラスチックシートなどの任意の耐
水性シート状支持体を用いることができる。ただし、本
発明の電気泳動用媒体の利点を生かすためには、支持体
としてプラスチックシートを用いることが望ましい。
電気泳動用媒体のプラスチックシート支持体としては各
種のプラスチックシートを用いることができる。好まし
いプラスチックシートの例としては、親水性ポリマーま
たは公知の表面処理により表面を親水化したポリマー(
例、ポリエチレンテレフタレート、ビスフェノールAの
ポリカルボネート、ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン・
塩化ビニルコポリマー、ポリメチルメタアクリレート、
ポリエチレン、ポリプロピレン、セルロースアセテート
類、セルロースアセテートプロピオネート等)のシート
(フィルム、板状物も含む)等を挙げることができる。
種のプラスチックシートを用いることができる。好まし
いプラスチックシートの例としては、親水性ポリマーま
たは公知の表面処理により表面を親水化したポリマー(
例、ポリエチレンテレフタレート、ビスフェノールAの
ポリカルボネート、ポリ塩化ビニル、塩化ビニリデン・
塩化ビニルコポリマー、ポリメチルメタアクリレート、
ポリエチレン、ポリプロピレン、セルロースアセテート
類、セルロースアセテートプロピオネート等)のシート
(フィルム、板状物も含む)等を挙げることができる。
特に好ましい支持体はポリエチレンテレフタレートであ
る。
る。
次に電気泳動用媒体層(以下においてゲル媒体層、ポリ
アクリルアミドゲル膜あるいは単にゲル膜ともいう)に
ついて説明する。
アクリルアミドゲル膜あるいは単にゲル膜ともいう)に
ついて説明する。
ポリアクリルアミドゲル膜は、アクリルアミド系化合物
と架橋剤とを、水溶液または水分散液として水中に溶解
または分散させてゲル形成液を調製したのち、液中で両
者を架橋重合させて架橋重合した水性ゲル膜として形成
することにより得ることができる。本明細書においては
、特にことわらない限り、(水中に)溶解と(水中に)
分散の両者を含めて単に(水中に)溶解といい、水溶液
□と水分散液の両者を含めて単に水溶液という。
と架橋剤とを、水溶液または水分散液として水中に溶解
または分散させてゲル形成液を調製したのち、液中で両
者を架橋重合させて架橋重合した水性ゲル膜として形成
することにより得ることができる。本明細書においては
、特にことわらない限り、(水中に)溶解と(水中に)
分散の両者を含めて単に(水中に)溶解といい、水溶液
□と水分散液の両者を含めて単に水溶液という。
また溶媒または分散媒としては、所望により加えられる
有機溶媒と水の混合物をも包含する。
有機溶媒と水の混合物をも包含する。
本発明に用いることができるアクリルアミド系化合物の
例としては、アクリルアミド、N−メチルアクリルアミ
ド、N、N−ジメチルアクリルアミド、N−(ヒドロキ
シメチル)アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド
等のアクリルアミドホモログや、メタクリルアミド系化
合物、例えばメタクリルアミドがあげられ、これらの化
合物は単独で、あるいは二種以上を併用して用いること
ができる。これらのアクリルアミド系化合物のうちでは
アクリルアミドが最も好ましく、またアクリルアミドと
他のアクリルアミド系化合物の一種以上の併用も好まし
い。。
例としては、アクリルアミド、N−メチルアクリルアミ
ド、N、N−ジメチルアクリルアミド、N−(ヒドロキ
シメチル)アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド
等のアクリルアミドホモログや、メタクリルアミド系化
合物、例えばメタクリルアミドがあげられ、これらの化
合物は単独で、あるいは二種以上を併用して用いること
ができる。これらのアクリルアミド系化合物のうちでは
アクリルアミドが最も好ましく、またアクリルアミドと
他のアクリルアミド系化合物の一種以上の併用も好まし
い。。
本発明では、架橋剤として三個以上の反応性基を有する
化合物を用いる。本発明の電気泳動用媒体の製造におい
て用いられる三個以上の反応性基を有する架橋剤の例と
しては、トリアリルシアヌレート、トリアリルインシア
ヌレート、l、3゜5−トリアクリロイルへキサヒドロ
−5−トリアジンなどの三官能性化合物が挙げることが
できる。更にr EIectrophoresisJ
