JPH0721890A - 接点開閉装置 - Google Patents

接点開閉装置

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JPH0721890A
JPH0721890A JP16101093A JP16101093A JPH0721890A JP H0721890 A JPH0721890 A JP H0721890A JP 16101093 A JP16101093 A JP 16101093A JP 16101093 A JP16101093 A JP 16101093A JP H0721890 A JPH0721890 A JP H0721890A
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movable contact
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JP16101093A
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Masahiro Kotsuna
正浩 忽那
Naoki Kanemoto
直樹 金本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/16Magnetic circuit arrangements
    • H01H50/18Movable parts of magnetic circuits, e.g. armature
    • H01H50/30Mechanical arrangements for preventing or damping vibration or shock, e.g. by balancing of armature
    • H01H50/305Mechanical arrangements for preventing or damping vibration or shock, e.g. by balancing of armature damping vibration due to functional movement of armature

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より耐溶着性に優れたものにする。 【構成】 固定接点1及び固定鉄片2を有する固定接点
板3と、固定接点1に接離する可動接点4及びその可動
接点4が固定接点1に当接して流れる電流により発生す
る誘導磁束が閉磁場を形成するよう固定鉄片2に吸引さ
れる可動鉄片5を有する可動接点板6と、可動接点板6
を押圧駆動する駆動部材7と、を備えた接点開閉装置で
あって、可動鉄片5を可動接点板6に対して固定鉄片2
の反対側であって可動接点4の接離方向に移動するよう
支持する支持部材8を設けた構成にしてある。従って、
可動接点4が固定接点1に当接した後に可動鉄片5が可
動接点板6に当接するので、可動接点4が固定接点1に
当接した後の可動接点板6の振動量が減少し、接点バウ
ンス時間又は接点バウンス回数が少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁吸引される鉄片を
有する接点開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の接点開閉装置として、図
11乃至図13に示す構成のものが存在する。このもの
は、固定接点1及び固定鉄片2を有する固定接点板3
と、固定接点1に接離する可動接点4及びその可動接点
4が固定接点1に当接して流れる電流により発生する誘
導磁束が閉磁路を形成するよう固定鉄片1に吸引される
可動鉄片5を有する可動接点板6と、可動接点板6を押
圧駆動する駆動部材7と、で構成されている。
【0003】上記の可動鉄片5は、固定鉄片2に対峙す
る寸法を有した直方体の形状をしており、固定鉄片2と
相対する可動接点板6の位置に固着されている。
【0004】このものの動作を以下に述べる。駆動部材
7が可動接点板3を押圧駆動することにより、可動接点
4が固定接点1に当接すると、固定接点板3及び可動接
点板6に電流が流れて、固定接点板3及び可動接点板6
