JPH05332943A - 表面状態検査装置 - Google Patents

表面状態検査装置

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JPH05332943A
JPH05332943A JP16422892A JP16422892A JPH05332943A JP H05332943 A JPH05332943 A JP H05332943A JP 16422892 A JP16422892 A JP 16422892A JP 16422892 A JP16422892 A JP 16422892A JP H05332943 A JPH05332943 A JP H05332943A
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聖也 三浦
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庸弘 小太刀
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    • G03F1/82Auxiliary processes, e.g. cleaning or inspecting
    • G03F1/84Inspecting

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の検査面を積層した被検査物の各検査面
に付着した埃や塵等の異物を高精度に検出することがで
きる表面状態検査装置を得ること。 【構成】 複数の検査面を積層した被検査物を可動のス
テージに載置し、該検査面に対して斜方向から光束を入
射させると共に該ステージの移動方向と略直交方向に光
走査を行い、該検査面からの散乱光を光検出手段で検出
することにより、該検査面上の異物の有無を判別する
際、該光検出手段をその受光方向が該検査面での入射光
束の正反射方向と該検査面との間に位置するように設定
したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表面状態検査装置に関
し、特に半導体製造装置で使用される回路パターンが形
成されているレチクルやフォトマスク等の基板上又は/
及び基板にペリクル保護膜を装着したときのペリクル保
護膜面上に、例えば不透過性のゴミ等の異物が付着して
いたときに、この異物を精度良く検出する表面状態検査
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にIC製造工程においてはレチクル
又はフォトマスク等の基板上に形成されている露光用の
回路パターンを半導体焼付け装置(ステッパー又はマス
クアライナー)によりレジストが塗布されたウエハ面上
に転写して製造している。
【0003】この際、基板面上にゴミ等の異物が存在す
ると転写する際、異物も同時に転写されてしまいIC製
造の歩留りを低下させる原因となってくる。
【0004】その為、IC製造工程においては基板上の
異物の存在を検出するのが不可欠となっており、従来よ
り種々の検査方法が提案されている。例えば図13は異
物が等方的に光を散乱する性質を利用する方法を用いた
特開昭62−188943号公報で提案されている表面
状態検査装置の一例である。
【0005】同図においてレーザビーム5a,5bはそ
れぞれレチクル1面のパターン面2a上とブランク面2
b上に各々集光され、紙面と略直交方向に走査してい
る。パターン面2a上で散乱した散乱光は集光レンズ5
2を介して光検出器6aに導かれる。パターン面2a上
に貼られた下側ペリクル面3上で散乱した散乱光は下側
ペリクル面用の受光系51によって光検出器6cに導か
れる。
【0006】ここで51cは紙面内に屈折力を有するシ
リンドリカルレンズであり、散乱光を光ファイバー10
cの端面に結像している。ブランク面2b上で散乱した
散乱光は同様にブランク面用の受光系53によって光検
出器6bに導かれる。
【0007】ここで53bは紙面内に屈折力を有するシ
リンドリカルレンズであり、光ファイバー10bの端面
に結像している。そして、レチクル1を点S1から点S
2の方向へステージスキャンすることによって各面の全
面検査を行っている。
【0008】これら複数の検査面の内、パターン面2a
上の検査分解能が最も厳しく、なるべくCRパターンか
らのノイズ散乱光の影響を受けないようにパターン面検
査用の入射ビーム5aがレチクルに対して大きな角度で
斜入射するようにしている。更に入射ビームに対してレ
チクル1を水平面内で捩ることによってCRパターンか
らのノイズ散乱光の影響を受けにくいようにしている。
【0009】又、図13に示す様にパターン面2a上に
ペリクル3が貼られている場合にはペリクル枠4によっ
