JPS59164730A - 改良された1,3−ブタジエンの製造方法 - Google Patents

改良された1,3−ブタジエンの製造方法

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JPS59164730A
JPS59164730A JP3906283A JP3906283A JPS59164730A JP S59164730 A JPS59164730 A JP S59164730A JP 3906283 A JP3906283 A JP 3906283A JP 3906283 A JP3906283 A JP 3906283A JP S59164730 A JPS59164730 A JP S59164730A
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吉岡 征夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は改良された1、3−ブタジェン(以下、ブタジ
ェンと略称する)の製造方法に関し、さらに詳しくは炭
素数4 (C4)の炭化水素原料からブタジェンを製造
する方法に関する。
従来、1−ブテンおよび/または2−ブテン(以下、ル
ープテン類と称することがある)を選択的触媒の存在下
に脱水素または酸化脱水素してブタジェンを製造するこ
とは良く知られておシ、また工業的規模でも実施され“
ている、この方法において原料となるループテン類は、
絡−ブタンの脱水素、重質油の流動接触分解(FCC)
設備からの副生、ナフサ、灯油、軽油等のスチームクラ
ッキング設備からの副生などの方法によシ広く製造され
ている。
これらC4留分のうち、ナフサ等のスチームクラッキン
グ設備から副生するものは、ブタジェンを多量K(例え
ば25〜50重量−)含んでいるので、プタジエ/を抽
出分離した残りの留分(スペントC4留分)をループテ
ン類の供給源として用いている。
前記FCC設備から副生するC4留分および前記スチー
ムクラッキング設備から得られるスペントC4留分は絡
−ブテン類の他に寡−ブタン、i−ブテン、ルーブタン
等を含んだ混合物であるが、脱水素または酸化脱水素反
応によシブタジエンを製造するための原料はC4留分中
のルーブテンの濃度が高いだけでなく、’−ブテンを実
質的に含んでいないことが好ましい。例えばUOP、1
978Technology Conference 
 H11にはブタジェン製造用の原料としてのループテ
ン類の濃度は約90−以上でよいが、i−ブテン濃度は
約0.3−以下にすることが必要であることが記載され
ている。
C4留分中の特定の成分を分離、取得することは、第1
表に示す如く沸点が近接しているこ表から、通常の蒸留
では事実上不可能であシ種々の方法が研究開発されてい
る。
第   1   表 第・ 2  表 註=(1)分離法         ・、    A:
蒸留法・ B:抽出蒸留法 E:気相吸着法(OLEFIN SIU*法−UCC社
)F:液相吸着法(C40LEX*法−UOP社)G 
:    #    (80RBUTENE%−UOP
社)H:2量化蒸留法(−一ブテンを2量化させ、分離
)*登録商擢を示す・ (2)2−ブテンとの分離状況 Oはとんど同伴 Oかなシ同伴 Xはとんど分離また第
2表はC4炭化水素の主要な分離法におけるC4パラフ
ィン類およびオレフィン類の分゛離状況を概念的に示し
九4のであるが、木表からも明ら゛かな如く、工業的に
供給可能な前記各種C−留分から脱水素または酸化脱水
素によるブタジェン製造用の原料としてのi−ブチ/を
実質的に含゛まず、しかもC4パラフィン類が大半除か
れた絡−ブテン類を高収率で分離取得できる方法は単独
には存在せず2つ以上、の方法の組合せが必要である。
例えば石油化学工業ハンドブック(朝食書店、1962
年刊)、178頁、図7.6@には、C4留分をまず硫
酸吸収装置で処理してi−ブテンを除いた後、抽出蒸留
装置にかけて路−ブチン類を得石工程図が示されている
。またOil & Gap Journgl 55 (
48)、87頁には、原料C4留分□を硫酸吸収装置と
抽出蒸留装置から構成される原料調製工sK送ってi−
ブテン、i−ブタン、絡−ブタンを除いたループテン留
分な得、この留分を次に脱゛水素装置および生成ガス処
理装置から構成されるブタジェン合成重@に送って粗ブ
タジェン留分を得、との留分をさらにブタジェン精製工
程に送ってブタジェンを得るとともに、ルーブテン類を
主成分とする未反応C4留分をブタジェン精製工程で分
離回収し、ブタジェン合成工程および/または原料調製
工程ヘリサイクルする方法が記載されている。
さらに:U OP 、  197 g 、 Tgehn
oLogy ConferenceH−23には、原料
C4留分をまず硫酸吸収装置にかけてi−ブテンを除い