[381,2,213−228等に記載の公知のN、N
’−メチレンビスアクリルアミド等の二官醜性架橋剤の
一種または二種以上を併用してもよい。
化合物を用いる。本発明の電気泳動用媒体の製造におい
て用いられる三個以上の反応性基を有する架橋剤の例と
しては、トリアリルシアヌレート、トリアリルインシア
ヌレート、l、3゜5−トリアクリロイルへキサヒドロ
−5−トリアジンなどの三官能性化合物が挙げることが
できる。更にr EIectrophoresisJ
[381,2,213−228等に記載の公知のN、N
’−メチレンビスアクリルアミド等の二官醜性架橋剤の
一種または二種以上を併用してもよい。
架橋剤の量は、単量体(アクリルアミド系化合物)と架
橋剤の総重量に対して約1重量%から約30重量%、好
ましくは約3重量%から約10重量%の範囲の量で用い
ることができる。
橋剤の総重量に対して約1重量%から約30重量%、好
ましくは約3重量%から約10重量%の範囲の量で用い
ることができる。
本発明の電気泳動用媒体の製造において用いられるポリ
アクリルアミドゲルのゲル濃度としては、S、 Hje
rten: r Arch、 Biochem、 Bi
ophys、J! (5upp1.)、 +47 (I
n2)に記載の定義に従って表示して、単量体、架橋剤
および水からなるゲル媒体の容積に対して、単量体と架
橋剤の量が約3W/V%から約30w/v%の範囲が好
ましく用いられる。
アクリルアミドゲルのゲル濃度としては、S、 Hje
rten: r Arch、 Biochem、 Bi
ophys、J! (5upp1.)、 +47 (I
n2)に記載の定義に従って表示して、単量体、架橋剤
および水からなるゲル媒体の容積に対して、単量体と架
橋剤の量が約3W/V%から約30w/v%の範囲が好
ましく用いられる。
本発明の電気泳動用媒体は、主として蛋白質または複合
蛋白質(たとえば、リポプロティン、糖プロティンなど
)の分析に有利に用いられるものであり、電気泳動用媒
体層には、変性剤として陰イオン性界面活性剤を含有さ
せることができる。
蛋白質(たとえば、リポプロティン、糖プロティンなど
)の分析に有利に用いられるものであり、電気泳動用媒
体層には、変性剤として陰イオン性界面活性剤を含有さ
せることができる。
分析試料が蛋白質または複合蛋白質(例えばリポ蛋白質
、糖蛋白質など)の場合には陰イオン界面活性剤を含ま
せることは好ましいか、または必須であることが多い。
、糖蛋白質など)の場合には陰イオン界面活性剤を含ま
せることは好ましいか、または必須であることが多い。
ただし陰イオン界面活性剤を電気泳動用媒体層に含有さ
せないことがあることは勿論である。たとえば陰イオン
界面活性剤を含有しない電気泳動用媒体層は、DNAフ
ラグメント分析に基づく遺伝病診断あるいは制限酵素分
解を利用したDNA構造解析などの目的に用いることが
できる。
せないことがあることは勿論である。たとえば陰イオン
界面活性剤を含有しない電気泳動用媒体層は、DNAフ
ラグメント分析に基づく遺伝病診断あるいは制限酵素分
解を利用したDNA構造解析などの目的に用いることが
できる。
陰イオン界面活性剤を電気泳動用媒体層に含有させるこ
とにより、蛋白質または複合蛋白質の効率的な分離とそ
れらの分子量測定が可能となる。
とにより、蛋白質または複合蛋白質の効率的な分離とそ
れらの分子量測定が可能となる。
陰イオン性界面活性剤の例としてはアルキル硫酸塩を挙
げることができ、特に炭素原子数10以上の長鎖アルキ
ル基を有するアルキル硫酸塩が好ましく用いられる。塩
を形成する陽イオンとしては、ナトリウムイオン、カリ
ウムイオン、リチウムイオ、ン等のアルカリ金属イオン
が一般的であり、これらのうちではナトリウムイオンが
用いやすい。アルキル硫酸塩のうちではドデシル硫酸塩
(ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩等)が好まし
く、なかでもドデシル硫酸ナトリウム(SDS)が最も
好ましい。SDSを本発明の電気泳動用媒体層に含有さ
せることにより蛋白質または複合蛋白質の効率的な分離
およびそれらの分子量測定が可能となる。
げることができ、特に炭素原子数10以上の長鎖アルキ
ル基を有するアルキル硫酸塩が好ましく用いられる。塩
を形成する陽イオンとしては、ナトリウムイオン、カリ
ウムイオン、リチウムイオ、ン等のアルカリ金属イオン
が一般的であり、これらのうちではナトリウムイオンが
