JPH01203391A - ヘテロ環化合物及びその製法並びにその医薬用途 - Google Patents

ヘテロ環化合物及びその製法並びにその医薬用途

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JPH01203391A
JPH01203391A JP2638288A JP2638288A JPH01203391A JP H01203391 A JPH01203391 A JP H01203391A JP 2638288 A JP2638288 A JP 2638288A JP 2638288 A JP2638288 A JP 2638288A JP H01203391 A JPH01203391 A JP H01203391A
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JP
Japan
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lower alkyl
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alkyl group
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Application number
JP2638288A
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English (en)
Inventor
Shuhei Kubota
周平 窪田
Kunikazu Hiraga
平賀 国和
Yoshitami Oshita
尾下 宜民
Matazaemon Uchida
内田 又左衛門
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Nohyaku Co Ltd
Original Assignee
Nihon Nohyaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nihon Nohyaku Co Ltd filed Critical Nihon Nohyaku Co Ltd
Priority to JP2638288A priority Critical patent/JPH01203391A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式(■); 〔式中、凡及び凡 は同−又は異なって水素原子、低級
アルキル基又はアリル基を示し、几3は水素原子又は低
級アルキル基を示し、Xはシアノ基、置換されていても
よい低級アルキルカルボニル基、シクロアルキルカルボ
ニル基、置換されていてもよいベンゾイル基、置換され
ていてもよいベンゼンスルホニル基又はヘテロアリール
カルボニル基を示し、Yは低級アルコキシカルボニル基
、アリルオキシカルボニル基、低級アルキルカルボニル
基、置換されていてもよいベンゾイル基、ヘテロアリー
ルカルボニル基アルキル基を表わし、Rは置換されてい
てもよいフェニル基を表わす)で表わされる基を示す〕
で表わされるヘテロ環化合物及びその製造方法並びに該
化合物を有効成分とする肝疾患治療剤に関する。
一般式(1)で表わされるヘテロ環化合物及びその塩は
文献未記載の新規化合物で、例えば肝機能賦活作用を有
するので肝機能賦活剤、肝疾患治療剤として有用である
一般式(1)で表わされる化合物は、例えば次に示す反
応経路A法及びB法に従って合成することができる。
k法: 嘗 几2 (但し、式中R,1,凡2.R’、X及びYは前記に同
じ、Mはアルカリ金属原子を示す。) すなわち、一般式(I)で表わされる化合物は一般式(
n)で表わされる化合物と一般式(2)で表わされる化
合物を水又は水と有機溶媒との混合溶媒中で、−20℃
から80℃付近の範囲から選ばれる温度で反応させ、次
いでこの反応物に一般式(IV)で表わされる化合物に
一20’Cから8(Ic付近の範囲から選ばれる温度で
反応させることにより得ることができる。
上記一般式(U)で表わされる化合物は、下式に示す様
に一般式(V)で表わされる化合物に重亜硫酸ナトリウ
ム全当量からやや過剰等量加えて、冷却下から80℃付
近の範囲から選ばれる温度で、水中で反応させて得るこ
とができる。
(If) 又、−最大(IV)で表わされる化合物は下式に示す公
知の方法で合成することができる。
(IV) B法: すなわち、−最大(I)で表わされる化合物は、一般弐
閏で表わされる化合物と一最大■で表わされる化合物を
水又は水と有機溶媒の混合溶媒中で一20℃から80℃
付近の範囲から選ばれる温度で反応させ、次いでこの反
応物に一般式(IV)で表わされる化合物を一20℃か
ら80℃付近の範囲から選ばれる温度で反応させること
によって得られる。本反応において一般式(7)で表わ
される化合物と一般式(2)で表わされる化合物との反
応において重亜硫酸ナトリウムを加えてやると反応時間
が短縮される。
A法及びB法で用いられる水との混合溶媒としては、ア
ルコール、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチ
ルホスホロアミド、N、N−ジメチルエチレンウレアお
よび前記有機溶媒の混合溶液等を挙げることができる。
さらに−最大(1)で表わされる化合物は酸と反応させ
ることによって塩が得られる。
−最大(1)で表わされる化合物の塩は、医薬上許容さ
れる塩であればよく、その塩を形成するため、−最大(
1)で表わされる化合物と反応させる酸としては、例え
ば塩酸、硫酸若しくは燐酸等の無機酸、または酢酸、コ
ハク酸、フマル酸、酒石酸等の有機カルボン酸;メタン
スルホン酸、ヘプタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸
、トルエンスルホン酸等の有機スルホン酸等ヲ挙ケるこ
とができる。また−最大(1)で表わされる化合物の塩
形成のために用いる溶媒としては、アルコール、ジクロ
ロメタン、クロロホルム、酢酸エチル等が挙げられる。
一般式(1)で表わされる化合物及びその塩は、反応終
了後、反応生成物を常法に従って処理して得られる。
一般式(1)で表わされる化合物及びその塩のうち好ま
しいものとしては、R及びRが同−又は異なって水素原
子、低級アルキル基又はアリル基を示し、Rが水素原子
又は低級アルキル基を示し、Xがシアノ基;酸素原子又
はイオウ原子で中断されていてもよい低級アルキルカル
ボニル基;シクロアルキルカルボニル基:ハロゲン原子
、低級アルキル基、低級アルコキシ基から選ばれる1乃
至2個の基で置換されていてもよいベンゾイル基;フラ
ン−2−カルボニル基;チオフェン−2−カルボニル基
又は低級アルキル基で置換されていてもよいベンゼンス
ルホニル基を示し、Yが低級アルコキシカルボニル基;
了りルオキシカルボニル基;低級アルキルカルボニル基
;ハロゲン原子又は低級アルキル基で置換されていても
よいベンゾイル基:フラン−水素原子又は低級アルキル
基を示し、R5はハロゲン原子、低級アルキル基、低級
アルコキシ基、低級アルコキシカルボニルから選ばれる
基で置換されていてもよいフェニル基を示す)で表わさ
れる基を示すものがあげられる。
−最大(1)で表わされる化合物及びその塩の代表例を
第1表に示すか、几が低級アルキル基の場合、幾何異性
体の混合物からなる。
次に一般式(I)で表わされる化合物の実施例を示すが
、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
実施例1 エチル 2−(2,5−ジメチル−2,5−
ジアザ−7,9−ジチアビシクロ−(4,10)−ノナ
ン−8−イリデン〕アセトアセテート(化合物番号2) アセト酢酸エチル2.6f(11102モル)及び二硫
化炭素1.6F((LO2モル)全ジメチルホルムアミ
ド5dに溶かし、無水炭酸カリウム粉末z8f([10
2モル)を加えて湯浴中30〜35℃で1時間攪拌しジ
チオレートを調製した。別のフラスコにグリオキサール
重亜硫酸ナトリウム付加物&8t(102モル)を水1
5!111に懸濁し、水浴中で10℃以下に冷却しなか
らN、N’ −ジメチルエチレンジアミン2.1F (
α02モル)ヲ滴下し、均一な溶液になるまで攪拌した
。この溶液に先に調製したジチオレート溶液を滴下し水
浴中で1時間攪拌した。反応液を冷水中に注ぎ析出した
結晶をろ集し、よく水洗、風乾して粗結晶を得た。これ
をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、酢酸エ
チル−〇−ヘキサンで再結晶を行なって目的物2.6f
f得た。
収率41csXrrLp、99.5〜101℃。
実施例2 n−プロピル 2− (2,5−ジ−n−プ
ロピル−2,5−ジアザ−Z9−ジチアビシクロ−(4
,AO)−ノナン−8−イリデン〕アセトアセテート(
化合物番号9) アセト酢酸n−プロピル&Of(α04モル)及び二硫
化炭素179 (105モル)t−ジメチルスルホキシ
ド40m1!に:溶解させ無水炭酸カリウム粉末z、4
f(a、05モル>1加えて室温にて1.5時間攪拌し
た。別のフラスコにグリオキサール重亜硫酸ナトリウム
付加物14.2f(0,05モル)を水501Ltに懸
濁させ氷冷下でN、N’−ジ−n−プロピルエチレンジ
アミン7.9f(α05モル)を滴下し10分間攪拌し
た。この溶液に先に調製したジチオレート溶液を水冷下
でゆっくり滴下した。20分間攪拌した後に冷水を加え
析出した結晶をろ集し、水で洗浄、風乾し粗結晶全得た
。粗結晶をエーテルに溶解し、不溶物を除去した後、エ
ーテルで再結晶を行なって綿状結晶として9.Ofの目
的物を得た。収率56%、m、p、69〜70 ℃。
実施例3 エチル 2− (2,5−ジメチル−2,5
−ジアザ−Z9−ジチアビシクロ(4,五Oンーノナン
ー8−イリデン)−2−t−ブチルカルボニルアセテー
ト(化合物番号24)無水炭酸カリウム粉末22.(1
((116モル)をジメチルスルホキシド60−に懸濁
し、これにエチル 2−(t−7’チルカルボニル)ア
セテート21.5f(α13モル)及び二硫化炭素98
 f(α13モル)のジメチルスルホキシド4aゴ溶液
を水冷下20〜30℃で滴下した。滴下終了後室温下に
2時間攪拌し、ジチオレート溶液全調製した。別のフラ
スコにグリオキサール重亜硫酸ナトリウム付加物59.