た残留分をCa  OL E X装置Kかけてブタン類
を除きん−ブテン類を得る工程が記載されている。
以上例示した諸方法において、i−ブテンの除去にはい
ずれも硫酸吸収法が用いられているが、第2表から明ら
かな如く、エーテル化法、気相吸着法、2量化法を硫酸
吸収法にかえて用いうろことは容易に類推出来るところ
である。
これらのループテン類製造工程(原料調製工程)を、脱
水素または酸化脱水素法によるブタジェン合成工程およ
び高純度ブタジェンを得るためのブタジェン精製工程と
組合せた全工程を示せば、前記Oil & Gas 、
JowrnaZ 55 (4g )、87頁に示されて
いるように第1図のように表わされる。
すなわち、C4パラフィン類およびオレフィン類を含む
C4留分原料はまず原料調製工程に送シれて、実質的に
全部のε−ブテンおよび大部分(tたは実質的に全部)
のC4パラフィン類が除かれる。かくして得られたルー
ブテン類留分はブタジェン合成工程に送られ、一部のル
ープテン類はブタジェンに変換され、粗ブタジェン留分
としてブタジェン精製工程に送られる。ブタジェン精製
工程では未反応C4留分がブタジェンと分離され島前者
の留分はブタジェン合成工程に主にリサイクルされるが
、原料調製工程でC4パラフィン類の分離が不十分な場
合には、C4パラフィン類は、通常の2−ブテン類の脱
水素または酸化脱水素反応に用いられる触媒下での反応
では不活性であシ、その11系中に存在して次第に蓄積
し、運転に重大な支障を来すことになる。このため、ブ
タジェン精製工程からの該リサイクル流の一部または全
部を原料調製工程ヘリサイクルしている。
しかしながら、これら既存の技術の組合せKよシ、絡−
ブテンを得ることは、単に工程が複雑になり設備費が過
大になるというだけでなく、運転経費も過大となシ、該
ループテンから製造されるブタジェンをナフサ等のスチ
ームクラッキング設備から副生ずるC4留分中のブタジ
ェンを分離精製したものとの競合を考慮した場合、経済
性に大きな問題を生じ、改善を求められているのが実情
であった。
本発明者らは、これら従来技術の問題点を解決すべく検
討の結果、脱水素または酸化脱水素によシブタジエンを
製造するための原料調製工程は、そこだけ独立してとら
えるのではなく、C4留分中の各成分の分離という点で
共通の要素をもっているブタジェン精製工程と合せて考
えることによシ、よシ合理的なプロセスを構成しうるの
ではないかという着想のもとに鋭意検討の結果、少なく
ともループテンを含有した原料C4留分(C4以外の重
質分および/または重質分が含まれている場合には(9
) 必要に応じ予め蒸留尋によシ除いたもの)を、後記脱水
素または酸化脱水素工程から得られたブタジェンを含ん
だC4留分を合せて、または別個に抽出蒸留塔の例え−
中段に直接供給して、Oパラフィン類を主成分とする留
分を塔頂から留出させ、一方、脱水素ま九は酸化脱水素
工程から得られるブタジェンを含んだC4留分を供給す
る段と塔頂付近に供給される選択溶剤供給段との間の段
からループテンに富む側流を蒸気流として抜き出し、さ
らに塔底からは選択溶剤とブタジェンを主成分とする留
分を抜き出すことにより、C4パラフィン類の濃度を相
対的に減じたループテンが抽出蒸留塔の側流として得ら
れ、この留分から既知の方法でi−ブテンを除くととK
よシ、脱水素または酸化脱水素(ブタジェン合成工程)
の原料として使用しうろことを見い出し、本発明に到達
したものである。
すなわち本発明は、少なくともループテンを含有した炭
素数4 (C4)の炭化水素留分(D留分)を抽出蒸留
塔(B塔)K供給し、選択溶剤の宴囲気(10) 下で蒸留を行い、塔頂からは炭化水素成分としてC4パ
ラフィン類を主成分とした留分を得、後記するG留分の
供給段の上側でかつ選択溶剤供給段の下側の間の段から
炭化水素成分として主KC<オレフィン類を含んだ留分
を側流として抜き出し、該留分をi−ブテン除去工程(
F工程)に供給して実質的にi−ブテンを除いてループ
テンを主成分とした留分を得、該留分を脱水素または酸
化脱水素工程(人工程)に供給して、ループテンを1゜
3−ブタジェンに変化せしめ、かくして得られた1、3
−ブタジェンを含有するC4炭化水素留分(G留分)を
、単独で又は前記り留分とあわせてB塔に供給し、該塔
の塔底から炭化水素成分として主に1,3−ブタジェン
からなり、さらに選択溶剤を含んだ留分を抜き出し、該
留分から1,3−ブタジェンを分離することを特徴とす
る。
本発明において、抽出蒸留塔の塔底から得られるブタジ
ェンを主成分とする炭化水素と選択溶剤からなる留分は
、公知の方法、例えばEngcloptdiaofch
gmical  Pr   ”      αnd  
Dgsi grL、  Vol 、(Marveloc
gzttng (11) Dgkhgr、 Inc、 1977 )第144〜1
54頁に記載されている種々の1段ないし2段抽出蒸留
