JP3115236B2 - マスク保護部材の装着方法及びマスク保護部材付きマスク部材 - Google Patents

マスク保護部材の装着方法及びマスク保護部材付きマスク部材

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JP3115236B2
JP3115236B2 JP23179696A JP23179696A JP3115236B2 JP 3115236 B2 JP3115236 B2 JP 3115236B2 JP 23179696 A JP23179696 A JP 23179696A JP 23179696 A JP23179696 A JP 23179696A JP 3115236 B2 JP3115236 B2 JP 3115236B2
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/68Preparation processes not covered by groups G03F1/20 - G03F1/50
    • G03F1/82Auxiliary processes, e.g. cleaning or inspecting
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフォトリソグラフィ
ーに用いられるマスク部材のパターン面を保護するため
のマスク保護部材の装着方法及びマスク保護部材付きマ
スク部材に関し、特に投光露光用のマスク部材にマスク
保護部材を装着するためのマスク保護部材の装着方法及
びマスク保護部材付きマスク部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、投光露光を行うには、マスク部材
のパターン面に、一般にペリクルと呼ばれる防塵用のマ
スク保護部材が装着される。
【0003】図はマスク保護部材を使用した投光露光
処理の概念図である。マスク部材81のパターン面81
aには、パターン81bが形成されている。パターン面
81aには、マスク保護部材82が接着されている。マ
スク保護部材82は、フレーム82aおよび薄膜82b
とから構成されている。薄膜82bは、透明の膜であ
り、フレーム82aの厚み分(数mm程度)だけパター
ン81bから離れて位置し、パターン面81aを保護す
る。
【0004】このようにマスク保護部材82がマスク部
材81に装着されると、マスク部材81の上方から光L
10を照射して露光を行う。このとき、パターン面81a
上のパターン81bは、光線L11で示すようにレンズ8
3で集光され、ウェーハ84の面上に転写される。ま
た、薄膜82bの表面にゴミ85が付着している場合、
ゴミ85はレンズ83の焦点とずれているため、光線L
12で示すようにウェーハ84の面上ではピントが合わ
ず、転写されない。すなわち、マスク保護部材82を装
着することにより、パターン81bのみを転写すること
ができる。
【0005】このようにマスク保護部材82を使用する
と、その薄膜82bの外側にゴミが付着しても精密な投
光露光が行える。ところが、このマスク保護部材82を
パターン面81aに装着するときに、マスク保護部材8
2とパターン面81aとの間にゴミが入ってしまうこと
がある。このゴミに気づかずに投光露光を行うと、転写
ミスが生じてしまう。とくに、パターン上に付着したゴ
ミは、確実に転写されてしまう。
【0006】そこで、従来は、マスク保護部材82が装
着された状態のマスク部材81を特別な検査装置にかけ
て、マスク保護部材82とパターン面81aとの間のゴ
ミの付着を検査するようにしている。
【0007】図はレーザ光走査型の検査装置によるパ
ターン面の検査方法を示す図であり、(A)は中心付近
の検査状態を示す図、(B)はマスク保護部材82のフ
レーム82a付近の検査状態を示す図である。このレー
ザ光走査型の検査装置では、図(A)に示すように、レ
ーザ光発振部86と受光部87とが設けられている。レ
ーザ光発振部86から発射されたレーザ光L20は、薄膜
82bを介してマスク部材81のパターン面81aに所
定の角度で照射される。レーザ光発振部86とマスク部
材81の相対的な動きにより、レーザ光L20は、パター
ン面81a上を全面に亘って走査する。
【0008】いま、パターン面81aの点P01に照射さ
れたレーザ光L20は、この点P01にゴミ等の異物がなけ
れば、入射角と同じ角度で反射して反射光L21として外
部に放出される。一方、点P01に異物があると、レーザ
光L20は散乱する。この散乱したレーザ光L20の一部分
の光L22は、受光部87で検出される。検査装置側で
は、ある程度以上の強度の光が受光部87で検出される
と、レーザ光L20の照射されている部分に異物があると
判断する。
【0009】しかし、このような検査方法では、図
(B)に示すように、マスク保護部材82のフレーム8
2aに近接している点P02にレーザ光L20を照射する
と、パターン面81aで反射したレーザ光L23がフレー
ム82aの内側面に反射することになる。そして、点P
02よりもさらに内側になると、フレーム82aの内側面
に反射する光量が増大して、受光部87で受光され、検
査装置側では異物があると判断してしまう。
【0010】このため、従来は、フレーム82aの内側
面から一定距離の範囲は検査対象外領域として、レーザ
光L20を照射しないようにしていた。図は集光型の検
査装置によるパターン面の検査方法を示す図であり、
(A)は中心付近の検査状態を示す図、(B)はマスク
保護部材82のフレーム82a付近の検査状態を示す図
である。この検査装置では、レンズ88を有する光源部
