JPS5917928B2 - 定尺単板の処理方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は定尺切断信号によって、切断するととも１こ弁
別する切断刃を作動させて連続搬送単板を停止する事な
く定尺切断する毎ｌこ、該切断刃の切断作動によ−って
、切断するとともに単板の通路を前記切断刃よりも搬出
側に設けた２段の搬出コンベアへ、交互に振分け、各搬
出コンベアに関連した夫々の堆積場所へ交互に積み込む
ようにした定尺単板の処理方法ｔこ関するもので、その
目的とする所は、定尺切断信号によって、切断するとと
もに弁別する切断刃を作動させて、連続搬送単板を停止
する事なく切断するとともに単板の通路を前記切断刃よ
りも搬出側に設けた２段の搬出コンベアへ、交互に振分
けて高速で積み込み、極めて簡単な装置で作業能率の向
上、省力化を図らんとするものである。

連続搬送中１こ、単板の搬送を停止する事なく定尺切断
を行なう場合、先に定尺１こ切断された定尺単板と、次
に定尺切断される単板とを同一速度で搬出すれば、切断
部分Ｉこ間隔が生じない為Ｉこ、通常は先行単板の速度
を高めて、切断間隔を生じさせながら搬出し、次の定尺
単板が開閉スタッカー等の堆積装置へ到達する前に、先
行する定尺単板の堆積を完了する方法。

或は人手によって順次に堆積する方法が行なわれている
。

この様な従来手段に於いては、定尺に切断された単板の
速度を数倍にも高めなければ充分な堆積は要する時間を
確保できない点、及び速度変化による搬送単板の乱れ等
の欠点が生じ、例えばベニヤレースで高速切削され、吐
出する単板を、その切削速度（通常６０ ｍ、／ｍｉｎ
〜２００ｍ／１ｎｉｎ）に関連して定尺切断及びこれを
自動的に堆積する事は実際上不可能な事であった。

又、特開昭５０−７１８６号公報に記載される如く間歇
駆動機構等で、切断時ｆこ単板の搬送を停止させて切断
する方法、装置に於いては、間歇駆動機構等で、切断時
に単板の搬送を停止させて切断する為、装置が複雑とな
り生産性が低いものであった。

ここで本発明は、単板の搬送を停止する事なく定尺切断
するとともに弁別する切断刃を作動させて、定尺切断す
るとともに定尺切断毎に単板の搬出通路を交互に振分け
れば、切断間隔は少なくとも定尺単板一部分に相当する
距離だけ確保し得るから、堆積に要する時間を充分に取
れて安全に一連の連続処理が行なえる点に着目して成さ
れたもので、以下図示の実施例によって本発明方法を説
明する。

１は端尺（小幅）単板若しくは帯状に連なって吐出され
る長尺単板であり、コンベア２の後部へは、該単板１を
挟持して搬送するローラー等一対の搬送体３，３ａを配
置し、例えばモーター（図示せず）等により矢印方向へ
駆動せしめる。

該搬送体３，３ａの対向間隔内を支軸６を中心ｌこして
片道ずつ交互に回動じ、定尺切断するとともに単板搬出
通路の振分けを行なう切断刃４を設ける。

７は前記切断刃４へ連結したエーアーシリンダー等の往
復作動装置であり、後述するように、定尺切断信号によ
って前記往復作動装置７を作動せしめて切断を行なうよ
うに構成する。

上記構成による切断装置は、定尺切断毎１こ、（切断刃
の作動毎に）切断するとともに単板の通路を振分けるよ
うにした定尺切断装置である。

（このように切断毎１こ、切断するとともに単板通路の
振分は機能があればこの実施例に限る事はない）。

９は切断刃４よりも搬出側へ備えた下段の搬出コンベア
、１０は上段の搬出コンベア、１６，１６ａは、前記上
下段の搬出コンベア９，１０を夫々断続的に回転させる
為のクラッチブレーキ等の間欠駆動装置である。

１２は、前記一対の搬送体３，３ａの単板搬入側へ備え
た単板検知器で、リミットスイッチ、光電管などを利用
し、単板１がコンベア２上を搬送され、その先端部が検
知されると、その検知信号は、タイマー、或はサイクル
カラター等を利用した時限回路を含む制御器５へ加えら
れ、一定時間経過後、即ち、単板１の先端部が切断刃４
へ達する時間遅れから、間欠駆動装置１６、又は、１６
ａを応動制御せしめ上下段いずれかの搬出コンベア９．
１０の回動を開始させるのである。

