JPS62134647A - 異物検査装置 - Google Patents

異物検査装置

Info

Publication number
JPS62134647A
JPS62134647A JP60275203A JP27520385A JPS62134647A JP S62134647 A JPS62134647 A JP S62134647A JP 60275203 A JP60275203 A JP 60275203A JP 27520385 A JP27520385 A JP 27520385A JP S62134647 A JPS62134647 A JP S62134647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pellicle
optical system
foreign matter
scattered light
laser beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP60275203A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH065382B2 (ja
Inventor
Yukio Uto
幸雄 宇都
Masataka Shiba
正孝 芝
Mitsuyoshi Koizumi
小泉 光義
Kiyoshi Wakai
若井 清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP27520385A priority Critical patent/JPH065382B2/ja
Publication of JPS62134647A publication Critical patent/JPS62134647A/ja
Publication of JPH065382B2 publication Critical patent/JPH065382B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/68Preparation processes not covered by groups G03F1/20 - G03F1/50
    • G03F1/82Auxiliary processes, e.g. cleaning or inspecting
    • G03F1/84Inspecting

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野] 本発明は、異物検査装置に係り、特に半導体集積回路の
露光工程で用いられるレチクルやマスクへの異物付着を
防止するペリクルへの異物の付着の有無と付着面の検出
に好適な異物検査装置に関する。
〔発明の背景〕
現在、半導体集積回路の露光工程では、縮小投影露光装
置や1:1反射形投影露光装置のごとき投影式の露光装
置が使用されているが、回路パターンの原版となるレチ
クルやマスクの表面に異物が付着すると、その像がウェ
ハに転写し、不良となる。そこで、露光前にレチクルや
マスクを検査し、異物が存在する場合には洗浄し、異物
を除去した後に露光を行って歩留りを保つ必要がある。
このような目的に用いられるレチクルやマスクの自動検
査装置としては、特開昭57−80546号。
特開昭58−79144号公報等に開示されている技術
がある。
微小異物のレチクルやマスクへの付着確率は、一般に異
物寸法の二乗に反比例するとされる。したがって、半導
体集積回路のパターン微細化に伴い、転写され、不良を
発生させる異物寸法も小さくなったため、共物の付着確
率も高くなっている。
その結果、レチクルやマスクの洗浄回数が増加し、露光
装置を有効に稼動させることが難しくなってきている。
ところで、特開昭54−80082号公報に異物付着防
止膜が示されており、これを第8図に示す。
この第8図に示す異物付着防止膜は、金属の枠1にニト
ロセルローズ等で形成された透明薄膜であるペリクル2
を貼付して構成されている。レチクルやマスク(以下、
「基板」という)3に異物付着防止膜を装着すると、基
板3上への新たな異物付着を防止できる。また、ペリク
ル2の外側に付着した微小異物4は露光装置の投影光学
系の焦点深度外にあるため、ウェハ上に転写されにくい
なお、第8図中、5は基板上に形成された回路パターン
、6はペリクルの内側に付着した異物を示す。
前記基板3を十分に洗浄した後、清浄な異物付着防止膜
を装着すると、基本的には露光前の異物検査は不要とな
る。この清浄な異物付着防止膜の供給に関しては、異物
付着防止膜の機能から、従来ペリクル2に投光機で光を
