JPH09218162A - 表面欠陥検査装置 - Google Patents

表面欠陥検査装置

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JPH09218162A
JPH09218162A JP2270296A JP2270296A JPH09218162A JP H09218162 A JPH09218162 A JP H09218162A JP 2270296 A JP2270296 A JP 2270296A JP 2270296 A JP2270296 A JP 2270296A JP H09218162 A JPH09218162 A JP H09218162A
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JP
Japan
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sample
light
observation system
holder
antireflection plate
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Withdrawn
Application number
JP2270296A
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English (en)
Inventor
Masaru Matsumoto
勝 松本
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】標本が一部に透明部分を有するものでも、常に
その表面の欠陥を正確に検出する。 【解決手段】標本面24に光を照射し、その反射光をCC
Dカメラ32を含む観察系で得て画像処理することにより
標本面24での欠陥を検出する表面欠陥検査装置におい
て、上記標本面24位置で標本(35)をその裏面周辺部で
保持する保持部分を除いて上記標本(35)の対応部分を
中空構造としたホルダ28と、このホルダ28を挟んで上記
観察系の反対側で且つ上記観察系の焦点深度範囲外に配
置された反射防止板34とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば石英ウエハ
や液晶基板などの標本の表面の欠陥を検出するための表
面欠陥検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】石英ウエハや液晶基板等の薄板状の標本
に光を照射して該標本の表面上の傷、ごみ、膜むら等の
欠陥をCCDカメラ等で撮像し、得た信号を画像処理す
ることで該表面上の欠陥を自動的に検出する表面欠陥検
査装置が例えば特開平5−111868号公報により知
られている。
【0003】図3はこの特開平5−111868号公報
に係る表面欠陥検査装置の概略構成を示すもので、第1
の光源1から発せられた光がハーフミラー3によって反
射された後にコリメータレンズ4により光束が平行とさ
れて標本面5に照射される。
【0004】この際、標本面5に対しては上記第1の光
源1とは別に、第2の光源7から発せられた光がほぼ真
横方向から照射され、上記第1の光源1からの光と合わ
せて標本面5に傷、ごみ、膜むら等の欠陥があった場合
にその存在を際立たせるようになっており、この標本面
5上の画像がコリメータレンズ4、ハーフミラー3を介
してCCDカメラ2により撮像される。
【0005】そして、このCCDカメラ2で得た標本面
5の画像をここでは図示しない画像処理装置により処理
することで、自動的に上記欠陥を検出可能としたもので
ある。
【0006】なお、同図で6aは、光を透過する標本に
対する欠陥検査を行なう場合に標本の図中下部側に位置
する構造物がCCDカメラ2で撮像されてしまうのを防
止するべく配置された反射防止板であり、ここではその
板面を上記標本面5と平行に6a配置しているが、この
反射防止板6aに代えて図中に6bで示す上記標本面5
とは斜めに配置した反射防止板を用い、上記光源1,7
からの光を逃がすようにすることもある。
【0007】しかるに、上述した画像処理装置で標本面
5上の欠陥を自動的に検出可能としたために、検査員が
直接目視検査を行なう場合と比べて、個人差による検査
結果のばらつき、検査員から標本への発塵等を排除する
ことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記図3
で示した装置では、特に標本が光を透過する透明部分を
有する場合に、しばしば反射防止板6aまたは6bに写
った標本面の被透明部分の影を欠陥であるものとして誤
検出し、あるいは上記影の部分に隠れた本当の欠陥を見
逃してしまうという、いずれも正確な欠陥の検査を疎外
してしまう結果となる。
