JPS59183014A - 油圧式弁駆動装置 - Google Patents

油圧式弁駆動装置

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JPS59183014A
JPS59183014A JP58057502A JP5750283A JPS59183014A JP S59183014 A JPS59183014 A JP S59183014A JP 58057502 A JP58057502 A JP 58057502A JP 5750283 A JP5750283 A JP 5750283A JP S59183014 A JPS59183014 A JP S59183014A
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JP
Japan
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pressure
passage
damper chamber
hydraulic
oil
Prior art date
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Pending
Application number
JP58057502A
Other languages
English (en)
Inventor
Hatsuo Nagaishi
初雄 永石
Takeshi Kitahara
剛 北原
Kimitake Sone
曽根 公毅
Yoshihisa Kawamura
川村 佳久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS59183014A publication Critical patent/JPS59183014A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L9/00Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically
    • F01L9/10Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by fluid means, e.g. hydraulic
    • F01L9/11Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by fluid means, e.g. hydraulic in which the action of a cam is being transmitted to a valve by a liquid column
    • F01L9/12Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by fluid means, e.g. hydraulic in which the action of a cam is being transmitted to a valve by a liquid column with a liquid chamber between a piston actuated by a cam and a piston acting on a valve stem
    • F01L9/14Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by fluid means, e.g. hydraulic in which the action of a cam is being transmitted to a valve by a liquid column with a liquid chamber between a piston actuated by a cam and a piston acting on a valve stem the volume of the chamber being variable, e.g. for varying the lift or the timing of a valve

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は油圧式弁駆動装置、特に内燃機関の吸・排気弁
を駆動する油圧式弁駆動装置に関する。
〔従来技術〕
近年、内燃機関の吸・排気弁を油圧駆動し、その開閉時
期や開閉時間を機関の゛運転状態に応じて精密に制御す
る油圧式弁駆動装置が開発されている。
このような従来の油圧式弁駆動装置としては、例えば、
第1図に示すようなもの(SAEpaper 8207
