JP5418024B2 - 回路遮断器 - Google Patents

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本発明は、配線用遮断器、漏電遮断器などの回路遮断器に関し、特に、短絡電流のような大電流を遮断する際に、接触子が両開きする反発形の回路遮断器に関する。
この種の反発形の回路遮断器として、特許文献1に開示された回路遮断器が知られている。図5は、従来の反発形の3極回路遮断器のオフ状態を示す要部縦断面図である。
図において、1はケース1aとカバー1bからなる本体ケース、2は一端に端子部2aを有し、ケース1aにねじ等で固定された電源側の端子導体、3は一端に第1の可動接点3aを有する第1可動接触子、4は各極の第1可動接触子3の他端を軸支保持するホルダであり、本体ケース1に回動自在に支持されている。
5は一端に第1の可動接点3aと接触する第2の可動接点5aを有する第2可動接触子、6は端子導体2に電気的に接続されるとともに、前記第2可動接触子5の他端を支点ピン5bにより回動自在に支持する導電性の支持部材である。なお、支持部材のかわりにリード線を用いて端子導体2と第2可動接触子5を接続してもよい。
7は第1および第2可動接触子3、5を囲むように配置された複数の磁性板を有する消弧室、8はトグルリンク機構とラッチ、ラッチ受け等からなり、前記ホルダ4と第1可動接触子3を開閉駆動する開閉機構、9は操作ハンドル、10は第2可動接触子5を第1可動接触子3側に押圧する接触ばねである。なお、11は端子導体2にねじ等により取り付けたアークホーンである。
前記端子導体2、第1可動接触子3、第2可動接触子5、支持部材6、消弧室7、接触ばね10は各極に配置されており、前記開閉機構8、操作ハンドル9は中央極に配置されている。
図において、電流は、電源側の端子導体2から支持部材6、第2可動接触子5、第1可動接触子3、図示しない過電流引外し装置を経て図示しない負荷側の端子導体まで流れる。
かかる回路遮断器の開閉動作は周知の通りであり、操作ハンドル9をオン、オフ操作すると開閉機構8を介してホルダ4及び第1可動接触子3が開閉駆動され、接点がオンオフする。
また、短絡電流などの大電流が流れると、第1可動接触子3と第2可動接触子5との間には互いに逆方向の電流が流れるため、図に矢印で示すような大きな電磁反発力が働き、両接触子は互いに離れる方向に開極する。ここで、第2可動接触子5は接触ばね10に抗して図の反時計方向に回動され、第1可動接触子3から開離する。また、第1可動接触子3は図の時計方向に回動され、トリップした開閉機構8により、第1可動接触子3の開極位置で保持される。
電流遮断時には、第1可動接触子3と第2可動接触子5の接点3a、5a間にアークが発生し、該アークは消弧室7側に引き伸ばされて、磁性板により分断され、陰極・陽極降下および冷却作用により消滅する。
次に、図6〜図8を用いて、操作ハンドル9のオン操作時における第1および第2可動接触子のオフ状態からオン状態への接触状態を説明する。
図6〜図8は、図5の反発形の回路遮断器の動作説明を表す図であり、図6は、図5における回路遮断器のオフ状態を示す動作説明図、図7は、第2可動接触子が第1可動接触子に接触した状態を示す動作説明図、図8は、第1可動接触子と第2可動接触子の間で接点バウンスが発生した状態を示す動作説明図である。
図6において、本体ケース1内には、電源側の端子導体2と、第1の可動接点3aを有する第1可動接触子3と、第2の可動接点5aを有する第2可動接触子5と、消弧室7が収容されている。なお、第1可動接触子3を保持するホルダ、開閉機構、第2可動接触子5と端子導体2を電気的に接続する支持部材等は、図5の回路遮断器と同じであるため、図示を省略している。