法により高純度のブタジェンに精製することができる。
以下、本発明を図面によりさらに詳細に説明する。
第2図は、本発明の主要工程を示す流れ図であるが、第
1図の従来の工程と異なる点は、i−ブテン、−一ブタ
ンおよびルーブタンを含む原料を直接、ブタジェン精製
工程(抽出蒸留塔)に供給し、原料C4炭化水素留分お
よびブタジェン合成工程(脱水素または酸化脱水素工程
)から得られたブタジェンを含有するC4炭化水素留分
中のC4パラフィン類の分離除去−C4オレフイン類の
回収−ブタジェンの濃縮分離を1つの抽出蒸留塔で行う
ようにしたことである。また原料C4炭化水素貿分をi
−ブチ/除去工程の前に抽出蒸留塔(ブタジェン精製工
程)に通すことにより、原料中にブタジェンを任意の割
合で含んでいてもそのまま使用できることである。ンの
ため、ナフサ等のスチームクランキング設備から副生す
る高濃度のプタジエ(12) ンを含んだC4留分をi−ブテン除去工程の前に別置し
たブタジェン精製装置で処理する必要はなく、そのまま
本発明の原料とすることができる。
次に第3図は、本発明に基づいたブタジェン製造法の一
実施例を示すフローシートであり、ブタジェンの精製工
程としては一段抽出蒸留法の例を示したものである。図
において、原料のC4炭化水素留分は導管15によシ、
または(および)ガス処理装置10からの脱水素または
酸化脱水素反応−によシ得られたブタジェンを含有する
C4留分は導管14によシ、ともにブタジェン精製工程
である抽出蒸留塔16に供給される。導管15から供給
される原料の供給位置は、その組成(主にブタジエシ濃
度)によシ、導管14の供給位置よりも上段、同一段ま
たは下段に適宜選ばれる。導管15α、15A、151
?%および15dはその適宜段への配管を示したもので
ある。なお、原料のC4炭化水素留分中にC3以下まだ
はCs以上の成分が多い場合には、予め予備蒸留工程で
除いた後、導管15を経て供給することが好ましい。ま
た原料中に(13) i−ブタンが多い場合には予め予備蒸留工程でその一部
または全部を除いてから、導管15を経て抽出蒸留塔1
6に供給し、該塔の負荷を軽減させることもできる。
抽出蒸留塔16の塔頂付近には選択溶剤が導管17から
供給される0選択溶剤としては、ブタン類/ブテン類/
ブタジェンの分離に使用し得るものであればよく、例え
ばアセトン、アセトニトリル、ジメチルフォルムアミド
、N−メチルピロリドン、フルフラール等の単独もしく
は2種以上、または水との混合溶剤が好適に用いられる
抽出蒸留塔16の塔頂からは蒸気流が導管18を経て排
出され、凝縮器19で凝縮された後、還流槽20に入ヤ
、一部は還流として導管21を介して塔頂部へ戻され、
残シは塔頂留分として導管22を経て系外に排出される
。この塔頂留分は炭化水素成分としてルーブタン、−一
ブタン等のC4パラフィン類を主成分とするもので、C
4オレフイン類のロスを低く抑えるように運転条件が選
択される。また用いられる選択溶剤の種類によっては、
(14) これが一部、塔頂留分中に同伴してくることがあるため
、必要に応じて水洗等の操作により溶剤を回収するとと
もに炭化水素留分のf#製を行うことができる。
抽出蒸留塔16においては、ガス処理装置10から得ら
れたブタジェンを含むC4原料が供給される段と選択溶
剤供給段との間の段から側流として蒸気流が導管23を
経て抜き出され、ブテン回収塔24の塔底部に供給きれ
る。一方、ブテン回収塔24の塔底部からは導管25を
経て液流が抜き出され、抽出蒸留塔16の前記側流が抜
き出された近傍段、特に好ましくは同一段に供給される
一方、抽出蒸留塔16の塔底からはブタジェンを主成分
とする炭化水素成分と選択溶剤との混合物が導管31を
経て得られ、放散塔32の中段に供給される。この塔底
留分中の炭化水素成分中には、運転条件を適当に選ぶこ
とによ、!11、C4オレフイン類を実質的に含まない
ようにすることも可能であるが、通常、少量の2−ブテ
ンが混入してくる。また導管14および導管15から供
給される(15) 原料中にC4アセチレン類が含まれている場合には、こ
れらは全量との塔底留分中に混入してくる。
ブテン回収塔24は、例えば5〜20段の棚段からなシ
、選択溶剤と炭化水素成分の分離を行うだめのものであ
る。塔頂から蒸気流が導管26を経て抜き出され、凝縮
器27で凝縮された後還流槽28に入シ、一部は還流と
して導管29を介してブテン回収塔24の塔頂へ戻され
、残りは塔頂留分として導管30を経てL−ブテン除去
装置1に供給される。なお、この塔頂留分は用いられる
選択溶剤の種類によっては、同伴する溶剤を一部含んで
いることがあり、このような場合には、水洗等の操作に
よシ溶剤を除去した後、i−ブチ/除去装置1に供給さ
れる。
導管30を経て得られるブテン回収塔24の塔頂留分中
の炭化水素成分は、C4オレフイン類を主成分とし、少
