JP2862554B2 - 回路しや断器 - Google Patents

回路しや断器

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JP2862554B2 JP4772489A JP4772489A JP2862554B2 JP 2862554 B2 JP2862554 B2 JP 2862554B2 JP 4772489 A JP4772489 A JP 4772489A JP 4772489 A JP4772489 A JP 4772489A JP 2862554 B2 JP2862554 B2 JP 2862554B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、過電流の検出に基づいて電磁ソレノイドを
作動させて回路を遮断するようにした回路しや断器に関
する。
(従来の技術) この種の従来の回路しや断器を第8図及び第9図に示
す。即ち、1は電磁ソレノイドで、これはフレーム2内
に取着されており、常時は内部の永久磁石によりプラン
ジャ3を吸着した状態に保持している。4はレバーで、
これは中央部においてフレーム2に取り付けられたピン
5に回動可能に支持されており、一端部4aがプランジャ
3のピン3aに係合されている。6はフレーム2とレバー
4との間に掛渡されたばねで、これはプランジャ3を矢
印A方向へ突出させるように付勢している。7はスライ
ド板で、これは長孔7a,7aが夫々フレーム2に取り付け
られたピン8,8に嵌合されて矢印A方向及び反矢印A方
向に摺動可能になされており、常にはばね9により反矢
印A方向に付勢されている。10はスライド板7に形成さ
れた係合孔で、レバー4の他端部4bが係合している。ス
ライド板7は、レバー4の他端部4bが係合孔10に係合し
ている場合には反矢印A方向への移動が阻止され、レバ
ー4が矢印B方向へ回動されて他端部4bと係合孔10との
係合が解除されると反矢印A方向へ移動できるようにな
っている。このスライド板7の端部7bは、図示はしない
が開閉部を開放トリップさせるための機構部のトリップ
板に係脱可能に係合しており、係合時にはトリップ板に
よりラッチの回動を阻止させ、解放時にはトリップ板に
よる阻止を解除させてラッチの回動を許容するようにな
っている。
かような回路用しや断器に過電流が流れると、回路部
がこれを検知することにより電磁ソレノイド1が通電さ
れる。すると、電磁ソレノイド1の電磁力が永久磁石の
吸引力を打消して、プランジャ3がばね6の付勢力によ
って矢印A方向へ突出される。これによりレバー4が矢
印B方向へ回動されて係合孔10との係合が解除され、ス
ライド板7がばね9の弾発力によって反矢印A方向へ摺
動移動され、スライド板7の端部7bとトリップ板との係
合が解除されてラッチが回動する。そして、図示しない
ラッチとキャッチ受けとの係合が解除され、機構部がト
リップ方向へ回動して開閉部がトリップされる。
この回路しや断器をリセットさせる場合には、図示し
ないハンドルをリセット方向へ回動させると、機構部が
前述と反対方向へ回動されると同時に図示しない復帰レ
バーがレバー4に係合してレバー4を反矢印B方向へ回
動させる。そして、レバー4が、プランジャ3をばね6
の弾発力に抗して反矢印A方向に復帰させて電磁ソレノ
イド1に吸着させ、またスライド板7がばね9の弾発力
に抗して矢印A方向に移動させてレバー4の他端部4bを
係合孔10に係合させて原位置に復帰させる。これによ
り、スライド板7の端部7bがトリップ板に係合され、ラ
ッチがキャッチ受けに係合してラッチ及びキャッチ受け
が回動不能にロックされ、機構部が初期の状態に復帰さ
れる。
(発明が解決しようとする課題) 然しながら、上述の構成においては、開閉部をトリッ
プさせる場合に、機構部のラッチを回動させるまでにプ
ランジャ3,レバー4,スライド板7及びトリップ板の4部
品も動作させる必要があって、開閉部をトリップさせる
までの動作時間が大となり、遮断特性が劣るという問題
点があった。また、リセットさせる場合、ハンドルをば
ね6及び9の弾発力に抗して夫々レバー4及びスライド
板7を移動させなければならないので、操作力が大きい
という問題点があった。しかも、電磁ソレノイド1のプ
ランジャ3を原位置に復帰させるためには機構部のリセ
ット操作時の限られたストローク内においてスライド板
7,レバー4及びプランジャ3を移動させる必要があり、
