JPH04367541A - 細径光ファイバ素線の製造方法 - Google Patents
細径光ファイバ素線の製造方法Info
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- JPH04367541A JPH04367541A JP3169368A JP16936891A JPH04367541A JP H04367541 A JPH04367541 A JP H04367541A JP 3169368 A JP3169368 A JP 3169368A JP 16936891 A JP16936891 A JP 16936891A JP H04367541 A JPH04367541 A JP H04367541A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C25/00—Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
- C03C25/10—Coating
- C03C25/12—General methods of coating; Devices therefor
- C03C25/14—Spraying
- C03C25/143—Spraying onto continuous fibres
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバ素線の製造方
法に関し、光ファイバに損傷を与えることなく、膜厚が
薄い被覆層を形成し、機械的強度に優れた細径の光ファ
イバ素線を製造することができるようにしたものである
。
法に関し、光ファイバに損傷を与えることなく、膜厚が
薄い被覆層を形成し、機械的強度に優れた細径の光ファ
イバ素線を製造することができるようにしたものである
。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般に外径が125μmの光
ファイバの周上に樹脂被覆層が形成された外径250μ
mの光ファイバ素線が様々な用途に使用されている。こ
のような光ファイバ素線は、コーティングダイスを用い
て光ファイバの周上に被覆樹脂を塗布した後、この被覆
樹脂を硬化させることによって製造されている。そして
被覆樹脂としては、光ファイバの高速線引きに適用でき
生産性を向上しうるUV樹脂が好適に用いられている。
ファイバの周上に樹脂被覆層が形成された外径250μ
mの光ファイバ素線が様々な用途に使用されている。こ
のような光ファイバ素線は、コーティングダイスを用い
て光ファイバの周上に被覆樹脂を塗布した後、この被覆
樹脂を硬化させることによって製造されている。そして
被覆樹脂としては、光ファイバの高速線引きに適用でき
生産性を向上しうるUV樹脂が好適に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、このような光フ
ァイバ素線は、光ファイバの汎用化に伴い数千心という
多心ケーブルに対応しうるために、その外径がより細径
のものが望まれるようになった。そして細径の光ファイ
バ素線を得るためには光ファイバの周上に形成される樹
脂被覆層の膜厚を薄く形成する必要がある。しかしなが
ら、光ファイバの周上にUV樹脂を塗布する手段として
コーティングダイスを用いると、コーティングダイスの
ダイス孔と光ファイバとの接触によって光ファイバに損
傷が起こり、光ファイバの機械的強度が著しく低下する
おそれがあった。
ァイバ素線は、光ファイバの汎用化に伴い数千心という
多心ケーブルに対応しうるために、その外径がより細径
のものが望まれるようになった。そして細径の光ファイ
バ素線を得るためには光ファイバの周上に形成される樹
脂被覆層の膜厚を薄く形成する必要がある。しかしなが
ら、光ファイバの周上にUV樹脂を塗布する手段として
コーティングダイスを用いると、コーティングダイスの
ダイス孔と光ファイバとの接触によって光ファイバに損
傷が起こり、光ファイバの機械的強度が著しく低下する
おそれがあった。
【0004】この発明は前記事情に鑑みてなされたもで
、コーティングダイスを用いずに光ファイバの周上に樹
脂被覆層を薄く形成して、光ファイバを損傷することな