照射して目視で観察できる程度(約5μmφ)の異物に
ついて注意すれば十分であると考えられていた。しかし
、異物付着防止膜の使用実績の増加に伴い、ペリクル2
の内側に付着していて目視検査では発見されないような
微小異物6が偶発的にペリクル2から離れて基板3上に
落下し、投影光学系の焦点深度内に入り、ウェハ上に転
写され、不良を発生させるという事故も出現してきてい
る。
そこで、ペリクル2の内側を検査し、その内側に付着し
た微小異物6のみを検出し、これを除去する装置が必要
となってきている。この場合、異物付着防止膜の枠1に
貼付された極めて薄いペリクル2の特に内側の異物6の
みを検出する技術が要求される。しかし、従来の自動検
査技術では、異物の付着面を判定することが不可能であ
った。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、前記従来技術の問題を解決し、ペリク
ルへの異物の付着の有無と付着面とを検出し得る異物検
査装置を提供することにあり、本発明の他の目的は検出
感度をより一層向上させ得る異物検査装置を提供するこ
とにあり、本発明の他の目的は異物の付着面をより一層
明確に判定し得る異物検査装置を提供することにある。
〔発明の)既要〕
本発明は、第2図に示す光の特性を利用しているところ
に特徴を有する。
つまり、第2図は物体に光を照射した時の入射角θと反
射率Rとの関係をS偏光10およびP偏光11について
示したもので、入射角θが大きい、すなわち物体に対し
て浅い入射角度で光を照射すると、θが60〜80度近
傍ではS偏光とP偏光とで反射率から求められる透過率
の比は2倍程度の差が生しる。さらにθが90度に近付
くと、反射率が100%に近くなり、光透過が皆無に近
くなる。本発明は、この特性を利用して異物の付着の有
無の検出と同時に付着面の判定を行うものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面により説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は本発
明の特徴を示すグラフ、第3図(イ)〜(ニ)は本発明
の原理説明図、第4図はペリクルの枠の影古を避けるた
めのレーザ光の照射を示す平面図、第5図は第1図に示
す実施例の主検出系の断面図、第6図はレーザ光スポッ
トの走査を示す平面図である。
これらの図に示す実施例では、金属製の枠1と、これに
貼付されたペリクル2とを有する異物付着防止膜の、前
記ペリクル2の内側に検査用の偏光レーザ光を照射する
ようになっている。
そして、この実施例の異物検査装置は、ペリクル2に検
査用の偏光レーザ光を照射する主光学系と、異物付着防
止膜の外側で異物からの散乱光を検出する主検出系59
と、ペリクル2の透過光量を検出し、ペリクル2の透過
率の個体差により補正を行うための補正光学系と、前記
主検出系と補正光学系からの情報からペリクル2への異
物の付着の有無と付着面とを判定する処理系とを備えて
構成されている。
前記主光学系では、第1図に示すように、レーザ発振器
30からレーザ光が発振され、そのレーザ光はボ、ケル
ズセル等の旋光素子31により偏光レーザ光20とされ
、その偏光レーザ光20は光路32に従いビームエキス
パンダ33、ガルバノミラ−34、フォーカシングレン
ズ35を経て、ミラー36を第1図に実線で示す位置に
セットした時はミラー37a。
38aを通って光路40aに従い、ペリクル2上にレー
ザ光スポット41を照射し、前記ミラー36を第1図に
仮想線で示す位置にセットした時はミラー39゜37b
、 38bを通り、光路40bに従い、前記ペリクル2
をレーザ光スポット41で照射するようになっている。
そして、ガルバノミラ−34とフォーカシングレンズ3
5により、レーザ光スポット41を第1図に矢印42で
示すごとく、ペリクル2上をY方向に走査させ、異物付
着防止膜を搭載したステージ48をモータ47によりX
方向に移動させ、ペリクル2の全面を検査可能としてい
る。前記ミラー36は、ステージ48の移動に合わせて
偏光レーザ光20の光路を切り替え、第4図に示すよう
に、光路40aでペリクル2の一半部Aを検査可能とし
、光路40bでペリクル2の他半部Bを検査可能として
いる。
さらに、主光学系は第1図、第5図に示すように、ペリ
クル2に対して偏光レーザ光20を浅い入射角度αで照
射するようになっており、その入射角度αは異物付着防
止膜の枠1に偏光レーザ光20が遮られない範囲で好ま
しくは10〜20度に設定されている。
前記主検出系59は、第1図、第5図に示すように、異
物6からの散乱光53を異物付着防止膜の外側に設けら
