JPH04364749A - 異物検査装置 - Google Patents

異物検査装置

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JPH04364749A
JPH04364749A JP3139880A JP13988091A JPH04364749A JP H04364749 A JPH04364749 A JP H04364749A JP 3139880 A JP3139880 A JP 3139880A JP 13988091 A JP13988091 A JP 13988091A JP H04364749 A JPH04364749 A JP H04364749A
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JP
Japan
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frame
signal
scattered light
pellicle
image sensor
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JP3139880A
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English (en)
Inventor
Fumitomo Hayano
史倫 早野
Kyoichi Nomura
野村 恭一
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は微小なゴミ等の異物を自
動的に検査する装置に関し、特に集積回路の製造工程に
おいて用いられるレクチル、フォトマスク等に平行に張
設された異物付着防止用の薄膜(以下、ペリクルと称す
)の表面上に付着した異物の自動検出の装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】集積回路の製造工程の1つであるフォト
リソグラフィ工程においては、レチクルやフォトマスク
(以下レチクルと称する)による回路パターンの半導体
ウエハへの転写が行なわれるが、その際レチクルに異物
が付着していると異物の像がウエハ上に転写されてしま
い製造されたウエハの欠陥の原因となる。このため、事
前にレチクル表面に異物が付着していないかどうかを検
査する必要がある。
【0003】さらに近年では、異物がレチクルに付着す
るのを防止する方法として、レチクル表面をペリクルで
覆うことも行なわれている。これはペリクルを支持枠(
以下、フレームと称する)に張設し、フレームとレチク
ルとを接着固定してレチクル表面をレチクルからフレー
ムの高さ分だけ離れた位置で張設されたペリクルによっ
て被覆するように装着することにより、レチクルに直接
異物が付着するのを防ぐものである。このペリクル付き
レチクルを使用して露光装置による投影露光を行なう場
合、ペリクルの表面上に異物が付着していてもペリクル
がレチクルからフレームの高さ分だけ離れているため、
被露光物体すなわち半導体ウエハ面上においては異物像
が合焦しない。従って係る異物像はウエハ面上に転写さ
れないことになる。しかし、ペリクル上に付着している
異物が比較的大きい場合にはウエハ面上に異物の像がデ
フォーカスした状態で転写され、ウエハ面上で光量ムラ
が生じるおそれがあり、ペリクルを装着する場合でもペ
リクル面の異物の有無を検査する必要がある。
【0004】図1を使って従来のペリクル面上の異物検
査装置の構成を簡単に説明する。ペリクル1はフレーム
2を介してレチクル3に支持固定されている。光源4(
例えばレーザ)から出たビームはペリクル1に対しほぼ
平行な角度で斜入射する。従ってペリクル1上にはX方
向の帯状の照射部(A’−O−B’)が形成される。 従来の装置においては、一次元撮像素子12は照射部A
−O−Bからの散乱光のみを受光してフレーム2からの
散乱光を受光しないか、もしくはフレーム2からの散乱
光に対応する信号を電気的にマスキングしていた。
【0005】さて、撮像素子12は例えばCCDやフォ
トダイオードアレイ等により構成され、各素子は帯状照
射部を帯状方向で小区域に分割して、それぞれの小区域
からの光だけを受光する。ペリクル1の面上の異物9か
ら得られる散乱光10は1次元撮像素子12で光電変換
される。また、ペリクル1の面上の異物のX方向(帯状
方向)の付着位置は1次元撮像素子12の電気信号によ
り測定することができ、またレチクル3が載置される載
物台14をY方向(矢印13)の方向に移動することに
より、ペリクル1の全面を光照射可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来の技術
においては、光源4が点灯していなかった場合や、1次
元撮像素子12が破壊されていて電気信号出力が出ない
