JPH0757605A - リモートコントロール式回路遮断器 - Google Patents

リモートコントロール式回路遮断器

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Publication number
JPH0757605A
JPH0757605A JP22282293A JP22282293A JPH0757605A JP H0757605 A JPH0757605 A JP H0757605A JP 22282293 A JP22282293 A JP 22282293A JP 22282293 A JP22282293 A JP 22282293A JP H0757605 A JPH0757605 A JP H0757605A
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JP
Japan
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handle
trip lever
trip
circuit breaker
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Application number
JP22282293A
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English (en)
Inventor
Kuniyuki Furukawa
国幸 古川
Yujiro Kitade
雄二郎 北出
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】手動トリップレバーが通る操作穴から異物が侵
入することを防止する。 【構成】本体フレーム1の操作窓1aを通してフレーム
上面に臨む手動トリップレバー46に、操作窓1aを覆
いながらフレーム上面に沿って移動するカバー状の把手
76を設ける。これにより操作窓1aは把手76で常に
覆われるので、ここから異物が侵入して短絡事故や導通
不良が発生する危険がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、双安定形の有極電磁
石装置を用いて開閉機構部を遠隔操作するリモートコン
トロール式回路遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】上記回路遮断器は操作ハンドルと有極電
磁石装置とがリンクを介して連結されており、制御信号
により有極電磁石装置のアーマチュアがオン側あるいは
オフ側に吸着されることによって操作ハンドルがオンオ
フ操作され、かつそのままオン位置あるいはオフ位置に
保持されるものである。このリモートコントロール式回
路遮断器はトリップ動作のテスト及び機器の点検中の投
入防止のために手動で過電流引外し装置を作動させて可
動接触子を開離させるトリップレバーを備えており、こ
のトリップレバーの操作位置では操作ハンドルがオン位
置又はオフ位置でロックされるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のリモートコン
トロール式回路遮断器については、例えば実開昭61−
166446号公報にも記載されているが、従来はトリ
ップレバーに関して次のような問題があった。 (1) トリップレバーの把手部分は本体フレームの操作窓
を通して単に突出しているだけなので、操作窓から回路
遮断器内部に異物が侵入しやすい。 (2) リモートコントロール式回路遮断器は遠隔操作と手
動操作の両機能を持つことからフレーム上面に安全面で
の注記や表示をする必要が多いが、トリップレバーの操
作窓にスペースを取られて注記や表示が十分に行えず、
トリップレバーの操作位置(トリップ位置)での点検中
の表示も操作窓から除くトリップレバー面に設けている
が目立ちにくい。 (3) トリップレバーを操作位置に保持する係止構造は人
為的に容易に解除可能であり、不用意に投入操作される
危険が大きい。 そこで、この発明は、トリップレバーの把手部分に改良
を加えることにより上記諸問題の解決を図ったリモート
コントロール式回路遮断器を提供することを目的とする