用いやすい。アルキル硫酸塩のうちではドデシル硫酸塩
(ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩等)が好まし
く、なかでもドデシル硫酸ナトリウム(SDS)が最も
好ましい。SDSを本発明の電気泳動用媒体層に含有さ
せることにより蛋白質または複合蛋白質の効率的な分離
およびそれらの分子量測定が可能となる。
変性剤としての陰イオン界面活性剤の含有量はゲル形成
液に対して約0.05w/v%から約2、Ow/v%、
好ましくは約0 、1 W / V%から約1.5w/
v%の範囲である。
液に対して約0.05w/v%から約2、Ow/v%、
好ましくは約0 、1 W / V%から約1.5w/
v%の範囲である。
本発明の電気泳動用媒体層には、場合によって水溶性ポ
リマーが添加される。水溶性ポリマーとしては、付加重
合型または縮重合型の水溶性ポリマーを用いることがで
きる。付加重合型ポリマーの例としては、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド
等の非イオン性水溶性ポリマーが挙げられる。また縮重
合型ポリマーの例としては、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール等の非イオン性水溶性ポリア
ルキレングリコールが挙げられる。これらの水溶性ポリ
マーのうちでは、ポリアクリルアミドとポリエチレング
リコールが好ましい。 水溶性ポリマーの分子量は約1
万から約100万の範囲のものが好ましい。水溶性ポリ
マーは単量体と架橋剤の合計重量に対して、約2重量%
から約100重量%の範囲、そして好ましくは約5重量
%から約50重量%の範囲で用いられる。
リマーが添加される。水溶性ポリマーとしては、付加重
合型または縮重合型の水溶性ポリマーを用いることがで
きる。付加重合型ポリマーの例としては、ポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド
等の非イオン性水溶性ポリマーが挙げられる。また縮重
合型ポリマーの例としては、ポリエチレングリコール、
ポリプロピレングリコール等の非イオン性水溶性ポリア
ルキレングリコールが挙げられる。これらの水溶性ポリ
マーのうちでは、ポリアクリルアミドとポリエチレング
リコールが好ましい。 水溶性ポリマーの分子量は約1
万から約100万の範囲のものが好ましい。水溶性ポリ
マーは単量体と架橋剤の合計重量に対して、約2重量%
から約100重量%の範囲、そして好ましくは約5重量
%から約50重量%の範囲で用いられる。
水溶性ポリマーの添加によりポリアクリルアミドゲル膜
が可塑性を有するようになり、裁断加工時に壊れること
がなく、またゲル膜は乾燥時にも可塑性を有するよう、
になり、もろさが改良され壊れにくくなるとの利点があ
る。また水溶性ポリマーの分子量および添加量を選択す
ることにより、ケル膜の粘度をコントロールすることも
できる。
が可塑性を有するようになり、裁断加工時に壊れること
がなく、またゲル膜は乾燥時にも可塑性を有するよう、
になり、もろさが改良され壊れにくくなるとの利点があ
る。また水溶性ポリマーの分子量および添加量を選択す
ることにより、ケル膜の粘度をコントロールすることも
できる。
本発明のポリアクリルアミドゲル膜は、さらにアガロー
スを含有することが好ましい。アガロースとしては任意
のものを使用することができ、低電気浸透性、中電気浸
透性、高電気浸透性アガロースのいずれをも用いること
ができる。用いることができるアガロースの例としては
、特開昭55−5730号、特開昭55−110946
号、特表昭57−502098号等の各公報に開示のア
ガロース等がある。アガロースは、単量体と架橋剤を含
む水性ゲルの容積に対して約0.2w/v%から約2
w / v%、好ましくは約0.3w/v%から約1.
2w/v%の割合で用いられる。
スを含有することが好ましい。アガロースとしては任意
のものを使用することができ、低電気浸透性、中電気浸
透性、高電気浸透性アガロースのいずれをも用いること
ができる。用いることができるアガロースの例としては
、特開昭55−5730号、特開昭55−110946
号、特表昭57−502098号等の各公報に開示のア
ガロース等がある。アガロースは、単量体と架橋剤を含
む水性ゲルの容積に対して約0.2w/v%から約2
w / v%、好ましくは約0.3w/v%から約1.