前記第1可動接触子3は、図示しないホルダに軸支保持されるピン3bを有し、該ピン3bを中心に回動自在に配置されている。前記第2可動接触子5は、支点ピン5bを中心に回動自在に配置されており、接触ばね10により第1可動接触子3側に押圧されている。なお、12は接触ばね10の一端を固定する固定ピンである。
図において、回路遮断器のオフ状態では、図6に示すように、第1可動接触子3は図示しない開閉機構により開極位置に保持されており、第2可動接触子5は接触ばね10により第1可動接触子3側に押圧されている。
操作ハンドル9をオフ位置からオン位置に操作すると、第1可動接触子3が開閉機構により駆動されて閉極位置に移動し、第1可動接触子3の第1の可動接点3aが第2可動接触子5の第2の可動接点5aに衝突する。この時、図7に示すように、第2可動接触子5は第1可動接触子3の衝突により接触ばね10に抗して反第1可動接触子3側に押し込まれる。
ここで、第1及び第2可動接触子3、5の振動の周期や振幅が両可動接触子で異なる場合には、図8に示すように、第1可動接触子3の第1の可動接点3aと第2可動接触子5の第2の可動接点5bとの間で接点バウンスが発生し、振動状態を経て第1可動接触子3と第2可動接触子5が閉極位置で静止するようになる。
特開平4−190535号公報
ところで、従来例の反発形の回路遮断器において、操作ハンドルのオン操作時に、第1可動接触子の第1の可動接点と第2可動接触子の第2の可動接点との間で接点バウンスが発生すると、接点が開離するために接点間にアークが発生する。これによって、接点が消耗してしまい、多数回の開閉操作時の接触信頼性を確保することが難しくなるという欠点があった。
また、上記の対策として、第2可動接触子の接触ばねの荷重特性を変更して、接触ばねの荷重を強くすることで、接点の開離を抑制することができる。
しかしながら、短絡電流などの電流遮断時には、電磁反発力を受けた第2可動接触子が、接触ばねに抗して反第1可動接触子側に開極動作するが、前記接触ばねの荷重を増加すると該接触ばねが第2可動接触子の開極動作を阻害することになるため、遮断性能が低下してしまうという欠点があった。
そこで、本発明の目的は、遮断性能を低下させることなく、操作ハンドルのオン操作時における接点の開離を抑制することができる反発形の回路遮断器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によれば、一端に第1の可動接点を有する第1可動接触子と、一端に第2の可動接点を有し、接触ばねにより前記第1可動接触子に向かって付勢される回動自在な第2可動接触子と、前記第1可動接触子を開閉駆動する開閉機構と、該開閉機構を介して前記第1可動接触子をオン、オフ操作する操作ハンドルと、前記第1および第2の可動接点間に発生したアークを消弧する消弧室とを備え、前記第2可動接触子は電流遮断時に電磁反発力を受けると第1可動接触子から前記接触ばねに抗して開極する回路遮断器において、
前記第2可動接触子に第1の当接部を設けるとともに、前記第1可動接触子の他端に第2の当接部を設け、回路遮断器のオン状態で、前記第2可動接触子の第1の当接部に当接し、第2可動接触子が開極位置へ回動するのを阻止するとともに、回路遮断器のオフ状態で、第2可動接触子の第1の当接部から引き外されるストッパを設け、操作ハンドルのオフ操作時に第1可動接触子が回動すると、前記第2の当接部が前記ストッパを押圧し、前記第1の当接部と前記ストッパとの当接を引き外すようにする。
また、前記ストッパは、前記第1可動接触子の他端と前記第2可動接触子の他端との間に回動可能に配置されており、回路遮断器のオン状態で、一端が前記第2可動接触子の第1の当接部に当接するとともに、他端が前記第1可動接触子の第2の当接部に当接するように構成することが好ましい。
更に、前記ストッパに、該ストッパの一端を第2可動接触子の第1の当接部に当接させる方向に付勢する付勢ばねを設けてもよい。また、前記第1の当接部を、第2可動接触子の反可動接点側に設けたピンとし、該ピンにストッパを当接させるようにしてもよい。
