JPS59186324A - 異物検査装置 - Google Patents

異物検査装置

Info

Publication number
JPS59186324A
JPS59186324A JP58061422A JP6142283A JPS59186324A JP S59186324 A JPS59186324 A JP S59186324A JP 58061422 A JP58061422 A JP 58061422A JP 6142283 A JP6142283 A JP 6142283A JP S59186324 A JPS59186324 A JP S59186324A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
foreign object
circuit
light receiving
scattered light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP58061422A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Tanimoto
昭一 谷元
Kazunori Imamura
今村 和則
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Nippon Kogaku KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp, Nippon Kogaku KK filed Critical Nikon Corp
Priority to JP58061422A priority Critical patent/JPS59186324A/ja
Priority to US06/596,440 priority patent/US4610541A/en
Publication of JPS59186324A publication Critical patent/JPS59186324A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/68Preparation processes not covered by groups G03F1/20 - G03F1/50
    • G03F1/82Auxiliary processes, e.g. cleaning or inspecting
    • G03F1/84Inspecting
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/94Investigating contamination, e.g. dust
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/95Investigating the presence of flaws or contamination characterised by the material or shape of the object to be examined
    • G01N21/956Inspecting patterns on the surface of objects

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の属する技術分野の説明) 本発明は、微小なゴミ等の異物を検出する装置に関し、
特にLSI用フォトマスク、レティクル等のガラス基板
上に付着した異物の検査装置に関する。
(従来技術の説明) LSI用フォトマスクやウェハを製造する過程において
、レティクノへマスク等に異物がイτ17uすることが
あり、これらの異物は、製造されたマスク、ウェハの欠
陥の原因となる。特に、縮小投影型のパターン焼付は装
置において、との欠陥は各マスク、ウェハの全チップに
共通の欠陥として現われるため製造工程において厳重に
検査する必要がある。このため、一般には目視による異
物検査を行なうことが考えられるが、この方法は通常、
検査が何時間にもおよび、作業者の疲労を誘い、検査率
の低減を招いてしまう。
そとで、近年、マスクやレティクルに付着しまた異物の
みを7−ザビーム等を照射し、て自動的に検出する装置
が狸々考えられている。例えばマスクやレディクルに垂
面にレーザビームを照射し、その光スポットを2次元的
に走査する。このとき、マスクヤレティクル」二のパタ
ーンエツジ(クロム等の遮光部のエツジ)からの散乱光
は指向性が強く、異物からの散乱光は無指向に発生する
。そこでこれらの散乱光を弁別するように光電検出して
、光スポットの走査位置からマスクやレティクル上どの
部分に異物が付着しているのかを検査する装置が知られ
ている。ところが、この装置では、マスクやレティクル
の全面を光スポットで走査するので、小さな異物を精度
よく検出するために、光スポットの径を小さくすればそ
れたけ検査時間が長くなるという問題があった。
さらにこの装置では、異物がクロム等の遮光部の上に付
着しているのか、カラス面(光透過部)の上に付着して
いるのか、また、光透過部上に付着した異物でも、それ
が被検介物のレーザ光入射側の面に付着しているのか、
その裏面に付着しているのかを区別したりすること、ま
たは、とのような異物が付着しているのか等のいわゆる
異物の付着状態を検査することができなかった。さらに
、ガラス面上の傷と異物とを区別することもできなかっ
た。
(発明の目的) そこで、本発明の目的は、被検査物上に付着した異物あ
るいは傷を高速に検出すると共に、異物の付着状態を高
速に検査できる異物検査装置を提供することにある。
(発明の構成) そこで本発明は、フォトマスク等の光透過性の板状物体
の一方の面側から、レーザ光等を走査するようにし、フ
ォトマスクの一方の面側の空間に生じる散乱光を受光す
る第1光電手段と、フォトマスクの他方の面側の空間に
生じる散乱光を受光する第2光′1):手段と、その第
1と第2光電手段の両光゛砥伯号ケ比較して、その太良
さが予め定められた複数の大小関係のいずれであるかを
検知する比較手段と、その比較手段の検知出力に基づい
て、異物の付着に応じて、例えは背の高い異物か、低い
異物かに応じた検出信号を発生する検査手段とを設ける
。jうにしto 具体的にCよ、第1光電手段の第1光電信号と、第2光
篭手最の第2光電信号とを比較して、例えば第1光電伯
号の方が第2光電信号よりも大ぎいことを検出する第1
の比較回路と、第1光電信号の方が、第2光電信号のに
倍(例えばに−2)よりも大きいことを検出する第2の
比較回路とを設け、その第1、第2の比較回路の検知出
力によって、異物の形状に関する検査を可能としたもの
である。
(実施例の説明) 本発明の二(施例を説明する前に、被検査物に光ビーム
を照射したとき、異物の付着状態や傷に応じて生じる散
乱光の様子を第1〜第5図により説明する。同、ここで
光ビームは被検査物上を斜入射で照射するものとする。
これは光ビームを垂直に入射するよりも、異物からの散
乱光とクロム等の遮光部からの散乱光との分離を良くす
るためである。
第1図は、被検査物としてマスクやレティクル(以下総
称してフォトマスクとする。)のパターンが描画された
面に光ビームとしてのレーザ光を照射し、フォトマスク
のガラス板の上に付着した異物によるレーザ光の散乱と
遮光部の上に付着した異物による散乱の様子を示したも
のである。第2図は、ガラス板上に付着した異物による
散乱と、遮光部のエツジ部による散乱との様子を示すも
のである。第3図は、ガラス板の透明部の表面と裏面と
に付着した異物による散乱の様子を示すものである。
第1図において、フォトマスク5のガラス板5aに密着
して設けられた遮光部5bを設は表面S1(以下、この
面のことをパターン面S1と呼ぶ。)に斜入射したレー
ザ光1は、ガラス板’ba又は遮光板5bによって正反
射てれる。尚、図中、レーザ光1ば外の光束は散乱光の
みを表わす。第1図において、集光レンスと光電素子と
から成る受光部(5)は、正反射しだレーザ光を入射し
ないような位置に配置する。−!、だ、受光部囚は、レ
ーザ光1の照射部分を斜めに見込むように配置する。こ
れはガラス板5aのパターン面S、や遮光部5bの表面
の微細な凹凸によって生じる散乱光をなるべく受光しな
いようにするためである。、さらに、ガラス板5aのパ
ターン面S1と反対側の面s、 (1、下、裏面S、と
する。)側には、果光レンズと光電素子を含む受光部(
B)が設けられる。この受光部(H)は、ガラス板5a
(特にそのパターン面S、)に対して、受光部(A)と
面対称の関係に配置されており、裏面S、側からレーザ
光1の照射部分を斜めに見込んでいる。このように、受
光部(A)、03)は共に、異物から無指向に発生ずる
散乱光を受光するような位置に配置される。
そこで、図のように、ガラス板5aの透過部に付佑した
異物lと、遮光部5bの上に付着した異物jとから生じ
る散乱光のちがいについて説明する。
受光部い)によって検出される光電信号の大きさは、異
