JP3097286B2 - 回路遮断器の開閉機構 - Google Patents

回路遮断器の開閉機構

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JP3097286B2
JP3097286B2 JP04070372A JP7037292A JP3097286B2 JP 3097286 B2 JP3097286 B2 JP 3097286B2 JP 04070372 A JP04070372 A JP 04070372A JP 7037292 A JP7037292 A JP 7037292A JP 3097286 B2 JP3097286 B2 JP 3097286B2
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龍典 高橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、配線用遮断器や漏電
遮断器などの回路遮断器の開閉機構に関し、詳しくはト
リップ動作時の反動による再閉路を防止した開閉機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】上記開閉機構は一般に、オンオフ状態で
は鎖錠されているラッチがトリップ動作時に開放され、
可動接触子を保持するホルダとラッチとの間のトグルリ
ンクが開閉スプリングのばね力で反転して接点を開離さ
せる構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、開放
されたラッチがトリップ動作の終端でピンなどのストッ
パに当たって急停止させられると、その反動でトグルリ
ンクが逆動して可動接触子が戻り、接点が再接触するこ
とがあった。この発明は、トリップ動作時のトグルリン
クの逆動による接点の再接触の防止を図った回路遮断器
の開閉機構を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、ラッチに突
起を設ける一方、この突起に対向させて上リンクに爪を
設け、トリップ動作の終端で反動によりトグルリンクが
逆動しようとすると前記爪が前記突起に当たるように構
成することにより上記目的を達成しようとするものであ
る。
【0005】
【作用】通常のオンオフ及びリセット時のトグルリンク
の運動には障害にならないが、トグルリンクがトリップ
状態から逆動しようとするとラッチの突起に上リンクの
爪が当たるようにしてトグルリンクの逆動を阻止する。
【0006】
【実施例】以下、図1〜図4に基づいてこの発明の実施
例を説明する。ここで、図1はオン状態の開閉機構の側
面図、図2は図1のII−II線から見た平面図、図3は図
1の開閉機構のトリップ状態の要部拡大図、図4は図3
のトグルリンクが逆動を阻止される様子を示す図であ
る。まず、図1及び図2において、モールドケース1に
固定されたサイドプレート2にラッチ3がラッチピン4
により回動自在に支持され、可動接触子5を保持するホ
ルダ6とラッチ3との間にはトグルリンク7が設けられ
ている。
【0006】トグルリンク7はラッチ3にピン8により
連結された上リンク9と、ピン10でホルダ6に連結さ
れた下リンク11とからなり、これらはピン12により
互いに連結されている。ピン10は可動接触子5の支持
も兼ねており、ピン10でホルダ6に回動自在に支持さ
れた可動接触子5は、ホルダ6との間に装着された引張
ばねからなる接触スプリング13により図1の反時計方
向に付勢されている。ホルダ6は開閉軸14によりモー
ルドケース1に回動自在に支持されている。
【0007】サイドプレート2にはハンドルレバー15
が揺動自在に支持され、その頭部に操作ハンドル16が
取り付けられている。ハンドルレバー15とトグルリン
ク7のピン12との間には引張ばねからなる開閉スプリ
ング17が掛けられ、トグルリンク7はそのばね力によ
り突張って可動接触子5を固定接触子18に押圧してい
る。接触スプリング13は可動接触子5が固定接触子1
8から受ける反力により引き伸ばされ、可動接点5aと
固定接点18aとの間に接触圧力を発生している。
【0008】ラッチ3は上リンク9を介して受ける開閉
スプリング17の力により反時計方向に回動しようとし
ているが、先端3aが図示しないラッチ受けに係止され
て図示状態に鎖錠されている。サイドプレート2にはま
た、トリップ時にラッチ3を停止させるストッパピン1
9が取り付けられている。ここで、ラッチ3のラッチピ
ン4の近傍には、側方に張り出すように突起20が折り
曲げ形成されている。そして、これに対向するように、
上リンク9には爪21が一体形成されている。
【0009】図1のオン状態で回路遮断器を過電流が流
れると、これを検出した図示しない過電流引外し装置が
作動し、鎖錠されていたラッチ3を開放する。これによ
りラッチ3は反時計方向に回動するが、その過程でピン
8が開閉スプリング17の作用線を図1の右から左に通
過すると、上リンク9に対する開閉スプリング17の作
用が逆転してトグルリンク7が図1に矢印で示す方向に
反転し、ホルダ6が開閉軸14を支点に急速に引き上げ
られて可動接触子5が開離する。このトリップ動作はラ
ッチ3の背面がストッパピン19に当たって停止した時
点で終了する。
【0010】図3は上記トリップ動作が終了した状態を
示しているが、ラッチ3がストッパピン19に衝突した
直後にはラッチ3の急停止の反動でトグルリンク7は図
3に矢印で示す方向に逆動し、それに伴って可動接触子
5は再び固定接触子18に接近しようとする。しかし、
トグルリンク7がわずかに移動した時点で、図4に示す
ように爪21が突起20の角部に当たるため、トグルリ
ンク7はそれ以上の逆動を阻止され、結果として図3の
状態で停止する。
【0011】図1のオン状態から操作ハンドル16を図
の右方向に倒すと、開閉スプリング17の作用線がピン
8を左から右に通過してトグルリンク7が反転し、可動
接触子5が開離してオフ状態となる。その際、上リンク
9はピン8を支点に反時計方向に回動するが、図示状態
で爪21と突起20との間には小さな隙間があり、上リ
ンク9の回動が突起20に妨げられることはない。ま
た、開閉機構のリセット時にはラッチ3が図3の状態か
ら時計方向に戻されるが、その際には爪21は突起20
から離れる方向に移動するので突起20がじゃまになる
ことはない。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、反動によるトグルリ
ンクの逆動を上リンクの爪をラッチの突起に当てて阻止
するように構成したことにより、トリップ時の再閉路が
確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のオン状態の側面図である。
【図2】図1のII−II線から見た平面図である。
【図3】図1のトリップ状態の要部拡大図である。
【図4】図3のトグルリンクの逆動が阻止される様子を
示す図である。
【符号の説明】
3 ラッチ 5 可動接触子 6 ホルダ 7 トグルリンク 8 上リンク 11 下リンク 20 突起 21 爪

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラッチに連結された上リンクと、可動接触
    子を保持するホルダに連結された下リンクとからなるト
    グルリンクを備え、トリップ動作時には前記ラッチが鎖
    錠を解かれて回動することにより、開閉スプリングのば
    ね力で前記トグルリンクを反転させて前記可動接触子を
    開離させる回路遮断器の開閉機構において、 ラッチに突起を設ける一方、この突起に対向させて上リ
    ンクに爪を設け、トリップ動作の終端で反動によりトグ
    ルリンクが逆動しようとすると前記爪が前記突起に当た
    るように構成したことを特徴とする回路遮断器の開閉機
    構。
JP04070372A 1992-02-20 1992-02-20 回路遮断器の開閉機構 Expired - Fee Related JP3097286B2 (ja)

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