JPH0332033Y2 - - Google Patents

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JPH0332033Y2
JPH0332033Y2 JP12921085U JP12921085U JPH0332033Y2 JP H0332033 Y2 JPH0332033 Y2 JP H0332033Y2 JP 12921085 U JP12921085 U JP 12921085U JP 12921085 U JP12921085 U JP 12921085U JP H0332033 Y2 JPH0332033 Y2 JP H0332033Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、リモートコントロール用リレーに
用いられる接点開閉装置に関する。
〔背景技術〕
リモコンスイツチを備え、トランスによつて降
圧された電圧で電流が流れるようになつた操作回
路が接続され、リモコンスイツチからのON、
OFF信号を受けて負荷の電源回路の開閉を行う
リレーが負荷のリモートコントロールを行うのに
用いられている。このようなリレーを用いるよう
にすると、複数個のリモコンスイツチをリレーに
接続して複数箇所で負荷の電源回路の開閉を行え
るようにしたり、複数の負荷の各リレーを1箇所
に集めて、負荷の集中監視を行えるようにしたり
するというようなこと等ができるようになるので
非常に便利である。また、操作回路には、低い電
圧の電流が流れるので、操作回路の取り扱いが簡
単となり、感電等の事故もなくなる。
このようなリモートコントロール用リレーとし
て、第1図〜第5図に示されているものが開発さ
れている。図にみるように、このリレーは、熱硬
化性樹脂等からなるボデイ1、および、同じく熱
硬化性樹脂等からなるカバー2を持ち、両者はか
しめピン3等で互いに固定されるようになつてい
る。ボデイ1の中央には、電磁石装置4および電
磁石装置4により駆動されるようになつた可動体
(プランジヤ)5が配置されている。
電磁石装置4は絶縁材料からなるコイル枠6、
永久磁石7を2本、L字形のマグネツトヨーク8
を2本およびコ字形のヨーク9を2本それぞれ持
つ。コイル枠6は、筒状のコイル取付部6aと取
付部6aの両端両側に設けられた四つの支持部6
bを持つ。各支持部6bの上端には取付片6cが
上方向に突出しており、取付部6aの前端両側に
設けられた二つの支持部6b,6bには、穴6d
付きのピン固定片6eが前方に突出している。取
付部6aには導線が巻かれてコイル10となつて
いる。コイル10の両側には鉤部が後方になるよ
うにしてマグネツトヨーク8,8が配置され、両
マグネツトヨーク8,8の両側には永久磁石7,
7が配置されている。そして、両永久磁石7,7
の外側には、開口部を内側に向け、間にコイル1
0、マグネツトヨーク8,8、永久磁石7,7を
はさむようにして両ヨーク9,9が支持部6b…
に固定されている。ヨーク9は、鋳鉄等の磁性材
料からなる芯部が樹脂によりモールドされる等し
ている。
可動体5は、両側に接極子11a,11bが固
定され、前部に軸穴5aが設けられている。この
可動体5は、中間部がコイル枠の取付部6aに挿
入され、両接極子11a,11bが取付部6aの
前後端と両ヨーク9,9の前後端とがつくる空間
に挿入されるよう配置されており、正逆移動する
ことができるようになつている。図中、46は残
留空隙を設けるのに用いられるレシジユアルプレ
ートである。
電磁石装置4の上には、支持板12が配置され
ている。この支持板12は、両側に二つずつ設け
られた切欠12a…にコイル枠の取付片6c…が
挿入され、必要に応じて取付片6cと切欠12a
が接着、溶着、あるいは、超音波溶接される等し
て電磁石装置4に一体化固定されている。支持板
12の前部および後部には、壁部12bおよび1
2cがそれぞれ設けられており、壁部12bの裏
側にはプリント基板13、壁部12cの両側には
端子板14,15がそれぞれ固定されている。プ
リント基板13には、ダイオード16a,16
b、抵抗17c,17bおよびコンデンサ18が
固定されている。そして、圧入やかしめ等により
支持板12に固定された2枚の接点板19a,1
9bや接点バネ部20の支持板20aの各基部が