0f(0,14モル)を水300dK懸濁させ、水冷下
5〜10℃”?’N、N’ −ジメチルエチレンジアミ
ン15.6F(85%純度、α15モル2を滴下し20
分間攪拌した。この溶液に先に調製したジチオレート溶
液を徐々に滴下し、1時間水冷下に攪拌した後、酢酸エ
チルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄した
後、乾燥、濃縮して得られた粘稠物をシリカゲルクロマ
トグラフィーで精製し、エーテル−n−ヘキサンから再
結晶を行なって目的物の無色針状結晶?、 8 f Q
得た。収率22チ、m、p。
68〜69℃。
実施例42−アセチル−2−(2,5−ジメチル−2,
5−ジアザ−乙?−ジチアビシクロ(4,五〇)−ノナ
ン−8−イリデン〕−N−(4−メチルフェニル)アセ
トアミド(化合物番号17) 無水炭酸カリウム粉末15.Of(α1モル)をジメチ
ルスルホキシド30mK懸濁し、これにN−(4−メチ
ルフェニル)アセトアセトアミド19.1 f (α1
モル)と二硫化炭素7.6f(Q、1モル)のジメチル
スルホキシド30 tttW3液に水冷下20〜30℃
で滴下した。滴下終了後室温下に2時間攪拌し、ジチオ
レート溶液を調製した。
別のフラスコにグリオキサール重亜硫酸ナトリウム付加
物51,3f(CL1モル)を水500ゴに懸濁させ、
水冷下5〜10℃でN 、 N’−ジメチルエチレンジ
アミン12.(1(85チ純度、[11モル)を滴下し
20分間攪拌した。この溶液に水冷下5−10℃で先に
調製したジチオレート溶液を2〜3分間で加えた。1時
間攪拌後、クロロホルムで抽出し、乾燥後溶媒を留去し
て粘稠物を得た。これをエタノール2001に混和し、
室温下に一夜放置して生じた結晶をろ集した。これをク
ロロホルム100−に溶解し、不純物を除いた後に濃縮
し、クロロホルム−エタノールで再結晶を行なって目的
物の無色針状結晶1a5fi得た。収率49チ、m、9
.110〜120℃(分解)。
実施例51−ベンゾイル−1−[2,5−ジメチル−2
,5−ジアザ−Z9−ジチアビシクロ−(4,五O)−
ノナン−8−イリデン〕アセトン(化合物番号32) ベンゾイルアセトン1&5F(0,10モル)ヲジメチ
ルスルホキシド50−に溶解させ、10℃で無水炭酸カ
リウム粉末14.5?(α11モル)を加えた。次に2
0〜25℃で二硫化炭素7.6f(110モル)を滴下
し、1時間攪拌してジチオレート溶液を調製した。実施
例3と同様にしてグリオキサール亜硫酸ナトリウム付加
物54.0f((L12モル)とN 、 N’−ジメチ
ルエチレンジアミン1a6f(018モル)より調製し
た溶液に酢酸エチル100 at f加え、水冷下10
℃以下に保ちながら、先に調製したジチオレート溶液を
滴下した。30分攪拌した後に酢酸エチルで抽出した。
抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を留去
して褐色の粘稠物を得た。これをシリカゲルクロマトグ
ラフィーにより精製した後酢酸エチルー〇−ヘキサンで
再結晶を行なって、目的物の淡黄色結晶159ノを得た
収率43%、m、p、 100〜102℃。
実施例62−(2,5−ジメチル−2,5〜ジアザ−7
、9−ジチアビシクロ−(4,五〇)−ノナン−8−イ
リデン)−2−(4−メチルベンゾイル)アセトニトリ
ル(化合物番号28)4−メチルベンゾイルアセトニト
リル5.6f(α035モル)及び二硫化炭素2.、B
f(α035モル)をアセトン18dに溶解させ、水冷
下20〜30℃で30チ水酸化カリウム水溶液14Fを
加え30分間攪拌した。別のフラスコにグリオキサール
重亜硫酸ナトリウム付加物1αOf(α035モル)を
水50aE/に懸濁させ、水冷下でN、N’〜ジメチル
エチレンジアミンA6f(α040モル〕を滴下し15
分間室温で攪拌した。この溶液に先に調製したジチオレ
ート溶液を15℃以下で滴下した。滴下終了後、室温で