によって検査光L30を集光し、マスク部材81のパター
ン面81a上に焦点を合わせて照射する。例えばレンズ
88の上方には、図示されていない受光部が設けられ、
パターン面81aで反射した検査光L30の光量を検出す
る。あるいは、この受光部が、マスク部材81を挟んで
レンズ88と反対側に設けられ、マスク部材81を透過
した光を受光部で検出する構成の検査装置もある。
【0011】この検査装置では、例えばパターン面81
a上の点P03にゴミ等の異物があれば、検査光L30は散
乱するので、受光部で受光する光量が減少する。これに
よって、検査装置側では、パターン面81a上に異物が
あると判断する。
【0012】しかし、このような検査方法では、マスク
保護部材82のフレーム82aに近接している点P04
検査光L30を照射すると、図(B)に示すように、検査
光L30の一部がフレーム82aにより遮られてしまい、
点P04への投光量が減少し、正確な検査が不能となって
しまう。このため、従来は、図の例と同様に、フレー
ム82aの内側面から一定距離の範囲は検査対象外領域
として、検査光L30を照射しないようにしていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、図およ
び図における従来の検査方法では、フレーム82aの
内側面から一定距離の範囲にある検査対象外領域では、
パターン面81aの欠陥や異物の存在は検出されないこ
とになる。ただし、パターン面81a上において実際に
パターンが形成されている部分は、フレーム82aより
も十分中心寄りなので、検査の行われない範囲に異物等
があったとしても、投光露光では現実的に問題はない。
しかし、ゴミ等の異物は、マスク部材81の運搬中に移
動する場合があるので、検査対象外領域にあったゴミ
が、検査後の運搬中にパターン上に移動してしまうと、
マスク部材81が不良品となってしまうおそれがあっ
た。
【0014】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、検査装置による検査の後で、検査対象外領域
の異物がパターン上に移動することを阻止できるマスク
保護部材の装着方法及びマスク保護部材付きマスク部材
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、枠状のフレームと、前記フレームに張着
された透明薄膜とを有するマスク保護部材をフォトリソ
グラフィーに用いられるマスク部材のパターン面を保護
するために装着するマスク保護部材の装着方法におい
て、前記マスク部材のパターン面上の異物の検査対象外
領域に、粘着層を形成することを特徴とするマスク保護
部材の装着方法が提供される。
【0016】このような構成により、検査対象外領域に
異物があったとしても、粘着層によって異物を捕獲でき
るため、検査後のマスク部材の運搬中に異物がパターン
部分に移動することが阻止される。
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一形態を図面を参
照して説明する。図2は本形態のマスク保護部材の装着
されたマスク部材を検査するための検査装置の概略構成
を示す斜視図である。ここでは、検査装置10として、
レーザ光走査型の検査装置について説明する。検査装置
10は、主に、レーザ走査部11、検出部12、および
検出部13から構成されている。レーザ走査部11は、
レーザ発振器111から発振されたレーザ光をシリンド
リカルレンズ112で集束光にし、ガルバノミラー11
3で反射してf−θレンズ114を介して検査用のレー
ザ光L1 を被検査物14に照射する。ガルバノミラー1
13は、軸芯を中心に回動制御され、これによりレーザ
光L1 がX軸方向に走査される。
【0020】被検査物14は、マスク部材15のパター
ン面15a上にマスク保護部材16が装着されたもので
ある。この被検査物14は、X軸方向に走査されるレー
ザ光L1 に対して、Y軸方向に移動制御される。
【0021】検出部12および検出部13は、レーザ光
1 の走査線上の異物が存在した場合、その散乱光を検
出する。検出部12は、パターン面15a上の右側半分
の範囲内で生じた散乱光を、集光レンズ121で受光す
る。集光レンズ121は、検光子の機能も有しており、
受光した光のうち特定の偏向面の光のみを透過、集光す
る。集光レンズ121を透過した光は、スリット122
およびレンズ123を介して光検出器124に入射され
る。検査装置10側では、この光検出器124に入射し
た光の強度が一定値以上のときに、現在レーザ光L1
照射している部分に異物が存在するものと判断する。
【0022】一方、検出部13は、パターン面15a上
の左側半分の範囲内で生じた散乱光を、集光レンズ13
1で受光する。検出部13は、検出部12と同様に、集
光レンズ131、スリット132、レーザ133、およ
び光検出器134を有しており、光検出器134に入射
された光の強度によって、異物の検出が行われる。
【0023】次に、このような検査装置10で検査を受
ける被検査物14の構成について説明する。図1は被検
査物14におけるマスク保護部材16の装着構造の第1
の形態を示す断面図である。マスク保護部材16は、フ
レーム161と透明の薄膜162とから構成されてい
る。マスク保護部材16は、そのフレーム161の装着
側の端面に両面テープ163が貼り付けられており、こ
の両面テープ163を介してマスク部材15のパターン
面15aに接着されている。このとき、両面テープ16
3は、フレーム161の幅よりもD1 だけ余分に幅がと
られている。また、両面テープ163は、図面上側の粘
