JPH0643985Y2 - 回路しや断器 - Google Patents
回路しや断器Info
- Publication number
- JPH0643985Y2 JPH0643985Y2 JP14805488U JP14805488U JPH0643985Y2 JP H0643985 Y2 JPH0643985 Y2 JP H0643985Y2 JP 14805488 U JP14805488 U JP 14805488U JP 14805488 U JP14805488 U JP 14805488U JP H0643985 Y2 JPH0643985 Y2 JP H0643985Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案はトグルリンク機構を備えた回路しや断器に関す
る。
る。
(従来の技術) 回路しや断器の従来構成を第8図乃至第10図を参照して
説明する。第8図において、1はケース2に固定された
フレーム3に軸1aを介して矢印A方向及び反矢印A方向
に回動可能に設けられたハンドル、4は第1及び第2の
リンク5及び6並びに引張りコイルばねからなるトグル
用ばね7から構成されたトグルリンク機構である。8は
フレーム3と第1のリンク5との間に位置するようにし
て第1のリンク5の一端部にピン9により回動可能に連
結されたキャッチで、これには、一端部にフレーム3に
形成された係合孔3aに挿入係合した係合片8a及びこの係
合片8aの上方部位に係合片8aとは反対側に突出した衝止
片8bが形成され、他端部に引外し装置10のキャッチ受け
11に係脱可能に係止された係止部8cが形成されており、
常には係止部8cがキャッチ受け11に係止されている。12
は前記フレーム3に設けられたストッパ、13はトグルリ
ンク機構4の第2のリンク6の下端部にピン14により連
結された可動接触子、15はこの可動接触子14が接離する
固定接触子である。
説明する。第8図において、1はケース2に固定された
フレーム3に軸1aを介して矢印A方向及び反矢印A方向
に回動可能に設けられたハンドル、4は第1及び第2の
リンク5及び6並びに引張りコイルばねからなるトグル
用ばね7から構成されたトグルリンク機構である。8は
フレーム3と第1のリンク5との間に位置するようにし
て第1のリンク5の一端部にピン9により回動可能に連
結されたキャッチで、これには、一端部にフレーム3に
形成された係合孔3aに挿入係合した係合片8a及びこの係
合片8aの上方部位に係合片8aとは反対側に突出した衝止
片8bが形成され、他端部に引外し装置10のキャッチ受け
11に係脱可能に係止された係止部8cが形成されており、
常には係止部8cがキャッチ受け11に係止されている。12
は前記フレーム3に設けられたストッパ、13はトグルリ
ンク機構4の第2のリンク6の下端部にピン14により連
結された可動接触子、15はこの可動接触子14が接離する
固定接触子である。
上記構成において、ハンドル1が第8図に示すオン位置
に位置された状態では、トグルリンク機構4を介して可
動接触子13が固定接触子15に接触しており、この状態か
らハンドル1を矢印A方向に回動操作して第9図に示す
オフ位置に位置させると、トグルリンク機構4を介して
可動接触子13が固定接触子15から離間されると共にハン
ドル1がそのオフ位置に保持される。
に位置された状態では、トグルリンク機構4を介して可
動接触子13が固定接触子15に接触しており、この状態か
らハンドル1を矢印A方向に回動操作して第9図に示す
オフ位置に位置させると、トグルリンク機構4を介して
可動接触子13が固定接触子15から離間されると共にハン
ドル1がそのオフ位置に保持される。
一方、第8図に示したオン状態において引外し装置10が
過電流を検出して動作すると、キャッチ受け11が軸11a
を支点に矢印B方向に回動してキャッチ8の係止部8cに
対する係止を解除する。すると、第10図に示すように、
キャッチ8は係合孔3aを支点にして矢印C方向に回動さ
れ、このキャッチ8の回動を伴いながらトグルリンク機
構4を介して可動接触子13が固定接触子15から離間され
ると共にハンドル1がトリップ位置に回動され、以てト
リップ状態となる。この折り、キャッチ8は、衝止片8b
がストッパ12に衝止することにより矢印C方向へのそれ
以上の回動が規制されるようになっている。