て入射ビームが遮られパターン面2a上を照射しない部
分が生じる。この為、例えば特開昭62−179641
号公報では図14に示すようにレクチル1を水平面内で
180度回転させる機能を持たせてパターン面上の遮光
部を補うように半面づつの検査を行っている。
【0010】図15は複数の検査面を同時に検査するよ
うにした従来の表面状態検査装置の要部概略図である。
【0011】同図においてはレーザー100からの光束
を順にビームエクスパンダー110とミラー200と走
査用ミラー(回転ミラー又は振動ミラー)130、そし
てf−θ特性を有するf−θレンズ120とを介してハ
ーフミラー140で反射光LBと透過光LPの2つの光
束に分割している。
【0012】分割した2つの光束のうち反射光束LBを
ミラー210を介して複数の検査面を積層した被検査物
1の上方より入射させている。又、透過光束LPをミラ
ー220を介して被検査物1の下方より入射させてい
る。
【0013】ここで被検査物1はレチクル2cとその両
面に設けたペリクル面3a,3bとから成っている。レ
チクル2cの裏面(上面,ブランク面)2bと表面(パ
ターン面,下面)2a、そしてペリクル面3a,3bは
各々検査面と成っている。そして走査用ミラー130を
回転又は振動させてレーザー100からの光束で検査面
上を光走査している。
【0014】検査面(2a,3a,2b,3b)からの
直接の反射光及び透過光の光路から外れた領域に各検査
面(2a,3a,2b,3b)に焦点を合わせた光検出
手段(60,70,80,90)を設け各光検出手段に
より、検査面に付着した埃や塵等の異物からの散乱光を
検出している。
【0015】即ち、異物に光束が入射すると入射光束は
等方的に散乱される。この為、ある検査面に異物が存在
していると、その面に焦点を合わせた光検出手段からの
出力は大きくなる。従って、このときの光検出手段から
の出力値を利用することにより異物の存在を検出してい
る。
【0016】例えばレチクル2cの裏面2bに付着した
異物からの散乱光を裏面2bからの直接反射光や他の検
査面からの光束を検出しないような領域に設定した光検
出手段80により検出している。
【0017】同様に上側のペリクル面3bからの散乱光
は光検出手段90により、レチクル2cのパターン面2
aからの散乱光は光検出手段60により、下側のペリク
ル面3aからの散乱光は光検出手段70により各々検出
している。
【0018】一般に同図に示す装置ではレチクル2cの
クロムパターンが形成されている検査面2aにおける異
物の許容径が他の検査面に比べて小さく、かつ異物から
の散乱光が少ない。この為光検出手段60はノイズ光の
影響が少なく検査面2aからの散乱光を最も効率良く検
出出来る領域に配置している。
【0019】尚、このような表面状態検査装置は例えば
特開昭62−188944号公報に開示されている。同
公報ではレチクルを水平面内で所定角度、捩ることによ
り検査面からの異物による散乱光を効率良く検出してい
る。
【0020】又、レチクル2cのパターン面2aの異物
からの散乱光やパターンからの回折光がブランク面(2
b)側の光検出手段(80,90)で誤検出されないよ
うにパターン面とブランク面の光走査線をレチクルの送
り方向に所定量ずらして設定している。この他表面状態
検査装置が米国特許第4460273号や特開昭57−
66345号公報で提案されている。
【0021】図16,17は図15のブランク面2bと
ペリクル面3bの検出用の光検出手段(80,90)を
示す拡大説明図である。
【0022】同図に示すようにブランク面2b上で散乱
した光は紙面と略直交方向に延びたシリンドリカルレン
ズ61aによって光ファイバー10aの端面に結像さ
れ、光検出器6aに導かれる。又、余分な迷光を検知し
ないようブランク面上の視野を特定するために視野絞り
64aが設けられている。62aは鏡筒である。光検出
手段90の各要も光検出手段80と同様である。
【0023】図16に示すように上面入射ビーム5bが
ブランク面2b上で反射した光が上ペリクル枠4bを照
射したときP部で発生した強大な散乱光が光検出手段8
0,90に入り込んでくるため、これを異物からの散乱
光と誤検知してしまう恐れがある。このP部で発生した
散乱光が受光系内に入り込んでくるのを防ぐ為に図17
に示すようなL字型の迷光防止用の遮光板63a,63
bを受光系鏡筒の開口部に取り付けてある。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
(1−イ)近年、ICの高集積化に伴って、レチクル、
マスク上の異物検査の検出分解能の向上が要求されてい
る。
【0025】中でも特に厳しいCRパターン面の検出分
解能を向上させる為には、入射ビーム径を以前よりも小
さくしなければならない。小さいビーム径での検査を行