の周囲に同心円状の誘導磁束が発生し、可動鉄片4は、
発生した誘導磁束が閉磁路を形成するよう固定鉄片1に
吸引される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の接点開
閉装置にあっては、接点当接時に短絡電流のような大き
な電流が流れると、固定接点1と可動接点4との間に電
磁反発力が働き、可動接点4が固定接点1から開離しよ
うとするが、対峙する固定鉄片2と可動鉄片5との間に
は吸引力が発生するので、可動接点4が固定接点1から
開離しようとするのを防止する。
【0006】しかしながら、かかる従来のものにおいて
は可動接点板6上に可動鉄片5が固着されているので、
可動接点板6における可動接点4の近傍の質量が増加す
る。一般に運動エネルギーは質量に比例するので、この
ものでも可動接点4が固定接点1に当接するときの運動
エネルギーは増加し、可動接点4が固定接点1に当接し
た後の可動接点板6の振動量が増加する。通常、可動接
点板6が振動すると接点バウンスが発生するので、上記
のように可動接点板6の振動量が増加すると、接点バウ
ンス時間が長くなるか又は接点バウンス回数が多くな
る。その結果、コンデンサ負荷のような大きな突入電流
の流れる負荷をこのような接点開閉装置で開閉しようと
すると、接点バウンス時にアークが発生し、接点が溶着
して使用不可能となることがある。
【0007】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、より耐溶着性に優れた接
点開閉装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の接点開閉装置は、固定接点及び固定鉄
片を有する固定接点板と、可動接点及びその可動接点が
固定接点に当接して流れる電流により発生する誘導磁束
が閉磁場を形成するよう固定鉄片に吸引される可動鉄片
を有する可動接点板と、可動接点板を押圧駆動する可動
部材と、を備えた接点開閉装置において、可動鉄片を可
動接点板に対して固定鉄片の反対側であって、可動接点
の接離方向に移動するよう支持する支持部材を設けた構
成にしてある。
【0009】
【作用】上記した本発明の接点開閉装置によれば、可動
接点が固定接点から電磁反発により開離しようとするの
を固定鉄片と可動鉄片との間の吸引力により防止でき、
さらに、可動鉄片を可動接点板に対して固定鉄片の反対
側であって可動接点の接離方向に移動可能な支持部材が
設けられているので、可動接点が固定接点に当接した後
に遅れて可動鉄片が可動接点板に当接し、このため可動
接点が固定接点に当接するときの可動接点近傍の質量が
可動鉄片を可動接点板に固着した従来例よりも減少し、
その運動エネルギーを低下させることができるので可動
接点板の振動量が減少し、接点バウンス時間又は接点バ
ウンス回数が少なくなる。
【0010】
【実施例】本発明の第1実施例を図1乃至図3に基づい
て以下に説明する。なお、従来例と実質的に同一の機能
を有する部材には同一の符号を付してある。
【0011】この接点開閉装置は、固定接点1、固定鉄
片2、固定接点板3、可動接点4、可動鉄片5、可動接
点板6、駆動部材7、支持部材8で構成されている。
【0012】固定接点板3は、銅合金等の導電材料によ
り、平板状に形成され、その一端は図外基台に固定され
るとともに、他端の一方面3aには固定接点1が固着さ
れ、略中央の他方面3bには固定鉄片2が固着されてい
る。この固定鉄片2は、中央片2a及び対向片2b、2
cで凹字状に形成されており、中央片2aの内面が固定
接点板3の他方面3bに接合され、対向片2b、2cの
双方が固定接点板3に嵌合した状態で、固定接点板3の
一方面3a側から突出して接点当接のときに両対向片2
b、2cの端面に可動鉄片5が吸引し得る状態となって
いる。
【0013】可動接点板6は、銅合金等のばね性を有す
る導電材料により、薄板状に形成され、その一端は図外
基台に立設された可動接点板支持片6cに固着されると
ともに、その一方面6aには固定接点1に相対する位置
に可動接点4がかしめ等で固着されており、また、他方
面6bには固定鉄片2と相対する位置に、支持部材8が
かしめ等で固着され、さらに可動接点4と可動接点板支