量の04パラフイン類を含なか、ブタジェンの濃度は低
く保たれるように条件設定される。該導管30の中のC
4パラフィン類の量は、導管14および導管15を経て
供給される流れのC4(16) パラフィン類の量の50−以下、好ましくは30チ以下
に設定することが望ましい。この量が50チよシ多いと
、ブタジェン合成工程に供給される全炭化水素中の04
パラフイン類の濃度が高くなり、ブタジェン合成上好ま
しくない、一方、導管30を経て抜き出される流れの中
のブタジェンの量は導管14および導管15を経て供給
されるものの10−以下、好ましくは5チ以下に設定す
ることが望ましい。この量が10%をこえると、i−ブ
テンおよび/またはブタジェン合成工程で反応等によシ
失われる量が過大となるだけでなく、処理コストも嵩む
ことになる。なお、ブテン回収塔24の運転に必要な熱
量は導管23からの蒸気流によシ全量供給されるので、
塔底部の再沸器は通常、不要である。
ブテン回収塔24の塔頂留分は導管30を経てi−ブテ
ン除去装置1に送られるが、i−ブテン除去方法として
は、前述の第2表に示すような公知の方法を用いること
が可能である。例えばTAgOil and Gas 
JotbrnaL Dgc、 2.1957 、第87
〜(17) 95頁に記載されているような硫酸吸収法、TA#Oi
l and Gas Jotbrnal、第68〜71
頁(1977年2月21日) )Hydrocarbo
n Processing、第175〜179頁(19
79年5月)に記載されている異性化蒸留法、直鎖炭化
水素と分岐炭化水素の形状のちがいを利用した気相吸着
分離法、−一ブテンを2を化した後蒸留により分離する
方法等を用いることができる。
これらの内、硫酸吸収法においては、i−ブテンの吸収
溶剤として例えば45〜65重量−の硫酸水溶液が用い
られる。例えばPgtroLgu* Rげingr。
VOZ、 33 (5)第156〜159頁には65重
量−硫酸水溶液を用いる例が、また同誌VoL、41 
(5)第119〜123頁には50重量−硫酸水溶液を
用いる例が、また、同誌’VIZ、48 (9)第19
5〜198頁には45重量%硫酸水溶液を用いる例が記
載されている。これらの方法によりt−ブテンは硫酸水
溶液に吸収されてループテンを主成分とした炭化水素か
ら分離され、さらにストリッピングされて導管2を経て
系外に排出される。なお、i−プ(18) テンの一部は吸収−放散の操作中に重合してダイマーを
主体としたオリゴマーに変化するので、該オリゴマーは
導管4を経て系外に排出される0番−ブタンを除かれた
ループテンを主成分としたC4炭化水素留分は導管5を
介してブタジェン合成装置7に供給される。
異性化蒸留法は、導管30の流れの中に含まれる1−ブ
テンを2−ブテンに異性化した後、蒸留するものである
。異性化反応器の中で1−ブテンは大部分2−ブテンに
変換された後、蒸留塔に供給され、該塔の塔頂からはi
−ブテン、未転化の1−ブテン、およびi−ブタン(流
れ3oの中に含まれていたものおよび異性化反応時一部
のi −ブテンが転化したもの)を主体とした流れが導
管2を経て系外に排出され、一方、該蒸留塔の塔底留分
として導管5からループテンを主成分とした流れが得ら
れ、この流れはブタジェン合成装置7に供給される。
その他、導管30の流れの中に含まれるt−ブテンは、
例えば陽イオン交換樹脂を触媒としてメ(19) タノール等のアルコールと反応せしめ、メチル・ターシ
ャリ−ブチルエーテル(MTBE)等にして除くことも
できる。この方法は、生成するMTBEがガソリンのオ
クタン価向上剤として優れた性能を有していることから
注目されているものである。MTBE合成反応器で生成
したMTBEは蒸留によシ他のC4炭化水素類から分離
されて導管2を経て系外に排出される。なお、i−ブテ
ンの状態で回収したい場合には、例えば、Hydroc
arbonProcessing第101〜106頁(
1981年8月)に記載されているよう&CMTHEを
触媒の存在下で分解する装置を併置することKよシ、導
管2からi−ブテンとして回収することも可能である。
一方、i−ブテンをMTBEとして除去された露−ブテ
ンを主成分とした炭化水素留分中にはメタノールが一部
溶解し同伴してくるので、水洗によシ除去した後、導管
5を経て抜き出され、ブタジ脱水素反応が行われるが、
反応収率の上で酸化説(加) 水素法を用いることが好ましい、ここでは酸化脱水素法
を例にとシ説明する。ブタジェン合成装置7へは、導管
5からの炭化水素留分、または(および)後述するブタ
ジェン精製塔34の塔底から抜き出される2−ブテンを
主成分とする留分が導管41を経て供給され、さらに導
管6を経て酸化剤としての酸素(通常は空気)および希
釈剤としてのスチーム、窒素、炭酸ガス等の不活性ガス
(通常はスチーム)が供給される。なお、反応生成ガス
