JP2000182502A - 配線用遮断器 - Google Patents

配線用遮断器

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JP2000182502A
JP2000182502A JP10353186A JP35318698A JP2000182502A JP 2000182502 A JP2000182502 A JP 2000182502A JP 10353186 A JP10353186 A JP 10353186A JP 35318698 A JP35318698 A JP 35318698A JP 2000182502 A JP2000182502 A JP 2000182502A
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JP
Japan
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handle
link
projection
circuit breaker
handle lever
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Application number
JP10353186A
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English (en)
Inventor
Akiya Hatano
晶也 波多野
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Nitto Kogyo Corp
Original Assignee
Nitto Kogyo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接点が溶着した場合のハンドルをオフ位置へ
戻すことを阻止できる配線用遮断器を提供する。 【解決手段】 配線用遮断器のハンドルレバー11の一
部に突起20を設け、可動接点8が固定接点9と溶着し
た状態においては、この突起20を上リンク16と下リ
ンク10との結合ピン17又は下リンク10の突起と干
渉させ、ハンドル24をオフ位置へ動かせないようにし
た。通常のオンオフ操作の場合は溶着した場合とはリン
クの位置が異なるため、ハンドル操作に支障はない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線用遮断器の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】配線用遮断器は、ハンドルの操作及び異
常電流検出時のクレドルの動作と連動するリンク機構を
備え、このリンク機構に連結されたフィンガーを動かし
て接点をオンオフさせる構造となっている。また配線用
遮断器は過電流等を検出してトリップ状態となったとき
にはハンドルがオンとオフの中間位置で止まり、フィン
ガーの位置(即ち接点のオンオフ状態)がハンドルの位
置により外部から観察できるようになっている。ただ
し、過電流により可動接点と固定接点とが溶着した場合
にはクレドルが動作してもハンドルはオン位置に保たれ
るようになっている。
【0003】しかし従来の配線用遮断器では、過電流に
より可動接点と固定接点とが溶着した場合にも、スプリ
ングに抗してハンドルをオフ位置にまで強制的に戻すこ
とが可能である。するとそれまで大電流を検出して引き
外し機構の係合部から外れていたクレドルの先端が再び
係合部と係合してリセットされるため、ハンドルから手
を離してもハンドルはそのままオフ位置に維持されるこ
ととなる。その結果、接点は溶着したままであってもハ
ンドルはオフ位置となり、両者の対応が崩れることとな
る。これは、ハンドルの位置を見て回路が遮断されてい
るとの誤認を招き、感電事故の原因となるおそれがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決して、新たな部品を追加することなく、
接点が溶着した場合のハンドルをオフ位置へ戻すことを
阻止できるようにした配線用遮断器を提供するためにな
されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、ハンドルの操作及びクレドルの
動作と連動するリンク機構により接点をオンオフさせる
配線用遮断器において、ハンドルの下部に設けたハンド
ルレバーの一部に、接点が溶着した状態におけるリンク
部品と干渉してハンドルレバーのオフ位置への動きを阻
止する突起を形成したことを特徴とするものである。な
お、ハンドルレバーの突起と係合する部分を、リンク機
構を構成する上リンクと下リンクとの結合ピンとして
も、あるいはリンク機構を構成する下リンクの突起とし
てもよい。
【0006】本発明の配線用遮断器においては、接点が
溶着した状態においてハンドルをオフ位置へ動かそうと
しても、ハンドルの下部に設けたハンドルレバーの一部
に設けられた突起が結合ピンや下リンクの突起等のリン
ク部品と当たり、ハンドルを動かすことができない。こ
のため回路をオフにしたとの誤認を招くことがないので
感電事故等を予防することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下に本発明