1参照)が知られている。この装置を第1図に基づき説
明すると、ヅリンダブロノク1に形成されたシリンダ孔
2の図中上方には油圧ピストン3の第1小径部4が、ま
た下方には図外のクランク軸に同期して回転するカム5
により往復駆動されるタペット6がそれぞれ移動可能に
収納されており、これらは、シリンダブロック1ととも
に油圧室7を画成している。また、油圧ピストン3は前
記第1小径部4の他に内燃機関の吸気弁(図示路)を開
閉可能なブツシュロッド8の端部を当接支持する第2小
径部9および大径部10を有しており、第2小径部9は
シリンダハウジング11に形成されたシリンダ孔12に
、また大径部10は同じくシリンダハウジング11に形
成されたシリンダ孔13にそれぞれ移動可能に収納され
、第1ダンパ室14および第2ダンパ室15をそれぞれ
画成している。油圧室7には入口ボート16から低圧の
オイル(この装置は機関の潤滑に使用するオイルを圧力
流体として使用している)が供給可能であり、また油圧
室7のオイルは出口ボート17とディストリビュータ1
8(図外のクランク軸と同期して回転する)に形成され
たスロット孔19とが連通した時点でこれらを通して流
出可能である。第2ダンパ室15の外周部には、この第
2ダンパ室15を包囲するようにリリーフ室20が形成
されており、リリーフ室20は大口径の第1ダンパ孔2
1および小口径の第2ダンパ孔22を通して第2ダンパ
室15と連通している。また、第2ダンパ室15と前記
第1ダンパ室14とは油圧ピストン3の大径部10の移
動により第1ダンパ孔21を通して連通可能であるとと
もに、チェック弁詔を介しても連通可能である。なお、
チェック弁23は第1ダンパ室14から第2ダンパ室1
5への油圧流入のみを許容している。これらのダンパ室
14.15およびリリーフ室20には供給ポート24を
通して低圧のオイルが供給されている。したがって、こ
のような油圧式弁駆動装置は、カム5の回転によりタペ
ット6が図中上方へ移動して油圧室7のオイルを加圧す
ると、油圧ピストン3がスプリング(図示略)により常
時閉弁方向に付勢されている吸気弁をブソシュロ・ノド
8を介して開弁する。このとき、第1ダンパ室14のオ
イルばチェック弁23を通して第2ダンパ室22に流入
するため、油圧ピストン3は第1ダンパ室14のオイル
の影響を殆ど受りずに急上昇する。次いで、所定の閉弁
タイミングで出口ボート17とディストリビュータ18
のスロットル孔19とが連通ずると、油圧室7のオイル
圧力が低下し油圧ピストン3が図中下方へ移動し吸気弁
を閉弁する。このとき、第2ダンパ室15のオイルは、
まず大口径の第1ダンパ孔21からリリーフ室2oへ流
出し、次いで小口径の第2ダンパ孔22からリリーフ室
20へ流出して第1ダンパ室14へとリターンする。
したがって、吸気弁の閉弁直前の速度が抑制(ダンピン
グ)゛され吸気弁の着座時の衝撃力が緩和されるととも
に、着座時の騒音低下が図られる。また、機関の回転数
に応してディストリビュータ18のスロットル孔19と
出口ボート17との連通時期を変えることにより、機関
の運転状態に最適となるよう吸気弁の閉弁時期を制御し
ている。
しかしながら、このような従来の油圧式弁駆動装置にあ
っては、吸気弁閉弁時の閉弁速度のダンピングを第2ダ
ンパ室15から流出するオイルの量をダンパ孔21.2
2により規制して行う構成となっていたため、オイルの
温度あるいはオイルの劣化等によりオイルの粘度が変わ
ると、ダンピングの程度が変化して、適切なダンピング
を行うことができず、次のような問題点を生じていた。
すなわち、オイルの温度や劣化の程度によりオイルの粘
度が変化する。例えば、オイルの温度が高くなるあるい
は劣化が促進されると、粘度が低下しその流動抵抗が小
さくなるため、ダンパ孔21.22から流出する単位時
間当たりのオイルの量が極めて多(なる。その結果、ダ
ンピング不足となって吸気弁の着座時の衝撃力が大きく
なり吸気弁の耐久性が低下するとともに着座時の騒音が
大きくなる。一方、オイルの温度が低くなると、粘度が
高くなりその流動抵抗が大きくなるため、ダンパ孔21
.22から流出する単位時間当りのオイルの量が極めて
少なくなる。その結果、過剰ダンピングとなり適切な時
期に閉弁できない。極端な場合には、圧縮行程後期に至
るまで吸気弁を閉弁することができないという不具合も
発生する。
(発明の目的〕 そこで本発明は、ダンパ室内を所定圧力に保持すること
により、吸・排気弁の開閉速度を油の粘度変化に拘らず
適切にダンピングし、吸・排気弁の閉弁時における衝撃
力を緩和し耐久性の向上や騒音の低減を図るとともに閉
弁動作を確実にすることを目的としている。
〔発明の構成〕
本発明による油圧式弁駆動装置は、シリンダと、シリン