物’%  Jともほぼ同じになる。それは、異物1、J
にレーザ光1を照射したとき、異物j、」の太き舌が共
に等しいものであれば、そこで無指向に生じる散乱光1
aの強さも等しくなるからである。ところが、異物lで
生じる一部の散乱光1bはガラス板5aを透過して受光
部(B)に達する。一般に、散乱光1bは散乱光1aに
くらべて小さくなるが、受光部(A)、(ロ)には異物
lの付着によって、共に何らかの光電1h号が発生する
。もちろん、遮光部51〕に付着した異物Jからの散乱
光は受光部(1B)にノ♀しな1/″i。
そこで、受光部(A)と(B>の光電信号をNj741
べることにより、異物がガラス板5aの透明部に句着し
たものなのか、遮光部5bに付着した。ものなのかを判
別することができる。
ところで、遮光部5bのエツジ部では、かなり指向性の
強い反射光と、無指句性の散乱光とが生じる。そこで、
上記受光部(A)、σ3)をエツジ部からの指向性の強
い反射光をさけて散乱光のみを受光するように配置し、
さらにその散乱光が異物によるものなのか、エツジ部に
よるものなのかを判別する必要がある。このことについ
て、第2図に基づいて、卯理の説明をする。第2図にお
いても、散乱光を受光する受光部い)、(ロ)は、第1
図と同様に配置する。
斜入射したレーザ光1はフォトマスク5のパターン面S
1で鏡面反射されるが、異物11又は回路パターンとし
ての遮光部5bのエツジ部では散乱される。(正反射光
は省略しである。)遮光部5bは層の厚さが0.1μm
程度でパターン面Slに密着しているため、ガラス板5
aのレーザ光1の入射側の空間に散乱する散乱光ICと
、ガラス板5aの内部に向って進む散乱光1dとの強度
はほぼ等しくなる。散乱光1dはガラス板5aの内部を
通過後、裏面S1より91部に出る。一方、異物の大き
さは数μ?n以上あり異物1によって散乱される光は、
異物lが表面81トり高く浮き十−っているために、パ
ターン面S、よりガラス板5dの内部に向って進む散乱
光1eは、面S1の異物側に進む散乱光1fよりも弱い
。この傾向はパターン面Slに対する受光部(5)、但
の受光方向の仰角を小さくすればするほど両者の光電信
号の大きさの相異として強くなる。この現象は、面S。
に密着した遮光部5bに対して散乱光は表面波として振
舞うが、異物1はその一部でのみパターン面Slに接触
し、大部分は空間に突出しているので、自由空間での散
乱となす、′散乱光がパターン面Slにすれすれの角度
で入射すると、反射率が高くなり、パターン面S8より
内部に入る割合が少ないことからも説明できる。従って
パターン面S1の側で散乱光を受光部(イ)によって検
出すると共に、裏面高を通過した散乱光も同時に受光部
(B)によって検出し、両者の光量の比が例えば2倍μ
上あるかどうかという判定によって、散乱が異物による
ものか、遮光部5bのエツジ部によるものかを判別する
ことができる。
次に、ガラス板5aの表と裏に付着した異物を判別する
原理について、第3図により説明する。この図中、受光
部(8)、(ト)は、第1図と同様レーザ光1の照射を
受けるフォトマスク上の部分から後方、すなわちレーザ
光1の入射側に斜めに設けられており、いわゆる異物か
らの後方散乱光を受光する、ここでは、し〜ザ光1をフ
ォトマスク5のパターンの形成されていない側の面、す
なわち裏面S。
に入射したとき、裏面S、に何着した異物kによるレー
ザ光の散乱と、パターンが形成されている側のパターン
面Slに付着した異物1による散乱の違いを示している
。レーザ光1は裏面S、に対し、斜入射し、一部は反射
し、一部は透過して、パターン面S、に至る。異物kに
よる散乱光1gは受光部(8)によって光電変換される
。寸だ、パターン面SIの透明部分に付着した異物工に
よる散乱光のうち、ガラス板5aの内部を透過して裏面
S、よりレーザ光入射面に散乱光11]となって表われ
だものが受光部(A)によって光重、変換される。とこ
ろで異物1による散乱光のうち、散乱光1hと、パター
ン面S1よりカラス板5aの内部には入らない散乱光1
1とを比較すると、散乱光]11はパターン面S、及び
裏面S、による反射損失を受けるので、散乱光11に比
較して強度が弱い。この両者の強度比は受光部(6)、
ノ)の散乱光の受光方向を裏面S、又はパターン面S、
に対してすれすれにすればするほど大きくなる傾向にあ
る。これは光の入射角が太きけれは大きい程表面での反
射率が増すという事実に基づく。そこで、レーザ光1の
フォー・マスク5に対する入射位置を変化させながら、
受光部(6)、σつの出力をモニターすると、第4図(
a)(b)のような信号がそれぞれ得られる。そこで第
4図(a)(b)の縦軸は夫々受光部(8)、但の受光
する散乱光の強さに比例した光電信号レベルを、横軸は
、時刻又はレーザスポットのフォトマスク5に対する位
置を表わすものとする。異物kによるレーザ光の散乱で
は、第4図における信号波形Al 、 B1のようにな
り、その信号の大きさPALとPB2を比較すると、]
”AIの方がPBIの2〜8倍位大さくなり、異物lに
よる散乱では、信号波形A2 、 B2のような波形が
得られ、大きさPA2とPB2を比較すると、PB2の
方がPA、2の2〜8倍位大きくなる。従って、散乱光
がある大きさ、例えばレベルSL1g上となる時、受光
部(A)の受光部の)に対する出力比かに倍、例えば2
倍以上あれば、異物はレーザビーム入射側の裏面S、に
何着していると判断できる。
次に、第5区1により、異物の形状のちがいによる散乱
、及び傷による散乱の様子を説明する。尚、受光部(A
)、0勺は第1〜第3図と同様に配置される。
今丑で述べてきた異物は、フォトマスク5の上に浮き上
がったものを考えていた。すなわち、第5は]に示す異
物1のように、−・部はガラス板5aに接触し、大部分
が浮き上がっている。このため前述のように、異物1に
よる散乱では、パターン面81側の空間に散乱する散乱
光1fの強さと、ガラス板5aを透過して裏面S、側の
空間に散乱する散乱光1eの強きとは大きく異なる。こ
のような異物Iは、空気中にただようチリ等がフォトマ
スク5上に弱く付着した場合が多く、水分や油分の含有
が少なく乾いているとも考えられる。
ところが、フォトマスク5を洗浄した直後、ガラス板5
a−4二の水分が乾かないうちに、空気中のチリが付着
したり、水分中の不純物が多いと、フォトマスク5の乾
燥に従って、そのチリや不純物は第51ン]中異物mの
ように、ガラス板5aに密着してくるものと考えられる
このようにガラス板5aとの接触面積が広く、背の低い
異物mにレーザ光1を照射すると、パターン面S1側の
空間には、異物iと同様の強さで散乱光1mが生じる。
しかし1、裏面S、側の空間には、異物iの散乱光1e
よりも強い散乱光1nが生じる。そこで、この散乱光]
fや1m金光電検出する受光部(、A)の光電信号と、
散乱光1eと10を光電検出する受光部(13)の光電
信号との大きさの比率を求めることによって、異物1と
異物mを区別することができる。
さて、フォトマスク5のガラス板5aに第5図のような
傷qが存在した場合、その傷q!I′iパターンの遮光
部5bのエツジ部と同様に考えることができる。すなわ
ち、陽q K V−ザ光1を照射すると、パターン面S
1側の空間に散乱する散乱光IPと、裏面S、側の空間
に散乱する散乱光]rとは共に大きなものとなる。たた
し、その散乱の様子は異物mの散乱の様子と似ている。
このことは、遮光部5bのエツジ部からの散乱光と、背
の高い異物lからの散乱光とを分前できるように、傷か
らの散乱光も背の〜、い異物からの散乱光と分離でさ、
傷を背の「冒」い異物として4火山すること、すなわち
誤検出を防止して異物のみを正確に検出できることを意
味する。
次に本発明の実施例を図面にシlすついて説明する。
第6図は異物検査装置の第1の実施例を−示す斜視図で
あり、第7図は、第6図の装置を制御するだめの制御装
置61のブロック図である。
この実施例は、被検査物とし、て、複雑なパターンをイ
〕するフォトマスクよりも、パターンがない累カラスや
、比較的却−純なパターンを有するマスクを検査するの
に適している。
第6図において、被検査物としてのフメトマスク5は載
物台9の上に周辺部のみを支えられて載碕゛さねる。載
物台9ば、モータ6と送りイ・ジ等にkり図中矢印4の
ように一次元にv!、動可能である。
ここで、フメトマスク5のパターン面を(ン1示の如く
坪槓糸XyZのX−)・平面として定める。この載置台
9の移動量はリニアエンコーダのような測長器7によっ
て測定される。一方、レーザ光源8からのレーザ光1は
適宜、エキスパンダー(不図示)や集光レンズ3等の光
学部’4(によって任意のビーム径に変換されて、単位
面A:にあたりの光強度を上げる。このレーザ光1は、
バイブレータ、ガルバノミラ−あるいは、ポリゴンミラ
ーなどのスキャナー2によってフットマスク5J二のX
方向の範囲り内を走査する。このと@刈=査するレーザ
光1はフォトマスク5の表面(X−y平面)に対して、
例えば入射角70″〜80°で斜めに入射する。
従って、レーザ光1のフォトマスク5上での照射部分は
