JP4760311B2 - 回路遮断器 - Google Patents
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Description
一方、上記の回路遮断器で短絡電流などの過電流を遮断すると、主回路の固定/可動接点間に発生したアークの熱を受けて蒸発した金属(接点材料)の溶融物がアークガスに随伴して周辺に飛散し、開閉機構や引外し機構の可動部分に付着して遮断動作機能を損なうことがあることから、その対策として回路遮断器の筐体(モールド樹脂ケース)を、下部ケースと、中央部に凹所を形成して下部ケースの上面に重ね合わせたミドルカバーと、ミドルカバーの凹所上面を覆うトップカバーとに分割した上で、前記の接触子部,消弧室,および過電流引外し装置を下部ケースに収設し、開閉機構および引外し機構はミドルケースの凹所に配置して下部ケース側の電流遮断部から絶縁壁で隔離し、過電流遮断時のアーク熱で接触子部から周囲に飛散する金属溶融物が開閉機構に回り込まないようにした組立構造の回路遮断器が本発明と同一出願人より特願2004−37964号として先に提案されており、次にその回路遮断器の全体構造を図3に示し、その開閉機構のOFF,ON,トリップ動作を図4〜図6で説明する。
ここで、前記のトグルリンク式開閉機構10は、図4で示すように、組立フレーム14の左右サイドプレートの間に、開閉操作ハンドル13に結合して組立フレームに枢支したハンドルレバー15、レバー式のラッチ16,トリップクロスバー17に連繋してラッチ16を鎖錠位置に係止するラッチ受け17a、上リンク18と下リンク19とをトグル軸20で連結してラッチ16と接触子ホルダ8との間に架設したトグルリンク、および前記トグル軸20とハンドルレバー15の上端との間に張架した開閉ばね(引張りコイルばね)21を組み付けた構成になり、前記の下リンク19は、その下端側を図3に示したミドルカバー3の凹所底壁に開口した穴を通して下部ケース2側に配した接触子ホルダ8と連結するようにしている。なお、16a,18a,19aはそれぞれラッチ16,上リンク18,下リンク19の一端を組立フレーム14に枢支する支軸である。また、前記モールドケース1のカバー3は、その凹所を仕切る消弧室9側を傾斜壁として後記のようにハンドルのOFF操作で開極する可動接触子7を傾斜壁面に突き当てて停止させるようにしている。さらに、前記の接触子ホルダ8の後部側には突起状のストッパ部8aを形成しておき、回路遮断器のトリップ動作時にこのストッパ部8aを下部ケース2の底壁面に突き当てて可動接触子7を開極位置に停止するようにしている。
また、前記のOFF状態から操作ハンドル13を図5のON位置に倒すと、開閉ばね21のばね力作用線が反転(上リンク18とラッチ16との連結点よりも左側に移動)してトグルリンクの上リンク18と下リンク19とがほぼ一直線状に伸びる。これにより、下リンク19が接触子ホルダ8を下方に押し下げて可動接触子7を固定接触子5と当接する閉極位置に駆動する。
なお、このトリップ動作状態では、ハンドル13がON位置(図5参照)とOFF位置(図4参照)との中間のTRIP位置に停止してトリップ動作の状態を表示する。なお、トリップ動作後に回路遮断器を再投入するには、ハンドル13をTRIP位置から一旦OFF位置に移動してラッチ16をラッチ受け17aに係止(リセット)させた後に、ハンドル13をON位置に倒して可動接触子7を閉極させる。
これに対して、図3の回路遮断器のように、モールド樹脂ケース1を下部ケース2と凹所を形成したミドルカバー3とトップカバー4に分割した上で、可動接触子7,接触子ホルダ8は下部ケース2に配置し、組立フレーム14,トグルリンクを含む開閉機構10はミドルカバー3の凹所内に収容した構成の回路遮断器では、下リンク19の下端部と開閉機構10の組立フレーム14との間がミドルカバー3の底壁で隔離されているために、特許文献1に開示されてようなストッパ手段を採用することができない。
このストッパ構造では、閉極位置から開極位置に向けて高速移動する可動接触子,ないし接触子ホルダがモールド樹脂ケースに衝突して該ケースに過大な衝突荷重が加わることになる。したがって、過大な衝突荷重を受けてモールド樹脂ケースが破損するのを防ぐにはモールドケースの肉厚を厚くして耐衝撃荷重を確保する必要がある。また、最近では回路遮断器のモールド樹脂ケースとして、熱硬化性樹脂に代えて資源のリサイクルが可能な熱可塑性樹脂を採用する傾向にある。このことから、前記の衝突荷重で樹脂ケースが破損しない強度を確保するにはケースの肉厚を必要以上に厚く設定する必要があり、このために製品がコスト高となる。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、その目的は図3に示した分割構造のモールド樹脂ケースを採用した回路遮断器を対象に、前記課題を解決してハンドルのOFF操作,トリップ動作時には、モールド樹脂ケースに衝突荷重を直接加わえることなしに、可動接触子を所定の開極位置に正しく制止させることができるよう改良した回路遮断器の開閉機構を提供することにある。