うにはステージ走査速度を遅くしなければならない為、
複数面の検査を行う場合には、従来のような図14に示
すような検査シーケンスでは、パターン面とそれ以外の
面を分けて個別に検査を行うため、ステージの走査範囲
が大きくなり検査時間が長くなってしまうという問題点
が有る。従って、図18に示すように少ないステージ走
査で複数面を同時に検査するシーケンスで行う必要性が
生じる。
【0026】この場合、図19に示すようにレチクル1
にペリクル膜3が装着されている場合、入射ビーム5a
がペリクル枠4にさしかかったとき、入射ビーム5aが
ペリクル枠4で反射し、パターン面2a上を照射する
(F′部)。パターン面2a上にはクロムパターンが施
されておりF′部からは強大な散乱光を発する。その
為、ペリクル枠4周辺で不要な迷光を拾う可能性があり
誤検知の恐れがあるという問題点が有った。
【0027】上記問題点は5″レチクル等の検査装置で
あるパターン面、ブランク面、上下ペリクル面の4面検
査タイプ、又は6″レチクル等の検査装置であるパター
ン面、ブランク面、下ペリクル面の3面検査タイプにお
いても同様である。更に、検査対象が5″レチクル等の
場合は上下ペリクル面の検査、6″レチクル等の場合は
面と下ペリクル面の検査といったペリクル内の発塵は無
い事を前提とした2面検査タイプについても同様であ
る。
【0028】図20にそれを示す。検査時間を速める
為、図20(B)のような走査方式の検査シーケンスで
行った場合、図19で説明したようにペリクル枠周辺で
誤検知の恐れがあるという問題点が有った。又、上記誤
検知を防ぎ信頼性を上げる為、図20(A)のようなシ
ーケンスにした場合検査時間が長くなってしまうという
問題点が有った。
【0029】本発明の第1の目的は対象とする検査面以
外からのノイズ光を排除し、対象とする検査面上の異物
の有無を高精度に検出することができる表面状態検査装
置の提供にある。
【0030】(1−ロ)近年、半導体素子の高集積化に
伴いレチクル(又はフォトマスク)は以前より厚い基板
のレチクルが用いられている。厚いレチクルの場合には
通常ブランク面側にはペリクル面(上側ペリクル面)は
用いられていない。このような被検査物の表面状態を図
15に示す装置で検査する場合、複数の光検出手段の視
野が互いに接近してくる。この為、不要な光束(ノイズ
光)を検出してしまい誤信号が発生してくるという問題
点があった。
【0031】次に上側ペリクル面のない被検査物を用い
たときを例として図21に下方の光束がブランク面2b
側の光検出手段に与える影響について示す。
【0032】同図においてLPPは下方の光束LPのレ
チクル2cのパターン面2aでの走査線、LBBは上方
の光束LBのレチクル2cのブランク面2bでの走査線
を示す。各走査線LPP,LBBはレチクル2cの送り
方向に対して、予め所定量ずらしている。その為レチク
ル2cがA方向へ送られた際、下方の光束の走査線LP
Pがペリクル枠4bにさしかかるとペリクル枠の接着面
のS点を下方の光束LPが照射すると、ペリクル枠で散
乱する。その結果ペリクル枠の接着面全面からの光束が
ブランク面に向かって光散乱する。
【0033】ブランク面2bの検査領域内にあるブラン
ク面の走査線上のP点での散乱光を検出すると、あたか
も上方の光束LBの検査タイミングとしてはQ点に異物
が存在すると誤検査してしまう。
【0034】この他にも図15に示す装置ではお互いの
光束による種々のフレア光(ノイズ光)の悪影響があ
り、誤検査を招くという大きな問題点がある。
【0035】又、前述の米国特許第4460273号公
報や特開昭57−66345号公報で提案されている表
面状態検査装置では複数信号による比較回路を用いてい
た為に装置全体が複雑化してくるといった問題点があっ
た。
【0036】本発明の第2の目的は被検査物の上方と下
方から各々光束を入射させる際の、各光束の偏光状態を
を適切に設定することにより、各検査面に付着している
埃や塵等の異物からの散乱光を効率良く検出し、複数の
検査面の表面状態を高精度に検査することができる表面
状態検査装置の提供にある。
【0037】図15に示す装置において、散乱光検出用
の受光系が検出しようとする異物散乱光の強度は入射ビ
ームの強度を1とすれば約10-6程度のものとなる。一
方、ペリクル枠4b等で生じる散乱光の強度は約10-3
〜10-4であり、この光が一旦受光系内に入り込むと受
光系鏡筒内部で乱反射光を発生させ、これが異物散乱光
の微弱な光に対してかなり強大なため上記視野絞り64
aのみでは十分防止し切れない。
【0038】しかしながら、図17に示すようにL字型
の遮光板63a(63b)では、遮光板63a(63
b)の先端部Q部で2次散乱光を発しそれが拡散的に広
がり、その一部が光ファイバー10a(10b)を通し