本発明によれば、回路遮断器のオン状態で、第2可動接触子が開極位置へ回動するのを阻止するストッパを設けたので、遮断性能を低下させることなく、操作ハンドルのオン操作時における接点の開離を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態を示すものであり、(a)は反発形の回路遮断器のオン状態を示す要部縦断面図、(b)はオフ状態を示す要部縦断面図 図1(a)の回路遮断器のトリップ状態を示す要部縦断面図 図1(a)に示す第1及び第2可動接触子とストッパの拡大図 本発明の第2の実施形態を示すものであり、(a)は反発形の回路遮断器のオン状態を示す要部縦断面図、(b)はトリップ状態を示す要部縦断面図 従来の反発形の回路遮断器のオン状態を示す要部縦断面図 図5における回路遮断器のオフ状態を示す動作説明図 第2可動接触子が第1可動接触子に接触した状態を示す回路遮断器の動作説明図 第1可動接触子と第2可動接触子の間で接点バウンスが発生した状態を示す回路遮断器の動作説明図
以下、本発明の実施の形態を図示実施例に基づいて説明する。なお、実施例の図中で図5〜図8に対応する部材には同じ符号を付してその詳細な説明は省略する。
図1(a)は、本発明の第1の実施形態を示す反発形の回路遮断器のオン状態を示す要部縦断面図、(b)は反発形の回路遮断器のオフ状態を示す要部縦断面図、図2は、回路遮断器のトリップ状態を示す要部縦断面図、図3は、図1(a)に示す第1及び第2可動接触子とストッパの拡大図である。
図において、本体ケース1内には、一端に第1の可動接点13aを有する第1可動接触子13、一端に第2の可動接点5aを有する第2可動接触子5、電源側の端子導体2、消弧室7が収容されている。なお、第1可動接触子13を保持するホルダ、開閉機構、第2可動接触子5と端子導体2を電気的に接続する支持部材等は、従来例と同じであるため図示を省略している。
また、9は、前記第1可動接触子13を図示しない開閉機構を介してオン、オフ操作する操作ハンドルである。
前記第1可動接触子13は、図示しないホルダに軸支保持されるピン13bを有し、該ピン13bを中心に回動自在に配置されている。
前記第2可動接触子5は、支点ピン5bを中心に回動自在に配置されており、接触ばね10により第1可動接触子3側に押圧されている。
ここで、前記第2可動接触子5の支点ピン5bを挟んだ反可動接点5a側には、回路遮断器のオン状態で後述するストッパ14の一端14aと当接する第1の当接部5cが設けられている。
また、前記第1可動接触子13の反可動接点13a側には、回路遮断器のオン状態で後述するストッパ14の他端14bと当接する第2の当接部13cと、回路遮断器のオフ状態でストッパ14の他端14bと当接する第3の当接部13dを有する突起部13eが第2可動接触子5の反可動接点側5a側に突出して形成されている。
そして、前記第1可動接触子13の他端と前記第2可動接触子5の他端との間には、回路遮断器のオン状態で、前記第2可動接触子5の第1の当接部5cに当接し、第2可動接触子5が開極位置へ回動するのを阻止するとともに、回路遮断器のオフ状態で、第2可動接触子5の第1の当接部5cから引き外されるストッパ14が設けられている。
前記ストッパ14は、図3に示すように、絶縁物性の棒状からなる部材であり、回路遮断器のオン状態で、一端14aが第2可動接触子5の反可動接点5a側に突出するとともに、他端14bが第1可動接触子13の反可動接点13a側に突出するように、ケース1に支持された支点ピン14cに回動可能に配置されている。
前記ストッパ14の一端14aおよび他端14bの先端の形状は、図3に示すように、円弧状に形成されており、ストッパ14の回動が円滑に行えるようになっている。