尚この場合、第１図に例示するように、単板１の搬出路
は切断刃４の回動動作によって上段の搬出コンベア１０
へ経由するように振分けられており、従って、単板検知
器１２の検知信号は、上段の搬出コンベア１０の回動を
制御せしめており、下段の搬出コンベア９は回動状態に
ある。

そして単板１が、単板検知器１２を通過し終り、検知を
終了すると、前記同様一定時間経過後、上段の搬出コン
ベア１０の回動が停止する。

８．８ａは上下段の搬出コンベア９，１０上へ備えたリ
ミットスイッチ、又は光電管等の定寸検出器であり、結
果的に、前記上段の搬出コンベア１０に移送される単板
１が、定寸検出器８まで到達しなければ、複数の小幅単
板１・・・・・・が、その端面を突き合わされて送り出
される。

又、帯状の単板の如く、長尺の単板の場合は定寸検出器
８まで充分到達するから搬送を停止する事はない。

次に前記単板１が、定寸検出器８で検知されると定寸切
断回路１１から切断信号が発信され、作動装置７によっ
て切断刃４が第２図に例示するよらに上搬送体３側へ回
動し単板１は定尺切断され、次の単板１の搬送路は下段
の搬出コンベア９へ形成される。

尚第４図ａは１枚定尺単板１ａを示し、第４図すは端尺
定尺単板１ｂである。

以上の動作を反復する事により、定尺単板は交互に上下
段の搬出コンベア９，１０を移送される。

次に、例えば第２図に例示する如く定尺に切断された単
板１は、そのまま搬出され、衆知構造の堆積装置へ堆積
される。

例えば、第１図、第３図ｔこ例示するように、スプライ
ン軸Ｍに摺動自在に設けられたプーリー１７と、ビーム
１８へ固定したアイドルプーリー１９ヘベルト１４を張
架し、これらはシリンダー２０で一体的に開閉作動せし
める。

１５はシリンダー２１）こよって昇降自在に備えられた
押圧バー、２２は昇降台、１３．１３ａは堆積位置検知
器である。

従って、前記定尺ｌこ切断された単板は堆積位置検知器
１３で検知されると同時に、ビーム１８がベルト１４と
共に開き、押圧バー１５によって、定尺単板が上面から
押圧されて落下堆積される。

尚、定寸検出器８，８ａは、リミットスイッチ又は光電
管等で前述したが、他の検知器でも行なえる。

例えば、上下段の搬出コンベア９，１０にそれぞれ、ト
ランスジューサー等のパルス発信器を連絡し、これから
発生するパルスをパルスカウンター等で積質し、所定量
積質すれば定尺切断信号が発生するように適宜手段が用
いられる。

本発明は、以上の実施例に基づいて説明するように、例
えば高速ベニヤレースの切削速度で連続搬送される単板
を定尺切断する毎に、切断刃の切断作動によって、切断
するととも１こ単板の通路を前記切断刃よりも搬出側に
設けた２段の搬出コンベアへ交互に振分け、各搬出コン
ベアに関連した夫々の堆積場所へ積み込むものであるか
ら、定尺単板は少なくとも一枚毎ｔこ間隔を持って堆積
位置へ送られてくるから充分な堆積時間を確保する事が
でき、定尺単板の高速、且つ連続処理が可能化するので
ある。

しかも切断刃ｔこよって切断するとともに単板の通路の
振分けを交互に行なうから、その分離は必然的に極めて
正確であり、簡単な装置で生産性が著しく良い特徴をも
有する。

そして、この方法によれば、単板を搬送、堆積する工程
でのトラブルを無くしたのは勿論のこと、高速化を可能
にした事ｔこよって、ベニヤ単板処理の能率向上省力化
をもたらす事は明らかである。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明実施の一例を示し、第１図は本発明実施
例の側面説明図、第２図は単板通路の切り換えを説明す
る側面図、第３図は堆積装置の平面説明図、第４図ａ、
ｂは定尺に切断された単板の説明図。 １・・・・・・単板、３，３ａ・・・・・・搬送体、４
・・・・・・切断刃、９，１０・・・・・・上下段の搬
出コンベア。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 定尺切断信号によって、切断するとともに弁別する
   切断刃を作動させて連続搬送単板を停止する事なく定尺
   切断する毎に、該切断刃の切断作動ｌこよって、切断す
   るとともｔζ単板の通路を前記切断刃よりも搬出側１こ
   設けた２段の搬出コンベアへ、交互に振分け、各搬出コ
   ンベアに関連した夫々の堆積場所へ交互に積み込むよう
   にした事を特徴とする定尺単板の処理方法。