過電流を検出して動作すると、キャッチ受け11が軸11a
を支点に矢印B方向に回動してキャッチ8の係止部8cに
対する係止を解除する。すると、第10図に示すように、
キャッチ8は係合孔3aを支点にして矢印C方向に回動さ
れ、このキャッチ8の回動を伴いながらトグルリンク機
構4を介して可動接触子13が固定接触子15から離間され
ると共にハンドル1がトリップ位置に回動され、以てト
リップ状態となる。この折り、キャッチ8は、衝止片8b
がストッパ12に衝止することにより矢印C方向へのそれ
以上の回動が規制されるようになっている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記構成のものにおいては、ハンドル1
をオン位置へ操作した時に、トグル用ばね7の途中部が
キャッチ8の衝止片8bに当接し(第8図参照)、その当
接による衝撃によってキャッチ8が振動し、その振動に
よりキャッチ受け11に対する係止部8cの係止が外れてト
リップ状態となる虞がある。そして、特に近年では回路
しや断器を小形化する傾向があるが、小形化しようとす
ると上記の問題が一層顕著になる。このような問題に対
処するためには、例えばトグル用ばね7の巻径寸法を小
さくしてトグル用ばね7の全体を細くすることが考えら
れるが、所定範囲内のばね力を得るためにはそのばねに
おける素線の線径や巻数を変える必要が生じる。このよ
うにするとトグル用ばね7の長さ寸法も変える必要が生
じてしまい、これでは他の部品の設計も変更しなければ
ならなくなるという不具合が生ずる。
をオン位置へ操作した時に、トグル用ばね7の途中部が
キャッチ8の衝止片8bに当接し(第8図参照)、その当
接による衝撃によってキャッチ8が振動し、その振動に
よりキャッチ受け11に対する係止部8cの係止が外れてト
リップ状態となる虞がある。そして、特に近年では回路
しや断器を小形化する傾向があるが、小形化しようとす
ると上記の問題が一層顕著になる。このような問題に対
処するためには、例えばトグル用ばね7の巻径寸法を小
さくしてトグル用ばね7の全体を細くすることが考えら
れるが、所定範囲内のばね力を得るためにはそのばねに
おける素線の線径や巻数を変える必要が生じる。このよ
うにするとトグル用ばね7の長さ寸法も変える必要が生
じてしまい、これでは他の部品の設計も変更しなければ
ならなくなるという不具合が生ずる。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、ハンドルをオン位置に操作した時に不用意にトリ
ップ状態となることを防止でき、しかもこれをトグル用
ばねの形状を変更するのみで達成し得る回路しや断器を
提供するにある。
的は、ハンドルをオン位置に操作した時に不用意にトリ
ップ状態となることを防止でき、しかもこれをトグル用
ばねの形状を変更するのみで達成し得る回路しや断器を
提供するにある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は、ケースに回動可能に設けられたハンドルの操
作によりトグルリンク機構を動作させて可動接触子の可
動接点を固定接触子の固定接点に対し接離させ、過電流
検出時に引外し装置の動作により前記トグルリンク機構
のリンクに回動可能に連結されたキャッチの係止を解除
し、そのキャッチの回動を伴いながらトグルリンク機構
を介して前記可動接触子を固定接触子から離間させると
共に前記ハンドルをトリップ位置へ位置させるようにし
たものにおいて、前記トグルリンク機構の引張りコイル
ばねからなるトグル用ばねの一部に巻径寸法の小さい径
小部を設け、このトグル用ばねの径小部によって形成さ
れた外側の空間部に、回路しや断器の構成部品を非接触
の状態で位置させるように構成したことを特徴とする。
作によりトグルリンク機構を動作させて可動接触子の可
動接点を固定接触子の固定接点に対し接離させ、過電流
検出時に引外し装置の動作により前記トグルリンク機構
のリンクに回動可能に連結されたキャッチの係止を解除
し、そのキャッチの回動を伴いながらトグルリンク機構
を介して前記可動接触子を固定接触子から離間させると
共に前記ハンドルをトリップ位置へ位置させるようにし
たものにおいて、前記トグルリンク機構の引張りコイル
ばねからなるトグル用ばねの一部に巻径寸法の小さい径