れた円筒レンズ43、ミラー44を介して光ファイバ4
5で集光し、光センサ46に豆き、同一の異物に対して
P偏光レーザ光を照射した時の散乱光強度とS偏光レー
ザ光を照射した時の散乱光強度とを検出し、その検出結
果を処理系に送り込むようになっている。
前記補正光学系は、主検出系による検査に先立ってミラ
ー49,50.51を介して、ペリクル2に対して垂直
にレーザ光を照射し、光センサ52により透通光量を険
出し、その検出結果を処理系に送り込むようになってい
る。
前記処理系(図示せず)は、前記補正光学系の光センサ
52から透過光量を取り込み、検査すべきペリクル2の
透過率の個体差を求め、前記主検出系59の光センサ4
6からP偏光レーザ光照射での散乱光強度とS偏光レー
ザ光照射での散乱光強度とを取り込み、両散乱光強度を
ペリクル2の透過率の個体差により補正した後、両散乱
光強度を比較し、この値から前記ペリクル2への異物の
付着の有無と付着面とを判定するように構成されている
次に、前記実施例の異物検査装置による、異物付着防止
膜のペリクル2への異物の付着とその付着面の検査につ
いて説明する。
第3図は、偏光方向により光の透過率が異なることを用
いた前記実施例の原理を示したものである。
この実施例で被検体としての異物付着防止膜は、金属製
の枠lが存在することから、この枠1に遮られずに異物
からの散乱光53を十分に集め検出するため、散乱光5
3の検出は異物付着防止膜の外側で行う。
いま、レーザ光21〜24をペリクル2に対してα(α
嬌10〜20度)の入射角度に傾けて照射する。
第3図(イ)7 (ロ)のように、ペリクル2の内側に
異物6が存在する場合、S偏光レーザ光21゜P偏光レ
ーザ光22を照射しても、レーザ光はペリクル2を透過
しないで、異物6に到達するため、異物6に照射される
光エネルギーは等しい。散乱光53は、ペリクル2の外
側に位置(図では真下)するため、ペリクル2を高い透
過率(θ=0度)で透過した散乱光強度は、レーザ光の
偏光方向によらず大きい。
一方、ペリクル2の外側に異物4が存在する場合、第3
図(ハ)のようにS偏光レーザ光23を照射すると、ペ
リクル2での反射率が高いため、異物4に照射される光
エネルギーは極めて小さく、散乱光強度も小さい。
また、第3図(ニ)のようにP偏光レーザ光24を照射
すると、ペリクル2でのレーザ光の透過率は第3図(ハ
)に比べて2倍程度大きいため、散乱光強度も第3図(
ハ)に比べて2倍程度大きくなる。
かかる事象から、次のことが分かる。
+l)S、Pいずれの偏光レーザ光を照射しても、ペリ
クル2の内側の異物6の方が散乱光強度が大きく、感度
が高い。
(2)P偏光レーザ光照射での散乱光強度とS偏光レー
ザ光照射での散乱光強度の比をとった時、ペリクル2の
内側の異物6では比の値がほぼ1になるのに対し、ペリ
クル2の外側の異物4では比の値が2に近くなり、この
値より異物の付着面の判定ができる。
ところで、ペリクル2の品種によってレーザ光の透過率
が異なる。また、前記第3図(イ)。
(ロ)に示すように、ペリクル2の内側の異物6からの
散乱光は、ペリクル2に対してほぼ垂直に透過する。
そこで、ペリクル2の異物の検査に先立ち、補正光学系
により第1図の光路32からミラー49,50゜51を
介してレーザ光を導き、このレーザ光をペリクル2に垂
直に照射し、光センサ52で透過光量を検出し、これを
処理系に送り込む。
前記処理系では、光センサ52からの透過光量に基づい
て検査すべきペリクル2の透過率の個体差を求め、主検
出系59で検出される異物からの散乱光強度に基づいて
異物の付着面の判定を行う時の闇値の補正に備える。
ついで、第1図に示す主光学系のビームエキスパンタ3
3、ガルバノミラ−34、フォーカシングレンズ35に
検査用の偏光レーザ光20を導き、第4図に示すペリク
ル2の一半部Aを検査する時はミラー37a、38a 
、光路40aを経てレーザ光スポット41を照射し、ペ
リクル2の他生部Bを検査する時はミラー36を第1図
に仮想線で示す位置に移動させ、ミラー39.37b、
 38b、光路40bを経てレーザ光スポット41を照
射する。
さらに、主光学系によりペリクル2のY方向の走査を行
い、ステージ48によりペリクル2のX方向の走査を行
うため、第6図に示すように、検査領域54を移動させ
る。ガルバノミラ−34の振れ角と、ステージ4Bの移
動量とにより検査領域54のXY座標が求まる。そこで
、Y方向−周期の間にステージ48の送り量Fを検査領
域54のX方向の大きさDに対してD>Fなる関係にセ
ントする。
そして、第1図に示す旋光素子31により、例えば第6
図に示すように、検査領域54がY方向のプラス方向5