また、ストッパ14の一端14aと当接する第1の当接部5cの形状は、図3に示すように、直線状部分と円弧状部分から形成されており、オン状態では、ストッパ14の一端14aが第1の当接部5cの直線部分に当接するので、ストッパ14と第1の当接部5cとの当接が確実に行えるとともに、ストッパ14が回動すると、ストッパ14の一端14aが第1の当接部5cの円弧状部分に接触するので、ストッパ14と第1の当接部5cとの引き外しが容易になるとともに、ストッパ14の回動が円滑に行えるようになっている。
更に、前記ストッパ14には、一端がケース1に支持された固定ピン16に係止されるとともに、他端がストッパ14の第1可動接触子13側に係止されたねじりばねからなる付勢ばね15が設けられており、前記ストッパ14を付勢ばね15により時計方向に付勢している。なお、前記付勢ばね15は、接触ばね10のばね力よりも弱く設定されている。
前記付勢ばね15は、ストッパ14を時計方向に付勢するものであればよく、引張ばねや板ばねを用いるようにしてもよい。
前記ストッパ14は、図1(a)の回路遮断器のオン状態では、付勢ばね15により第2可動接触子5の第1の当接部5cに一端14aが当接し、第1可動接触子13の第2の当接部13cに他端14bが当接している。したがって、回路遮断器のオン状態では、第2可動接触子5の開極方向への跳ね返りがストッパ14により阻止されるため、第1可動接触子13と第2可動接触子5が接触した際の接点バウンスを抑制して、接点の消耗を防止することができる。
また、前記ストッパ14は、第1可動接触子13の開極動作に合わせて、第2可動接触子5の第1の当接部5cから引き外されるものであり、図1(b)に示す回路遮断器のオフ状態では、ストッパ14の一端14aが第2可動接触子5の第1の当接部5cから引き外されるとともに、ストッパ14の他端14bが第1可動接触子13の第3の当接部13dに当接する。
次に、本発明のオン操作、オフ操作及び電流遮断時の反発形の回路遮断器の動作について説明する。
図1(a)の回路遮断器のオン状態では、付勢ばね15によりストッパ14の一端14aが第2可動接触子5の第1の当接部5cに当接するとともに、ストッパ14の他端14bが第1可動接触子13の第2の当接部13cに当接している。
また、前記付勢ばね15は、接触ばね10のばね力よりも弱く設定されているため、図1(a)に示すように、第1可動接触子13の第1の可動接点13aと第2可動接触子5の第2の可動接点5aは接触状態を保持している。
図1(a)の回路遮断器のオン状態から操作ハンドル9をオフ位置に開閉操作すると、第1可動接触子13が開閉機構により開閉駆動されて開極位置に移動する。
この時、第1可動接触子13の回動に伴って、ストッパの他端14bが第1可動接触子13の第2の当接部13cにより押圧されてストッパ14が支点ピン14cを支点にして反時計方向に回動し、ストッパ14の一端14aが第2可動接触子5の第1の当接部5cから引き外される。
そして、図1(b)に示すオフ状態では、ストッパ14の他端14bが第1可動接触子13の第2の当接部13cから第3の当接部13dに移動して、第3の当接部13dに当接した状態で停止する。
また、図1(b)の回路遮断器のオフ状態から操作ハンドル9をオン位置に開閉操作すると、第1可動接触子13が開閉機構により開閉駆動されて閉極位置に移動する。
前記第1可動接触子13の回動に伴って、前記ストッパ14は、付勢ばね15により支点ピン14cを支点にして時計方向に回動して、ストッパ14の他端14bが第3の当接部13dから第2の当接部13cに移動するとともに、ストッパ14の一端14aが第2可動接触子5の第1の当接部5c側に移動する。
そして、図1(a)に示す回路遮断器のオン状態で、第1可動接触子13の第1の可動接点13aと第2可動接触子5の第2の可動接点5aが接触するとともに、前記ストッパ14の他端14bが第1可動接触子13の第2の当接部13cに当接し、ストッパ14の一端14aが第2可動接触子5の第1の当接部5cに当接するようになる。
