JP2988090B2 - 回路遮断器の開閉機構 - Google Patents

回路遮断器の開閉機構

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JP2988090B2
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隆光 中塚
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種機械の電機回路
の保護などに用いられる低圧の回路遮断器に関し、特に
その開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の回路遮断器のON状態の縦
断面図、図4はその要部構成部品の分解斜視図である。
図において、モールド樹脂からなる本体ケース1には操
作ハンドル2が軸3により回動自在に支持され、その腕
部2aの連結穴5にはコの字形リンク4の一方の脚4a
が挿入されている。また、リンク4の他方の脚4bはU
字形断面のホルダ6のほぼ中央に設けられた穴7に挿入
されている。ホルダ6の一端には逆台形溝形状のラッチ
面6aが形成され、他端にはV状の溝6bが形成されて
いる。
【0003】ホルダ6の穴7に挿入されたリンク4の脚
4bは、同時に係止レバー8の穴8cにも挿入され、こ
れにより係止レバー8はホルダ6の内側で回動自在に支
持されている。ホルダ6の溝6bには可動接触子9の両
側の腕9aが嵌め込まれ、この可動接触子9にはホルダ
6のU曲げ部の窓穴10を通る引張コイルばねからなる
遮断ばね11の一端が掛けられている。遮断ばね11の
他端は本体ケース1に固定されたピン12に掛けられ、
この遮断ばね11により可動接触子9はホルダ6側に引
張られて脱落しないように保持されている。S字状に屈
曲された可動接触子9の先端には可動接点13が取り付
けられている。
【0004】リンク4の脚4aには捩じりばねからなる
リセットばね14が嵌め込まれ、このリセットばね14
の一端は操作ハンドル2のボス部2bの外周に、また他
端はリンク4の脚4bに掛けられている。リセットばね
14はリンク4の脚4bを介して脚4aを中心にホルダ
6を図3の反時計方向に回動させるように作用してお
り、この作用を受けてホルダ6のラッチ面6aは本体ケ
ース1に固定されたラッチピン15に向かって押し付け
られている。
【0005】図3に示すように、ラッチ面6aは常時
(ON時及びOFF時)はラッチピン15に係合し、こ
のラッチピン15には係止レバー8の先端に折り曲げ形
成された係止部8aが、ホルダ6の内側でラッチピン1
5に緩く嵌め込まれたローラ16を介して被さってい
る。その際、係止レバー8はホルダ6との間に設けられ
た引張コイルばねからなる戻しばね17によりラッチピ
ン15側に引き付けられている。
【0006】係止レバー8の先端付近の一側にはフック
8bが一体に設けられており、このフック8bには電磁
引外し装置18のアーマチュア19に一体形成された引
外し腕19aが係合するようになっている。アーマチュ
ア19はL形のヨーク20にピン21を介して回動自在
に支持され、引外しコイル22に過電流が流れると復帰
ばね23に抗して接極子24に吸引される。引外しコイ
ル22の一端は本体ケース1に固定された固定接触子2
5に接続され、他端は負荷側の端子板26に接続されて
いる。固定接触子25には可動接点13に対向して固定
接点27が取り付けられている。可動接触子9は可撓導
体28を介して電源側の端子板29に接続されている。
【0007】図3のON状態において、ホルダ6は遮断
ばね11からリンク4の脚4bを中心に図の時計方向の
力を受け、ラッチ面6aはラッチピン15から外れよう
とするが、ラッチピン15には係止レバー8の係止部8
aが被さっているためホルダ6は移動できず図示状態に
保たれている。一方、係止レバー8はラッチピン15か
ら反力を受けるが、係止部8aに作用するその力は作用
線が係止レバー8の回動支点となるリンク4の脚4bを
通るように設定されているため回動力とはならず、係止
部8aがラッチピン15から外れることはない。
【0008】ここで、過電流が流れて電磁引外し装置1
8が動作すると、吸引されたアーマチュア19は図の時
計方向に回動し、引外し腕19aを介して係止レバー8
を脚4bの回りに同じ方向に回動させる。これにより、
係止部8aはラッチピン15から外れ、拘束を解かれた
ホルダ6は遮断ばね11の作用によりラッチ面6aがラ
ッチピン15から外れ、円弧状の端部6cがラッチピン
15の下にもぐり込んで、反対端の角部6dが本体ケー
ス1の内壁面に当接するまで回動する(トリップ動
作)。これにより可動接点13は固定接点27から急速
開離し電流遮断が実行される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような回路遮断器
の組立段階において、ホルダ6に係止レバー8を組み付
けるには、ホルダ6内に係止レバー8を挿入して穴7と
8cとを合わせ、リンク4の脚4bを挿入する。ところ
