JPH0646054Y2 - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JPH0646054Y2
JPH0646054Y2 JP11185389U JP11185389U JPH0646054Y2 JP H0646054 Y2 JPH0646054 Y2 JP H0646054Y2 JP 11185389 U JP11185389 U JP 11185389U JP 11185389 U JP11185389 U JP 11185389U JP H0646054 Y2 JPH0646054 Y2 JP H0646054Y2
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JP
Japan
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catch
connecting pin
movable contact
contact
opening
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JP11185389U
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JPH0350738U (ja
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栄治 金森
昇 平田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、可動接触子を固定接触子に対し接離させるた
めの開閉機構部を備えた回路遮断器に関する。
(従来の技術) 従来の回路遮断器について第5図を参照して説明する。
1は操作ハンドル、2は固定接触子、3は可動接触子、
4は開閉機構部である。開閉機構部4は、フレーム5に
ピン6により枢支され先端部7aが引外し装置8のキャッ
チ受け8aに係止されたキャッチ7と、キャッチ7と可動
接触子3との間に回動可能に連結されると共に連結ピン
9により回動可能に連結された第1及び第2のリンク1
0,11と、操作ハンドル1と連結ピン9との間に張設され
た引張コイルばねからなるトグル用ばね12と、フレーム
5に設けられたストッパピン13とから構成されている。
操作ハンドル1が矢印A方向へ回動操作されて同図に示
すオン位置にセットされた状態では、トグル用ばね12が
引き伸ばされていると共に、第1及び第2のリンク10,1
1が略伸長した状態となっており、これにより可動接触
子3が矢印B方向に付勢されて固定接触子2に接触して
いる。
この状態で主回路に過負荷電流が流れ、引外し装置8が
これを検出して動作すると、キャッチ受け8aが回動して
キャッチ7の先端部7aに対する係止を開放するので、キ
ャッチ7がトグル用ばね12の付勢力によりピン6を中心
に矢印C方向へ回動されると共に、第1及び第2のリン
ク10,11がくの字状に屈曲した状態となり、これに伴い
可動接触子3が反矢印B方向へ回動されて固定接触子2
から開離し、トリップ状態となる。このとき、キャッチ
7の矢印C方向への回動はストッパピン13に衝突するこ
とによって停止され、また、可動接触子3の反矢印B方
向への回動はキャッチ7に衝突することによって停止さ
れ、さらに操作ハンドル1は反矢印A方向に回動されて
トリップ位置に位置される。
(考案が解決しようとする課題) ところで、トリップ時にストッパピン13に衝突して回動
が停止されるキャッチ7は、キャッチ受け8aに係止され
ている時にはトグル用ばね12の強大な付勢力を受けるた
め、その変形を防止するために硬度の高い材料を使用し
たり、熱処理を施して硬度を上げる必要がある。しかし
ながら、硬度を上げると衝撃力に対してはもろくなるた
め、チャッチ7は、トリップ時にストッパピン13に衝突
することによって破損し易いという問題があった。ま
た、トリップ時に可動接触子3がキャッチ7に衝突した
際に、その衝突の反発力で可動接触子3が跳返って矢印
B方向へ回動してしまうことがあり、このようになると
遮断時に発生したアークが消弧され難くなり、速やかな
遮断ができなくなる虞がある。
そこで、本考案の目的は、トリップ時におけるキャッチ
の破損を防止でき、しかも可動接触子の跳返りを防止で
きて遮断性能の向上を図り得る回路遮断器を提供するに
ある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は上記の目的を達成するために、可動接触子を固
定接触子に対し接離させるための開閉機構部を備えた回
路遮断器において、キャッチを支持するフレームに、引
外し装置の動作に応動してトグル用ばねの付勢力により
可動接触子が開離方向へ回動されたときに第1及び第2
のリンクを連結した連結ピンを受け止めてチャッチの回
動を規制する規制部を有すると共に前記第1及び第2の
リンクの伸長方向への回動を阻止するように上記連結ピ
ンの移動を規制する阻止部を有するストッパ部を設けた
ところに特徴を有する。
(作用) 引外し装置が過電流を検出して動作すると、キャッチの
回動に伴い第1及び第2のリンクが連結ピンを中心にし
て屈曲され、これに伴い可動接触子が開離方向へ回動し