2w/v%の割合で用いられる。
ポリアクリルアミドゲル膜が7ガロースを含有する場合
には、ゲル形成液の温度を変化させることによって適当
な液粘度にコントロールすることが可能となるため、そ
の流動性を止めることができ、またゲル膜を成形する操
作において成形しやすくなるとの利点がある。
には、ゲル形成液の温度を変化させることによって適当
な液粘度にコントロールすることが可能となるため、そ
の流動性を止めることができ、またゲル膜を成形する操
作において成形しやすくなるとの利点がある。
本発明の電気泳動用媒体層にはpH緩衝剤を含有させる
ことができる。緩衝剤としては、電気泳動分析される試
料に応じて、PH2,5から10.0の範囲内のpH値
に緩衝できる公知の緩衝剤から適宜選択して用いること
ができる。
ことができる。緩衝剤としては、電気泳動分析される試
料に応じて、PH2,5から10.0の範囲内のpH値
に緩衝できる公知の緩衝剤から適宜選択して用いること
ができる。
用いうる緩衝剤としては、日本化学全編「化学便覧 基
礎編」(東京、丸善■1866年発行)1312−13
20ページ;青水、永井編「最新電気泳動法」 (東京
、床用書店、1873年発行320−322ページ;
r Data for Biochemical Re
5earchJ (R,M。
礎編」(東京、丸善■1866年発行)1312−13
20ページ;青水、永井編「最新電気泳動法」 (東京
、床用書店、1873年発行320−322ページ;
r Data for Biochemical Re
5earchJ (R,M。
C,Dawson et al、編、第2版、0xfo
rd at theClarendon Press、
19[19年発行) 47B−508頁;r B
iochemistry J ”4. 467
(186B)、 r Analyticat Bio
cheaistryJ 104.300−310(19
80)等に記載の緩衝剤が挙げられる。
rd at theClarendon Press、
19[19年発行) 47B−508頁;r B
iochemistry J ”4. 467
(186B)、 r Analyticat Bio
cheaistryJ 104.300−310(19
80)等に記載の緩衝剤が挙げられる。
緩衝剤の例としては、バルビツールを含む緩衝剤、トリ
ス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(Tris)を含
む緩衝剤、燐酸塩を含む緩衝剤、ホウ酸塩を含む緩衝剤
、酢酸または酢酸塩を含む緩衝剤、クエン酸またはクエ
ン酸塩を含む緩衝剤、乳酸または乳酸塩を含む緩衝剤、
グリシンを含む緩衝剤、N、N−ビス(2−ヒドロキシ
エチル)グリシン(Bicine)、N−2−ヒドロキ
シエチルピペラジン−N′−2−ヒドロキシプロパン−
3−スルホン酸(HEPPSO)またはその塩、N−2
−ヒドロキシエチルピペラジン−N’−3−プロパンス
ルホン酸(EPPS)またはその塩、N−[トリス(ヒ
ドロキシメチル)]−]3−7ミノプロパンスルホン酸
TAPS)またはその塩等をおよび、これらのいずれか
と必要により組合せられる酸、アルカリ、または塩等を
挙げることができる。好ましい緩衝剤の具体例としては
、燐酸二水素カリウム会燐酸水素二ナトリウム、Tri
s・ホウ酸ナトリウム、TriS拳ホウ酸ナトリウム・
EDTA2Na塩、Tris・クエン酸、パルビタール
ナトリウム・酢酸ナトリウム、パルビタールナトリウム
・塩酸、バルビツール・パルビタールナトリウム、酢酸
φ酢酸ナトリウム、乳酸・乳酸ナトリウム、クエン酸−
燐酸水素二ナトリウム、ビシン(Bicine)、HE
PPSO,HEPPSOナトリウム塩、EPPS、EP
PSナトリウム塩、TAPS、TAPSナトリウム塩等
を挙げることができる。
ス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(Tris)を含
む緩衝剤、燐酸塩を含む緩衝剤、ホウ酸塩を含む緩衝剤
、酢酸または酢酸塩を含む緩衝剤、クエン酸またはクエ
ン酸塩を含む緩衝剤、乳酸または乳酸塩を含む緩衝剤、
グリシンを含む緩衝剤、N、N−ビス(2−ヒドロキシ
エチル)グリシン(Bicine)、N−2−ヒドロキ
シエチルピペラジン−N′−2−ヒドロキシプロパン−
3−スルホン酸(HEPPSO)またはその塩、N−2
−ヒドロキシエチルピペラジン−N’−3−プロパンス
ルホン酸(EPPS)またはその塩、N−[トリス(ヒ
ドロキシメチル)]−]3−7ミノプロパンスルホン酸
TAPS)またはその塩等をおよび、これらのいずれか
と必要により組合せられる酸、アルカリ、または塩等を
挙げることができる。好ましい緩衝剤の具体例としては
