JPS59175485A - 4,5−ジヒドロキシ−1,3−ジチオラン−2−イリデンマロン酸誘導体の製法 - Google Patents

4,5−ジヒドロキシ−1,3−ジチオラン−2−イリデンマロン酸誘導体の製法

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JPS59175485A
JPS59175485A JP5073883A JP5073883A JPS59175485A JP S59175485 A JPS59175485 A JP S59175485A JP 5073883 A JP5073883 A JP 5073883A JP 5073883 A JP5073883 A JP 5073883A JP S59175485 A JPS59175485 A JP S59175485A
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谷中 国昭
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杉本 達芳
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、肝機能賦活作用を有する新規化合物4,5−
ジヒドロキシ−1,6−シチオランー2−イリデンマロ
ン酸誘導体の製法に関するものである。
更に詳しくは、本発明は、一般式tUt :1 1 (式中、R1およびR2は同一かまたは異って、アルキ
ル基、シクロヘキシル基、ペンシル基、アルケニル基、
アルキニル基またはアルコキシプルキル基を表わし、M
はアルカリ金属原子またはアンモニウム基を表わす。) で表わされる化合物と次式: で表わされるグリオキサールとを酸の存在下で反応させ
ることを特徴とする一般式(I)二〇 1 1 (式中、ルーおよびR2は前記に同じ。)で表わされる
4、5−ジヒドロキシ−1,6−シチオランー2−イリ
デンマロン酸誘導体の製法を提供するものである。
すなわち、本発明例よれば、一般弐山で表わされる4、
5−ジヒドロキシ−1,6−シチオランー2−イリデン
マロン酸誘導体は、一般式(II)で表わされる化合物
を酸の存在下、不活性溶媒中でグリオキサールと反応さ
せることによって得ることができる。次に、本発明゛方
法の反応経路を図式的に示す。
(II)            (11(式中、EL
lおよびR2は前記に同じ、Mはアルカリ金属原子また
はアンモニウム基を表わす。)本発明方法において、使
用しうる酸としては例えば硫酸、塩酸等の無機酸、酢酸
等の有機酸を挙げることができるが、特に酢酸が有利で
ある。
溶媒としては水を使用することもできるが、一般には不
活性有機溶媒の使用が望ましい。
不活性有機溶媒としては、この種の反応に支障を及ぼさ
ないものであればよく、例えばベンゼン、トルエン等の
芳香族炭化水素類;四塩化炭素、クロロホルム、ジクロ
ルメタ7 等’(D ハロゲン化炭化水素類ニジエテル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテ
ル類;酢酸エチル等のエステル類;アセトン等のケトン
類;ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等を
挙げることができる。
反応IIj1度は50℃以下が望ましく、特に15℃付
近の低温が好ましい。
反応モル比は一般式tUtで表わされる化合物に対し、
グリオキサールを等モルないし、やや過剰モルの範囲か
ら適宜に辿択することが望ましい。
ここで本発明で用いる一般式(n)で表わされる化合物
は、次の図式に従って合成することかで(2)    
       [111(式吊、R,1,[L2および
Mは前記に同じ。)すなわち、一般式側で表わされるマ
σ/酸エステルと二硫化炭素とを塩基の存、柱下に反応
させることにより、一般式(11)で表わされる化合物
を得ることができる。ここで塩基の柚類としては水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物
、アンモニア水等を挙げることができる。