て固定接触子から開離する。そして、連結ピンがストッ
パ部の規制部に受け止められることによりキャッチのそ
れ以上の回動が規制されてキャッチが停止すると共に、
可動接触子がキャッチに衝接することにより停止し、ト
リップ状態となる。このとき、連結ピンが規制部に受け
止められることでキャッチの回動を規制するので、キャ
ッチを停止させる際のキャッチへの衝撃を軽減できる。
また、可動接触子がキャッチへ衝接した際にこの可動接
触子に固定接触子側へ戻す方向の反発力が作用するが、
ストッパ部の阻止部により第1及び第2のリンクの伸長
方向への回動を阻止するように上記連結ピンの移動を規
制するので、可動接触子の跳返りを防止できる。
(実施例) 以下本考案の一実施例につき第1図乃至第4図を参照し
て説明する。
21はケース主体部21aとカバー21bとからなるケース、22
はケース主体部21aに固定された略U字状をなす固定接
触子である。23はケース21内に回動可能に支持された可
動アーム、24は可動アーム23にピン25により支持された
可動接触子で、この可動接触子24は回動により接点24a
が固定接触子22の接点22aに対し接離するようになって
おり、接触状態で固定接触子22と平行状態となる。26は
操作ハンドルで、これのハンドル受け27の下端部がケー
ス21内に設けられたフレーム28に軸29により回動可能に
支持されている。
30は可動接触子24を固定接触子22に接離させるための開
閉機構部で、次のように構成されている。31はキャッチ
で、一端部が第4図に示すように対向状態の上記フレー
ム28,28間にピン32を介して回動可能に支持され、他端
部たる先端部31aが引外し装置33のキャッチ受け34に係
脱可能に係止されている。35及び36は第1及び第2のリ
ンクで、キャッチ31の両側に夫々配置されており、共通
の連結ピン37により回動可能に連結されている。連結ピ
ン37の両端部は第2のリンク36よりも外側に突出してフ
レーム28,28の内側面に近接している。第1及び第2の
リンク35,36のうち上部の第1のリンク35の上端部はキ
ャッチ31の中間部にピン38により回動可能に連結され、
第2のリンク36の下端部は可動接触子24にピン25により
回動可能に連結されている。39は引張コイルばねからな
るトグル用ばねで、キャッチ31の両側に夫々配置されて
おり、操作ハンドル26のハンドル受け27と連結ピン37と
の間に張設されている。40はストッパ部たるストッパ部
材で、第4図に示すようにフレーム28,28の内側面に夫
々かしめピン41,41により固定状態に取付けられ、下部
の端縁部が連結ピン37の端部と重なるように位置してお
り、その下部の端縁部に凹状の規制部42及びこの規制部
42に連ねて円弧状の阻止部43を形成している。
尚、44はケース21内に設けられた消弧装置である。
次に上記構成の作用について説明する。
第1図は操作ハンドル26が矢印A方向へ回動操作されて
オン位置にセットされた状態を示しており、この状態で
は、キャッチ31の先端部31aがキャッチ受け34に係止さ
れ、また、トグル用ばね39が引き伸ばされていると共
に、第1及び第2のリンク35,36が略伸長した状態とな
っており、これにより可動アーム23及び可動接触子24が
矢印B方向に付勢されて可動接触子24が固定接触子22に
接触している。この状態で、操作ハンドル26を反矢印A
方向へ回動操作してオフ位置へ移動させると、キャッチ
31はキャッチ受け34に係止されたままで、第1及び第2
のリンク35,36が連結ピン37を中心に屈曲した状態とな
り、これに伴い可動接触子24が可動アーム23と一体に反
矢印B方向へ回動されて固定接触子22から開離した状態
となる。可動接触子22はキャッチ31の基端部に当接する
ことによってその回動が規制され、開離位置に保持され
る。
一方、第1図のオン状態において、主回路に過負荷電流
が流れ、引外し装置33がこれを検出して動作すると、キ
ャッチ受け34が回動してキャッチ31の先端部31aに対す
る係止を開放するので、第2図及び第3図に示すよう
に、キャッチ31がトグル用ばね39の付勢力によりピン32
を中心に矢印C方向へ回動され、また、トグル用ばね39
のトグル作用により操作ハンドル26が反矢印A方向へ回
動されると共に第1及び第2のリンク35,36がくの字状
に屈曲され、これに伴い可動接触子24が可動アーム23と
一体に反矢印B方向へ回動されて固定接触子22から開離
する。そして、第1及び第2のリンク35,36を連結した
連結ピン37の端部がストッパ部材40の規制部42に下方か
ら衝接して受け止められることにより、第1のリンク35
の回動が規制されると共にキャッチ31の矢印C方向への
回動が規制されてキャッチ31が停止する。また、可動接
触子24は、これがキャッチ31の基端部に衝接することに
より反矢印B方向への回動が規制されて停止し、操作ハ
ンドル26はトリップ位置で停止するようになり、こうし
て開閉機構部30全体の位置が決定され、トリップ動作が
完了する。
このとき、連結ピン37は規制部42により第2図及び第3
図中上方への移動は規制されているが矢印D方向(左方
向)への移動は許容されているので、連結ピン37が規制
部42に衝接する際の衝撃力をその連結ピン37の矢印D方
向への移動により緩和することができる。しかも、キャ