ダ内をカムシャツ1〜の動きに同期して圧送される油圧
により移動するとともにシリンダ内にダンパ室を画成す
るピストンと、ピストンにより駆動される内燃機関の吸
、排気弁と、ダンパ室に開口し、油圧を供給および排除
するとともにピストンがダンパ室側に所定量移動したと
きピストンにより閉止される第1通路と、ピストンがダ
ンパ室側に最大量移動した場合にもダンパ室に開口して
いる第2通路と、を備えた油圧式弁駆動装置におい“ζ
、前記第2通路にダンパ室内を所定圧力に保持する圧力
調整手段を設けることにより、吸・排気弁の閉弁速度を
油の粘度変化に拘わらず適切にダンピングするものであ
る。
〔実施例〕
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
第2.3図は本発明の第1実施例を示す図である。
まず、構成を説明すると、31はシリンダ孔32の形成
されたシリンダハウジングであり、シリンダ孔32には
油圧ピストン33が第2図中上下方向に移動可能に収納
されている。油圧ピストン33はシリンダハウジング3
1とともに油圧室34を画成しており、この油圧ピスト
ン33には内燃機関の吸気弁35が連結されている。吸
気弁35ばバルブスプリング36によって常時閉弁方向
に付勢されており、このバルブスプリング36はバルブ
ステムエンドにコレット37を介して固着されたリテー
ナ38と内燃機関のシリンダヘッド39のスプリング受
は部との間に縮設されている。この吸気弁35は油圧ピ
ストン33の移動により駆動され内燃機関の燃焼室40
に開口する吸気通路41を開閉する。前記油圧室34に
は流路断面積がS。
である制御通路(第1通路)42が開口しており、該制
御通路42は油圧ピストン33の移動行程中吸気弁35
の全閉直前に油圧ピストン33の摺動面33aにより閉
止される位置に開口している。したがって、油圧ピスト
ン33が制御通路42の開口位置以上に吸気弁35の閉
弁方向(第2図中上方)に移動したときには、油圧室3
4と制御通路42との連通が遮断される。この際、ずな
わちシリンダ孔32に油圧ピストンによって画成される
このときの油圧室34をダンパ室43と称する。したが
って、この実施例においては、吸気弁35の全閉直前か
ら全閉時において油圧室34の全部がダンパ室43とな
る。なお、実際上制御通路42が閉止された後、吸気弁
35が全閉となるまでの油圧ピストン33の移動行程L
(すなわち、ダンパ室43側への所定移動量)はL =
 2 mm程度に設定される。ダンパ室43には油圧ピ
ストン33がダンパ室43側に最大量移動した場合、す
なわち吸気弁35が全閉した場合にも開弁補助通路44
とリリーフ通路(第2通路)45の各一端が開口してい
る。
開弁補助通路44はその流路断面積がs2 (S2〈S
、)であるとともに、内部に所定圧力22以上で開弁す
るチェック弁46を有し、その他端が制御通路42に連
通している。チェック弁46は制御通路42からダンパ
室43への油圧流入のみを許容しており、その開弁圧力
P2はダンパ室43への油圧流入時に油圧ピストン33
に過度の加速度が加わらぬ範囲内で開弁するよう設定さ
れる。
また、リリーフ通路45はその流路断面積が83(S3
<SL)であるとともに、内部に所定圧力13以上で開
弁するチェック弁(圧力調整手段)47を有し、その他
端が低圧(例えば、数気圧)の油圧供給源に連通してい
る。チェック弁47はダンパ室43から低圧の油圧供給
源への油圧流出のみを許容しており、その開弁圧力P3
は油圧ピストン33への過度のダンピングを防止できる
範囲に設定される。したがって、ダンパ室43内はこの
チェック弁47により所定圧力23以内に保持される。
一方、ダンパ室43は吸気弁35の全閉直前および全閉
時において、油圧ピストン33内部に形成された小口径
のダンパ通路48を介して制御通路42と直接に連通可
能である。ダンパ通路48の一端は油圧ピストン33の
頂面33bに開口し、他端は油圧ピストン33がダンパ
室43を画成する移動位置において、制御通路42と連
通ずるよう油圧ピストン33の摺動面33aに開口して
いる。このダンパ通路48の流路断面積S鷺は同通路4
8内に設けられたオリフィス49によりS’4<SLな
る関係に設定され、ダンパ室43への油圧流入あるいは
流出を徐々に行うようになっている。なお、ダンパ通路
48は、例えば摺動面33aとシリンダ孔32内壁面と
の隙間を利用して形成するようにしてもよい。したがっ
て、ダンパ室43の油圧流入流出面積は油圧ピストン3
3の移動位置およびダンパ室43内の圧力によって変化
する。またこの場合でもダンパ室43内の圧力は所定圧
力P3以内に制限される。
前記制御通路42には油圧供給手段50により吸気弁3
