JPH05157700A - 面状態検査装置 - Google Patents

面状態検査装置

Info

Publication number
JPH05157700A
JPH05157700A JP34793691A JP34793691A JPH05157700A JP H05157700 A JPH05157700 A JP H05157700A JP 34793691 A JP34793691 A JP 34793691A JP 34793691 A JP34793691 A JP 34793691A JP H05157700 A JPH05157700 A JP H05157700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
inspection
light receiving
reticle
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34793691A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Kono
道生 河野
Kazumi Yajima
和巳 矢島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP34793691A priority Critical patent/JPH05157700A/ja
Publication of JPH05157700A publication Critical patent/JPH05157700A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レチクル面やペリクル面等のパターン欠陥や
ゴミの有無等の表面状態を高精度に検査する面状態検査
装置を得ること。 【構成】 積層した複数の検査面に対して光ビームで光
走査して該走査面の面状態を検査する装置において、前
記複数の検査面おのおのから発生する散乱光をおのおの
受光するための複数の受光系と、該複数の受光系おのお
のによる受光信号を用いて前記複数の検査面おのおのの
面状態を検出する手段と、前記複数の検査面の積層方向
の長さと同等又はそれ以上の長さを該積層方向に有する
光散乱部材と、該光散乱部材を前記検査面の面内方向に
移動させる移動手段とを有し、該光散乱部材からの散乱
光を前記複数の受光系で受光することにより各受光系の
感度チェックを行うこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は面状態検査装置に関し、
特に半導体製造装置で使用される回路パターンが形成さ
れているレチクルやフォトマスク等の基板上のパターン
欠陥やゴミ等の異物及び基板にペリクル保護膜を装着し
たときのペリクル保護膜面上に例えば不透過性のゴミ等
の異物が付着していたときに、この異物を精度良く検出
する面状態検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にIC製造工程においてはレチクル
やフォトマスク等の基板上に形成されている露光用の回
路パターンを半導体焼付装置(ステッパー又はマスクア
ライナー)によりレジストが塗布されたウエハ面上に転
写して製造している。
【0003】このときの基板面上にゴミ等の異物が存在
すると回路パターンをウエハ面上にて転写する際、異物
も同時に転写されてしまいIC製造の歩留りを低下させ
る原因となってくる。
【0004】特にステップアンドリピート方式によりレ
チクル面上の回路パターンをウエハ面上に繰り返して投
影露光する場合には、レチクル面上の1つのゴミがウエ
ハ全面に焼き付けられてしまい歩留りを大きく低下させ
る原因となってくる。
【0005】この為、近年IC製造過程においては基板
上の異物の存在を検出するのが不可欠となっており、従
来より種々の検査装置及び検査方法が提案されている。
【0006】図8は本出願人が特開昭62−21963
1号公報で提案している表面状態検査装置の要部概略図
である。
【0007】同図では異物が等方的に光を散乱するとい
う性質を利用してレチクル1のパターン面のパターン欠
陥や異物の有無そしてブランク面上の異物の有無を検出
している。
【0008】同図において投光レンズ2を通過した光源
手段(不図示)からの入射ビーム3はハーフミラー4で
2分割し、上下に各々設けられた折り曲げミラー5,1
0で反射し、レチクル1のブランク面1a上の点Pとパ
ターン面1b上の一点Qに集光している。レチクル1は
回路パターンをパターニングされたパターン面1bが通
常下側で、そうでないガラスブランクスのままのブラン