、11名中はぼX方向に延O−だ橢円形状のスポットと
なる。このため、スキャナー2によってレーザ光」がフ
ォトマスク5を走査する領域は、X方向に範囲[、で)
・力面に所定の広がりをもつ帯状の41戎となる。f7
;’j 、レーザ光]はフォトマスク5のレーザ光入射
側1の曲に結像している。実際にレーザ光1がフォトマ
スク5の全面を走査するために、前述のモータ6も同時
に駆動し、レーザ光1の走査速度よりも小さい速度でフ
ォトマスク5をX方向に移動する。このとき測長器7は
、レーザ光1のフォトマスク5上におけるX方向の照射
位置に関連した測定値を出力する。
!j′り、フォトマスク5上に付着した異物からの光情
報、すなわち無指向に生じる散乱光を検出するために受
光素子11.13が設けられている。この受光素子のう
ち、素子11は、前記受光部面に相当し、レーザ光1が
照射されるフォトマスク5の表側の空間に生じる散乱光
を受光するように配置される。
一方、受光素子13は、前記受光部(B)に相当し、裏
側の空間に生じる散乱光を受光するように配置される。
さらに、レンズ10.12は各々受光素子11と13の
各受光面に、走査範囲りから生じる散乱光を集光する。
そしてレンズ10の光軸はx−y平面に対して斜め(1
,0″−30°)になるように、レーザ光1の走査範囲
りのほぼ中央部をフォトマスク50表側から見込むよう
に定められる。一方、レンズ12の光軸は’1 x−y
平面に対してレンズ10の光軸と面対称になるように定
められる。まだ、レンズ10,1.2の各光軸は走査範
囲りの長手方向に対して、斜めになるように、すなわち
、x−z平面に対して、30°〜45°程度の角度を成
すように定められている。
また、スキャナー2によるレーザ光1の1走査の開始点
と終了点とを検出するために、レーザ光1の走査光路の
両脇に光電素子14.15が設けられている。尚、受光
素子11は第1光電手段を構成し、受光素子13は第2
光電手段を構成する。
さて、第6図の装置は第7図の中央処理装置20(以下
、CPU20とする)によって統括制御される。
CPU20は公知のマイクロ・コンピュータのように、
演算部や記憶部を備え゛ている。このCPU 20は前
述のモータ6にインターフェイス回路2](以下、■・
F21とする)を介して駆動指令を出力すると共に、測
長器7の測定値を1・F21を介して読み込む。
また、発振器221はレーザ光1の走査の基準となる走
査クロック信号SCを出力する。走査クロック信号SC
は、スキャナー2を駆動するだめの走査駆動回路23に
入力すると共に、■・F21を介L5てCPU 20に
も入力している。
そして、異物検出回路24ば、受光素子11.13の光
′嘱信号を入力して、異物の付着状態に応じて、フォ)
・マスク5上で真に害をなす異物を検出したとき、検出
信号SA、、SBを■・F21を介してCPU20に出
力する。
CPU20は測長器7の測定値、走査クロックイ言号S
C1及び検出信号Sk、8Bに基づいて、フォトマスク
5上で異物が検出された領域を座標イ直として演算し、
その結果を1・F21を介して表示装置25に表示する
。表示装置25は、例えばCRTであり、画面中にフオ
I・マスク5のマド1ルクス状のマツプを作画し、異物
が存在する領域に、異物の大きさを例えば3ランクに分
けた表示(ランクA、 B。
C)を行なう。
さて、異物検出回路24は第1〜第5図で説明したよう
な条件に従って、異物のみを正確に検出するためのロジ
ック演算機能が組み込まれている。
この異物検出回路24の詳細な構成を、第8図の回路プ
ロ、ツク図により説明する。
第8図において、受光素子11.13の各ツ0電信号は
、各々増幅器100.101に入力する。そして増幅さ
れた光電信号e、は2つの比較器’103.104の夫
々に入力する。寸だ増幅された光電信号e、は、増幅度
にの増幅器]02を介して比較器104の他方の入力に
印加される。伺、受光素子11.13の受プ色量カニ等
しいとき、信号e1.e+は共に同一の大きさとなる。
さらに、比較器103の他方の入力には、スライスレベ
ル発生器106からのスライス電圧VS7%印加される
。そして比較器IQ3.104の各出カイ言号はアンド
回路105に印加される。このスライスレベル発生器1
06は、スキャナー2を振動するだめの走査クロック信
号SCに同期してスライス電圧NTSの大きさを変える
。これは、レーザ光1の走査により、受光素子11から
レーザ光1の照射位置寸での距離が変化する、すなわち
レンズ10の散乱光受光の立体角が変化するだめである
。そこで、レーザ光1の照射位置に応じてスライス電圧
N1Sを可変するように構成する。このことを、第9.
101mにより詳述する。第9図は第7図のフォトマス
ク5とレンズ10、受光素子11との配置関係を上方よ
り見た図である。
レンズ10の光軸のx−y平面の斜影が走査範囲りと成
す角度は30°〜45°に定められている。このため、
同一の異物が走査範囲りの中央の位置C11右端部の位
置C,,左端部の位置C1の各々に付着した場合、レー
ザ光1の走査位置の変化によるパワー変化がないものと
すれば、受光素子11は位置C。
で発生した散乱光暫最も強く受光し、位置C,1位置C
1の順に受光量は弱くなってくる。
そこで第10図のように、縦軸にスライス電圧Vs。
横軸にレーザ光1の走査位置を表わすと、レーザ光1が
位置C8を走査するときは、スライス電圧VSを最も太
きくし、位置C8を走査するときは小さくするような傾
向とすればよい。
はて、第8図の説明に戻って、増幅器102の増幅率に
は、15〜25の範囲、例1えば2に定められている。
これは、レーザ光1の入射側に付* I、に異物から生
じる散乱光のうち、入射側の空間に生じる散乱光の大き
さと、フ第1・マスク5を透過した散乱光の犬ききとの
比が第3図、4図で説明したように一般には2倍は上に
なるからである。
寸た、比較器103は、信号e、がスライス電圧Vsよ
りも太きいとき論理値「1」を出力する。また、比較器
104は信号e、と、信号e、をに倍にし7た]ぐeI
とを比較して、e、)Kesのとき論理値「1」 を出
力する。従って、アンド回路105は比較器103゜1
04の出力が共に論理値「1」のとき検出信号SAとし
て論理値「1」を出力する。
さらに、比較器107は、信号e、と信号e、を比較し
てel)elのとき論理値「1」を出力する。
!!た、3人力のアンド回路108は、比較器103の
出力信号、比較器104の出力信号をインバータ109
で反転した信号、及び比較器107の出力信号の3つが
共に論理値「1」のとき、検出信号8Bとして論理値「
1」を出力する。伺、比較器104.、1.07により
、本発明の比較手段が構成される。
次に、この実施例の作用、動作を説明する。−!。
す異物がレーザ光1の入射側の面に付着していた場合、
レーザ光1がその異物のみを照射すると、信号e1け、
スライス電圧Vsよりも大きくなり、比較器103は論
理値「1」を出力する。また、このとき、e、)Ke、
になり、比較器104も論理値「1」を出力する。この
・ためアンド回路105は検出信号SAとして論理値「
1」を発生する。
次に異物が裏面に付着していた場合、レーザ光1は、フ
ォトマスク5に斜入射しているから、大部分がフォトマ
スク5のガラス面で正反射し、一部が裏面の異物を照射
する。このため、異物からの散乱光のうち、受光素子1
1に達する散乱光は、受光索子13に達する散乱光より
も小さな値、すなわちe、(Iぐe2になり、比較器1
04は論理値「0」を出力する。このため、このときe
、)Vsが成立していたと1〜ても、アンド回路105
は論理値「0」全発生する。甘た、遮光部のエツジ部か
ら散乱光が生じた場合、受光素子11.13の受光量は
パターンが単純なだめ、十分小さく、比較器103け論
理値「0」を出力する。従ってアンド回路105は諭I
理値[□Jを発生ずる。
同、スライス電圧Vsの大きさに、異物の検知能力に関
連し、スライス電圧Vsが小さければ小さいほど、より
小さな異物の検出が可能となる。
さて、アンド回路105で検出信号SAが論理値「1」
の場合は、フォトマスク5上で受光素子11のある側(
レーザ光入射側)に異物が付着しているとわかる。この
異物は、第5図に異物工として示したように、比較的背
の高いものである。一方、アンド回路105で異物と判
定されないような背の低い異物の場合、光電信号e、が
十分太きいにもかかわらず、比較器104が論理値10
Jを出力している場合がある。このとき比較器104の
出力信号を反転させるインバータ109ヲ介してアンド
回路108には、論理値「1」が入力される。さらに、
信号e1は十分大きいからe、〉Vsとなり、比較器1
03は論理値「1」を出力する。又、光電信号e。
とe、を比較しで、信号e1の方が信号e、よりも大き
くなるため、比較器107は論理値「1」を出力する。
このだめ、アンド回路108は論理敏「1」を出力する
。この検出信号SBはフォトマスク5の受光索子11の
ある側、すなわちレーザ光入射側の面に付着した異物で
はあるが、比較的背の低い異物、あるいはガラス版−ト
の傷を検出し、たことを表わす。