場合等には、たとえペリクル1の面上に異物が付着して
いても、検査装置としてはペリクル1の面上には異物が
付着していないものと判定してしまうという問題点があ
った。
【0007】本発明はこの様な従来の問題点に鑑みてな
されたもので、異物検査機能が正常に動作していること
を診断できるような手段を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的の為に本発明で
は、一方の縁部が平板状の基板(3)に当接する枠部材
(2)の他方の縁部に張設された薄膜(1)に光を照射
する照射手段(4)と、前記薄膜(1)の所定領域内(
A’−O−B’)からの散乱光を受光し、該散乱光の強
度に応じた信号を出力する光電変換手段(12)とを有
し、前記光電変換手段からの信号にもとづいて前記所定
領域内に存在する異物を検出する異物検査装置において
、前記枠部材(2)からの散乱光に応じた信号に基づい
て、前記照射手段の照射動作又は前記光電変換手段の検
出動作の少なくとも一方の動作異常を判定する動作判定
手段とを有することを特徴とする異物検査装置。
【0009】
【作用】さて、図2を用いて図1の構成でのフレーム2
から得られる散乱光の様子を示す。図2(a)はペリク
ル1を支持しているフレーム2のうち、X方向に延びた
フレーム部分Y1に光ビーム8が入射しているときの散
乱光の様子を示す。図2(b)はそのときの1次元撮像
素子12の光電変換信号を示し、横軸Xはペリクル1上
のX方向の位置を表し、縦軸Vは散乱光の強度に比例し
た電気信号の強度を表している。ここで、Sat は飽
和信号レベルを表わす。図2(a)、(b)のときフレ
ーム2の光ビーム入射側のコーナーエッジ20から得ら
れる散乱光20aは電気信号20bに対応している。同
様にフレーム2のX方向のエッジ21で散乱する散乱光
21aは信号21bに、またフレーム2のビーム入射と
は反対側のコーナーエッジ22での散乱光22aは信号
22bに対応する。このようにフレーム2のいろいろな
場所から飽和レベルSat に達するような強い電気信
号が得られるとともに、異物散乱光に比べて大きなレベ
ルの電気信号が得られる。従って、これらのフレーム散
乱光に対応する電気信号を検出可能なスレッショルドレ
ベルSvを設定することによりフレームY1部分では一
次元光電変換素子12の各素子から信号が出力される。
【0010】図2(c)はペリクル上のY2 の位置を
光ビーム8が照射しているときを示しており、図2(d
)は図2(c)の場合の1次元撮像素子12の光電変換
信号を示し、横軸Xはペリクル1上のX方向の位置を表
し、縦軸Vは散乱光の強度に比例した電気信号の強度を
表している。このときはフレーム2の入射側のエッジ2
3で散乱した散乱光23cが1次元撮像素子からの信号
23dに、また反対側のフレームエッジ24による散乱
光24cは信号24dに対応している。このようにY方
向に長手方向を持つフレーム部分を含む領域では、両側
のフレームエッジからの散乱光以外にはフレーム散乱光
は出ない。従って、スレッショルドレベルSv以上の信
号はフレーム部分に対応する領域からの光を受光する光
電変換素子のみから出力される。また、ペリクル1の面
上に異物25が付着している場合は異物散乱光25dが
発生し、付着しているX方向の位置に応じて1次元撮像
素子から信号25dが得られる。
【0011】実際装置として異物を検査する領域はペリ
クル1の膜面上であって、フレーム2の上ではなく、フ
レーム散乱光20a、21a、22a、23d、24d
は検査領域外から発生する散乱光である。このためフレ
ーム散乱光に対応する信号情報は外部に出力(例えばC
RT上でのマップ表示)せず、動作確認のための判断材
料として動作確認を行う為に使うこととし、これと同時
に異物からの散乱光に対応する信号情報のみを外部に出
力することも可能である。
【0012】また、上記の如き構成においては、フレー
ム散乱光の光電変換信号の電気信号処理のみで正常動作
の判断ができるため、新たに機械的、光学的構造を付加
ないし変更することなく、動作判断に対応できる。
【0013】
【実施例】図1を参照して本発明の一実施例によるペリ
クル面上の異物検査装置の構成を説明する。ペリクル1
はフレーム2を介してレチクル3に支持固定されている
。光源4(例えばレーザ)から出たビームはシリンドリ
カルレンズ5、6等により適宜整形されたのちミラー7
により反射され、ペリクル1に対しほぼ平行な角度で斜
入射する。従ってペリクル1上にはX方向の帯状の照射
部(A’−O−B’)が形成される。ここで、入射ビー
ム8の中心とペリクル上の中心Oとは一致しているもの
とする。
【0014】さて、ペリクル1の面上の異物9から得ら
れる散乱光10は受光レンズ11を介して1次元撮像素
子12の受光面に結像し光電変換される。撮像素子12
は例えばCCDやフォトダイオードアレイ等により構成