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、本体フレ
ームの操作窓を覆いながらフレーム上面に沿って移動す
るカバー状の把手をトリップレバーに設け、上記目的を
達成するものである。その場合、トリップレバーの操作
/不操作位置でその把手により見え隠れするフレーム上
面の適宜の場所に点検中を示す表示を設け、またトリッ
プレバーと操作ハンドルとを相互にワイヤで結んで前記
トリップレバーを操作位置で施錠するためのワイヤ掛け
を各々の把手にそれぞれ設けるのがよい。
【0005】
【作用】トリップレバーの把手を本体フレームの操作窓
を覆いながらフレーム上面に沿って移動するカバー状に
形成することにより、操作窓からの異物の侵入を把手で
防止することができる。また、カバー状の把手はその表
面を平坦にして注記や表示に利用することができ、更に
トリップレバーの操作/不操作位置で把手により見え隠
れするフレーム上面に点検中を示す表示を設けることが
できるので、注記や表示のスペースが広く取れる。操作
位置のトリップレバーと操作ハンドルとを各々の把手に
それぞれ設けたワイヤ掛けを用いて結んで施錠しておけ
ば、点検中の不測の投入事故を確実に防止できる。
【0006】
【実施例】以下、図1〜図12に基づいてこの発明の実
施例を説明する。ここで、図1は回路遮断器のオン状態
の縦断面図、図2はその平面図、図3は図1の回路遮断
器のオフ状態の縦断面図、図4はその平面図、図5は同
じくトリップ状態の縦断面図、図6はその平面図、図7
は図1における開閉機構部の拡大図、図8は図7のトリ
ップレバーを作動させた瞬間の図、図9はトリップレバ
ーの把手の斜視図、図10はトリップレバーの把手を装
着する前の本体フレームの要部側面図、図11は図10
の左正面図、図12は本体フレームにトリップレバーの
把手を装着した状態の要部側面図である。
【0007】まず、図1、図2及び図7により実施例の
回路遮断器の全体構成について説明する。これらの図に
おいて、モールド樹脂からなる本体フレーム1に円盤状
の操作ハンドル2が軸3により回動自在に支持されてい
る。操作ハンドル2は本体フレーム1のハンドル穴4か
ら外部に突出する把手5を備え、またそのほぼ反対側に
延びる腕部にラッチピン6が植え込まれている。
【0008】一方、可動接点8を持つ可動接触子7はモ
ールド樹脂のホルダ9に保持され、ホルダ9は軸10に
より本体フレーム1に回動自在に支持されている。ホル
ダ9の図の手前側の側面には軸10と同心的に円筒状の
ボス11が形成されており、板状の可動接触子7はボス
11に回動自在に嵌め込まれている。圧縮コイルばねか
らなる接触ばね12が可動接触子7のばね受け片13
(図7)とホルダ9のばね受け座14(図7)との間に
介挿され、可動接触子7をボス11を支点に図の反時計
方向に付勢している。接触ばね12の力を受けた可動接
触子7はホルダ9のストッパ15(図7)に当たって停
止し、その位置でホルダ9と一体化された状態となって
いる。
【0009】ホルダ9にはラッチ16が軸17で回動自
在に支持されていて、このラッチ16はホルダ9との間
に装着された捩じりばねからなる戻しばね18により軸
17を支点に図の時計方向に付勢されている。戻しばね
18は捩じり部がホルダ9に植え込まれたピンに挿入さ
れており、その一端はホルダ9に係止され、他端はラッ
チ16に植え込まれたピン19に作用している。ラッチ
16には溝20が設けられており、戻しばね18で付勢
されたラッチ16は常時は溝20が操作ハンドル2のラ
ッチピン6に嵌合している。これにより、操作ハンドル
2はラッチ16を介してホルダ9に連結され、後述する
ように操作ハンドル2のオンオフ操作にホルダ9が連動
する。
【0010】本体フレーム1内には操作ハンドル2をオ
ンオフ操作する有極電磁石装置21が設けられている。
有極電磁石装置21は電磁コイル22を包むヨーク23
と、永久磁石24を介してこれに接する外ヨーク25と
を備え、両端に接極板26及び27を有する丸棒状のア
ーマチュア28が電磁コイル22に案内されて図1の上
下にスライドする構成となっている。回路遮断器の図示
オン状態においては、接極板26が永久磁石24の磁束
により外ヨーク25の図の下端部に吸着され、リンク2
9を介してアーマチュア28に連結された操作ハンドル
