JP2559735Y2 - 遮断器の手動操作装置 - Google Patents

遮断器の手動操作装置

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JP2559735Y2
JP2559735Y2 JP1991073130U JP7313091U JP2559735Y2 JP 2559735 Y2 JP2559735 Y2 JP 2559735Y2 JP 1991073130 U JP1991073130 U JP 1991073130U JP 7313091 U JP7313091 U JP 7313091U JP 2559735 Y2 JP2559735 Y2 JP 2559735Y2
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順一 池田
富夫 郷
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、無負荷時における投
入動作,から打ちが行なわれるのを無理なく阻止できる
ようにした遮断器の手動操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に遮断器は、系統故障に際して故障
遮断のための自動引外しを行った後、系統の常規運転を
継続するために、系統の故障点の回復を期待して再び投
入動作を行う。この場合の投入動作用の操作機構は、強
力な投入ばねが使用されており、高速度再投入動作が可
能となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記した如く、操作機
構には、強力な投入ばねによる高速度再投入が可能とな
る所から、主接点が「入」の状態にある場合に、押釦を
オン操作すると、無負荷における投入動作(から打ち)
が行なわれ、機構部品に大きな衝撃力が加わり、破損な
どの不具合が発生する可能性があった。このため、従来
の遮断器には、主接点が「入」の状態にある時、格納状
態にあった注意銘板が見える位置まで移動してきて、操
作者に注意を与える手段や、押釦をロックする手段が提
案されている。
【0004】しかしながら、前者にあっては、操作者が
この表示を見落とせば、投入動作は可能となる。また、
後者にあっては、操作者が押釦を押した場合、押釦を押
す力が不足しているために押せないのか、あるいは押釦
がロックされていることによって押せないのかが不明確
となり、場合によっては、無理に押圧して損傷が起る場
合がある。加えて、部品点数が多く、大型になり易い面
を有していた。
【0005】そこで、この考案は、上記事情に鑑みてな
されたもので、小型化を可能とし、かつ、主接点が
「入」の時に押釦を押しても投入動作が行なわれず、機
構部品に無理な力が働かないようにした遮断器の手動操
作装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この考案は、入・切可能な主接点と、第1作動位置
の時、前記主接点を「入」とし、第2作動位置の時、主
接点を「切」とする主接点作動部材と、主接点作動部材
を第1,第2作動位置へ切換える回動可能な駆動部材
と、拘束位置で前記駆動部材の動きを拘束し、拘束解除
位置で前記駆動部材の拘束を解除する拘束部材と、オン
操作時に、前記拘束部材を拘束位置から拘束解除位置と
する押釦と、前記拘束部材及び押釦と連動連繋し前記主
接点作動部材が第1作動位置の時、押釦のオン操作を空
振りさせる空振り状態と、主接点作動部材が第2作動位
置の時、押釦のオン操作を可能とする伝達状態とに切換
可能な作動制御機構とを備え、前記押釦の操作軸線より
下方に配置されると共に、主接点を、主接点作動部材の
一端側に配置し、主接点作動部材と連動連結し、前記駆
動部材を、主接点作動部材の他端側に配置し、主接点作
動部材と連動連結し合う配置構造とする。
【0007】
【作用】かかる装置によれば、主接点は、主接点作動部
材の一端側に配置され、駆動部材は、主接点部材の他端
側に配置される配置構造となるため、押釦の操作軸線の
下方にコンパクトに集約でき、装置全体の小型化が図れ
る。また主接点が「入」の状態で押釦をオン操作する
と、作動制御機構が働らき、押釦操作は空振に終るよう
になる。したがって、機構部品に無理な力が働らくこと
がなくなる。
【0008】
【実施例】以下、図1乃至図4の図面を参照しながらこ
の考案の一実施例を詳細に説明する。
【0009】図1において、1は遮断器本体3内に設け
られた主接点を示している。主接点1は対向し合う接点
端子5,6が接続した「入」の状態と、接点端子5,6
が離れた「切」の状態とに切換可能となっており、主接
点作動部材7と連動連繋している。
【0010】主接点作動部材7は、押釦47の操作軸線
より下方に配置されると共に、駆動部材となるカム体9
によって作動制御されるもので、カム体9により、中央
部位の回動軸11を支点として前記主接点1を「入」と
する第1作動位置I(図1実線)と、主接点1を「切」
とする第2作動位置II(図1鎖線)とに回動可能となっ
ている。主接点作動部材7の一端側には、前記主接点1
が配置され、主接点作動部材7とロッド13を介して連
動連結され、他端側には前記カム体9が配置されたレイ
アウト構造となっている。また、主接点作動部材7の他
端は、後述するインジケータ15とピン17を介し連繋
している。
【0011】駆動部材となるカム体9は、遮断器本体3
に設けられたカム軸19に装着され、カム機構部材(図
示していない)を介して、前記主接点作動部材7と連動
連繋し、図1の状態から図4に示す位置へ回動すること
で、前記主接点作動部材7を、第2作動位置IIから第1
差動位置Iへ切換えるよう作動制御する。
【0012】カム軸19は、時計方向にのみ回動可能と
なっており、さらに、図外の駆動モータによって時計方
向の回転動力が与えられる。また、カム軸19には前記
カム体9の外に、レバー21が一体に固着され、このレ
バー21は、引張りばね23により矢印方向、即ち、カ
ム体9が時計方向へ向けて回動するよう付勢されてい
る。なお、引張りばね23の一端は前記レバー21の先
端ピン22と、他端は遮断器本体3から突出したピン2
5とそれぞれ係止している。
【0013】インジケータ15は、前面が注意銘板とな
る表示部15aとなっていて、主軸27を支点として回
動自在に取付けられている。そして、インジケータ15
の一方の下端縁には、前記主接点作動部材7のピン17
が接触している。これにより、前記主接点作動部材7の
第1作動位置Iの時に連動して表示部15aは表示位置
