JPS5920620B2 - 光通信用ガラスフアイバの強化方法 - Google Patents
光通信用ガラスフアイバの強化方法Info
- Publication number
- JPS5920620B2 JPS5920620B2 JP56200147A JP20014781A JPS5920620B2 JP S5920620 B2 JPS5920620 B2 JP S5920620B2 JP 56200147 A JP56200147 A JP 56200147A JP 20014781 A JP20014781 A JP 20014781A JP S5920620 B2 JPS5920620 B2 JP S5920620B2
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- JP
- Japan
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- fiber
- resin
- optical communication
- glass fiber
- spinning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、光通信用ガラスファイバ上に、熱硬化性樹
脂又は熱可塑性樹脂を被覆することによるガラスファイ
バの強化方法に関するもので、紡糸直後のファイバの初
期強度を極力維持させるとともに高速度被覆を可能にし
たものである。
脂又は熱可塑性樹脂を被覆することによるガラスファイ
バの強化方法に関するもので、紡糸直後のファイバの初
期強度を極力維持させるとともに高速度被覆を可能にし
たものである。
ガラスファイバの強度は、紡糸直後は非常に強く、その
後空気中の不純物、塵埃、水分などによつて腐蝕劣化し
てゆくことはよく知られている。そこで、ファイバの紡
糸直後にしかも他の物体にふれる前に被覆を施すことに
よつでその強度を維持するとともにその後の取扱い中に
ファイバに傷をつけないためにその被覆厚も厚くする必
要がある。従来、ガラスファイバの紡糸直後に無機物を
蒸5 着により被覆することによりその強度を維持せし
めたものとしてusp3540870号が知られている
。
後空気中の不純物、塵埃、水分などによつて腐蝕劣化し
てゆくことはよく知られている。そこで、ファイバの紡
糸直後にしかも他の物体にふれる前に被覆を施すことに
よつでその強度を維持するとともにその後の取扱い中に
ファイバに傷をつけないためにその被覆厚も厚くする必
要がある。従来、ガラスファイバの紡糸直後に無機物を
蒸5 着により被覆することによりその強度を維持せし
めたものとしてusp3540870号が知られている
。
しかしながらこの方法は蒸着法のため薄厚にしか形成で
きないがためにその後の取扱いでファイバを傷つけるお
それが大という問題があつた。10また、他の方法とし
てファイバ上に熱硬化性の樹脂を塗布焼付する方法が知
られている。
きないがためにその後の取扱いでファイバを傷つけるお
それが大という問題があつた。10また、他の方法とし
てファイバ上に熱硬化性の樹脂を塗布焼付する方法が知
られている。
しかしながらこの方法においては、塗布用の樹脂を水、
アルコールなどの溶剤に稀釈しで行うため肉厚にできず
外径制御のためにダイスを通す際、15ダイスとファイ
バとが接触してファイバに傷がつくというおそれがある
のみならずその後の取扱い中にも薄厚のためファイバが
傷つくおそれがあつた。
アルコールなどの溶剤に稀釈しで行うため肉厚にできず
外径制御のためにダイスを通す際、15ダイスとファイ
バとが接触してファイバに傷がつくというおそれがある
のみならずその後の取扱い中にも薄厚のためファイバが
傷つくおそれがあつた。
さらにこの方法では生産性をあげるために高速にすると
粘性の問題で樹脂が付着しえないとい20う問題もあつ
た。さらに他の方法として熱可塑性樹脂を溶融押出被覆
することも行われている。
粘性の問題で樹脂が付着しえないとい20う問題もあつ
た。さらに他の方法として熱可塑性樹脂を溶融押出被覆
することも行われている。
しかしながらこの押出法は肉厚に被覆可能な点では好ま
しいもののファイバを押出機中を通す際口金にファイバ
が接25触するおそれがあつでその強度が低下するのみ
ならず初期強度を維持するためには紡糸装置と押出装置
とをタンデムにする必要があるが両者の速度が異なるた
めタンデム化が不可能という欠点があつた。x この発
明は、以上の観点からファイバの初期強度維持のための
タンデム化が可能であり、しかも被覆厚を厚くでき、さ
らに高速化が可能な方法を提供するもので、その要旨は
光通信用ガラスロッドを高速度で紡糸しでえられる紡糸
直後の高温光35ファイバを熱硬化性樹脂又は熱可塑性
樹脂からなる粉末流動槽中に通しでその表面に前記樹脂