5に向かう時にS偏光に、マイナス方向56に向かう時
にP偏光にそれぞれレーザ光20の偏光方向を変化させ
る。
ついで、P偏光レーザ光照射時と、S偏光レーザ光照射
時との各々で検出される異物の位置と散乱光強度とを処
理系に記憶させておく。
続いて、実際に検査すべくペリクル2に光学系からP偏
光レーザ光とS偏光レーザ光とを照射し、異物からの散
乱光強度を第1図、第5図に示す主検出系59の円筒レ
ンズ43、ミラー44、光ファイバ45を通じて光セン
サ46により検出し、光センサ46から処理系に送り込
む。
前記処理系では、主検出系59の光センサ46からP偏
光レーザ光照射での散乱光強度とS偏光レーザ光照射で
の散乱光強度とを取り込み、両散乱光強度を補正光学系
から取り込んだ透過光計より予め求めておいたペリクル
2の透過率の個体差により補正する。ついで、両散乱光
強度を比較し、比の値を求める。そして、この処理系で
は前記P偏光レーザ光照射での散乱光強度とS偏光レー
ザ光照射での散乱光強度の比の値が1の時はペリクル2
の内側に異物が付着していると判定し、比の値が2の時
はべりクル2の外側に異物が付着していると判定する。
したがって、この第1図〜第6図に示す実施例によれば
、ペリクル2への異物の付着と付着面とを高い検出感度
で検査することができる。
次に、第7図は本発明の他の実施例を示す縦断面図であ
る。
この図に示す異物検査装置は、主光学系と、主検出系5
9の他に、補助光学系と、補助検出系62とが設けられ
、これに伴い処理系の機能を異にしている。
前記主光学系は、第1図に示す旋光素子31の代りに偏
光板58が設けられている他は前記第1図〜第6図に示
す実施例と同様である。
前記主検出系59も、前記第1図〜第6図に示す実施例
と同様である。
前記補助光学系は、異物付着防止膜の外側からペリクル
2に対して主光学系とは異なる波長のレーザ光60を、
前記主光学系よりさらに浅い入射角度βで照射するよう
になっている。前記レーザ光60の入射角度βは、主光
学系の偏光レーザ光20a。
20bの入射角度αが例えば10〜20度の時は好まし
くは1〜5度に設定される。
前記グイナミソクミラ−61は、主検出系59の円筒レ
ンズ43の下位に配置され、主光学系から照射されかつ
異物で散乱された散乱光と、補助光学系から照射されか
つ異物で散乱された散乱光とを波長分離し、各々主検出
系59と、補助検出系62とに導(ようになっている。
前記補助検出系62は、異物から散乱光が発生した時は
光ファイハロ3で集光し、光センサ64で検出し、その
検出結果を処理系に送り込むようになっている。
前記処理系は、主検出系59の光センサ46と補助検出
系62の光センサ64から散乱光の検出結果を取り込み
、主検出系59でのみ散乱光を検出したか、主検出系5
9と補助検出系62の両方で散乱光を検出したかを判断
し、これに基づいてペリクル2への異物の付着の有無と
付着面とを判定するように構成されている。
そして、この第7図に示す実施例では主光学系から異物
付着防止膜の枠lに遮られない入射角度α(α−10〜
20度)でペリクル2に対して偏光レーザ光20a 、
 20bを照射する。
前記ペリクル2の内側に異物が付着していると、その異
物6からは大きな散乱光が発生する。一方、ペリクル2
の外側に異物が付着していると、何10%かのレーザ光
がペリクル2を透過して異物に照射されるため、やはり
散乱光が発生する。これらの散乱光は、グイナミンクミ
ラー61により波長分離され、主検出系59により検出
され、この主検出系59の光センサ46を通じて処理系
に送り込まれる。
また、異物付着防止膜の外側よりペリクル2に補助光学
系から非常に浅い入射角度β(β−1〜5度)でレーザ
光60を照射すると、ペリクル2を透過するレーザ光6
0の透過率が低いため、ペリクル2の外側に付着した異
物のみから散乱光が発生する。この散乱光は、グイナミ
ソクミラ−61により波長分離され、補助検出系62で
検出され、この補助検出系62の光センサ64を通じて
処理系に送り込まれる。
前記処理系では、主検出系59でのみ散乱光が検出され
たか、主検出系59と補助検出系62の両方で散乱光が
検出されたかを判断する。そして、主検出系59でのみ
散乱光が検出された時はペリクル2の内側に異物が付着
していると判定し、主検出系59と補助検出系62の両
方で散乱光が検出された時はべりクル2の外側に異物が
付着していると判定する。
これにより、この第7図に示す実施例によれば異物の付
着面をより一層明確に判定することができる。
なお、この第7図に示す実施例において、第1図に示す
補正光学系と組み合わせて用いてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明した本発明の1番目の発明によれば、ペリクル
