JP3210731B2 - 回路遮断器 - Google Patents
回路遮断器Info
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Description
電路遮断を行なう回路遮断器、殊に複数極を連動させる
作動体でラッチを行っている回路遮断器に関するもので
ある。
ハンドル操作と接点開閉動作とを連結する開閉機構部
を、トリップリンクで支持するが、このトリップリンク
を引掛支持しておく機構として、従来より種々の形態の
ものが提供されているが、その中に、複数極を連動させ
る作動体でラッチを行っているものがある。
ると、これは三極を単一のトリップ機構で開閉するもの
であって、図5に示すように、各極における可動接点2
4を一端に備えた可動接触子20は、その中程に挿通さ
れる軸21によって、合成樹脂製の可動枠25に回動自
在に枢支され、また他端部に挿通されたピン22と可動
枠25の内面との間に配された接点圧ばね23によっ
て、一方向に回動付勢されている。そして可動枠25
は、その軸部26が器体のベースで受けられることによ
って、ベースに対して回動自在となっている。
フレーム4を介して器体に取り付けられる。器体に固定
される板金製のフレーム4は、両側外面に切り起こしで
形成されたスリット40と、軸支用ボス41と、ストッ
パ用ボス41b,41cとが設けられており、上記ハン
ドル3はレバー30を介してフレーム4に取り付けられ
る。レバー30はスリット40に挿通される両脚片の下
端縁に設けられた軸受切欠33を、上記軸支用ボス41
の外周面に当接させることで、ボス41b,41cで規
制される所定範囲内の回動が自在とされたもので、スト
ッパピン31が両脚片間に挿通され、上端面にはスリッ
ト付き凹部32が設けられ、ハンドル3はこのレバー3
0の上端が側面から圧入されることで、レバー30に取
り付けられている。
ク50と、二つのリンク54,57と、図3に示すばね
36とから構成されている。トリップリンク50はその
一端の軸孔53に挿通される軸45を介してフレーム4
に回動自在に枢支されたもので、他端の内面側に一対の
軸突起51,51を具備し、更にこの他端側から係合部
52が突設されたもので、リンク54の一端が上記軸突
起51,51を介して一端側に連結されており、またリ
ンク54の他端は軸56によってリンク57の一端に連
結されている。そして、リンク57の他端は、前記可動
接触子20に軸21を介して連結されている。開極用と
して作用する引張コイルばねからなるばね36は、上記
両リンク54,57の連結用の軸56と、上記レバー3
0の凹部32に配されたピン35との間に掛け渡されて
いる。
ッチ6と作動体7とが取り付けられる。クラッチ6はフ
レーム4と下端の軸孔60とに挿通される軸46によっ
て回動自在に支持されるもので、そのトリップリンク5
0側には開口が形成されて、この開口の上縁に、トリッ
プリンク50の係合部52と係合する引掛部62が設け
られており、更にクラッチ6の上端縁には、係合部63
と突起65とが設けられている。
まわりに被覆成形されている合成樹脂製の成形部71と
からなるもので、各極を連動させる連動棒を兼ねたもの
であり、その成形部71は、複数個の引外し片72と、
引外し片72と逆方向に突出する当接部73と、ばね受
け突起74、当接部73と同方向に突出する押上突起7
5、連動突起78,79等を一体に備えており、フレー
ム4における一対のU字状の軸受溝47,47内に配さ
れて回動自在に支持される。尚、作動体7に設けられて
いる他の引外し片72や連動突起78,79は、漏電引
外し部材や外部電圧引外し部材といった他の引外し部
材、あるいは補助接点の駆動のために設けられたもので
あるが、ここではこれらについての説明を省略する。
軸46に装着されたねじりコイルばねからなるばね66
の両端片が、クラッチ6と作動体7のばね受け突起74
とに当接しており、ばね66のみで異なる回転中心をも
つクラッチ6と作動体7とを、共に図6(a) 中における
反時計回り方向に付勢している。しかしてオフ状態で
は、トリップリンク50の係合部52がばね36による
付勢力をリンク54を介して受けることでクラッチ6の
引掛部62に当接し、クラッチ6を枢支する軸46の位
置と、引掛部62と係合部52との位置関係のために生
じるモーメントにより、係合部52はばね66による反
時計まわり方向の付勢よりも強い力でクラッチ6を時計
まわり方向に回動付勢しており、これと同時に、作動体
7の当接部73がクラッチ6の係合部63に当接し、ク
ラッチ6の時計まわり方向の回動を止めている。更にト
リップ機構における一対のリンク54, 57がばね36
による付勢で折り畳まれたような状態となって、軸部2
6を中心に回動自在となっている前記接点ブロックを引
き上げて、可動接触子20の可動接点24を固定接点1
4から引き離している。
フレーム4のボス41を中心とした回動をハンドル3に
行なわせたならば、当初、ばね36は軸56のまわりを
回るだけであるものの、ばね36両端のピン35と軸5
6とを結ぶ線が、リンク54一端とトリップリンク50
とを連結する軸突起51の位置を越えた時点で、ばね3
6による付勢で軸56が引っ張られてリンク54, 57
が伸びる。このために接点ブロックが回動し、可動接触
子20の可動接点24を固定接点14に接触させるもの
であり、この時には接点圧ばね23による付勢が上記接
点部に加えられる。
おけるコイル80に過電流が流れてアマチュア83がば
ね84に抗して回動し、作動体7の引外し片72にアマ
チュア83が当たって作動体7を回転させたりすると、
上記作動体7の当接部73がクラッチ6の係合部63か
ら離れて、クラッチ6に対する押さえがなくなるもので
あり、この結果、クラッチ6は図6(a) 中においてまず
時計まわり方向に回転し、そしてトリップリンク50の
係合部52が引掛部62から外れてラッチが解除された
時点で、ばね66により復帰方向に回動を始めるもので
あり、またラッチが解除されたトリップリンク50は、
リンク54を介して受けているばね36による付勢で回
動するとともに、レバー30がばね36により回転す
る。この時、作動体7の押上突起75を押し上げて作動
体7を復帰させるトリップリンク50の軸突起51がば
ね36に対してある位置よりも移動した時点でばね36
が反転し、リンク54,57が折り畳まれて可動枠25
が軸26を中心にして時計方向に回転し、可動接触子2
0の可動接点24が固定接点14から離れる。
ばね36による回転付勢をトリップリンク50を介して
受けているクラッチ6の移動を作動体7で止めるだけ