粉末を付着させ、ついでこの樹脂粉末を溶融固化させ、
クι−ることにある。
しいもののファイバを押出機中を通す際口金にファイバ
が接25触するおそれがあつでその強度が低下するのみ
ならず初期強度を維持するためには紡糸装置と押出装置
とをタンデムにする必要があるが両者の速度が異なるた
めタンデム化が不可能という欠点があつた。x この発
明は、以上の観点からファイバの初期強度維持のための
タンデム化が可能であり、しかも被覆厚を厚くでき、さ
らに高速化が可能な方法を提供するもので、その要旨は
光通信用ガラスロッドを高速度で紡糸しでえられる紡糸
直後の高温光35ファイバを熱硬化性樹脂又は熱可塑性
樹脂からなる粉末流動槽中に通しでその表面に前記樹脂
粉末を付着させ、ついでこの樹脂粉末を溶融固化させ、
クι−ることにある。
この方法によると、樹脂粉末は、紡糸予熱の残る光フア
イバと接して光フアイバ表面に接着し、その後の工程で
溶融固化されることとなる。なお、その膜厚は、樹脂の
粒子径、光フアイバの温度、紡継厚等に依存するが、少
くとも10μm厚程度の被膜は容易にえることができ、
しかも300〜1000m/分程度の高速にしても十分
被覆が可能であり、従来と比較して少くとも6倍程度の
生産性の向上が可能となるものである。なお、光フアイ
バを被覆する熱硬化件樹脂としてはポリエステル、ポリ
ウレタン、ポリイミドエポキシ樹脂、フエノール樹脂、
ジアリルフタレート樹脂などがあげられる。
イバと接して光フアイバ表面に接着し、その後の工程で
溶融固化されることとなる。なお、その膜厚は、樹脂の
粒子径、光フアイバの温度、紡継厚等に依存するが、少
くとも10μm厚程度の被膜は容易にえることができ、
しかも300〜1000m/分程度の高速にしても十分
被覆が可能であり、従来と比較して少くとも6倍程度の
生産性の向上が可能となるものである。なお、光フアイ
バを被覆する熱硬化件樹脂としてはポリエステル、ポリ
ウレタン、ポリイミドエポキシ樹脂、フエノール樹脂、
ジアリルフタレート樹脂などがあげられる。
また、熱可塑性樹脂として(』,ポリアミド、ポリビニ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩素化ポリエチレ
ンなどがあげられる。
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩素化ポリエチレ
ンなどがあげられる。
図はこの発明方法を実施するための装置の概略図である
。
。
図において1は、ロツド状の光通信用ガラス母材で石英
ガラスを主成分とする長さ400、外径25v1tφの
ものである。この母材1は、その下端を加熱炉2によつ
て約2100℃に加熱溶融されフアイバ3となる。
ガラスを主成分とする長さ400、外径25v1tφの
ものである。この母材1は、その下端を加熱炉2によつ
て約2100℃に加熱溶融されフアイバ3となる。
このフアイバの外径は125μmである。なお紡糸速度
は、約300(1000m/分である。4は加熱炉2の
直下30(177!付近に設けられた熱硬化性樹脂また
は熱可塑性樹脂粉末5が流動する粉末流動槽で,高温(
500〜600℃程度)の光フアイバが通されてその表
面に樹脂が付着される。
は、約300(1000m/分である。4は加熱炉2の
直下30(177!付近に設けられた熱硬化性樹脂また
は熱可塑性樹脂粉末5が流動する粉末流動槽で,高温(
500〜600℃程度)の光フアイバが通されてその表
面に樹脂が付着される。
6は付着された樹脂粉末を溶融するための加熱装置、7
は巻取ボビンである。
は巻取ボビンである。
実施例 1
直径25!Klφの石英系光伝送用ガラスロツド1を加
熱炉2中を通過させて直径125μmφまで引落してフ
アイバ3となし加熱炉の直下30CfILのところでこ
のフアイバ3上に粉末流動槽4内で流動するエポキシ樹
脂粉末5を付着させ、次いでこのエポキシ樹脂粉末が付
着されたフアイバ3を長さ40CTn、温度800゜C
の加熱装置6中を通過させCエポキシ樹脂を再溶融させ
て約15μmの均一な膜厚とし巻取ロール7に巻取つた
。
熱炉2中を通過させて直径125μmφまで引落してフ
アイバ3となし加熱炉の直下30CfILのところでこ
のフアイバ3上に粉末流動槽4内で流動するエポキシ樹
脂粉末5を付着させ、次いでこのエポキシ樹脂粉末が付
着されたフアイバ3を長さ40CTn、温度800゜C
の加熱装置6中を通過させCエポキシ樹脂を再溶融させ
て約15μmの均一な膜厚とし巻取ロール7に巻取つた
。
なおこのときのフアイバ3の紡糸速度は300m/分と
した。かくしてえられるフアイバの破断強度は、平均7
.25kgその生産性は紡糸速度が300m/分なので
従来の紡糸速度50m/分と比較すると6倍である。
した。かくしてえられるフアイバの破断強度は、平均7
.25kgその生産性は紡糸速度が300m/分なので