の一方の面側からP偏光レーザ光とS偏光レーザ光とを
別々に前記ペリクルに対して浅い入射角度で照射する主
光学系と、前記ペリクルの他方の面で異物からの散乱光
を検出する主検出系と、この主検出系で検出されたP偏
光レーザ光照射での散乱光強度とS偏光レーザ光照射で
の散乱光強度とを比較し、前記ペリクルへの異物の付着
の有無と付着面とを判定する処理系とを備えて構成して
いるので、ペリクルへの異物の付着の有無と付着面とを
検出し得る効果があり、特に異物付着防止膜の検査装置
に適用した場合に、ペリクルの内側に付着した異物を高
感度に検出できるため、真に清浄な異物付着防止膜を供
給でき、この異物付着防止膜を基板に装着した後の異物
の落下環による不良発生を抑えることができ、半導体製
造の歩留りの大幅な向上を図り得る効果がある。
また、本発明の2番目の発明によれば、ペリクルの一方
の面側からP偏光レーザ光とS偏光レーザ光とを別々に
前記ペリクルに対して浅い入射角度で照射する主光学系
と、前記ペリクルの他方の面で異物からの散乱光を検出
する主検出系と、前記ペリクルに対して垂直にレーザ光
を照射し、その透過光量を検出する補正光学系と、この
補正光学系から透過光量を取り込み、この透過光量から
ペリクルの透過率の個体差を求め、前記主検出系で検出
されたP偏光レーザ光照射での散乱光強度とS偏光レー
ザ光照射での散乱光強度とを取り込み、再散乱光強度を
前記ペリクルの透過率の個体差により補正した後、再散
乱光強度を比較し、前記ペリクルへの異物の付着の有無
と付着面とを判定する処理系とを備えて構成しているの
で、検出感度をより一層向上し得る効果がある。
さらに、本発明の3番目の発明によれば、ペリクルの一
方の面側からレーザ光を前記ペリクルに対して浅い入射
角度で照射する主光学系と、前記ペリクルの他方の面で
異物からの散乱光を検出する主検出系と、前記主光学系
で照射されたレーザ光の検出側から、前記主光学系とは
異なる波長のレーザ光を、前記主光学系よりさらに浅い
入射角度で前記ペリクルに照射する補助光学系と、この
補助光学系から照射されたレーザ光の散乱光の有無を検
出する補助検出系と、前記主検出系と補助検出系から散
乱光の検出結果を取り込み、主検出系でのみ散乱光を検
出したか、主検出系と補助検出系の両方で散乱光を検出
したかを判断し、前記ペリクルへの異物の付着の有無と
付着面とを判定する処理系とを備えて構成しているので
、異物の付着面をより一層明確に判定し得る効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は本発
明の特徴を示すグラフ、第3図(イ)〜(ニ)は本発明
の原理説明図、第4図はべりタルの枠の影響を避けるた
めのレーザ光の照射を示す平面図、第5図は第1図に示
す実施例の主検出系の断面図、第6図はレーザ光スポッ
トの走査を示す平面図、第7図は本発明の他の実施例を
示す縦断面図、第8図は半導体製造に使用される異物付
着防止膜とペリクルに対する異物の付着との関係を示す
縦断面図である。 ■・・・異物付着防止膜を構成している枠、2・・・同
ペリクル、4・・・ペリクルの外側に付着している異物
、6・・・ペリクルの内側に付着している異物、20〜
24・・・偏光レーザ光、30・・・主光学系を構成し
ているレーザ発振器、31・・・同旋光素子、33・・
・同ビームエキスパンダ、34・・・同ガルバノミラ−
335・・・フォーカシングレンズ、36.37a、3
7b、38a、38b、39−同ミラー、41・・・レ
ーザ光スポット、43・・・主検出系を構成している円
筒レンズ、44・・・同ミラー、45・・・同光ファイ
バ、46・・・同光センサ、49,50.51・・・補
正光学系を構成しているミラー、52・・・同光センサ
、53・・・偏光レーザ光の散乱光、5日・・・偏光板
、59・・・主検出系、60・・・補助光学系から照射
されるレーザ光、61・・・主光学系の偏光レーザ光の
異物からの散乱光と補助光学系のレーザ光の異物からの
散乱光とを波長分離するダイナミックミラー、62・・
・補助検出系、63・・・補助光学系を構成している光
ファイバ、64・・・同光センサ。 代理人 弁理士  秋 本  正 実 第1図 第2図 o    。 第4図 第6図 第7図 第8図 手続補正帯(自発) 昭和6−1年6月ト3日 特許庁長官 宇賀道部 殿       61・7・−
3、事件の表示 昭和60年特許願第275203号 、発明の名称 異物検査装置 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所(居所)  東京都千代田区神田駿河台四丁目6番