ク面が上側となっている。パターン回路欠陥の検査の場
合はパターン面1bだけの検査で良いが、異物の有無の
検査ではパターン面とブランク面の両面を検査してい
る。
【0009】投光レンズ2の前には不図示の回転素子
(ポリゴン)があって、紙面と直交方向に光ビームを走
査する。これに伴なって上下方向の光ビームはレチクル
1面上を紙面と直交方向に光走査する。そしてこれと同
期して紙面内S1 ←S2 の方向にレチクル1が移動し、
これによりレチクル1全面を検査している。
【0010】レチクル1上の入射点Pから発した散乱光
は受光レンズ6aの働きで視野絞り7a上に結像する。
視野絞り7aは必要な信号光だけを後続するファイバー
8a、そしてフォトマル9aに導光し、雑音となるフレ
ア成分をカットしている。
【0011】レチクル1のパターン面1b上の入射点Q
から発した散乱光も同様に受光レンズ6bにより視野絞
り7b上に結像する。このとき視野絞り7bは必要な信
号光のみを通過させ雑音となるフレアー光をカットして
いる。
【0012】同図ではこのような構成によりレチクル1
の2つの検査面(パターン面1bとブランク面1a)の
表面状態を各々1本の光ビームを同時に入射させて光走
査して検査時間の短縮化を図りつつ高精度に検査してい
る。
【0013】図9は従来の他の面状態検査装置の要部概
略図である。同図においてレーザ91から放射した光束
91aは走査レンズ93の入射瞳近傍に配置した光偏向
器で反射偏向した後、走査レンズ93を介してレチクル
97面上に入射し、その面上を光走査している。このと
きレチクル97を載置したレチクルスライダー94によ
りレチクル97を矢印A方向に移動させ、これによりレ
チクル97面上を光走査している。
【0014】そしてレチクル97に対して異なった3箇
所に配置した受光レンズLaと検出器Saとを有する受
光系98a,98b,98cでレチクル97面からの散
乱光を検出している。そして3つの受光系98a,98
b,98cから得られる信号を利用してレチクル97面
の回路パターンと異物とを識別して異物の検出を行なっ
ている。
【0015】又、レチクルスライダー94の一部に設け
た基準マーク99に光ビームを入射させ、このときの散
乱光を各受光系で検出し、各々の受光系からの出力レベ
ルが所定値となるように信号処理系(不図示)のゲイン
を調整している。このように同図では感度キャリブレー
ションの機構を備え検出精度を向上させている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図8の面状態検査装置
では例えば経時的にフォトマルが感度劣化したとき検出
感度が変化してくる場合の対策は示されていない。
【0017】図9の面状態検査装置では1つの検査面に
対して1つの基準マーク99を設けている。このとき例
えばペリクルのような防塵用薄膜をレチクルの上下面に
装着したとする。そうするとレチクル面を検査するとき
上側のペリクルと下側のペリクルでは高さが大きく異な
ってくる。
【0018】一般にこの種の表面状態検査装置では図8
の点Pや点Qに示すように光入射系と受光系の光軸が対
象とする検査面で交差するように構成している。この為
1つの検査面と同一高さに基準マークを設けた場合、他
の検査面の受光光軸からは、その散乱点がずれてしま
い、必要な光量が得られなくなってくる場合がある。
【0019】この為、レチクルに関して4つの面(上側
ペリクル面、ブランク面、パターン面、そして下側ペリ
クル面)を全て検査しようとすると、各々の検査面の高
さ毎に基準マークを設けなければならず、この結果装置
全体が複雑化してくるという問題点があった。
【0020】又、これとは別に信号処理系中のアンプに
故障が生じた場合、図9の装置ではフォトマルが故障し
た場合と区別できないという問題点があった。
【0021】本発明は積層した複数の面の表面状態を検
査する際、各面毎の検出感度のチェックを装置全体の簡
素化を図りつつ高精度にすることができる面状態検査装
置の提供を目的とする。
【0022】又、これとは別に本発明は受光系の感度劣
化を信号処理系の機能のチェックを分離してできるよう
にし、効率良く検査面の表面状態を検査することができ
る面状態検査装置の提供を目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明の面状態検査装置
は、 (イ)積層した複数の検査面に対して光ビームで光走査
して該走査面の面状態を検査する装置において、前記複
数の検査面おのおのから発生する散乱光をおのおの受光
するための複数の受光系と、該複数の受光系おのおのに
よる受光信号を用いて前記複数の検査面おのおのの面状
