JPS6350762Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6350762Y2 JPS6350762Y2 JP1984151984U JP15198484U JPS6350762Y2 JP S6350762 Y2 JPS6350762 Y2 JP S6350762Y2 JP 1984151984 U JP1984151984 U JP 1984151984U JP 15198484 U JP15198484 U JP 15198484U JP S6350762 Y2 JPS6350762 Y2 JP S6350762Y2
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- operating
- protrusion
- force
- core
- movable iron
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 80
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims description 34
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 claims description 21
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 6
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 5
- 239000003302 ferromagnetic material Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
- Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、手動操作式の開閉器に関する。
従来のこの種開閉器では、その手動操作器に開
閉操作、等に投入操作の動力源としてばねを使用
し、ばねの蓄勢力により投入動作を行なうように
なつている。
閉操作、等に投入操作の動力源としてばねを使用
し、ばねの蓄勢力により投入動作を行なうように
なつている。
しかし、開閉動作にばねを使用すると、ばねの
蓄勢、放勢およびラツチのための機構が必要にな
り、機構が複雑でかつ高価になる問題があり、し
かも、機械的動作部が多くなるため、トラブルの
原因となり、寿命、信頼性に問題がある。
蓄勢、放勢およびラツチのための機構が必要にな
り、機構が複雑でかつ高価になる問題があり、し
かも、機械的動作部が多くなるため、トラブルの
原因となり、寿命、信頼性に問題がある。
この考案は、前記の問題点を解決するためにな
されたものであり、操作軸を回動操作して該操作
軸に機械的に連結された開閉部を投入、遮断する
手動操作式の開閉器において、先端にそれぞれ同
一平面上に位置する吸引面を有する平行な1対の
ヨークと、前記操作軸に一体に連結され先端部が
前記両吸引面に向い合う位置に配置された可動鉄
片と、前記両ヨークの基部間に設けられ前記可動
鉄片を前記両吸引面から吸引して前記操作軸を投
入方向に回動させる永久磁石と、一方の前記ヨー
クの中腹に他方の前記ヨーク側に突設された突出
部と、前記他方のヨークの中腹に摺動自在に貫通
され先端面を前記突出部に接触して前記永久磁石
の磁路を短絡する手動操作鉄心と、該操作鉄心の
先端部に設けられ前記他方のヨークに当接して前
記操作鉄心の抜けを防止する鍔と、前記操作鉄心
が前記突出部に接触した磁路短絡時の前記操作鉄
心と前記突出部との間の吸引力より小さく前記鍔
が前記他方のヨークに当接した磁路非短絡時の前
記操作鉄心と前記突出部との間の吸引力より大き
いばね力を有し、前記操作鉄心を前記突出部より
離す方向に摺動付勢する投入保持ばねと、前記磁
路短絡時の前記両吸引面と前記可動鉄片との間の
吸引力より大きく前記磁路非短絡時の前記両吸引
面と前記可動鉄片との間の吸引力より小さいばね
力を有し、前記可動鉄片を前記両吸引面より離す
方向に付勢する遮断ばねとを備えたことを特徴と
するものである。
されたものであり、操作軸を回動操作して該操作
軸に機械的に連結された開閉部を投入、遮断する