小部を設け、このトグル用ばねの径小部によって形成さ
れた外側の空間部に、回路しや断器の構成部品を非接触
の状態で位置させるように構成したことを特徴とする。
(作用) 上記した手段によれば、ハンドルをオン位置へ操作した
場合、回路しや断器の構成部品である、例えばキャッチ
の衝止片は、トグルリンク機構におけるトグル用ばねの
径小部によって形成された外側の空間部に非接触の状態
で位置することになるので、トグル用ばねはその衝止片
に当接することがなく、よって不用意にトリップ状態と
なることはない。又、この場合、トグル用ばねは、一部
の巻径寸法を小さくするのみであるから、長さ寸法等を
変えることなく必要なばね力を得ることができる。
場合、回路しや断器の構成部品である、例えばキャッチ
の衝止片は、トグルリンク機構におけるトグル用ばねの
径小部によって形成された外側の空間部に非接触の状態
で位置することになるので、トグル用ばねはその衝止片
に当接することがなく、よって不用意にトリップ状態と
なることはない。又、この場合、トグル用ばねは、一部
の巻径寸法を小さくするのみであるから、長さ寸法等を
変えることなく必要なばね力を得ることができる。
(実施例) 以下本考案の一実施例につき第1図乃至第5図を参照し
て説明する。
て説明する。
まず、第2図において、21は下部ケース22に上部ケース
23を装着してなるケースで、下部ケース22内の底部に固
定接触子24が設けられている。25は可動アームで、一端
部がケース21内に設けられたクロスバー26に一体回動す
るように取付けられ、他端部にピン27を介して可動接触
子28が設けられており、この可動接触子28の先端部に固
定接触子24の固定接点24aと接離する可動接点28aが設け
られている。29はハンドルで、これに一体的に設けられ
たハンドル受け30の下端部がケース21内に固定されたフ
レーム31に軸32により回動可能に支持されており、以て
ケース21に矢印D方向及び反矢印D方向に回動可能に設
けられている。ハンドル受け30にはばね受け部30a及び
ハンドル用ストッパ部30bが一体に形成されている。
23を装着してなるケースで、下部ケース22内の底部に固
定接触子24が設けられている。25は可動アームで、一端
部がケース21内に設けられたクロスバー26に一体回動す
るように取付けられ、他端部にピン27を介して可動接触
子28が設けられており、この可動接触子28の先端部に固
定接触子24の固定接点24aと接離する可動接点28aが設け
られている。29はハンドルで、これに一体的に設けられ
たハンドル受け30の下端部がケース21内に固定されたフ
レーム31に軸32により回動可能に支持されており、以て
ケース21に矢印D方向及び反矢印D方向に回動可能に設
けられている。ハンドル受け30にはばね受け部30a及び
ハンドル用ストッパ部30bが一体に形成されている。
33はトグルリンク機構で、これは第1図にも示すよう
に、第1のリンク34、第2のリンク35、及び引張りコイ
ルばねからなるトグル用ばね36から構成されている。こ
のうち第1のリンク34と第2のリンク35とはピン37によ
り回動可能に連結され、第2のリンク35の下端部は前記
可動アーム25と可動接触子28とを連結したピン27に連結
されている。又、トグル用ばね36は、ハンドル受け30上
端部のばね受け部30aとピン37との間に張設されてい
る。38はキャッチで、これはフレーム31と第1のリンク
34との間に位置するようにして第1のリンク34の先端部
にピン39により回動可能に連結されており、一端部にフ
レーム31に形成された扇形の係合孔40に挿入係合した係
合片38a及びこの係合片38aの上方部位に係合片38aとは
反対側に突出した衝止片38bが形成され、他端部に引外
し装置41のキャッチ受け42に係脱可能に係止された係止
部38cが形成されており、常には係止部38cがキャッチ受
け42に係止されている。キャッチ受け42は、フレーム31
にピン43により回動可能に支持されている。44はフレー
ム31に設けられたストッパである。
に、第1のリンク34、第2のリンク35、及び引張りコイ
ルばねからなるトグル用ばね36から構成されている。こ
のうち第1のリンク34と第2のリンク35とはピン37によ
り回動可能に連結され、第2のリンク35の下端部は前記
可動アーム25と可動接触子28とを連結したピン27に連結
