JPH082914Y2 - 漏電しや断器 - Google Patents

漏電しや断器

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JPH082914Y2
JPH082914Y2 JP1986013708U JP1370886U JPH082914Y2 JP H082914 Y2 JPH082914 Y2 JP H082914Y2 JP 1986013708 U JP1986013708 U JP 1986013708U JP 1370886 U JP1370886 U JP 1370886U JP H082914 Y2 JPH082914 Y2 JP H082914Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、漏電しゃ断器に関するものである。
〔背景技術〕
漏電しゃ断器の引外し用電磁石のプランジャの漏電を
検出する動作により、漏電表示部を作動するとともに漏
電表示部でプランジャの動作状態を係止する構成を有す
るものは、これらをリセットする必要がある。しかし、
回路しゃ断器部がリモートコントロール式であってその
双安定型有極電磁石でハンドルおよび接点部のオンおよ
びオフの各状態を保持するとともに、ハンドルのオフ動
作によりトリップ状態をリセットする従来例は、回路し
ゃ断器部の過電流引外し部の可動枠および機構部のリセ
ット動作と連動させてリセットを行っていた。
その結果、回路しゃ断器部の開閉・トリップ機構部を
介するため、リセット力が大きくなったり、場合によっ
ては各極のリセット力のバランスが悪くなったりすると
いう欠点があった。
〔考案の目的〕
この考案の目的は、リセット力を大きくすることなく
確実にリセットでき、しかも各極のリセット力の均一化
を図ることができる漏電しゃ断器を提供することであ
る。
〔考案の開示〕
この考案の漏電しゃ断器は、漏電検出部と、この漏電
検出部の検出出力により動作する引外し用電磁石と、表
示片を有しこの表示片により圧縮されるばねを有し前記
表示片を前記ばねの圧縮状態に係止する係止部を有して
前記引外し用電磁石の動作により係止部を係止解除して
前記表示片を前記ばねにより表示動作させる漏電表示部
と、前記引外し用電磁石の動作および異常電流検出部の
動作により接点部をトリップ開極するとともにハンドル
を操作する双安定型有極電磁石により前記接点部を開閉
しかつ前記双安定型有極電磁石により前記接点部のオン
およびオフの各状態を保持しさらに前記ハンドルのオフ
動作によりトリップ開極の状態をリセットする回路しゃ
断器部と、前記ハンドルに連結されて前記漏電表示部の
表示動作状態時に前記ハンドルのオフ動作に連動して前
記表示片を前記係止部に係止させるリセット手段とを備
えたものである。
この考案の構成によれば、漏電検出部で漏電を検出
し、引外し用電磁石で回路しゃ断器部をトリップ開極す
るとともに漏電表示部を表示動作させる。またトリップ
開極後はオン位置のハンドルをオフ側に移動することに
より、回路しゃ断器部をリセットするとともに、ハンド
ルに連結されたリセット手段により漏電表示部をリセッ
トする。このように、ハンドルにより回路しゃ断器部お
よび漏電表示部をそれぞれリセットするが、回路しゃ断
器部を介さずに漏電表示部をハンドルで直接リセットす
るため、従来例と比較して漏電表示部のリセット力を大
きくすることができ、確実なリセットができるととも
に、各極のリセットのバランスを安定化できる。さらに
双安定型有極電磁石のオフ動作により回路しゃ断器部を
リセットするリセット力の最小の位置、すなわち双安定
型有極電磁石の動作ストロークの略中央位置でリセット
手段を作動させることにより、動作ストローク中でのリ
セット力を均一化できるとともに最大リセット力の軽減
が図れる。
実施例 この考案の一実施例を第1図ないし第23図に基づいて
説明する。すなわち、この漏電しゃ断器は、漏電検出部
1と、この漏電検出部1の検出出力により動作する引外
し用電磁石2と、表示片である釦5aを有しこの釦5aによ
り圧縮されるばね20を有し釦5aをばね20の圧縮状態に係
止する係止部であるストッパ17を有して引外し用電磁石
2の動作によりストッパ17を係止解除して釦5aをばね20