態を検出する手段と、前記複数の検査面の積層方向の長
さと同等又はそれ以上の長さを該積層方向に有する光散
乱部材と、該光散乱部材を前記検査面の面内方向に移動
させる移動手段とを有し、該光散乱部材からの散乱光を
前記複数の受光系で受光することにより各受光系の感度
チェックを行うことを特徴としている。
【0024】特に本発明では、前記光散乱部材は前記複
数の検査面を有する物体を支持する支持部材に設けられ
ていることや、前記物体はレチクルとその両面に枠体を
介して一定の間隔で設けたペリクル膜とからなっている
ことを特徴としている。
【0025】(ロ)検査面に対して光ビームで光走査し
て該走査面の面状態を検査する装置において、前記検査
面から発生する散乱光を受光するための受光系と、前記
受光系からの受光信号を増幅するアンプと、該アンプか
らの増幅された受光信号を用いて前記検査面の面状態を
検出する手段と、該アンプに前記受光信号とは別の参照
信号を入力する入力発生手段とを有し、前記アンプから
の増幅された受光信号と増幅された参照信号とを用いて
前記受光系とアンプの感度チェックを分離して行うこと
を特徴としている。
【0026】特に前記受光系の一部を構成する光検出器
の印加電圧を調整し及び/又は前記アンプのゲインを調
整することにより前記検査面の面状態の検出感度を調整
することを特徴としている。
【0027】(ハ)積層した複数の検査面に対して光ビ
ームで光走査して該走査面の面状態を検査する装置にお
いて、前記複数の検査面おのおのから発生する散乱光を
おのおの受光するための複数の受光系と、前記複数の受
光系からの受光信号をそれぞれ増幅する複数のアンプ
と、該複数のアンプおのおのからの増幅された受光信号
を用いて前記複数の検査面おのおのの面状態を検出する
手段と、前記複数の検査面の積層方向の長さと同等又は
それ以上の長さを該積層方向に有する光散乱部材と、該
光散乱部材を前記検査面の面内方向に移動させる移動手
段と、該複数のアンプそれぞれに前記受光信号とは別の
参照信号を入力する入力発生手段とを有し、該光散乱部
材からの散乱光を前記複数の受光系で受光することによ
り発生する前記複数のアンプそれぞれからの増幅された
受光信号と増幅された参照信号とを用いて前記複数の受
光系と複数のアンプの感度チェックを分離して行うこと
を特徴としている。
【0028】
【実施例】図1は本発明の実施例1の要部概略図であ
る。
【0029】同図において光源手段としてのレーザー1
00から発した光ビームLはピンホール101とビーム
エキスパンダー102を通過後、所定の光束に広げて、
光偏向器としてのポリゴンミラー103に入射してい
る。ポリゴンミラー103は軸103aを回転軸として
矢印103bの方向に等速回転し、入射した光ビームを
紙面と垂直方向に反射偏向させている。
【0030】ポリゴンミラー103で反射偏向した光ビ
ームは走査レンズ104に入射し、該走査レンズ104
の集光作用によって、収斂しながら、ハーフミラー10
5によって上方の光ビームLUと下方の光ビームLLの
2つの光ビームに分割している。そして光ビームLU
(LL)はミラー106(107)で反射してレチクル
108の上面108a(下面108b)から入射し集光
するようにしている。
【0031】レチクル108の上面108aはパターン
のないフランク面であり、下面108bはパターンが形
成されているパターン面となっている。
【0032】レチクル108はその上面108aと下面
108bとに各々ペリクル115とペリクル116とを
装着していて基板を構成し、支持台としてのレチクルハ
ンド109に支持されている。ポリゴンミラー103の
回転に伴い、上ビームLU(下ビームLL)は上ペリク
ル面115(下ペリクル面116)とブランク面108
a(パターン面108b)上を紙面と直交方向(第2方
向)に光走査する。
【0033】そしてこれと同期してレチクル108はレ
チクルハンド109に支持されて紙面内を左右方向(第
1方向、S方向)に並進運動し、これにより各検査面
(108a,108b,115,116)を2次元的に
光走査し、各検査面からの散乱光を受光系150(15
0a,150b,150c,150d)で検出し、各検
査面の表面の表面状態を検査している。
【0034】尚、受光系150aはペリクル面115の
表面状態を検出しており、レンズ鏡筒111aで支持し
た受光レンズ110aによりペリクル面115からの散
乱光を視野絞り112aに集光し、該視野絞り112a
を通過した散乱光をファイバー113aを介してフォト
マル(光検出器)114aで検出している。
【0035】受光系150bはブランク面108a、受