されている。又、トグル用ばね36は、ハンドル受け30上
端部のばね受け部30aとピン37との間に張設されてい
る。38はキャッチで、これはフレーム31と第1のリンク
34との間に位置するようにして第1のリンク34の先端部
にピン39により回動可能に連結されており、一端部にフ
レーム31に形成された扇形の係合孔40に挿入係合した係
合片38a及びこの係合片38aの上方部位に係合片38aとは
反対側に突出した衝止片38bが形成され、他端部に引外
し装置41のキャッチ受け42に係脱可能に係止された係止
部38cが形成されており、常には係止部38cがキャッチ受
け42に係止されている。キャッチ受け42は、フレーム31
にピン43により回動可能に支持されている。44はフレー
ム31に設けられたストッパである。
ここで、前記トグルリンク機構33におけるトグル用ばね
36は、第5図にも示すように、下部の途中部分に巻径寸
法を他の部分よりも小さくした径小部36aを片側に寄せ
て形成していて、この径小部36aによって形成された外
側の空間部に前記キャッチ38における衝止片38bがトグ
ル用ばね36と非接触の状態で位置するように構成されて
いる。
36は、第5図にも示すように、下部の途中部分に巻径寸
法を他の部分よりも小さくした径小部36aを片側に寄せ
て形成していて、この径小部36aによって形成された外
側の空間部に前記キャッチ38における衝止片38bがトグ
ル用ばね36と非接触の状態で位置するように構成されて
いる。
次に上記構成の作用を説明する。第1図及び第2図に示
すようにハンドル29が反矢印D方向に回動されてオン位
置に位置された状態では、ハンドル受け30のハンドル用
ストッパ部30bがストッパ44に当接してハンドル29の反
矢印D方向へのそれ以上の回動が規制されていて、トグ
ル用ばね36のばね力により第1のリンク34に矢印E方向
への回動力が作用しており、これに伴い第2のリンク35
を介し可動接触子28が矢印F方向に回動されて可動接点
28aを固定接触子24の固定接点24aに接触させている。
又、この状態では、トグル用ばね36がキャッチ38におけ
る衝止片38bに近接した状態にあるが、衝止片38bは径小
部36aによって形成された外側の空間部に非接触の状態
で位置し、径小部36aとその衝止片38bとの間には隙間が
確保されている。
すようにハンドル29が反矢印D方向に回動されてオン位
置に位置された状態では、ハンドル受け30のハンドル用
ストッパ部30bがストッパ44に当接してハンドル29の反
矢印D方向へのそれ以上の回動が規制されていて、トグ
ル用ばね36のばね力により第1のリンク34に矢印E方向
への回動力が作用しており、これに伴い第2のリンク35
を介し可動接触子28が矢印F方向に回動されて可動接点
28aを固定接触子24の固定接点24aに接触させている。
又、この状態では、トグル用ばね36がキャッチ38におけ
る衝止片38bに近接した状態にあるが、衝止片38bは径小
部36aによって形成された外側の空間部に非接触の状態
で位置し、径小部36aとその衝止片38bとの間には隙間が
確保されている。
この状態からハンドル29を矢印D方向に回動操作して第
3図に示すオフ位置に位置させると、ハンドル29の回動
に伴いトグル用ばね36の中心線がピン39を矢印D方向に
越えるようになり、これに伴いトグル用ばね36のばね力
により第1のリンク34が反矢印E方向へ回動され、第2
のリンク35を介し可動接触子28が反矢印F方向に回動さ
れて可動接点28aが固定接点24aから離間する。
3図に示すオフ位置に位置させると、ハンドル29の回動
に伴いトグル用ばね36の中心線がピン39を矢印D方向に
越えるようになり、これに伴いトグル用ばね36のばね力
により第1のリンク34が反矢印E方向へ回動され、第2
のリンク35を介し可動接触子28が反矢印F方向に回動さ
れて可動接点28aが固定接点24aから離間する。
一方、第1図及び第2図のオン位置において、引外し装
置41が過電流を検出して動作すると、第4図に示すよう
にキャッチ受け42がピン43を支点に矢印G方向へ回動し
てキャッチ38の係止片38cに対する係止を解除する。す
ると、キャッチ38は係合孔40を支点にして矢印H方向へ
回動され、このキャッチ38の回動を伴いながらトグルリ
ンク機構33を介し可動接触子28が反矢印F方向へ回動さ