手動操作式の開閉器において、先端にそれぞれ同
一平面上に位置する吸引面を有する平行な1対の
ヨークと、前記操作軸に一体に連結され先端部が
前記両吸引面に向い合う位置に配置された可動鉄
片と、前記両ヨークの基部間に設けられ前記可動
鉄片を前記両吸引面から吸引して前記操作軸を投
入方向に回動させる永久磁石と、一方の前記ヨー
クの中腹に他方の前記ヨーク側に突設された突出
部と、前記他方のヨークの中腹に摺動自在に貫通
され先端面を前記突出部に接触して前記永久磁石
の磁路を短絡する手動操作鉄心と、該操作鉄心の
先端部に設けられ前記他方のヨークに当接して前
記操作鉄心の抜けを防止する鍔と、前記操作鉄心
が前記突出部に接触した磁路短絡時の前記操作鉄
心と前記突出部との間の吸引力より小さく前記鍔
が前記他方のヨークに当接した磁路非短絡時の前
記操作鉄心と前記突出部との間の吸引力より大き
いばね力を有し、前記操作鉄心を前記突出部より
離す方向に摺動付勢する投入保持ばねと、前記磁
路短絡時の前記両吸引面と前記可動鉄片との間の
吸引力より大きく前記磁路非短絡時の前記両吸引
面と前記可動鉄片との間の吸引力より小さいばね
力を有し、前記可動鉄片を前記両吸引面より離す
方向に付勢する遮断ばねとを備えたことを特徴と
するものである。
前述のように構成された開閉器においては、他
方のヨークに貫通された手動操作鉄心の先端を一
方のヨークの突出部に接触させると、永久磁石の
磁路が操作鉄心において短絡されるため、両ヨー
クの吸引面と可動鉄片との間の吸引力が遮断ばね
のばね力より小さくなり、可動鉄片が遮断ばねの
付勢に応じて両吸引面より離れ、操作軸が遮断方
向に回動されて開閉部が遮断する。
方のヨークに貫通された手動操作鉄心の先端を一
方のヨークの突出部に接触させると、永久磁石の
磁路が操作鉄心において短絡されるため、両ヨー
クの吸引面と可動鉄片との間の吸引力が遮断ばね
のばね力より小さくなり、可動鉄片が遮断ばねの
付勢に応じて両吸引面より離れ、操作軸が遮断方
向に回動されて開閉部が遮断する。
このとき、磁路を短絡した操作鉄心には突出部
との間に投入保持ばねより大きい吸引力が作用す
るため、この吸引力により操作鉄心が突出部に接
触した状態に保持され、したがつて、遮断状態が
保持される。
との間に投入保持ばねより大きい吸引力が作用す
るため、この吸引力により操作鉄心が突出部に接
触した状態に保持され、したがつて、遮断状態が
保持される。
つぎに、この遮断状態より操作鉄心を突出部か
ら離れる方向に摺動させてその鍔を他方のヨーク
に当接させると、磁路の短絡状態より解放されて
両吸引面と可動鉄片との間の吸引力が遮断ばねの
ばね力より大きくなり、可動鉄片がこの吸引力に
より両吸引面に吸引されるとともに操作軸が投入
方向に回動し、開閉部が投入動作する。
ら離れる方向に摺動させてその鍔を他方のヨーク
に当接させると、磁路の短絡状態より解放されて
両吸引面と可動鉄片との間の吸引力が遮断ばねの
ばね力より大きくなり、可動鉄片がこの吸引力に
より両吸引面に吸引されるとともに操作軸が投入
方向に回動し、開閉部が投入動作する。
このとき、操作鉄心と突出部との間の吸引力は
投入保持ばねのばね力より小さくなるため、操作
鉄心はその鍔を他方のヨークに当接させた状態に
保持され、したがつて、投入状態が保持される。
投入保持ばねのばね力より小さくなるため、操作
鉄心はその鍔を他方のヨークに当接させた状態に
保持され、したがつて、投入状態が保持される。
つぎに、この考案を、その1実施例を示した図
面とともに詳細に説明する。
面とともに詳細に説明する。
図面において、1は非磁性体からなる水平な取
付板、2および3は強磁性体からなる平行な第1
および第2のヨークであり、第1のヨーク2は中
腹部に第2のヨーク3側、すなわち右方への突出
部2aを有するT字状に形成されるとともに、第
2のヨーク3は角柱状に形成され、両ヨーク2,
3がそれぞれ取付板1の下面にボルト4により固
定されており、両ヨーク2,3のそれぞれの下面
に同一水平面上に位置する吸引面2′,3′が形成
されている。5は第2のヨーク3の中腹に左右方
向に透設された円形の孔であり、第1のヨーク2
の突出部2aの端面2a′に対向して位置する。
付板、2および3は強磁性体からなる平行な第1
および第2のヨークであり、第1のヨーク2は中