伺、検出信号SA、SBがともに論理値1−0」の場合
は、レーザ光入射側の面に異物や傷がないと判定される
ことは言う寸でもない。
このように、異物がフォトマスク5の表側(レーザ光入
射側)に付着していたときのみ、検査結果として検出信
号shや信号SBは論理値「1」となる。しかも検出信
号SAが論理値「0」の場合であっても、検出信号SB
が論理値「1」のときす、第5図のような背の低い異物
m1あるいは傷qであり、普通の異物Iとは弁別して検
出される。
尚、比較器107が、どれぐらいの比率でe、)e。
になったとき、論理値「1」を出力するかは、異物の形
状によって実験的に設定されるものであり、一義的に決
定されるものではない。
1+、第1の実施例の異物検出回路の変形例と(、て、
第11図のように、スライス電圧Vsと同様の11泊向
で変化するスライス電圧Vs’と、出力信号e。
と全比較して、e、)Vs’のとき論理値「1」を出力
する比較器150を設け、その出力をアンド回路105
に印加するように構成した第2の実施例によれば、パタ
ーンの遮光部上に付着した異物は検出せず、透明部上に
付着した異物のみを検出することができる。
第11図において、異物が透明部上に付着している場合
、出力信号e、とe、はe、)e、となり、かつ出力信
号e、ばあるレベルになる。そこでこの時e、)Vs’
となるようにスライス電圧Vs′が設定されている。こ
のため、異物が透明部上にあれば、比較器103.10
4.150が共に論理値「1」を出力し、アンド回路1
05は検出信号SAを出力する。
一方、異物が遮光部上にあれば、第1図で説明したよう
にフォトマスク5の裏面側にはほとんど散乱光が発生し
ないので、e+(Vs’となり、比較器150は論理値
「0」を出力する。このためアンド回路105は論理値
「0」を出力し、検出信号SAは出力されない。
このように、本実施例では異物の付着状態として、パタ
ーンの遮光部と透明部のうち、真に害をなす透明部に付
着した異物のみを検出することが可能となる。
以上述べた各実施例は回路パターン等による散乱が弱く
、大きな異物の検出しか要求されない場合にきわめて簡
単な構成で、フォトマスク5の表側と裏側に付着した異
物を弁別して検出すると共に、その異物の形状をも高速
に検査できる特徴を備えるものである。
す、上はレーザ光を、回路パターンが形成されプこ面側
から人射し、入射した而に付着した異物の検出を行なう
場合について述べたものである。ところで、縮小投影露
光装置に用いられるレディクル、マスクでは、回路パタ
ーン側に付着した異物たけでなく、裏面のパターンのな
い面に付着した異物も転写されてし甘う。1/10倍の
縮小レンズを用いると、転写されるパターンのない裏面
に付着した異物で転写可能な最小の大きさは、回路パタ
ーンのある面に刺着した異物で転写可能な最小の大きさ
の、長さで約15倍、面積比で約2倍である。
従って裏面に何着した異物の検出も、必要な感度で行な
うことが必要である。裏面の異物を検出するには第1の
実施例で説明した装置において、フォトマスクを裏返し
た形で使用すればよい。ところがこのようにしても、複
雑なパターンを有するフォトマスクでは次のような問題
が生じる。即ち、パターンの遮光部のエツジからの散乱
光の影響が顕著になり、異物の検出そのものが困難とな
ることである。
そこで、本発明の第3の実施例を第12〜15図に基つ
いて説明する。第12図は、異物検査装置の第3の実施
例による斜視図を示し、第1の実施例と異なる点は、さ
らにフォトマスク5の表側、裏側を見込むもう1組の受
光部と、冗長な方向に1つの受光素子とを設けたことで
ある。さらに第13図は、この第3の実施例に適した異
物検出回路の接続図である。
第12図において、第1の実施例と同一の構成、作用を
有するものは説明を省略する。との第3の実施例におい
て、まずフォトマスク5のレーザ光1の入射側と、それ
と反対側にほぼ等しい受光立体角を有する受光系を設け
る。この受光系は第121図に示すように、フォトマス
ク5の表側(レーザ光入射側)を斜めに見込む集光レン
ズ20と受光素子21、及びフォトマスク5の裏側を斜
めに見込む集光レンズ22と受光素子23とから構成さ
れている。
もちろんレンズ20.22の各光軸は、走査範囲1」の
ほぼ中央部を向いている。さらに、レンズ20.220
両光軸は、走査範囲りの長手方向Xを含む面のうち、x
yz座標系のx −z面と平行な面と一致するように定
められている。
従って、レンズ20とレンズ1oの光軸が成す角度13
06〜456前後に定められる。レンズ22とレンズ1
2の光軸が成す角度についても同様である。
きらに集光レンズ30と受光素子31が、レンズ20゜
レンズ10の光軸とは反対側の方向から、フォトマスク
5のレーザ光入射側の面、すなわちパターン面を見込む
ように配置されている。
ここ1、レンズ10.2(1,30の各光軸の関係につ
いてス7トベる。伺、この3つのレンズ10.20.3
0は同一の光学特性とし、3つの受光素子11.21.
31の特性も同一であるとする。また、各光軸を各々t
1、t3、ムとする。光軸z−I Xtr 、A、は共
にフォトマスク5のパターン面に対して、小さな角度、
例えば10°〜30°前後に向められている。また、レ
ーザ光1の走査範11Lの中央部から各受光素子11゜
21、314での距離は共に等しく定められている。
そして、図中、フォトマスク5を上方より見をとき、第
14図のように光軸t2は、走査範囲りの長手方向(走
査方向)と一致し、光+1.lt+、ノ8は走査範囲り
に対して小さな角度、例えば30°前後に定められてい
る。
このように、各光軸t1、ム、tsを定めることによっ
て、パターンのエツジ部で生じる散乱光は、3つの受光
素子11.2]、、 31のうぢ、確実に1つの受光素
子ではほとんど受光されない。′!1:だ、一般的な傾
向として、パターンのエツジ部からの散乱光が、受光素
子11.21に共に強く受光されているとき(は、受光
素子31の受光量は極めて小さくなる。
寸た異物からは無指向に散乱光が発生するので、異物が
走査範囲りの中央部にあれば、各受光素子1.1..2
1.31の受光部はほぼ同程度になる。
従ってこの実施例では異物と回路パターンによる散乱光
の指向性がフォトマスク5のレーザ光入射側の空間に進
む光について異なることを利用する上に、さらに異物と
回路パターンとによってフォトマスク50表側と裏側に
進む散乱光の強度比の違いも利用して、異物の検査を行
う。
尚、受光素子11.21に、1:す本発明の第1光電手
段がイ”1%成でれ、受光素子13.23により第2光
電手段が構成される。
妊て、第13図は、第3の実施例による異物検出回路の
ブロツク図]であって、第7図の検出回路24と置きか
えられるものでりる。第12図に示した受光素子21.
11.23.13及び31は夫々、増幅器110゜11
1、112.113及び140に入力する。この5つの
3119幅器110〜113.140は、受光素子21
. il、 23.13及び;31に入射する光’rl
F、が共に等しければ、ぞの出カイd号er 、er 
、el、、et 、esも等しくなるように作られてい
る。
比較器114は、出力信号e1とスライスレベル発生器
121からのスライス電圧VS、とを比較して、e、)
Vs、のとき論理値「1」を出力する。比較器115は
、出力信号e、とスライス電圧VS、とを比較してe、
)Vs、のとき論理値「1」を出力する。
さて、受光素子31の出力信号は増幅器140を経て比
較器141に入力する。比較器141にはスライスレベ
ル発生器121から走査クロック信号SCに応答してレ
ーザ光のスポットの走査位置に応じて変化するスライス
電圧VS、が入力する。乙の比較器141は、増幅器1
40の出力信号e、がスライス電圧VS、を越えると、
論理値「〕」を、その他の場合は論理値「0」を出力す
る。
同、受光素子11.21と受光素子31とは互いに反対
の方向から走査範囲りの中央部を見込んでいるから、ス
ライス電圧Vs+ 、V S、に対して、クラ414図
は第12図における斜視図をフォトマスク5の上方から
見たときの図である。
ここで、レーザ光1のフォトマスク5上の走査範囲りに
おいて、その中央部を位置C8、両端部を各々−位置C
,、C,とする。前述のように、受光素子31.21と
11とから位置C,までの各距離は共に等しい。そこで
、同一の異物が位置CI 、C1、CMに付着していた
ものとして以下に述べる。異物が位置C3に何着してい
た場合、その異物から生じる散乱光に対し、て受光素子
21.11.31の名受光立体角はほぼ等しくなるから
、前述の信号e、、e、、e。
の大きさもほぼ等しくなる。このためレーザ光1のスボ
ノ]・が位置C1にあるとき、スジイス電圧Vs、、V
s、 、Vs、は等しい大きさに定められる。
また、異物が位置C2に付着していた場合、受光素子2
】の受光部よりも、受光素子11の受光部の方が多くな
る。このだめ信号e、の方が信号01よりも大きくなる
から、スライス電圧はVs、 )Vs、に定める必要が
ある。しかしながら、位置C2は各受光素子21,1.