2をオン位置に保持している。後述する回路遮断器のオ
フ時には、接極板27が外ヨーク25の上端部に吸着さ
れる。
【0011】熱動・電磁形の過電流引外し装置30は、
ヨーク31に固定された鉄心32に引外しコイル33が
巻かれ、ヨーク31の一方の脚の先端部に瞬時引外し用
のアーマチュア34が回動自在に支持された構造で、ア
ーマチュア34はヨーク31との間に装着された引張コ
イルばねからなる復帰ばね35により接極端36が鉄心
32から引き上げられた状態に保たれ、その状態で反対
側の駆動端37がラッチ16の先端の斜面に隙間を介し
て対向している。
【0012】ヨーク31の外側に保持板38が重ねら
れ、その一端にバイメタル39が片持ち支持されてい
る。バイメタル39の自由端部は可撓性のリード線40
を介して可動接触子7に接続され、更にその先端はラッ
チ16に植え込まれたピン19に隙間を介して対向して
いる。保持板38の他端はヨーク31と一体に本体フレ
ーム1に固定され、かつこの部分には引外しコイル33
の一端が接続されている。固定接点42を持つ固定接触
子41は、一端が電源側の端子43に接続され他端は消
弧室44まで伸びている。負荷側の端子45には、引外
しコイル33の他端が接続されている。
【0013】過電流引外し装置30を手動で作動させる
トリップレバー46は、本体フレーム1の案内溝47内
に図の左右方向にスライド自在に保持され、本体フレー
ム1の操作窓1aを通してフレーム上面に突出する平板
状の凸部48(図7)には、後に詳述する把手76が装
着されている。また、トリップレバー46は図7に示す
ように、アーマチュア34の突出片49と対向する駆動
片50を備えている。トリップレバー46の後半部は図
7の上下方向に弾性変形可能にやや薄肉に構成され、そ
の端部には案内溝47内に突出するように本体フレーム
1に形成された山形突起51に突き当たり、また前記弾
性変形によりこれを乗り越える山形突起52が形成され
ている。なお、図1の53は外部操作回路を有極電磁石
装置21に接続する補助端子である。
【0014】操作ハンドル2の内側には表示板54が配
設されている。図7に示すように、表示板54は円板状
のボス部55を挟んで扇形の表示部56と棒状のアーム
57とが形成された構成となっており、表示部56の円
弧面には適宜の幅の表示面を形成するつば56aが設け
られている。そして、このつば部56aの外面の周方向
3等分箇所に、図7の左側から順次、オン表示(”O
N”の文字)58、トリップ表示(”TRIP”の文
字)59、及びオフ表示(”OFF”の文字)60が記
されている。
【0015】一方、操作ハンドル2の内部には、表示板
54のボス部55を緩く嵌合させる円形の凹部と表示部
56及びアーム57を収容する扇形の凹部61及び62
とからなる空間が設けられ、かつ把手5の両側には凹部
61から外部に通じる表示窓63及び64がそれぞれ設
けられている。表示板54は操作ハンドル2の上記空間
に挿入され、ボス部55の中心穴に軸3が挿通されるこ
とにより、操作ハンドル2内でこれと同心的に回動する
ように保持されている。この表示板54は操作ハンドル
2との間に挿入された圧縮ばね65により図7の時計方
向に付勢され、アーム57はホルダ9の肩部66に押圧
されている。
【0016】この状態で表示部56と凹部61とは図7
の右端面同士が近接し、左端面間には表示部56の中心
角の1/3よりやや大きい程度の余裕が存在している。
これに対して、アーム57と凹部62とは左端面同士が
近接し、右端面間には上記余裕と同程度の範囲の余裕が
存在している。つまり、図7のオン状態から表示板54
は反時計方向に上記余裕の範囲内で操作ハンドル2に対
して回動可能となっている。そして、図示オン状態で
は、つば部56a上のオン表示58が表示窓63に対面
し、オフ表示60が表示窓64に対面するとともに、表
示窓63のみがハンドル穴4から覗き、また表示窓64
は本体フレーム1で隠されている。したがって、図7の
状態で表示窓63を通してオン表示58が見えている。
【0017】捩じりばねからなる引外しばね67は軸3
と同心に設けられ、その一端は操作ハンドル2に係止さ
れ、他端はラッチ16をホルダ9に連結する軸17に作
用している。引外しばね67は軸17を介してホルダ9