持片6cとの略中央には駆動部材7が当接されている。
【0014】可動鉄片5は、固定鉄片2の対向片2b、
2cの端面に対峙する寸法を有し、中央片5a及び対向
片5b、5cで凹字状に形成され、中央片5aの略中心
には、支持部材8の後述する遊嵌部8aを遊嵌し得る角
孔5dが対向片5b、5cに平行に貫通されている。
【0015】支持部材8は遊嵌部8a及び規制部8bか
らなり、遊嵌部8aは断面四角の棒状に形成され、規制
部8bは遊嵌部8aの一端に、可動鉄片5の角孔5dの
断面形状よりも大きくなるようヘッダ−加工等により形
成されている。そして、上記の可動鉄片5は、中央片5
aの角孔5dに外側面から支持部材8の遊嵌部8aを挿
貫され、規制部8bの反対側を可動接点板6の他方面6
b側にかしめ加工等で固着されている。
【0016】このようにして、可動鉄片5を可動接点板
6に対して固定鉄片2の反対側であって可動接点4の接
離方向に移動するよう支持する支持部材8が可動接点板
6に設けられている。
【0017】このものの動作を以下に述べる。駆動部材
7が可動接点板6を押圧駆動して可動接点4が固定接点
1に当接すると、電流の一部が接点表面を流れるために
対向する両接点表面では図2で矢示するように逆方向の
電流が発生する。一般に、平行な2線を逆向きに流れる
電流間には電磁反発力が発生するため、本実施例でも可
動接点4が固定接点1から開離する方向に電磁反発力が
発生する。また、固定接点板3及び可動接点板6に電流
が流れて、固定接点板3及び可動接点板6の周囲に図3
で矢示するように同心円状の誘導磁束が発生し、固定鉄
片2の対向片2b、2cと可動鉄片5の対向片5b、5
cとが相互に吸引する。
【0018】一方、可動鉄片5は、駆動部材7が可動接
点板6を押圧駆動している間は、支持部材8の遊嵌部8
aに遊嵌され、規制部8bにより遊嵌部8aから抜脱す
るのを規制されたまま支持部材8に応動する。可動接点
4が固定接点1に当接した後は、慣性及び固定鉄片2の
対向片2b、2cとの吸引力により、可動接点4の当接
方向つまり可動接点板6の方向に支持部材8の遊嵌部8
aに沿って移動して、中央片5aの内面が可動接点板6
に当接し、可動鉄片5の対向片5b、5cの双方が固定
接点板6に嵌合して固定接点板6の一方面6a側に突出
し、固定鉄片2の方向にさらに移動するのを規制され
る。このとき固定鉄片2と可動鉄片5との吸引力は最も
強くなり、固定接点1と可動接点4との接触圧力が増加
して、可動接点4が固定接点1から開離しようとするの
を防止する。
【0019】かかる接点開閉装置においては、可動接点
4が固定接点1から電磁反発により開離しようとするの
を固定鉄片2と可動鉄片5との吸引力により防止でき、
その可動接点4が固定接点1に当接した後に可動鉄片5
が可動接点板6に当接するので、可動接点4が固定接点
1に当接するときの可動接点4近傍の質量が、可動鉄片
4を可動接点板6に固着した従来例よりも減少し、可動
接点4が固定接点1に当接するときの運動エネルギーを
低下させることができる。従って、可動接点4が固定接
点1に当接した後の可動接点板6の振動量が減少し、接
点バウンス時間又は接点バウンス回数が少なくなる。そ
の結果、接点バウンスのときにアークが発生し難くな
り、接点の溶着が発生しにくくなる。
【0020】本発明の第2実施例を図4及び図5に基づ
いて以下に説明する。なお、第1実施例と実質的に同一
の機能を有する部材には、同一の符号を付してある。第
1実施例では、支持部材8が可動接点板6に固着されて
いるのに対し、本実施例では可動接点板6に当接する駆
動部材7が支持部材を兼ねた構成となっている。以下に
第1実施例と異なるところのみ記す。
【0021】固定接点板3には、略中央に固定接点1
が、他端に固定鉄片2がそれぞれ固着されており、可動
接点板6には、固定接点1に相対する位置に可動接点4
が固着され、固定鉄片2と相対する位置に駆動部材7が
当接されている。可動鉄片5は、固定鉄片2に対峙する
面の略中心に、駆動部材7の後述する遊嵌部7aを遊嵌
し得る角孔5dを貫通された直方体の形状をしている。
【0022】駆動部材7は遊嵌部7a及び規制部7bか
らなり、遊嵌部7aはその断面が四角に形成され、その