1から共に遠方にあるノこめ、信号e、、e、の大きさ
は大差ない。従って、スライス霜4圧としてそれ程差の
ない大きさでVs、)Vs、を満足し、位置C1のとき
のスライス電圧よりも小さく定められる。
一方、異物が位MC,に付着した場合、位置C8は受光
素子21に最も近づいブζ場所であるから、信号e1は
極めて大きな値となる。また、受光素子11は、位置C
2を見込む受光立体角が、位置c、 、C,に対して大
きく変化するから、信号e、は位置C,、C。
でのそれよりも小さな値となる。このだめ、スライス電
圧はかなり大きな差でVs、)V’s、  を(満足し
、位置CIのときのスライス電圧よりもそれぞれ大きく
定められる。同、スライス電圧Vs、ば\/3゜と逆の
傾向に定められる。
は上述べた位置C,−C,に対する各スジイス電圧の変
化の様子を第15図に示す。第15図で、縦軸はスライ
ス電圧の大きさを、横軸には走査範IIHLの位置を取
っである。
前述のように、スライス電圧Vs、 、Vs、 、Vs
、  の大きさは位置C,において、共に等しくなり、
位置C1において、VSI>vS、〉Vs□、位置C8
においてVs、 > Vs、 ) VS・となるように
連続的に変化する。
このVS、 、 Vs、の変化は、かならずしも直線的
になると(は限らず、スンイス電圧■Slの変化のよう
に、曲線的になることが多い。この曲線的な変化葡得る
には、スライスレベル発生器121に例えは対数特性を
有する変換回路や、折線近似回路等を用いれはよい。
さて、第13図の説明に戻って、異物とエツジ部とによ
りフォトマスク5の表側と裏側に生じる散乱光のちがい
を判別するために、出力信号C!L(!*d、夫々増幅
度I(の増幅器116.117に人力する。この増幅度
には、第1の実施例と同様に1.5〜2.5の範囲の1
つ植、り・1]えば2に定められている。
比1校器118は、出力係号e1と増1陥器116の出
力信号Ke、と全比較して、el >J(CIのとき論
理値「1」を出力する。比較器119は出力係号e、と
増幅器1.17の出カイu’ −r)’ 1<、e h
とを比較して、e H> K elのとさ論理値「1」
を出力する。
さて、この実施例では、レーザ光入射側に配置した受光
朱子21.11のうち、出力が小さい方の受光素子に看
目し、その受光素子と対をなすように、裏面側に配置さ
れた受光素子との間で、出力の比かに倍以上あるかどう
かを判別するように構成されている。
増幅器11.0.111の各出力係号e、Xe、け、コ
ンパレータ130に入力し、出力信号e、、e、の大小
を検出する。このコンパレータ130はel> elの
とき、論理値[1−1を出力し、el<e、のとき論理
値「0」を出力する。コンパレータ130のその神まの
出力と、その出力をインバータ131で反転したものと
は夫々アンドゲート1.33.132の一方の入力に接
続される。呼り、アントゲ−) 1.32.1.33の
他方の人力には、夫々比較器118.119からの出力
信号が印加される。このアンドグー) 132.1.3
3の各出力係号はオアゲート134を介して、検出信号
SAを発生するアンド回路120へ入力する。アンド回
路120は比較器11.4.1.]、5.141の3つ
の出力信号も入力する。
一方、比較器135は信号e、と信号e、との太き坪を
比較して、e、〉(・3のとき、論理値「1」を出力す
る。また、比較器136は信号e、と信号C4七を比較
して、el:)e、のとき論理値「1」を出力する。ア
ンド回路137 t−1:インバータ131の出力信号
と比較器135の出力信号との論理積をオア回路1:3
8の一方の人力に印加する。そしてアンド回路139i
jコンパレータ130の出力係号と比軟回路136の出
力信号との論理積をオア回路138の他方の入力に印加
する。5人力のアンド回路143はオア回路138の出
ノ月J弓と、オア回路1:34の出力信号をインバータ
142で反転した信号と、前述の3つの比較器]、1.
4.115.141の各出力信号とを入力して、検出信
刊SBを出力する。尚、比較器118.119゜135
、1.36によって不発明の比較手段が栖成される。
次に、第3の実施列の動作を説明する。
第16(シj(は各受光素子の光電信号の太き6とレー
ザ光の走・7上位ii′liとの(力係について説明す
る図でりる。
第16 i′//−1に;)、(1ノフ、(シ)、((
1)は受光索子21.11.23.13からの光電信号
の大きさをそれぞれ縦軸にとり、横軸に第16Lン1に
〕)〜(dJ−tl:通に時間をとって示しだものであ
る。レー゛す光1のス不ノトをフォトマスク5上で卯j
連走査すれば、横軸は定食範囲J・内のスポット位置に
も対応している。レーザ光が回路パターンに入射してエ
ツジ部で散乱された場合、第12図の光電素子21.1
.1.23.13からの各出力は第16図でそれぞれ、
A1. l−11,C1,、DIのようになり、それぞ
れのピーク値ばPAl−、PBl、 PCl、、同月と
なる。この場合、散乱光に指向性がある。そめに、受光
素子21と11の光電出力として、ビークP1(1より
もPAlの方が太きいが、完全な指向性ではないのテ、
ビークFBIは零では々、い。フォトマスク5の裏側の
受光素子23.i3の出力ピーク値、、 Pc1.円)
1はそれぞれPAL、 PBlに近い値を持っている。
この“ことは、前記第2図で説明した通りである。ト−
1、受光素子31にはエツジカーらの散乱光が受光され
、i:い。ところが、異物によってレーザ光が散乱され
た場合、各受光素子ン於らの出力は1〜2. B2. 
C2,1)2となり、それぞゼtビーク値はPA2. 
PH1,PC2,J’切となる。散乱光の指向性が少な
いために、Pへ2とPB20間では差は小さいが、PA
2とP(、:2のjUj 、及びPH1とPH2の間に
は大きな差がるり、2〜8倍位の比でPi’t2 、 
PH1の方が大きい。回路パターンからの散乱信号のう
ち、例えば小さい方のピーク値FBIより小さなレベル
SLをスライス電圧として、第16図(a)、(1))
の各信号をスライスし、できるだけ小さな異物による弱
い散乱光を検出しようとじだ場合、この−!f、までは
回路パターンも異物として判定してしオう。しかし、第
12図の受光素子21と受光素子23の出力の比、及び
受光素子J1と受光素子13の出力の比を求め、第16
図(a)の信号がSLを越え、かつ第16図(1))の
信号もSLを越えている場合に、さらにこの比が一定以
上例えば2倍以上ある場合にのみ異物と判定°すれば、
上記のような低いレベルSi、f:用いても異物のみを
正しく検出できる。
次に第13図の回路の動作の説明に戻る。
パターンのエツジ部から生じた散乱光に対して、この散
乱光は指向性が強く、例えは゛受光素子21の受光量よ
りも受光素子11の受光量の方が大きくなったとする。
受光素子31の受光量は、当然素子21の受光用−より
も小さい。このため、出力係号e、とe、はe、)e、
になる。さらに、第2図で示したように、受光素子23
.13の受光量も、夫々、対をなす受光素子21.11
の受光量とほぼ等しくなり、出力信号e、とe、は、e
、キe1、C4キeツとなる。このため、e、 (Ke
、 、、e、 (Ke、であゆ、比較器118゜119
は共に論理値「0」を出力する。同、C1〉eIテアル
から、コンパレータ130は論理値「0」全出力し、ア
ンド回路133は閉じられ、アンド回路132は開かれ
ている。このだめオア回路工34は論理値「0」を出力
するから、この時、Vs、 ) e、 。
VsI:> et 、 Vs、 ) e、となっていた
としても、エツジ部からの散乱光に対して、アンド回路
120は論理値「0」を発生する。
また、フォトマスクのパターン面(レーザ光入射側)に
付着した異物から散乱光が生じた場合、出力信号e、 
、 e、 、 e、は共にスライス電圧■s、 、Vs
、 。
Vs、よりも大きくなり、また出力係号el 、 el
は、夫々出力信号e+ 、 e−+に対して1/3〜1
/8倍の大きさになる。そして、出力信号e、 、 e
、はに倍になるが、Kが1.5〜2.5に定められてい
るため、el〉Ke、 、 e、 )Ke、となる。
このだめ、比較器114.115.141.118.1
19は共に論理値「1」を出力する。
またこの時、異物の散乱形状により、自〉el になっ
ていたとすると、コンパレータ130は論理値「1」を
出力するから、アンド回路132と133のうち、アン
ド回路133が開き、論理値「1」を出力する。このた
めオア回路134も論理値「1」を出力し7、この結果
、アンド回路120は検出信号SAとして論理値「1」
を出力する。
−1だ、フォトマスクの裏面に付着した異物から散乱光
が生じた場合、第3図に示したように、受光素子23.