支持体12の壁部12bを貫通してハンダ付等に
よりプリント基板13に接続されている。両接点
板19a,19bは互いに間をあけるようにして
配置され、両者の外側面に固定接点21,21が
設けられている。接点バネ部の支持部20aの先
端には、接点板19a,19bを間をはさむ2枚
の接点バネ20b,20cが固定されており、両
接点バネ20b,20cの内側面には、可動接点
22が設けられている。接点バネ20b,20c
は各々の接点22…を互いに向かい合う接点板1
9a,19bの固定接点21,21に押しつける
よう付勢している。端子板14,15には、いず
れも押締ねじ23により押さえ板24が固定され
ている。
第6図および第7図に示されているように、コ
イル10の一端が端子板14に電気的に接続さ
れ、他端は接点バネ部20に接続されている。接
点板19aはダイオード16aを介し、接点板1
9bはダイオード16bを介し端子板15に接続
されており、両接点板19a,19bは、コンデ
ンサ18、抵抗17aを介して互いに接続されて
いる。そして、コンデンサ18と並列に抵抗17
bが接続されている。接点板19a,19b、接
点バネ部20、ダイオード16a,16b、コン
デンサ18、抵抗17a,17bおよびプリント
基板13は補助接点機構を構成しており、コンデ
ンサ18、抵抗17a,17bは、コイル10の
サージ電圧を吸収し、リレーの誤動作を防止する
保護回路を構成している。端子板14,15に
は、リモコンスイツチ61を備え、トランス62
によつて、普通、24Vに降圧された電圧で電流が
流されるようになつた操作回路63が接続され
る。電磁石装置4の側部には揺動体25が配置さ
れている。揺動体25は、上端に手動操作部2
6、その少し下の内側に向けられる面に内側方向
に突出するアクチユエータ部27をそれぞれ備え
ており、中間部に軸穴28、外側に向けられる面
に下向きの開口29aを持つ凹所29をそれぞれ
備えている。そして、下端内側面には軸穴を持つ
コ字形の溝30、外側面に突部31をそれぞれ備
えている。凹所29の内側面の内壁面上部には丸
く突出する突部からなる支持部32、突部31の
両側には低い突条からなる支持部33がそれぞれ
設けられている。すなわち、両支持部32,33
は、軸穴28の両側に設けられている。また、凹
所29の開口29aの外側端には押圧部(強制開
離部)25aが設けられている。
揺動体25は、軸穴28をコイル枠6の両軸穴
6b,6dではさむようにして、これらのピン3
4が通されることにより、正逆揺動可能にコイル
枠6に固定されている。可動体5の先端が溝30
に挿入され、可動体5の軸穴5aと溝30の軸穴
にピン35が通されることにより、可動体5が揺
動体25に枢止されている。そして、可動体5を
正逆動かすことにより、揺動体25を正逆揺動さ
せることができるようになつている。凹所29の
外側壁内壁面の高さ位置が支持部32,33の間
になるような位置には接圧バネ36が配置されて
おり、この接圧バネ36は、開口29aより挿入
された板状の可動接触子37の基部を揺動体方向
(内方向)に押している。可動接触子37は中央
部に穴37a、先端部に可動接点38と可動電磁
鉄片39をそれぞれ持ち、穴37aに揺動体25
の突部31が挿入されて、基部裏側が支持部32
に、中央部裏側が支持部33にそれぞれ向かい合
うよう、揺動体25に着脱自在に支持されてい
る。そして、可動接触子37の先端部は、内側に
押し込まれると、ボデイ1の内側の可動接点38
の裏側となる位置に設けられたストッパ1bに当
たるようになつている。揺動体の手動操作部26
はボデイ1の壁に設けられた切欠1aより外に覗
いている。
揺動体25の外側には、隔壁40を間にはさむ
ようにして端子41,42が固定され、両端子4
1,42の上端面には、いずれも、押締ねじ23
により押さえ板24が固定されている。端子(固
定接点板)41は、下端がU字形部41aとなつ
ており、このU字形部41aの先端外側面には固
定接点43が固定されている。固定接点43は可
動接触子37の接点38と向かい合つている。こ
の固定接点43とすでに説明した揺動体25、可
動体5、可動接触子37、接圧バネ36およびス
トツパ1bは、接点開閉装置を構成している。U
字形部4aの基部にはコ字形部を有する固定電磁
