JPS5918421B2 - 水系塗料用被覆組成物 - Google Patents

水系塗料用被覆組成物

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JPS5918421B2
JPS5918421B2 JP54168399A JP16839979A JPS5918421B2 JP S5918421 B2 JPS5918421 B2 JP S5918421B2 JP 54168399 A JP54168399 A JP 54168399A JP 16839979 A JP16839979 A JP 16839979A JP S5918421 B2 JPS5918421 B2 JP S5918421B2
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oil
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free alkyd
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正明 林
博治 佐々木
義宏 樋口
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Dai Nippon Toryo KK
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Dai Nippon Toryo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水系塗料用被覆組成物に関する。
更に詳しくは、プロトカテキユ酸及び/又は没食子酸を
使用したオイルフリーアルキド樹脂の有機アミン塩また
はアンモニウム塩と、水分散性または水溶性ブロックイ
ソシアネート化合物とからなる耐水性、耐食性に優れた
水系塗料用被覆組成物に関する。近年、塗料および塗装
の無公害化あるいは省資源化が進められ、これに適する
塗料として粉体塗料および水系塗料が挙げられる。
しかし粉体塗料は特殊な塗装設備を必要とし、従来の溶
剤型塗料のように適用が容易でなく、また優れた塗膜の
平滑性および仕上り外観が得がたく、かつ50ミクロン
以下の薄膜に塗布することが困難であるなどの使用上の
問題点を有していた。一方、水溶性塗料は、塗装方式、
硬化方式とも、従来の技術の延長であり、既存設備が刺
客出来、かつ主媒体として水を使用するので、省資源型
塗料であり、塗装環境が安全かつ衛生的で、火災の危険
性が少ないという長所がある。
その反面、樹脂の水溶化のため、親水性基を多数樹脂中
に含むことにより、塗膜性能、特に耐水性が劣るという
問題点を有していた。
一般に水溶性樹脂としては、アクリル樹脂、アルキド樹
脂、オイルフリーアルキド樹脂などが知られているが、
水溶性アクリル樹脂は、オイルフリーアルキド樹脂に比
べて、低分子量に樹脂を合成することが困難であり、塗
装粘度に希釈した時点での不揮発分が低いため、厚膜に
するためには、塗り重ねを必要とし、塗装作業性の面で
不利である。
オイルフリーアルキド樹脂から得られた塗膜は、硬度、
可撓性および光沢、耐候性、耐汚染性、耐薬品性、が優
れている点などが重視され、工業用塗料用樹脂として大
きな伸びて期待されている。
しかし、前述したように、水溶性オイルフリーアルキド
樹脂も他の水溶性樹脂と同様に、親水性基を多数樹脂中
に含むため塗膜性能、特に耐水性が劣るという欠点を有
していた。一方、塗膜の耐食性を向上させるために、フ
エノールカルボン酸等を各種塗料に配合した例が古くか
らいくつか知られている。
例えばR.N.Faulkn釘等によつて、植物油、脂
肪酸エステル、アルキド樹脂、植物油変性エポキシエス
テル樹脂、あるいは植物油変性ポリアミド樹脂に、カテ
コール、ピロガロール、没食子酸あるいは没食子酸エス
テルを金属アルコキシドのような触媒を用いて導入した
溶剤系一液型塗料が開発されている。(例えば、英国特
許第1,045,118号、米国特許第3,304,2
76号、同3,321,320号、011andC01
0urChemist′SAssOciatiOn発行
のJOurnalOftheOilandCOlOur
Chemist′SAssOciatiOn第50巻、
524頁(1967)等を参照の事。)しかし、これら
の樹脂は、高度の外観および塗膜性能が要求される前記