その上、機構部のトリップ時のストロークも関連してき
て、部品のストローク調整が面倒になるという問題点が
あった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目
的は、遮断特性を向上させることができ、リセット時の
操作力を減少させることができるとともに、部品のスト
ローク調整が簡単になる回路しや断器を提供するにあ
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の回路しや断器は、キャッチと、このキャッチ
を係止するキャッチ受けと、このキャッチ受けを係止す
ることにより前記キャッチのトリップ方向への回動を規
制するラッチとを備え、前記キャッチの回動規制が解除
されることにより開閉部にトリップ動作を行なわせる機
構部を設け、過電流に基づき通電されてプランジャを作
動させる電磁ソレノイドを設け、この電磁ソレノイドの
プランジャに係合されそのプランジャの作動により回動
される作動レバーを設け、常には原位置に保持されて前
記ラッチを係止し、前記作動レバーの回動に応じて回動
されて前記係止を解除することにより、前記ラッチと前
記キャッチ受けとの係止を解除させて前記キャッチの回
動規制を解除させるトリップ板を設け、常には前記プラ
ンジャを復帰させる方向の付勢力が付与されたリセット
体を設け、前記回動規制状態のキャッチに係止されて前
記リセット体をその付勢力に抗してプランジャから離間
するように保持し、前記キャッチの回動規制が解除され
ると前記保持を解除する保持レバーとを設けたところに
特徴を有する。
(作用) 本発明の回路しや断器によれば、過電流が流れると、
これに基づき電磁ソレノイドに通電されてプランジャが
作動する。このプランジャの作動によりこれに係合する
作動レバーが回動され、さらにトリップ板が回動され、
トリップ板とラッチとの係止が解除される。すると、ラ
ッチが回動されて当該ラッチとキャッチ受けとの係止が
解除されることによりキャッチの回動規制が解除される
ので、キャッチがトリップ方向へ回動されて機構部がト
リップ動作を行い開閉部がトリップされる。
また、キャッチの回動規制が解除されると、保持レバ
ーがリセット体の保持を解除して、リセット体がその付
勢力によりプランジャを電磁ソレノイド方向に移動させ
て原位置に復帰させる。
機構部をリセットさせる場合、キャッチがリセット方
向に回動されて保持レバーに係合すると、保持レバーが
リセット体をその付勢力に抗してプランジャから離間す
るように移動させ、キャッチがキャッチ受けに係合し、
そのキャッチ受けがラッチに係合することでキャッチの
回動が規制されると、リセット体が原位置に復帰され
る。
(実施例) 以下、本発明の一実施例につき第1図乃至第7図を参
照して説明する。
先ず、全体の構成の概要を示す第7図において、11は
ケース本体で、これは、絶縁材から形成されたケース12
と、このケース12の上面開口部に取着されたカバー13と
から構成されており、このケース12の一端部に固定接触
子14が配設されている。15はケース本体11に回動可能に
支持された絶縁材製のクロスバーで、これに可動接触子
16が取り付けられており、この可動接触子16と固定接触
子14とにより開閉部17を構成している。18は可動接触子
16に取着された可撓導体で、これはケース12の他端部に
設けられた負荷端子19に接続されている。20は可動接触
子16及び固定接触子14を覆って設けられた消弧装置であ
る。21はハンドルで、これと一体に取着されたハンドル
受け21aがケース12に支持されて矢印C方向及び反矢印
C方向に揺動可能になされており、その把手部21bがカ
バー13を貫通して外方へ突出している。22は機構部で、
これはキャッチ23,上リンク24,下リンク25,キャッチ受
け26,トグル用ばね27及びラッチ28(第6図参照)とか
ら構成されている。このうち、キャッチ23は、一端部に
突設された係止片23aがキャッチ受け26に係脱可能に係
合しており、係合されたときにその回動が規制され、係
合が解除されると回動可能になる。
つぎに第6図において、ラッチ28は、具体的には図示
しないが、第6図の奥行き方向で切った縦断面の形状が
略コ字状をなしており、第1のフレーム29にピン30を介
して回動可能に取付けられている。そして、ラッチ28に
おけるピン30上方に位置する部位には、コ字状をなす本
体両側面部の間に渡されたピン28bを軸として回転する