て光検出器6a(6b)に入り込んでくる為、十分迷光
を防止することができないという問題点があった。
【0039】これは1次散乱光が強大である為に、たと
え2次散乱光と言えども強度が約10-4〜10-5程度あ
り無視できない量である。
【0040】本発明の第3の目的は対象とする検査面以
外からの散乱光、例えば2次散乱光を完全に排除し、検
査面上の異物の有無を高精度に検出することができる表
面状態検査装置の提供にある。
【0041】
【課題を解決するための手段】本発明の表面状態検査装
置は、 (2−イ)複数の検査面を積層した被検査物を可動のス
テージに載置し、該検査面に対して斜方向から光束を入
射させると共に該ステージの移動方向と略直交方向に光
走査を行い、該検査面からの散乱光を光検出手段で検出
することにより、該検査面上の異物の有無を判別する
際、該光検出手段をその受光方向が該検査面での入射光
束の正反射方向と該検査面との間に位置するように設定
したことを特徴としている。
【0042】特に、前記光検出手段は前記検査面からの
散乱光をプリズムミラーを介して検出していることや、
前記ステージの移動方向と前記光束の検査面上の走査方
向とのなす角度が75±10度となるようにしたこと
や、前記光検出手段をその受光方向が前記光束の検査面
への入射断面外に位置するように設定したこと等を特徴
としている。
【0043】(2−ロ)検査面を可動のステージに載置
し、該検査面に対して斜方向から光束を入射させると共
に該ステージの移動方向と略直交方向に光走査を行い、
該検査面からの散乱光を光検出手段で検出することによ
り、該検査面上の異物の有無を判別する際、該光検査手
段の受光開口部の一部に該検査面以外からの光束を該受
光開口部に入射するのを防止する光軸方向に延出した第
1遮光部と、該第1遮光部の一部からの散乱光が該受光
開口部に入射するのを防止した第2遮光部とを設けたこ
とを特徴としている。
【0044】特に、前記第1遮光部と前記第2遮光部と
は前記光束の入射断面内においてT字形状を形成してい
ることを特徴としている。
【0045】(2−ハ)複数の検査面を積層した被検査
物に上方と下方とから各々光束を同時に入射させ、該検
査面からの散乱光を検査面毎に設けた光検出手段で検出
し、該光検出手段からの信号を用いて該検査面の表面状
態を検査する際、該被検査物の上方と下方とから各々入
射させる光束の偏光状態が互いに異なるようにしている
ことを特徴としている。
【0046】特に、前記被検査物への入射側の光束の偏
光方位と該入射側の少なくともどれか1つの光検出手段
の前方に設けた偏光板との偏光方位が一致していること
や前記被検査物の検査面はレチクルの表裏面とその少な
くとも一方の面に設けたペリクル面とから成っているこ
とや前記検査面上を光束で一次元方向に光走査すると共
に、該被検査物を移動させることにより、該検査面上を
二次元的に光走査し各検査面の表面状態を検査している
ことや、前記光束の前記検査綿面上の光走査方向と前期
被検査物の移動方向とのなす角θが 65°<θ<85° となるようにしこと等を特徴としている。
【0047】
【実施例】図1は本発明の実施例1の要部概略図であ
る。同図は検査面としてのペリクル面3からの散乱光を
検出する光検出手段11、そしてペリクル面3とレチク
ル1のパターン基板面2aとを検査する光ビーム5aを
例にとり示している。本実施例では他の検査面(2a,
2b)に対しても同様の光検出手段と光ビームが存在し
ているが同図では省略している。図2は図1のレチクル
1を下側より見たときの概略図である。
【0048】図中、入射ビーム5aはレチクル1又はペ
リクル面3に対して入射角θiでレチクル1のパターン
基板面2a上にピントを結ぶ状態で紙面と略垂直方向に
光走査している。
【0049】具体的には図2に示すように光ビーム5a
の光走査方向5cとレチクル1を載置している可動のス
テージ(不図示)の移動方向Sとのなす角αが75度と
なるように光走査している。そしてステージを矢印S方
向に移動(ステージ移動)することによりレチクル1
(ペリクル面3)の全面を光走査している。
【0050】このとき光検出手段(不図示)によりパタ
ーン基板面2aから生じる散乱光の有無を検出し、パタ
ーン基板面2a上にゴミや埃等の異物が付着しているか
否かを判断している。光ビーム5aによりレチクル1を
光走査する際、レチクル1の下面2aの下方に設けたペ
リクル面3も同様に光走査する。このとき例えばペリク
ル面3上の領域Gに異物が付着していると光ビーム5a
の通過に伴い領域Gから散乱光が生じる。
【0051】光検出手段11はペリクル3面上の領域G
から生じる散乱光を検出している6は受光素子であり、
光ファイバー10で導光された散乱光を検出している。
13は遮光板であり、ノイズ光がプリズムミラー7に入