光系150cはパターン面108b、そして受光系15
0dはペリクル面116の表面状態を各々検査してお
り、その構成は受光系150aと同じである。
【0036】同図ではレチクルハンド109が光不透過
性の材料より成り、前方散乱光(左方への散乱光)がレ
チクルハンド109で遮られてしまう為に受光系150
は光ビームの入射側に傾斜して配置している。
【0037】本実施例においては、まず各面の表面状態
を検査する前にレチクルハンド109が左から右方へ移
動する。そうすると上ビームLUの光軸とブランク面の
受光系150bの光軸L2との紙面内での交点(これは
ブランク面108aを検査する為にブランク面の高さの
水平面(図中S2 )における紙面と直交方向に延びた交
線である。)とレチクルハンド109の交わる点Bがで
きる。レチクルハンド109は、鉄やアルミの合金の不
透明材で形成し、その表面は光拡散性の処理を施してい
る。この交点B(或いは紙面と直交方向に延びた光線
B)ではこの瞬間、散乱光が発生し、該散乱光を受光系
150bのフォトマル114bで受光している。これよ
り光信号(散乱光)wを得ている。
【0038】このようにして検査の前段階でとり込まれ
た光信号wは図2の信号処理系に入力している。図2に
おいてフォトマル114は高電圧(HV)を印加された
状態で入射光量wを受けて電流iを出力する。この電流
iはアンプ200で増幅し、A/Dコンバーター201
により、デジタル信号に変換して比較器203に入力し
ている。比較器203はこのデジタル信号と、これに対
し、例えば予め求められている。フォトマルが正常に作
動している際の出力信号を基にして予め設定された基準
値発生回路202からの基準値とを比較する。もし、両
者が異なった場合には、検出感度の異常が発生したとし
て例えばアラームを発するか、或いは、フィードバック
をかけて受光系を正常な感度に戻す。
【0039】具体的には、フォトマル114の高電圧を
加減する方法やアンプ200のゲインを調整する方法等
が適用可能である。
【0040】図3は図1の状態からレチクルハンド10
9が更に右方に進んでレチクルハンド109の一端Aが
上ビームLUと上ペリクル面115の受光系150aの
光軸L1と交点と交わった時点を示している。
【0041】この瞬間は受光系150aのフォトマル1
14aがレチクルハンド109の点Aからの散乱光を受
光し、これにより上ペリクル面115の受光系150a
の感度チェックを図2に示したのと同様の信号処理系で
同様に行っている。
【0042】図4は図1の状態より以前にレチクルハン
ド109が充分左側から右方向へ送り込まれてくる際、
レチクルハンド109の一端Dが、下ビームLLと下ペ
リクル面116の受光系150dの光軸L4との交点と
交わった時点を示している。
【0043】この瞬間は受光系150dのフォトマル1
14dがレチクルハンド109の点Dからの散乱光を受
光し、これにより下ペリクル面116の受光系150d
の感度チェックを図2に示したのと同様の信号処理系で
同様に行っている。
【0044】又、図4においてレチクルハンド109が
左方に移動すると下ビームLLと受光系150c(不図
示)の光軸L3との交点がパターン面108bに相当す
るレチクルハンド109の位置Cで交わうようになる。
【0045】このときは受光系150cのフォトマル1
14cがレチクルハンド109の点Cからの散乱光を受
光し、これによりパターン面108bの受光系150c
の感度チェックを図2に示したのと同様の電気処理系で
同様に行っている。
【0046】以上のようにして本実施例では各検査面の
受光系の感度チェックをレチクルハンドからの散乱光を
利用して行っている。
【0047】尚、本実施例において、 (イ)アンプ200が故障して所定のゲインが得られな
い状態で、フォトマル114の高圧を上げていくと、た
とえ所定の全ゲインが得られたとしても電気系のノイズ
も一緒に増幅してしまい、誤検知の原因となる。
【0048】(ロ)アンプ200の故障と気付かず、先
にフォトマルを交換してしまった場合、通常フォトマル
の感度バラツキは非常に大きく、時にはチューブ間で1
0倍の差がある事も稀ではない。これを補正する為に例
えば標準粒子を用いてその粒子出力の度数分布を調整す
る様な感度設定法を行なったりする。しかしながらこの
方法は時間を費やし、その分装置を止めておかなければ
ならない。その分全工程がストップしてしまう。
【0049】等の問題点が生じてくる。
【0050】そこで本実施例では異常感度が発生したと
き(又は定期的に)は光のレチクルハンド109からの
出力信号wを受光してフォトマル114が出力する電流