く細径の光ファイバ素線を製造できるようにした製造方
法の提供を目的とする。
、コーティングダイスを用いずに光ファイバの周上に樹
脂被覆層を薄く形成して、光ファイバを損傷することな
く細径の光ファイバ素線を製造できるようにした製造方
法の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の細径光ファイ
バ素線の製造方法は、光ファイバ母材紡糸後の光ファイ
バ上の表面温度が300℃以下で、かつ被覆層を形成す
る樹脂の粘度を500cps以下にさせうる温度を有す
る光ファイバ表面上に、UV樹脂液を噴霧した後、該U
V樹脂を硬化させて、被覆層を形成することを前記課題
の解決手段とした。
バ素線の製造方法は、光ファイバ母材紡糸後の光ファイ
バ上の表面温度が300℃以下で、かつ被覆層を形成す
る樹脂の粘度を500cps以下にさせうる温度を有す
る光ファイバ表面上に、UV樹脂液を噴霧した後、該U
V樹脂を硬化させて、被覆層を形成することを前記課題
の解決手段とした。
【0006】
【作用】この発明の細径光ファイバ素線の製造方法は、
紡糸後の高温状態にある光ファイバの表面にUV樹脂液
を噴霧することにより、コーティングダイスを用いずに
樹脂被膜を形成するものである。ここでUV樹脂の噴霧
を紡糸直後の高温状態にある光ファイバに対して行う理
由は、冷却された状態で光ファイバに噴霧されたUV樹
脂はその粘性が高いために流動性が小さくて均一化され
ない状態で樹脂被膜を形成し、被覆層表面に凹凸ができ
てしまうので、これを防止するためである。したがって
、紡糸後の高温状態にある光ファイバの余熱によって噴
霧されたUV樹脂液の粘性を降下せしめることにより、
UV樹脂液は流動性が増大し、光ファイバ上で均一化さ
れ、凹凸がない均一な被覆層を形成することができる。 また、本発明において光ファイバの表面温度を300℃
以下で、かつ被覆層を形成する樹脂の粘度を500cp
s以下にさせうる温度と限定する理由は、噴霧されたU
V樹脂が光ファイバ上で流動し、均一化されるためには
、UV樹脂の粘度を500cps以下にすることが必要
であり、またUV樹脂を300℃以上の高温部分に噴霧
すると、このUV樹脂が発泡してしまうという不都合が
生じるためである。
紡糸後の高温状態にある光ファイバの表面にUV樹脂液
を噴霧することにより、コーティングダイスを用いずに
樹脂被膜を形成するものである。ここでUV樹脂の噴霧
を紡糸直後の高温状態にある光ファイバに対して行う理
由は、冷却された状態で光ファイバに噴霧されたUV樹
脂はその粘性が高いために流動性が小さくて均一化され
ない状態で樹脂被膜を形成し、被覆層表面に凹凸ができ
てしまうので、これを防止するためである。したがって
、紡糸後の高温状態にある光ファイバの余熱によって噴
霧されたUV樹脂液の粘性を降下せしめることにより、
UV樹脂液は流動性が増大し、光ファイバ上で均一化さ
れ、凹凸がない均一な被覆層を形成することができる。 また、本発明において光ファイバの表面温度を300℃
以下で、かつ被覆層を形成する樹脂の粘度を500cp
s以下にさせうる温度と限定する理由は、噴霧されたU
V樹脂が光ファイバ上で流動し、均一化されるためには
、UV樹脂の粘度を500cps以下にすることが必要
であり、またUV樹脂を300℃以上の高温部分に噴霧
すると、このUV樹脂が発泡してしまうという不都合が
生じるためである。
【0007】
【実施例】以下、この発明を詳しく説明する。図1は本
発明の細径光ファイバ素線の製造方法を実施するために
好適に用いられる装置の一例を示すものである。図中符
号1は光ファイバ母材である。この光ファイバ母材1は
母材送り出し装置2によって保持されている。光ファイ
バ母材1は、母材送り出し装置2の下部に設置された紡
糸炉3により加熱溶融されつつ紡糸されて光ファイバ4
となる。この光ファイバ4はついで径測定装置5に送ら
れ、ここにおいてその径が測定され、所望の径が得られ
るように紡糸速度が制御される。その後、光ファイバ4
は噴霧装置6に導かれる。噴霧装置6には噴霧器6aが
設けられており、この噴霧器6aには被覆材料である樹
脂液6bが充填されている。この噴霧器6aによって光
ファイバ4の表面に樹脂液6bが噴霧される。ここで、
樹脂液6bの噴霧量を適宜設定することによって所望の
膜厚の被覆層を形成することができる。
発明の細径光ファイバ素線の製造方法を実施するために
好適に用いられる装置の一例を示すものである。図中符
号1は光ファイバ母材である。この光ファイバ母材1は
母材送り出し装置2によって保持されている。光ファイ
バ母材1は、母材送り出し装置2の下部に設置された紡
糸炉3により加熱溶融されつつ紡糸されて光ファイバ4
となる。この光ファイバ4はついで径測定装置5に送ら
れ、ここにおいてその径が測定され、所望の径が得られ
るように紡糸速度が制御される。その後、光ファイバ4
は噴霧装置6に導かれる。噴霧装置6には噴霧器6aが
設けられており、この噴霧器6aには被覆材料である樹
脂液6bが充填されている。この噴霧器6aによって光
ファイバ4の表面に樹脂液6bが噴霧される。ここで、
樹脂液6bの噴霧量を適宜設定することによって所望の
膜厚の被覆層を形成することができる。
【0008】ファイバ4は紡糸炉3にて約1000〜1
200℃で加熱溶融され、紡糸されるため、紡糸直後の
光ファイバ4はかなり高い温度となっている。そこで、
この光ファイバ4の各位置における表面温度を予め計測
しておき、この光ファイバ4の表面温度が300℃以下
で、かつ樹脂液6bの粘度を500cps以下にさせう
る温度を有する部位に樹脂液6bが噴霧されるように噴
霧装置6の噴霧器6aを配置する。噴霧装置6にて光フ
ァイバ4の表面に噴霧された樹脂液6bは、光ファイバ
4の熱によってその粘度が低くなり、流動性が大きくな
って光ファイバ表面上で均一化される。このようにして
光ファイバ4の表面に均一な樹脂被膜が形成される。こ
こで、噴霧装置6で用いられる樹脂液6bとしては、ウ
レタンアクリレート紫外線硬化型樹脂、エポキシアクリ
レート紫外線硬化型樹脂、ポリブタジエンアクリレート
紫外線硬化型樹脂、シリコーンアクリレート紫外線硬化
型樹脂等のUV樹脂が用いられる。
200℃で加熱溶融され、紡糸されるため、紡糸直後の
光ファイバ4はかなり高い温度となっている。そこで、
この光ファイバ4の各位置における表面温度を予め計測
しておき、この光ファイバ4の表面温度が300℃以下
で、かつ樹脂液6bの粘度を500cps以下にさせう
る温度を有する部位に樹脂液6bが噴霧されるように噴
霧装置6の噴霧器6aを配置する。噴霧装置6にて光フ
ァイバ4の表面に噴霧された樹脂液6bは、光ファイバ
4の熱によってその粘度が低くなり、流動性が大きくな
って光ファイバ表面上で均一化される。このようにして
光ファイバ4の表面に均一な樹脂被膜が形成される。こ
こで、噴霧装置6で用いられる樹脂液6bとしては、ウ
レタンアクリレート紫外線硬化型樹脂、エポキシアクリ
レート紫外線硬化型樹脂、ポリブタジエンアクリレート
紫外線硬化型樹脂、シリコーンアクリレート紫外線硬化
型樹脂等のUV樹脂が用いられる。
【0009】続いて、表面に均一な樹脂被膜が形成され
た光ファイバ4は紫外線照射装置7に導かれ、ここで表
面の樹脂被膜が硬化され被覆層が形成される。このよう
にして被覆層が形成された光ファイバ4は引き取り機8
に引き取られ、巻き取り機9に巻き取られて光ファイバ
素線とされる。あるいは、上記の方法で形成された被覆
層上にさらに任意の方法で二次被覆層を形成して光ファ
イバ素線とすることもできる。
た光ファイバ4は紫外線照射装置7に導かれ、ここで表
面の樹脂被膜が硬化され被覆層が形成される。このよう
にして被覆層が形成された光ファイバ4は引き取り機8
に引き取られ、巻き取り機9に巻き取られて光ファイバ
素線とされる。あるいは、上記の方法で形成された被覆
層上にさらに任意の方法で二次被覆層を形成して光ファ
イバ素線とすることもできる。
【0010】以上の製造方法によって得られた光ファイ
バ素線は光ファイバに損傷がなく、表面が滑らかで、か
つ厚さが均一な被覆層を有するものとなる。また、樹脂
液の噴霧量を制御することによって被覆層の膜厚を薄く
形成することでき、細径の光ファイバ素線が得られる。
バ素線は光ファイバに損傷がなく、表面が滑らかで、か
つ厚さが均一な被覆層を有するものとなる。また、樹脂
液の噴霧量を制御することによって被覆層の膜厚を薄く
