JPS59182457A - 電子写真感光体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子写真感光体、詳しくはヒドラゾン系化合物
から成る新規な有機光導電性物質金含有丈る感光層分有
する電子写真用感光体に関する。

従来′也子厚真感光体としては無機光導電性物質の七し
ン、硫化カドミウム、酸化亜鉛Ｃ用いたものや、ポリー
Ｈ−ビニル力ルバグールに代表される光導電性ポリマー
や、１−フェニル−３−（ｐ−ジエチルアミノスチリル
）−５−（ｐ−ジエチルアミノフェニル）ピラゾリンの
如き低分子の各種有機光導電性物質金用いたものが知ら
れている。

本発明者等は低分子の有機光導電性物質の場合、適当な
バインダー樹脂を選択することによシ、成膜性の良い感
光層を形成することができるので低分子有機光導電性物
質について鋭意研究した結果、一般式（１）で示される
ヒドラゾン系化合物を感光層に用いることによシ蚕子写
真的に極めて有用な感光体の得られることを見出し本発
明に到達したものである。

本発明は、一般式（す （式中、Ｒ１およびＲ２はメチル、エチル、プロピル、
ブチルなどの直鎖状又は分枝状のアルキル基、ベンジル
、フェネチルなどのアラルキル基もしくは、フェニル、
ナフチル、トルイルなどのアリーイレ基を表わし、これ
らのアルキル基、アラルキル基もしくはアリール基は置
換基を有してもよく、置換基としてはメチル、エチルな
どのアルキル基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブ
トキシなどのアルコキシ基、ジメチルアミノ、ジエチル
アミン、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、ジベンジ
ルアミノ、ジエチルアミノ、ジフェニルアミノなどの置
換アミノ基、塩素、臭素、ヨー素などの・・ロゲン原子
などがあげられ、但しＲ１およびＲ２が共にアルキル基
である場合を除くものとする）で示されるヒドラゾン系
化合物を含有することｔ％徴とする電子写真感光体から
なる。

一般式（１）で示されるヒドラゾン系化合物について具
体的化合物を下記に例示する。

化合物例 本発明に用いられる一般式（１）で示されるヒドラゾン
系化合物は、一般式（２） （式中Ｒ１およびＲ２は一般式（１）におけるＲ１およ
びＲ２と同一の意義を有する）で示されるヒドラジン又
はその塩と で示されるアルデヒドとを常法にょシ溶媒中で反応させ
て得られる。

一般式（１）で示されるヒドラゾン系化合物金含有する
電子写真感光体としては、有機光導電性物質を用いたい
ずれのタイプの電子写真感光体にも適用できるが好まし
いタイプとしては、（１）　　’を子供毒性物質と電子
受容性物質との組合せにより電荷、し動錯体を形成した
もの、（２）有機光導電体に染料を添加して増感したも
の、 （３）正孔マトリックスに顔料分数したもの、（４）　
　電荷発生層と電荷輸送層に機能分離したもの、 （５）染料と樹脂とから成る共晶錯体と有機光導電体金
主成分とするもの、 （６）　　電荷＃動錯体中に有機ないし無機の電荷発生
材料を冷加し７ｔもの、等があシ、そのうちでも、（３
）〜（６）が望ましいタイプである。さらに（４）タイ
プの感光体とした場合、つま）電荷発生層と電荷輸送層
の二層に機能分離した感光体の（ 電荷輸送層に用いる電荷輸送材イ１として一般式（１）
で示されるヒドラゾン系化合換金使用した場合、特に感
光体の感度が良くな）残留電位も低い。又この場合線シ
返し使用時における感度の低下残留電位の上昇も実用上
無視しうる程度に抑えることができる。そこで（４）タ
イプの感光体について説明する。

層構成としては４電層、電荷発生層、電荷輸送層が必須
であシ、′＆電荷発生層電荷輸送ノΔの上部あるいは下
部のいずれであっても良く、繰シ返し使用するタイプの
電子写真感光体においては主として物理強にの面から、
場合によっては帯電性の面から、導電層、電荷発生層、
電荷輸送層の順に積層することが好ましい。導電層と電
荷発生層との接着性を向上する目的で接着層を設けるこ
とができる。

導電層としては、導電性が付与されていればよく、従来
用いられているいずれのタイプの導電層であってもさし
つかえない。接着層の材質としてはカゼイン等の従来用
いられてきた各種バインダーが用いられる。接着層の厚
さは０．１〜５μ、好ましくはＩ］、５〜３μが適当で
ある。