ここで、前記操作ハンドル9のオン操作時に、第1可動接触子13の可動接点13aと第2可動接触子5の可動接点5aが衝突するが、回路遮断器のオン状態では、前記ストッパ14の一端14aが第2可動接触子5の第2の当接部5cに当接しているために、第1可動接触子13の衝突による第2可動接触子5の沈み込み動作がストッパ14により阻止されるため、接点バウンスの発生を抑制することができ、接点の消耗を防止できる。
また、図1(a)の回路遮断器のオン状態において、短絡電流などの大電流が流れると、第1可動接触子13と第2可動接触子5の間には電磁反発力が発生し、両接触子が互いに離れる方向に開離して、図2に示すトリップ状態となる。
この時、電磁反発力を受けた第1可動接触子13は開極方向へ回動するが、第1可動接触子13の開極方向への回動に合わせて、ストッパ14の他端14bが第1可動接触子13の第2の当接部13cにより押圧されてストッパ14が接触ばね15に抗して支点ピン14cを支点にして反時計方向に回動する。
このストッパ14の回動により、ストッパ14の一端14aが第2可動接触子5の第1の当接部5cから引き外されるため、第2可動接触子5も電磁反発力により開極方向へ動作可能となる。
このように、ストッパ14は、第1可動接触子13の開極動作に合わせて、第2の可動接触子5の第1の当接部5cから引き外されるため、電流遮断時に、第2可動接触子5の開極動作がストッパ14により阻害されることはない。
そして、図2に示す回路遮断器のトリップ状態では、第1可動接触子13および第2可動接触子5が開極位置に開極するとともに、前記ストッパ14は、一端14aが第2可動接触子5の第1の当接部5cから引き外されているとともに、他端14bが第1可動接触子13の第3の当接部13dに当接した状態で停止する。
以上のように、本実施形態によれば、回路遮断器のオン状態で、第2可動接触子5が開極位置へ回動するのを阻止するストッパ14を設けたことにより、遮断性能を低下させることなく、操作ハンドルのオン操作時における接点の開離を抑制することができ、接点の消耗を防止できる。
次に、本発明の第2の実施形態について図4を用いて説明する。
図4は、本発明の第2の実施形態を示す反発形の回路遮断器であり、(a)は反発形の回路遮断器のオン状態を示す要部縦断面図、(b)は回路遮断器のトリップ状態を示す要部縦断面図である。
図において、本実施形態では、第2可動接触子5の反可動接点5a側にピン5dを設け、該ピン5dを第1の当接部とし、回路遮断器のオン状態で、ストッパ14の一端14aを前記第2可動接触子5に設けたピン5dに当接させるようにしたものである。
なお、その他の構成は、第1の実施形態と同じであるため、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図4(a)において、回路遮断器のオン状態では、付勢ばね15により第2可動接触子5に設けたピン5dにストッパ14の一端14aが当接し、第1可動接触子13の第2の当接部13cにストッパ14の他端14bが当接している。
図4(a)の回路遮断器のオン状態から操作ハンドル9をオフ位置に開閉操作すると、第1可動接触子13の開極動作に伴って、ストッパ14の他端14bが第1可動接触子13の第2の当接部13cに押圧されてストッパ14が支点ピン14cを支点にして反時計方向に回動し、ストッパ14の一端14aが第2可動接触子5に設けたピン5dから引き外される。
また、回路遮断器のオフ状態から操作ハンドル9をオン位置に開閉操作すると、図4(a)に示すように、回路遮断器のオン状態で、ストッパ14の一端14aが第2可動接触子5に設けたピン5dに当接し、ストッパ14の他端14bが第1可動接触子13の第2の当接部13cに当接する。