工業用塗料分野には適用できなかつた。
本発明は前記の問題点を改善または解決することを目的
とする。
すなわち(a)プロトカテキユ酸及び/又は没食子酸を
一成分とするオイルフリーアルキド樹脂の有機アミン塩
またはアンモニウム塩と、(b)水分散性または水溶性
プロツクイソシアネート化合物からなるものであり、か
つ高い硬度と可撓性を有し、しかも耐水性、耐食性に優
れた性能を有する塗膜を与える水系塗料用被覆組成物を
提供するものである。本発明は、 (a)プロトカテキユ酸及び/又は没食子酸を1〜15
重量%反応させた、酸価20〜10010−1mI7/
y1水酸基価50〜250K0Hmが1のオイルフリー
アルキド樹脂の有機アミン塩またはアンモニウム塩と、
(b)水分散性または水溶性プロツクイソシアネート化
合物とからなる水系塗料用被覆組成物に関する。
本発明に使用されるオイルフリーアルキド樹脂は、プロ
トカテキユ酸及び/又は没食子酸および多価カルボン酸
、さらに必要に応じて前記プロトカテキユ酸及び/又は
没食子酸以外の一価のカルボン酸と、多価アルコールと
をエステル化反応することによつて得られるものである
しかして該樹脂を一成分とする本発明の組成物から形成
される塗膜は高い硬度と可撓性を有し、かつ耐水性、耐
食性が優れているとともに、鋼板はもちろんのこと、亜
鉛メツキ鋼板、アルミニウム板、ステンレス鋼板等の素
材に対しても、同様に密着性が優れたものとなる。前記
の特徴を出すためには、本発明のオイルフリーアルキド
のカルボン酸成分として多価フエノールカルボン酸を使
用することが必須である。
該成分は、オイルフリーアルキド成分中1〜15重量%
、好ましくは2〜10重量%の割合で反応せしめる。前
記範囲に於て、該成分が1重量%にみたない場合には、
オイルフリーアルキド樹脂を合成した後、プロツクイソ
シアネート化合物を用いて形成した塗膜の耐水性、耐食
性の向上効果があまり得られない。一方、前記成分が1
5重量%こえて使用されると、得られた硬化塗膜が脆く
なり、また耐候性の低下が認められる。また15重量%
以内で実質的に十分な効果が得られるので、15重量%
を著しくこえて使用することは経済的にも好ましくない
。本発明に使用されるプロトカテキユ酸(3,4一ジオ
キシ安息香酸)と、没食子酸(3,4,5−トリオキシ
安息香酸)は一種もしくは二種以上の混合物として使用
される。
本発明の組成物に使用されるオイルフリーアルキド樹脂
の酸価は、20〜100K0Hmr/r(樹脂固形分:
以下本発明の酸価の表示は全て同様とする)、水酸基価
は、50〜250K0Hmf/7(樹脂固形分:以下本
発明の水酸基価の表示は全て同様とする)の範囲である
又分子量は重量平均分子量で2,000〜30,000
程度のものが好ましい。
尚重量平均分子量は、ゲルパーミエーシヨンクロマトグ
ラフイ一〔東洋曹趨…製A8Ol型]により測定した。
(以下、本発明における重量平均分子量は同様に測定し
たものである。)前記オイルフリーアルキド樹脂におい
て酸価が20K0Hmた1にみたないと樹脂の水分散化
あるいは水溶化が困難となる。
一方、酸価が100K0Hmt/1をこえると、得られ
た塗膜の耐アルカリ性、耐水性等の性能低下が著しくな
る。一方、水酸基価が50K0Hmf/fにみたない場
合には、プロツクイソシアネート化合物との反応に供さ
れる残存水酸基が少なくなり、架橋反応が不十分となつ
て、塗膜性能が低下するので好ましくない。逆に水酸基
価が250K0Hmた1をこえると、極性基の増大によ
り得られた塗膜の耐水性が低下する傾向があるため好ま
しくない。前記オイルフリーアルキド樹脂の重量平均分
子量が2,000より低い場合には、オイルフリーアル
キド樹脂のもつ特性が十分発揮出来ない。また、30,
000以上になるとオイルフリーアルキド樹脂溶液の粘
度が高くなる為、水分散化あるいは水溶化後の溶液粘度
も高くなり、塗装作業性の面で支障を来たすようになる
ためいずれもあまり好ましくない。本発明に使用される
オイルフリーアルキド樹脂合成に際して使用されるプロ
トカテキユ酸及び/又は没食子酸以外の多価カルボン酸
および一価のカルボン酸としては、例えば(無水)フタ
ル酸、イソフタル酸、(無水)トリメリツト酸、(無水
)ピロメリツト酸及テトラヒドロ(無水)フタル酸、ヘ
キサヒドロ(無水)フタル酸、メチルテトラヒドロ(無
水)フタル酸、メチルヘキサヒドロ(無水)フタル酸、