、燐酸二水素カリウム会燐酸水素二ナトリウム、Tri
s・ホウ酸ナトリウム、TriS拳ホウ酸ナトリウム・
EDTA2Na塩、Tris・クエン酸、パルビタール
ナトリウム・酢酸ナトリウム、パルビタールナトリウム
・塩酸、バルビツール・パルビタールナトリウム、酢酸
φ酢酸ナトリウム、乳酸・乳酸ナトリウム、クエン酸−
燐酸水素二ナトリウム、ビシン(Bicine)、HE
PPSO,HEPPSOナトリウム塩、EPPS、EP
PSナトリウム塩、TAPS、TAPSナトリウム塩等
を挙げることができる。
また1本発明の電気泳動用媒体層には、湿潤剤としてグ
リセリン、エチレングリコール等のポリオール化合物を
含有させることもできる。゛ポリオール化合物の含有量
は、電気泳動用媒体層の容積に対して約5 w / v
%から約40 w / v%の範囲から選ばれる。これ
らの化合物のうちではグリセリンが特に好ましい。湿潤
剤を配合することによりポリアクリルアミドゲル膜の保
存時の極端な水分の蒸発による乾燥を防ぐことが可能と
なり、また極端な乾燥に起因するもろさの発生を防ぎ、
ひびわれを防ぐ等のゲル膜の物性が改善されるとの利点
がある。
リセリン、エチレングリコール等のポリオール化合物を
含有させることもできる。゛ポリオール化合物の含有量
は、電気泳動用媒体層の容積に対して約5 w / v
%から約40 w / v%の範囲から選ばれる。これ
らの化合物のうちではグリセリンが特に好ましい。湿潤
剤を配合することによりポリアクリルアミドゲル膜の保
存時の極端な水分の蒸発による乾燥を防ぐことが可能と
なり、また極端な乾燥に起因するもろさの発生を防ぎ、
ひびわれを防ぐ等のゲル膜の物性が改善されるとの利点
がある。
本発明の電気泳動用媒体層には、必要に応じて抗酸化剤
を含有させることができる。抗酸化剤としては、ポリア
クリルアミドゲル膜に配合しうろことが知られている種
々の化合物を用いることができる。抗酸化剤の例として
は、ジチオスレイトール、2−メルカプトエタノールな
どを挙げることができる。
を含有させることができる。抗酸化剤としては、ポリア
クリルアミドゲル膜に配合しうろことが知られている種
々の化合物を用いることができる。抗酸化剤の例として
は、ジチオスレイトール、2−メルカプトエタノールな
どを挙げることができる。
本発明の電気泳動用媒体における電気泳動用媒体層(ポ
リアクリルアミドゲル膜)の代表的なものは、上記のよ
うにアクリルアミドに代表される単量体、二官能性のア
リル(allyl )化合物またはアクリル化合物(架
橋剤)、水溶性ポリマー、およびアガロースなどを、実
質的に均一な水溶液中で単量体と架橋剤とをラジカル架
橋重合させて得られるものであり、単量体と架橋剤から
形成された三次元架橋重合体に水溶性ポリマーと7ガロ
ースが実質的に分散されて、後二者のポリマー鎖と三次
元架橋重合体とがからみあっている構造を有すると推定
される。
リアクリルアミドゲル膜)の代表的なものは、上記のよ
うにアクリルアミドに代表される単量体、二官能性のア
リル(allyl )化合物またはアクリル化合物(架
橋剤)、水溶性ポリマー、およびアガロースなどを、実
質的に均一な水溶液中で単量体と架橋剤とをラジカル架
橋重合させて得られるものであり、単量体と架橋剤から
形成された三次元架橋重合体に水溶性ポリマーと7ガロ
ースが実質的に分散されて、後二者のポリマー鎖と三次
元架橋重合体とがからみあっている構造を有すると推定
される。
上記のラジカル架橋重合反応は分子状酸素の不存在下で
過酸化物の存在および/または紫外線照射等公知の方法
により発生させることができる。
過酸化物の存在および/または紫外線照射等公知の方法
により発生させることができる。
さらに、この架橋重合反応は加熱または紫外線照射によ
り加速することもできる。
り加速することもできる。
ラジカル架橋重合用触媒としては、r Electr。
phoresisJ 198+、 2.213−219
.同+981. ?、 220−228;古木、永井編
「最新電気泳動法J (1973年発行)等に記載の
公知の低温ラジカル重合開始剤のうちから適宜選択して
用いることができる。好ましいラジカル重合開始剤の具
体例としては、β−ジメチルアミノプロピオニトリル(
DMAPN)φペルオクソニ硫酸アンモニウム混合物、
N、N、N’ 、N“−テトラメチルエチレンジアミン
(TEMED)・ペルオクソニ硫酸アンモニウム混合物
、TEMED−リボフラビン混合物、TEMED・リボ
フラビン・過酸化水素混合物と紫外線照射の組合せ等が
挙げられる。ラジカル重合開始剤の含有量は、単量体と
架橋剤の合計重量に対して約0.3重量%から約5重量
%、そして好ましくは約0.5重量%から約3重量%の
範囲である。