13の受光量は、受光素子21.11の受光量よりも犬
さくなる。このためかならずer <K es。
eメヌe4となり、比較器11.8.119の各出力は
共に論理価[O]となる。従って、裏面に刺着した異物
に対して、アンド回路120は論理値「0」を出力する
さて、マスク5の表面(レーザ光入射側の面)に句着し
た異物であっても、背の低い異物の場合、受光素子21
と23の受光量の比や、受光素子11と13の受光量の
比が、I(@la上にならないことがある。
このような場合、フォトマスク5の裏面側にも異物から
の散乱光が強く生じるだめ、e、 〈Ke、 、 el
 <Ke+となり、比較器118.119は共に論理値
rOJを出力する。このためオア回路134の出力はコ
ンパレータ130.インバータ131の出力信号にかか
わらず、論理値「0」となってし捷い、アンド回路12
0は比較器114.115.141が共に論理値「1」
を出力しているにもかかわらず、論理イ直rOJを出力
する。このように背の低い異物の場合は、検出信号SA
が出力されない。また傷である場合も同様である。とこ
ろが、比較器135と136は各々出力信号e1とC3
の大きさの比較、及び出力信号e。
とC4の大きさの比較を行なっている。このだめ、例え
背の低い異物であっても、el> em 、 ex >
 e、となるから、比較器135.136は共に論理値
「1」を出力する。まだ信号e1とe、の大小関係から
、コンパレータ130とインバータエ31によってアン
ド回路137と139のうち、いずれか一方のケートが
開かれ、オア回路138は論理値「1」を出力する。
さらに、オア回路134は背の低い異物や傷に対しては
論理値「0」を出力するが、このときインバ、−夕14
2の出力は論理値「1」となる。もちろん、フォトマス
ク5のレーザ入射側の空間に配置された3つの受光素子
2]、、 ]、il 、 31の出力信号eI、 CI
 +06は各々スライス重圧V S r 、、 V s
 、、八15.よりも大きくなる。従って、アンド回路
143の5人力は全て論理値「1」となり、検出信号S
Bとして論理値「1」が出力される。
このように、検出信号SAが出力されないとき、検出信
閃SBが出力されると、フォトマスク5の表面に背の低
い異物、あるいは陽が存在しているものと判断できる。
マタ、前述のようにパターンのエツジ部から第16図に
示すように指向性の強い散乱光が受光素子21の方向に
生じた場合、受光素子31の方向にはほとんど散乱光が
生じない。このだめ、出力(G号e5はスライス電圧V
s、よりも小さくなり、比較器141は論理値「0」を
出力ずろ。
従っ−(−、/・ターンのエツジ部からの散乱光に対し
て、比較器135.]:36の出力信号が不安定になっ
て、アンド回路137.139のいずれか一方が論理値
「1」を出力したとしても、比較器141が論理値JO
j を出力するため・、アンド回路143は論理値「0
」を出力する。
尚、第13図の回路のように、コンパレータ130Iイ
ンバータ131.アンド回路132.1331.1設け
ることにより、オアゲー1−134の出力は、受光素子
21゜110うち、受光量の少ない方の受光素子と、そ
れと対になる受光素子(素子23.13のいずれか一方
)との光電信号のと比によって異物か、エツジ部かを判
別した結果を表わす。
従って、このように出力信号e1とe、の小さい方を選
択することは、回路パターンの散乱の影響の小さい受光
方向を選択することを意味し、細かい回路パターンから
指向性の強い散乱光が一方向の受光系のみに入り、信号
処理系の飽和、髄に増幅器の出力信号の飽和を引き起し
で、被検査物の表裏の受光系の強度比較が不能となるの
を防止するのみならず、フォトマスクの表裏を見込む受
光系の集光レンズの幾可学的配置に誤差があって、表裏
の集光方向が完全に対称でない場合、異物の誤検出を低
減するという側照も生じる。
聾だ、1以上の実施例において、比較器118.119
は、el  Ke4 、 er  Keaを求め、この
結果が正か負かによって出力論理値を決めている。しか
しなから、割算−聯等によって、elとKe、及びe、
とKe。
との比を演算し、その結果が1(以上か否かを判別する
ような回路を設けても上記実施例と同様の機能を果たす
ことができる。
さらに、増幅器1.16.117の増幅度Kを可変でき
るようにしてお・けば、異物の筒さによる判定基準を調
整でき、増幅度にと異物の高さ、すなわち、異物の形状
や傷のり能性等の相関を知ることができるととは、いう
址でもない。又、フォトマスク5の下面側の検査では、
第12図でレーザ光1をフォトマスク5の表面へ斜入射
させるための光路切替ミラー等を設ければよい。
さて、以上のようにして検査はれた異物の付着状態は、
第7図の表示装置によって表示されるが、このとき各受
光素子の出力信号(・r 、 es 、 ex 、 e
r 。
e5の大きさから、異物のだいたいの太きさも求められ
る。このとき、その大きさに応じてランク分けして表示
するとともに、検出信号SA、 SBに基づいて、異物
の形状(背が高いか低いか)を判別して表示することが
できる。
一1上、第3の実施例によれば、パターンのエツジ部か
ら生じる散乱光を選択的に受光するように、レーザ光1
の走査範囲りをフォトマスク5の上下面で異なる方向か
ら見込む2組の受光素子と、冗長な方向から見込む1つ
の受光素子とを設けだので、複雑な回路パターン上に付
着した異物を高速に、高精度で検出することができる。
次に、フォトマスクの両面の異物検査を行なうのに、光
路切換えミラーを使用せず、フォトマスクの一方の面側
からレーザ光を照射するだけで、両面の異物を検出して
、検査時間を短縮できる本発明の第4の実施例を第17
図、第18図に依って説明する。第17図はフォトマス
ク5の断面をX方向から見たもので、各受光素子は第1
2図の実施例と同じ配置をとるものとする。ただしレー
ザ光1はフォトマスク5の下面より入射する。つまり、
レーザ光1は集光レンズ3により集束光となり、フォト
マスク5上に斜入射するが、裏面S2に入射したレー=
−ザ光は、フォ)・マスク5のガラス部利5aを透過し
てパターン面S1に結像して再び空間に射出する。
このとき、フォトマスク5上の異物’+Lkにレーザ光
を照射したときの散乱光の様子は異物1゜kについては
既に、第3図に依って原理の説明の所で述べた。すなわ
ち、異物の付着している面側の空間に生じる散乱光は、
異物の付着していない面側の空間に生じる散乱光より強
い。また、パターン面S1の遮光部5b上の異物Jにつ
いては、レーザ光が遮光部5bにより遮られるため、異
物からの散乱光は生じない。
第18図は、本実施例の異物検出回路の回路ブロック図
であり、基本的には第13図の回路と同一機能の構成に
ついては、同一の番号をつけである。
尚、受光素子21.11.31はフォトマスク5のパタ
ーン1fii S 1側にあり、受光素子13.23は
、裏面S2側にある点については、i11述の実施例と
同様である。
たたし、第18図において、増幅器11(i、 117
は、増巾率Kを翁し、光電信号e+ 、 erを各k 
Re、 、 I(etとして出力するが、増巾率にの値
は05〜2,0程度の値であり、例えばに=1.6と定
められる。
甘り、スライス電圧発生器121は、さらにスライス電
圧Vs、 、 Vs、 、 Vs、と同様にレーザ光の
走査位置、に応じてレベル変化する電圧vS4とVs、
を発生する。このスライス電圧Vs、とVs、は各々比
較器146゜147に入力する。比較器146は信号e
、とスライス電圧Vs、とを比較して、el ) Vs
tのとき、論理値「1」を出力し、比較器147は信号
C4とスライス電圧VS、とを比較して、ea :)V
s、のとき、論理値「1」を出力する。さらに、この比
較器146と147の岡山力信号は、3人力のアンド回
路145に入力する。址だ、アンド回路145には、オ
ア回路134の出刃信号の論理値をインバータ142で
反転した信号も入力する。
そして、アンド回路145の出力信号は、検出信号SG
と呼ぶことにする。
さて、次にこの第4の実施例の動作を説明する。
外す、異物がパターン面Sl上に付着していた場合、す
なわち第17図でガラス板5a上の異物lの場合、レー
ザ光1がカラス板5aを透過して異物1を照射すると、
5つの受光素子1.1.21.31.13.23 には
各々異物1からの散乱光が受光される。
このとき、信+9’ C,、e、 、 e、は各々スラ
イス電圧へ’s、 、 Vs、 、 Vst j ’Q
 モ犬キ<ナルから、比較器114゜1.15.141
は共に論理値「】」を出力する。又、比較器1.18,
119により、パターン面S1側の光電’fc3号e+
 1 esと裏面S2側の光電信号KesとKe、とが
それぞれ比較され、K=1.0であるがら、e I>e
 l、 ej>e、のときそれぞれの比較器118.1
19は論理値「1」を出力する。さらに、コンパレータ
130、インバータ131、アンド回路132.133
、オア回路134により、信号(ゴ1とe、で信号の小
さい方を優先的にアンド回路120に人力する。すなわ
ち、eI> elならc+)Keiのとぎに、オア回路
134は論理値「1」を出力し、又e、)e、ならeI
:)Keiのときに、オア回路134ば1.トi理値「
1」を出力する。
このようにして、アンド回路120の4人力すべてが論
理値「1]のとき、パターン面S1側の異物lとして、
アンド回路120の検出信号SPは、論理値l−1」と
なる。また、このとき、遮光部51)のエツジからの散
乱光は、指向性の違いにより、比較器114、115.