無水ハイミツク酸、(無水)コハク酸、アジピン酸、セ
バシン酸、安息香酸、パラーターシヤリーブチル安息香
酸等が挙げられる。これらは一種もしくは二種以上の混
合物を用いてもよい。又、必要に応じて一価の脂肪酸等
も使用できる。更に、オイルフリーアルキド樹脂合成に
際して使用される多価アルコール成分としては、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ネオペンチルグリコール、ジプロピレングリコ
ール、グリセリン、トリメチロールニタン、トリメチロ
ールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリス
リトール、ブチレングリコール、ペンタンジオール、ト
リメチルペンタンジオール、ヘキサンジオール、1,4
−シクロヘキサンジメタノール、(水素化)ビスフエノ
ールA等があり、これらは一種もしくは二種以上の混合
物として使用される。
又必要に応じてカーデユラ一E(シエルケミカル社製、
商品名)を併用しうる。本発明におけるオイルフリーア
ルキド樹脂は、前記プロトカテキユ酸及び/又は没食子
酸、多価カルボン酸、必要に応じてその他の一価のカル
ボン酸および多価アルコールを公知の方法でエステル化
することにより得ることが出来る。
すなわちその反応方法には特に制限がない。一般的には
温度約200〜250℃で約6〜12時間、所定の酸価
になるまで反応を続ければよい。
本発明のオイルフリーアルキド樹脂が常温で固体である
場合には、中和反応と水分散化または水溶化を容易にす
るために、該オイルフリーアルキド樹脂を水混和性有機
溶剤で希釈し、不揮発分70%以上の溶液として用いる
こともできる。前記水混和性有機溶剤としては、例えば
メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロ
パノール、n−ブタノール等のアルコール類:エチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエー
テル、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテー
ト等のエチレングリコール誘導体:ジエチレングリコー
ルモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル
等のジエチレングリコール誘導体:アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類が挙
げられる。これらの有機溶剤は一種もしくは二種以上の
混合物として使用出来る。かくして得られたオイルフリ
ーアルキド樹脂、または該樹脂と水混和性有機溶剤との
混合物に中和剤を加えることにより、本発明で使用する
オイルフリーアルキド樹脂の有機アミン塩またはアンモ
ニウム塩を得ることが出来る。該中和剤の添加はオイル
フリーアルキド樹脂中のカルボキシル基に対して0.3
〜1.2当量の割合で行うことが好ましいが、水分散化
または水可溶化が可能であるならば特に制限はない。前
記中和剤としては第一アミン、第二アミン、第三アミン
あるいはヒドロキシアミン等の有機アミンあるいはアン
モニアが挙げられる。
具体的には、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノ
エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノー
ルアミン、N−メチルエタノールアミン、Nメチルジエ
タノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソ
プロバノールアミン、ジメチルエタノールアミン、メチ
ルジエタノールアミン等が挙げなれる。該中和剤と前記
必要により使用する水混和性有機溶剤の合計含有量はオ
イルフリーアルキド樹脂溶液中の40重量%以下、好ま
しくは5〜35重量%程度にとどめた方がよい。
かくして得られたオイルフリーアルキド樹脂の有機アミ
ン塩またはアンモニウム塩は、水分散性または水溶性プ
ロツクイソシアネート化合物と混合して本発明の組成物
を得る。
本発明に使用される架橋剤としてのプロツクイソシアネ
ート化合物とは、1分子中にイソシアネート基を2個以
上有するイソシアネート化合物でしかもそのイソシアネ
ート基の全てがプロツク剤でマスクされたプロツクイソ