れて固定接触子24から離間すると共に、ハンドル29がト
リップ位置に位置され、以てトリップ状態となる。この
折り、キャッチ38は、衝止片38bがストッパ44に衝止す
ることにより矢印H方向へのそれ以上の回動が規制され
る。
置41が過電流を検出して動作すると、第4図に示すよう
にキャッチ受け42がピン43を支点に矢印G方向へ回動し
てキャッチ38の係止片38cに対する係止を解除する。す
ると、キャッチ38は係合孔40を支点にして矢印H方向へ
回動され、このキャッチ38の回動を伴いながらトグルリ
ンク機構33を介し可動接触子28が反矢印F方向へ回動さ
れて固定接触子24から離間すると共に、ハンドル29がト
リップ位置に位置され、以てトリップ状態となる。この
折り、キャッチ38は、衝止片38bがストッパ44に衝止す
ることにより矢印H方向へのそれ以上の回動が規制され
る。
上記した実施例によれば、ハンドル29をオン位置に位置
させた状態で、トグルリンク機構33におけるトグル用ば
ね36はキャッチ38における衝止片38bに当接することが
ないので、ハンドル29のオン操作時に不用意にトリップ
状態となることを確実に防止することができる。又、こ
の場合、トグル用ばね36は、巻径寸法の小さい径小部36
aを一部に形成するのみであるから、長さ寸法等を変え
ることなく必要なばね力を得ることができ、他の部品の
設計を変更する必要はない。
させた状態で、トグルリンク機構33におけるトグル用ば
ね36はキャッチ38における衝止片38bに当接することが
ないので、ハンドル29のオン操作時に不用意にトリップ
状態となることを確実に防止することができる。又、こ
の場合、トグル用ばね36は、巻径寸法の小さい径小部36
aを一部に形成するのみであるから、長さ寸法等を変え
ることなく必要なばね力を得ることができ、他の部品の
設計を変更する必要はない。
尚、本考案は上記した実施例にのみ限定されるものでは
なく、例えばトグル用ばね36の径小部36aを、第6図に
示すように下部の全部にわたって形成したり、或いは第
7図に示すように上下の中間部にのみ形成して、上下の
径大部36bを同一の巻数となるようにしても良く、要は
トグル用ばね36の一部に径小部36aを形成してキャッチ3
8の衝止片38bと干渉しないようにすれば良い。
なく、例えばトグル用ばね36の径小部36aを、第6図に
示すように下部の全部にわたって形成したり、或いは第
7図に示すように上下の中間部にのみ形成して、上下の
径大部36bを同一の巻数となるようにしても良く、要は
トグル用ばね36の一部に径小部36aを形成してキャッチ3
8の衝止片38bと干渉しないようにすれば良い。
[考案の効果] 以上の記述にて明らかなように、本考案によれば、トグ
ルリンク機構の引張りコイルばねからなるトグル用ばね
の一部に巻径寸法の小さい径小部を設け、このトグル用
ばねの径小部によって形成された外側の空間部に、回路
しや断器の構成部品である、例えばキャッチの衝止片を
非接触の状態で位置させるように構成したことにより、
ハンドルをオン位置へ操作した時にそのトグル用ばねが
衝止片に当接することがなく、不用意にトリップ状態と
なることを防止でき、しかも、これをトグル用ばねの一
部の巻径寸法を変更するのみで達成し得るという優れた
効果を奏する。
ルリンク機構の引張りコイルばねからなるトグル用ばね
の一部に巻径寸法の小さい径小部を設け、このトグル用
ばねの径小部によって形成された外側の空間部に、回路
しや断器の構成部品である、例えばキャッチの衝止片を
非接触の状態で位置させるように構成したことにより、
ハンドルをオン位置へ操作した時にそのトグル用ばねが
衝止片に当接することがなく、不用意にトリップ状態と
なることを防止でき、しかも、これをトグル用ばねの一
部の巻径寸法を変更するのみで達成し得るという優れた
効果を奏する。
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示し、第1図は
オン状態における要部の側面図、第2図は同状態におけ
る全体の部分破断側面図、第3図はオフ状態における第
1図相当図、第4図はトリップ状態における第1図相当
図、第5図はトグル用ばねの拡大側面図であり、又、第
6図及び第7図は夫々本考案の異なる実施例を示す第5
図相当図である。そして、第8図乃至第10図は従来構成
を示し、第8図は第2図相当図、第9図は第3図相当