15分間攪拌し、氷水中に注ぎ込んだ。析出した粗結晶
をろ集し、水洗、風乾したのち、シリカゲルクロマトグ
ラフィーで精製し、ジクロロメタン−エーテルで再結晶
を行なって目的物五〇tを得た。収率25 *、 m、
p、 135℃。
実施例7 イソプロピル 2−ベンゼンスルホニル−2
−(2,5−ジメチル−2,5−ジアザ−7,9−ジチ
アビシクロ−(4,AO)−ノナン−8−イリデン〕−
アセテート(化合物番号イソプロピル 2−ベンゼンス
ルホニルアセテート1αQf(α041モル)のジメチ
ルスルホキシド40sl溶液に水酸化カリウム粉末5.
52(0083モル)を加え室温で15分間攪拌した。
続いて二硫化炭素五5f(1046モル)t−加えた後
40℃で1時間攪拌した。別のフラスコにグリオキサー
ル亜硫酸ナトリウム付加物lA11F((1045モル
)をとり、水3011LtK懸濁させ、氷冷下にN 、
 N’−ジ・メチルエチレンジアミン4、6 f (純
度85チ、(1044モル)を加え10分間攪拌した。
この水溶液に先に調製したジチオレート溶液を水冷下で
滴下し、1時間攪拌した。反応終了後水を加えると結晶
が析出した。
これをろ集し、よく水洗した後に風乾し、エーテルで再
結晶して12.2fの目的物を得た。
収率69%、m、p、126〜128℃。
一般式(1)で表わされる化合物又はその製薬上許容で
できる塩はマウスに該誘導体t−300η/助/日の割
合で数日間連続投与しても、当該マウスが何等中毒症状
を起こしたり、若しくは死亡したりすることが無く、低
い毒性を有する。
一般式(1)で表わされる化合物及びその塩は、肝疾患
治療のための医薬として有用である。例えば、四塩化炭
素等種々の薬物を健康な被験動物に投与して動物に肝障
害を実験的に生じさせうろことが知られている(例えば
特公昭56−18579号)が、一般式(1)で表わさ
れる化合物及びその塩は、実験的につくられた種々病態
モデルの肝障害をもった被験動物に対して、経口的にま
たは非経口的に(例えば注射)投与することにより、顕
著な肝機能の低下抑制或は改善効果をもたらすことが判
明した。従って、一般式(1)で表わされる化合物及び
その塩は、肝疾患の治療若しくは予防のだめの人間及び
動物用医薬として有用である。すなわち、種々の原因に
よって生ずる人間や動物の急性若しくは慢性の肝疾患、
例えば脂肪肝、アルコール性肝炎、肝炎、生前性肝障害
、うっ血肝、胆汁うつ滑性肝障害あるいはそれらの終末
像である肝硬変の治療剤として使用することができる。
従って、本発明で用いる肝疾患治療のための医薬なる用
語は、上記のような肝臓において発現する肝機能賦活作
用及び肝疾患の予防、治療作用等の薬理作用を利用した
肝疾患の治療又は/及び予防のための医薬を意味する。
一般式(1)で表わされる化合物及びその塩はそのまま
の状態で肝疾患治療のための医薬となり得るし、また製
薬上の慣例に従って製薬的に許容し得る希釈剤及び(又
は)他の薬理作用物質との混合物として組成することも
できるし、また投薬貴単位形に組成することもよい。医
薬として採りうる形態には次の形態が含まれる二散剤、
顆粒、錠剤、糖衣錠、カプセル、ビル、懸濁剤、液剤、
乳剤、アンプル、注射液、等張液など。
本発明化合物を医薬に調製する場合、一般式(1)で表
わされる化合物及びその塩を製薬上許容し得る希釈剤と
の混合物の形で含有させる態様を包含する。ここに希釈
剤とは、一般式(I)で表わされる化合物及びその塩以
外の素材を意味し、固体、半固体、液体あるいは摂取し
得るカプセルであってもよく、種々のものが挙げられる
:例えば賦形剤、増量剤、結合剤、湿潤化剤、崩壊剤、
界面活性剤、滑沢剤、分散剤、緩衝剤、矯味剤、矯臭剤
、色素、香料、保存剤、溶解補助剤、溶剤、被覆剤、糖
衣剤などなど。しかしながらこれに限定されるものでは
ない。またこれらは1種又はそれ以上の混合物として使
用される。このような製薬上許容し得る希釈剤は、他の