シアネート化合物である。
本発明において該プロツクイソシアネート化合物は前記
オイルフリーアルキド樹脂中の水酸基/プロツクイソシ
アネート化合物中のイソシアネート基=1/1.3〜1
/0.5(当量比)の割合で使用することが好ましい。
前記オイルフリーアルキド樹脂中の水酸基/プロツクイ
ソシアネート化合物中のイソシアネート基が1/0.5
より大きい時はその架橋が十分に行なわれず、塗膜の耐
溶剤性、耐薬品性等が低下する傾向になり、一方前記オ
イルフリーアルキド樹脂中の水酸基/イソシアネート基
が1/1.3より小さい時は、未反応のプロツクイソシ
アネート化合物による塗膜の耐水性等の特性が低下し、
また経済的にも好ましくない。本発明のプロツクイソシ
アネート化合物は、1分子中に2個以上のイソシアネー
ト基を有するポリイソシアネート化合物、例えば、エチ
レンジイソシアネート、プロピレンジイソシアネート、
テ jトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、デカメチレンジイソシアネート、m
−フエニレンジイソシアネート、P−フニニレンージイ
ソシアネート、2,4−トリレンージイソシアネート、
2,6−トリレンージイソシ 5アネート、1,5−ナ
フチレンージイソシアネート、4,4′,4仁トリフエ
ニルメタントリイソシアネート、4,4しジフエニルメ
タンージイソシアネート、3,3′−ジメチル−4,4
′−ジフエニレンージイソシアネート、m−キシリレン
ージイ 4ソシアネート、P−キシリレンージイソシア
ネート、イソボロンジイソシアネート、リジンイソシア
ネート等のポリイソシアネート及び前記イソシアネート
化合物の過剰と、たとえばエチレングリコール、プロピ
レングリコール、1,3−ブチレングリコール、ネオペ
ンチグリコール、2,2,4−トリメチル1,3−ペン
タンジオール、ヘキサメチレングリコール、シタロヘキ
サンジメタノール、トリメチロールプロパン、ヘキサン
トリオール、グリセリン、ペンタエリスリトール等の低
分子ポリオールとの付加反応によつて得られる2官能以
上のポリイソシアネート、ビユーレツト構造を有するポ
リイソシアネート、アロフアネート結合を有するポリイ
ソシアネート等をプロツク剤でプロツクしたイソシアネ
ート化合物である。該プロツク剤としては、フエノール
、クレゾール等のフエノール系、メタノール、ベンジル
アルコール、エチレングリコールモノエチルエーテル等
のアルコール系、アセト酢酸メチル、マロン酸ジメチル
等の活性メチレン系、アセトアニリド、酢酸アミド等の
酸アミド系、その他イミド系、アミン系、イミダゾール
系、尿素系、カルバミン酸塩系、イミン系、オキシム系
、メルカプタン系、亜硫酸塩系、ラクタム系等がある。
本発明の塗料用被覆組成物においては、加熱により水分
が蒸発した後、前記プロツク剤が解離すると効果的な架
橋が行われるので、プロツク剤の解離温度は、100℃
以上のものが好ましい。
前記プロツクイソシアネート化合物は、それ自身水分散
性または水溶性の性質がなくとも、前記水混和性有機溶
剤と混合することにより水分散性または水溶性になるも
のであればよい。本発明の組成物にはその用途、目的に
応じて他の水系樹脂、例えばフエノール樹脂、アミノ樹
脂、ポリブタジエン樹脂、アルキド樹脂、エポキシエス
テル樹脂、シリコン樹脂などを添加併用することができ
る。
本発明のオイルフリーアルキド樹脂とプロツクイソシア
ネート化合物からなる組成物には必要に応じて、解離触
媒が使用できる。
さらに必要に応じて、防錆顔料、着色顔料、体質顔料等
の顔料類、又、流動助剤、表面調整剤、一時防錆剤、消
泡剤、防腐剤、防徽剤等の各種添加剤を所望量加え、既
知の練合方法、例えばサンドミル、ボールミル、ロール
ミル、ペイントミキサ一等によつて混合練合し、塗料組
成物とする事が出来る。
かくして得られた本発明の塗料用被覆組成物を塗装する
方法としては、ハケ塗り、浸漬塗装、スプレー塗装、静
電塗装およびロールコーター等の周知の各種塗装方法が
適用できる。
尚、被塗物としては、既に述べた如く、鋼板は勿論のこ
と亜鉛メツキ板、スズメツキ板やアルミニウム板、など
の非鉄材料およびこれらの化成処理面などに塗布するこ
とが出来る。
また、該塗膜上に美装その他の目的で、通常の上塗り塗
装を行つてもよい。
本発明の塗料用被覆組成物の塗装後の加熱硬化条件は、
該組成物中の架橋性官能基の含有量、膜厚、硬化促進剤