地氏名(名称)   (510)株式会社日立製作所4
、代理人 住所 東京都港区西新橋1丁目6番14号 相馬西新橋
ビル(1)本願明細書第9頁7行、同頁第14行および
第15行、第14頁第10行、第23頁第10行および
第11行「フォーカシングレンズ」を「f′Oレンズ」
に補正する。 (2)同上第17頁第13行、第18頁第19行、第1
9頁第7行、第23頁第20行「ダイナミックミラー」
を「ダイクロイックミラー」に補正する。 (3)添付図面第4図を別紙のとおり補正する。 以上 補正図面 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ペリクルの一方の面側からP偏光レーザ光とS偏光
    レーザ光とを別々に前記ペリクルに対して浅い入射角度
    で照射する主光学系と、前記ペリクルの他方の面で異物
    からの散乱光を検出する主検出系と、この主検出系から
    P偏光レーザ光照射での散乱光強度とS偏光レーザ光照
    射での散乱光強度とを取り込み、両散乱光強度を比較し
    、前記ペリクルへの異物の付着の有無と付着面とを判定
    する処理系とを備えていることを特徴とする異物検査装
    置。 2、特許請求の範囲第1項において、前記ペリクルに対
    して主光学系からレーザ光を10〜20度の入射角度で
    照射するように構成したことを特徴とする異物検査装置
    。 3、ペリクルの一方の面側からP偏光レーザ光とS偏光
    レーザ光とを別々に前記ペリクルに対して浅い入射角度
    で照射する主光学系と、前記ペリクルの他方の面で異物
    からの散乱光を検出する主検出系と、前記ペリクルに対
    して垂直にレーザ光を照射し、その透過光量を検出する
    補正光学系と、この補正光学系から透過光量を取り込み
    、この透過光量からペリクルの透過率の個体差を求め、
    前記主検出系で検出されたP偏光レーザ光照射での散乱
    光強度とS偏光レーザ光照射での散乱光強度とを取り込
    み、両散乱光強度を前記ペリクルの透過率の個体差によ
    り補正した後、両散乱光強度を比較し、前記ペリクルへ
    の異物の付着の有無と付着面とを判定する処理系とを備
    えていることを特徴とする異物検査装置。 4、特許請求の範囲第3項において、前記ペリクルに対
    して主光学系からレーザ光を10〜20度の入射角度で
    照射するように構成したことを特徴とする異物検査装置
    。 5、ペリクルの一方の面側からレーザ光を前記ペリクル
    に対して浅い入射角度で照射する主光学系と、前記ペリ
    クルの他方の面で異物からの散乱光を検出する主光学系
    と、前記主光学系で照射されたレーザ光の検出側から、
    前記主光学系とは異なる波長のレーザ光を、前記主光学
    系よりさらに浅い入射角度で前記ペリクルに照射する補
    助光学系と、この補助光学系から照射されたレーザ光の
    散乱光の有無を検出する補助検出系と、前記主検出系と
    補助検出系から散乱光の検出結果を取り込み、主検出系
    でのみ散乱光を検出したか、主検出系と補助検出系の両
    方で散乱光を検出したかを判断し、前記ペリクルへの異
    物の付着の有無と付着面とを判定する処理系とを備えて
    いることを特徴とする異物検査装置。 6、特許請求の範囲第5項において、前記ペリクルに対
    して主光学系からはレーザ光を10〜20度の入射角度
    で照射し、補助光学系からはレーザ光を1〜5度の入射
    角度で照射することを特徴とする異物検査装置。
JP27520385A 1985-12-09 1985-12-09 異物検査装置 Expired - Fee Related JPH065382B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27520385A JPH065382B2 (ja) 1985-12-09 1985-12-09 異物検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27520385A JPH065382B2 (ja) 1985-12-09 1985-12-09 異物検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62134647A true JPS62134647A (ja) 1987-06-17
JPH065382B2 JPH065382B2 (ja) 1994-01-19

Family