を軸10を支点に図の時計方向、つまりオフ方向に常時
付勢している。しかし、オン状態でホルダ9はラッチ1
6を介してラッチピン6に係止され、図示状態に保持さ
れている。図7において、操作ハンドル2の外周面には
図示オン状態及び後述するオフ状態でトリップレバー4
6の先端部70と対向するロック溝68及び69が設け
られている。
【0018】図1におけるマイクロスイッチ71及び7
2は有極電磁石21に対する操作電圧の極性を図示しな
いダイオードを介して切り換えるためのもので、マイク
ロスイッチ71はアクチュエータが操作ハンドル2のピ
ン73に接し、またマイクロスイッチ72はアクチュエ
ータがホルダ9のピン74に接してそれぞれ操作され
る。アーマチュア34の接極端36とホルダ9との間に
は線材からなるフック75が掛け渡され、引外し装置3
0による後述するトリップ動作時にアーマチュア34で
ホルダ9を補助的に駆動して開離速度を上げるようにな
っている。
【0019】次に、動作について説明する。図1におい
て、電流は端子43から固定接触子41、固定接点4
2、可動接点8、可動接触子7、リード線40、バイメ
タル39、引外しコイル33を経て端子45に流れる。
ここで、外部操作回路から有極電磁石21に瞬間的に操
作電圧を印加すると、アーマチュア28は図の上方に駆
動されて接極板27が外ヨーク25に当接し、その位置
(オフ位置)で永久磁石24の磁束により吸着された状
態となる。これに伴い、操作ハンドル2はリンク29を
介して駆動され、アーマチュア28のストロークに応じ
た角度だけ図の反時計方向に回動する。その結果、表示
窓63は本体フレーム1内に隠れ、表示窓64がハンド
ル穴4から覗くようになる。
【0020】一方、図7において、操作ハンドル2が回
動すると、ラッチピン6が図の右方向に移動するため、
ホルダ9は軸17を介して作用する引外しばね67の力
でこれに追随して2点鎖線で示す位置まで時計方向に回
動し、これと一体の可動接触子7は固定接触子41から
開離して回路遮断器はオフする。その際、表示板54は
アーム57が当接するホルダ9の肩部66に押されて反
時計方向に回動するが、その回動角はオフ動作した操作
ハンドル2と同調するように設定され、回動後も操作ハ
ンドル2に対する表示板54の位置関係は図7の状態を
保つようになっている。その結果、オフ表示60は依然
として表示窓64に対面しており、したがってハンドル
穴4から覗いた表示窓64からオフ表示60が見えるよ
うになる。回路遮断器のこのオフ状態を図3及び図4に
示す。上記オフ動作は操作ハンドル2の把手5を手動で
図7の左方向に倒すことによっても行われる。
【0021】図3のオフ状態から、有極電磁石装置21
に操作電圧を印加し、又は操作ハンドル2の把手5を右
方向に倒すと、アーマチュア28が下降して接極板26
が外ヨーク25に吸着されるとともに、操作ハンドル2
は時計方向に回動して再び図1の状態に保持される。こ
れに伴い、ホルダ9はラッチピン6によりラッチ16を
介して反時計方向に駆動され、可動接触子7が固定接触
子41に押圧されて図1のオン状態となる。その際、可
動接点8が固定接点42に当接した後もホルダ9は接触
ばね12を圧縮しながら更に若干押し込まれ、図7に示
すように可動接触子7はホルダ9のストッパ15から僅
かに浮いた状態となる。これにより、可動接点8と固定
接点42との間に適当な接触圧力が与えられる。
【0022】図7のオン状態から、トリップレバー46
を把手76を持って山形突起52が本体フレーム1の山
形突起51に当接するまで右方向にスライドさせると、
アーマチュア34は突出片49が駆動片50で押されて
復帰ばね35に抗して回動し、図8に示すように駆動端
37でラッチ16を押してこれを軸17を支点に回動さ
せる。その結果、ラッチピン6が溝20から外れ、次の
瞬間にホルダ9は引外しばね67の力でオフ方向に駆動
される。また、これに連動して表示板54も圧縮ばね6
5に抗して反時計方向に回動する。ところが、操作ハン
ドル2は有極電磁石装置21によりオン位置に保持れた
ままであるため、表示板54は操作ハンドル2に対して
回動し、トリップ表示59がハンドル穴4から覗いてい
る表示窓63に対面して見えるようになる。
【0023】この状態で手動トリップ動作が完了する