iと等しい電流(信号)を別経路のアンプ入力発生回路
207からアンプ200に入力し(このときフォトマル
114からの信号はカットしている。)同様な出力検定
を行なうようにしアンプ単体のチェック機能を持たせて
いる。
【0051】即ち、基準信号源205からの信号をスイ
ッチング素子204によりトリガ信号206に基づいて
ON,OFFし、アンプ200に入力している。そして
アンプ200から得られる信号を比較器203で比較し
てアンプの機能を検査している。例えばアンプに異常有
りと判定されればアンプの故障と判別し、異常感度が発
生してもアンプに異常なしと判定されればフォトマルの
故障と判別している。このような方法によりフォトマル
とアンプの故障の判別を行っている。
【0052】尚、アンプ200に強制入力する電流は上
記i値と異なっても良い。但し、この時は基準値発生回
路202からの基準値も異なる。
【0053】図5は本発明の実施例2の要部概略図であ
る。
【0054】本実施例では図1の実施例1に比べてレチ
クルハンドの材料として光不透過性の材料の代わりに光
透過性の材料を用いている。そして各受光系150を光
ビームの入射側とは反対側の前方側に設けて構成した点
が異っており、その他の構成は同じである。
【0055】本実施例においてレチクルハンド109a
の材質としては例えばガラス材やポリマー類等が適用可
能である。レチクルハンド109aの点A,B,C,D
に相当する領域又はレチクルハンドの全面は粗面加工を
して光散乱性を持たせている。
【0056】図6は本発明の実施例3のレチクル108
近傍の要部概略図である。
【0057】本実施例においてレチクルハンド109c
は各検査面(S1〜S4)と同じ高さの水平の平坦部
(P1〜P4)を有するような形状より成っている。こ
れにより各受光系の信号光の検出時間を長くし、平均化
処理等が出来るようにして感度チェックの検定精度を向
上させている。
【0058】図7は本発明の実施例4のレチクル108
近傍の要部概略図である。
【0059】本実施例では各検査面に対して2つの光ビ
ームLU,LLを垂直に入射させている。そして各検査
面からの散乱光を検出する受光系をその光軸L1〜L4
がレチクル108に対して傾斜するようにし、即ち斜め
となるように設定している。
【0060】又、レチクルハンド109dはその外側が
テーパ部となるようにしている。これにより各受光系が
レチクルハンド109dのテーパ部の各点P1〜P4か
ら生ずる散乱光を検出するようにしている。この他の構
成は図1の実施例1と同じである。
【0061】尚、本発明に係るレチクルハンドは各検査
面と略同一の高さを有する領域が光散乱性を有し、かつ
入射光が該領域で散乱したときの散乱光を各受光系で検
出することができる形状及び材質を有していればどのよ
うなものであっても良い。
【0062】又、本発明の感度校正を行なうタイミング
としては、毎回検査直前にレチクルがレチクルハンドに
ロードされた状態で行なってもよいし、これとは別に、
レチクルハンドにレチクルがない状態でステージを移動
させデータのとり込みを行なっても良い。特に、後者の
やり方を定期チェックとして1回/日、或いは1回/1
週行なうことも本発明の範囲内である。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば前述した如く積層した複
数の面の表面状態を検査する際、各面毎の検出感度のチ
ェックを装置全体の簡素化を図りつつ高精度にすること
ができる面状態検査装置を達成することができる。
【0064】又、受光系の感度劣化と該信号処理系の機
能のチェックを分離してできるようにし、効率良く検査
面の表面状態を検査することができる面状態検査装置を
達成することができる。
【0065】特に前述実施例は、 (i)特別な基準マークを複数個配置する代わりに、レ
チクルハンドからの光出力を直接にチェック信号として
利用できるので、装置の簡略化が図れる。 (ii)常に一定の検出感度を保てるので検査の信頼性
が上がる。 (iii)被検面と概同一な位置から安定な発光を得る
ことができ、かつ、正規の検査光と同一の光路、受光系
を介して感度校正ができるので、実際の感度をとらえら
れる。 (iv)レチクルが検査に入る前のムダ時間を利用して
感度校正できるので、ロスタイムが発生しない。 (v)第1のチェック信号として実際に被検査面と概等
しい点(ハンド)からの散乱光を受光し実際の検出経路
(電気系も含めて)を介して出力を判断すると共に、第
2のチェック信号として、アンプ単体に電気入力を与え
てその出力を判断するという2段階チェック手段をとる
ことにより、異常箇所を確実に確定できる。