により表示動作させる漏電表示部5と、引外し用電磁石
2の動作および異常電流検出部6の動作により接点部7
をトリップ開極するとともにハンドル8を操作する双安
定型有極電磁石9により接点部7を開閉しかつ双安定型
有極電磁石9により接点部7のオンおよびオフの各状態
を保持しさらにハンドル8のオフ動作によりトリップ開
極の状態をリセットする回路しゃ断器部11と、ハンドル
8に連結されて漏電表示部5の表示動作状態時にハンド
ル8のオフ動作に連動して表示片5aをストッパ17に係止
させるリセットレバー13等のリセット手段とを備えたも
のである。
前記回路しゃ断器部11は3極を実施例とし、これと並
列に漏電引外し部10が連結ピン14(第2図)により一体
に連結されている。この漏電引外し部10は第1図のほか
主に第16図ないし第23図に示すように、変流器を実施例
とする漏電検出部1,その出力を増幅・処理する回路部1
5,引外し用電磁石2,漏電表示部5,リセットレバー13,連
動レバー12で構成され、これらがケース22に収納されて
いる。引外し用電磁石2のプランジャ3と漏電表示部5
は動作方向が直角な関係にあり、漏電表示部5は引外し
用電磁石2のコイル枠18に形成されたガイド部19に摺動
自在にガイドされ、プランジャ3は中間部にストッパ17
を形成している(第18図)。またプランジャ3および漏
電表示部5は復帰ばね20,21により復帰付勢され、漏電
表示部5に貫通孔16を形成し、貫通孔16にプランジャ3
のストッパ17が貫通している(第19図)。通常の状態で
はプランジャ3のストッパ17の先端に漏電表示部5が係
合するため、漏電表示部5の釦5aはケース22の表面に接
近した位置に露出している。引外し用電磁石2のプラン
ジャ3は漏電検出部1の動作に基づく回路部15の出力に
より復帰ばね21に抗して動作し、ストッパ17が貫通孔16
から抜けることにより漏電表示部5の釦5aがケース22か
ら突出するように動作し、ストッパ17が貫通孔16の縁部
に係止してプランジャ3の復帰が阻止されるとともに、
釦5aの突出により漏電表示が行われる。
また漏電表示部5の側部に切欠を実施例とする係合部
23を有し、これに前記リセットレバー13の突起24が係合
する。リセットレバー13は基端部が軸25によりフレーム
26に支持されている。またリセットレバー13の先端部の
上面に傾斜部27を形成し、中間部が軸28で支持された連
動レバー12の一端部12aが前記傾斜部27に対向し、他端
部に係合凹部29を形成している。リセットレバー13は引
外し用電磁石2が動作していないときは連動レバー12か
ら離れており、連動レバー12の動作に連動しない(第21
図)が、引外し用電磁石2が動作するとプランジャ3の
動作による漏電表示部5の動作にともなってリセットレ
バー13が動作し、その傾斜部27が前記連動レバー12の一
端部12aに接近する(第22図)。この状態で連動レバー1
2が後述のハンドル8のオフ動作にともなって回動する
と連動レバー12の一端部12aが傾斜部27を押してリセッ
トレバー13を第23図の矢印のように回動し、リセットレ
バー13の突起24により漏電表示部5を復帰ばね20に抗し
て引き下げ、ストッパ17の係止が外れると復帰ばね21に
よりストッパ17が貫通孔16に入り漏電表示部5および引
外し用電磁石2がリセットされる。この場合、後述のよ
うにハンドル8の双安定型有極電磁石9によるオフ動作
過程におけるハンドル8の力のつりあう中心位置Xのと
き連動レバー12でリセットレバー13を駆動するように位
置関係を設定すると、リセットレバー13に加えるリセッ
ト力は丁度ハンドル8の回路しゃ断器部11で必要なリセ
ット力が最小となるため、ハンドル8のリセット力が全
体として均一になり最大値が最も軽減されるのである。
なお、30はプランジャ3の先端部に配置され復帰ばね33
で復帰付勢されたトリップテスト釦、31はフレーム26を
ケース22に取付けるねじ、32はフレーム26に引外し用電
磁石2を取付けるねじ、34は引外し用電磁石2のヨー
ク、35は引外し用電磁石2のコイルである。
前記回路しゃ断器部11は、第1図ないし第15図に示す
ように、各極ごとにケース11a〜11cで区分され、共通の
連結ピン14により連結されている。そして各極ごとに主
に第4図に示すように、固定軸8bに支持されたハンドル