腹部に第2のヨーク3側、すなわち右方への突出
部2aを有するT字状に形成されるとともに、第
2のヨーク3は角柱状に形成され、両ヨーク2,
3がそれぞれ取付板1の下面にボルト4により固
定されており、両ヨーク2,3のそれぞれの下面
に同一水平面上に位置する吸引面2′,3′が形成
されている。5は第2のヨーク3の中腹に左右方
向に透設された円形の孔であり、第1のヨーク2
の突出部2aの端面2a′に対向して位置する。
6は両ヨーク2,3の基部間、すなわち上端部
間に設けられ軸方向に着磁された円柱状の永久磁
石であり、永久磁石6の両端部をそれぞれ両ヨー
ク2,3に形成された凹部に嵌め込んで支持され
ている。7は強磁性体からなり第2のヨーク3の
孔5に摺動自在に貫通されるとともに両端に孔5
より大径の鍔7a,7bを一体に有する手動操作
鉄心であり、操作鉄心7の左右動により左側の鍔
7aが突出部2aの端面2a′に接離する。いま、
鍔7aの端面と突出部2aの端面2a′との間隙を
1とする。8は操作鉄心7の右側の鍔7bに軸
9を介して一体に設けられた該操作鉄心7の摺動
用の手動操作つまみ、10は操作鉄心7の外側に
巻装されるとともに第2のヨーク3と鍔7bとの
間に介在された投入保持ばねであり、操作鉄心7
を右方へ付勢する。
間に設けられ軸方向に着磁された円柱状の永久磁
石であり、永久磁石6の両端部をそれぞれ両ヨー
ク2,3に形成された凹部に嵌め込んで支持され
ている。7は強磁性体からなり第2のヨーク3の
孔5に摺動自在に貫通されるとともに両端に孔5
より大径の鍔7a,7bを一体に有する手動操作
鉄心であり、操作鉄心7の左右動により左側の鍔
7aが突出部2aの端面2a′に接離する。いま、
鍔7aの端面と突出部2aの端面2a′との間隙を
1とする。8は操作鉄心7の右側の鍔7bに軸
9を介して一体に設けられた該操作鉄心7の摺動
用の手動操作つまみ、10は操作鉄心7の外側に
巻装されるとともに第2のヨーク3と鍔7bとの
間に介在された投入保持ばねであり、操作鉄心7
を右方へ付勢する。
この投入保持ばね10のばね力は、操作鉄心7
の鍔7aが突出部2aに当接した時の操作鉄心7
と突出部2aとの間の吸引力より小さく、かつ鍔
7aが第2のヨーク3に当接した時の操作鉄心7
と突出部2aとの間の吸引力より大きくなるよう
に設定されている。
の鍔7aが突出部2aに当接した時の操作鉄心7
と突出部2aとの間の吸引力より小さく、かつ鍔
7aが第2のヨーク3に当接した時の操作鉄心7
と突出部2aとの間の吸引力より大きくなるよう
に設定されている。
11は両端部がフレーム(図示せず)に回動自
在に支持された後述の開閉部の操作軸、12は基
部が操作軸11に一体に連結され先端部が両ヨー
ク2,3の吸引面2′,3′の直下に位置する強磁
性体からなる可動鉄片であり、開閉部の遮断状態
における両吸引面2′,3′と可動鉄片12との間
隙をそれぞれ2,3とすると、操作鉄心7の鍔
7aの端面2a′への当接時、1(0)≪(2
+3)となり、鍔7aの第2のヨーク3への当
接時、1≫(1+2)となる。13は取付板
1の下面に下方へ突出して一体に設けられた中柱
状のばねガイド、14は該ばねガイド13に巻装
して支持され取付板1と可動鉄片12間に介在さ
れた遮断ばねであり、可動鉄片12を下方へ押圧
し操作軸11を遮断方向に回動付勢する。
在に支持された後述の開閉部の操作軸、12は基
部が操作軸11に一体に連結され先端部が両ヨー
ク2,3の吸引面2′,3′の直下に位置する強磁
性体からなる可動鉄片であり、開閉部の遮断状態
における両吸引面2′,3′と可動鉄片12との間
隙をそれぞれ2,3とすると、操作鉄心7の鍔
7aの端面2a′への当接時、1(0)≪(2
+3)となり、鍔7aの第2のヨーク3への当
接時、1≫(1+2)となる。13は取付板
1の下面に下方へ突出して一体に設けられた中柱
状のばねガイド、14は該ばねガイド13に巻装
して支持され取付板1と可動鉄片12間に介在さ
れた遮断ばねであり、可動鉄片12を下方へ押圧
し操作軸11を遮断方向に回動付勢する。
この遮断ばね14のばね力は、可動鉄片12に
作用する重力による遮断方向の回動力との合力
が、操作鉄心7の鍔7aが突出部2aに当接した
時の両吸引面2′,3′と可動鉄片12との間の吸
引力より大きく、かつ鍔7aが第2のヨーク3に
当接した時の両吸引面2′,3′と可動鉄片12と
の間の吸引力より小さくなるような大きさに設定
されている。
作用する重力による遮断方向の回動力との合力
が、操作鉄心7の鍔7aが突出部2aに当接した
時の両吸引面2′,3′と可動鉄片12との間の吸
引力より大きく、かつ鍔7aが第2のヨーク3に
当接した時の両吸引面2′,3′と可動鉄片12と
の間の吸引力より小さくなるような大きさに設定
されている。
15は操作軸11の一端に固着された第1レバ
ー、16は絶縁軸17に一体の第2レバーであ
り、両レバー15,16間にリンク18が連結さ
れており、操作軸11の回動により第1レバー1
5、リンク18および第2レバー16を介して絶
縁軸17が回動する。19は絶縁軸17に一体の
ブレード支持レバー、20は該レバー19に支持
されたブレードであり、可撓リード21を介して
下部導体22に接続されている。23は上部導体
となる端子導体であり、端子導体23の先端にブ
レード20が接離する接触子24が設けられてお
り、ブレード20、端子導体23、接触子24等
によりこの種開閉器の開閉部25が構成され、操
作軸11の回動により開閉部25が投入、遮断す
る。
ー、16は絶縁軸17に一体の第2レバーであ
り、両レバー15,16間にリンク18が連結さ
れており、操作軸11の回動により第1レバー1
5、リンク18および第2レバー16を介して絶
縁軸17が回動する。19は絶縁軸17に一体の
ブレード支持レバー、20は該レバー19に支持
されたブレードであり、可撓リード21を介して
下部導体22に接続されている。23は上部導体
となる端子導体であり、端子導体23の先端にブ
レード20が接離する接触子24が設けられてお
り、ブレード20、端子導体23、接触子24等
によりこの種開閉器の開閉部25が構成され、操
作軸11の回動により開閉部25が投入、遮断す
る。
ここで、第3図に示す開閉部25の投入状態で
は、電流経路が端子導体23−接触子24−ブレ
ード20−可撓リード21−下部導体22とな
り、接触子24を流れる電流とブレード20を流
れる電流とによる電磁力が接触子24とブレード
20とを開離する方向に作用するが、端子導体2
3の上部が接触子24に平行に折り曲げられるた
め、この部分に流れる電流と接触子24に流れる
電流とによる電磁力が前記電磁力を相殺し、電磁
力による開離、すなわち操作軸11の回動が防止
されている。
は、電流経路が端子導体23−接触子24−ブレ
ード20−可撓リード21−下部導体22とな
り、接触子24を流れる電流とブレード20を流
れる電流とによる電磁力が接触子24とブレード
20とを開離する方向に作用するが、端子導体2
3の上部が接触子24に平行に折り曲げられるた
め、この部分に流れる電流と接触子24に流れる
電流とによる電磁力が前記電磁力を相殺し、電磁
力による開離、すなわち操作軸11の回動が防止
されている。
つぎに、前記実施例の動作について説明する。
まず、第4図aに示す状態は、開閉部25の遮
断状態であり、手動操作鉄心7の鍔部7aの端面
が第1のヨーク2の突出部2aの端面2a′に当接
している。この状態では、1≪(2+3)で
あるため、永久磁石6の磁束はそのほとんどが第
2のヨーク3から操作鉄心7を通つて第1のヨー
ク2に至り、ヨーク2,3の吸引面2′,3′にお
ける可動鉄片12のの吸引力は極めて小さく、可
動鉄片12は吸引されず、開閉部25は遮断状態
となる。
断状態であり、手動操作鉄心7の鍔部7aの端面
が第1のヨーク2の突出部2aの端面2a′に当接
している。この状態では、1≪(2+3)で
あるため、永久磁石6の磁束はそのほとんどが第
2のヨーク3から操作鉄心7を通つて第1のヨー
ク2に至り、ヨーク2,3の吸引面2′,3′にお
ける可動鉄片12のの吸引力は極めて小さく、可
動鉄片12は吸引されず、開閉部25は遮断状態
となる。
このとき、操作鉄心7は永久磁石6の磁束によ
り突出部2aの端面2a′に吸引された状態にあ
り、この吸引力が操作鉄心7を引き外そうとする
投入保持ばね10のばね力より大きくなるため、
操作鉄心7は吸引状態に保持され、開閉部25が
遮断状態に保持される。
り突出部2aの端面2a′に吸引された状態にあ
り、この吸引力が操作鉄心7を引き外そうとする
投入保持ばね10のばね力より大きくなるため、