鉄片44が、そのコ字形部にU字形部41aが挿
入されるようにして固定されている。端子42と
可動接触子37の基部とは編組銅線45により電
気的に接続されている。端子41,42および可
動接触子37は、負荷回路制御用の主接点機構を
構成している。
図中、47は緩衝ばね、48は盲板であつて、
緩衝ばね47は、ボデイ1に収納された電磁石装
置4を押圧固定するために用いられ、盲板48
は、ボデイ1の付加部品収納室1cの開口1dを
覆うのに用いられる。
このリレーはつぎのように動作する。
第2図、第4図および第6図に示されている状
態は主接点機構がOFFになつた状態を示す。こ
の状態においては、接極子11a,11bはいず
れも励磁されておらず、可動体5が後退して、接
極子11aの両端が、永久磁石7によりN極に励
磁されたマグネツトヨーク8,8の前端に引きつ
げられ、接極子11bの両端が、永久磁石7によ
りS極に励磁されたヨーク9の後端に引き付けら
れている。永久磁石7により吸引力は、第8図の
曲線Aで示されているように、可動体5がONの
位置に近づくほどON方向に大きくなり、OFFの
位置に近づくほどOFF方向に大きくなる。揺動
体25は、下端が可動体5に引かれて後退し、上
端が前進した状態となる。そして、支持部32が
支持部33よりも前に突出し、接圧バネ36で後
方向に付勢された可動接触子37は基部が支持部
32に圧接し、先端部がストツパ1bに圧接す
る。このため、接圧バネ36は、ストツパ1bを
支点として可動接触子37を回動させ、支持部3
2を押して可動体5を前進させるよう付勢してい
る。可動体5がOFFの位置近傍にある場合の接
圧バネ36により荷重は、第8図の折れ線Bで示
されているようになつている。OFFの位置にお
いては、永久磁石による吸引力が接圧バネ36に
よる荷重よりも大きいので、可動体5はOFFの
位置にとどまる。アクチユエータ部27は接点バ
ネ20bの先端を押し上げ接点バネ20bの接点
22,22と接点板19aの接点21とを離すよ
うにしている。他方、接点バネ20cの接点2
2,22と接点板19bの接点21は接触したま
まとなる。
前記のような状態において、操作回路よりリレ
ー回路に、第6図に示されているような矢印C方
向のON信号電流を流すと、この電流は、端子板
15、ダイオード16b、接点板19b、接点バ
ネ部20、コイル10、端子板14と流れる。そ
うすると、コイル10は、第4図に示されている
ように、接極子11aをN極に、接極子11bを
S極にそれぞれ励磁する。その結果、接極子11
aとヨーク9,9の前端間および接極子11bと
マグネツトヨーク8,8の後端間の磁束が増加
し、接極子11aとマグネツトヨーク8,8の前
端間および接極子11bとヨーク9,9の後端の
磁束が減少して、可動体の位置により第8図のD
に示されているような磁力による吸引力が生じ
る。その結果、可動体5を前進させる力が増大
し、磁力による吸引力とバネ駆動力との合計の力
により、可動体5が前進する。OFF時において、
接圧バネ36が可動体5を前進させるよう付勢し
ているので、コイル5に流すON信号電流電圧
(動作電圧)は低くてすむ。また、後で説明する
ように、コイル5に流すOFF信号電流電圧も低
くてすむようになるので、ON,OFF信号電流電
圧を低くしてリレーの感度を向上させることがで
きるようになる。これに対し、OFF時に可動接
触子37の先端に当てられるストツパがない場合
等、可動体5にこれを前進させるような荷重がか
けられていない場合は、動作電圧を高くする必要
が生じ、このようにすると感度が低下する。すな
わち、このリレーにおいては、ボデイ1における
可動接触子37の裏面にはストツパ1bが設けら
れているが、こが設けられていないときには、吸
引力曲線を、たとえば、図中、破線で示されてい
る曲線のごとくにする必要がある。しかし、前述
したように、OFF時の可動接触子37の位置が
ストツパ1bによりとどめられた位置であるの
で、このときにはON時の吸引力が、図中、曲線
Dで示されているように小さくてすむ。したがつ
て、動作電圧が少なくてすむのである。
可動体5が前進すると、第1図に示されている
ように、揺動体25は上端が後退し、下端が前進
するよう回動する。そして、支持部33が可動接