8,異常電流検出部6,双安定型有極電磁石9,および開閉・
トリップ手段37を有し、ハンドル8はハンドル軸38によ
り相互に連結されて、ハンドル8のうち中央のものに操
作つまみ8aを設け、ハンドル軸38の端部を前記連動レバ
ー12の係合凹部29に係合している。また各極間における
開閉・トリップ手段37の相互間でトリップ連動を行うた
め、連動部材4が設けられこの連動部材4の端部に腕39
を設けて、腕39を前記引外し用電磁石2のプランジャ3
の先端およびトリップテスト釦30に対向している。
各回路しゃ断器部11において、第4図に示すように前
記接点部7は固定接点40を有する固定接触子41および可
動接点42を有する可動接触子43で構成されている。前記
異常電流検出部6は過電流検出用バイメタル44と、短絡
検出用電磁石45とで構成されている。短絡検出用電磁石
45は第6図および第13図のように、コイル87,コイル筒8
8,プランジャ89,固定鉄心90,可動棒91,復帰ばね92,ヨー
クを兼ねたフレーム79により構成されている。
前記双安定型有極電磁石9は励磁コイル55、一対の大
ヨーク56、一対の小ヨーク57、永久磁石58および接極子
59を有するプランジャ60で構成され、プランジャ60はそ
の動作により大ヨーク56と小ヨーク57とで2種類の磁気
回路を形成して、永久磁石58の吸引力により第4図およ
び第11図の各位置に安定保持される。62,62′はオフ方
向助勢ばねである。そして、プランジャ60とハンドル8
とが連結部材61を介して連結されている。
各極の開閉・トリップ手段37は、固定軸46で支持され
たトリップリンク47,固定軸48で支持されたラッチリン
ク49,接触子保持体50,およびリンク51を有する。前記ト
リップリンク47は復帰ばね52で復帰位置にあり、異常電
流検出部6に応答するとともに、ラッチリンク49をラッ
チする。ラッチリンク49はトリップ開極ばね53を付勢状
態にしてトリップリンク47にラッチされ、ラッチリンク
49と接触子保持体50が可動軸36により連結されている。
また接触子保持体50とリンク51と可動接触子43とが、可
動軸54により連結されている。
第4図および第14図(a)はオン状態であり、第11図
および第14図(b)はオフ状態である。ラッチリンク49
がトリップリンク47にラッチされた状態では可動軸36は
固定状態であるため、可動接触子43および接触子保持体
50は可動軸36を中心に回動する。したがって、ハンドル
8を第4図の状態に時計方向に回動すると、可動接触子
43の可動接点42が固定接点40に接触し、第11図の状態に
反時計方向に回動すると、可動接点42が固定接点40から
離れる。オンの状態では接点圧ばね63が付勢されること
により接点圧が付与される。そして、これらのオンおよ
びオフの状態は双安定型有極電磁石9によりそれぞれ保
持される。
双安定型有極電磁石9を制御する駆動回路は第9図の
ように、励磁コイル55,反転切換スイッチ65,逆並列に反
転切換スイッチ65に接続される一対のダイオード66,67,
外部切換スイッチ68および電源69により構成されてい
る。反転切換スイッチ65は第5図に示すように、一対の
切換接点70,71の間にハンドル8の切換突起72が位置
し、ハンドル8の動作により切換えられる。いま第9図
(a)の状態にあるとき、励磁コイル55にはダイオード
66を通して電流は矢印の方向に流れる。この電流により
プランジャ60がたとえば第1図の状態に動作すると、プ
ランジャ60に連動してハンドル8がオンの位置に反転
し、切換突起72により反転切換スイッチ65が第9図
(b)の状態に切換えられる。つぎにオフにするときは
外部切換スイッチ68を2点鎖線の位置に切換えると、ダ
イオード67を通じて励磁コイル55に反対向きに電流が流
れ、同様に切換突起72が切換動作する。
なお、第10図は駆動回路の変形例であり、外部切換ス
イッチ68側に一対のダイオード73を追加して外部切換ス
イッチ68と回路しゃ断器部11側とのリード線数を少なく
している。
第12図および第14図(c)は過電流トリップの状態で
あり、過電流検出用バイメタル44に過電流が流れること
により自己加熱されて過電流検出用バイメタル44がわん
曲し、トリップリンク47を押す。トリップリンク47の回