本発明によって合成される一般式(11で表わされる化
合物は文献未記載の新規化8物で例えば肝機能賦活作用
を有するので人間または動物の肝機能賦活剤、肝臓失意
治療剤として有−用である。
一般式(11で衣わされる化合物の代衣例を示せば、次
のようである。
一般式(1): %式% 一般式+1)で表わされる化合物は温血動物に対する走
性が低く、ラット(δ)急性経口毒性LD5゜値は例エ
バ化合’17& 1 テ1,000−40QOmg/、
、化合(vt)t 2−c s、ooo−s、ooo”
g/kg、化合物&3テ5001ng/kg以上、化合
物A8テ5,000mg/kg以上、化合物A12テ1
000−6000mg/kgテする。
一般式山で表わされる化合v/Jはとりわけ肝臓疾患治
療剤として有用である。例えは四塩化炭素等柚々の薬物
を健康な被験動物に投与して動物に肝障害を実験的に生
じさぜうることか知られている(例えは特公昭56−1
13579号)。
またヒトの臨床でみられる胆汁ウラ滞の疾患モデルとし
ては、肝性性胆汁ウッ滞に対する総胆管結紮術が、肝内
性胆汁つッ滞r;htしてなα−す7チルイソチオシア
ネートによる胆管炎が確実に作られることがよく知られ
ており(日本臨林30巻1号216ページ(1972)
)、形態学的にもヒトでの胆汁ウラ滞の肝の所見と極め
て類似していると1われでいる(薬物性肝障害の臨床山
本祐夫編234ページ)。
従ってα−ナフチルイソチオシアネート(Cよる肝障害
を病態のモデルとしで用い抑制作用を有する化合物を探
索することは、将来的にはヒト臨床において使用しつる
薬物の評価の一環となる。
一般式(11で表わされる化合物は、実験的につくられ
た種々病態モデルの肝障害をもった被験動物に対して経
口的にまたは非経口的VC(例えば注射)投与すること
により顕著な肝機能の低下抑制或は改善効果をもたらす
ことが判明した。
従って、一般式(11で表わされる化合物は肝臓疾患の
治療若しくは予防のための人間及び動物用医薬として有
用である。すなわら、種々の原因によって生ずる人間や
動物の急性若しくは慢性の肝臓疾患例えば脂肪肝、アル
コール性肝炎、肝炎、中毒性肝障害、うっ血肝、胆汁う
つ滑性肝障害あるいはそれらの終末像である肝硬変の治
療剤として使用することができる。一般式il+で表わ
される化合物rLそのt’+の状態で肝臓疾患治療剤と
なり得るしまた製薬玉の慣例に従って製薬的に許容し得
る希釈剤及び(または)他の薬理作用物質との混合物と
して組成することもできるし、また投薬量単位形に組成
することもよい。医薬として採りうる形態には次の形態
が含まれる:散剤、顆粒、錠剤、糖衣錠、カプセル、ビ
ル、懸濁剤、液剤、乳剤、アンプル、注射液、等張渡、
など。
特に本発明方法によって得られる化合v/Jは水溶解度
が高く、例え−ば化合物A23は2,000 ppm(
20℃)、化合物&12は2,200 p割(20℃)
、化合物A1は2%アラビアゴム溶液に2%溶けるので
、注射液、点滴の形態で使用する場合、有利である。
本発明方法によって得られる化合物を医薬に調製する場
合に用いられる希釈剤は、製薬上許容し得るものである
が、ここで希釈剤とは、一般式(1+で表わされる化合
物以外の素材を意味し、固体、半固体、液体あるいは摂
取し得るカプセルであってもよく、種々のものが挙げら
れる:例えば賦形剤、増凰剤、結合剤、湿潤化剤、崩壊
剤、界面活性剤、滑沢剤、分散剤、緩衝剤、矯味剤、矯
臭剤、色素、香料、゛保存i11、溶解補助剤、溶剤、
被憧剤、糖衣剤などなど。しかしながらこれに限定され
るものではない。又これらは1拙文はこれ以上の混合物
として使用される。このような製薬上許容し得る希釈剤
は他の薬理作用物質との混合物として使用される場合も
ある。
本発明方法によって得られる化合物による医薬は、既知
のいかなる方法で製造してもよい。
例えば、活性成分を希釈剤と混合して、例えは顆粒とし
、次いでその組成物を成形して、例えば錠剤とする。非
経口投与剤、は無菌とすべきである。。又必要な場合に
は血液と等張とすべきである。
一般式(11で表わされる化合物はそれ自体肝臓疾患治
療剤となり得るので、組成物東に活性成分は一般に0.