形成することでき、細径の光ファイバ素線が得られる。
【0011】
【実施例】光ファイバ母材を紡糸して外径が125μm
の光ファイバを形成し、紡糸後の光ファイバの周上にU
V樹脂液を噴霧して、ヤング率が0.1kg/mm2の
一次被覆層を形成し、外径を150μmとした。このよ
うにして形成された一次被覆層の周上にさらにヤング率
が70kg/mm2の二次被覆層を形成し、外径を20
0μmとした。この二次被覆層はUV樹脂を用いて従来
のコーティングダイスを用いて形成した。
の光ファイバを形成し、紡糸後の光ファイバの周上にU
V樹脂液を噴霧して、ヤング率が0.1kg/mm2の
一次被覆層を形成し、外径を150μmとした。このよ
うにして形成された一次被覆層の周上にさらにヤング率
が70kg/mm2の二次被覆層を形成し、外径を20
0μmとした。この二次被覆層はUV樹脂を用いて従来
のコーティングダイスを用いて形成した。
【0012】一次被覆層を形成するUV樹脂として、組
成が異なる3種類のウレタンアクリレート系樹脂(以下
、それぞれ樹脂A、樹脂B、樹脂Cと表記する)を用意
した。上記工程において、一次被覆層を形成する際の光
ファイバの表面温度を変化させてその表面に噴霧された
UV樹脂の粘度を測定し、結果を図2に示した。
成が異なる3種類のウレタンアクリレート系樹脂(以下
、それぞれ樹脂A、樹脂B、樹脂Cと表記する)を用意
した。上記工程において、一次被覆層を形成する際の光
ファイバの表面温度を変化させてその表面に噴霧された
UV樹脂の粘度を測定し、結果を図2に示した。
【0013】図2より、樹脂粘度が500cps以上の
範囲(製造条件(I)とする)では噴霧されたUV樹脂
が光ファイバ表面で十分に流動しないため、樹脂の均一
化がなされず被覆層の表面には凹凸ができた。また、光
ファイバ表面温度が300℃以上の範囲(製造条件(I
I)とする)では噴霧されたUV樹脂が発泡した。また
、光ファイバ表面温度が300℃以下でかつ樹脂粘度が
500cps以下の範囲(製造条件(III)とする)
では均一化された被覆層が得られた。
範囲(製造条件(I)とする)では噴霧されたUV樹脂
が光ファイバ表面で十分に流動しないため、樹脂の均一
化がなされず被覆層の表面には凹凸ができた。また、光
ファイバ表面温度が300℃以上の範囲(製造条件(I
I)とする)では噴霧されたUV樹脂が発泡した。また
、光ファイバ表面温度が300℃以下でかつ樹脂粘度が
500cps以下の範囲(製造条件(III)とする)
では均一化された被覆層が得られた。
【0014】さらに一次被覆層を製造条件(I)、(I
I)および(III)の範囲で製造した光ファイバ素線
について温度特性を調べた。それぞれの光ファイバ素線
を−40℃に冷却したとき、および60℃に加熱したと
き光損失増加を調べた。測定波長は1.3μmとし、光
損失増加はそれぞれ同様の条件で製造した光ファイバ素
線の常温における光損失を基準として、測定値の増加量
(単位;dB/km)として評価した。結果を第1表に
示す。
I)および(III)の範囲で製造した光ファイバ素線
について温度特性を調べた。それぞれの光ファイバ素線
を−40℃に冷却したとき、および60℃に加熱したと
き光損失増加を調べた。測定波長は1.3μmとし、光
損失増加はそれぞれ同様の条件で製造した光ファイバ素
線の常温における光損失を基準として、測定値の増加量
(単位;dB/km)として評価した。結果を第1表に
示す。
【0015】
【表1】
【0016】これらの結果より、製造条件(I)および
(II)にて製造された光ファイバ素線は高温あるいは
低温における光損失の増加が顕著であったが、製造条件
(III)にて製造された光ファイバ素線は、良好な光
損失特性が得られた。
(II)にて製造された光ファイバ素線は高温あるいは
低温における光損失の増加が顕著であったが、製造条件
(III)にて製造された光ファイバ素線は、良好な光
損失特性が得られた。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の光ファ
イバ素線の製造方法は、光ファイバ母材紡糸後の光ファ
イバ上の表面温度が300℃以下、かつ被覆層を形成す
る樹脂の粘度を500cps以下にさせうる温度を有す