.同+981. ?、 220−228;古木、永井編
「最新電気泳動法J (1973年発行)等に記載の
公知の低温ラジカル重合開始剤のうちから適宜選択して
用いることができる。好ましいラジカル重合開始剤の具
体例としては、β−ジメチルアミノプロピオニトリル(
DMAPN)φペルオクソニ硫酸アンモニウム混合物、
N、N、N’ 、N“−テトラメチルエチレンジアミン
(TEMED)・ペルオクソニ硫酸アンモニウム混合物
、TEMED−リボフラビン混合物、TEMED・リボ
フラビン・過酸化水素混合物と紫外線照射の組合せ等が
挙げられる。ラジカル重合開始剤の含有量は、単量体と
架橋剤の合計重量に対して約0.3重量%から約5重量
%、そして好ましくは約0.5重量%から約3重量%の
範囲である。
本発明のポリアクリルアミドゲル膜は、平滑表面を有す
る支持体の上にゲル形成液を公知の方法により塗布して
塗布層を設けたのち、その塗布層を架橋重合させて電気
泳動用媒体層として形成する。ただし、ゲル形成液を支
持体に塗布するに際しては、電気泳動用媒体層と支持体
との接着性を向上させるために、予め支持体表面に接着
層を設け、この上にゲル形成液を塗布し、ゲル化させる
方法を利用することもできる。このような接着層の付設
は、支持体としてプラスチックシートを用いた際に特に
有利となる。すなわち、プラスチック製支持体、接着層
および電気泳動用媒体層の三層構造からなる電気泳動用
媒体は、その製造、保存、輸送および電気泳動操作など
において耐分離性が優れ、取り扱いが容易であるところ
から、実用的に好ましい。
る支持体の上にゲル形成液を公知の方法により塗布して
塗布層を設けたのち、その塗布層を架橋重合させて電気
泳動用媒体層として形成する。ただし、ゲル形成液を支
持体に塗布するに際しては、電気泳動用媒体層と支持体
との接着性を向上させるために、予め支持体表面に接着
層を設け、この上にゲル形成液を塗布し、ゲル化させる
方法を利用することもできる。このような接着層の付設
は、支持体としてプラスチックシートを用いた際に特に
有利となる。すなわち、プラスチック製支持体、接着層
および電気泳動用媒体層の三層構造からなる電気泳動用
媒体は、その製造、保存、輸送および電気泳動操作など
において耐分離性が優れ、取り扱いが容易であるところ
から、実用的に好ましい。
ゲル形成液を支持体の表面で架橋重合させる場合には、
ゲル形成液の上を更にカバーフィルム、シートまたは板
などの被覆材料でおおうことができる。この目的に使用
されるカバーフィルム等としては前記支持体と同様な素
材からなるものを用いることができる。この被覆材料の
厚さは300pm以下であり、実用的に好ましい範囲と
しては約4μm〜約200 gm、特に好ましい範囲と
じては約4川m〜約100gmである。
ゲル形成液の上を更にカバーフィルム、シートまたは板
などの被覆材料でおおうことができる。この目的に使用
されるカバーフィルム等としては前記支持体と同様な素
材からなるものを用いることができる。この被覆材料の
厚さは300pm以下であり、実用的に好ましい範囲と
しては約4μm〜約200 gm、特に好ましい範囲と
じては約4川m〜約100gmである。
なお、本発明の電気泳動媒体を製造するに際して、カバ
ーフィルム等の上に電気泳動媒体を形成させたのち、そ
の上に支持体を付設する方法を利用することも可能であ
る。
ーフィルム等の上に電気泳動媒体を形成させたのち、そ
の上に支持体を付設する方法を利用することも可能であ
る。
電気泳動媒体層の製造に際してカバーフィルムが付設さ
れた電気泳動媒体は電気泳動に付されたのちカバーフィ
ルムを除き、たとえば染色処理などを行なうことにより
、泳動結果の解析が行なわれる。また、このカバーフィ
ルムを除去することなくそのままオートラジオグラフィ
処理することも可能である。
れた電気泳動媒体は電気泳動に付されたのちカバーフィ
ルムを除き、たとえば染色処理などを行なうことにより
、泳動結果の解析が行なわれる。また、このカバーフィ
ルムを除去することなくそのままオートラジオグラフィ
処理することも可能である。
本発明の電気泳動用媒体における電気泳動用媒体層(ポ
リアクリルアミドゲル膜)は支持体との接着性が高い(
接着力が大きい)ため、通常の工程においては電気泳動
用媒体層と支持体とは常に一体として処理することがで
きる。従って、本発明の電気泳動用媒体を用いることに
よって、特に蛋白質または複合蛋白質の電気泳動操作に
おいて従来必要とされていた複雑な操作工程の省略が可
能になり、また支持体上に電気泳動用媒体層(ポリアク
リルアミドゲル膜)をのせたままで、電気泳動操作およ
び染色操作などを実施することが可能となる。
リアクリルアミドゲル膜)は支持体との接着性が高い(