電荷発生層に用いる電荷発生材料としては光を吸収し極
めて高い効率で電荷担体を発生する材料であればいずれ
の材料であっても使用することができ、好ましい材料と
してはセレン、セレン−テルル、セレンーヒ素、硫化カ
ドミウム、アモーファスシリコン等の無機物質やビリリ
ウム系染料、チオピリリウム系染料、トリアリールメタ
ン系染料、チアジン系染料、シアニン系染料、フタロシ
アニン系顔料、ペリレン系顔料、インジゴ系顔料、チオ
インジゴ系顔料、キナクリドン系顔料、スクアリック酸
顔料、アゾ系顔料、多環キノン系顔料等の有機物質があ
げられる。電荷発生層の膜厚は５μ以下好ましくは０．
０５〜３μが望ましい。

電荷発生層は用いる電荷発生材料の種類によシ真空蒸着
、スパッタリング、グロー放電ないしは塗工等の手段に
よって設ける。塗工に際しては、電荷発生材料をバイン
ダーなしで設ける場合や、樹脂分散液として設ける場合
や、バインダーと電荷発生材料の均一溶液として設ける
場合等がある。

電荷発生層が電荷発生材料の樹脂分散液ないしは溶液を
塗布して形成される場合は用いるバインダー量が多いと
感度に影響するため電荷発生層中に占めるバインダーの
割合ば８０チ以下好ましくは４０ｑ６以下が望丑しい。

電荷発生層に用いるバインダーとしてはポリビニルブチ
ラール等の従来用いられてきた各種樹脂が用いられる。

上記いずれかの方法で設けられた電荷発生ｆｉＭ上に電
荷輸送層を設ける。電荷輸送層の膜厚は５〜３０μ、好
ましくは８〜２０μである。

本発明に用いるヒドラゾン系化合物はそれ自身被膜形成
能をもたないので、各種バインダー樹脂と共に適当な有
機溶剤に溶かした液を通常の方法で乾燥し電荷輸送層を
形成する。バインダーとしてはアクリル系樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂等従来用いられている各種バインダーを
使用することができる。又ポリ−Ｎ−ビニルカルバゾー
ルの様にそれ自身電荷輸送能力をもつ光導電性ポリマー
をバインダーとして使用することもできる。

本発明に用いられるヒドラゾン系化合物は正孔輸送性で
あ）、導電層、電荷発生層、電荷輸送層の順に積層した
感光体を使用する場合、電荷輸送層表面を負に帯電する
必要があシ、帯電、露光すると蕗光部では電荷発生層に
おいて生成した正孔が電荷輸送層に注入され、そのあと
表面に達して負電荷を中和し表面電位の減衰が生じ未蕗
光部との間に静電コントラストが生じる。

顕像化するには従来用いられてきた種々の現像法を用い
ることができる。

（４）タイプ以外の感光体に関しては、これまで公表さ
れた数多くの文献に詳しいのでこ＼では説明を省略する
。

本発明の電子写真感光体は電子写真複写機に利用するの
みならず、レーザプリンター、ＣＲＴプリンター、電子
写真式製版システムなどの電子写真応用分野にも広く利
用することができる。

次に本発明の実施例を示す。

実施例　１ アルミ板上にカゼインのアンモニア水溶液（カゼインｉ
ｉ、２９．２８チアンモニア水１９、水２２２ｄ）をマ
イヤーパーで塗布乾燥し、塗工量１．０２７ｍ２の接着
層を形成した。次に下記構造を有するジスアゾ顔料５２
とブチラール樹脂（ブチラール（１６３モル％）２ｐ＊
エタノール９５ｄに溶かした 液と共に分散した後、接着層上に塗工し、乾燥後の塗工
量が［ｌＬ　２　Ｐ　７ｍ２の電荷発生層を形成した。

次に例示ヒト２シン系化合物Ｈ−１ｅ５ｊｌ、ポリ−４
，４’−）オキシジフェニル−２，２−フ０　ノＲンカ
ーボネート（粘紋平均分子量３００００　）５Ｐｔ″ジ
クロルメタン１５０ｍ／に溶解した液を電荷発生層上に
塗布、乾燥し塗工量がｉＱ）７ｍ２の電荷輸送層を形成
した。このようにして作成した電子写真感光体を川口電
機■製靜電複写紙試験装置Ｍｏｄθｌ　５Ｐ−４２８を
用いてスタチック力式でθ５ＫＶでコロナ帯電し、暗所
で１０秒間保持した後照度５　ｌｕｘで露光し帯電特性
を調べた。