141のいずれかが論理値「0」を出力するため、検出
信号SPは論理値「0」となる。
又、フォトマスク5の裏面縁に+1魚した異物にの場合
、レーザ光1が異物kにのみ照射されたときは、信号e
、 、 e、に対して信号e、 、 e、が大きくなり
、比較器118と119は共に論理値「0」を出力する
。このだめ、アンド回路132.133  の岡山力も
論理値「0」となり、オア回路134は論理値「0」を
出力する。従って、信号el+ eI + eHが、た
とえスライス電圧Vs、 、 Vst 、 Vstより
も大きくなってい九としても、検出信号SPは論理値「
0」となる。一方、このとき、信号e、 、 e、はス
ライス電圧へfS+ 、 Vstよりも犬きくなるから
、比較器146゜147は論理値「1」を出力する。こ
のため、アンド回路14503人力は共に論理値「1」
となり、検出信号SGは論理値「1」となる。すなわち
、検出信号SPとSGのうち、検出信号SGのみが発生
したときは、フォトマスク5の裏面S2に異物が付着し
ているものと判定される。
まだ、裏面S2に付着した異物kにレーザ光1を照射し
たとき、バノーンの遮光部5bのエツジからの散乱光も
同時に生じた場合について説明する。
パターンエツジからの散乱光が、受光素子21.23の
方向に強く発生し、e、))e、になったものとする。
この場合、コンパレータ130は論理値[]−1を出力
し、インバータ131は論理値「0」を出力するから、
アンド回路132は論理値「0」を出力する。このため
、信号e、と信号e、とを比較する比較器119の出力
信号が優先される。すなわち、異物には裏面S2に付着
しているから、e、(Kc。
(ただしに−1)となり、比較器119は論理値「0」
を出力し、アンド回路133は論理値「0」を出力する
。このため、オア回路134は論理値「0」を出力する
ので、前述のように、検出信号S()のみが発生し、異
物が裏面S2に付着していると判定される。
ところで、異物の大きさを知るためには、光電信号の大
きさを知らなければならない。前述のように、光路切換
えミラーでフォトマスクの両面へのレーザ光入射を切換
えている場合は、入射している側の各受光素子の光電信
号を用いればよいが、本実施例の場合は、検出信号SP
が論理値「1」になったときは、パターン面SI側の異
物2といえるので、異物の大きさを知るための光電信号
としては、信号er 、 ex 、 e+を用いるよう
にして、検出信号SGが論理値「1」になったときは、
裏面S2に付着した異物にといえるので、光電信号とし
ては、信号es、 e4を用いるようにするのがよい。
このためには、第1の光電手段(受光素子21.11゜
31)と第2の光電手段(受光素子13.23)の光電
信号をそれぞれA/D変換器に入力して、検出信号SP
、 8Gの出力によって、最終的にどちらの光電手段の
光電信号を用いるか決定する方法が考えられる。
なお、第17図で、レーザ光1の集束点(結像点)をパ
ターン面Sl上にして示しているが、この場合、単位面
積尚りの光強度は当然パターン面Sl上の方が、裏面S
2上のレーザ光より強く、異物の検出性能もパターン面
S1上の方が高い。しかし、この集束点を任意にずらし
ても、すなわち、パターン面S1、裏面S2と垂直方向
にずらしても、本発明が実施できることはいうまでもな
く、さらに又、平行光束でもかまわない。この集束点の
調節によって、パターン面Sl上と裏面S2上の異物の
検出感度を調整できる。
μ上、第4の実施例によれば光路切換えミラー、−を用
いなくても、フォトマスクの両面の異物検査ができ、か
つパターン面にある異物か、裏面にある異物かを判別で
きるのみならず、異物が付着していても、転写に影響の
ない遮光部上の異物は検出ぜす、合理的である。又、フ
第1・マスク両面を一度に検査できるので、検査時間も
半分になり、効率的である。
さらに、レーザ光の集束光のN、A及び集束点を適当に
選ぶことにより、パターン面上と裏面上の異物検出の感
度比を調整できるという利点を有する。
なお、第4の実施例に第3の実施例のような異物の高さ
方向の知見及び傷か異物かの知見を得るロジック回路を
付加できることはいう壕でもない。
この場合、パターン面上の異物検出信号SPが、さらに
背の高い異物の場合の検出信号SPAと、背の低い異物
あるいは傷である場合の検出信号SPBとにわけられ、
また裏面上の異物検出信号SGが同様に背の高い異物の
場合の検出信号5()Aと、背の低い異物あるいは傷で
ある場合の検出信号SGBとにわけられる。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、異物の検出の際、異物の
高さ方向の知見、及び傷か異物かの知見が得られるとい
う効果がある。さらに、異物の畠さ方向の検出情報から
、統計的な性質を用いて異物の形状についての予測がで
きるとともに、異物の種類(乾いたチリか、しめったチ
リかのちがい)や、その発生原因までも予想できるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は、本発明における異物検出の原理を説
明するだめの図、第6図は本発明の第1の実施例による
異物検出装置の斜視図、第7図は、その装@を制御する
だめの制御装置のブロック図、第8図は第6図の装置に
適した異物検出回路の回路ブロック図、第9.10図は
第8図の回路において、スライス電圧のレーザ光走査位
暗に応じた補正の様子を説明する図、第1]図は、第2
の実施例による異物検出回路の回路ブロック図、紀12
図は第3の実施例による異物検出装置の斜視図、第13
図は第12図の装置に適した異物検出回路の回路ブロッ
ク図、第14.15図は第13図の回路において、スラ
イス電圧の補正の様子を説明する図、第16図は各受光
素子の受光量のちがいを説明する図、第17図は本発明
の第4の実施例を説明する図、第18図は第4の実施例
による異物検出回路の回路ブロック図でを〕る。 (主要部分の符号の説明) 1・・・・・・レーザ光、2・・・・・・振動鏡、5・
・・フォトマスク、 11.2]・・・・・第1光電手段としての受光素子、
13、23・・・・・第2光電手段としての受光索子、
104、107.118.119.135.136・・
・・比較+段としての比較器 出願人 日本光学工梨株式会社 代理人  渡 辺 隆 男

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光透過性の板状物体の一方の面側から光ビームを
    照射し、該板状物体に付着した異物から生じる散乱光を
    検出して、異物の有無を検査する装置において、前記板
    状物体の一方の面側に生じる散乱光を受光するように配
    置されて、散乱光に応じた第1光電信号を出力する第1
    光電手段と;前記板状7物体を透過した光ビームが射出
    する他方の面側に生じる散乱光を受光するように配置さ
    れて、散乱光に応じた第2光電信号を出力する第2光電
    手段と:前記第1、第2光電信号を入力して、その2つ
    の光電信号が予め定められた複数の大小関係のいずれで
    あるかを検知する比較手段と;該比較手段の検知出力に
    基ついて、異物の付着に応じた検出信号を発生する検査
    手段とを備えたことを特徴とする異物検査装置。
  2. (2)前記第1光電手段は、前記板状物体の一方の面を
    斜めに見込むように配置され、前記第2光電手段は、前
    記板状物体の他方の面を斜めに見込むとともに、板状物
    体に関して前記第1光電手段と路面対称に配置されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の装置。
JP58061422A 1983-04-07 1983-04-07 異物検査装置 Pending JPS59186324A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58061422A JPS59186324A (ja) 1983-04-07 1983-04-07 異物検査装置
US06/596,440 US4610541A (en) 1983-04-07 1984-04-03 Foreign substance inspecting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58061422A JPS59186324A (ja) 1983-04-07 1983-04-07 異物検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS59186324A true JPS59186324A (ja) 1984-10-23

Family

ID=13170633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58061422A Pending JPS59186324A (ja) 1983-04-07 1983-04-07 異物検査装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4610541A (ja)
JP (1) JPS59186324A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4993837A (en) * 1988-01-25 1991-02-19 Hitachi, Ltd. Method and apparatus for pattern detection
JPH06249789A (ja) * 1993-02-26 1994-09-09 Hitachi Ltd 欠陥検査装置およびその方法

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0620091B2 (ja) * 1985-01-31 1994-03-16 株式会社ニコン 基板の搬送装置
US4715717A (en) * 1985-12-05 1987-12-29 The Dow Chemical Company Method for monitoring surface texture and quality for moving transparent film bodies
US4795911A (en) * 1986-02-14 1989-01-03 Canon Kabushiki Kaisha Surface examining apparatus for detecting the presence of foreign particles on the surface
US4886975A (en) * 1986-02-14 1989-12-12 Canon Kabushiki Kaisha Surface examining apparatus for detecting the presence of foreign particles on two or more surfaces
US4922308A (en) * 1986-06-27 1990-05-01 Hitachi, Ltd. Method of and apparatus for detecting foreign substance