01〜100%(重量)含まれる。
投薬量単位の製薬とする場合、当該製剤を形成する個々
の製剤部分は互に異なった形態にあってもよいし、同じ
であってもよく、例えば次の形態がしばしば採用される
二錠剤、顆粒、ビル、散剤、糖衣錠、カプセル、アンプ
ルなど。
本発明方法によって得られる化合物−による肝臓疾患治
療剤は肝臓疾患の治療のために人間及び動物に、その分
野で通常の方法によって適用され得る。それは経口的に
又は非経口的に投与される。経口的投与は舌下投与を包
含する。非経口的投与は注射(例えば皮下、筋肉、静脈
注射、点滴を含む)による投与を包含する。
本発明方法によって得られる化合物の医薬の投与量tユ
、対象が動物であるか、人間であるか感受性差、年令、
性別、体重、投与方法、投与○時期、1tJj隔、病状
、体調、医薬製剤の性質、調剤の種類、有効成分の種類
など種々の原因により゛C変動する。
従・りで下記に示す薬量の最下量より少ない量で十分な
場合もあり、またある場合には、下記の北限薬量を超え
て投与テる必要の生ずゐこともある。
なお大量投与の場合、1日数回に分けて投与するのが好
ましい。
動物を対象として有効結果を得るためには、活性成分と
して経口的投与の場合体重1kg当り1日にEl 1〜
500mg、好ましくは0.1〜25mgの範囲、非経
口的投与の場合、体重1kg当り1日iC0,01〜2
50mg 、好ましくは0.1〜25 mgの範囲が有
利である。
人間を対象とする場合の有効結果を得るだめの薬量は、
動物での有効薬量から感受性差並びに安全性等を考慮し
て、例えば次の薬量範囲が有利である。経口的投与の場
合、体重1kg当り1日に0.1〜250mg、好まし
くは0.5〜50mg。
非経口的投与の場合、重量1kg当り、1日001〜1
0100IT好ましくは0.1〜25mgである。
次に本発明の実施例を示す。
実施例1 ジイソプロヒル−4,5−ジヒドロキシ−1,5−ジチ
オラン−2−イリデン−マロネート(化金物A26)の
合成。
マロン酸シイソゾロビル56.8t(cL3モル)と二
硫化炭素22.Bf (0,3モル)の混合物を冷水で
冷却し、攪拌する。別に調製した40%力性カリ水溶液
84 y−(KOH35,67ヲ水、511.47 K
とかした)を温度が20℃を越えないように、この混合
物に滴下し、ジボタッシュウム2.2−ビス(イソプロ
ポキシカルボニル)エチレン−1,1−シーF−、tレ
ートの水溶液を得る。このジチオレート水溶液を40%
グリオキサール44f、酢酸56P、ベンゼン200d
から成る混合物に滴下し反応させる。この間反応内容物
をよく攪拌し、反応温度を15℃以下に保つよう滴下を
調製する。滴下終了後室温で攪拌を続けると反応混合物
は赤褐色から淡黄色へと変化し、1時間で反応が完結す
る。ベンゼン層全分液し、水洗後ベンゼンを留去すると
粗結晶を得る。乾燥後エーテル、n−へキサンの混合溶
媒より再結晶する。収量58y−(収率60%) 、m
p、132.6℃、NMRa 普3ppm:2.25(
12H,d、J=7Hz)、180’(2H,broa
d s ) 、5.10 (2H,m、J= 7 Hz
) 5.70 (2[4゜S)。
実施例2 ジエチル4.5−ジヒドロキシ−1,6−シチオランー
2−イリデンマロネート(化合物点2)の合成 マロン酸ジエチルi6/−(0,1モル)、二硫化炭素
7.6 f/−の混合物を氷水で冷却し攪拌する。
この混合物に45%KOH水溶液24.9tを、反応温
度が20℃を越えないように注意しつつ滴下し反応させ
ると、2.2−ビス(エトキシカルボニル)エチレン−
1,1−ジチオレートのカリウム塩水溶液が得られる。
このジテオレート水溶液を40%グリオキサール14.