薬理作用物質との混合物として使用される場合もある。
本発明化合物による医薬は、既知のいかなる方法で製造
l−てもよい。例えば、活性成分を希釈剤と混合して、
例えば顆粒とし、次いでその組成物を形成して、例えば
錠剤とする。非経口投与剤は無菌とすべきである。又必
要な場合には血液と等張とすべきである。
本発明においては、上記一般式(1)で表わされる化合
物及びその塩はそれ自体肝疾患治療のための医薬となり
得るので、組成物中に活性成分は一般にα01〜100
チ(重量)含まれる。
投薬量単位の製剤とする場合、当該製剤を形成する個々
の製剤部分は互に異なった形態にあってもよいし、同じ
であってもよく、例えば次の形態がしばしば採用される
二錠剤、顆粒、ピル、散剤、糖衣錠、カプセル、アンプ
ルなど。
本発明による肝疾患治療のための医薬は、肝疾患の予防
、治療のために人間および動物に、その分野で通常の方
法によって適用され得る。
それは経口的に又は非経口的に投与される。経口的投与
は舌下投与を包含する。非経口的投与は注射(例えば皮
下、筋肉、静脈注射、点滴を包む)による投与を包含す
る。
本発明の医薬の投与1lFi、対象が動物であるか、人
間であるか、感受性差、年令、性別、体重、投与方法、
投与の時間、間隔、病状、体調、医薬製剤の性質、調剤
の種類、有効成分の種類など種々の原因によって変動す
る。
従って下記に示す薬量の最下量より少ない債で十分な場
合もあり、またある場合には、下記の上限薬量を超えて
投与する必要の生ずることもある。
なお大量投与の場合、1日数回に分けて投与するのが好
ましい。
動物を対象として有効結果を得るためには、活性成分と
して経口的投与の場合、体重1kIi当り1日に01〜
500M11好ましくはCLl 〜30j’9の範囲、
非経口的投与の場合、体重1kf当り1日にα01〜2
50 ’1g、好ましくけα1〜25■の範囲が有利で
ある。
人間を対象とする場合の有効結果を得るための薬量は、
動物での有効薬量から感受性差並びに安全性等を考慮し
て、例えば次の薬量範囲が有利であろう。経口的投与の
場合、体重1陽当り1日に1.1〜200■、好ましく
はα5〜50■、非経口的投与の場合、体重1陽当り、
1日にα01〜100■、好ましくは01〜25キの範
囲。
以下に処方例を示すが、本発明はこれらのみに限定され
るものではない。尚、処方例中の部は重量部を表わす。
処方例1 化合物番号2       10部 重質酸化マグネシウム    100 部乳糖         80部 を均一に混合して粉末又は細粒状として製剤とする。
処方例2 化合物番号13      10部 合成ケイ酸アルミニウム   10部 リン酸水素カルシウム     5部 乳 糖         75部 を用いて、処方例1に準じて散剤とする。
処方例3 化合物番号22      50部 澱 粉         10部 乳糖     15部 結晶セルロース       20部 ポリビニルアルコール     5部 水                    30部全
均一に混合捏和後、破砕造粒して乾燥し篩別して顆粒剤
とする。
処方例4 処方例3で得られた顆粒剤99部にステアリン酸カルシ
ウム1部を混合し、圧縮成形して直径10簡の錠剤とす
る。
処方例5 化合物番号29      78部 ポリビニルアルコール     2部 ラクトース         20部 水                    50部を
用いて処方例3と同様にして顆粒剤とする。
得られた顆粒の90部に結晶セルロース10部を加えて
圧縮成形して、直径8謳の錠剤とする。
更にこの錠剤に適当量のシロップ、ゼラチン、沈降性炭
酸カルシウムの混合懸濁液および色素を使用して糖衣錠
とする。
処方例6 化合物番号37       α5部 非イオン界面活性剤     2.5部生理食塩水  
       97部 を加温混合後滅菌して注射剤とする。