【0066】等の効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の要部概略図
【図2】 本発明の実施例1の信号処理系の概略図
【図3】 図1の一部分の説明図
【図4】 図1の一部分の説明図
【図5】 本発明の実施例2の要部概略図
【図6】 本発明の実施例3の要部概略図
【図7】 本発明の実施例4の要部概略図
【図8】 従来の面状態検査装置の概略図
【図9】 従来の面状態検査装置の概略図
【符号の説明】
100 レーザー 101 ピンホール 102 ビームエキスパンダー 103 光偏向器 104 走査レンズ 105 ハーフミラー 106,107 ミラー 108 レチクル 109 支持台(レチクルハンド) 110 受光レンズ 111 鏡筒 112 視野絞り 113 ファイバー 114 光検出器 115,116 ペリクル 150 受光系 200 アンプ 201 A/Dコンバーター 202 基準値発生回路 203 比較器 204 スイッチング素子 205 基準信号源 206 トリガ信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層した複数の検査面に対して光ビーム
    で光走査して該走査面の面状態を検査する装置におい
    て、前記複数の検査面おのおのから発生する散乱光をお
    のおの受光するための複数の受光系と、該複数の受光系
    おのおのによる受光信号を用いて前記複数の検査面おの
    おのの面状態を検出する手段と、前記複数の検査面の積
    層方向の長さと同等又はそれ以上の長さを該積層方向に
    有する光散乱部材と、該光散乱部材を前記検査面の面内
    方向に移動させる移動手段とを有し、該光散乱部材から
    の散乱光を前記複数の受光系で受光することにより各受
    光系の感度チェックを行うことを特徴とする面状態検査
    装置。
  2. 【請求項2】 前記光散乱部材は前記複数の検査面を有
    する物体を支持する支持部材に設けられていることを特
    徴とする請求項1の面状態検査装置。
  3. 【請求項3】 前記物体はレチクルとその両面に枠体を
    介して一定の間隔で設けたペリクル膜とからなっている
    ことを特徴とする請求項2の面状態検査装置。
  4. 【請求項4】 検査面に対して光ビームで光走査して該
    走査面の面状態を検査する装置において、前記検査面か
    ら発生する散乱光を受光するための受光系と、前記受光
    系からの受光信号を増幅するアンプと、該アンプからの
    増幅された受光信号を用いて前記検査面の面状態を検出
    する手段と、該アンプに前記受光信号とは別の参照信号
    を入力する入力発生手段とを有し、前記アンプからの増
    幅された受光信号と増幅された参照信号とを用いて前記
    受光系とアンプの感度チェックを分離して行うことを特
    徴とする面状態検査装置。
  5. 【請求項5】 前記受光系の一部を構成する光検出器の
    印加電圧を調整し及び/又は前記アンプのゲインを調整
    することにより前記検査面の面状態の検出感度を調整す
    ることを特徴とする請求項4の面状態検査装置。
  6. 【請求項6】 積層した複数の検査面に対して光ビーム
    で光走査して該走査面の面状態を検査する装置におい
    て、前記複数の検査面おのおのから発生する散乱光をお
    のおの受光するための複数の受光系と、前記複数の受光
    系からの受光信号をそれぞれ増幅する複数のアンプと、
    該複数のアンプおのおのからの増幅された受光信号を用
    いて前記複数の検査面おのおのの面状態を検出する手段
    と、前記複数の検査面の積層方向の長さと同等又はそれ
    以上の長さを該積層方向に有する光散乱部材と、該光散
    乱部材を前記検査面の面内方向に移動させる移動手段
    と、該複数のアンプそれぞれに前記受光信号とは別の参
    照信号を入力する入力発生手段とを有し、該光散乱部材
    からの散乱光を前記複数の受光系で受光することにより
    発生する前記複数のアンプそれぞれからの増幅された受
    光信号と増幅された参照信号とを用いて前記複数の受光
    系と複数のアンプの感度チェックを分離して行うことを
    特徴とする面状態検査装置。