FM’、酢酸12y−、ベンゼン60−から成る混合物
に滴下し反応させる。この間反応内容物をよく攪拌し、
反応温度を15℃以下に保つよう滴下を調節する。滴下
終了後室温で攪拌を続けると反応混合物は赤褐色から淡
黄色へと変化し、1時間で反応が完結する。ベンゼン層
を分液し、水洗後ベンゼンを留去すると粗結晶を得る。
乾燥後節fiエチル、ジクロロメタン、n−ヘキサンよ
り成る混合溶媒より再結晶する。収量17.8ノ、収率
60.5%。
m、p、 87.5℃。
実施例3 ジアリル4.5−ジヒドロキシ−1,3−ジチオラン−
2−イリデンマロネート(化合物A12)の合成 マロン酸ジアリル6.11Lより実施?l12と同様に
して45%KOH水溶液を用いてジチオレート塩水溶液
を調製する。これを40%グリオキサール4.8 f、
酢酸4. Of、ベンゼン60−から成る混合物に滴下
し、実th例2と同様に反応させて、後処理を行い、ジ
クロロメタン−n−へキサンで再結晶するとmp、 8
1.2℃の結晶5.227〔収率49%〕が得られる。
実施例4 ビス(6−メドキシプロバンー2−イル)4.5−ジヒ
ドロキシ−1,3−ジテオラン−2−イリデンマロネー
ト(化合物&15)の合成マロン酸ビス(3−メトキシ
プロIくノー2−イル) a2B、%より実施例2と同
様にして合成すると油状の目的物を得る。これをシリカ
ゲルを用いろ乾式カラムクロマトで精製(展開溶媒:酢
酸エテルーn−ヘキサン−1:1)しn:=1.549
0  の油状物3.5 !?を得る。収率27.4%。
以下の配合例で部はすべて重量部である。配合成分■槙
類及び割合は梗々要化させることができる。
配合例1 化合物22         10音す重質酸化マグネ
シウム     10部乳糖            
 80部を均一に混合して粉末又は細粒状として散剤と
する。
配合例2 化合物10         10部 合成ケイ酸アルミニウム    10sリン酸水素カル
シウム       5笥(乳糖          
   75部を用いて、配合例1に準じて散剤とする。
配合例3 化合物3          50部 澱粉             10部乳糖     
      15部 結晶セルロース        20部ポリビニルアル
コール      5部水             
         60部を均−VC混合捏和後、破砕
造粒して乾燥し篩別」して顆粒剤とする。
配合例4 配合例3で得られた顆粒剤99部にステアリン酸カルシ
ウム1部を混合し、圧縮成形して直径IGmの錠剤とす
る。
配合例5 化合物2          95部 ホ′リビニルアルコール       5搏す水   
                   30PAを用
いて配合例3と同様にして顆粒剤とする。
得られた顆粒の90部に結晶セルロース10部を加えて
圧縮成形して、直径8 MQiiの錠剤とする。
更にこの錠剤に適当量のシロップゼラチン、沈降性炭酸
カルシウムの混合hs液及び色素を使用して糖衣錠とす
る。
配合例6 化合物21           o、 5部非イオン
界面活性剤      2.5部生理食塩水     
     97部を加温混合後滅菌して注射剤とする。
配合例7 配合例1で得た散剤を市販のカプセル容器に充填してカ
プセルとする。
試験例1 四塩化炭素肝障害抑制効果 試験方法 供試化合物をオリーブ油に溶解または懸濁させて−qラ
ウス 6部間d d糸δ)に2 s o mg/kgの
割合で経口投与し、その6時間後に四塩化炭素を0.0
5d/kgの割合で経口投与し、四塩化炭素投与の24
時間後に層殺し、肉眼観察によって肝障害の程度を調べ
た。
一方層殺時採血し、遠沈によって血漿を得、血漿グルタ
ミツクービルビックトランスアミナーゼ(UP’l’ 
) を占性をライトマン−フランケル(Reitman
−Frankel )法に従って測定し、活性をカーメ