操作鉄心7は吸引状態に保持され、開閉部25が
遮断状態に保持される。
つぎに、手動操作つまみ8により操作鉄心7を
右方、すなわち第1のヨーク2から離れる方向に
摺動させ、1>(2+3)になると、同図bに
示すように、永久磁石6の磁束が間隙1を通ら
ず、ヨーク2,3の吸引面2′,3′と可動鉄片1
2間を通ることになり、可動鉄片12は両吸引面
2′,3′により吸引され、可動鉄片12の吸引動
作に伴ない操作軸11が回動されて開閉部25が
投入動作を行なう。
右方、すなわち第1のヨーク2から離れる方向に
摺動させ、1>(2+3)になると、同図bに
示すように、永久磁石6の磁束が間隙1を通ら
ず、ヨーク2,3の吸引面2′,3′と可動鉄片1
2間を通ることになり、可動鉄片12は両吸引面
2′,3′により吸引され、可動鉄片12の吸引動
作に伴ない操作軸11が回動されて開閉部25が
投入動作を行なう。
そして、同図cに示すように、可動鉄片12が
吸引面2′,3′に吸引されると、開閉部25の投
入が完了し、このとき、1≫(2+3)とな
るため、間隙1を通る磁束はほとんどなく、端
面2a′と操作鉄心7との間の吸引力が投入保持ば
ね10のばね力より著しく小さくなり、このた
め、操作鉄心7はばね10により鍔7aを第2の
ヨーク3に当接させた状態に保持され、当該投入
状態が保持される。
吸引面2′,3′に吸引されると、開閉部25の投
入が完了し、このとき、1≫(2+3)とな
るため、間隙1を通る磁束はほとんどなく、端
面2a′と操作鉄心7との間の吸引力が投入保持ば
ね10のばね力より著しく小さくなり、このた
め、操作鉄心7はばね10により鍔7aを第2の
ヨーク3に当接させた状態に保持され、当該投入
状態が保持される。
さらに、手動操作つまみ8により操作鉄心7を
今度は左方へ摺動させると、同図dに示すよう
に、端面2a′と操作鉄心7との間隙1が小さく
なるにしたがい、永久磁石6の磁束が間隙1を
通るようになり、永久磁石6の磁路が操作鉄心7
を介して短絡され、可動鉄片12が吸引面2′,
3′より吸引されなくなり、可動鉄片12は遮断
ばね14のばね力により押し下げられて開放し、
操作軸11が回動されて開閉部25が遮断状態と
なる。
今度は左方へ摺動させると、同図dに示すよう
に、端面2a′と操作鉄心7との間隙1が小さく
なるにしたがい、永久磁石6の磁束が間隙1を
通るようになり、永久磁石6の磁路が操作鉄心7
を介して短絡され、可動鉄片12が吸引面2′,
3′より吸引されなくなり、可動鉄片12は遮断
ばね14のばね力により押し下げられて開放し、
操作軸11が回動されて開閉部25が遮断状態と
なる。
以上のように、この考案の開閉器によると、永
久磁石の磁力を利用し、手動操作鉄心の摺動によ
り永久磁石の磁路を短絡、短絡解除することによ
り、可動鉄片を介して操作軸を回動操作し開閉部
の投入、遮断動作を行なうようにしたため、従来
のように開閉動作の動力源としてばねを用いた場
合のようなばねの蓄勢、放勢のための複雑な機構
が不要になるうえ、投入状態および遮断状態をそ
れぞれ投入保持ばねおよび遮断ばねで簡単に保持
できるため、ラツチ機構も不要になり、機構の簡
素化が図れ、小型かつ安価にできるものであり、
しかも、可動部が少なくなるため、長寿命化が図
れ、信頼性が向上するものである。
久磁石の磁力を利用し、手動操作鉄心の摺動によ
り永久磁石の磁路を短絡、短絡解除することによ
り、可動鉄片を介して操作軸を回動操作し開閉部
の投入、遮断動作を行なうようにしたため、従来
のように開閉動作の動力源としてばねを用いた場
合のようなばねの蓄勢、放勢のための複雑な機構
が不要になるうえ、投入状態および遮断状態をそ
れぞれ投入保持ばねおよび遮断ばねで簡単に保持
できるため、ラツチ機構も不要になり、機構の簡
素化が図れ、小型かつ安価にできるものであり、
しかも、可動部が少なくなるため、長寿命化が図
れ、信頼性が向上するものである。
図面はこの考案の開閉器の1実施例を示し、第
1図および第2図は要部の一部切断正面図および
側面図、第3図は操作軸と開閉部との連結状態を
示す側面図、第4図a〜dはそれぞれ各動作状態
の要部の正面図である。 2,3……第1、第2のヨーク、2′,3′……
吸引面、6……永久磁石、7……手動操作鉄心、
11……操作軸、12……可動鉄片、25……開
閉部。