一端は可動接点板6に当接し、その他端には可動鉄片5
の角孔5dの断面形状よりも大きい規制部7bが形成さ
れている。そして、ばね性を有した可動接点板6を駆動
部材7から人力等でばねの復帰力に逆らって離脱させた
状態で、上記の可動鉄片5が角孔5dを駆動部材7の遊
嵌部7aに挿貫され、その後に人力等を解除して駆動部
材7が可動接点板6に当接する。
【0023】このものの動作を以下に述べる。第1実施
例と同様に、可動接点4が固定接点1に当接すると電磁
反発力及び誘導磁束が発生し、可動鉄片5は遊嵌部7a
に遊嵌され、規制部7bにより遊嵌部7aから抜脱する
のを規制されたまま駆動部材7に応動した後、可動接点
4の当接方向に遊嵌部7aに沿って移動して可動接点板
6に当接する。
【0024】かかる接点開閉装置においては、第1実施
例と同様に接点の溶着が発生しにくくなる効果に加え
て、支持部材は可動鉄片5を遊嵌する駆動部材7でもっ
て形成されてなるので、別に支持部材を設ける必要がな
く、支持部材を可動接点板6に固着するときのかしめ又
はスポット溶接等の煩雑な取り付け作業が不要となっ
て、接点開閉装置の組み立てが容易になり作業性が向上
し、また、可動鉄片5は角孔5dを駆動部材7に人力等
で容易に挿貫することができる。
【0025】本発明の第3実施例を図6及び図7に基づ
いて以下に説明する。第1実施例では、支持部材8が可
動接点板6に固着されているのに対し、本実施例では固
定接点板6に固着した可動接点4が支持部材を兼ねた構
成となっている。以下に第1実施例と異なるところのみ
記す。
【0026】固定接点板3には他端において固定接点1
及び固定鉄片2が同じ位置に固着されており、また可動
接点板6には後述する接点部4aを可動接点板6の一方
面6aに突出し、後述する遊嵌部4bを他方面6bに延
伸する状態で、可動接点4が可動接点板6にかしめ加工
等で固着されている。その可動接点4は接点部4a、遊
嵌部4b及び規制部4cからなり、遊嵌部4bは断面四
角の棒状に形成され、規制部4cは可動鉄片5の角孔5
dの断面形状よりも大きくなるよう、可動鉄片5を挿貫
した後に遊嵌部4bの先端にヘッダ−加工等で形成され
ている。可動鉄片5は、第1実施例と同様の形状を有
し、可動接点4の遊嵌部4bが遊嵌し得る角孔5dが貫
通されている。
【0027】このものの動作を以下に述べる。第1実施
例と同様に、可動接点4が固定接点1に当接すると、電
磁反発力および誘導磁束が発生し、可動鉄片5は、遊嵌
部4bに遊嵌されて、規制部4cにより遊嵌部4bから
抜脱するのを規制されたまま可動接点4に応動した後、
可動接点4の当接方向に遊嵌部4bに沿って移動して可
動接点板6に当接する。
【0028】かかる接点開閉装置においては、第1実施
例と同様に接点の溶着が発生しにくくなる効果に加え
て、支持部材は可動鉄片5を遊嵌するよう延設された可
動接点4でもって形成されてなるので、支持部材を別に
設ける必要がなく、可動鉄片5を遊嵌する支持部材を可
動接点板6に固着するときのかしめ又はスポット溶接等
の煩雑な取り付け作業が、可動接点4の固着と兼ねるこ
とができて不要となり、接点開閉装置の組み立てが容易
になって作業性が向上する。また、可動鉄片5の位置が
可動接点4と同じであるため、固定鉄片2と可動鉄片5
との相互の吸引力が接点の接触圧力を増加するのに有効
に働き、さらに可動鉄片4及び固定鉄片5の寸法を小さ
くすることもできる。
【0029】本発明の第4実施例を図8及び図9に基づ
いて以下に説明する。第1実施例では、支持部材8が可
動接点板6に固着されているのに対し、本実施例では可
動接点板6の一部が支持部材を兼ねた構成となってい
る。以下に第1実施例と異なるところのみ記す。
【0030】固定接点板3には、略中央に固定接点1
が、他端に固定鉄片2がそれぞれ固着されており、可動
接点板6には、固定接点1に相対する位置に可動接点4
が固着され、固定鉄片2に相対する位置に遊嵌部6dが
切り起こし等の変形加工により構成され、さらに遊嵌部
6dに可動鉄片5を挿貫された後に、それが抜脱するの
を規制し得る規制部6eが遊嵌部6dの先端に曲げ加工
等で形成されている。このとき、遊嵌部6dは可動接点
4に対して可動接点板支持片6cと同じ側にある。可動
鉄片5は、第1実施例と同様の形状を有し、可動接点板