る光ファイバ表面上にUV樹脂液を噴霧した後、該UV
樹脂を硬化させて被覆層を形成するものである。したが
って光ファイバを傷つけることなくその周上に被覆層を
薄く形成することができる。よって光ファイバの機械的
強度を損なうことなく、細径の光ファイバ素線を製造す
ることができる。また紡糸直後の余熱を利用して、樹脂
液噴霧と同時に被覆樹脂の均一化を行うことができる。 よって、膜厚が薄い被覆層を形成する際に表面が滑らか
でかつ厚さが均一な被覆層が得られ、光損失特性に優れ
た細径光ファイバ素線を製造することができる。また、
エネルギー的にも、時間的、労力的にも効率がよく、作
業性を向上させることができるとともにコスト面でも有
利である。
イバ素線の製造方法は、光ファイバ母材紡糸後の光ファ
イバ上の表面温度が300℃以下、かつ被覆層を形成す
る樹脂の粘度を500cps以下にさせうる温度を有す
る光ファイバ表面上にUV樹脂液を噴霧した後、該UV
樹脂を硬化させて被覆層を形成するものである。したが
って光ファイバを傷つけることなくその周上に被覆層を
薄く形成することができる。よって光ファイバの機械的
強度を損なうことなく、細径の光ファイバ素線を製造す
ることができる。また紡糸直後の余熱を利用して、樹脂
液噴霧と同時に被覆樹脂の均一化を行うことができる。 よって、膜厚が薄い被覆層を形成する際に表面が滑らか
でかつ厚さが均一な被覆層が得られ、光損失特性に優れ
た細径光ファイバ素線を製造することができる。また、
エネルギー的にも、時間的、労力的にも効率がよく、作
業性を向上させることができるとともにコスト面でも有
利である。
【図1】 本発明の光ファイバ素線の製造方法を実施
するのに好適に用いられる製造装置の一例を示す概略構
成図である。
するのに好適に用いられる製造装置の一例を示す概略構
成図である。
【図2】 本発明実施例の光ファイバ表面温度と噴霧
されたUV樹脂の粘度の関係を示すグラフである。
されたUV樹脂の粘度の関係を示すグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】 光ファイバ母材を紡糸して得られる光
ファイバの表面に樹脂被覆層を形成する光ファイバ素線
の製造方法において、紡糸後の光ファイバ上の表面温度
が300℃以下で、かつ被覆層を形成するUV樹脂液の
粘度を500cps以下にさせうる温度を有する光ファ
イバ表面上に、UV樹脂液を噴霧した後、該UV樹脂を
硬化させて被覆層を形成することを特徴とする細径光フ
ァイバ素線の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3169368A JPH04367541A (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 細径光ファイバ素線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3169368A JPH04367541A (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 細径光ファイバ素線の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04367541A true JPH04367541A (ja) | 1992-12-18 |
Family
ID=15885294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3169368A Withdrawn JPH04367541A (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | 細径光ファイバ素線の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04367541A (ja) |
-
1991
- 1991-06-14 JP JP3169368A patent/JPH04367541A/ja not_active Withdrawn
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