から炭化水素留分を回収した後の非凝縮性ガスを希釈剤
として用いることも可能である。
酸化脱水素法を用いたブタジェン合成装置およびガス処
理装置については、例えばIndustrialand
 Engineering Chemistry、 V
OZ、62% N[15%第42〜47頁(1970年
)、TAg Oil and Gap Journal
第60〜61頁(1971年8月2日) 、Hydro
carbonProc  ’  第133〜135頁(
1974年6月)、同誌、第131〜136頁(197
8年11月)等が参照される。
ブタジェン合成装置7において、ループテンか(21) ら酸化脱水素反応によシブタジエンを生成する反応は約
30171モルの発熱反応であり、さらに一部のループ
テンはCO、’COxまで酸化されるが、これによる発
熱も無視することができず、したがって反応を円滑に行
わせ得るためには温度制御がきわめて重要である0反応
器に供給する炭化水素をスチーム等で大量に希釈して反
応ガスの単位発熱量を減じ、断熱型反応器を用いるとと
もできるが、この場合、反応器出口ガスの温度は入口温
度よりはるかに高いものとなるので、固定床多管式反応
器または流動床型反応器を用いることが触媒性能の維持
の面だけでなく、反応器へ供給するガス中のループテン
濃度を高めることができ、また反応生成ガスの処理が容
易になるという点からも好ましい、f&−ブテンの酸化
脱水素触媒としては、フェライト系p −srL系、5
rL−8b系、Mtr−Bi系等の公知のものが用いら
れるが、特にMa−Bi系の触媒がきわめて優れた性能
を示す。酸化脱水素反応は通常250〜600℃、1〜
5αtma 、空間速度500〜3000 hr の条
件で一般−に行われるが触媒K(22) よシ最適反応条件が異なるのは当然である。
ブタジェン合成装置7を出た反応生成ガスは、例えば廃
熱ボイラーで熱回収された後、導管8を経てガス処理装
置10に供給される。
ガス処理装置10は、ブタジェン合成装置7で生成した
窒素、酸素、C01CO2等の非凝縮性ガス、水蒸気、
ブタジェンを含むC4を主体とした各種炭化水素、少量
の含酸素有機化合物等からなる流れから、炭化水素留分
を回収するものであり、例えばIndustrial 
and Engingtri路g Chtrniztr
y、 Vol。
62、N115、第42〜47頁(1970年5月)、
TAg Oil and Gas Jotbrnal 
、第60−61頁(1971年8月2日)に示されるよ
うな流れ図のものを採用することができる。上記ガス処
理装置10には導管9から水が導入され、反応生成ガス
中に少量含まれる含酸素有機化合物が水洗除去される。
この水は導管6から供給されたスチームおよび反応で生
成したスチームが凝縮したものと合せられ、廃水として
導管12を介して系外に排出される0反応生成ガスから
スチームを凝縮させて除(23) 去した流れKついては、例えば芳香族系の吸収油によシ
非凝縮性ガスと炭化水素留分とを分離した後、非凝縮性
ガスは導管11から系外に排出される。一方、炭化水素
留分は、吸収油と分離された後、必要に応じてブタジェ
ン合成装置7またはガス処理装置10で生じた重質分を
分離し、これを導管13を経て系外に排出した後、導管
14を経て前記抽出蒸留塔16の中段に供給される。
放散塔32は塔16または24と同様に塔頂部に凝縮器
、還流槽を設け、独立した塔としてもよいが、例えば特
開昭56−128724号公報に記載されているように
、ブタジェン精製塔34と熱的に結合することが省エネ
ルギーの観点から好ましい、この際、放散塔32の塔頂
から蒸気流が導管33により抜き出され、ブタジェン精
製塔34の中段にそのまま供給され、一方、ブタジェン
精製塔34からは導管33の供給段の近傍段、好ましく
は同一段から液流が側流として抜き出され。
導管35を経て放散塔32への還流として塔頂部へ供給
される。
(24) 放散塔32の塔底部からは実質的に選択溶剤からなる流
れが抜き出され、図示されていない熱回収のための熱交
換器および冷却器を経て適当な温度まで冷却された後、
道管17によシ抽出蒸留塔16へ再循環される。なお、
選択溶剤は循環使用中に重質分が徐々に蓄積してきて、
そのままでは運転に支障を来すので、循環流の一部を抜
き出し、図示されていない溶剤精製工程で精製した後、
循環系に戻すことが好まし伝。
ブタジェン精製塔34の塔頂からは蒸気流が導管36を
経て抜き出され、凝縮器37で凝縮された後、還流槽3
8に入シ、一部は還流として導管39によシブタジエン
精製塔34の塔頂部に戻され、残りは塔頂留分として導
管40を経て系外に排出される。この留分は実質的にブ
タジェンから表るもので、通常、そのまま製品ブタジェ
ンとすることができるが、この留分がアセチレン類を多
量に含んでいる場合には、さらに抽出蒸留吟によυ脱ア