触子37の中央部を押し、可動接触子37の接点
38を端子41の接点43に押しつけ、主接点機
構を閉じる。これに少し遅れて、揺動体25の回
動により下降したアクチユエータ部27が接点バ
ネ20cの先端を押し下げ、接点板19bの接点
21と接点バネ20cの接点22,22とを離
す。この間、アクチユエータ部27により押し上
げられていた接点バネ20bの先端が下がり、接
点バネ20bの接点22,22と接点板19aの
接点21が再び接触するようになり、電磁石装置
に流しうる電流の向きが切り換えられる。したが
つて、主接点機構を閉じたあと、少し遅れてON
信号電流が切断されることになる。あとで説明す
るように、このリレーではOFF信号電流を流し
て主接点機構を開いたあとも、少し遅れてOFF
信号電流が切断される。このように、補助接点機
構を用いて、コイル10を瞬時励磁することとす
ると、消費する電力が少なくてすむようになり、
コイル10が瞬時定格のものでよいので小型のも
のですむようになりリレー全体を小型にすること
ができるようになる。しかも、コイル10の焼損
事故も少なくなる。
可動体5が前進する途中においては、後退する
支持部32と前進する支持部33の両方に可動接
触子37が当てられ、接圧バネ36は、前進後退
のどちらの方向にも可動体5を付勢しなくなる。
しかし、第1図に示されているように可動体5が
ONの位置まで前進すると、可動接触子37の接
点38が端子41の接点43に当たるので、支持
部32は可動接触子37から離れ、接圧バネ36
は接点43を支点として可動接触子37を後方へ
付勢し、その結果、可動体5を後退するよう付勢
するようになる。また、接圧バネ36は、支持部
33を支点として可動接触子37の接点38を接
点43に押しつけるので、接点38が強く接点4
3に圧接される。
可動体5がONの位置近傍にあるときのこれを
後退させる方向にかかる接圧バネ36の荷重は、
第8図の折れ線Eに示されている通りである。こ
の図にみるように、ON時において可動体5に加
えられる磁力によるON方向への吸引力は接圧バ
ネ36による反対方向の荷重よりも大きい。した
がつて、可動体5は接圧バネ36の荷重に打ち勝
つてONの位置まで前進する。また。ON信号電
流が切断されても、永久磁石によるON方向への
吸引力が接圧バネ36による荷重よりも大きいの
で、可動体5はON位置で保持される。
第1図、第5図、第7図に示されているよう
に、主接点機構が閉になつた状態において、第7
図に示されているようにON信号電流とは逆向き
のOFF信号電流を流すと、この電流は端子板1
4、コイル10、接点バネ部20、接点板19
a、ダイオード16a、端子板15と流れる。そ
うすると、第5図に示されているように接極子1
1aがS極、接極子11bがN極にそれぞれ励磁
され、可動体の位置により第8図の曲線Fに示さ
れているような吸引力が生じる。その結果、可動
体5を後退させる力が増大し、この磁力による吸
引力とバネ駆動力との合計の力により可動体5が
後退する。ON時において接圧バネが可動体5を
後退させるよう付勢しているので、コイル5に流
すOFF信号電流電圧を低くてすむ。
可動体5が後退すると、第2図に示されている
ように、揺動体25は上端が前進し、下端が後退
するよう回動する。そして、接圧バネ36が可動
接触子37の先端部を後退させるので、可動接触
子37の接点38と端子41の接点43とが離
れ、主接点機構が開かれる。これに少し遅れて、
揺動体25の回動により上昇したアクチユエータ
部27が接点バネ20bの先端を押し上げ、接点
板19bの接点21と接点バネ20bの接点2
2,22とを離す。この間、アクチユエータ部2
7により押し下げられていた接点バネ20cの先
端が上がり、接点バネ20Cの接点22,22と
接点板19bの接点21とが再び接触するように
なり、電磁石装置に流しうる電流の向きが切り換
えられる。したがつて、主接点機構を閉じたあ
と、すこし遅れてOFF信号電流が切断されるこ
とになる。
このリレーは、前記のような接点開閉装置を備
えているので、ON、OFF電流電圧を低くして感
度を向上させることができるようになつている。
しかしながら、前記接点開閉装置は、つぎのよ
うな問題があつた。すなわち、第9図に示されて
いるように、接点接触子37の穴37aが揺動体