1図および第2図は要部の一部切断正面図および
側面図、第3図は操作軸と開閉部との連結状態を
示す側面図、第4図a〜dはそれぞれ各動作状態
の要部の正面図である。 2,3……第1、第2のヨーク、2′,3′……
吸引面、6……永久磁石、7……手動操作鉄心、
11……操作軸、12……可動鉄片、25……開
閉部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 操作軸を回動操作して該操作軸に機械的に連結
された開閉部を投入、遮断する手動操作式の開閉
器において、 先端にそれぞれ同一平面上に位置する吸引面を
有する平行な1対のヨークと、前記操作軸に一体
に連結され先端部が前記両吸引面に向い合う位置
に配置された可動鉄片と、前記両ヨークの基部間
に設けられ前記可動鉄片を前記両吸引面から吸引
して前記操作軸を投入方向に回動させる永久磁石
と、一方の前記ヨークの中腹に他方の前記ヨーク
側に突設された突出部と、前記他方のヨークの中
腹に摺動自在に貫通され先端面を前記突出部に接
触して前記永久磁石の磁路を短絡する手動操作鉄
心と、該操作鉄心の先端部に設けられ前記他方の
ヨークに当接して前記操作鉄心の抜けを防止する
鍔と、前記操作鉄心が前記突出部に接触した磁路
短絡時の前記操作鉄心と前記突出部との間の吸引
力より小さく前記鍔が前記他方のヨークに当接し
た磁路非短絡時の前記操作鉄心と前記突出部との
間の吸引力より大きいばね力を有し、前記操作鉄
心を前記突出部より離す方向に摺動付勢する投入
保持ばねと、前記磁路短絡時の前記両吸引面と前
記可動鉄片との間の吸引力より大きく前記磁路非
短絡時の前記両吸引面と前記可動鉄片との間の吸
引力より小さいばね力を有し、前記可動鉄片を前
記両吸引面より離す方向に付勢する遮断ばねとを
備えた開閉器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984151984U JPS6350762Y2 (ja) | 1984-10-08 | 1984-10-08 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984151984U JPS6350762Y2 (ja) | 1984-10-08 | 1984-10-08 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6166844U JPS6166844U (ja) | 1986-05-08 |
JPS6350762Y2 true JPS6350762Y2 (ja) | 1988-12-27 |
Family
ID=30710075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984151984U Expired JPS6350762Y2 (ja) | 1984-10-08 | 1984-10-08 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6350762Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4818350U (ja) * | 1971-07-09 | 1973-03-01 | ||
JPS5145068A (ja) * | 1974-10-04 | 1976-04-17 | Nat Federation Agric Coop Ass |
-
1984
- 1984-10-08 JP JP1984151984U patent/JPS6350762Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4818350U (ja) * | 1971-07-09 | 1973-03-01 | ||
JPS5145068A (ja) * | 1974-10-04 | 1976-04-17 | Nat Federation Agric Coop Ass |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6166844U (ja) | 1986-05-08 |
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