ッチ31の回動を、連結ピン37が規制部42に衝接すること
で停止させるようにしているから、そのキャッチ31を停
止させる際のキャッチ31への衝撃を軽減できる。また、
可動接触子24がキャッチ31へ衝接した際にこの可動接触
子24に固定接触子22側へ戻す方向(矢印B方向)の反発
力が作用するが、ストッパ部材40の阻止部43により連結
ピン37の反矢印D方向(右方向)への移動が規制され、
第1及び第2のリンク35,36の伸長方向への回動が阻止
されるから、可動接触子24の矢印B方向への回動、即ち
跳返りを防止でき、よって確実な遮断動作を行うことが
できる。
また、第1図のオン状態で、主回路に短絡電流のような
大電流が流れた場合には、互いに平行した状態で接触し
た固定接触子22と可動接触子24とに流れる電流により発
生する電磁反発力によって可動接触子24が反矢印B方向
へ回動して固定接触子22から開離し、この後引外し装置
33の動作に基づく上記引外し動作が行われる。このと
き、可動接触子24には、トグル用ばね39の付勢力に加え
て上記電磁反発力によっても反矢印B方向への回動力が
作用するので、キャッチ31に衝接した際には上記のトリ
ップ時よりも大きな矢印B方向への回動力(跳返り力)
が作用するが、上述したようにストッパ部材40の阻止部
43により連結ピン37の反矢印D方向(右方向)への移動
が規制され、第1及び第2のリンク35,36の伸長方向へ
の回動が阻止されるから、可動接触子24の矢印B方向へ
の回動、即ち跳返りを防止できる。
尚、本考案は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定
されるものではなく、例えばストッパ部は、ストッパ部
材40をフレーム28にかしめピン41により固定して設ける
ことに代えて、フレーム28にプレス成形等により一体に
形成しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変形
して実施し得る。
[考案の効果] 以上の記述にて明らかなように、本考案によれば、トリ
ップ時において、第1及び第2のリンクを連結する連結
ピンをストッパ部の規制部にて受け止めてキャッチの回
動を規制するようにしたことにより、キャッチへの衝撃
を軽減できてこれの破損を防止でき、しかも、ストッパ
部の阻止部にて第1及び第2のリンクの伸長方向への回
動を阻止するように上記連結ピンの移動を規制するよう
にしたことにより、可動接触子の跳返りを防止できて遮
断性能の向上を図り得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示し、第1図は
オン状態の縦断側面図、第2図はトリップ状態の破断側
面図、第3図は同状態における要部の拡大側面図、第4
図は要部の平面図である。そして、第5図は従来構成の
第1図相当図である。 図面中、21はケース、22は固定接触子、24は可動接触
子、26は操作ハンドル、28はフレーム、30は開閉機構
部、31はキャッチ、33は引外し装置、34はキャッチ受
け、35は第1のリンク、36は第2のリンク、37は連結ピ
ン、39はトグル用ばね、40はストッパ部材(ストッパ
部)、42は規制部、43は阻止部を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース内に、操作ハンドルの操作に連動し
    て可動接触子を固定接触子に対し接離させるように回動
    させると共に引外し装置の動作に応動して前記可動接触
    子を開離方向へ回動させる開閉機構部を備えたものにお
    いて、前記開閉機構部は、一端部が前記ケース内に設け
    られたフレームに回動可能に支持されると共に他端部が
    前記引外し装置のキャッチ受けに係止され引外し装置の
    動作時に前記キャッチ受けとの係止が外れて回動される
    キャッチと、一端部がこのキャッチに回動可能に連結さ
    れた第1のリンクと、一端部がこの第1のリンクの他端
    部と連結ピンにより回動可能に連結され他端部が前記可
    動接触子に回動可能に連結された第2のリンクと、前記
    操作ハンドルと前記連結ピンとの間に張設され前記第1
    及び第2のリンクを屈曲状態にして前記可動接触子を開
    離方向へ回動させるトグル用ばねと、前記フレームに設
    けられ前記引外し装置の動作に応動して前記可動接触子
    が開離方向へ回動されたときに前記連結ピンを受け止め
    て前記キャッチの回動を規制する規制部を有すると共に
    前記第1及び第2のリンクの伸長方向への回動を阻止す
    るように上記連結ピンの移動を規制する阻止部を有する
    ストッパ部とを具備してなる回路遮断器。
JP11185389U 1989-09-25 1989-09-25 回路遮断器 Expired - Lifetime JPH0646054Y2 (ja)

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JPH0350738U JPH0350738U (ja) 1991-05-17
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