が、その後、トリップレバー46を更にスライドさせる
と、トリップレバー46は山形突起52が山形突起51
を乗り越えて前進し、先端部70が操作ハンドル2のロ
ック溝68に嵌入する。これにより、操作ハンドル2は
オン位置にロックされ、また突出片49を介して復帰ば
ね35から力を受けるトリップレバー46も山形突起5
2が山形突起51に当たってロックされる。その状態
で、トリップレバー46に押されたアーマチュア34は
図8の状態から更に回動し、接極端36が鉄心32に吸
着されたと同じ位置に達する。図5及び図6は上記トリ
ップ状態を示すもので、この状態でトリップ表示59が
表示窓63から見えている。操作ハンドル2のロックを
解くには、トリップレバー46を押し戻して山形突起5
1を乗り越えさせる。これにより、トリップレバー46
は復帰ばね35の力により自動的に図7の状態に復帰す
る。
【0024】上記トリップ動作は過負荷状態の発生によ
りバイメタル39が図1の下方に湾曲してピン19を押
し下げ、また短絡電流などの大電流の発生によりアーマ
チュア34が瞬時に図5に示す状態に吸着されてラッチ
16を回動させることによっても行われる。その後、ト
リップレバー46を図5のロック位置までスライドさせ
れば、操作ハンドル2はオン位置でロックされる。トリ
ップ動作をした回路遮断器をリセットするには、トリッ
プレバー46を図3の状態に戻して操作ハンドル2のロ
ックを解き、次いでこの操作ハンドル2をオフ方向に倒
して戻しばね18に抗してラッチ16を押し退け、ラッ
チピン6を溝20に再嵌合させる。その際、アーマチュ
ア34は復帰ばね35の作用により自動的に図3の状態
に復帰する。
【0025】ここで、図9に示すように、トリップレバ
ー46の把手76は左右の垂直な側壁とこれらをつなぐ
円弧状の上面板、更には図の手前側の端部を塞ぐ端面板
が一体化されたカバー状を呈しており、内側に凸部48
と嵌合する角筒状の穴76aが形成されている。また、
側壁の下端部には内側に張り出す摺動片76bが形成さ
れ、上面板の一端には山形の操作突起76cが形成され
ている。そして、操作突起76cにはこれを前後に貫通
するワイヤ掛け用の施錠穴76dが設けられている。な
お、操作ハンドル2の把手5には、施錠穴76dに対応
して、前後に貫通するワイヤ掛け用の施錠穴5a(図
5)が設けられている。
【0026】一方、図10及び図11に示すように、本
体フレーム1の両側面には操作窓1a近傍に摺動片76
bを摺動自在に嵌合させる案内溝1bが形成されてい
る。そこで、把手76は両側壁を外側に撓ませながら本
体フレーム1に上面から押し込まれ、穴76aを介して
凸部48に嵌め込まれるとともに摺動片76bが案内溝
1bに嵌入され、図1〜図6に示すようにトリップレバ
ー46と一体化される。把手76は操作突起76cを持
ってトリップレバー46が操作されるに伴い、摺動片7
6bを介して案内溝1bに案内されながら、図5及び図
1にそれぞれ示す操作/不操作の両位置の間で前後に移
動するが、その間、本体フレーム1aと協同して常に操
作窓1aを覆っている。
【0027】本体フレーム1の上面には、トリップレバ
ー46を操作した図5及び図6の状態では見え、操作し
ない図1〜図4の状態では把手76により隠される場所
に、図6に示すように点検中を示す "点検”の文字が記
されている。図5及び図6に示すように、トリップレバ
ー46の操作状態で施錠穴76d及び5aを利用してト
リップレバー46と操作ハンドル2とをワイヤ77で結
び、トリップレバー46による操作ハンドル2のロック
状態が人為的に解除されないように施錠することができ
る。従来はハンドルロックカバーなどと呼ばれるモール
ド成形品の特別な施錠部品を用いているが、図示のよう
なワイヤ77による施錠は安価で寄り確実である。な
お、貫通穴からなる施錠穴75dあるいは5aの代わり
にフックを双方に設けてもよい。
【0028】図示実施例において、トリップレバー46
の把手76は操作窓1aを常時覆っているので、操作窓
1aから異物が侵入することがない。それに、カバー状
の把手76は表面に大きな平坦面を形成することができ
ることから、この面を利用して十分な注記や表示を行う
ことができ、また把手76の操作で見え隠れする本体フ
レーム1の上面に図示の通り点検中などを示す表示をめ