射するのを防止している。
【0052】本実施例では図1に示すようにペリクル面
3の検査用の光検出手段11の受光方向θdが入射ビー
ム5aがペリクル面3で正反射したときの反射光5aa
の反射角度θi′(θi′=θi)とペリクル面3との
間に位置するようにしている。即ち、 0<θd<θi′ ‥‥‥‥(1) となるように受光方向θdを読出している。
【0053】これによりペリクル面3の領域Gで生じた
散乱光のみが光検出手段11を構成するプリズムミラー
7を介してシリンドリカルレンズ8によって集光され、
光ファイバー10の端面に結像するようにしている。
(尚、本実施例ではプリズムミラー7を用いて装置全体
の小型化を効果的に図っている。)即ち、本実施例では
光検出手段11の受光方向θdが条件式(1)を満足す
るように各要素を設定し、光ビーム5aがペリクル枠4
によって反射し、パターン基板面2aの領域Fを照射し
たときに該領域Fが光検出手段11の受光光軸14と交
わらないようにしている。これによりレチクル1の領域
Fで発生する強力なノイズとなる散乱光が光検出手段1
1に入射しないようにしている。
【0054】又、本実施例では入射ビーム5aに対して
散乱光を前方方向、約40度方向で検出するようにして
強い散乱光が得られるようにしている。
【0055】図3はMieの散乱理論による微小粒子の
散乱光配光特性の説明図である。
【0056】本実施例によれば例えば異物(粒子)の大
きさが15μmのときは従来の装置(図13では前方方
向、約115度)に比べて約30倍の散乱光が得られ
る。
【0057】以上のように本実施例では光検出手段の受
光方向を検査面での入射光束の正反射方向と検査面との
間に位置させることにより、対象とする検査面以外から
の散乱光(ノイズ光)が光検出手段に入射するのを防止
し、検査面上に付着している異物の有無を高精度に検出
することができるようにしている。
【0058】図4(A),(B)は本発明の実施例2の
要部断面図と要部平面図である。
【0059】本実施例は図1の実施例1に比べて光ビー
ム5aでレチクル1面上を光走査する際、光走査方向5
cがステージの移動方向Sに対して直交するようにして
いる点が異なっており、その他の構成は同じであり、実
施例1と同様の効果を得ている。
【0060】図5(A),(B)は本発明の実施例3の
要部概略図である。
【0061】本実施例は図1の実施例1に比べて光検出
手段11の受光方向を光ビーム5aのレチクル1への入
射断面外に設けている点が異なっており、その他の構成
は同じであり、実施例1と同様の効果を得ている。
【0062】図6は本発明の実施例4の要部概略図であ
る。
【0063】同図はレチクル1のブランク面(検査面)
2bとブランク面2b上に設けたペリクル面3b(検査
面)からの散乱光を各々2つの光検出手段11b1,1
1b2で検出する場合を例にとり示している。
【0064】本実施例では光ビーム5bによりペリクル
面3bとブランク面2b面上を紙面と略垂直方向に光走
査している。そしてレチクル1を載置したステージ(不
図示)を矢印S方向に移動させることによりペリクル面
3bとレチクル1のブランク面2bの全面を光走査して
いる。このとき検査面(ブランク面2b,ペリクル面3
b)上にゴミや埃等の異物が付着していると、光ビーム
5bは異物により散乱される。
【0065】光検出手段11b1(11b2)はこのと
きのブランク面2b(ペリクル面3b)からの散乱光
(光ビーム5bの強度を1としたとき約10-6程度)を
検出している。そして光検出手段11b1(11b2)
からの信号を用いてブランク面2b(ペリクル面3b)
上の異物の有無を判断している。
【0066】本実施例では光検出手段11b1(11b
2)の受光開口部9b11(9b22)の一部に適切な
る断面形状の遮光板13b1(13b2)を設けて、対
象とする検査面2b(3b)以外からの散乱光(ノイズ
光)が受光開口部9b11(9b22)に入射し、受光
素子6b1(6b2)で受光されるのを防止している。
【0067】例えば光ビーム5bがブランク面2bで反
射し、ペリクル枠4bの端部Pに入射すると該端部Pで
散乱する。このとき端部Pからの散乱光Fa(光ビーム
5bの強度を1としたとき約10-3〜10-4程度)が光
検出手段(11b1,11b2)の受光開口部(9b1
1,9b22)に入射し、絞り(15b1,15b2)
とファイバー(10b1,10b2)を通り、受光素子
(6b1,6b2)で受光されノイズとなって、異物の
検出精度を低下させる原因となってくる。
【0068】そこで本実施例では光検出手段(11b
1,11b2)の受光開口部(9b11,9b22)の
一部に遮光板(13b1,13b2)を設けて、散乱光
(ノイズ光,Fa)を遮光している。
【0069】図7は光検出手段11b1とその受光開口