図、第10図は第4図相当図である。 図面中、21はケース、24は固定接触子、28は可動接触
子、29はハンドル、33はトグルリンク機構、34は第1の
リンク、35は第2のリンク、36はトグル用ばね、36aは
径小部(巻径寸法の小さい部分)、38はキャッチ、38b
は衝止片、41は引外し装置、42はキャッチ受け、44はス
トッパを示す。
オン状態における要部の側面図、第2図は同状態におけ
る全体の部分破断側面図、第3図はオフ状態における第
1図相当図、第4図はトリップ状態における第1図相当
図、第5図はトグル用ばねの拡大側面図であり、又、第
6図及び第7図は夫々本考案の異なる実施例を示す第5
図相当図である。そして、第8図乃至第10図は従来構成
を示し、第8図は第2図相当図、第9図は第3図相当
図、第10図は第4図相当図である。 図面中、21はケース、24は固定接触子、28は可動接触
子、29はハンドル、33はトグルリンク機構、34は第1の
リンク、35は第2のリンク、36はトグル用ばね、36aは
径小部(巻径寸法の小さい部分)、38はキャッチ、38b
は衝止片、41は引外し装置、42はキャッチ受け、44はス
トッパを示す。
Claims (1)
- 【請求項1】ケースに回動可能に設けられたハンドルの
操作によりトグルリンク機構を動作させて可動接触子の
可動接点を固定接触子の固定接点に対し接離させ、過電
流検出時に引外し装置の動作により前記トグルリンク機
構のリンクに回動可能に連結されたキャッチの係止を解
除し、そのキャッチの回動を伴いながらトグルリンク機
構を介して前記可動接触子を固定接触子から離間させる
と共に前記ハンドルをトリップ位置へ位置させるように
したものにおいて、前記トグルリンク機構の引張りコイ
ルばねからなるトグル用ばねの一部に巻径寸法の小さい
径小部を設け、前記可動接触子の可動接点と固定接触子
の固定接点とが接触する位置にあるときに、前記トグル
用ばねの径小部によって形成された外側の空間部に、回
路しや断器の構成部品を非接触の状態で位置させるよう
に構成したことを特徴とする回路しや断器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14805488U JPH0643985Y2 (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | 回路しや断器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14805488U JPH0643985Y2 (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | 回路しや断器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0269446U JPH0269446U (ja) | 1990-05-25 |
JPH0643985Y2 true JPH0643985Y2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=31419021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14805488U Expired - Lifetime JPH0643985Y2 (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | 回路しや断器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0643985Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101255475B1 (ko) * | 2011-11-10 | 2013-04-16 | 엘에스산전 주식회사 | 배선용 차단기 |
-
1988
- 1988-11-15 JP JP14805488U patent/JPH0643985Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0269446U (ja) | 1990-05-25 |
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