で、ラッチ状態を保持しており、しかもクラッチ6の上
記移動方向に向かう力は、ばね66による付勢力を差し
引いた値となっており、これ故にラッチ解除のために作
動体7を動かすのに必要な引外し力が低減されたものと
なっているのであるが、前述のように、ばね66によっ
て回動付勢されている作動体7は、そのままでは停止位
置が定まらず、作動体7の当接部73とクラッチ6の係
合部63との当接のみで作動体7の回転位置を決める
と、ラッチ量がばらついてしまい、図6(b) に示すよう
にラッチ量が増えたりしてしまうことになる。従って上
記従来例においては、図6(a) に示すように、クラッチ
6における突起65の上端で、押上突起75の下面を支
えることで作動体7の回転位置を決めているのである
が、この場合、各極を連動させる部材を兼ねている作動
体7はそのモーメントが大きいために、ハンドル3を動
かすことによるオンオフ操作の際の衝撃で、作動体7が
クラッチ6をトリップ方向に動かしてミストリップさせ
てしまうことがある。
であり、その目的とするところは引外し力が低減されて
いる上に、ミストリップを生じることもない回路遮断器
を提供するにある。
自在に支持されているとともに電路異常状態に応じてば
ね付勢に抗して回転駆動される作動体と、回転自在に支
持されるとともに作動体に設けられた当接部との当接で
回転位置が規制されるクラッチと、クラッチに設けられ
た引掛部に離脱自在に係止する係合部を有するとともに
作動体の回動に伴うクラッチの回動で引掛部から離脱し
てトリップするトリップリンクと、このトリップリンク
の支持を受けてハンドル操作と接点開閉動作とを連結し
且つトリップリンクの支持開放により閉極状態の接点を
強制開極する開閉機構部とを備えた回路遮断器におい
て、フレームに設けた一対のU字状軸受溝によって回動
自在に支持されている作動体は、フレームの作動体支持
用のU字状軸受溝の内面に当接してフレームに対して自
身の回転範囲を規制するストッパーを具備していること
ていることに特徴を有している。
身の位置規制により、ラッチ量を安定させる上に、スト
ッパーは作動体の軸支点の近傍にあることから作動体の
モーメントを小さくすることができ、このためにオンオ
フ操作の衝撃でクラッチをラッチ解除方向に動かしてし
まうこともない。
ると、図示実施例においては、上記従来例で記載した各
構成部材のうち、作動体7として、図2に示すように、
その軸部外面よりストッパー77を突出させたものを用
いる。このストッパー77は、フレーム4における作動
体7の支持用のU字状の軸受溝47の内面に当接するこ
とで、作動体7の回転範囲を規制し、トリップリンク5
0と係合しているクラッチ6が当接する当接部73の位
置を定める。このためにラッチ量が安定するのはもちろ
ん、オンオフ操作時の衝撃を作動体7が受けても、作動
体7がクラッチ6をトリップリンク50との係合状態か
ら解除する方向に回動させてしまうこともなく、従って
ミストリップが生じることがないものである。
って回転駆動される方向と逆方向の一方向のみであって
もよい。
力が低減されている前記構成のものにおける作動体の回
転位置が、作動体に設けられたストッパーで規制される
ために、作動体とクラッチとの当接位置で定まるラッチ
量が安定する上に、ストッパーは作動体の軸支点の近傍
に設けることができて、軸支点から離れたところにスト
ッパーを設ける場合に比して作動体のモーメントを小さ
くすることができ、このためにオンオフ操作の直接的衝
撃及びフレームを通じた間接的衝撃で作動体がクラッチ
をラッチ解除方向に動かしてしまうこともなく、従って
ミストリップが生じることがないものである。
同上の要部拡大図である。
る。
解斜視図である。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 回動自在に支持されているとともに電路
異常状態に応じてばね付勢に抗して回転駆動される作動
体と、回転自在に支持されるとともに作動体に設けられ
た当接部との当接で回転位置が規制されるクラッチと、
クラッチに設けられた引掛部に離脱自在に係止する係合
部を有するとともに作動体の回動に伴うクラッチの回動
で引掛部から離脱してトリップするトリップリンクと、
このトリップリンクの支持を受けてハンドル操作と接点
開閉動作とを連結し且つトリップリンクの支持開放によ
り閉極状態の接点を強制開極する開閉機構部とを備えた
回路遮断器において、フレームに設けた一対のU字状軸
受溝によって回動自在に支持されている作動体は、フレ
ームの作動体支持用のU字状軸受溝の内面に当接してフ
レームに対して自身の回転範囲を規制するストッパーを
具備していることを特徴とする回路遮断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19096892A JP3210731B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 回路遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19096892A JP3210731B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 回路遮断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0636664A JPH0636664A (ja) | 1994-02-10 |
JP3210731B2 true JP3210731B2 (ja) | 2001-09-17 |
Family
ID=16266680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19096892A Expired - Lifetime JP3210731B2 (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 回路遮断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3210731B2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP19096892A patent/JP3210731B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0636664A (ja) | 1994-02-10 |
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