部9b11の一部に設けた遮光板13b1の拡大説明図
である。同図においてRbはレチクル1のブランク面2
bの上の光ビーム5bの入射点を示している。
【0070】ノイズ光Faを遮光板13b1で遮光して
いるが、このとき第1遮光部13b11の突部Qでノイ
ズ光Faの一部が散乱されて2次散乱光Fb(10-4
10-6程度の強度)となり、受光開口部9b11に入射
する場合がある。
【0071】そこで本実施例では第2遮光部13b12
を設けて突部Qからの2次散乱光Fbが受光開口部9b
11に入射するのを防止している。このとき第1遮光部
13b11と第2遮光部13b12とが光ビーム5bの
入射断面内においてT字形状となるような形状より構成
している。
【0072】即ち、遮光板13b1を絞り15b1の開
口部より点線で示すように突部Qが観察されないような
T字形状となるようにしている。尚、本実施例では第1
遮光部13b11と第2遮光部13b12とを一体化し
て遮光板13b1を構成した場合を示しているが、各々
独立して構成しても良い。
【0073】本実施例では光検出手段11b2の受光開
口部9b22の一部に設けた遮光板13b2も遮光板1
3b1と同様の形状をしており、同様の効果を得てい
る。
【0074】本実施例ではこのような遮光板(13b
1,13b2)を用いることにより対象とする検査面以
外からの散乱光、例えばペリクル枠4bからの散乱光や
第1遮光部の突部からの2次散乱光が光検出手段の受光
素子に入射するのを防止し、これにより対象とする検査
面上の異物の有無を検出精度を良好に維持している。
尚、本実施例において光検出手段11b1をブランク面
3bに対して斜方向に配置しても良く、同様の効果が得
られる。
【0075】図8は本発明の実施例5の要部概略図であ
る。
【0076】本実施例では第1遮光部13b11を、そ
の断面形状がL字形状となるようにし、第1遮光部13
b11を受光開口部9b11より少し離して配置し、第
2遮光部13b12を光検出手段11b1の鏡筒9b1
の受光開口部9b11の一部を利用している。そして第
1遮光部13b11と第2遮光部11b12とで断面形
状が全体的にT字形状となるようにしている。
【0077】これにより対象とする検査面以外からの散
乱光、例えばペリクル枠からの散乱光や第1遮光部13
b11の突部Qからの2次散乱光が光検出手段の受光素
子に入射するのを防止している。この他の構成は図6の
実施例4と同じである。
【0078】尚、以上の各実施例において光検出手段の
一要素のシリンドリカルレンズは省略して構成しても良
い。例えば図6の実施例4においては図9に示すように
遮光板13b1の断面形状をその突部Qが絞り15bの
開口部から見えないようなT字形状となるように構成す
れば良い。
【0079】図10は本発明の実施例6の要部概略図、
図11は図10の一部分の要部斜視図である。
【0080】図中、100はレーザ等の光源であり、直
線偏光の光束を放射している。光源100からの直線偏
光の光束はビームエクスパンダー(アフォーカルコンバ
ーター)110で光束径を拡大し、ミラー200で反射
し、λ/4板300でランダムな偏光状態の光束として
回転ミラー又は振動ミラーから成る走査用ミラー130
に入射している。
【0081】そして走査用ミラー130からの光束はf
−θ特性を有するf−θレンズ120により集光し、偏
光ビームスプリッター310で互いに直交する偏光状態
の反射光BUと透過光BLの2つの直線偏光の光束に分
割している。このうち偏光ビームスプリッター310を
通過した光束BLはミラー220を介して被検査物1に
下方斜方向からP偏光の状態で入射している。
【0082】一方、偏光ビームスプリッター310で反
射した光束BUはミラー210を介して被検査物1に上
方斜方向からS偏光の状態で入射している。
【0083】本実施例では被検査物1はレチクル2cと
そのパターン2a面側に設けたペリクル面3とを有して
いる。このうちレチクル2cの裏面(上面,ブランク
面)2bと表面(下面,パターン面)2a、そしてペリ
クル面3が各々表面状態を検査する検査面となってい
る。又被検査物1は矢印A方向に移動可能となってい
る。
【0084】60,70,80は各々光検出手段であ
り、各々検査面2a,3,2bに焦点が合うように設定
している。光検出手段60,70,80は受光レンズと
紙面に垂直方向に長い受光面を有する一次元センサーと
を有している。
【0085】光検出手段(60,70,80)は各検査
面(2a,3,2b)からの直接の反射光や透過光の光
路から外れた領域に配置しており、各検査面からの散乱
光を検出するようにしている。320はS偏光の光束の
みを透過するように配置した偏光板であり、光検出手段
80の開口部に設けている。
【0086】本実施例では走査用ミラー13を回転又は
