JPS5921136B2 - しゃ断器の開閉装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （利用分野） 本発明は短絡電流、或は過負荷電流等の過電流が流れた
際、電磁石のグランジャが吸引動作して可動接触板をオ
フに引き離す開閉装置に関する。

（従来技術の問題点） この種しゃ断装置として第４図のものが存在する。

即ちプランジャの挿入孔イな可動接触板口に設け、この
可動接触板口に設けた可動接点ハを固定接触板二の固定
接点ホに接合させている。

而して、この両液触板口、二には互に逆方向に電流を通
し、反対方向の電磁力によって引離し時の反発力を伴な
わせ、しゃ断性能を向上させている。

さて、前述のプランジャの挿入孔イのためその近傍では
電流はその孔イに沿って円弧を画くから固定接触板二の
直線とその電磁力の方向が合致せずロスが生じる。

（目的） 本発明は上記の様な点に鑑みて成したものであって、即
ち可動接触板と固定接触板との電流の流れ方向を合致さ
せ、これによシミ磁力の反発力が損なわれないことを目
的としたものである。

（実施例） 以下本発明を一実施例として掲げた図面に基いて説明す
ると、１はしゃ断器本体、２は手動操作ハンドル、３は
ハンドル駆動部、４はプランジャ型電磁石で、プランジ
ャ５．コイル６よすなっている。

而してこのプランジャ型電蒸石４に過電流が流れると、
コイル６に磁束が発生し、プランジャ５が吸引されると
共に前記ハンドル駆動部３の均整を崩す。

７はハンドル駆動部３に連係する可動接触板で、プラン
ジャ５が挿通する孔８を有する。

而してこの孔８はプランジャ５の巾広頭部５ａが通る大
孔８ａと、その後下げられて抜止どなる小孔８ｂとのダ
ルマ型となっている。

９は可動接点、１０は固定接触板で、前記可動接点板７
の挿通孔８と投影に対向する位置に、しかも該挿通孔と
略同−形状の遊び孔１１を設けている。

１２は固定接点である。

従って両液触板７，１０には同一形状で而も同一寸法の
孔８，１１が形成されているから電流の流れは合致し、
磁束も逆向ではあるが同じとなる。

（動作説明） 次に本発明しゃ断器の開閉動作を説明すると、先ず第２
図のイは両接点９，１２が接合しており電流は矢印方向
に流れて互に逆方向となる。

この場合両液触板７，１０の孔８，１１は同一形状のた
め電流の流れは一致し磁束も同様である。

勿論、手動のハンドルでのオフ動作は口の如く可動接触
板７のみが引き離れる。

尚、この際、両者の電磁反発力が多少共作用する。

続いて過電流が流れると、特に過電流は大電流であるか
ら、その電磁反発力も強大であシ瞬時にプランジャ５の
動作を助長する。

（効果） 本発明は上記の如くプランジャ５が挿通する可動接触板
７の挿通孔８と対向する位置で、しかも該挿通孔８と略
同−形状の遊び孔１１を固定接触板１０に設けたから、
両液触板７，１０の電流の流れが一致し、従ってそれに
伴って発生する電磁力も逆方向ではあるが合致し、もっ
て電磁反発力か損なわれることがない効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面第１図及至第３図は本発明しゃ断器の開閉装置の一
実施例を示し、第１図は断面図、第２図は動作図、第３
図は分解斜視図、第４図は従来例図である。 ７・・・・・・可動接触板、８・・・・・・挿通孔、９
・・・・・・可動接点、１０・−・・・・固定接点板、
１１・・・・・・遊び孔。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 過電流に対応して吸引動作するプランジャと、グラ
   ンジャが挿通して非過電流時のオン・オフ動作は独立し
   て行い、且つ過電流時は該プランジャの吸引動作でオフ
   動作を行う可動接触板と、この可動接触板と平行し、且
   つ可動接触板に流れる電流方向と逆方向となる固定接触
   板とでなるしゃ断器に於て、前記プランジャが挿通する
   可動接触子の挿通孔と対向する位置で、しかも該挿通孔
   と略同−形状の遊び孔を前記固定接触板に設けたことを
   特徴としたしゃ断器の開閉装置。