ローラにより構成された係止部28cが設けられている。
その係止部28cは、キャッチ受け26の一端部26aに係脱可
能に係合して、係合時にキャッチ受け26の回動を規制
し、係合解除時に回動を許容するようになっている。こ
のラッチ28は係止部28aが後述するトリップ板31に係脱
可能に係止されてその回動が規制されている。
尚、上リンク24はその一端部がピン24aによりキャッ
チ23に回動可能に連結され、他端部がピン24bにより下
リンク25の一端部に回動可能に連結されている。この下
リンク25の他端部はクロスバー15に設けられたピン15a
に連結されており、また、トグル用ばね27は、ハンドル
受け21aのばね受け部21cとピン24bとの間に掛け渡され
ている。32は保持レバーで、これは、第1のフレーム29
にピン33を介して回動可能に取付けられ、常にはばね34
(これは必要に応じて設ければよく、ばね力の弱いもの
でよい。)によって矢印D方向へ付勢されている。保持
レバー32は、具体的には図示しないが、第6図で上方か
ら見た形状(即ち、平面図における形状)が略コ字状を
なしており、キャッチ23がキャッチ受け26に係合される
と、第6図に破線で示すコ字状の基底部分をなす基底部
32aがキャッチ23に当接することで保持レバー32の矢印
D方向への回動が規制されるようになっている。35は電
流検出部で、これは負荷に流れる電流を検出する。36は
回路部で、これは電流検出部35が検出した電流を演算し
て過電流時に引外し装置37の駆動回路に信号を発するよ
うになっている。
以下、引外し装置37について第1図乃至第5図を参照
して説明する。
38は電磁ソレノイドで、これはカバー13に取付けられ
た第2のフレーム39に取着されており、常時は内部の図
示しない永久磁石によりプランジャ40を吸着した状態の
原位置に保持している。41はプランジャ40を電磁ソレノ
イド38から引離す方向即ち矢印E方向へ付勢するばねで
ある。42は作動レバーで、これは中央部において第2の
フレーム39に取り付けられたピン43に回動可能に支持さ
れており、一端部の係合部42aがプランジャ40のピン40a
に係合され、他端部に凸部42bが形成されている。
44はリセット体で、これは、スライド板45と、このス
ライド板45と一体に結合されたリセット板46とから構成
されている。このうち、スライド板45はL字状をなして
いて、基部45aに形成された長孔45b,45bが夫々第2のフ
レーム39に取り付けられたピン47,47に嵌合されて矢印
F方向及び反矢印F方向に摺動可能になされており、常
にはばね48により矢印F方向(矢印Eとは反対の方向)
に付勢されており、基部45aから略直角に折曲された折
曲部45cの端部の当接片45dがプランジャ40に対向してい
る。リセット板46はL字状をなしていて、基部46aがス
ライド板45の折曲部45cに結合され、折曲部46dが機構部
22側へ突出している。折曲部46bには一端が開放する係
合部49が形成されていて、この係合部49内に保持レバー
32の端部に取付けられたピン50が挿脱可能に挿入されて
おり、そのピン50は常には一方の端縁49bと当接してい
る。
前述したトリップ板31は、カバー13に取付けられた第
3のフレーム51にピン52を介して回動可能に取着されて
おり、端部31aがレバー42の凸部42bに対向している。53
はばねで、これは、トリップ板31と第3のフレーム51と
の間に掛渡され、トリップ板31を原位置に保持してい
る。トリップ板31はこの原位置において、端部31aがレ
バー42の凸部42bに対向しており、ラッチ28における係
止部28aの先端を係止部31bに当接させた状態でラッチ28
を係止して、ラッチ28、キャッチ受け26及びキャッチ23
を回動不能に規制している。
つぎに、上記構成の作用を説明する。
ハンドル21が矢印C方向へ回動操作された第7図に示
す通常のオン状態においては、電磁ソレノイド38がばね
41の弾発力に抗してプランジャ40を吸着し、トリップ板
31がばね53の付勢力により原位置に保持されているの
で、トリップ板31の係止部31bがラッチ28の係止部28aを
係止し、ラッチ28がキャッチ受け26を係止部28cで係止
して、キャッチ受け26がキャッチ23の係止片23aを係止
している。従って、上リンク24がトグル用ばね27のばね
力により矢印G方向へ回動され、上リンク24及び下リン