振動させることにより光源100からの光束で被検査物
1を上方からのS偏光で、又下方からP偏光で同時に走
査線LBB,LPPで示すように紙面と垂直方向に光走
査している。そして被検査物1を矢印A方向に移動させ
ることにより各検査面毎に設けた光検出手段により対象
とする検査面を二次元走査し、その面上に付着した埃や
塵等の異物からの散乱光を検出している。
【0087】即ち、P偏光BLをパターン面2a側から
入射させて検査面2a,3から生じるランダムな偏光状
態の散乱光を光検出手段60,70で検出している。こ
のとき下方からのP偏光の光束BLによりペリクル枠接
着面からフレアー光(ノイズ光)がブランク面2b側に
散乱したとき、その偏光状態は殆んどランダムな偏光と
なる。
【0088】そこでブランク面2b側の光検出手段80
にはその開口部に偏光板320でS偏光のみを通過させ
るようにして、他の偏光状態のフレアー光が入射しない
ようにしている。このときペリクル枠接着面4からの散
乱光をN′,光検出手段80に入射するフレアー光をN
とすると略N<N′/2となる。
【0089】即ち、偏光板320を用いて光検出手段8
0にはペリクル枠接着面からの散乱光が殆んど入射しな
いようにしている。又被検査物1の上方からS偏光の光
束BUを検査面2bに入射させている。このとき検査面
2bに付着した異物からの散乱光Sは偏光状態が乱され
る割合が少なく、殆んどがS偏光成分であることが知ら
れている。
【0090】そこで光検出手段80にはその開口部に前
述の如くS偏光のみを通過させる偏光板320を設け
て、S偏光の散乱光が通過するようにしている。これに
より下方のP偏光BLによって引き起こされるフレアー
光に対する影響を少なくし検査面2b上の異物からの散
乱光を効果的に、即ちS/N比良く検出している。
【0091】このように本実施例では上方の光束LBと
下方の光束LPとの偏光状態を互いに異ならしめ、かつ
一方の光検出手段に偏光板を配置することにより、前述
したようにペリクル枠等からのフレアー光に影響されず
に対象とする検査面を光走査し、その面上からの散乱光
を効率良く検出出来るようにしている。これにより検査
面の表面状態を2次元的に高精度に検査している。
【0092】又、本実施例では検査面の光走査方向と被
検査物の移動方向とのなす角θが 65°<θ<85° となるようにし、光検出手段には対象とする検査面から
の散乱光が効果的に検出出来るようにして、検査精度の
向上化を図っている。
【0093】尚、本実施例において光源100に偏光レ
ーザを用いればλ/4板300は不要となる。
【0094】図12は本発明の実施例7の要部概略図で
ある。
【0095】本実施例では被検査物1としてペリクル面
のないレチクル2cを用いている。即ち、検査面として
レチクル2cのパターン面2aとブランク面2bの2面
のみを対称としている。パターン面2a側にペリクル面
が設けられていないときは、パターン面2a側にS偏光
の光束を入射させ、光検出手段60にS偏光を通過する
偏光板500を設けている。そしてバターン面上のS偏
光に基づく異物からの散乱光のみを光検出手段60で検
出している。
【0096】又、ブランク面2b側よりP偏光の光束を
照射し、光検出手段80にP偏光を通過する偏光板51
0を設けている。そしてブランク面2bのP偏光に基づ
く異物からの散乱光のみを光検出手段80で検出してい
る。
【0097】本実施例ではこのようにして対称とする検
査面以外からのフレアー光の影響を低減させ検査面の表
面状態の検出精度の向上を図っている。
【0098】実施例6,7によれば前述の如く被検査物
の上方と下方から各々光束を入射させる際の、各光束の
偏光状態を適切に設定することにより、各検査面に付着
している埃や塵等の異物からの散乱光を効率良く検出
し、複数の検査面の表面状態を高精度に検査することが
できる表面状態検査装置を達成している。
【0099】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く各要素を適切
に設定することにより、各検査面に付着している埃や塵
等の異物からの散乱光を効率良く検出し、複数の検査面
の表面状態を高精度に検査することができる表面状態検
査装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の要部概略図
【図2】 図1の一部分の要部斜視図
【図3】 散乱光強度の説明図
【図4】 本発明の実施例2の要部概略図
【図5】 本発明の実施例3の要部概略図
【図6】 本発明の実施例4の要部概略図
【図7】 図6の一部分の拡大説明図
【図8】 本発明の実施例5の要部概略図
【図9】 図8の一部分を変更したときの説明図
【図10】 本発明の実施例6の要部概略図
【図11】 図10の一部分の拡大斜視図