JP34793691A 1991-12-02 1991-12-02 面状態検査装置 Pending JPH05157700A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34793691A JPH05157700A (ja) 1991-12-02 1991-12-02 面状態検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34793691A JPH05157700A (ja) 1991-12-02 1991-12-02 面状態検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05157700A true JPH05157700A (ja) 1993-06-25

Family

ID=18393611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34793691A Pending JPH05157700A (ja) 1991-12-02 1991-12-02 面状態検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05157700A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005321392A (ja) * 2004-05-04 2005-11-17 Lucent Technol Inc エバネッセント・フィールド励起を使用したスペクトル分析
JP2011058984A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Hitachi High-Technologies Corp 異物検査装置,検査方法及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005321392A (ja) * 2004-05-04 2005-11-17 Lucent Technol Inc エバネッセント・フィールド励起を使用したスペクトル分析
JP2011058984A (ja) * 2009-09-11 2011-03-24 Hitachi High-Technologies Corp 異物検査装置,検査方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3109840B2 (ja) 面状態検査装置
KR101782336B1 (ko) 검사 장치 및 검사 방법
JPH0820371B2 (ja) 欠陥検査装置及び欠陥検査方法
JP3183046B2 (ja) 異物検査装置及びそれを用いた半導体デバイスの製造方法
JP3101290B2 (ja) 表面状態検査装置、露光装置、及び表面状態検査方法
JPH06112106A (ja) オブジェクト画像焦点合わせ装置及び方法、並びにマスク画像焦点合わせ装置
JPH075115A (ja) 表面状態検査装置
JPH05332943A (ja) 表面状態検査装置
JPH07209202A (ja) 表面状態検査装置、該表面状態検査装置を備える露光装置及び該露光装置を用いてデバイスを製造する方法
EP0894262B1 (en) Optical inspection device and lithographic apparatus provided with such a device
US5742386A (en) Apparatus for detecting foreign matter on a substrate, and an exposure apparatus including the same
US7767982B2 (en) Optical auto focusing system and method for electron beam inspection tool
JP2003282675A (ja) ウエハマッピング装置
JPH05157700A (ja) 面状態検査装置
JP2651815B2 (ja) 異物検査装置
JP3168480B2 (ja) 異物検査方法、および異物検査装置
US20200182803A1 (en) Mask inspection apparatus, switching method, and mask inspection method
JPH04339245A (ja) 表面状態検査装置
JP2947916B2 (ja) 面状態検査装置
JPH11183151A (ja) 透明シート検査装置
JPS62274248A (ja) 表面状態測定装置
JP3158538B2 (ja) 基板表面の光学的検査装置及び方法
JPH074909A (ja) レーザセンサ装置
JPH1184630A (ja) 感度補正用パターン付きマスクおよびマスク保持部材
JPH0217929B2 (ja)