セチレンされた後、製品ブタジェンと−される。一方、
ブタジェン精製塔34の塔底部からは(25) 少量のブタジェンを含む主に2−ブテンからなる留分が
導管41を経て得られ、通常ブタジェン合成装置7に再
循環されるが、2−ブテンの濃度が低く重質分が多い場
合には導管41′により系外に排出することもできる。
なお第3図において、塔16.32および34には図示
を省略したが、必要に応じて塔の運転に必要な熱を供給
するための再沸器等が設けられている。また各配管系に
設ける弁などは図示を省略されている。
以下、具体的実施例により本発明をさらに詳細に説明す
る。
実施例1 第3図の流れKしたがって、実質的にブタジェンを含有
しないC4炭化水素留分を騨料として本発明を実施した
。導管15から第3表に示す組成を有するC4炭化水素
留分23.131 kg /hrを道管15αに示す位
置から、を九酸化脱水素工程から得られた、第3表に示
す組成、を有する′、ブタジェンを含有するC4炭化水
素留分s、 571 kg Atを導管l(26) 4から、それぞれ抽出蒸留塔16に供給した。また該塔
の塔頂付近に選択溶剤としてのアセトニトリル92重量
%および水8重量−からなる溶剤166.265に9/
hrが53℃の温度で導管17を通して供給され九、抽
出蒸留塔16は塔頂圧5.0気−圧、塔頂温度42℃、
塔底温度109℃で運転され、塔頂留分として第3表に
示す組成を有する、C4パラフィン類を主成分とする留
分11,754に9/hrが導管22を経て得られた。
また抽出蒸留塔16の塔底からはブタジェンを主成分と
する炭化水素成分と選択溶剤からなる流れ171,51
2に9/hfが導管31を経て抜き出され、放散塔32
の中央部に供給された。なお第3図には図示されていな
いが、還流槽20には、水に富む相が少量分離してくる
のでこれを層分離し、653kg/hrの流量で系外に
排出した。この流れはアセトニトリル7重量−含む水溶
液であった。また導4#22から抜き出される流れはア
セトニトリルをかなシ含んでいるため、図示されていな
い水洗塔でアセトニトリルを水洗除去した後、系外に排
出した。
(27) 抽出蒸留塔16の原料の供給されている段(導管14お
よび導管15aによる)の中間の段から側流を蒸気流と
して導管23から抜き出してブテン回収塔24の塔底部
に供給し、一方、ブテン回収塔24の塔底留分3 g、
 222 kII/hrを導管25によシ、前記側流と
して抜き出した同一段に供給した。ブテン回収塔24は
塔頂圧4.5気圧、塔頂温度48℃で運転され、かくし
て塔頂留分として、第3表に示した組成の04オレフイ
ン類から主に構成される留分13.815 kg /b
rを導管30により抜き出しだ、この流れはアセトニト
リルをかなシ含んでいるので、図には示していない水洗
塔でアセトニトリルを水洗除去した後、i−ブテン除去
装置1に供給した。また図には示していないが、還流槽
28には水圧富んだ相が少量分離してくるので、これを
層分離し、233に9/kyの流量で系外へ排出した。
この流れはアセトニトリル4重量%を含んだ水溶液であ
った。
イソブチン除去装置lでは65−硫酸水溶液をt−ブテ
ン吸収溶剤として用いる方法を採用した。
(28) かくして導管5から第3表に示した組成を有するループ
テンを主成分とした留分9.573 kg /brが得
られ、この流れは、後述する蒸留塔34の塔底から導管
41を経て得られる留分106 kg /Hrと合流さ
れて、酸化脱水素反応装置7へ供給された。
酸化脱水素反応装置(ブタジェン合成装置)7には導管
6がら空気24.249 kg/Hrおよびスチーム3
.998ゆAけが供給された。
酸化脱水素反応器は、内径28關の管から構成された多
管式反応器であシ、管内には、例えば特公昭53−41
648号公報に記載されているように、No   Bi
−Fg−Co   5A(3価)−8hC5□価)の複
合酸化物な粒径4mのα−アルミナ担体に担持させて粒
径約5諺とした球状触媒が充填され、まえ管外には溶融
塩が循環され(入口温度335℃)、反応温度が調節さ
れる。反応器入口の圧力を1.γ気圧として反応させた
ところ、反応器に供給された絡−ブテンの85−が反応
し、そのうち90チがブタジェンに変換された。
酸化脱水素装置7を出産反応生成ガスは導管8(29) を経てガス処理装置10に供給される。ガス処理装置1
0では反応生成ガスの急冷、圧縮、反応で副生じた含酸
゛索有機化合物の水洗除去、吸収油圧よる非凝縮性ガス
から炭化水素留分の回収等の操□作が行われている。含
酸素有機化合物を水洗除去するための洗浄水31. s
 s a ’#Arが導管9から系に供給される一方、
含酸素有機化合物を含む廃水38,684に9/Hrが
導管12から、また重質分38kp/Hrが導管13か
ら、および非凝縮性ガスを主成分とする流れ22.18
6 kgArが導管11からそれぞれ系外に排出され、