の好ましい実施の形態を示す。図1〜図3は第1の実施
形態の配線用遮断器がオン、オフ、トリップの各状態を
取った場合を示す要部の説明図であり、図4は要部の側
面図である。これらの図は何れも接点の溶着のない正常
な状態を示しており、まずこれらの正常状態について説
明する。
【0008】1は金属板を逆U字状に折り曲げて形成し
たフレームであり、このフレーム1にはハンドル軸3、
クレドル軸4、トリガー軸5の3本の軸がそれぞれ設け
られている。またフレーム1の下部にはクロスバーが係
合する逆U字状の切り欠き1aが形成されており、この
切り欠き1aには、フィンガー7を備えたクロスバー6
のクロスバー軸6aが取り付けられている。フィンガー
7の先端には可動接点8が固定され、固定接点9との間
で回路のオンオフが行われる。クロスバー6にはリンク
機構を構成する下リンク10の下端がピン23により枢
着されている。後記するように、フィンガー7の動きは
この下リンク10を介して制御される。なお、クロスバ
ー6とフィンガー7との間には図示しない接触スプリン
グが設けられており、フィンガー7の先端の可動接点8
を一定の接触圧で固定接点9に接触させるようになって
いる。
【0009】ハンドル軸3には、逆U字状のハンドルレ
バー11の下端が枢着されている。このハンドルレバー
11は図4に示すようにフレーム1の外側から被さるよ
うに嵌め込まれている。ハンドルレバー11の上部に形
成されたフック12にはスプリング13の上端が係止さ
れており、ハンドル24を操作することによりハンドル
軸3を中心としてハンドルレバー11を図1のオン位置
と図2のオフ位置との間で揺動させることによりフック
12の位置を変え、結合ピンに作用するスプリング13
によってリンク機構を動かすことができる。
【0010】クレドル軸4には、クレドル14が枢着さ
れている。クレドル14にはピン15により上リンク1
6の上端が枢着されており、この上リンク16の下端と
前記した下リンク10の上端とは結合ピン17により枢
着されている。そして前記したスプリング13の下端は
この結合ピン17に係止されている。このため、図1に
示すオン状態ではスプリング13の張力によりクレドル
14は図面上で反時計方向の回転モーメントを受けるこ
ととなるが、クレドル14の先端がトリガー軸5に枢着
されたトリガー18の係合孔19に係止されているた
め、図1の位置を保持している。このオン状態では、結
合ピン17がスプリング13の張力により図1の安定位
置を取るため、下リンク10がピン23を介してクロス
バー6を押さえて、フィンガー7の可動接点8を固定接
点9に接触させ、回路をオン状態に保つ。
【0011】しかし、このオン状態からハンドル24を
図2のオフ位置に動かせば、ハンドルレバー11の上部
のフック12が右方向に移動するため、結合ピン17は
スプリング13の張力により図2の安定位置に移動す
る。その結果、下リンク10がピン23を介してクロス
バー6に作用し、フィンガー7の可動接点8を固定接点
9から離し、回路をオフとする。
【0012】また過電流により図示しないバイメタルの
先端がトリガー18を押すことにより、トリガー18が
トリガー軸5を中心として時計方向に回転すると、クレ
ドル14の先端がトリガー18の係合孔19から外れ、
クレドル14はスプリング13の張力により図3に示す
ように反時計方向に回転する。その結果、上リンク16
の上端を支持しているクレドル14のピン15の位置が
左方向に移動し、リンク機構の安定が崩れてスプリング
13の張力により結合ピン17は引き上げられる。それ
に連れて下リンク10がクロスバー6に作用し、フィン
ガー7の可動接点8を固定接点9から離し、電流を遮断
する。また結合ピン17の移動により、ハンドルレバー
11も図3に示すトリップ位置に移動する。
【0013】以上の説明は接点の溶着のない正常な状態
に関するものであり、従来一般の配線用遮断器と特に変
わるところはない。しかし上記の説明から分かるよう
に、ハンドルレバー11はスプリング13の位置及び張
力の作用方向を変えることによりリンク機構を制御する
のみであり、リンク機構を直接操作するものではない。
そのため、図5に示すように過電流により可動接点8と
固定接点9とが溶着した場合であっても、スプリング1
3に逆らって多少の力を加えればハンドル24をオフ位
置に動かせることは前記した通りである。
【0014】そこでこの実施形態では、図6に示すよう
にハンドルレバー11の下部付近を内側に折り曲げ、突
起20を形成した。ハンドルレバー11は前記したよう
にフレーム1の外側から被さるように嵌め込まれたもの
であり、この突起20の先端はフレーム1の切欠部21
から内側に入り込み、フレーム1の内面と同一位置に達
している。一方、図4に示すように結合ピン17の長さ
は両端がフレーム1の外面に達するように設定されてい
る。
【0015】そして、過電流により接点が溶着した場合
には、クレドル14はその先端がトリガー18の係合孔
19から外れ、図5に示すように反時計方向には回転す
るが、接点が溶着しているため、クロスバー6に枢着さ
れる下リンク10は、クロスバー6とフィンガー7との
間に設けられた接触スプリングの撓み代の分(オーバー