動によりラッチリンク49が釈放されると、ラッチリンク
49がトリップ開極ばね53により回動し、可動軸36が可動
軸48を支点に回動して可動接触子43が開極動作する。こ
の場合、ハンドル8は双安定型有極電磁石9によりオン
状態に保持されたままである。
前記ラッチリンク49の動作により連動部材4が第4図
で反時計方向に回転する。すなわち、連動部材4は各極
ごとにトリップリンク47に対応する作動突起74およびラ
ッチリンク49に対応する受動突起75を有する。したがっ
て、ラッチリンク49が時計方向に回動すると、受動突起
75が押されて反時計方向に回動する。そして他極におい
て作動突起74によりトリップリンク47を回動し、これに
より他極もトリップする。
第13図および第14図(d)は短絡トリップの状態であ
り、短絡検出用電磁石45の動作によりトリップリンク47
を押す。後の開閉・トリップ手段37のリンク動作は前記
と同様である。なお、そのリンク動作よりも速く短絡検
出用電磁石45のプランジャ89により可動接触子43を直接
開極させることにより高速限流効果を得ている。
また漏電引外し部10で引外し用電磁石2のプランジャ
3が動作すると、プランジャ3の先端で連動部材4の腕
39を押して、連動部材4を反時計方向に回転させ、前記
回路しゃ断器部11の全トリップリンク47を引外し動作さ
せ、トリップ動作させる。このとき、前記したようにプ
ランジャ3の動作で漏電表示部5の釦5aがケース22から
突出して漏電表示をするとともにばね21を圧縮した状態
のプランジャ3を漏電表示部5の貫通孔16の縁部により
係止する。また漏電表示部5の動作によりリセットレバ
ー13が連動レバー12に接近する。
前記トリップしゃ断後の事故修復後のリセットは、ハ
ンドル8をオフにするか、双安定型有極電磁石9をオフ
側に駆動することにより行う。すなわち、回路しゃ断器
部11の場合、ハンドル8がオフ側に倒れるとリンク51に
より回動接触子43を引き上げて可動軸36を回転させて、
ラッチリンク49を反時計方向に回転し、トリップ開極ば
ね53を付勢しながらすでに復帰しているトリップリンク
47にラッチする。また引外し用電磁石2および漏電表示
部5は、前記したようにハンドル8の動作によりハンド
ル軸38を介して連動レバー12が反時計方向に回転するた
め、リセットレバー13の傾斜部27を押しリセットレバー
13が反時計方向に回動して突起24により漏電表示部5が
押し下げられると、プランジャ3のストッパ17が貫通孔
16に入り、プランジャ3が復帰するとともに、ストッパ
17により漏電表示部5の復帰位置に保持される。
75は電源側端子、76は負荷側端子、77は電源側端子75
と固定接触子41とを接続するとともに漏電検出部1に交
差するリード線、78は可動接触子43と過電流検出用バイ
メタル44とをフレーム79を介して接続するリード線、80
は過電流検出用バイメタル44と短絡電流検出用電磁石45
とを接続するリード線、81は消弧装置、82はトリップ表
示手段、83は回路しゃ断器部11に設けられたトリップテ
スト釦、84は双安定型有極電磁石9の励磁コイル55の外
部接続端子、85はトリップ警報信号を外部に出力するマ
イクロスイッチ、86はカバー、95はリード線77を閉成す
る蓋板、96は回路部15に給電するため電源側端子75およ
び負荷側端子76間より引出したリード線、97は排気孔、
98は取付溝、99はフレーム79に設けた消弧装置81のアー
ク走行板79aとフレーム79のヨーク部との間に介在され
る絶縁板(第6図)である。
この実施例によれば、漏電検出部1で漏電を検出し、
引外し用電磁石2で回路しゃ断器部11をトリップ開極す
るとともに漏電表示部5を表示動作させる。また、トリ
ップ開極後はオン位置のハンドルをオフ側に移動するこ
とにより、回路しゃ断器部11をリセットするとともに、
ハンドル8に連結された連動レバー12およびリセットレ
バー13等のリセット手段により漏電表示部5をリセット
する。このように、ハンドル8により回路しゃ断器部11
および漏電表示部5をそれぞれリセットするが、回路し
ゃ断器部11を介さずに漏電表示部5をハンドル8で直接
リセットするため、従来例と比較して漏電表示部5のリ
セット力を大きくすることができ、確実なリセットがで