5の所定開弁期間に対応して所定圧力に加圧された油圧
が供給されており、該油圧供給手段50は制御通路42
途中に配設された油圧加圧部5Iと、同道路42端部に
配設された供給制御部52と、から構成されている。油
圧加圧部51は制御通路42と連通ずる加圧シリンダ孔
53に先端側が移動可能に収納されたプランジャ54と
、プランジャ54の後端側に、当接しカム55(カム5
5は内燃機関のクランク軸等に同期して回転駆動される
)の回転に追従して往復動するタペット56と、プラン
ジャ54を審時第2図中上方に付勢するスプリング57
と、を有しており、低圧の油圧供給源に連通ずる低圧通
路58からの油圧流入のみを許容するチェック弁59を
介して加圧シリンダ孔53に供給される低圧の油圧を、
加圧条件が満たされたときく供給制御部52により飼御
通路42端部が閉止されるときであり、後述する)プラ
ンジャ54の移動により所定圧力(高圧)に加圧して制
御通路42に供給する。一方、供給制御部52は、制御
通路42端邪に挿入され同道路42と低圧通路58に接
続されたリターン通路60との連通を遮断可能な弁体6
1と、通電されると該弁体61をスプリング62の付勢
力に抗して吸引するソレノイドコイル63と、を有して
おり、通電時には弁体61を吸引して制御通路42端部
を閉止し、非通電時にはスプリング62の付勢力により
弁体61を制御通路42外に移動させ制御通路42とリ
ターン通路60とを連通ずる。なお、供給制御部52へ
の通電は吸気弁35の所定開弁時期のみに行われる。し
たがって、油圧供給手段50は供給制御部52への通電
時のみプランジャ54により加圧シリンダ孔53の油圧
を加圧して制御通路42に供給する。
次に作用を説明する。
吸気弁35の開閉は供給制御部52への通電時、油圧加
圧部51から制御通路42を通して油圧室34に高圧の
油圧を供給することにより行われる。
そして、供給制御部52への通電時期を制御すれば、吸
気弁35のリフト量と開閉時期を可変とすることができ
る。この場合、カム55は回転により第3図aに示すよ
うにプランジャ54をリフトさせており、その際のカム
55加速度は同図すに示すようにリフト初期と終期にお
いて顕著である。
いま、カム55がプランジャ54のリフトを開始したと
き第3図Cに示す所定の開弁タイミングt、で供給制御
部52に通電されると、油圧加圧部51により急速に所
定圧力に加圧された油圧が制御通路42を通して油圧室
34(この場合、ダンパ室43でもある)に供給される
。このとき、制御通路42の油圧は、ますダンパ通路4
8を通して徐々にダンパ室43に流入し、次いでチェッ
ク弁46の一次側(制御通路42側)圧力とダンパ室4
3内の圧力との差圧が所定圧力P2になる(例えば、油
圧の粘度が低い場合)が若しくはダンパ通路48の圧力
が所定圧力P2になる(例えば、油圧の粘度が高い場合
)と同時にチェック弁46が開弁し開弁補助通路44が
らダンパ室43に流入する。また、このときダンパ室4
3の圧力がチェック弁47の開弁圧力P3以上に高くな
ると、このチェック弁47が開弁しダンパ室43の油圧
をリリーフ通路45を通して低圧通路5日に流出させる
この結果ダンパ室43の圧力は油圧ピストン33のリフ
ト(移動)開始時所定圧力P3以内に保たれ、この圧力
P、により油圧ピストン33がリフトを開始し第2図中
下方ヘリフトする。このように、ダンパ室43への油圧
流入初期にはその流量が徐々に増加している。したがっ
て、油圧ピストン33のリフト初期の急激な加速度が適
切にダンピング(抑制)され、加速度によって生じる衝
撃力が緩和される。この結果、油圧ピストン33や可動
部の耐久性を高めることができる。
さらに、プランジャ54の急激な加速度が抑制されるた
め、特にカム55とタペット56との間に作用する面圧
の急激な上昇を避けることができ、これらの耐久性を著
しく向上させることができる。因に、従来はリフト初期
における加速度が第3図eに破線で示す従来の吸気弁3
5加速度と同様極めて大きく、またその加速度も機関の
回転速度によって変化していた。
油圧ビス1−ン33の移動により油圧室34が制御通路
42と連通ずると、制御通路42からも油圧が供給され
油圧ピストン33はバルブスプリング36の付勢力に抗
して第3図dに実線で示すように(破線は従来例を示す
)従来に比して暖や力・に吸気弁35をリフトさせ開弁
させる。この油圧ピストン33のリフト中、リリーフ通
路45により油圧室34の油圧はその圧力が富にチェ・
ツク弁47の開弁圧力23以内に抑制されている。した
がって、油圧ピストン33および吸気弁35は略一定の
圧力でリフトされることになり、第3図8に実線で示す
ように機関の回転速度に左右されず略等加速度でリフト