ク25がクロスバー15及び可動接触子16を矢印H方向へ回
動させて、可動接触子16を固定接触子14に接触させて開
閉部17を閉路する。
このような状態において、ハンドル21が反矢印C方向
にオフ位置まで回動操作されると、ハンドル21の移動即
ちハンドル受け21aのばね受け部21c移動に伴ってばね受
け部21cとピン24bを結ぶ線がピン24aを越えてキャッチ2
3の係止片23a側に移動するので、トグル用ばね27が上リ
ンク24を反矢印G方向へ回動付勢するようになり、これ
により上リンク24が反矢印G方向へ回動されて下リンク
25を介してクロスバー15及び可動接触子16を反矢印H方
向へ回動させ、可動接触子16が固定接触子14から離間
し、開閉部17が開放される。
さて、第1図乃至第3図及び第7図に示す通常のオン
状態において、負荷に過電流が流れると、電流検出部35
がこれを検出し、この過電流を回路部36の演算により判
別して引外し装置37の駆動回路に信号を発する。これに
より、電磁ソレノイド38が通電され、電磁ソレノイド38
の磁力が永久磁石の電磁力を打消すので、プランジャ40
に対する吸着力が消滅し、プランジャ40がばね41の弾発
力によって矢印E方向へ突出され、リセット体44の当接
片45dに当接して停止する。このプランジャ40の作動に
よりこれのピン40aに係合する作動レバー42が矢印K方
向へ回動され、凸部42bがトリップ板31の端部31aをばね
53の弾発力に抗して回動させる。
これにより、トリップ板31の係止部31bとラッチ28の
係止部28aとの係止が解除されてラッチ28が矢印I方向
に回動するので、係止部28cとキャッチ受け26との係合
も解除される。すると、キャッチ受け26が回動されてキ
ャッチ23の係止片23aとの係合が解除される。これによ
り、キャッチ23がトグル用ばね27の弾発力により矢印G
方向即ちトリップ方向へ回動され、ピン24aがばね受部2
1cとピン24bとを結ぶ線を越えて右方側になると、前述
と同様にしてクロスバー15及び可動接触子16がトグル用
ばね27の弾発力により下リンク25を介して反矢印H方向
へ回動され、クロスバー15及び可動接触子16を反矢印H
方向へ回動させ、可動接触子16が固定接触子14から離間
し、開閉部17が開放される。また、ハンドル21は反矢印
C方向へ回動されてトリップ位置に停止する。
一方、キャッチ23が矢印G方向へ回動されると、キャ
ッチ23と保持レバー32の基底部32aとの係合が解除さ
れ、保持レバー32がばね34の付勢力により矢印D方向へ
回動し、ピン50がリセット体44の係合部49の他方の端縁
49b側に移動する。そして、リセット体44即ちスライド
板45がばね48の弾発力により矢印F方向へ移動され、リ
セット体44の当接片45dがプランジャ40をばね41の弾発
力に抗して反矢印E方向へ移動させて電磁ソレノイド38
の永久磁石に吸着される原位置に復帰させる。そして、
プランジャ40のピン40aに係合する作動レバー42が反矢
印K方向へ回動されて原位置に復帰し、また、トリップ
板31がばね53の弾発力により同じく原位置に復帰され、
係止部31bがラッチ28の係止部28aを係止する。
次に、上述のトリップ位置からリセットさせるべくハ
ンドル21を反矢印C方向へリセット位置まで回動させる
と、キャッチ23が反矢印G方向へ回動されて係止片23a
がキャッチ受け26に係合し、キャッチ受け26がラッチ28
の係止部28cに係合する。一方、キャッチ23が反矢印G
方向へ回動されると、そのキャッチ23により保持レバー
32が反矢印D方向に回動されてピン50が係合部49の端縁
49aに当接し、リセット板46即ちリセット体44をばね48
の弾発力に抗して反矢印F方向へ移動させる。そして、
係止片23aがキャッチ受け26に係合された時点で当接片4
5dがプランジャ40から離間した原位置に復帰される。
上記実施例によればつぎの効果を奏する。即ち、トリ
ップ板31を回動可能に設け、過電流に基づき電磁ソレノ
イド38が通電されて作動したときプランジャ40及び作動
レバー42を介してトリップ板31を回動させ、機構部22に
トリップ動作を行なわせるようにしたので、開閉部17を
トリップさせる場合に、機構部22のラッチ28を回動させ
るまでにプランジャ40,作動レバー42及びトリップ板31
の3部品を動作させるだけでよく、4部品を動作させる
必要のあった従来に比し、動作時間が著しく短縮され