きるとともに、各極のリセットのバランスを安定化でき
る。さらに双安定型有極電磁石9のオフ動作により回路
しゃ断器部11をリセットするリセット力の最小の位置、
すなわち双安定型有極電磁石9の動作ストロークの略中
央位置でリセット手段を作動させることにより、動作ス
トローク中でのリセット力を均一化できるとともに最大
リセット力の軽減が図れる。
〔考案の効果〕
この考案の漏電しゃ断器によれば、漏電検出部で漏電
を検出し、引外し用電磁石で回路しゃ断器部をトリップ
開極するとともに漏電表示部を表示動作させる。またト
リップ開極後はオン位置のハンドルをオフ側に移動する
ことにより、回路しゃ断器部をリセットするとともに、
ハンドルに連結されたリセット手段により漏電表示部を
リセットする。このように、ハンドルにより回路しゃ断
器部および漏電表示部をそれぞれリセットするが、回路
しゃ断器部を介さずに漏電表示部をハンドルで直接リセ
ットするため、従来例と比較して漏電表示部のリセット
力を大きくすることができ、確実なリセットができると
ともに、各極のリセットのバランスを安定化できる。さ
らに双安定型有極電磁石のオフ動作により回路しゃ断器
部をリセットするリセット力の最小の位置、すなわち双
安定型有極電磁石の動作ストロークの略中央位置でリセ
ット手段を作動させることにより、動作ストローク中で
のリセット力を均一化できるとともに最大リセット力の
軽減が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の概略を説明する説明図、
第2図は漏電しゃ断器の外観斜視図、第3図はカバーお
よび漏電引外し部を分解した状態の斜視図、第4図はオ
ン状態の断面図、第5図はその断面位置の異なる断面
図、第6図は開閉・トリップ手段の分解斜視図、第7図
は双安定型有極電磁石の分解斜視図、第8図は連動部材
の斜視図、第9図および第10図はそれぞれ異なる実施例
の双安定型有極電磁石の駆動回路図、第11図はオフ状態
の断面図、第12図は過電流トリップ状態の断面図、第13
図は短絡トリップ状態の断面図、第14図は動作線図、第
15図は操作つまみを有しない極の双安定型有極電磁石の
分解斜視図、第16図は漏電引外し部のケースカバーを外
した状態の正面図、第17図はその分解斜視図、第18図は
そのさらに詳細な分解斜視図、第19図は引外し用電磁石
と漏電表示部との関係を示す部分断面図、第20図はその
横方向からみた断面図、第21図は連動レバーとリセット
レバーとの関係を示す側面図、第22図は引外し用電磁石
が動作したときのリセットレバーの動作状態の側面図、
第23図はその連動レバーとリセットレバーとの関係を示
す側面図である。 1……漏電検出部、2……引外し用電磁石、3……プラ
ンジャ、4……連動部材、5……漏電表示部、5a……表
示片である釦、6……異常電流検出部、7……接点部、
8……ハンドル、9……双安定型有極電磁石、11……回
路しゃ断器部、13……リセット手段を構成するリセット
レバー、17……係止部であるストッパ、20……ばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】漏電検出部と、この漏電検出部の検出出力
    により動作する引外し用電磁石と、表示片を有しこの表
    示片により圧縮されるばねを有し前記表示片を前記ばね
    の圧縮状態に係止する係止部を有して前記引外し用電磁
    石の動作により係止部を係止解除して前記表示片を前記
    ばねにより表示動作させる漏電表示部と、前記引外し用
    電磁石の動作および異常電流検出部の動作により接点部
    をトリップ開極するとともにハンドルを操作する双安定
    型有極電磁石により前記接点部を開閉しかつ前記双安定
    型有極電磁石により前記接点部のオンおよびオフの各状
    態を保持しさらに前記ハンドルのオフ動作によりトリッ
    プ開極の状態をリセットする回路しゃ断器部と、前記ハ
    ンドルに連結されて前記漏電表示部の表示動作状態時に
    前記ハンドルのオフ動作に連動して前記表示片を前記係
    止部に係止させるリセット手段とを備えた漏電しゃ断
    器。
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