する。この結果、ノ\ルフ″スプリング36のいわゆる
「おどり」を防ぐこと力(できる。
次に第3図Cに示す所定の閉弁タイミンク゛t2で供給
制御部52への通電が遮断されると、制御通路42とリ
ターン通路60とが連通し制御通路42の油圧がリター
ン通路60を通して低圧通路58にリターンする。この
ため、油圧室34の油圧が制御通路42に流出し油圧室
34の圧力が低下する。したがって、油圧ピストン33
はバルブスプリング36の付勢力により第2図中上方に
移動して吸気弁35を閉弁する。このとき、油圧室34
の油圧流出面積は吸気弁35の全閉直前においてダンパ
通路48の流路断面積S4またはこのS4にリリーフ通
路45の流路断面積S3を加えた値に規制される。した
がって、油圧室34からの油の流出量が規制され油圧ピ
ストン33および吸気弁35は第3図dに示すように停
止直前に移動速度がダンピングされる。すなわち、油圧
ピストン33が制御通路42を閉止する位置まで移動す
ると、以後は制御通路42自体によるダンパ室43から
の油の流出はなくなる。このとき、例えば油圧が高温あ
るいは劣化によりその粘度が低ければ、ダンパ室43の
油圧はダンパ通路48を通して制御通路42に徐々に流
出し油圧ピストン33の停止速度が適切にダンピングさ
れる(ダンピング不足が防止される)。一方、油圧が低
温によりその粘度が高ければ、ダンパ室43の圧力が所
定圧力23以上となってチェック弁47を開弁させる。
その結果、ダンパ室43の油圧はダンパ通路48のみな
らずリリーフ通路45からも流出することとなり、過度
のダンピングが防止される。したがって、ダンパ室43
からの油圧流出は油圧の粘度による影響を殆ど受けず、
極めて適切にダンピングを行うことができる。このよう
に、吸気弁35の閉弁時においては閉弁直前から閉弁時
にかけてダンパ室43の圧力がリリーフ通路45の開弁
圧力P1以内に保たれつつ適切にダンピングされるため
、吸気弁35閉弁時の加速度を第3図eに示すように従
来に比して小さく安定させ、略等加速度とすることがで
きる。その結果、吸気弁35はその着座時の衝撃力が緩
和され、耐久性の向上や騒音の低下を図ることができる
。また、油圧の粘度が高い場合でもダンパ室43から確
実に所定量の油圧を流出させることができるため、例え
ば、吸気弁35が閉弁行程途中で移動を停止するあるい
は閉弁に必要以上に長時間を要するという不具合が防止
され、閉弁時間を最適とすることができる。さらには、
バルブスプリング36の「おどり」も防止することがで
きる。なお、本実施例では吸気弁35全閉直前から全閉
時までの油圧ピストン33の移動距離りをI、 = 2
 mmに設定しているが、これは、lll1m〜31I
IInの範囲内であれば油圧ピストン33を適切にダン
ピングすることができる。また、リリーフ通路45の開
弁圧力P3としては自動車用ガソリン機関の場合、油圧
ピストン33の受圧面積をA−とすると、150/ A
kg/clll< P3 < 300 / Akg/c
nl程度で適切にダンピングを行うことができる。また
、開弁圧力P、を上記の範囲に設定すれば、カム55加
速度が大きい高回転速度領域においてもリリーフ通路4
5が頻繁に開弁し吸気弁35のリフト量を若干少なくす
る影響を避けることができる。
なお、この実施例では吸気弁を駆動する例を示したが、
排気弁についても同様に駆動することができるのは勿論
である。
第4図は本考案の第2実施例を示す図である。この実施
例では、油圧ピストンに圧力を伝達する油圧室と油圧ピ
ストンの移動速度を抑制するダンパ室とが分離されてい
る。すなわち、油圧ピストン71は小径の加圧ピストン
72および大径のダンパピストン73を有し、シリンダ
ハウジング74に形成されたシリンダ孔75の第4図中
上部に加圧ピストン72により油圧室76を画成し、)
部にダンパピストン73によりダンパ室77および補助
室78を画成している。油圧室76には制御通路79が
開口しており、制御通路79は前記実施例同様に油圧制
御手段50から吸気弁35の所定開弁時期のみ高圧の油
圧が供給される。補助室78には低圧の油圧供給源に連
通ずる低圧通路80が開口するとともに、その内壁面に
一対のスリット81a、81 bが形成されており、該
スリット81a、81 bは第1通路82を構成してい
る。すなわち、これらのスリット81a、81bは吸気
弁35の全閉直前まではダンパ室77に連通しているが
、油圧ピストン71がダンパ室77側に所定量移動した
とき、すなわち吸気弁35の全閉直前および全閉時にお
いては、油圧ピストン71によりダンパ室77との連通
が遮断される。一方、ダンパピストン73内部には前記
実施例同様の機能を有するダンパ通路83およびリリー