の突部31の断面よりも少し大きくされて、両者
間に隙間ができるようにしているため、一点鎖線
で示されているように可動接触子37が穴37a
を中心として振れて、揺動体に対してずれが生じ
るという問題である。可動接触子37がずれる
と、可動接点38が、その前方に設けられている
固定接点(第1図、第2図参照)に対して横にず
れる。両接点のずれが2mm以上になると、両接点
をON状態にしたときアークが生じるといつた理
由で、可動接触子の電気的寿命が短くなつてしま
う。穴37aと突部31との間の隙間を小さくす
れば(寸法公差を小さくすれば)、可動接触子の
振れを小さくすることができる。しかしながら、
このようにすると、穴37aと突部31との間の
摩擦が増大し、動作電圧を高くしなければならな
くなつてしまう。
〔考案の目的〕
この考案は、この問題を解決するためになされ
たものであつて、可動接触子の揺動体に対するず
れが非常に小さいものに押さえられるようになつ
て接点開閉装置を提供することを目的としてい
る。
〔考案の開示〕
考案者らは、前記リレーに用いられている接点
開閉装置を改良することにより前記目的を達成し
ようとして研究を重ねた。その結果、ここにこの
考案を完成した。
すなわち、この考案は、負荷回路制御用の接点
開閉装置、および、この接点開閉装置を開閉する
駆動手段となる電磁石装置を備えたリモートコン
トロール用リレーに用いられ、軸止されて正逆揺
動可能となり軸の両側に支持部を持つとともに片
側に突部を持つ揺動体、揺動体の前記突部側に枢
止されるとともに電磁石装置の作用により正逆方
向に駆動する可動体、先端部に可動接点を持つと
ともに中央部に穴を持ち、中央部の穴に前記揺動
体の突部が挿入されて、中央部と基部が揺動体の
両支持部と向かい合うよう中央部が揺動体の可動
体枢止側に着脱可能に支持された可動接触子、可
動接触子の可動接点と向かい合う固定接点、揺動
体に配置され、可動接触子の基部側を揺動体方向
に付勢する接圧バネおよび可動接点の裏側に設け
られるストツパをそれぞれ備え、可動体が前進し
て可動接触子の可動接点を固定接点に接触させる
と、接圧バネが揺動体の枢止側支持部を押して可
動体が後退するよう付勢し、可動体が後退すると
可動接触子の先端部がストツパに当たるとともに
基部が枢止側とは反対側の支持部に当たり、接圧
バネがこの支持部を押して可動体が前進するよう
付勢するようなつている接点開閉装置であつて、
可動接触子の基部には切欠が設けられているとと
もに、揺動体の枢止側とは反対側にも突部が設け
られ、前記切欠にこの突部が挿入されて、可動接
触子の揺動体に対するずれが押さえられるように
なつていることを特徴とする接点開閉装置をその
要旨としている。
以下に、この考案を詳しく説明する。
この考案にかかる接点開閉装置も、前記従来の
接点開閉装置と同様、固定接点、揺動体、可動
体、可動接触子、接圧バネおよびストツパを備
え、前記のようにして配置されるようになつてい
る。しかし、可動接触子および揺動体として、第
10図および第11図に示されているものが用い
られているところが異なつている。第10図にみ
るように、この可動接触子64は、中央部に穴3
7a、先端部に可動接点38と可動電磁鉄片39
とがそれぞれ設けられ、基部には端部から先端側
に向けて、U字形に切り欠かれてなる切欠65が
設けられている。第11図にみるように、この揺
動体66は、上端に手動操作部26、その少し下
の内側に向けられる面に内側方向に突出するアク
チユエータ部27をそれぞれ備えており、中間部
に軸穴28、外側に向けられる面に下向きの開口
29aを持つ凹所29をそれぞれ備えている。そ
して、下端内側面には軸穴67を持つコ字形の溝
30、外側面に突部31をそれぞれ備えている。
凹所29の内側壁の内壁面上部には丸く突出する
突部からなる支持部32、突部31の両側には低
い突条からなる支持部33がそれぞれ設けられて
いる。すなわち、両支持部32,33は、軸穴2
8の両側に設けられている。また、凹所29の開
口29aの外側端には押圧部(強制開離部)25
aが設けられている。そして、凹所29の内側壁
の内壁面における支持部32の位置には、外側方
向に突出する突部68が設けられている。
可動接触子64は、第12図に示されているよ
うに、穴37aに揺動体の突部31が挿入され