処方例7 処方例1で得た散剤全市販のカプセル容器に充填してカ
プセルとする。
次に本発明化合物の有効性を証するために、試験例を示
す。
試験例1. 四塩化炭素肝障害抑制効果試験方法 供試化合物をオリーブ油に溶解または懸濁させてマウス
(6週令dd系♂)に30■/呻の割合で経口投与し、
その6時間後に四塩化炭素をα05 tttl/koの
割合で経口投与し、四塩化炭素投与24時間後に層殺し
、肉眼観察によって肝障害の程度を調べた。
一方層殺時採血し、遠沈によって血漿を得、血漿グルタ
ミツクーピルビックトランスアミナーゼ(GPT )活
性をライトマン−フランケル(Reitman−Fra
nkel )法に従って測定し、活性をカーメン単位(
K、U、)で表わした。肝障害指数は次の通りである。
肝障害指数    肝の症状 0   健全肝 2   わずかに影響のあるもの 4   明らかに障害を認めるもの 6   激しい障害 1群5頭のマウスを使用したがその平均値を示す。又G
PT活性は2,100単位以上のものはそれ以上の測定
を行わなかったが便宜上4100単位として計算した。
結果を第2表に示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R^1及びR^2は同一又は異なって水素原子
    、低級アルキル基又はアリル基を示し、R^3は水素原
    子又は低級アルキル基を示し、Xはシアノ基、置換され
    ていてもよい低級アルキルカルボニル基、シクロアルキ
    ルカルボニル基、置換されていてもよいベンゾイル基、
    置換されていてもよいベンゼンスルホニル基又はヘテロ
    アリールカルボニル基を示し、Yは低級アルコキシカル
    ボニル基、アリルオキシカルボニル基、低級アルキルカ
    ルボニル基、置換されていてもよいベンゾイル基、ヘテ
    ロアリールカルボニル基又は式▲数式、化学式、表等が
    あります▼(式中 R^4は水素原子又は低級アルキル基を表わし、R^5
    は置換されていてもよいフェニル基を表わす)で表わさ
    れる基を示す〕 で表わされる化合物及びその塩。
  2. (2)R^1及びR^2が同一又は異なって水素原子、
    低級アルキル基又はアリル基を示し、R^3が水素原子
    又は低級アルキル基を示し、Xがシアノ基;酸素原子又
    はイオウ原子で中断されていてもよい低級アルキルカル
    ボニル基;シクロアルキルカルボニル基;ハロゲン原子
    、低級アルキル基及び低級アルコキシ基から選ばれる1
    乃至2個の基で置換されていてもよいベンゾイル基;フ
    ラン−2−カルボニル基;チオフェン−2−カルボニル
    基又は低級アルキル基で置換されていてもよいベンゼン
    スルホニル基を示し、Yが低級アルコキシカルボニル基
    ;アリルオキシカルボニル基;低級アルキルカルボニル
    基;ハロゲン原子又は低級アルキル基で置換されていて
    もよいベンゾイル基;フラン−2−カルボニル基又は式 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中R^4は水素
    原子又は低級アルキル基を示し、R^5はハロゲン原子
    、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシ
    カルボニルから選ばれる基で置換されていてもよいフェ
    ニル基を示す)で表わされる基を示す請求項第1項記載
    の化合物及びその塩。
  3. (3)一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R^1及びR^2は同一又は異なって水素原子
    、低級アルキル基又はアリル基を示し、R^3は水素原
    子又は低級アルキル基を示し、Xはシアノ基、置換され
    ていてもよい低級アルキルカルボニル基、シクロアルキ