トラベル分)だけしか移動しない。この時、ハンドル2
4は前述した通りオン位置にある。従って、この実施形
態においては、通常時ならばスプリング13に引かれ
て、トリップ位置に移動しているはずの結合ピン17
が、障害物としてハンドルレバー11の突起20のオン
位置からオフ位置への軌跡の中に残り、ハンドル24を
オフ位置に戻そうとするとハンドルレバー11の突起2
0と結合ピン17とが干渉し、ハンドル24のオフ位置
への動きを阻止する。
【0016】上記のように、この実施形態では接点が溶
着した状態においてはハンドル24をオフ位置に動かす
ことができず、回路をオフにしたとの誤認を招くおそれ
もなく感電事故等を予防することができる。またハンド
ルレバー11の一部に突起20を形成するだけでよいた
め、部品数が増加することもない。
【0017】(第2の実施形態)上記した第1の実施形
態では、ハンドルレバー11の突起20を結合ピン17
と干渉させたが、第2の実施形態では第1の実施形態と
同様に形成されたハンドルレバー11の突起20を、下
リンク10の突起22と干渉させる。すなわち、図8に
示すように下リンク10の上端部を外側に折り曲げて突
起22を形成し、接点が溶着した状態においては、図
9、図10のようにオーバートラベル分しか移動しない
下リンク10の突起22が障害物としてハンドルレバー
11の突起20のオン位置からオフ位置への軌跡の中に
残り、ハンドルレバー11の突起20と干渉するように
しておく。
【0018】なお、第2の実施形態では結合ピン17の
長さを短くし、第1の実施形態のようにハンドルレバー
11の突起20が結合ピン17と干渉しないようにして
おくものとする。また接点が溶着しない通常のトリップ
では下リンク10の突起22はハンドルレバー11より
先にスプリング13に引かれる結合ピン17と共にトリ
ップ位置に移動しているため、ハンドルレバー11の突
起20と干渉することがない。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の配線用
遮断器は、ハンドルレバーの一部に接点が溶着した状態
におけるリンク部品と干渉してハンドルレバーのオフ位
置への動きを阻止する突起を形成したものであるから、
過電流により可動接点と固定接点とが溶着した場合に
は、ハンドルをオフ位置にまで強制的に戻すことができ
ない。従って接点とハンドルの位置との対応が崩れるこ
とによる感電事故のおそれをなくすることができる。ま
た、新たな部品を必要としないため、部品点数の増加を
招くこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の配線用遮断器のオン状態を示
す要部の説明図である。
【図2】第1の実施形態の配線用遮断器のオフ状態を示
す要部の説明図である。
【図3】第1の実施形態の配線用遮断器のトリップ状態
を示す要部の説明図である。
【図4】第1の実施形態の配線用遮断器の要部の断面図
である。
【図5】第1の実施形態の配線用遮断器の接点溶着状態
を示す要部の説明図である。
【図6】第1の実施形態のハンドルレバーを示す斜視図
である。
【図7】第2の実施形態の配線用遮断器のオン状態を示
す要部の説明図である。
【図8】第2の実施形態の下リンクを示す斜視図であ
る。
【図9】第2の実施形態の配線用遮断器の要部の断面図
である。
【図10】第2の実施形態の配線用遮断器の接点溶着状
態を示す要部の説明図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 フィンガー軸 3 ハンドル軸 4 クレドル軸 5 トリガー軸 6 クロスバー 7 フィンガー 8 可動接点 9 固定接点 10 下リンク 11 ハンドルレバー 12 フック 13 スプリング 14 クレドル 15 ピン 16 上リンク 17 結合ピン 18 トリガー 19 係合孔 20 突起 21 切欠部 22 突起 23 ピン 24 ハンドル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルの操作及びクレドルの動作と連
    動するリンク機構により接点をオンオフさせる配線用遮
    断器において、ハンドルの下部に設けたハンドルレバー
    の一部に、接点が溶着した状態におけるリンク部品と干
    渉してハンドルレバーのオフ位置への動きを阻止する突
    起を形成したことを特徴とする配線用遮断器。
  2. 【請求項2】 ハンドルレバーの突起と係合するリンク
    部品が、リンク機構を構成する上リンクと下リンクとの
    結合ピンである請求項1に記載の配線用遮断器。
  3. 【請求項3】 ハンドルレバーの突起と係合するリンク
    部品が、リンク機構を構成する下リンクの突起である請
    求項1に記載の配線用遮断器。
JP10353186A 1998-12-11 1998-12-11 配線用遮断器 Pending JP2000182502A (ja)

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Cited By (5)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000804