かくして導管14からブタジェンを含有するC4留分8
.571 kgAt”が得られ、この流れは前述の如く
抽出蒸留塔16に供給された。
放散塔32は塔頂圧5.2気圧、塔頂温度47℃、塔底
温度134℃で運転され、塔頂からは蒸気流が導管33
によF) 22,903に9/Hr抜き出され、ブタジ
ェン精製塔34の中央部に供給された。一方、ブタジェ
ン精製塔34へ導管33が接続している同一段からは液
流が導管35により16,297(30) kg/’Hr抜き出されて放散塔32の塔頂部へ還流と
して供給された。放散塔32の塔底部からは炭化水素を
含まない溶剤164.906 kg/Hrが抜き出され
、導管17を経て抽出蒸留塔16に再循環された。この
循環溶剤流は、使用中に重質油等が蓄積してきてそのま
までは円滑な運転に支障をきたすので、165kyAr
 (循環流の1優に相当する)が抜き出され、図示され
ていない溶剤精製部で処理された後、溶剤循環流に戻さ
れた。導管22および導管30の流れを水洗して回収さ
れたアセ)ニトリル水溶液、ならびに還流槽20および
還流槽28の炭化水素層から分離された水層は、一括処
理してアセトニトリルを浪縮回収し、溶剤循環系に示し
た。
ブタジェン精、製塔34は、塔頂圧4.4気圧、塔頂温
度41℃塔底温度50℃で運転され、塔頂および塔底留
分として第3表に示した組成を有する留分が、導管40
および導管41を経てそれぞれ6、413 kllAr
および106 kg /my得られた。前者の流れは必
要に応じてさらに精製されるが、本(31) 実施例で示した酸化脱水素の触媒系を用いた場合には、
C4アセチレン類の生成がきわめてわずかであるため、
これ以上の精製を要することなく、高純度の製品ブタジ
ェンとすることができた。一方、後者の流れは酸化脱水
素装置7に再循環された。
以下余白 (32) (33) 実施例2 第3図の流れKしたがって、かなシの量のブタジェンを
含有したC4炭化水素留分(ナフサのスチームクラッキ
ングにより生成したC4留分を選択的水添装置で処理し
て該留分中のアセチレン類を水添除去し声もの)を原針
とし、導管15から第4表に示す組成を有するC4炭化
水素留分を導管15bに示す位置から供給した以外は実
施例1と同様にして本発明を実施した。主な導管中の流
れの組成および流量を第4表および第5表に示した。
導管40を経て得られる留分は、これ以上の精製を要す
ることなく高純度のブタジェン製品とすることができた
以下余白 (34) (35) 第   5   表 以上、本発明によれば、C4炭化水素原料からi−ブテ
ンを除去することなく、直接、抽出蒸留工程(ブタジェ
ン精製工程)K送シ、ここでブテン類の回収、パラフィ
ン類の分離除去およびブタジェンの濃縮を同時に行うと
ともに、ブテン類はi−ブテン除去工程でi−ブチ/を
除去した後、ブタジェン合成工程および同精製工@に送
るようK(36) したので、従来、ブタジェン合成工程の前におかれ九パ
ラフィン類の除去工程が不要になシ、プロセスの簡略化
、設備費、運転費の軽減等が達成され、また原料はi−
ブテン等を除去することなく直接、抽出蒸留工程に供給
されるので、例えば高濃度のブタン類、ブタジェン等を
含む原料で゛も使用可能になシ、プロセスの汎用性を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
°  第1図は、従来の1.3−ブタジェンの製造工程
を示す流れ図、第2図は本発明の主要工程を示す流れ図
、第3図は、本発明の一実施例を示す具体的製造工程の
流れ図である。 1・・・イソブチン除去装置、7・・・ブタジェン脅威
装置、10・・・ガス処理装置、16・・・抽出蒸留塔
、24・・・ブテン回収塔、32・−・放散塔、34・
・・ブタジェン精留塔。 代理人 弁理士  川 北 武 長 (37) 手続補正書 昭和58年 5月10日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和58年 特 許 願第 39062号2、発明の名
称 改良された1、3−ブタジェンの製造方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 4、代理人〒103 住 所 東京都中央区日本橋茅場町−丁目11番8号(
紅萌ビルディング)電話03 (639) 5592番
氏 名(765B)弁理士 川  北  武  長5、
補正命令の日付 自発 6、?*正により増加する発明の数 07、補正の対象
 明細書の特許請求の範囲の欄および発明の詳細な説明
の欄。 (1) 8、補正の内容 (1)特許請求の範囲を別紙のように改める。 (2)明細書第3頁第20行目の「n−ブテン」を「n
−ブテン類Jに改める。 (3)明細書第5頁下から5行目のrOLEFIN  
SIU”法JをrOLEFIN  SIV*法Jに改め