【図12】 本発明の実施例7の要部概略図
【図13】 従来の表面状態検査装置の要部概略図
【図14】 従来の検査シーケンスの説明図
【図15】 従来の表面状態検査装置の要部概略図
【図16】 従来の表面状態検査装置の要部概略図
【図17】 従来の表面状態検査装置の要部概略図
【図18】 従来の検査シーケンスの説明図
【図19】 図17の一部分の拡大説明図
【図20】 従来の検査シーケンスの説明図
【図21】 図19の一部分の拡大説明図
【符号の説明】
1 被検査物 2a パターン面 2b ブランク面 2c レチクル 3,3a,3b ペリクル面 4,4a,4b ペリクル枠 5,5a,5b 光ビーム 11,11b1,11b2,60,70,80,90
光検出手段 100 光源 110 ビームエクスパンダー 120 f−θレンズ 130 走査用ミラー 200,210,220 ミラー 160,300 λ/4板 310 偏光ビームスプリッター 320,500,510 偏光板 7 プリズムミラー 8,8b1,8b2 シリンドリカルレンズ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の検査面を積層した被検査物を可動
    のステージに載置し、該検査面に対して斜方向から光束
    を入射させると共に該ステージの移動方向と略直交方向
    に光走査を行い、該検査面からの散乱光を光検出手段で
    検出することにより、該検査面上の異物の有無を判別す
    る際、該光検出手段をその受光方向が該検査面での入射
    光束の正反射方向と該検査面との間に位置するように設
    定したことを特徴とする表面状態検査装置。
  2. 【請求項2】 前記光検出手段は前記検査面からの散乱
    光をプリズムミラーを介して検出していることを特徴と
    する請求項1の表面状態検査装置。
  3. 【請求項3】 前記ステージの移動方向と前記光束の検
    査面上の走査方向とのなす角度が75±10度となるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1の表面状態検査装
    置。
  4. 【請求項4】 前記光検出手段をその受光方向が前記光
    束の検査面への入射断面外に位置するように設定したこ
    とを特徴とする請求項1の表面状態検査装置。
  5. 【請求項5】 検査面を可動のステージに載置し、該検
    査面に対して斜方向から光束を入射させると共に該ステ
    ージの移動方向と該直交方向に光走査を行い、該検査面
    からの散乱光を光検出手段で検出することにより、該検
    査面上の異物の有無を判別する際、該光検査手段の受光
    開口部の一部に該検査面以外からの光束を該受光開口部
    に入射するのを防止する光軸方向に延出した第1遮光部
    と、該第1遮光部の一部からの散乱光が該受光開口部に
    入射するのを防止した第2遮光部とを設けたことを特徴
    とする表面状態検査装置。
  6. 【請求項6】 前記第1遮光部と前記第2遮光部とは前
    記光束の入射断面内においてT字形状を形成しているこ
    とを特徴とする請求項5の表面状態検査装置。
  7. 【請求項7】 複数の検査面を積層した被検査物に上方
    と下方とから各々光束を同時に入射させ、該検査面から
    の散乱光を検査面毎に設けた光検出手段で検出し、該光
    検出手段からの信号を用いて該検査面の表面状態を検査
    する際、該被検査物の上方と下方とから各々入射させる
    光束の偏光状態が互いに異なるようにしていることを特
    徴とする表面状態検査装置。
  8. 【請求項8】 前記被検査物への入射側の光束の偏光方
    位と該入射側の少なくともどれか1つの光検出手段の前
    方に設けた偏光板との偏光方位が一致していることを特
    徴とする請求項7の表面状態検査装置。
  9. 【請求項9】 前記被検査物の検査面はレチクルの表裏
    面とその少なくとも一方の面に設けたペリクル面とから
    成っていることを特徴とする請求項8の表面状態検査装
    置。
  10. 【請求項10】 前記検査面上を光束で一次元方向に光
    走査すると共に、該被検査物を移動させることにより、
    該検査面上を二次元的に光走査し各検査面の表面状態を
    検査していることを特徴とする請求項8の表面状態検査
    装置。
  11. 【請求項11】 前記光束の前記検査面上の光走査方向
    と前記被検査物の移動方向とのなす角θが 65°<θ<85° となるようにしたことを特徴とする請求項10の表面状
    態検査装置。
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