され、各素子はフレーム2部分からの散乱光を受光可能
に構成されているものとし、帯状照射部(A’−O−B
’)を帯状方向で小区域に分割して、それぞれの小区域
からの光だけを受光する。また、ペリクル1の面上の異
物のX方向(帯状方向)の付着位置は1次元撮像素子1
2の電気信号により測定することができ、またレチクル
3が載置される載物台14をY方向(矢印13)の方向
に移動することにより、ペリクル1の全面を光照射可能
となる。このため、測長器33により、Y方向の位置を
測定すれば、異物のY方向の位置を測定することが可能
となる。
【0015】図3は本発明の一実施例にかかる信号処理
ブロック図を示すものである。1次元撮像素子12から
出力される光電変換信号(例えば図2(b)、(d)の
ような信号)はピークホールド回路30にて信号レベル
のピーク値がホールドされたのち、A/D変換器(アナ
ログ/デジタル変換器)31にて信号ピークに応じてデ
ジタル変換されCPU32に取り込まれる。
【0016】すなわちY方向のある位置において、CP
U32に入力される1次元撮像素子12の信号はペリク
ル上のX方向位置に応じて順次転送される光電変換信号
であり、1次元撮像素子12の各画素で異物信号が1つ
もなければ、そのY方向位置での転送データはすべてゼ
ロの値になる。ペリクル1をY方向に送りながらこの動
作を順次くり返す、Y方向の位置は測長器33により測
長されCPU32に取り込まれる。
【0017】従ってCPU32では1次元撮像素子12
から得られる異物散乱光のピーク値と、X方向の付着位
置ならびにそのときの測長器33から得られるY方向の
位置情報に基づいて、異物の付着座標(X、Y)と散乱
信号の大きさをCRT34上に検査マップとして表示す
る。散乱信号の大きさは異物のサイズに相当するもので
あり、散乱信号の大きさは例えば3分類してA、B、C
の3ランクや色分け等により見やすい形で表示される。 このようなペリクル面上の異物検査における検査領域は
外部から入力可能な構成となっているものとし、検査領
域入力部35からの領域情報に関する入力値はCPU3
2に取り込まれて、設定された検査領域内の装置とCR
T34での結果表示をするようになっている。
【0018】もちろんこのとき設定可能な検査領域には
限度があり、ペリクルフレーム2より外側ではフレーム
散乱光が発生するため異物の検査は不可である。本実施
例ではこの検査領域以外の領域からのフレーム散乱光を
一次元撮像素子12で受光し、1次元撮像素子12はフ
レーム散乱光の大きさに応じた信号を出力する。この出
力信号をCPU32で処理して、この処理結果から光源
4の照射動作又は一次元撮像素子12の検出動作(一次
元撮像素子12そのものの検出動作と一次元撮像素子1
2からの信号の処理動作)の少なくとも一方の動作が正
常に行なわれているかどうかの判定するものである。こ
の判定結果は表示機能36にて表示される。
【0019】以下フレーム散乱光の取り込み領域につい
て説明する。図4はペリクルフレーム2を上面から見て
、検査領域(図中白ぬき部分)フレーム散乱光取り込み
領域(図中斜線部分)を示す。例えばフレーム2の中心
を原点とする座標系(X,Y)を考えたとき、検査領域
(X、Y)はフレーム2のサイズにより制限され(図中
破線)−Xmax ≦X≦Xmax かつ−Ymax 
≦Y≦Ymax である。ここで、Xmax ,Yma
x は異物検査の最大領域を示す絶対値である。従って
検査領域入力値X+ 、X− 、Y+ 、Y− は、X
+ ≦Xmax 、−Xmax ≦X− 、Y+ ≦Y
max 、−Ymax ≦Y− である。一方フレーム
散乱光取り込み領域の外側は1次元撮像素子12の受光
範囲や、Y方向の搬送可能なストローク等により制限さ
れる。フレーム散乱光取り込の内側は検査領域の設定値
までである。今仮にフレーム散乱光取り込み領域の外側
の最大値をX0 、Y0 とすると、フレーム散乱光取
り込み領域はY位置に対して   −Y0 ≦Y≦Y− のとき  −X0 ≦X≦X
0               …(1)  Y− 
≦Y≦Y+ のとき−X0 ≦X≦X− とX+ ≦X
≦X0   …(2)  Y+ ≦Y≦Y0 のとき−
X0 ≦X≦X0                 
  …(3)となる。
【0020】例えばこれら(1)〜(3)の3つの領域
に分けてフレームからの散乱光を取り込む場合について
説明すると以下のようになる。まず、(1)に示した領
域についてフレームからの散乱光信号を得るようにする
。前述のごとく一次元撮像素子12の各素子は検査領域
及びフレーム散乱光取り込み領域(帯状照射領域)をX
方向に分割した小区域からの光だけを受光する。この領
域(1)では一次元撮像素子12の各素子はX方向に長
手方向を持つフレーム2の部分をX方向に分割した小区
域からの光を受光するものであり、一次元撮像素子12