フ通路(第2通路)84が油圧ピストン71の移動方向
に沿ってそれぞれ形成されており、リリーフ通路84に
は圧力調整手段であるチェック弁85が設けられている
これらの両道路83.84は吸気弁35の全閉直前およ
び全閉時においてもダンパ室77と低圧通路80とを補
助室78を介して連通可能とする。また、ダンパ室77
はチェック弁86を有する開弁補助通路87を通して連
通可能であり、該チェック弁86は低圧通路80からダ
ンパ室77への油圧流入のみを許容している。その他は
前記実施例と同様である。
したがって、この実施例においても、前記実施例と同様
に吸気弁35閉弁時の移動速度が適切にダンピングされ
るが、特にダンパ室77およびダンパピストン73の形
状を大きくすることができ、そのため、ダンパ通路83
をさほど小口径とする必要がない。その結果、油圧圧縮
時にダンピング効果が不安定となるのを防止できる。
すなわち、ダンパ室77の圧力変動が小さく均一なダン
ピング効果を得ることができる。また、ダンパ室77や
ダンパピストン73等の精度を所定範囲に確保Jること
が容易となる。さらにダンパ室77の圧力を前記実施例
に比して低くできるため、油圧圧縮時の圧力が高いこと
による悪影響、例えばキャビチルジョンの発生や酸化の
促進等を殆ど考慮しなくともよい利点が得られる。
一方、この実施例では吸気弁35開弁時におりるダンピ
ングはできない構成となっているが、例えば所定圧力以
上で開弁し油圧室76からの油圧流出のめを許容するり
リーフ通路を油圧室76に開口させればダンピングが可
能である。また、吸気弁35の開弁時期をカム55の回
転にのめ依存さセれば、開弁加速度が等加速度に近くな
り、加速度により悪影響を少なくすることができる。
〔効果〕
本発明によれば、ダンパ室内を所定圧力に保持すること
により吸・排気弁の閉弁速度を油の粘度変化に拘わらず
適切にダンピングすることができる。その結果、吸・排
気弁の閉弁動作を確実にするとともに、これらの着座時
の衝撃力を緩和し耐久性の向上や騒音の低減を図ること
ができる。
また、第1実施例においては、吸・排気弁の全閉直前か
ら全開時において油圧室の全部をダンパ室とすることが
できるため、吸・排気弁の開弁速度も適切にダンピング
することができる。その結果、油圧ピストンやプランジ
ャあるいはカム、タペット等の可動部のリフト初期の加
速度による衝撃力が緩和され、これらの耐久性を向上さ
せることができる。
さらに、第2実施例においては、ダンパ室およびダンパ
ピストンの形状を大きくすることができるため、これら
の精度を所定範囲に確保することが容易になるとともに
、均一なダンピング効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の油圧式弁駆動装置を示す断面図、第2.
3図は本発明の第1実施例を示す図であり、第2図はそ
の構成図、第3図はその作用を説明するための図を示し
、第3図aはそのカムリフトを示す図、第3図すばその
カム加速度を示す図、第3図Cはその供給制御部への通
電時期を示す図、第3図dはその弁リフトを示す図、第
3図eはその弁論速度を示す図、第4図は本発明の第2
実施例を示すその主要構成図である。 31.74− ・−シリンダハウジング、33.71・
−一−−−油圧ピストン、34.76・−・・・・油圧
室、 35−−−−−一吸気弁、 42−−−−−一制御通路(第1通路)、43.77・
−・−ダンパ室、 45.84−・−リリーフ通路(第2通路)、47.8
5−・−チェック弁(圧力調整手段)、82−−−−一
第1通路。 特許出願人      日産自動車株式会社代理人弁理
士 有我軍一部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. シリンダと、シリンダ内をカムシャフトの動きに同期し
    て圧送される油圧により移動するとともにシリンダ内に
    ダンパ室を画成するピストンと、ピストンにより駆動さ
    れる内燃機関の吸・排気弁と、ダンパ室に開口し、油圧
    を供給および排除するとともにピストンがダンパ室側に
    所定量移動したときピストンにより閉止される第1通路
    と、ピストンがダンパ室側に最大量移動した場合にもダ
    ンパ室に開口し−ζいる第2通路と、を備えた油圧式弁
    駆動装置において、前記第2通路にダンパ室内を所定圧
    力に保持する圧力調整手段を設けたことを特徴とする油
    圧式弁駆動装置。
JP58057502A 1983-03-31 1983-03-31 油圧式弁駆動装置 Pending JPS59183014A (ja)

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