したがって、第1の実施形態と同様に、回路遮断器のオン状態では、第2可動接触子5の開極方向への跳ね返りがストッパ14により阻止されるため、第1可動接触子13と第2可動接触子5が接触した際の接点バウンスを抑制して、接点の消耗を防止することができる。
また、図4(a)の回路遮断器のオン状態において、短絡電流などの大電流が流れると、第1可動接触子13と第2可動接触子5の間には電磁反発力が発生し、両接触子が互いに離れる方向に開離して、図4(b)に示すトリップ状態となる。
ここで、電磁反発力を受けた第1可動接触子13が閉極位置から回動すると、ストッパ14の他端14bが第1可動接触子13の第2の当接部13cにより押圧されて、ストッパ14が付勢ばね15に抗して支点ピン14cを中心に反時計方向に回動すると同時に、ストッパ14の一端14aと第2可動接触子5に設けたピン5dとの当接が外れるようになる。
このために、第1の実施形態に比べて、電流遮断時に第2可動接触子5からストッパ14が外れるタイミングを早めることができるため、遮断性能をよくすることができる。これは第1の実施形態と比較して、ストッパ14がより少ない回転角度でピン14から引き外されるためである。
このように、本発明の第2の実施形態によれば、回路遮断器のオン状態で、第2可動接触子5に設けたピン5dにストッパ14の一端14aを当接させるようにしたので、第1の実施形態と同様に、第2可動接触子の沈み込みを防止できるとともに、第1の実施形態に比べて、電流遮断時の第2可動接触子の開極方向への回動を早めることができるので、遮断性能をよくすることができる。
1 本体ケース
5 第2可動接触子
5a 第2の可動接点
5c 第1の当接部
5d ピン
7 消弧室
9 操作ハンドル
10 接触ばね
13 第1可動接触子
13a 第1の可動接点
13b 第2の当接部
14 ストッパ
15 付勢ばね

Claims (4)

  1. 一端に第1の可動接点を有する第1可動接触子と、一端に第2の可動接点を有し、接触ばねにより前記第1可動接触子に向かって付勢される回動自在な第2可動接触子と、前記第1可動接触子を開閉駆動する開閉機構と、該開閉機構を介して前記第1可動接触子をオン、オフ操作する操作ハンドルと、前記第1および第2の可動接点間に発生したアークを消弧する消弧室とを備え、前記第2可動接触子は電流遮断時に電磁反発力を受けると第1可動接触子から前記接触ばねに抗して開極する回路遮断器において、
    前記第2可動接触子に第1の当接部を設けるとともに、前記第1可動接触子の他端に第2の当接部を設け、回路遮断器のオン状態で、前記第2可動接触子の第1の当接部に当接し、第2可動接触子が開極位置へ回動するのを阻止するとともに、回路遮断器のオフ状態で、第2可動接触子の第1の当接部から引き外されるストッパを設け、操作ハンドルのオフ操作時に第1可動接触子が回動すると、前記第2の当接部が前記ストッパを押圧し、前記第1の当接部と前記ストッパとの当接を引き外すことを特徴とする回路遮断器。
  2. 前記ストッパは、前記第1可動接触子の他端と前記第2可動接触子の他端との間に回動可能に配置されており、回路遮断器のオン状態で、一端が前記第2可動接触子の第1の当接部に当接するとともに、他端が前記第1可動接触子の第2の当接部に当接することを特徴とする請求項に記載の回路遮断器。
  3. 前記ストッパに、該ストッパの一端を第2可動接触子の第1の当接部に当接させる方向に付勢する付勢ばねを設けたことを特徴とする請求項に記載の回路遮断器。
  4. 前記第1の当接部は、第2可動接触子の反可動接点側に設けたピンであり、該ピンにストッパを当接させることを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
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