の各素子がフレーム散乱光を検出することが可能となる
。従って、この領域(1)では照射部の照射動作が正常
に行われているかどうかの判定とともに、一次元撮像素
子12の各素子の検出動作の判定が可能となる。
【0021】次に(2)に示した領域では、(2)に示
したX領域からの光受光する一次元撮像素子12の各素
子でフレーム散乱光を検出するようにする。このとき異
物検査領域からの光を受光する一次元撮像素子12の各
素子で異物からの散乱光を検出するものである。従って
(2)に示した領域ではフレーム散乱光と異物からの散
乱光を同時に検出することが可能である。
【0022】そして(3)に示した領域では(1)に示
した領域と同様に一次元撮像素子12の各素子はフレー
ム散乱光を検出可能となる。従って、一回の異物検査時
に以上の3つの領域のすべてについてフレーム散乱光を
検出するようにすれば、検査領域の検査前、検査中、検
査後について光源4の照射動作及び一次元撮像素子12
の検出動作が正常に行われているかどうかの判定が可能
となる。
【0023】また、(3)の領域の検査については省略
したり、(2)の領域の検査についてはY方向の特定位
置だけについてフレーム散乱光を取り込むようにしても
よいし、(1)の領域からの散乱光に対応する信号のみ
から光源4の照射動作及び一次元撮像素子12の検出動
作が正常に行われているかどうかの判定を行うようにし
てもよい。
【0024】また、例えば検査すべきロットの2回目の
検査からは前述の(1)〜(3)の検査領域のうち、(
3)の領域の検査については省略したり、(2)の領域
の検査についてはY方向の特定位置だけについてフレー
ム散乱光を取り込むようなシーケンスとしてもよいし、
ロットの2回目の検査からは1回でもフレームからの散
乱光信号が得られれば正常に動作していると判定するよ
うにしてよい。
【0025】次にCPU32の判定シーケンスの一例を
図5を参照して説明する。取り込み領域(1)〜(3)
の区別をつけず((1)〜(3)で判断に区別をつけず
)に光源4の照射動作と一次元撮像素子12の検出動作
の以上の有無の判定を行う場合について説明する。A/
D変換器31からのX方向の位置を表す信号50aと散
乱光の大きさに応じた信号50b(信号50aと信号5
0bを合わせて以下「A/D変換後信号50」とする。 )及びY方向位置測長器33からのY方向測長器信号5
1がCPU32に入力される。そして判断52で予めC
PU32に入力された検査領域入力部からの入力値とC
PU32に転送されてくるデータ(A/D変換後信号5
0とY方向測長器信号51)から信号50bが検査領域
内から得られた散乱光に対応するものかフレーム散乱光
取り込み領域(1)内から得られた散乱光に対応するも
のかの判断を行なう。
【0026】検査領域内ならば前述の如くCRT34上
に異物の検査結果を表示する。取り込み領域内(すなわ
ち検査領域外)ならば判断53で信号50bに対して予
め設けられている規定のスレッショルドレベル以上の信
号があるかどうかの判断を行う。この場合のスレッショ
ルドレベルはフレーム散乱光に対応する信号を検出可能
に信号のボトム値よりも小さなレベルに設定してあるも
のとする。
【0027】そして、取り込み領域内から得られる一次
元撮像素子12の各素子からの信号に1つでも規定のス
レッショルド以上の大きさの信号があるならば、光源4
の照射動作と1次元撮像素子12の検出動作が正常に動
作していると判定し、動作正常/異常表示部36におい
て正常表示する。1つもスレッショルド以上の信号がな
い場合には光源4が点灯していないか、又は1次元撮像
素子12そのものの検出動作あるいは一次元撮像素子1
2からの信号の信号処理系の動作が異常であるとして動
作正常/異常表示部36に異常表示する。
【0028】また、取り込み領域を前述の(1)〜(3
)に分けて動作の異常を判定する場合について図6を参
照して説明する。図6は、図5に示すシーケンスにおい
て判断52で取り込み領域内であると判断された場合の
b以降の判定シーケンスについて示してある。尚、この
場合において判断52で検査領域内であると判断された
場合の判定シーケンスについては図5に示した場合と同
様とする。図6のb以降の判断101で取り込み領域は
(2)か否かが判断される。取り込み領域が(2)であ
ると判断された場合は判断53と同様に判断103で信
号50bに対して予め設けられている規定のスレッショ
ルドレベル以上の信号が1つでもあるかどうかの判断を
行う。これ以降の動作については図5の判断53以降の
動作と同様とする。一方、図6の判断101で取り込み
領域が(2)以外((1)あるいは(3))であると判
断された場合は判断102で一次元撮像素子12の各素
子からの信号の全部スレッショルド以上の大きさの信号
であるか否かが判断される。全部の信号がスレッショル
ド以上の大きさの信号ならば、光源4の照射動作と一次
