JPH04214511A - 光ファイバテープ心線の製造方法 - Google Patents

光ファイバテープ心線の製造方法

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Publication number
JPH04214511A
JPH04214511A JP2410035A JP41003590A JPH04214511A JP H04214511 A JPH04214511 A JP H04214511A JP 2410035 A JP2410035 A JP 2410035A JP 41003590 A JP41003590 A JP 41003590A JP H04214511 A JPH04214511 A JP H04214511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
fiber tape
tape
adhesion
fine powder
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2410035A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoji Suzuki
亮二 鈴木
Koichi Takahashi
浩一 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2410035A priority Critical patent/JPH04214511A/ja
Publication of JPH04214511A publication Critical patent/JPH04214511A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数本の光ファイバ素線
を平行かつ一列に並べ、被覆材で一括的に被覆してテー
プ状に一体化した後、巻き取り機に巻き取る光ファイバ
テープ心線の製造工程において、光ファイバテープ心線
の表面に粘着防止用微粉末を付着させることによって、
巻き取り後の光ファイバテープ心線相互に起こる粘着を
防ぎ、巻き取られた光ファイバテープ心線が後工程に供
される際の作業性の向上と光ファイバテープ心線の破損
防止を図るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数本の光ファイバ素線を平
行かつ一列に並べて、これらを紫外線硬化型樹脂などに
よって一括的に被覆してテープ状に一体化した光ファイ
バテープ心線を、巻き取り機に巻き取って後工程に供す
ることが行なわれている。
【0003】そして、この光ファイバテープ心線は、例
えば図2にその概略構成を示した装置を用いて製造され
ている。
【0004】まず、巻き取られた状態の光ファイバ素線
1…が所望の本数用意され、複数の送り出し機2…によ
ってそれぞれ送り出される。そして、この送り出された
複数本の光ファイバ素線1…は平行かつ一列に並べられ
た状態で加圧ダイス3へ導入される。
【0005】この加圧ダイス3には加圧タンク4より合
成樹脂からなる被覆材が供給される。そして、平行かつ
一列に並べられた光ファイバ素線1…は、一定の速度で
加圧ダイス3に導入され押し出される過程で、その周上
を被覆材にて一括的に被覆される。
【0006】次いで、この光ファイバ素線1…が硬化装
置5を通過する際に、その周上の被覆材が硬化され、被
覆層が形成される。このようにして被覆層によってテー
プ状に一体化された光ファイバテープ心線6は、さらに
巻き取り機9によって巻き取られて後工程に供される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光ファ
イバテープ心線6の表面は合成樹脂の被覆層であり、そ
の滑り性はあまり良くない。そのため光ファイバテープ
心線6を巻き取った際に、光ファイバテープ心線相互に
粘着が起こり、巻き取られた光ファイバテープ心線が後
工程に供される際に、送り出しが円滑に行なわれない、
あるいは光ファイバテープ心線の表面が破損される等の
不都合があった。
【0008】そこで、光ファイバテープ心線6が巻き取
られる前にタルクなどの粘着防止用微粉末をその表面に
付着させることによって、巻き取り後の光ファイバテー
プ心線相互に粘着が起こるのを防止する方法が行なわれ
ている。
【0009】従来、この粘着防止用微粉末の付着は、粘
着防止用微粉末が満たされた槽10の中を光ファイバテ
ープ心線6を走行、通過させることによって行なわれて
いた。ところがこの方法では光ファイバテープ心線6の
表面に付着する粘着防止用微粉末の量を制御することが
できないため、付着量を適切に保ち、かつ均一に付着さ
せることが困難であった。
【0010】この発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、光ファイバテープ心線の表面に適量の粘着防止用微
粉末を均一に付着させて、巻き取り後に光ファイバテー
プ心線テープ相互が粘着するのを防止することによって
、後工程において円滑な送り出しができ、この光ファイ
バテープ心線に破損が生じるのを防ぎ、作業性を向上さ
せるとともに、光ファイバテープ心線を安定供給するこ
とができる光ファイバテープ心線の製造方法を提供する
ものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】被覆材硬化後の一体化さ
れた光ファイバテープ心線の表面に、粘着防止用微粉末
を分散した分散液を噴霧して、粘着防止用微粉末を付着
させることを前記課題の解決手段とした。
【0012】以下、この発明を詳しく説明する。
【0013】図1は本発明の光ファイバテープ心線の製
造方法を実施するために好適に用いられる装置の一例を
示すものである。
【0014】まず、巻き取られた状態の光ファイバ素線
1…が所望の本数用意され、送り出し機2…によってそ
れぞれ送り出される。この光ファイバ素線1…は光ファ
イバ裸線の表面に単一層あるいは複数層の被覆層を形成
して、表面の保護および機械的特性の強化がなされたも
のである。
【0015】上記光ファイバ裸線としては、石英系のシ
ングルモードファイバ、マルチモードファイバ等の光通
信用ファイバが使用可能であり、この光ファイバ裸線の
直径は通常125μmである。
【0016】また上記被覆層の形成には紫外線硬化型樹
脂が好適に用いられ、例えばウレタンアクリレート系、
エポキシアクリレート系、ブタジエンアクリレート系、
シリコーンアクリレート系等の紫外線硬化型樹脂が好ま
しい。そしてこれらの樹脂を用いて、上記光ファイバ裸
線の表面に単一層あるいは複数層の被覆層が形成され、