て、中央部が揺動体に支持されるようになつてい
るとともに、切欠65に揺動体の突部68が挿入
されるようになつている。すなわち、可動接触子
64は、両突部31,68により位置決めされて
いる。このように、切欠65に突部68が挿入さ
れているため、可動接触子64は、穴37aを中
心とする振れが非常に小さく押さえられ、揺動体
に対するずれも非常に小さく押さえられる。その
ため、可動接点38が、その前方に設けられてい
る固定接点に対する横ずれが非常に小さく押さえ
られ(一般に、0.2mm程度に押さえられる)、可動
接触子の電気的寿命が長くなるのである。
なお、切欠とこれに挿入される突部との間に
は、両者間の摩擦が増大しないよう、ある程度の
隙間を設ける必要がある。切欠は、前記のような
U字形のものに固定されるものではなく、穴状の
もの等であつてよい。
〔考案の効果〕
この考案にかかる接点開閉装置は、前記のよう
な可動接触子および揺動体を備えているので、可
動接触子の揺動体に対するずれが非常に小さく押
さえられる。
【図面の簡単な説明】
第1図のaはリモートコントロール用リレーの
一部切欠平面図、同bは同リレーの一部切欠正面
図、同cは同リレーの左側面図、同dは同リレー
の右側面図、第2図のaは同リレーの平面図、同
bは同リレーの一部切欠正面図、第3図は同リレ
ーの分解斜視図、第4図および第5図は同リレー
の電磁石装置および可動体の構造説明図、第6図
および第7図は同リレーの回路とこの回路に接続
された操作回路の説明図、第8図は同リレーの可
動体に加えられる吸引力と荷重をあらわすグラ
フ、第9図は可動接触子のずれの説明図、第10
図はこの考案にかかる接点開閉装置の1実施例の
可動接触子の斜視図、第11図は同接点開閉装置
の揺動体の側面図、第12図は同接点開閉装置の
可動接触子の配置説明図である。 1b……ストツパ、4……電磁石装置、5……
可動体、31……突部、32,33……支持部、
36……接圧バネ、37a……穴、38……可動
接点、43……固定接点、64……可動接触子、
65……切欠、66……揺動体、68……突部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 負荷回路制御用の接点開閉装置、および、こ
    の接点開閉装置を開閉する駆動手段となる電磁
    石装置を備えたリモートコントロール用リレー
    に用いられ、軸止されて正逆揺動可能となり軸
    の両側に支持部を持つとともに片側に突部を持
    つ揺動体、揺動体の前記突部側に枢止されると
    ともに電磁石装置の作用により正逆方向に駆動
    する可動体、先端部に可動接点を持つとともに
    中央部に穴を持ち、中央部の穴に前記揺動体の
    突部が挿入されて、中央部と基部が揺動体の両
    支持部と向かい合うよう中央部が揺動体の可動
    体枢止側に着脱可能に支持された可動接触子、
    可動接触子の可動接点と向かい合う固定接点、
    揺動体に配置され、可動接触子の基部側を揺動
    体方向に付勢する接圧バネおよび可動接点の裏
    側に設けられるストツパをそれぞれ備え、可動
    体が前進して可動接触子の可動接点を固定接点
    に接触させると、接圧バネが揺動体の枢止側支
    持部を押して可動体が後退するよう付勢し、可
    動体が後退すると可動接触子の先端部がストツ
    パに当たるとともに基部が枢止側とは反対側の
    支持部に当たり、接圧バネがこの支持部を押し
    て可動体が前進するよう付勢するようになつて
    いる接点開閉装置であつて、可動接触子の基部
    には切欠が設けられているとともに、揺動体の
    枢止側とは反対側にも突部が設けられ、前記切
    欠にこの突部が挿入されて、可動接触子の揺動
    体に対するずれが押さえられるようになつてい
    ることを特徴とする接点開閉装置。 (2) 切欠が、可動接触子の基部側端から先端側に
    向けてU字形に切り欠かれたものである実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の接点開閉装置。
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