て、遮断特性を向上させることができる。また、キャッ
チ23に係止された保持レバー32を設け、これが過電流に
基づくトリップ時にキャッチ23による回動規制を解除さ
れると、リセット体44の付勢力によってプランジャ40を
原位置に復帰させるので、リセット時における操作力は
リセット体44をばね48の弾発力に抗して原位置に復帰さ
せる操作力のみで足り、スライド板7をばね9の弾発力
に抗して移動させ、更にプランジャ3をばね6の弾発力
に抗して復帰させる必要のあった従来に比べて操作力を
減少させることができる。しかも、前述したようにトリ
ップ時にプランジャ40がリセット体44により原位置に復
帰されるので、機構部22のリセット操作時のストローク
とは無関係となり、従って機構部22のトリップ時のスト
ロークとの関係もなくなって、部品のストローク調整が
簡単になる。
尚、上記実施例ではラッチ28とキャッチ受け26を別体
に形成したが、これらを一体に形成してもよい。また、
第2のフレーム39と第3のフレーム51とを一体に形成し
ても良い。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように本発明の回路しや断器
は、キャッチと、このキャッチを係止するキャッチ受け
と、このキャッチ受けを係止することにより前記キャッ
チのトリップ方向への回動を規制するラッチとを備え、
前記キャッチの回動規制が解除されることにより開閉部
にトリップ動作を行なわせる機構部を設け、過電流に基
づき通電されてプランジャを作動させる電磁ソレノイド
を設け、この電磁ソレノイドのプランジャに係合されそ
のプランジャの作動により回動される作動レバーを設
け、常には原位置に保持されて前記ラッチを係止し、前
記作動レバーの回動に応じて回動されて前記係止を解除
することにより、前記ラッチと前記キャッチ受けとの係
止を解除させて前記キャッチの回動規制を解除させるト
リップ板を設け、常には前記プランジャを復帰させる方
向の付勢力が付与されたリセット体を設け、前記回動規
制状態のキャッチに係止されて前記リセット体をその付
勢力に抗してプランジャから離間するように保持し、前
記キャッチの回動規制が解除されると前記保持を解除す
る保持レバーとを設けたので、遮断特性を向上させるこ
とができ、リセット時の操作力を減少させることがで
き、しかも、部品のストローク調整が簡単になるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図は引外し装置の平面図、第2図は同側面図、第3図
は第2図の逆側を示す側面図、第4図は第2のフレーム
の斜視図、第5図はリセット体の斜視図、第6図は要部
の正面図、第7図は全体の縦断正面図であり、第8図は
従来の第1図相当図、第9図は第8図中VIII−VIII線に
沿う断面図である。 図中、17は開閉部、22は機構部、23はキャッチ、26はキ
ャッチ受け、28はラッチ、31はトリップ板、32は保持レ
バー、38は電磁ソレノイド、40はプランジャ、42は作動
レバー、44はリセット体を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャッチと、このキャッチを係止するキャ
    ッチ受けと、このキャッチ受けを係止することにより前
    記キャッチのトリップ方向への回動を規制するラッチと
    を備え、前記キャッチの回動規制が解除されることによ
    り開閉部にトリップ動作を行なわせる機構部と、 過電流に基づき通電されてプランジャを作動させる電磁
    ソレノイドと、 この電磁ソレノイドのプランジャに係合されそのプラン
    ジャの作動により回動される作動レバーと、 常には原位置に保持されて前記ラッチを係止し、前記作
    動レバーの回動に応じて回動されて前記係止を解除する
    ことにより、前記ラッチと前記キャッチ受けとの係止を
    解除させて前記キャッチの回動規制を解除させるトリッ
    プ板と、 常には前記プランジャを復帰させる方向の付勢力が付与
    されたリセット体と、 前記回動規制状態のキャッチに係止されて前記リセット
    体をその付勢力に抗してプランジャから離間するように
    保持し、前記キャッチの回動規制が解除されると前記保
    持を解除する保持レバーとを具備してなる回路しや断
    器。
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