巻き取られて光ファイバ素線1…とされる。また、この
光ファイバ素線1…の外径は通常250μmのものが好
適に使用される。
【0017】用意された複数本の光ファイバ素線1…は
送り出し機2…よってそれぞれ送り出され、平行かつ一
列に並べられ、加圧ダイス3へ導入される。
【0018】この加圧ダイス3には加圧タンク4より紫
外線硬化型樹脂などの合成樹脂からなる被覆材が供給さ
れる。そして、平行かつ一列に並べられた複数本の光フ
ァイバ素線1…はこの加圧ダイス3に導入され押し出さ
れる過程で、その周上を被覆材にて一括的に被覆される
【0019】ここで被覆材としては、紫外線硬化型樹脂
等が好適に用いられ、例えばウレタンアクリレート系、
エポキシアクリレート系、ブタジエンアクリレート系、
シリコーンアクリレート系等の紫外線硬化型樹脂が好ま
しい。
【0020】次いで、加圧ダイス3にて一括的に被覆を
施された光ファイバ素線1…は硬化装置5を通過する際
にその表面の被覆材が硬化されて被覆層が形成される。 かくして複数本の光ファイバ素線1…はこの被覆層によ
ってテープ状に一体化され、光ファイバテープ心線6と
される。また、この硬化装置5は被覆材を硬化させるた
めに適宜用いられるもので、例えば、被覆材に紫外線硬
化型樹脂を用いた場合には、紫外線照射装置であり、紫
外線を照射させて樹脂を硬化させる。
【0021】つぎに、このテープ状に一体化された光フ
ァイバテープ心線6は噴霧装置7によって、その表面に
粘着防止用微粉末が付着される。
【0022】噴霧装置7はミキサー7a、霧箱7b、噴
霧器7c、および回収器7dから概略構成されている。 光ファイバテープ心線6に付着される粘着防止用微粉末
は予めミキサー7aにて液体に分散され、この分散液が
霧箱7b内に取り付けられた噴霧器7cより噴霧される
。また光ファイバテープ心線6に付着されなかった余分
な分散液は霧箱7bより回収器7dへ回収される。光フ
ァイバテープ心線6はこの霧箱7b内を通過する際に前
記分散液が噴霧され、その表面に分散液が付着される。
【0023】ここで粘着防止用微粉末は、光ファイバテ
ープ心線6が相互に粘着するのを防ぐためにその表面に
付着されるもので、タルク微粉末の他にマイカ微粉末、
ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、でん粉ま
たはその非水溶性誘導体等が使用可能である。
【0024】また、これらの粉末を分散させて分散液を
構成する液体は、低温で高い蒸気圧を有するものが好ま
しく、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコ
ール類やこれらのアルコール類を水と混合したものが好
適に使用される。
【0025】さらに、この噴霧装置7において光ファイ
バテープ心線6の表面に粘着防止用微粉末を付着させる
際の付着量の制御は、分散液を構成する粘着防止用微粉
末と液体との割合、噴霧器7cからの噴霧量、噴霧する
際の噴霧粒子径等を調整することによって行うことがで
きる。
【0026】このようにして、表面に分散液が付着され
た光ファイバテープ心線6は、次いで乾燥器8を通過す
る際に分散液の液体分が気化蒸発されて、光ファイバテ
ープ心線6の表面に粘着防止用微粉末が均一に付着され
た状態となる。
【0027】かくして得られた光ファイバテープ心線6
は巻き取り機9に巻き取られて後工程に供される。後工
程においては、まずこの光ファイバテープ心線6が巻き
取られた状態から送り出されるが、光ファイバテープ心
線6相互の粘着がないためこの光ファイバテープ心線6
の表面が破損することなく、円滑に送り出される。
【0028】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明は、複数本
の光ファイバ素線を一括的に被覆してテープ状の心線を
形成した後に、この一体化された光ファイバテープ心線
の表面に粘着防止用微粉末を分散させた分散液を噴霧し
、その後乾燥器にて液体分を気化蒸発させて、表面に粘
着防止用微粉末を付着させた後、巻き取り機に巻き取る
ことによって光ファイバテープ心線を製造するものであ
る。よってこの光ファイバテープ心線が後工程において
巻き取られた状態から送り出される際に、その表面に粘
着防止用微粉末が均一に付着されているため、光ファイ
バテープ心線相互に粘着がなく、そのため光ファイバテ
ープ心線表面が破損することなく、円滑な送り出しがで
き、作業性の向上を図るとともに、均一な品質の光ファ
イバテープ心線を安定供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法を実施するのに好適に用いら
れる装置の説明図である。
【図2】従来の製造方法に用いられる装置の一例の説明
図である。
【符号の説明】
1  光ファイバ素線 3  加圧ダイス 6  光ファイバテープ心線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数本の光ファイバ素線を平行かつ一
    列に並べた状態で加圧ダイス内に導入し、上記加圧ダイ
    スに供給された被覆材で上記光ファイバ素線を一括的に
    被覆した後に、上記被覆材を硬化して上記光ファイバ素
    線をテープ状に一体化する光ファイバテープ心線の製造
    方法において、被覆材硬化後の一体化された光ファイバ
    テープ心線の表面に、粘着防止用微粉末を分散した分散
    液を噴霧して、粘着防止用微粉末を付着させることを特
    徴とする光ファイバテープ心線の製造方法
JP2410035A 1990-12-11 1990-12-11 光ファイバテープ心線の製造方法 Withdrawn JPH04214511A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5536528A (en) * 1993-07-26 1996-07-16 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Method and apparatus for stranding tape-shaped optical fibers
JP2017090913A (ja) * 2015-11-13 2017-05-25 オーエフエス ファイテル,エルエルシー ファイバ束及びその束を結束するための糸を含む光ケーブル
CN108922694A (zh) * 2018-08-01 2018-11-30 福建鼎力电缆科技有限公司 一种电缆加工用蒙皮装置及使用方法

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