の有無などにより異なる。
通常100〜200℃の温度範囲の適当な温度で5〜4
0分間加熱乾燥することにより硬化塗膜とすることが出
来る。かくして得られた硬化塗膜は、鋼板はもちろんの
こと、亜鉛メツキ鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム
板への密着性や、耐水性、耐食性等の優れたものとなり
、また、耐塩水噴霧性試験後の二次密着性も著しく優れ
たものである。
以下、実施例により本発明を説明する。
尚、L」又は「%」は、「重量部」又は「重量%」を表
わす。〔オイルフリーアルキド樹脂の有機アミン塩また
はアンモニウム塩溶液の製造方法〕(1)水溶性オイル
フリーアルキド樹脂 遥1(以下0A−1と略記する)
撹拌機、温度計、冷却管および窒素ガス導入管を備えた
反応容器にネオペンチルグリコール42.2部、イソフ
タル酸30.1部、アジピン酸12.6部、無水トリメ
リツト酸5.0部、を仕込み、窒素ガス雰囲気下で4時
間かけて235℃まで徐々に加熱し、同反応温度に保つ
た。
酸価が20〜25になつた時点で、反応温度を190℃
まで下げ、没食子酸5.0部を添加して190℃で30
分加熱した後、さらに無水トリメリツト酸5.1部を加
えて同反応温度で1時間30分加熱した。
ついで、エチレングリコールモノエチルエーテルで不揮
発分80%に希釈し、50℃まで冷却した後、イオン交
換水8.0部を添加し、15分間攪拌した。
さらにジメチルエタノールアミン5.5部を添加した後
、50℃で1時間30分攪拌を続けて中和を行つた。そ
の後、攪拌しながら、イオン交換水70部を徐々に添加
し、添加終了后、さらに1時間攪拌を継続した。得られ
たオイルフリーアルキド樹脂水溶液の不揮発分は44.
8%、酸価は49.2(樹脂固形分、以下同じ)、水酸
基価は102(樹脂固形分、以下同じ)、重量平均分子
量は3,150であつた。
この樹脂水溶液を 0A−1とした。
).)水溶性オイルフリーアルキド樹脂洗2(以下0A
−2と略記する)(1)と同様の反応容器に、ネオペン
チルグリコール39.3部、トリメチロールプロパン4
.2部、イソフタル酸35.0部、アジピン酸14.5
部を仕込み、窒素ガス雰囲気下で4時間かけて230℃
まで徐々に加熱し、同反応温度に保つた。
酸価が20〜25になつた時点で190℃まで反応温度
を下げ、没食子酸3.0部を添加して190℃で30分
加熱した後、無水トリメリツト酸4.0部を加え、同反
応温度で40分加熱した。その後エチレングリコールモ
ノエチルエーテルで不揮発分80%に希釈し、56℃ま
で冷却した後、イオン交換水8.0部を添加し、15分
間攪拌した。さらにトリエチルアミン6.1部を添加し
た後、50℃で1時間30分攪拌を続けて中和を行つた
。その後、攪拌しながらイオン交換水70部を徐々に添
加し、添加終了後、さらに1時間攪拌を継続した。
得られたオイルフリーアルキド樹脂水溶液の不揮発分は
45.1%、酸価46.8、水酸基価は135重量平均
分子量は8.820であつた。この樹脂水溶液を 0A
−2とした。
3)水溶性オイルフリーアルキド樹脂黒3(以下0A−
3と略記する)(1)と同様の反応容器に、ネオペンチ
ルグリコール42.2部、イソフタル酸30.1部、ア
ジピンン酸12.6部、無水トリメリツト酸5.0部を
仕込み窒素ガス雰囲気下で4時間かけて240℃まで徐
々に加熱し、同反応温度に保つた。
酸価が20〜25になつた時点で190℃まで反応温度
を下げ、プロトカテキユ酸5.0部を添加して、190
℃で30分加熱した後、無水トリメリツト酸5.1部を
加え、同反応温度で1時間30分加熱した。その後、エ
チレングリコールモノエチルエーテルで不揮発分80%
に希釈し、50℃まで冷却した後イオン交換水8.0部
を添加し、15分間攪拌した。さらにトリエチルアミン
6.0部を添加した後、50℃で1時間30分攪拌を続
けて中和を行つた。その後、攪拌しながらイオン交換水
70部を徐々に添加した。添加終了後さらに1時間攪拌
を継続した。得られたオイルフリーアルキド樹脂水溶液
の不揮発分は45.6%、酸価は56.5、水酸基価は
98重量平均分子量3,300であつた。
この樹脂水溶液を 0A−3とした。(4)水溶性オイ
ルフリーアルキド樹脂黒4(以下0A−4と略記する)
(1)と同様の反応容器に、ネオペンチルグリコール4
3.7部、イソフタル酸32.1部、アジピン酸14.