【0009】図4はこのような誤検出のケースを例示す
るものである。ここでは、上記第2の光源7から発せら
れた光Oがレンズ11を介して平行な光束を有するもの
とされた後に標本12の表面、すなわち上記標本面5に
照射され、コリメータレンズ4を介して上記第1の光源
1からの光も照射されて、その画像がコリメータレンズ
4を介して図示しないCCDカメラ2に撮像されるもの
とする。
【0010】しかるに、第2の光源7からの光が図示す
る如く標本12に対して斜め上方から照射される場合、
標本12が例えば表面に配線パターンWを形成した液晶
基板の如く、部分的に透明部分を有するものであると、
該配線パターンWの影Sが反射防止板6b(または6
a)に投影され、CCDカメラ2により共に撮像される
ことになる。
【0011】図中の画像IはこのときCCDカメラ2で
撮像される標本12の状態を例示するもので、配線パタ
ーンWと共に、この配線パターンWと第2の光源7から
の光Oにより反射防止板6b上にできる影Sが写り込ん
でしまうと共に、反射防止板6b上のごみDも実際には
標本12上にあるものではないにも拘らず写り込んでし
まうことになる。
【0012】また、反対に、標本12上の上記影Sに相
当する部分に仮に傷、ごみ等の欠陥がある場合でも、上
記影Sが写り込んでいるために画像Iによってこれを確
認することはできなくなる。
【0013】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、たとえ標本が少な
くとも一部に透明な部分を有するものであっても、常に
その表面の欠陥を正確に検出することが可能な表面欠陥
検査装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
標本に光を照射し、その反射光を観察系で得て画像処理
することにより該標本表面の欠陥を検出する表面欠陥検
査装置において、上記標本をその裏面周辺部で保持する
保持部分を除いて上記標本の対応部分を中空構造とした
ホルダと、このホルダを挟んで上記観察系の反対側で且
つ上記観察系の焦点深度範囲外に配置された反射防止板
とを具備したものである。
【0015】このような構成とした結果、たとえ標本が
少なくとも一部に透明な部分を有するものであっても、
標本の背面側の反射防止板が上記観察系で得られる標本
の画像に影響を与えることなく、標本の表面欠陥を常に
正確に検出することが可能となる。
【0016】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記反射防止板の少なくとも上記光が
照射される面を黒色または黒色に近い暗色としたもので
ある。
【0017】このような構成とした結果、上記請求項1
記載の発明の作用に加えて、反射防止板における光の反
射を最小限に抑えたため、標本の背面側に配置された反
射防止板が上記観察系で得られる標本の画像に影響を与
える度合いをより少なくすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態に係
る表面欠陥検査装置を図面を参照して説明する。図1は
その概略構成を示すもので、第1の光源21から発せら
れた光は、レンズ22を介して光束が平行とされた後
に、ハーフミラー23によって全反射されて標本面24
に垂直に照射される。
【0019】この標本面24に対しては、上記第1の光
源21とは別に、第2の光源25から発せられた光がミ
ラー26を介した後にレンズ27により光束が平行とさ
れてから、斜め上方より照射される。
【0020】しかるに上記標本面24は、ここでは図示
しない標本をホルダ28上に載置して保持、固定した場
合の上面位置であり、この標本面24における画像が上
記ハーフミラー23を透過し、コリメータレンズ29に
より平行光から収束光とされた後にミラー30,31を
介してCCDカメラ32により撮像される。
【0021】このCCDカメラ32で得た標本面24の
画像は、ここでは図示しない画像処理装置により処理さ
れることで、自動的に上記標本面24に存在する欠陥が
検出される。
【0022】上記ホルダ28は、標本をその裏面周辺部
で保持する複数の保持部分を有するもので、これら保持
部分を除いて標本と対応する下部側が中空構造となって
いる。
【0023】またこのホルダ28は、上記標本面24に
垂直なXY平面にホルダ28を移動させるXYステージ
33上に組合わせて固定されるもので、このXYステー
ジ33の上記標本に対応する下部側も図示する如く中空
構造となっている。
【0024】そして、上記ホルダ28及びXYステージ
33の下部側、上記標本面24からCCDカメラ32を
含む観察系の焦点深度範囲を外れた位置に反射防止板3
4が配置される。この反射防止板34は、少なくともホ
ルダ28、XYステージ33側の全面が黒一色とされて
いる。
【0025】しかし、例えばホルダ28に保持固定され
る標本の全体が透明な部材で構成されていた場合、ある
いはホルダ28に標本を保持していない場合には、上記
第1の光源21からレンズ22、ハーフミラー23を介
して標本面24に垂直に照射される光は、ホルダ28及
びXYステージ39の各中空部分を介して反射防止板3
4に照射されることとなる。
【0026】上記のような構成にあって、上記反射防止
板34の配設される位置について図2により説明する。
同図は上記標本面24を挟んでCCDカメラ32及びコ
リメータレンズ28を含む観察系と相対向する位置に配
設された反射防止板34の関係を例示するもので、上記
該観察系が標本面24の位置にピントを合わせていた場
合、このピント位置の上下ある一定の範囲L1 の間にあ
るものに対してはすべてピントが合ってその存在を確認
可能とする。
【0027】この一定の範囲L1 を焦点深度と呼ぶもの
とすると、標本35が光を透過するものであった場合、
図中にハッチングで示す上記焦点深度範囲L1 にある標
本35以外の物体は観察の障害となる。そのために反射
防止板34は、標本面24から下方にL1 だけとった図
中のA位置より少なくとも下方に配設しなければならな
い。
【0028】ここで、この該A位置から実際に反射防止
板34が配設される位置までの距離をL2 とすると、こ
の距離L2 を大きく設定するほどに反射防止板34が観
察に影響を及ぼす可能性を低くすることができることに
なる。
【0029】また、反射防止板34の素材としては、例
えばアルミニウムやステンレス鋼等の表面状態が均一な
金属であればよく、少なくとも光が照射される面全体を
光の反射を防止するべく艶消しの黒色とすることが望ま
しい。なお、黒色以外にも反射率の十分低い黒色に近い
暗色を用いることも可能である。
【0030】反射防止板34を上述した構成とすること
により、たとえ標本35が光をある程度透過するもので
あったとしても、反射防止板34を観察系の焦点深度範
囲L1 から充分離した位置に配設しているため、この反
射防止板34による反射光や反射防止板34上の異物等
をCCDカメラ32で標本35の表面上の欠陥を表わす
画像として誤って撮像してしまうことはない。
【0031】同様に、標本35が透明な部材上に配線パ
ターンを形成した際に、反射防止板34を標本35から
充分離した位置に配設しているため、第2の光源25に
より斜め上方から光が照射されることで発生する上記配
線パターンの影を反射防止板34に位置してCCDカメ
ラ32が撮像する標本35の画像中に写し込んでしまう
ことはない。
【0032】
【発明の効果】以上詳記した如く本発明によれば、たと
え標本が少なくとも一部に透明な部分を有するものであ
っても、常にその表面の欠陥を正確に検出することが可
能な表面欠陥検査装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る概略構成を示す
図。
【図2】同実施の形態に係る反射防止板の配設位置を説
明する図。
【図3】従来の表面欠陥検査装置の概略構成を示す図。
【図4】従来の表面欠陥検査装置による誤検出を説明す
る図。
【符号の説明】 1,21…第1の光源 2,32…CCDカメラ 3,23…ハーフミラー 4,29…コリメータレンズ 5,24…標本面 6a,6b,34…反射防止板 11,22,27…レンズ 12,35…標本 25…第2の光源 26,30,31…ミラー 28…ホルダ 33…XYステージ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標本に光を照射し、その反射光を観察系
    で得て画像処理することにより該標本表面の欠陥を検出
    する表面欠陥検査装置において、 上記標本をその裏面周辺部で保持する保持部分を除いて
    上記標本の対応部分を中空構造としたホルダと、 このホルダを挟んで上記観察系の反対側で且つ上記観察
    系の焦点深度範囲外に配置された反射防止板とを具備し
    たことを特徴とする表面欠陥検査装置。
  2. 【請求項2】 上記反射防止板の少なくとも上記光が照
    射される面を黒色または黒色に近い暗色としたことを特
    徴とする請求項1記載の表面欠陥検査装置。
JP2270296A 1996-02-08 1996-02-08 表面欠陥検査装置 Withdrawn JPH09218162A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004333198A (ja) * 2003-05-01 2004-11-25 Olympus Corp 基板検査装置
CN100382271C (zh) * 2005-09-27 2008-04-16 力晶半导体股份有限公司 晶片检查系统及方法
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030506