る。 (4)明細書第8頁第15行目〜16行目の「2−ブテ
ン類」を「n−ブテン類Jに改める。 (5)明細書第9頁第3行目、5行目および199行目
「n−ブテン」をそれぞれ「n−ブテン類Jに改める。 (6)明細書第10頁第9行目、122行目よび188
行目「n−ブテン」をそれぞれ「n−ブテン類」に改め
る。 (7)明細書第11頁第7行目および9行目の「n−ブ
テン」をそれぞれ「n−ブテン類」に改める。 (8)明細書第13頁第11行目の「精製工程である」
をr精製工程の中の」に改める。 (2) (9)明細書第18頁第18行目の「n−ブテン」をr
n−ブテン類−に改める。 (10)明細書第19頁第4行目の「n−ブテン」を「
n−ブテン類」に改める。 (11)明細書第19頁第16行目の「n−ブテン」を
「2−ブテン」に改める。 (12)明細書第20頁第15行目の「n−ブテン」を
「n−ブテン類」に改める。 (13)明細書第21頁第20行目の「n−ブテン」を
rn−ブテン類」に改める。 (14)明細書第22頁第3行目、133行目よび15
5行目「n−ブテン」をそれぞれ「n−ブテン類」に改
める。 (15)明細書第22頁第16行目の「フェライト系P
−3n系」を「フェライト系、P−3n系Jに改める。 (16)明細書第29頁第2行目および188行目「n
−ブテン」をそれぞれrn−ブテン類」に改める。 以上 (3) 特許請求の範囲 (1)少なくともn−ブテン月を含有した炭素数4(C
4)の炭化水素留分(D留分)を抽出蒸留塔(B塔)に
供給し、選択溶剤の雰囲気下で蒸留を行い、塔頂からは
炭化水素成分としてC+パラフィン類を主成分とした留
分を得、後記するG留分の供給段の上側でかつ選択溶剤
供給段の下側の間の段から炭化水素成分として主に04
オレフイン類を含んだ留分を側流として抜き出し、該留
分をi−ブテン除去工程(F工程)に供給して実質的に
i−ブテンを除いてn−ブテン■を主成分とした留分を
得、該留分を脱水素または酸化脱水素工程(A工程)に
供給して、n−ブテン苅を1゜3−ブタジェンに変化せ
しめ、かくして得られた1、3−ブタジェンを含有する
C4炭化水素留分(G留分)を、単独で又は前記り留分
とあわせて前記B塔に供給し、該塔の塔底から炭化水素
成分として主に1.3−ブタジェンからなり、さらに選
択溶剤を含んだ留分を抜き出し、該留分から1゜3−ブ
タジェンを分離することを特徴とする改良(4) された1、3−ブタジェンの製造方法。 (2、特許請求の範囲第1項において、炭化水素成分と
して主に04オレフイン類を含んだ留分を側流として抜
き出し、前記F工程に供給するにあたり、抜き出した側
流を別の蒸留塔(E塔)の塔底部に供給し、E塔の塔頂
留分として主としてC4オレフイン類がさらに濃縮され
た炭化水素留分を得て、F工程に供給すると同時にE塔
の塔底留分をB塔の前記側流を抜き出した段の近傍段に
戻すことを特徴とする1、3−ブタジェンの製造方法。 (5) 273−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくともループテンを含有した炭素数4 (C
    4)の炭化水素留分(D留分)を抽出蒸留塔(B塔)に
    供給し、選択溶剤の雰囲気下で蒸留を行い、塔頂からは
    炭化水素成分としてC4パラフィン類を主成分とした留
    分を得、後記するG留分の供給段の上側でかつ選択溶剤
    供給段の下側の間の段から炭化水素成分として主にC4
    オレフイン類を含んだ留分を側流として抜き出し、該留
    分をt−ブテン除去工程(F工程)に供給して実質的に
    i−ブテンを除いてループテンを主成分とした留分を得
    、該留分を脱水素または酸化脱水素工程(人工程)に供
    給して、ループテンを1.3−ブタジェンに変化せしめ
    、かくして得られた1、3−ブタジェンを含有するC4
    炭化水素留分(G留分)を、単独で又は前記り留分とあ
    わせて前記B塔に供給し、該塔の塔底から炭化水素成分
    として主に1,3−ブタジェンからなシ、さらに選択溶
    剤を含んだ留分を抜き出し、該留分から1.3−プタジ
    エ/を分離することを特徴とする改良された1、3−ブ
    タジェンの製造方法。 (2、特許請求の範囲第1項において、炭化水素成分と
    して主にC4オレフイン類を含んだ留分を側流と□して
    抜き出し、前記F工程に供給するにあた如、抜き出した
    側流を別の蒸留塔(E塔)の塔底部に供給し、E塔の塔
    頂留分として主としてC4オレフイン類がさらに濃縮さ
    れた炭化水素留分を得て、F工程に供給すると同時にE
    塔の塔底留分をB塔の前記側流を抜き出した段の近傍段
    に戻すことを特徴とする1、3−ブタジェンの製造方法
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