1部、無水トリメリツト酸5.0部、を仕込み窒素ガス
雰囲気下で4時間かけて235℃まで徐々に加熱し、同
反応温度に保つた。
酸価が20〜25になつた時点で190℃まで反応温度
を下げ、無水トリメリツト酸5.1部を加え、同反応温
度で2時間加熱した。その後、エチレングリコールモノ
エチルエーテルで不揮発分80%に希釈し50℃まで冷
却した後、イオン交換水8.0部を添加し、15分間攪
拌した。さらにジメチルエタノールアミン5.5部を添
加した後、50℃で1時間30分撹拌を続けて中和を行
つた。その後、攪拌しながらイオン交換水70部を徐々
に添加し、添加終了後、さらに1時間攪拌を継続した。
得られたオイルフリーアルキド樹脂水溶液の不揮発分は
44.9%、酸価は48.2、水酸基価は107重量平
均分子量は3,270であ゛つた。
この樹脂水溶液を0A−4とした。(5)水溶性オイル
フリーアルキド樹脂黒5(以下0A−5と略記する)(
1)と同様の反応容器に、ネオペンチルグリコIZール
39.6部、トリメチロールプロパン4.2部、イソフ
タル酸36.5部、アジピン酸15.7部を仕込み、窒
素ガス雰囲気下で4時間かけて230℃まで徐々に加熱
し、同反応温度に保つた。
酸価が20〜25になつた時点で190℃まで反応温度
を下げ、無水トリメリツト酸4.0部を加え同反応温度
で2時間加熱した。その後エチレングリコールモノエチ
ルエーテルで不揮発分80%に希釈し、50℃まで冷却
した後、イオン交換水8.0部を添加し、15分間攪拌
した。さらに、トリエチルアミン6.1部を添加した後
、50℃で1時間30分攪拌を続けて中和を行つた。そ
の後攪拌しながら、イオン交換水70部を徐々に添加し
た。
添加終了後さらに1時間撹拌を継続した。得られたオイ
ルフリーアルキド樹脂水溶液の不揮発分は46.0%、
酸価は45.9、水酸基価は128重量平均分子量9,
250であつた。
この樹脂水溶液を 0A−5とした。〔実施例1,2,
3および比較例1,2〕前記各オイルフリーアルキド樹
脂水溶液0A−1〜0A−5と、プロツクイソシアネー
ト化合物、〔タケネートB−820NS−U1武田薬品
工業(株)製 商品名:NCO含有量4.22%〕とを
オイルフリーアルキド樹脂中の水酸基/プロツクイソシ
アネート化合物中のイソシアネート基が1/T).8に
なるように混合し、本発明の被覆用組成物を得た。
該組成物を脱脂ダル鋼板(0.8×70×150關)、
およびリン酸亜鉛処理ダル鋼板(ボンデライト+144
処理:0.8×70×150mm)上に乾燥膜厚20±
5ミクロンになるように各々アプリケーターで塗装し、
160℃で20分間加熱硬化させた後、塗膜性能試験に
供した。
試験結果を表−1に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)プロトカテキユ酸及び/又は没食子酸を1〜
    15重量%反応させた、酸価20〜100KOHmg/
    g、水酸基価50〜250KOHmg/gのオイルフリ
    ーアルキド樹脂の有機アミン塩またはアンモニウム塩と
    、(b)水分散性または水溶性ブロックイソシアネート
    化合物とからなる水系塗料用被覆組成物。 2 前記オイルフリーアルキド樹脂と前記ブロックイソ
    シアネート化合物との混合割合は、(オイルフリーアル
    キド樹脂中の水酸基)/(ブロックイソシアネート化合
    物中のイソシアネート基)=1/1.3〜1/0.5(
    当量比)である特許請求の範囲第1項記載の水系塗料用
    被覆組成物。
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