初期電位ｆ　Ｖｏ（Ｖ）、暗所での１０秒間の電位保持
率をＲｖ部）、半減衰露光量をＥ騒（ｌｕｘ　、　ｓθ
Ｃ）とし本感光体の帯電特性を示す。

Ｔｏ−５９０Ｖ、　　Ｒｖ９９％、　Ｒ’／２７．８１
ｕｘ、ａｅａ実施例 厚さ１００μのアルミ板上に下記構造を有する顔料を真
空蒸着し厚さ０．１５μの電荷発生ノシと形成した。

次にポリエステル樹脂（バイロン２００、東洋紡績＠）
５９と前記例示ヒドラゾン系化合物Ｈ−２〜Ｈ−６を５
Ｐとをジクミルメタン１５０セに洛かした液を電荷発生
層上に塗布乾燥し、塗工量が１１Ｐ／ｆｆ＋２の電荷輸
送層を形成した。作成した電子写真感光体を実施例１と
同様にして帯電特性を調べた。その結果を次表に示す。

表　（帯電特性） ２　　　　Ｈ，−２６１０９９７，３ ３Ｈ−３６００９９Ｚ１ ４　　　　Ｈ−４５９０９９６，９ ５Ｈ−５６２０９９７，８ ６Ｈ−６’　　　５９５　　９９　　　　７０実施例　
７ アルミ板上にセレン・テルル（テルル１　［：１％）を
真空蒸着し厚さ０．８μの電荷発生層全形成した。

次にり６施飼１で用いた電荷輸送層と同じもの全塗布乾
燥し、塗工量を１１ｊａ／ｆｆ＋２とした。

作成した電子写真感光体を実施例１と同様にして帯電特
性を調べた。

Ｖｏ−５２５Ｖ、　　Ｒｖ９７％、　Ｋ’／２５．６１
ｕｘ、ａｅａ実施例　８ 実施例１で用いたヒドラゾン系化合物Ｈ−１を５２とポ
リーｙ−ビニルカルバゾール（分子量３０万）５２ｔジ
クロルメタン１５０ｒ／に溶解しｌζ液にβ型銅フタロ
シアニン１．　Ｏｆを添加し、分散後、実施例１で用い
たカセイン層を設けたアルミ板のカセイン層の上Ｉ／ｃ
塗布乾燥し、塗工量を１０９７ｍ２とした。

作成した電子写真感光体の帯電測定を実施例１と同様に
して行い、次の特性値を得た。但し帯電極性を正とし７
と。

Ｖｏ■４８０Ｖ、　　Ｒｖ８８％、　　Ｅ％１４．４１
ｕｘ、ｓｅｃ実施例　９ 入面が清浄にされた０、２諭厚のモリブデン板（′基板
）をグロー放電蒸着槽内の所定位置に固定した。次に槽
内全排気し約５Ｘ　１０−６ｔｏｒｒの真空度にした。

その後ヒーターの入力電圧を上昇させモリブデン基板温
度ヲ１５０℃に安定させた。

その後水素ガスとシランガス（水素ガスに対し１５容量
チ）を槽内に導入しガス流量と蒸着槽メインバルブｆｔ
調整して０．５ｔｏｒｒに安定させた。

次に誘導コイルに５ＭＨｚの高周波電力を投入し槽内の
コイル内部にグロー放電全発生させろＯＷの入力電力と
した。上記条件で基板上にアモーファスシリコン膜を生
長させ膜厚が２μとなるまで同条件を保った後グロー放
電を中止した。

その後加熱ヒーター、高周波電源をオフ状態とし基板温
度が１００℃になるのを待って、水素ガス、シランガス
の流出バルブを閉じ、一旦槽内金１０−５ｔｏｒｒ以下
にした後大気圧にもどし基板を取シ出した。次にこのア
モーファスシリコン層の上に実施例１と全く同様にして
電荷輸送層を形成した。

こうして得られた感光体を帯電、露光実験装置に設置し
、−６ＫＶでコロナ帯電し直ちに光像を照射した。光像
はタングステンランプ光源を用い透過型のテストチャー
トを通して照射された。その後直ちに正荷電性の現像剤
（トナーとキャリヤを含む）を感光体表面にカスフード
することによって感光体表面に良好なトナー画像を得た
。

特許出願人　キャノン株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）一般式（１） （式中Ｒ１およびＲ２は置換基會有してもよいアルキル
   基、アラルキル基もしくはアリール基を表わし、但しＲ
   １とＲ２が共にアルキル基である場合を除くものとする
   ）で示されるヒドラゾン系化合物金含有することｔ特徴
   とする電子写真感光体。