接着力が大きい)ため、通常の工程においては電気泳動
用媒体層と支持体とは常に一体として処理することがで
きる。従って、本発明の電気泳動用媒体を用いることに
よって、特に蛋白質または複合蛋白質の電気泳動操作に
おいて従来必要とされていた複雑な操作工程の省略が可
能になり、また支持体上に電気泳動用媒体層(ポリアク
リルアミドゲル膜)をのせたままで、電気泳動操作およ
び染色操作などを実施することが可能となる。
次に本発明の実施例を示す。
[実施例1]
表面を親水性にした厚さ180pmのポリエチレンテレ
フタレート(PET)シート(支持体)の上に約500
pmの厚さになるように、第1表記載のゲル形成液にベ
ルオクソニ硫酸アンモニウム66mg、TEMED66
pmリボフラビン燐酸エステル1 m gを加えたゲル
形成液を塗布し、窒素雰囲気中で紫外線を照射しゲル化
させて電気泳動用媒体層を形成させた。塗布した後、2
5℃でのゲル化時間を測定し、ゲル化速度を求めた。
フタレート(PET)シート(支持体)の上に約500
pmの厚さになるように、第1表記載のゲル形成液にベ
ルオクソニ硫酸アンモニウム66mg、TEMED66
pmリボフラビン燐酸エステル1 m gを加えたゲル
形成液を塗布し、窒素雰囲気中で紫外線を照射しゲル化
させて電気泳動用媒体層を形成させた。塗布した後、2
5℃でのゲル化時間を測定し、ゲル化速度を求めた。
第1表 ゲル形成液
試料番号 l(比較用)2(本発明)アク
リルアミド 9.5 g !3.5 g
B I S O,54g
−TAHT o、5
4g燐酩燐酸水素ナトリウム3.58 g 同左
12水塩 燐酸二水素ナトリウム・ 0.33 g 同左1
2水塩 S D S O,10g 同
左水を加えて 100m文 同左柱)B
IS:N、N’−メチレンビスアクリルアミド [二官
能性架橋剤] TAHT:1.3.5−トリアクリロイルへキサヒドロ
−5−トリアジン [三官能性架橋剤〕 各試料のゲル化速度を測定した結果、比較用の従来一般
的に用いられているポリアクリルアミドゲル膜(試料1
)のゲル化には17分を必要とするのに対して、本発明
のポリアクリルアミドゲル膜(試料2)は5分でゲル化
することが確認された。
リルアミド 9.5 g !3.5 g
B I S O,54g
−TAHT o、5
4g燐酩燐酸水素ナトリウム3.58 g 同左
12水塩 燐酸二水素ナトリウム・ 0.33 g 同左1
2水塩 S D S O,10g 同
左水を加えて 100m文 同左柱)B
IS:N、N’−メチレンビスアクリルアミド [二官
能性架橋剤] TAHT:1.3.5−トリアクリロイルへキサヒドロ
−5−トリアジン [三官能性架橋剤〕 各試料のゲル化速度を測定した結果、比較用の従来一般
的に用いられているポリアクリルアミドゲル膜(試料1
)のゲル化には17分を必要とするのに対して、本発明
のポリアクリルアミドゲル膜(試料2)は5分でゲル化
することが確認された。
上記により得られた電気泳動用媒体(試料lおよび試料
2)を使用して、標準蛋白質を電気泳動にかけた。つい
で、この電気泳動用媒体を0.1%クブシ〜ブルー (
Coomassie Blue) R−250染色液に
浸漬して染色を行ない、蛋白質の分離性能を調べた。本
発明の試料(試料2)は、従来一般的に用いられている
ポリアクリルアミドゲル膜を電気泳動媒体層とした比較
用試料(試料1)と同等の性能を示した。
2)を使用して、標準蛋白質を電気泳動にかけた。つい
で、この電気泳動用媒体を0.1%クブシ〜ブルー (
Coomassie Blue) R−250染色液に
浸漬して染色を行ない、蛋白質の分離性能を調べた。本
発明の試料(試料2)は、従来一般的に用いられている
ポリアクリルアミドゲル膜を電気泳動媒体層とした比較
用試料(試料1)と同等の性能を示した。
[実施例2]
実施例1と同様にして、第2表のゲル形成液を用いて支
持体上にポリアクリルアミドゲル膜を形成した。
持体上にポリアクリルアミドゲル膜を形成した。
第2表 ゲル形成液
試料番号 3(比較用)4(本発明)アク
リルアミド 7.B g 7.8 gB
I S O,43g
−TAHT O,4
3gトリス(ヒドロキシ 1.08 g 同
左メチル)アミノメタン 硼酸 Q、55 g 同左E
DTA・2NA 0.75g 同左水を
加えて 100m文 同左柱)BIS
およびTAHTは第1表と同じ。
リルアミド 7.B g 7.8 gB
I S O,43g
−TAHT O,4
3gトリス(ヒドロキシ 1.08 g 同
左メチル)アミノメタン 硼酸 Q、55 g 同左E
DTA・2NA 0.75g 同左水を
加えて 100m文 同左柱)BIS
およびTAHTは第1表と同じ。
各試料のゲル化速度を測定した結果、比較用の従来一般