元撮像素子12の検出動作(一次元撮像素子12そのも
のの検出動作と一次元撮像素子12からの信号の処理動
作)が正常に動作していると判定し、動作正常/異常表
示部36において正常表示する。全部の信号がスレッシ
ョルド以上の大きさの信号でない場合には判断104で
スレッショルドレベル以上の信号が1つでもあるかどう
かの判断を行う。1つでもある場合には表示部36に一
次元撮像素子12の検出動作の異常であると表示し、1
つもない場合には光源4の照射動作の異常であると表示
する。図6のようなシーケンスにすることにより、異物
検査を行っている時と同時に光源4の照射動作と一次元
撮像素子12の検出動作の異常の有無を判定することが
できる。また、光源4の照射動作の異常なのか一次元撮
像素子12の検出動作の異常なのかを弁別して判定する
ことも可能となる。
【0029】前述のシーケンスによって動作が異常であ
ると判定した場合は、そのままの状態にペリクル付きレ
チクルを放置しておかずに、例えば不図示の搬送機構に
より不図示のペリクル付きレチクル用収納ケースにアン
ロードして、放置時間を極力短かくすることにより、異
物が付着する可能性を低減するような自動シーケンスに
してもよい。
【0030】また動作正常/異常表示部はCRT34と
別に設ける必要はなく、例えばCRT34の検査マップ
上の表示をすべて異物検出したという表示にしてもよい
。こうすれば誰が見ても異常とわかるし、またペリクル
の全面に異物がついているという表示ならば、誤って転
写露光のシーケンスを実行することもないからである。
【0031】なお、本実施例では1次元撮像素子12で
X方向の位置検出も行なっているが、例えば光ビームを
光学的にX方向に走査して、位置情報とともに信号をサ
ンプリングすることによって異物を検出する装置におい
ても本発明が適用されることは言うまでもない。また、
以上の実施例ではペリクル付レチクルを検査する場合に
ついてのべてきたが、ペリクル無しのレチクルを検査す
る場合でも、例えば図4のフレーム2の部分をレチクル
面とほぼ等しい高さの散乱板とすることにより、前述と
同じ動作によってレチクルの異物検査と同時に光源の照
射動作、または撮像素子12の検出動作が正常に動作し
ているかどうかの判定が可能となる。
【0032】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、ペリクルフ
レームを使って光源又は撮像素子が正常に動作している
かどうかの判定を行っているので、ペリクルフレームに
変更を加えることなく、ペリクルの異物検査と同時に動
作が正常に行なわれているかどうかの判定が可能となる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による異物検査装置の構成を
示す図。
【図2】(a)  本発明の一実施例によるX方向に延
びたペリクルフレームからの散乱光の発生を示す図、(
b)  (a)の場合の散乱光の大きさに応じた信号を
示す図、(c)  本発明の一実施例によるY方向に延
びたペリクルフレームからの散乱光及び異物からの散乱
光の発生を示す図、(d)  (c)の場合の散乱光の
大きさに応じた信号を示す図、
【図3】本発明の一実施例による電気信号処理ブロック
図。
【図4】本発明の一実施例によるペリクル面の検査領域
とフレーム散乱光取り込み領域を示す図。
【図5】、
【図6】本発明の一実施例による動作判定シーケンスを
示すフローチャートである。
【主要部分の符号の説明】
1  ペリクル 2  ペリクルフレーム 4  光源 8  入射ビーム 12  1次元撮像素子 32  CPU(判定手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一方の縁部が平板状の基板に当接する
    枠部材の他方の縁部に張設された薄膜に光を照射する照
    射手段と、前記薄膜の所定領域内からの散乱光を受光し
    、該散乱光の強度に応じた信号を出力する光電変換手段
    とを有し、前記光電変換手段からの信号にもとづいて前
    記所定領域内に存在する異物を検出する異物検査装置に
    おいて、前記枠部材からの散乱光に応じた信号に基づい
    て、前記照射手段の照射動作又は前記光電変換手段の検
    出動作の少なくとも一方の動作異常を判定する動作判定
    手段とを有することを特徴とする異物検査装置。
JP3139880A 1991-06-12 1991-06-12 異物検査装置 Pending JPH04364749A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008309678A (ja) * 2007-06-15 2008-12-25 Naberu:Kk 汚卵検査装置
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