が、ホルダ6内で係止レバー8を穴7と8cとを位置合
わせした状態に手で保ちながら脚4bを挿入するという
作業は非常に困難で、しばしば穴7と8cの位置がず
れ、組立に手間がかかった。この発明は、ホルダに対す
る係止レバーの組み付けに際し、手で支えていなくても
上記穴同士の位置ずれが生じないようにして、組立作業
を容易にした回路遮断器の開閉機構を提供することを目
的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、ホルダのU字形断面部の側壁の内面に
リンクの脚を挿入する穴の周縁に沿う環状凹部とこれを
前記側壁の上端面に開口させる案内溝とを形成する一
方、係止レバーの側面の前記リンクの脚を挿入する穴の
周縁に前記環状凹部に嵌合する突起を同心的に設けるも
のとする。
【0011】
【作用】ホルダに係止レバーを組み合わせるに際して、
ホルダの環状凹部に案内溝を通して係止レバーの突起を
嵌合させることにより、係止レバーから手を離してもホ
ルダと係止レバーとはそれぞれの穴が一致した状態に保
持されるので、ホルダと係止レバーとを手で支えている
必要がなく、リンクの脚を容易に挿入できる。
【0012】
【実施例】図1及び図2はこの発明の実施例を示し、図
1はホルダとこれに組み合わされる係止レバーの分解斜
視図、図2はその組み合わせ状態の側面図である。な
お、従来例と対応する部分には同一の符号を用いるもの
とする。図において、ホルダ6と係止レバー8は形状が
従来例と若干異なるが、以下の点を除けば実質的な構成
は従来例と同じである。すなわち、図示実施例において
は、穴7が設けられたホルダ6のU字形断面部の一方の
側壁の内面に、穴7の周縁部に沿って環状凹部30と、
更にこれを側壁の上端面に開口させるL形の案内溝31
とが形成されている。
【0013】また、環状凹部30と対向する係止レバー
8の側面には、穴8cの周縁の相対する2箇所に円弧状
の突起8dが同心的に一体形成されている。この突起8
dの外周円弧面は環状凹部30の内周面と緩く嵌合する
形状となっている。そこで、穴7と穴8cとにリンク4
の脚4bを挿入するに先立ってホルダ6に係止レバー8
を組み合わせるに際には、案内溝31を通して突起8d
を環状凹部30に嵌合させる。
【0014】案内溝31の環状凹部30への連通部分3
1a(図2)は環状凹部30の内径に対して絞られてい
るので、この連通部分31aを潜らせて突起8dを環状
凹部30に導入した後、係止レバー8をやや旋回させれ
ば、係止レバー8は環状凹部30から抜け出ることな
く、7と8cとが一致した図2の状態でホルダ6に保持
される。このような状態の下では、係止レバー8をホル
ダ6に対して手で支えている必要がなく、リンク4の脚
4bを容易に穴7と8cとに挿入することができる。
【0015】
【発明の効果】以上述べた通り、この発明によれば、リ
ンクの脚を挿入するホルダの穴の周縁に環状凹部を形成
し、これに係止レバーの側面の突起を嵌合させる構成と
したことにより、前記脚の挿入に当たって係止レバーを
ホルダに対して簡単に位置決め保持することができ、組
立作業が極めて容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す要部分解斜視図であ
る。
【図2】図1のホルダと係止レバーとを組み合わせた状
態の側面図である。
【図3】従来例を示す回路遮断器の縦断面図である。
【図4】図3の要部分解斜視図である。
【符号の説明】
4 リンク 4b リンクの脚 6 ホルダ 7 ホルダの穴 8 係止レバー 8c 係止レバーの穴 8d 突起 30 環状凹部 31 案内溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケースに固定されたラッチピンと、一
    端にこのラッチピンと係合するラッチ面を有するととも
    に他端に可動接触子を保持し前記ラッチピンを支点に回
    動して前記可動接触子を開閉動作させるホルダと、前記
    本体ケースに回動自在に支持された操作ハンドルと、一
    方の脚がこの操作ハンドルに挿入され他端の脚が前記ホ
    ルダに挿入されたコ字形のリンクと、前記ホルダのU字
    形断面部の内側に前記リンクの脚により回動自在に支持
    され常時は前記ラッチピンに被さってこのラッチピンと
    前記ラッチ面との係合を保つとともに、過電流の発生時
    には引外し装置の作用により回動させられて前記係合を
    解く係止レバーとを備えた回路遮断器の開閉機構におい
    て、 ホルダのU字形断面部の側壁の内面にリンクの脚を挿入
    する穴の周縁に沿う環状凹部とこれを前記側壁の上端面
    に開口させる案内溝とを形成する一方、係止レバーの側
    面の前記リンクの脚を挿入する穴の周縁に前記環状凹部
    に嵌合する突起を同心的に設けたことを特徴とする回路
    遮断器の開閉機構。
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