6の遊嵌部6dが遊嵌し得る角孔5dを貫通されてい
る。
【0031】このものの動作を以下に述べる。第1実施
例と同様に、可動接点4が固定接点1に当接すると電磁
反発力及び誘導磁束が発生し、可動鉄片5は、遊嵌部6
dに遊嵌されて、規制部6eにより遊嵌部6dから抜脱
するのを規制されたまま可動接点板6に応動した後、可
動接点4の当接方向に遊嵌部6dに沿って移動して、可
動接点板6の他方面6bに当接する。
【0032】かかる接点開閉装置においては、第1実施
例と同様に接点の溶着が発生しにくくなる効果に加え
て、支持部材は可動鉄片5を遊嵌するよう変形加工した
可動接点板6でもって形成されてなるので、他の部材を
必要とせずに支持部材を構成することが可能であり、さ
らに、支持部材は固定鉄片5に相対する位置であるなら
ば、可動接点板6の任意の位置に構成できるため設計を
容易にすることができる。さらに、可動鉄片5を支持す
る位置が駆動部材7のところに限定されている第2実施
例、及び可動鉄片5を支持する位置が可動接点4のとこ
ろに限定されている第3実施例に対し、本実施例では可
動鉄片5を支持する遊嵌部6dを、固定鉄片2に相対す
る位置であるならば可動接点板6の任意の位置に構成で
きるため、設計を容易にすることができる。
【0033】本発明の第5実施例を図10及び図11に
基づいて以下に説明する。第1実施例では、支持部材8
が可動接点板6に固着されているのに対し、本実施例で
は可動鉄片5の一部が支持部材を兼ねた構成となってい
る。以下に第1実施例と異なるところのみ記す。
【0034】固定接点板3には、略中央に固定接点1
が、他端に固定鉄片2がそれぞれ固着され、可動接点板
6には、固定接点1に相対する位置に可動接点4が固着
され、固定鉄片2に相対する位置に、可動鉄片5の後述
する遊嵌片5eが遊嵌し得る四角形状の遊嵌孔6fが穿
孔されている。このとき、遊嵌孔6fは可動接点4に対
して可動接点板支持片6cと同じ側にある。
【0035】可動鉄片5は、固定鉄片2の対向片2b、
2cの端面に対峙する寸法を有し、中央片5a、対向片
5b、5c、遊嵌片5e及び規制部5fにより略E字状
に形成されている。遊嵌片5eは中央片5aの内面の略
中央から対向片5b、5cに平行に伸びた断面四角の棒
状に形成され、規制部5fは可動接点板6の遊嵌孔6f
の断面形状よりも大きく、遊嵌片5eを可動接点板6の
遊嵌孔6fに他方面6b側から挿貫した後に、遊嵌片5
eの先端にネジ止め等で固着されている。
【0036】このものの動作を以下に述べる。第1実施
例と同様に、可動接点4が固定接点1に当接すると電磁
反発力及び誘導磁束が発生する。可動鉄片5は、可動接
点板6の遊嵌孔6fに遊嵌片5eを遊嵌し、規制部5f
により可動接点板6の遊嵌孔6fから抜脱するのを自ら
規制したまま可動接点板6に応動した後、可動接点4の
当接方向に移動して可動接点板6の他方面6bに当接す
る。
【0037】かかる接点開閉装置においては、第1実施
例と同様に接点の溶着が発生しにくくなる効果に加え
て、支持部材は可動接点板6を遊嵌するよう変形加工し
た可動鉄片5でもって形成されてなるので、他の部材を
必要とせずに支持部材を構成することが可能であり、さ
らに、第4実施例での遊嵌部6dと同様に固定鉄片2に
相対する位置であるならば、可動接点板6の任意の位置
に遊嵌孔6fを構成できるため設計を容易にすることが
できる。
【0038】なお、第4実施例の遊嵌部6d及び第5実
施例の遊嵌孔6fは、可動接点4に対して可動接点板支
持片6cと同じ側にあるため、可動接点板6の導電断面
積が小さくなっているが、反対側にすれば導電断面積が
大きくなり電気がよく流れることとなる。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載のものは、可動接点が固定
接点から電磁反発により開離しようとするのを固定鉄片
と可動鉄片との間の吸引力により防止でき、さらに、可
動鉄片を可動接点板に対して固定鉄片の反対側であって
可動接点の接離方向に移動可能な支持部材が設けられて
いるので、可動接点が固定接点に当接した後に遅れて可
動鉄片が可動接点板に当接し、このため可動接点が固定
接点に当接するときの可動接点近傍の質量が可動鉄片を