    ルカルボニル基、置換されていてもよいベンゾイル基、
    置換されていてもよいベンゼンスルホニル基又はヘテロ
    アリールカルボニル基を示し、Yは低級アルコキシカル
    ボニル基、アリルオキシカルボニル基、低級アルキルカ
    ルボニル基、置換されていてもよいベンゾイル基、ヘテ
    ロアリールカルボニル基又は式▲数式、化学式、表等が
    あります▼(式中 R^4は水素原子又は低級アルキル基を表わし、R^5
    は置換されていてもよいフェニル基を表わす)で表わさ
    れる基を示す〕 で表わされる化合物およびその塩を有効成分とすること
    を特徴とする肝疾患治療剤。
  4. (4)R^1及びR^2が同一又は異なって水素原子、
    低級アルキル基又はアリル基を示し、R^3が水素原子
    又は低級アルキル基を示し、Xがシアノ基;酸素原子又
    はイオウ原子で中断されていてもよい低級アルキルカル
    ボニル基;シクロアルキルカルボニル基;ハロゲン原子
    、低級アルキル基及び低級アルコキシ基から選ばれる1
    乃至2個の基で置換されていてもよいベンゾイル基;フ
    ラン−2−カルボニル基;チオフェン−2−カルボニル
    基又は低級アルキル基で置換されていてもよいベンゼン
    スルホニル基を示し、Yが低級アルコキシカルボニル基
    ;アリルオキシカルボニル基;低級アルキルカルボニル
    基;ハロゲン原子又は低級アルキル基で置換されていて
    もよいベンゾイル基;フラン−2−カルボニル基又は式 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中R^4は水素
    原子又は低級アルキル基を示し、R^5はハロゲン原子
    、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシ
    カルボニルから選ばれる基で置換されていてもよいフェ
    ニル基を示す)で表わされる基を示す請求項第3項記載
    の肝疾患治療剤。
  5. (5)一般式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^3は水素原子又は低級アルキル基を示す) で表わされる化合物と一般式(III): R^1NHCH_2CH_2NHR^2(III)(式中
    、R^1及びR^2は同一又は異なって水素原子、低級
    アルキル基又はアリル基を示す)で表わされる化合物を
    反応させ、次いで一般式(IV): ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xはシアノ基、置換されていてもよい低級アル
    キルカルボニル基、シクロアルキルカルボニル基、置換
    されていてもよいベンゾイル基、置換されていてもよい
    ベンゼンスルホニル基又はヘテロアリールカルボニル基
    を示し、Yは低級アルコキシカルボニル基、アリルオキ
    シカルボニル基、低級アルキルカルボニル基、置換され
    ていてもよいベンゾイル基、ヘテロアリールカルボニル
    基又は式 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中、R^4は水
    素原子又は低級アルキル基を表わし、R^5は置換され
    ていてもよいフェニル基を表わす)で表わされる基を示
    し、Mはアルカリ金属原子を示す〕 で表わされる化合物を反応させることを特徴とする一般
    式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1、R^2、R^3、X及びYは前記に同
    じ) で表わされる化合物の製造方法。
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