ハンドルのOFF操作,トリップ動作時に前記トグルリンクの動きを規制して可動接触子を所定の開極位置に制止させるストッパ手段として、前記トグルリンクに結合したトグル軸の軸端に対峙して、組立フレームのサイドプレートに動作位置規制ストッパを設け、該動作位置規制ストッパは、トグル軸のOFF,トリップ動作位置を結ぶ軌跡に沿ってサイドプレートの内壁面に突き出し形成したアーチ状の凸部であり、ハンドルのOFF操作,トリップ動作時に前記トグル軸を前記動作位置規制ストッパに突き当てて制止させるようにする。
また、前記の動作位置規制ストッパを、操作ハンドルおよびトグルリンク機構の各部品を組み付けた共通の組立フレームに形成したことで、各部品の組立精度,部品相互間の連結部におけるガタ分の影響を最小限に抑えて、可動接触子を所定の開極位置に正しく停止させることができるほか、操作ハンドルの動作表示位置のバラツキを最小に抑えて製品の信頼性が向上する。
そして、この実施例ではハンドルのOFF操作,トリップ動作時にトグルリンクの動きを規制して可動接触子を所定の開極位置に制止させるストッパ手段として、組立フレーム14を構成する左右のサイドプレートの内壁面には、トグル軸20の軸端周面と対峙して図示のOFF,TRIP動作位置を結ぶように壁面から突出したアーチ形になる凸形状の動作位置規制ストッパ22を形成している。なお、このストッパ22を成形するには、組立フレーム14のサイドプレートを背面側から型押ししてプレス加工する。
また、過電流により回路遮断器がトリップ動作した場合には、図6で述べたようにトグル軸20が図示のON位置からTRIP位置に向けて矢印bの方向に変位移動し、前記ストッパ22に突き当たってこの位置に制止されることになる。なお、トリップ動作後に回路遮断器をリセットするためにハンドルをTRIP位置からOFF位置に倒すと、これに従動してトグル軸20は図示のTRIP位置からOFF位置に向けてストッパ22のアーチ面に沿って矢印c方向に変位する。そして、このOFF位置から操作ハンドルをON位置に倒すと、可動接触子が閉極して回路遮断器が再投入される。
すなわち、動作位置規制ストッパ23の異形穴は、図中に表したトグル軸20のON位置,OFF位置,TRIP位置の間を外接するような形状であり、この穴の中にトグル軸20の軸端を突き出すように配置している。これにより、実施例1と同様にハンドルのOFF操作,トリップ動作時にトグルリンクの動きを規制して可動接触子を所定の開極位置に制止させることができる。
2 下部ケース
3 ミドルカバー
4 トップカバー
5 固定接触子
7 可動接触子
8 接触子ホルダ
10 開閉機構
13 開閉操作ハンドル
14 開閉機構の組立フレーム
15 ハンドルレバー
16 ラッチ
18 トグルリンクの上リンク
19 トグルリンクの下リンク
20 トグル軸
21 開閉ばね
22 動作位置規制ストッパ(凸形状)
23 動作位置規制ストッパ(穴形状)
Claims (1)
- 回路遮断器の筐体を下部ケースと、中央部に凹所を形成して下部ケースの上面に重ね合わせたミドルカバーと、ミドルカバーの凹所上面を覆うトップカバーとに分割した上で、接触子部,消弧室を下部ケースに配置し、開閉機構および引外し機構をミドルケースの凹所に配置した回路遮断器であって、その開閉機構が操作ハンドルに結合したハンドルレバーと、常時は鎖錠位置に係止し、過電流検出信号を基に釈放されるレバー式のラッチと、トグル軸を介して上リンクと下リンクを相互連結して前記ラッチと可動接触子の回動式ホルダとの間に架設したトグルリンクと、前記トグル軸とハンドルレバーとの間に張架した開閉ばねを組立フレームに組み付けた構成になり、前記ハンドルのON,OFF操作で可動接触子を閉極,開極位置に駆動し、過電流検出時にはラッチを釈放して可動接触子を開極位置に駆動するようにした回路遮断器において、
ハンドルのOFF操作,トリップ動作時に前記トグルリンクの動きを規制して可動接触子を所定の開極位置に制止させるストッパ手段として、前記トグルリンクに結合したトグル軸の軸端に対峙して、組立フレームのサイドプレートに動作位置規制ストッパを設け、該動作位置規制ストッパは、トグル軸のOFF,トリップ動作位置を結ぶ軌跡に沿ってサイドプレートの内壁面に突き出し形成したアーチ状の凸部であり、ハンドルのOFF操作,トリップ動作時に前記トグル軸を前記動作位置規制ストッパに突き当てて制止させることを特徴とする回路遮断器の開閉機構。
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