(図1実線)となり、第2作動位置IIの時に、連動して
表示部15aは格納位置(図3実線)へ回動するように
なっている。
【0014】また、インジケータ15の主軸27には、
後述する作動制御部材29によって拘束位置イと、拘束
解除位置ロとに切換わる拘束部材31が設けられてい
る。
【0015】拘束部材31は、拘束位置イの時、カム体
9に設けられたローラ33と接触し、カム体33の時計
方向への回動を阻止する投入ラッチ35と、投入ラッチ
35を拘束位置イに保持するポール37とから成ってい
る。
【0016】ポール37は付勢ばね(図示していない)
により、常時、反時計方向に付勢され、ポール37から
延長されたパドル39の上端がストッパー41と当接し
合うことで反時計方向の回動が規制されるようになって
いる。
【0017】一方、作動制御部材29は、第1,第2,
第3,第4リンク43,44,45,46とによって押
釦47のオン操作(矢印a)が空振りする空振り状態
(図2)と、押釦47のオン操作aが可能となる伝達状
態(図4)とに切換わるリンク機構となっている。
【0018】即ち、第1,第2,第3リンク43,4
4,45は第1ピンP1によって三者一体に回転自在に
枢支され、第1リンク43の他端は、第2ピンP2によ
って支持フレーム49に設けられた長孔51に対してス
ライド可能に取付けられている。第2リンク44の他端
は、第3ピンP3によって支持フレーム49に設けられ
た長孔53に対してスライド可能に取付けられている。
【0019】なお、第2ピンP2及び第3ピンP3と各
長孔51,53は、押釦47のオン操作作動ストローク
線W上に設定されている。
【0020】第3リンク45は、第1,第2リンク4
3,44に対して直交するよう上下方向に配置され、下
端部は、第4ピンP4によって前記インジケータ15に
枢支されていて、インジケータ15の動きに連動して上
下方向の移動が可能となっている。また、第3リンク4
5の上端部には、前記第1ピンP1に対してスライド可
能に長孔55が設けられている。この長孔55は、イン
ジケータ15の表示部15aが格納位置(図3実線)と
表示位置(図1実線)とに切換わるよう回動した際に、
前記第1ピンP1に影響を与えることのない遊び代が確
保されている。
【0021】第1ピンP1は、引張りばね57により常
時下向きに付勢され、第3リンク45が下方へ移動した
時、第1リンク43,第2リンク44と一緒に押釦47
のオン操作作動ストローク線W上に臨むように設定され
ている。したがって、第1,第2,第3ピンP1,P
2,P3が前記作動ストローク線W上にそれぞれ臨むこ
とで、押釦47のオン操作a時に、第4リンク46の押
圧が可能となる。なお、引張りばね57の一端は第1ピ
ンP1に、他端は第4ピンP4にそれぞれ係止されてい
る。
【0022】第4リンク46は、駆動用リンクとなって
いて第3リンク45とほぼ平行に配置され、中央部位は
第5ピンP5によって前記支持フレーム49に回転自在
に枢支されると共に付勢ばね59により時計方向に回動
するよう常時付勢されている。そして、第4リンク46
の上端は、第3ピンP3によって前記第2リンク44と
一緒に枢支され、下端は、第6ピンP6によって押圧体
61に枢支されている。
【0023】押圧体61は前後(図面左右方向)に移動
自在に配置され、前端は、前記パドル39の下端39a
と当接している。また、押圧体61の後端側は前記した
如く第4リンク46の下端部が枢支され、前端部は、支
持フレーム49に固定支持された第7ピンP7によって
枢支されていて、前記支持フレーム49に設けられた前
後の長孔63,65の範囲内において前後動(図面左右
方向)が可能となっている。
【0024】押釦47は、それの作動ロッド67が、前
記オン操作作動ストローク線W上に配置され、ロッド先
端が前記第2ピンP2を押圧する前進したオン操作時
(図2実線)と、後退した待機位置(図1実線)とに前
後動可能となっており、常時は付勢ばね69によって待
機位置に付勢されている。
【0025】次に動作について説明する。
【0026】まず、主接点1が「入」の時、図1に示す
ようにカム体9は拘束部材31によって拘束され、第1
ピンP1はオン操作作動ストローク線W上より上方に臨
んでいる。
【0027】この状態において、押釦47をオン操作a
すると、第1ピンP1は第3リンク45の長孔55に沿
って上昇し、作動制御機構29は空振り状態(図2)と
なり、拘束部材31は拘束位置イのままとなる。したが
って、投入動作が阻止され、から打ちによる機構部品の
損傷は起きない。
【0028】次に、主接点1が「切」の状態にあると
き、図3に示すようにカム体9は拘束部材31によって
拘束される一方、第1ピンP1はオン操作作動ストロー
ク線W上に臨むようになる。
【0029】この状態において、押釦47をオン操作a
すると、図4に示す如く第4リンク53を時計方向に回
動させる。これにより、押圧体61はパドル39の下端
部39aを押圧し、拘束部材31は時計方向に回動して
拘束解除位置ロとなる。この結果、カム体9は引張りば
ね23によって時計方向に回動し、図示しないカム機構
部材を介して主接点作動部材7を第2作動位置IIから第
1作動位置Iへ切換える。これにより、主接点1が
「入」となる投入動作が無理なく行なえるようになる。
【0030】なお、投入動作完了後、カム軸19を図外
の駆動モータにより反時計方向に回動させることで、カ
ム体9,拘束部材31は図1の状態に復帰するようにな
る。
【0031】
【考案の効果】以上、説明したように、この考案によれ
ば、主要な構成要素となる主接点を、主接点作動部材の
一端側に配置し、駆動部材を、主接点作動部材の他端側
に配置する配置構造となるため、押釦の操作軸線の下方
にコンパクトに集約でき装置全体の小型化が図れる。ま
た、主接点が「切」の時には、押釦によるオン操作が無
理なく行なえるようになる。また、主接点が「入」の状
態の時に、押釦による投入動作を行なっても空振に終る
ため、から打ちによる機構部品の損傷を未然に防ぐこと
が出来るようになり、長期間に亘り安定した作動状態が
得られるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る手動操作装置の概要説明図。
【図2】主接点が「入」の状態において、押釦の空振り
状態を示した動作説明図。
【図3】主接点が「切」の状態にある図1と同様の概要
説明図。
【図4】図3の動作説明図。
【符号の説明】
1 主接点 7 主接点作動部材 9 駆動部材 29 作動制御機構 31 拘束部材 47 押釦