従来の紡糸速度50m/分と比較すると6倍である。
実施例 2
光フアイバの被覆材としてポリエチレンを使用した。
そして条件は紡糸速度を400m/分、加熱炉を400
℃、長さ30CTLとした以外は全て実施例1と等しく
した。このフアイバの被覆厚は20μM,破断強度は7
.5kg、またその生産性は従来の8倍であつた。
℃、長さ30CTLとした以外は全て実施例1と等しく
した。このフアイバの被覆厚は20μM,破断強度は7
.5kg、またその生産性は従来の8倍であつた。
以上詳細にのべたように本願発明方法によると1紡糸速
度を300鳩1000m/分と高速になすことができる
ため生産性の向上が著しい。2光通信用ガラスロツドを
紡糸した直後の他の物体にふれる前に被覆可能なため光
フアイバの初期強度を維持しうる。
度を300鳩1000m/分と高速になすことができる
ため生産性の向上が著しい。2光通信用ガラスロツドを
紡糸した直後の他の物体にふれる前に被覆可能なため光
フアイバの初期強度を維持しうる。
3光フアイバ上に塗布される樹脂の膜厚を厚くできるた
めその後の取扱いでフアイバが傷つくようなことがなく
その強度を維持できる。
めその後の取扱いでフアイバが傷つくようなことがなく
その強度を維持できる。
という多大の効果がある。
図面はこの発明方法に使用される装置概略図である。
1・・・・・・光通信用ガラスロッド、3・・・・・・
フアィバ4・・・・・・樹脂粉末流動槽。
フアィバ4・・・・・・樹脂粉末流動槽。
Claims (1)
- 1 光通信用ガラスロッドを高速度で紡糸してえられる
紡糸直後の高温光ファイバを、熱硬化性樹脂または熱可
塑性樹脂からなる粉末流動槽中に通してその表面に前記
樹脂粉末を付着させ、ついでこの樹脂粉末を溶融固化さ
せることを特徴とする光通信用ガラスファイバの強化方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56200147A JPS5920620B2 (ja) | 1981-12-14 | 1981-12-14 | 光通信用ガラスフアイバの強化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56200147A JPS5920620B2 (ja) | 1981-12-14 | 1981-12-14 | 光通信用ガラスフアイバの強化方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50052876A Division JPS5838366B2 (ja) | 1975-04-30 | 1975-04-30 | ヒカリツウシンヨウガラスフアイバノキヨウカホウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57129837A JPS57129837A (en) | 1982-08-12 |
JPS5920620B2 true JPS5920620B2 (ja) | 1984-05-14 |
Family
ID=16419565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56200147A Expired JPS5920620B2 (ja) | 1981-12-14 | 1981-12-14 | 光通信用ガラスフアイバの強化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5920620B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0193823U (ja) * | 1987-12-15 | 1989-06-20 | ||
JPH02235418A (ja) * | 1989-03-08 | 1990-09-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ノイズフィルタ |
-
1981
- 1981-12-14 JP JP56200147A patent/JPS5920620B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0193823U (ja) * | 1987-12-15 | 1989-06-20 | ||
JPH02235418A (ja) * | 1989-03-08 | 1990-09-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ノイズフィルタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57129837A (en) | 1982-08-12 |
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