りはりを持たせて大きく設けることができる。更に、把
手76,5の施錠穴75d,5aにワイヤ77を通して
トリップレバー46と操作ハンドル2とを結び、トリッ
プレバー46を操作位置で施錠することにより、点検中
の不測の投入事故を確実かつ安価に防止することができ
る。
【0029】
【発明の効果】この発明によれば、本体フレームの操作
窓を覆いながらフレーム上面に沿って移動するカバー状
の把手をトリップレバーに設けることにより操作窓が常
に把手で塞がれ、異物が侵入することによる短絡事故や
導通不良の発生の恐れがなくなるとともに、把手表面に
大きな表示スペースが得られ安全上の注記などを十分に
行うことができる。その場合、トリップレバーの操作/
不操作位置で把手により見え隠れするフレーム上面を用
いれば、点検中の表示をめりはりを効かせて大きく表示
することができ、また操作位置のトリップレバーと操作
ハンドルとを各々の把手にそれぞれ設けたワイヤ掛けを
用いて結べば、点検中の不測の投入事故を確実かつ安価
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す回路遮断器のオン状態
の縦断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の回路遮断器のオフ状態の縦断面図であ
る。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図1の回路遮断器のトリップ状態の縦断面図で
ある。
【図6】図5の平面図である。
【図7】図1における開閉機構部の拡大図である。
【図8】図7の開閉機構部の手動トリップ動作の瞬間を
示す図である。
【図9】図1におけるトリップレバーの把手の斜視図で
ある。
【図10】トリップレバーの把手を装着する前の本体フ
レームの要部側面図である。
【図11】図10の左側面図である。
【図12】トリップレバーの把手を装着した状態の本体
フレームの要部側面図である。
【符号の説明】
1 本体フレーム 1a 操作窓 1b 案内溝1b 2 操作ハンドル 7 可動接触子 21 有極電磁石装置 30 過電流引外し装置 41 固定接触子 43 電源側端子 45 負荷側端子 46 トリップレバー 76 把手 76b 摺動片 76d 施錠穴 77 ワイヤ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】過電流引外し装置を手動で作動させ、また
    操作ハンドルをオン位置又はオフ位置でロックするため
    のトリップレバーを備え、このトリップレバーの把手は
    操作窓を通して本体フレームのフレーム上面に臨むリモ
    ートコントロール式回路遮断器において、 本体フレームの操作窓を覆いながらフレーム上面に沿っ
    て移動するカバー状の把手をトリップレバーに設けたこ
    とを特徴とするリモートコントロール式回路遮断器。
  2. 【請求項2】トリップレバーの操作/不操作位置でその
    把手により見え隠れするフレーム上面上の適宜の場所に
    点検中を示す表示を設けたことを特徴とする請求項1記
    載のリモートコントロール式回路遮断器。
  3. 【請求項3】トリップレバーと操作ハンドルとを相互に
    ワイヤで結んで前記トリップレバーを操作位置で施錠す
    るためのワイヤ掛けを各々の把手にそれぞれ設けたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載のリモートコン
    トロール式回路遮断器。
JP22282293A 1993-08-16 1993-08-16 リモートコントロール式回路遮断器 Pending JPH0757605A (ja)

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WO2009110347A1 (ja) * 2008-03-06 2009-09-11 パナソニック電工電路株式会社 回路遮断器
CN105632849A (zh) * 2016-03-15 2016-06-01 盛润泉 一种塑壳式断路器电动分、合闸机构

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