ン革位(K、U)で表わしlこ。肝障害指数は次の通り
である。
肝@害指数    肝の症状 0    健全肝 2      わずかに影響のあるもの4      
明らかに障害を認めるもの吏    激しい障害 1群5頭のマウスを使用したかその平均値を等 示す。又GPTI活性1.QOO単位以上のものはそれ
以上の測定を行わなかったか平均値は便宜上1.0部0
単位として計算した。
結果を第1表に示す。
第1衣  四塩化炭素肝障害に対する作用表1 (続き
) 第1表に示すように、本発明によって得られる化合vl
は四塩化炭禦単独投与群にくらべ、著しく肝障害指数及
びp−GPT  を改善し、肝障害抑制効果を有するこ
とを示している。
試験例2 α−ナフチルイソチオシアネート肝障沓抑制効果 α−ナフチルイソチオシアネート(以下、α−NITと
いう。)を健康な被験動!V!/JK投与して肋汁うり
滞型肝障害を実験的に生じさせうろことは知られており
、人間の病態モデルとしても用いられている。
本試験例でのα−NIT肝障害モデルおよび試験例1で
の四塩化炭素肝障害モデルについては、いずれの場合も
血漿GPT活性の上昇を伴うが、その程度にはかなりの
差がみられ、またその原因となる肝臓の壊死についても
前者の場合がグリソン鞘周囲の肝実質内に小壊死巣を形
成するのに対して、後者では小葉中心帯の肝細胞凝固壊
死が認められるとの報告がある(日本臨休60巻1号2
16ページ(1972))。
これらのことからもわかるように、両病態モデルでの血
漿GPTの上昇は異った性質のものであることがわかる
α−NITによって起った肝障害の程度や薬剤によるそ
の障害の予防作用を知る指標として、血漿〃ルタミック
ービルビックトランスアミナーゼ(GPT)活性および
血漿アルカリ性フォスファターゼ活性の測定は適当な方
法である。
試験方法: 供試化合物をオリーブ油に溶解または懸濁させてマウス
(6〜7週令、dd糸♂)に25Wkgの割合で6時間
間隔で2回経口投与し、2回目の投与から3時間後にα
−ナフチル、インチオシアネート(以下、α−NIT 
と記す。)を6梅/kg経ロ投与した。
α−NIT投与24時間後にマウスを層殺し、採血した
。血液を遠沈することにより血漿を得、血漿GPT活性
をライトマン・フランケル法、同アルカリ性フォスファ
ターゼ活性をベッセイ・ローリ−法に従って測定し、活
性をカーメン単位およびベッセイ・ローリ一単位で表し
た。
第2表−1 第2衣−1(続き) α−NIT肝障害に対する作用 ※                01( 1 第2表−1,2に示すように、本発明Vこよって得られ
る化合物はα−NIT 単独投与群(α−NIT対照)
にくらべ、著しく血漿GPT活性および血漿アルカリ性
フォスファターゼ活性を改善し、肝障害抑制効果を有す
ることを示している。
特許出願人  日本農薬株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式1ll) : 1 1 (式中、 R1およびル2は同一かまたは異って、アルキル基、シ
    クロヘキシル基、ベンジル基、アルケニル基、アルキニ
    ル基またはアルコキシアルキル基を表わし、 Mはアルカリ金属原子またはアンモニウム基を表わす。 ) で表わされる化合物と次式: で表わされるグリオキサールとを酸の存在下で反応させ
    ることを特徴とする一般式(1):(式中、11お工び
    ((,2は前記に同じ。)で表わされる4、5−ジヒド
    ロキシ−1,3−ジチオラン−2−イリデンマロン酸誘
    導体の製法。
JP5073883A 1983-03-26 1983-03-26 4,5−ジヒドロキシ−1,3−ジチオラン−2−イリデンマロン酸誘導体の製法 Granted JPS59175485A (ja)

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