的に用いられているポリアクリルアミドゲル膜(試料3
)のゲル化には16分を必要とするのに対して、本発明
のポリアクリルアミドゲル膜(試料4)は6分でゲル化
することが確認された。
的に用いられているポリアクリルアミドゲル膜(試料3
)のゲル化には16分を必要とするのに対して、本発明
のポリアクリルアミドゲル膜(試料4)は6分でゲル化
することが確認された。
上記により得られた電気泳動用媒体(試料3および試料
4)を使用して、制限酵素で分解したDNAの分離性能
を調べた。
4)を使用して、制限酵素で分解したDNAの分離性能
を調べた。
本発明の試料(試料4)は、従来一般的に用いられてい
るポリアクリルアミドゲル膜を電気泳動媒体層とした比
較用試料(試料3)と同等の性能を示した。
るポリアクリルアミドゲル膜を電気泳動媒体層とした比
較用試料(試料3)と同等の性能を示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、アクリルアミド系化合物と三個以上の反応性基を有
する架橋剤が、水の存在下で架橋重合してなるポリアク
リルアミド系水性ゲル電気泳動媒体。 2、さらに水溶性ポリマーおよびアガロースを含むこと
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電気泳動用媒
体。 3、さらに変性剤として陰イオン界面活性剤を含むこと
を特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の
電気泳動用媒体。 4、前記陰イオン界面活性剤がアルキル硫酸塩であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の電気泳動用
媒体。 5、前記陰イオン界面活性剤がドデシル硫酸ナトリウム
であることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の電
気泳動用媒体。 6、プラスチック材料製支持体層および、その上に積層
されたアクリルアミド系化合物と三個以上の反応性基を
有する架橋剤が水の存在下で架橋重合してなるポリアク
リルアミド系水性ゲル電気泳動媒体層を含む電気泳動用
媒体。 7、電気泳動用媒体層がさらに水溶性ポリマーおよびア
ガロースを含むことを特徴とする特許請求の範囲第6項
記載の電気泳動用媒体。 8、電気泳動用媒体層がさらに変性剤として陰イオン界
面活性剤を含むことを特徴とする特許請求の範囲第6項
または第7項記載の電気泳動用媒体。 9、前記陰イオン界面活性剤がアルキル硫酸塩であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の電気泳動用
媒体。 10、前記アルキル硫酸塩がドデシル硫酸ナトリウムで
あることを特徴とする特許請求の範囲第9項記載の電気
泳動用媒体。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59122661A JPS612057A (ja) | 1984-06-14 | 1984-06-14 | 電気泳動用媒体 |
DE8585304260T DE3582750D1 (de) | 1984-06-14 | 1985-06-14 | Elektrophoresemedium. |
EP19850304260 EP0165069B1 (en) | 1984-06-14 | 1985-06-14 | Medium for electrophoresis |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59122661A JPS612057A (ja) | 1984-06-14 | 1984-06-14 | 電気泳動用媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS612057A true JPS612057A (ja) | 1986-01-08 |
Family
ID=14841502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59122661A Pending JPS612057A (ja) | 1984-06-14 | 1984-06-14 | 電気泳動用媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS612057A (ja) |
-
1984
- 1984-06-14 JP JP59122661A patent/JPS612057A/ja active Pending
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