可動接点板に固着した従来例よりも減少し、その運動エ
ネルギーを低下させることができるので可動接点板の振
動量が減少し、接点バウンス時間又は接点バウンス回数
が少なくなる。その結果、接点バウンスのときにアーク
が発生し難くなり、接点の溶着が発生しにくくなる。
【0040】また、請求項2記載のものは、請求項1記
載のものの効果に加えて、支持部材は可動鉄片を遊嵌す
る駆動部材でもって形成されてなるので、別に支持部材
を設ける必要がなく、支持部材を可動接点板に固着する
ときのかしめ等の煩雑な取り付け作業が不要となって、
接点開閉装置の組み立てが容易になり作業性が向上す
る。
【0041】また、請求項3記載のものは、請求項1記
載のものの効果に加えて、支持部材は可動鉄片を遊嵌す
るよう延設された可動接点でもって形成されてなるの
で、支持部材を別に設ける必要がなく、可動鉄片遊嵌す
る支持部材を可動接点板に固着するときのかしめ等の煩
雑な取り付け作業が、可動接点の固着と兼ねることがで
きて不要となり、接点開閉装置の組み立てが容易になっ
て作業性が向上し、さらに可動鉄片の位置が可動接点と
同じであるため、固定鉄片と可動鉄片との相互の吸引力
が接点の接触圧力を増加するのに有効に働く。
【0042】また、請求項4記載のものは、請求項1記
載のものの効果に加えて、支持部材は互いに遊嵌するよ
う一方を変形加工した可動鉄片又は可動接点板のいずれ
かでもって形成されてなるので、他の部材を必要とせず
に支持部材を構成することが可能であり、さらに、支持
部材は固定鉄片に相対する位置であるならば、可動接点
板の任意の位置に構成できるため設計を容易にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の斜視図である。
【図2】図1の固定接点及び可動接点の縦断面図であ
る。
【図3】図1の固定鉄片及び可動鉄片の縦断面図であ
る。
【図4】本発明の第2実施例の斜視図である。
【図5】図4の固定鉄片及び可動鉄片の縦断面図であ
る。
【図6】本発明の第3実施例の斜視図である。
【図7】図6の固定鉄片及び可動鉄片の縦断面図であ
る。
【図8】本発明の第4実施例の斜視図である。
【図9】図8の固定鉄片及び可動鉄片の縦断面図であ
る。
【図10】本発明の第5実施例の斜視図である。
【図11】図10の固定鉄片及び可動鉄片の縦断面図で
ある。
【図12】従来例の斜視図である。
【図13】図12の固定鉄片及び可動鉄片の縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 固定接点 2 固定鉄片 3 固定接点板 4 可動接点 5 可動鉄片 6 可動接点板 7 駆動部材 8 支持部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定接点及び固定鉄片を有する固定接点
    板と、固定接点に接離する可動接点及びその可動接点が
    固定接点に当接して流れる電流により発生する誘導磁束
    が閉磁路を形成するよう固定鉄片に電磁吸引される可動
    鉄片を有する可動接点板と、可動接点板を押圧駆動する
    駆動部材と、を備えた接点開閉装置において、 可動鉄片を可動接点板に対して固定鉄片の反対側であっ
    て可動接点の接離方向に移動するよう支持する支持部材
    が設けられたことを特徴とする接点開閉装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は、可動鉄片を遊嵌する駆
    動部材でもって形成されてなることを特徴とする請求項
    1記載の接点開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記支持部材は、可動鉄片を遊嵌するよ
    う延設された可動接点でもって形成されてなることを特
    徴とする請求項1記載の接点開閉装置。
  4. 【請求項4】 前記支持部材は、互いに遊嵌するよう一
    方を変形加工した可動鉄片又は可動接点板のいずれかで
    もって形成されてなることを特徴とする請求項1記載の
    接点開閉装置。
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