US4889998A (en) * 1987-01-29 1989-12-26 Nikon Corporation Apparatus with four light detectors for checking surface of mask with pellicle
US5046847A (en) * 1987-10-30 1991-09-10 Hitachi Ltd. Method for detecting foreign matter and device for realizing same
JP2571245B2 (ja) * 1987-12-29 1997-01-16 ホーヤ株式会社 表面検査装置
JPH0820371B2 (ja) * 1988-01-21 1996-03-04 株式会社ニコン 欠陥検査装置及び欠陥検査方法
US5249029A (en) * 1989-09-02 1993-09-28 Bayer Aktiengesellschaft Apparatus for determining the size distribution of pigment particles in a paint surface
JP2671241B2 (ja) * 1990-12-27 1997-10-29 日立電子エンジニアリング株式会社 ガラス板の異物検出装置
JP2933736B2 (ja) * 1991-02-28 1999-08-16 キヤノン株式会社 表面状態検査装置
JP3027241B2 (ja) * 1991-07-30 2000-03-27 株式会社堀場製作所 異物検査装置
JP2523227Y2 (ja) * 1991-07-30 1997-01-22 株式会社堀場製作所 異物検査装置
JP2651815B2 (ja) * 1991-07-30 1997-09-10 株式会社堀場製作所 異物検査装置
US5563702A (en) * 1991-08-22 1996-10-08 Kla Instruments Corporation Automated photomask inspection apparatus and method
US5343290A (en) * 1992-06-11 1994-08-30 International Business Machines Corporation Surface particle detection using heterodyne interferometer
US5453830A (en) * 1992-06-19 1995-09-26 Vlsi Standards, Inc. Spatially isolated diffractor on a calibration substrate for a pellicle inspection system
US5680207A (en) * 1992-12-14 1997-10-21 Nikon Corporation Defect inspecting apparatus and defect inspecting method
US5903342A (en) * 1995-04-10 1999-05-11 Hitachi Electronics Engineering, Co., Ltd. Inspection method and device of wafer surface
US5838433A (en) * 1995-04-19 1998-11-17 Nikon Corporation Apparatus for detecting defects on a mask
JPH09218163A (ja) * 1996-02-13 1997-08-19 Horiba Ltd 異物検査装置における信号処理方法
KR100532238B1 (ko) * 1997-03-10 2006-02-28 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 박판막 검사방법, 이에 사용되는 장치 및 검사시스템
US5917589A (en) * 1997-04-28 1999-06-29 International Business Machines Corporation Surface inspection tool
US6624884B1 (en) 1997-04-28 2003-09-23 International Business Machines Corporation Surface inspection tool
US5867261A (en) * 1997-04-28 1999-02-02 International Business Machines Corporation Surface inspection tool
US6704435B1 (en) 1997-04-28 2004-03-09 International Business Machines Corporation Surface inspection tool
US5847823A (en) * 1997-04-28 1998-12-08 International Business Machines Corporation Surface inspection tool
US5969370A (en) * 1997-04-28 1999-10-19 International Business Machines Corporation Surface inspection tool
US6100971A (en) * 1997-04-28 2000-08-08 International Business Machines Corporation Surface inspection tool
US5812270A (en) * 1997-09-17 1998-09-22 Ircon, Inc. Window contamination detector
US5898492A (en) * 1997-09-25 1999-04-27 International Business Machines Corporation Surface inspection tool using reflected and scattered light
DE10261323B3 (de) * 2002-12-27 2004-10-07 Infineon Technologies Ag Vorrichtung und Verfahren zur Bestimmung struktureller und/oder geometrischer Eigenschaften eines Maskenblanks
JP4519832B2 (ja) * 2006-12-28 2010-08-04 株式会社堀場製作所 欠陥検査装置
JP5008618B2 (ja) * 2008-07-22 2012-08-22 東京エレクトロン株式会社 基板の周辺端部に付着した異物検出方法、装置及び記憶媒体
US10161915B2 (en) * 2015-11-04 2018-12-25 Globalfoundries In-situ contactless monitoring of photomask pellicle degradation

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3814946A (en) * 1972-12-04 1974-06-04 Asahi Glass Co Ltd Method of detecting defects in transparent and semitransparent bodies
US3984189A (en) * 1973-01-19 1976-10-05 Hitachi Electronics, Ltd. Method and apparatus for detecting defects in a surface regardless of surface finish
US4173441A (en) * 1977-03-28 1979-11-06 E. I. Du Pont De Nemours And Company Web inspection system and method therefor
US4342515A (en) * 1978-01-27 1982-08-03 Hitachi, Ltd. Method of inspecting the surface of an object and apparatus therefor
US4468120A (en) * 1981-02-04 1984-08-28 Nippon Kogaku K.K. Foreign substance inspecting apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4993837A (en) * 1988-01-25 1991-02-19 Hitachi, Ltd. Method and apparatus for pattern detection
JPH06249789A (ja) * 1993-02-26 1994-09-09 Hitachi Ltd 欠陥検査装置およびその方法

Also Published As

Publication number Publication date
US4610541A (en) 1986-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS59186324A (ja) 異物検査装置
US4468120A (en) Foreign substance inspecting apparatus
KR100228026B1 (ko) 이물질 검사를 위한 방법 및 장치
WO1985003353A1 (en) Inspection system utilizing dark-field illumination
JPS5879240A (ja) 異物検出装置
JPH05332943A (ja) 表面状態検査装置
US7061598B1 (en) Darkfield inspection system having photodetector array
JPH0256626B2 (ja)
CN110658196A (zh) 一种缺陷检测装置及缺陷检测方法
JP2006017685A (ja) 表面欠陥検査装置
JP4413618B2 (ja) ウエハ及びレチクルを検査するための光電子顕微鏡
JPS5961762A (ja) 異物検査装置
JPS5862544A (ja) 欠陥検査装置
JP2705764B2 (ja) 透明ガラス基板の欠陥検出装置
JPH0462457A (ja) 表面状態検査装置
JPH09218162A (ja) 表面欠陥検査装置
JPH09210919A (ja) 欠陥検査方法
JPH04291347A (ja) マスク保護装置、マスク及びマスク保護枠
JPH0335617B2 (ja)
JPS63241343A (ja) 欠陥検査装置
JPH06273344A (ja) 欠陥検査装置および欠陥検査方法
JPS59148809A (ja) 格子状パタ−ンを有する表面の欠陥検査方法
JPS60122359A (ja) 光学検査装置
JPS62134647A (ja) 異物検査装置
JPH04364749A (ja) 異物検査装置