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入・切可能な主接点と、第1作動位置の
    時、前記主接点を「入」とし、第2作動位置の時、主接
    点を「切」とする主接点作動部材と、主接点作動部材を
    第1,第2作動位置へ切換える回動可能な駆動部材と、
    拘束位置で前記駆動部材の動きを拘束し、拘束解除位置
    で前記駆動部材の拘束を解除する拘束部材と、オン操作
    時に、前記拘束部材を拘束位置から拘束解除位置とする
    押釦と、前記拘束部材及び押釦と連動連繋し前記主接点
    作動部材が第1作動位置の時、押釦のオン操作を空振り
    させる空振り状態と、主接点作動部材が第2作動位置の
    時、押釦のオン操作を可能とする伝達状態とに切換可能
    な作動制御機構とを備え、前記押釦の操作軸線より下方
    に配置されると共に、主接点を、主接点作動部材の一端
    側に配置し、主接点作動部材と連動連結し、前記駆動部
    材を、主接点作動部材の他端側に配置し、主接点作動部
    材と連動連結し合う配置構造とすることを特徴とする遮
    断器の手動操作装置。
JP1991073130U 1991-09-11 1991-09-11 遮断器の手動操作装置 Expired - Lifetime JP2559735Y2 (ja)

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JPH0525640U JPH0525640U (ja) 1993-04-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03122924A (ja) * 1989-10-05 1991-05-24 Toshiba Corp 遮断器の手動操作機構

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JPH0525640U (ja) 1993-04-02

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