着面163aがマスク保護部材16内で露出するように
設けられている。尚、両面テープは基材の両面に粘着剤
(アクリル系等)が付いているものや、粘着剤(アクリ
ル系等)のみの一体型の何れでも良い。
【0024】ここで、幅D1 は、レーザ光L1 による異
物検査の検査対象外領域の幅とほぼ同じに設定されてい
る。このように、両面テープ163の粘着面163a
を、幅D1 だけ余分にフレーム内側に設けることによ
り、検査対象外領域にゴミ等の異物が存在しても、その
粘着力によって捕獲することができる。よって、検査後
に被検査物14を運搬するときに、この異物17がパタ
ーン上に移動することが防止される。
【0025】このような構造の被検査物14では、図
で説明した集光型の検査装置にも適用できる。ただし、
幅D1の値は、その検査装置の検査対象外領域の幅に応
じて変更する必要がある。ただし、予め、各検査装置で
共有できる最大幅に設定しておけば、変更しなくても良
い。
【0026】図3は被検査物14におけるマスク保護部
材16の装着構造の第2の形態を示す断面図である。こ
こでは、両面テープ163は、従来通りフレーム161
の幅とほぼ同じ幅に設けられている。そして、パターン
面15aには、フレーム161の接着領域および検査対
象外領域(幅D2 の領域)に、アクリル系物質等を材料
とする粘着剤164が塗布されている。これにより、マ
スク保護部材16側の構造は従来通りでよく、マスク保
護部材16の装着後は、残りの幅D2 の部分で異物を捕
獲することができる。
【0027】ただし、マスク保護部材16のフレーム1
6には、すでに両面テープ163が接着されているの
で、フレーム高さの変更を最小限に抑えるため粘着剤1
64はできるだけ薄く、例えば0.1mm程度に塗布す
ることが望ましい。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、マスク
部材のパターン面上で、異物の検査対象外領域に粘着層
を形成するようにしたので、検査対象外領域に異物があ
ったとしても、粘着層によって異物を捕獲できるため、
検査後のマスク部材の運搬中に異物がパターン部分に移
動することが阻止される。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】被検査物におけるマスク保護部材の装着構造の
第1の形態を示す断面図である。
【図2】本形態のマスク保護部材の装着されたマスク部
材を検査するための検査装置の概略構成を示す斜視図で
ある。
【図3】被検査物におけるマスク保護部材の装着構造の
第2の形態を示す断面図である。
【図4】マスク保護部材を使用した投光露光処理の概念
図である。
【図5】レーザ光走査型の検査装置によるパターン面の
検査方法を示す図であり、(A)は中心付近の検査状態
を示す図、(B)はマスク保護部材のフレーム付近の検
査状態を示す図である。
【図6】集光型の検査装置によるパターン面の検査方法
を示す図であり、(A)は中心付近の検査状態を示す
図、(B)はマスク保護部材のフレーム付近の検査状態
を示す図である。
【符号の説明】
10 検査装置 11 レーザ走査部 12,13 検出部 14 被検査物 15 マスク部材 15a パターン面 16 マスク保護部材 17 異物 161 フレーム 162 薄膜 163 両面テープ 164 粘着剤
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−15250(JP,A) 特開 平4−174846(JP,A) 特開 平4−237055(JP,A) 特開 平2−135345(JP,A) 特開 昭63−246746(JP,A) 特開 平5−2263(JP,A) 実開 昭61−137948(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 1/00 - 1/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠状のフレームと、前記フレームに張着
    された透明薄膜とを有するマスク保護部材をフォトリソ
    グラフィーに用いられるマスク部材のパターン面を保護
    するために装着するマスク保護部材の装着方法におい
    て、 前記マスク部材のパターン面上の異物の検査対象外領域
    に、粘着層を形成することを特徴とするマスク保護部材
    の装着方法。
  2. 【請求項2】 前記粘着層は、前記フレームを前記パタ
    ーン面に接着させるための両面テープを前記検査対象外
    領域まで広げることにより形成されることを特徴とする
    請求項1記載のマスク保護部材の装着方法。
  3. 【請求項3】 前記粘着層は、接着剤を塗布することに
    より形成されることを特徴とする請求項1記載のマスク
    保護部材の装着方法。
  4. 【請求項4】 枠状のフレームと、前記フレームに張着
    された透明薄膜とを有するマスク保護部材がフォトリソ
    グラフィーに用いられるマスク部材のパターン面を保護
    するために装着されたマスク保護部材付きマスク部材に
    おいて、 前記マスク保護部材で保護された前記パターン面上の異
    物の検査対象外領域に、粘着層が形成されていることを
    特徴とするマスク保護部材付きマスク部材。
JP23179696A 1996-09-02 1996-09-02 マスク保護部材の装着方法及びマスク保護部材付きマスク部材 Expired - Lifetime JP3115236B2 (ja)

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