ID=17552122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27520385A Expired - Fee Related JPH065382B2 (ja) 1985-12-09 1985-12-09 異物検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH065382B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5331396A (en) * 1991-10-08 1994-07-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Foreign matter detection device
US20210270727A1 (en) * 2018-07-13 2021-09-02 Nederlandse Organisatie Voor Toegepast-Natuurwetenschappelijk Onderzoek Tno Optical inspection device and method

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5331396A (en) * 1991-10-08 1994-07-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Foreign matter detection device
US20210270727A1 (en) * 2018-07-13 2021-09-02 Nederlandse Organisatie Voor Toegepast-Natuurwetenschappelijk Onderzoek Tno Optical inspection device and method
US11536648B2 (en) * 2018-07-13 2022-12-27 Nederlandse Organisatie Voortoegepast-Natuurwetenschappelijk Onderzoek Tno Optical inspection device and method

Also Published As

Publication number Publication date
JPH065382B2 (ja) 1994-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4595289A (en) Inspection system utilizing dark-field illumination
JP3183046B2 (ja) 異物検査装置及びそれを用いた半導体デバイスの製造方法
JPH02114154A (ja) 欠陥または異物の検査方法およびその装置
JP3259331B2 (ja) 表面状態検査装置
JPS58120155A (ja) レチクル異物検出装置
JPH07209202A (ja) 表面状態検査装置、該表面状態検査装置を備える露光装置及び該露光装置を用いてデバイスを製造する方法
JPS5965428A (ja) 異物検査装置
JPS6365904B2 (ja)
JPS62134647A (ja) 異物検査装置
JP2705764B2 (ja) 透明ガラス基板の欠陥検出装置
JPS6345541A (ja) 検査方法および装置
JPH0462457A (ja) 表面状態検査装置
JPS60167327A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS58152243A (ja) レチクル異物検出装置
JPH01239922A (ja) パターン欠陥検査装置
JPH03153255A (ja) フォトマスク及び半導体装置の製造方法
JP3115236B2 (ja) マスク保護部材の装着方法及びマスク保護部材付きマスク部材
JPS59117117A (ja) ペリクル保護膜用フレ−ム
JPH03160450A (ja) マスクの欠陥検査方法
JPH06258235A (ja) 面検査装置
JPS63193041A (ja) 異物検査装置
JPS5998524A (ja) 透明体の検査装置
JPH02143150A (ja) 透明膜の異物検査光学系
KR200229420Y1 (ko) 반도체장치의레티클검사장치
JPH04181943A (ja) ペリクル検査方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees