JPS5914933Y2 - テ−プ走行装置におけるモ−タ回路 - Google Patents

テ−プ走行装置におけるモ−タ回路

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JPS5914933Y2
JPS5914933Y2 JP13894577U JP13894577U JPS5914933Y2 JP S5914933 Y2 JPS5914933 Y2 JP S5914933Y2 JP 13894577 U JP13894577 U JP 13894577U JP 13894577 U JP13894577 U JP 13894577U JP S5914933 Y2 JPS5914933 Y2 JP S5914933Y2
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tape
circuit
transistor
power
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JP13894577U
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斉 坂本
一博 高野
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ソニー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、一方のリールからテープを繰出しつつ他方の
リールにこの繰出されたテープを順次巻取るように構成
され、これら一対のリールがそれぞれ個別の一対のモー
タによって駆動されるようにしたテープレコーダ、VT
R1映写機等のテープ走行装置におけるモータ回路に関
するものである。
従来から知られているように、VTR、テープレコーダ
等においては、磁気テープを走行または停止させるため
に、テープ駆動用モータ(以下において単にモータと称
する)とブレーキ用プランジャーとが使用されることが
ある。
またこの場合、VTRの一例について述べると、磁気テ
ープ供給用りアル(以下において単に供給リールと称す
る)と磁気テープ巻取用リール(以下において単に巻取
リールと称する)とが、それぞれ個別に設けられた第1
及び第2のモータに直結されて回転駆動されるように構
成されたものがある。
そして、この種VTRにおいては、記録モード、再生モ
ード、早送りモード、巻戻しモード等のそれぞれのモー
ドから停止モードに切換えると、停止釦と連動するスイ
ッチによって、これら第1及び第2のモー夕に供給され
ていた電源が遮断されるようになっている。
この場合、テープ巻取り側のモータである第2のモータ
は回転ヘッドドラム等から受けるテープの摩擦力のため
に比較的速やかにその回転を停止する。
しカルテープ供給側のモータである第1のモータは電源
の遮断と同時にその回転を停止するのではなく、電源が
遮断された後もリール台等の慣性及び自己の慣性によっ
て少しの間は回転しようとする。
故にこの慣性による回転を放置しておくと、当然のこと
ながら、供給リールもテープの繰出し方向に回転するの
で、供給リールからテープが繰出されてテープにたるみ
を生ずる。
なお、上述した磁気テープのたるみは、磁気テープが損
傷する一因となるものであるので、この磁気テープのた
るみを防止するために、上述したブレーキ用プランジャ
ーが使用される。
次にこのブレーキ用プランジャーの動作について述べる
と、上記第1及び第2のモータが回転している間、この
ブレーキ用プランジャーも通電されている。
従って、プランジャーロッドはいわゆる往動状態となり
、この間上記第1及び第2のモータにブレーキがかから
ないように構成されている。
ところが、上述の如く停止モードに切換えられると、ブ
レーキ用プランジャーに供給されていた電源も遮断され
る。
この結果、上記プランジャーロッドはいわゆる復動状態
になるので、バンドブレーキ等がそれぞれのリニル台に
作用して、これらのリール台、ひいては上記第1及び第
2のモータにブレーキ、即ち制動がかけられる。
従って、停止モードに切換えられると同時に、上記第1
及び第2のモータが急停止することになり、この場合に
は、上述の如き磁気テープのたるみは発生しない。
しかしながら、この様な方法では、停止モード以外のす
べてのモードにおいて、ブレーキ用プランジャーに通電
しておかなければならないので、ブレーキ用プランジャ
ーによる電力消費が多く、甚だ不経済である。
このような問題に鑑み、上記ブレーキ用プランジャーと
してキープ型のプランジャーを使用することが考えられ
る。
このキープ型プランジャーは、ソレノイドコイルに所定
の極性の電流を瞬間的に通電するとプランジャーロッド
が往動し、その往動位置において永久磁石によって半固
定状態に保持されるものである。
従って、ソレノイドコイルに常時通電する必要はなく、
消費電力が少ない点では好ましいものである。
しかし、プランジャーロッドを復動させるには、ソレノ
イドコイルに往動時とは逆極性の電流を瞬間的に通電さ
せなければならない。
従って、VTRが単に停止モードに切換えられてモータ
に供給される電源が遮断された場合には、ソレノイドコ
イルに上記復動電流を流し得るので、モータにブレーキ
をかけることも可能である。
ところが、例えばVTR全体の電源スィッチのオフ、停
電等によって、VTR全体に電源を供給し得ない場合に
は、ソレノイドコイルに復動電流を流すことが出来ず、
従ってこの場合にはモータにブレーキ・をかけることも
出来ない。
故に、キープ型プランジャーを用いたVTRにおいては
、VTRが動作中にVTR全体の電源スィッチがオフに
なったり、或はまた停電が発生したりすると、上述の慣
性による上記第1のモータ、即ちテープ供給側のモータ
の回転によって、磁気テープにたるみが発生し易いとい
う欠陥がある。
本考案は上述の如き欠陥を是正すべく考案されたもので
あって、一方のリールからテープを繰出しつつ他方のリ
ールにこの繰出されたテープを順次巻取るように構成さ
れ、これら一対のリールがそれぞれ個別の一対のモータ
によって駆動されるようにしたテープ走行装置において
、前記一対のモータのうちの一方のモータとこの一方の
モータの速度制御回路との直列回路と、前記一対のモー
タのうちの他方のモータとこの他方のモータの速度制御
回路との直列回路とを電源の両端子間に接続し、前記一
方のモータと前記一方のモータの速度制御回路との接続
点と、前記他方のモータと前記他方のモータの速度制御
回路との接続点とに第1および第2のダイオードの一端
をそれぞれ接続し、この際、前記一方のモータと前記他
方のモータとのうちのいずれのモータがテープ繰出し側
モータとなってもこの繰出し側モータに誘起される逆起
電力に対して前記第1および第2のダイオードが導通方
向となるように構威し、前記第1および第2のダイオー
ドの他端を第1のトランジスタを介して前記一方のモー
タおよび前記他方のモータの電源側の一端に接続し、前
記電源の両端子間に第1の抵抗と第2の抵抗との直列回
路を接続し、これら第1の抵抗と第2の抵抗との接続点
の電位を検出して前記電源が遮断されたとき前記第1の
トランジスタを前記逆起電力により導通するように制御
するトランジスタ回路を設け、前記電源が遮断されたと
き前記逆起電力による制動電流が前記第1のダイオード
あるいは第2のダイオードと前記第1のトランジスタと
を介して流れることにより前記繰出し側モータとなる前
記一方のモータあるいは前記他方のモータに制動がかけ
られるように構成したことを特徴とするモータ回路に係
わるものである。
このように構成することによって、テープ走行装置の操
作ボタンを操作してモータの電源スィッチをオフにした
場合は素より、コンセントが引き抜かれて装置全体の電
源がオフ状態に切換えられたり、或はまた停電になった
場合にも、そのテープ繰出し方向への繰出し側モータの
回転を迅速かつ確実に停止させることが出来、これによ
って、テープ繰出し側のリールからテープが繰出されて
テープにたるみの生ずる恐れがなく、また無駄な消費電
力を殆んど必要としないようにしている。
次に本考案をVTRに適用した一実施例を第1図〜第3
図にもとづき説明する。
なお、以下に述べるVTRにおいては、供給側及び巻取
側のリール台及びモータのブレーキ用として、キープ型
プランジャーが使用されているものとする。
第1図は本考案の動作原理を説明するための回路図であ
る。
1,2は供給リール台及び巻取リール台を夫々駆動する
ためにこれらに夫々直結されたモータであり、3a、3
bはモータ1の入力端子、4a、4bはモータ2の入力
端子である。
そして、モータ1の一対の入力端子3a、3bには、電
源スィッチSW1を介して直流電源V0が接続され、こ
れと同様にモータ2の一対の入力端子4a。
4bには、電源スィッチSW2を介して直流電源V2が
接続されている。
なお5,6は供給リール台及び巻取リール台にそれぞれ
係合している供給リール及び巻取リールであり、7は磁
気テープ、8は回転ヘッドドラムである。
次いで、モータ1,2の回転動作について述べるが、こ
こで説明の便宜上、リール5,6間に磁気テープ7が掛
は渡されていない場合におけるモータ1,2の回転方向
について述べる。
先ずモータ1について述べると、電源スィッチSW1が
オン状態のとき、このモータ1は第1図の矢印A方向に
回転するようになっている。
また、モータ2について述べると、電源スィッチSW2
がオン状態のとき、このモータ2は第1図の矢印B方向
に回転するようになっている。
即ち、モータ1,2のそれぞれに直流電源■1.V2に
よって電源電圧を供給することによって、これらモータ
1,2の回転方向は互いに逆方向になる。
この場合、テープを走行させたい方向に応じてモータ1
及び2のうちの一方の駆動トルクが他方の駆動トルクに
較べて充分小さくなるようにしている。
磁気テープ7が所定の方向に走行しかつこの磁気テープ
7にバックテンションが与えられて所定のテープテンシ
ョンとなるようにするためである。
次にリール5,6間に磁気テープ7が掛は渡された場合
におけるモータ1,2の回転方向を説明する。
先ず磁気テープ7が第1図の矢印C方向に走行する場合
について述べると、この場合には、第2図に示す後述の
速度制御回路11.12の動作によって、モータ1は第
1図矢印穴方向に低トルクで駆動されようとし、またモ
ータ2は第1図矢印B方向に高トルクで駆動されようと
する。
この結果、モータ1は磁気テープ7、供給リール5及び
供給リール台をそれぞれ介してモータ2に引張られるよ
うになり、このためモータ1はモータ2と同一方向(即
ち、矢印Aとは反対の方向)に回転する。
そして、モータ1はモータ2に対して機械的負荷となっ
て磁気テープ7にバックテンションを与えるので、磁気
テープ7は常に所定のテープテンションを保持しつつ矢
印C方向に走行するようになる。
一方、磁気テープ7を矢印り方向に走行させる場合には
、後述の速度制御回路11.12の動作によって、モー
タ1は矢印A方向に高トルクで駆動されようとし、また
モータ2は矢印B方向に低トルクで駆動されようとする
この結果、モータ2は磁気テープ7、巻取リール6及び
巻取リール台をそれぞれ介してモータ1に引張られるよ
うになり、このためモータ2はモータ1と同一方向に回
転する。
故に、モータ2はモータ1に対し機械的負荷となって磁
気テープ7にバックテンションを与えるので、磁気テー
プ7は所定のテープテンションを保持しつつ矢印り方向
に走行するようになる。
ところで、磁気テープ7が例えば矢印C方向に走行して
いるとき、電源スィッチSW1.SW2が同時にオフ状
態に切換えられると、モータ1,2、リール台及びリー
ル5,6はそれぞれ慣性によって回転しようとする。
しかるに、巻取側であるモータ2側についてみると、磁
気テープ7と回転記録ヘッド8の外周面との接触抵抗が
大きいので、これが制動力となってモータ2側はリール
台及びリール6を含めて短時間のうちに停止状態になる
一方、モータ1イ剛こついてみると、これには制動力と
して作用するものがないので、モータ1、リール台及び
リール5が自己の慣性によって磁気テープ7の走行を助
勢する方向(即ち、矢印Aとは反対の方向)に回転する
:。
・この結果、供給り−ル5と回転記録ヘッド8との間で
、磁気テープ7がたるむことになる。
ここで電源スィッチSW1.SW2がオフ状態に切換え
られたときの入力端子3a、 3b、 4at4b
の端子電圧について述べる。
先ず入力端子3a、3bについてみると、入力端子3b
の端子電圧はその慣性により回転するモータ1で発生す
る起電力によって正極性になり、また入力端子3aの端
子電圧は上記起電力によって負極性になる。
故に上記起電圧の極性はモータ1に供給されていた直流
電源v1の極性とは逆になる。
この現象は、モータ1が直流電源v1によって矢印A方
向に駆動されようとしているのに、上述の如く矢印A方
向とは反対の方向に回転しているためである。
方、入力端子4a、4bについてみると、モータ2が仮
にその慣性により回転し続けるとすれば、入力端子4a
の端子電圧はモータ2で発生する起電力によって正極性
になり、また入力端子4bの端子電圧はモータ2で発生
する起電力によって負極性になる。
即ち、この場合にはモータ2の回転方向が直流電源によ
る駆動方向と同一であるので、上記起電力の極性はモー
タ2に供給されていた直流電源V2の極性と同一になる
しかしこの場合、既述のように、モータ2は電源スィッ
チSW1゜SW2がオフ状態に切換えられた直後に停止
するから、この時には上述の起電力は実質的には生じて
いないと見なすことが出来る。
そして、磁気テープ7が上述の場合とは逆に矢印り方向
に走行している場合には、モータ1の回転方向は既述の
如く矢印A方向であり、モータ2は矢印B方向とは反対
方向に回転する。
従って、この状態で電源スィッチSW1.SW2をオフ
状態にすれば、入力端子3a、3bの端子電圧は上述の
如く入力端子3aが正極性になり、入力端子3bが負極
性になる。
また、入力端子4a、4bの端子電圧は、入力端子4a
の端子電圧が負極性になり、入力端子4bが正極性にな
る。
次いで、上述した入力端子3a〜4bのそれぞれの端子
電圧の減衰状態について述べる。
先ず磁気テープ7が矢印C方向に走行していた状態で、
電源スィッチSW1.SW2をオフ状態にした場合には
、モータ2は上述の如くただちに停止するので、入力端
子4a、4b間の起電圧もモータ2の回転停止にはパ同
期して零になる。
一方、モータ1は上述の如く慣性によって回転するので
入力端子3a、3b間の起電圧はモータ1が回転停止に
なるまで零にはならない。
ところで、入力端子3a、3b間を低インピーダンスで
接続すれば、入力端子3bからこの低インピーダンス回
路、入力端子3a及びモータ1を通って放電電流が流れ
る。
そして、この放電電流の流れる方向は、モータ1に直流
電源■1が供給されていたときの電流方向と同一である
従って、上記放電電流によってモータ1は矢印A方向の
駆動トルクを与えられる。
しかしながら、モータ1は既述の如く矢印A方向とは反
対方向に慣性によって回転しているので、上記放電電流
にもとづく駆動トルクによってモータ1の矢印A方向に
回転することはなく、上記慣性による回転を弱めるよう
に作用する。
即ち、上記放電電流によって発生する駆動トルクは、上
記慣性にもとづく回転に対して制動力となってモータ1
は急停止するので、上記放電電流はモータ1の制動電流
として働く。
この結果、モータ1と一体に回転する供給リール台及び
供給リール5も速やかに停止状態になるので、供給リー
ル5と回転記録ヘッド8との間で、磁気テープ7がたる
むようなことがない。
一方、磁気テープ7が矢印り方向に走行していた状態で
、電源スィッチSW□、SW2をオフ状態に切換えた場
合には、モータ1は上述したモータ2と同様にた)゛ち
に停止するので゛、入力端子3a。
3b間の起電圧もモータ1の回転停止にはパ同期して零
になる。
そして、モータ2については、人刃端子4a、4b間を
低インピーダンスで接続することによって、上述したモ
ータ1の場合と同様に、このモータ2に制動力を与える
ことができる。
従って、磁気テープ7が矢印り方向に走行していた状態
で、電源スィッチSW1.SW2をオフ状態に切換えて
も、巻取リール6と回転記録ヘッド8との間で、磁気テ
ープ7がたるむようなことがない。
以上の如く、磁気テープ7の走行方向に応じて、モータ
1又は2で発生する起電圧を放電させることによって、
モータ1,2を停止状態に切換えたときに発生する磁気
テープ7のたるみを防止することが出来る。
次に、起電圧を瞬間的に放電させてモータ1又は2を急
停止させ得るように構成した本考案によるVTRのモー
タ回路を第2図及び第3図にもとづき説明する。
第2図はモータ回路の回路構成を示す回路図であって、
直流電源V。
の負極性側はこの回路の基準電位であるアースラインE
に接続され、正極性側は電源スィッチ13の一端に接続
されている。
なお、電源スィッチ13は停止釦(図示せず)と連動し
てオフ状態に切換えられるが、停止モード以外の各モー
ドの場合にはそれぞれの操作釦(図示せず)と連動して
オン状態に切換えられるようになっている。
ダイオードD1は逆流防止用のものであって、電源スィ
ッチ13がオン状態の場合にはオフ状態であるが、電源
スィッチ13がオフ状態に切換えられると、モータ1又
は2から発生する起電圧によってオン状態になり、この
起電圧を放電するのに役立つ。
また、抵抗R1,R2はトランジスタQ1のベース電圧
を決定するためのものである。
そして、トランジスタQ1は電源スィッチ13がオン状
態のとき、後述のトランジスタQ、 、 Q、をオフ状
態に保持するためのものである。
またトランジスタQ2.Q3はダイオードD2.D3と
ともに、モータ1又は2に発生した起電圧を放電させる
ためのものである。
速度制御回路11.12はモータ1,2の回転速度を制
御するものである。
一方の速度制御回路11は巻戻しモードのときにモータ
1を第1図の矢印A方向に高速回転させる。
また他方の速度制御回路12は早送りモードのときにモ
ータ2を第1図の矢印B方向に高速回転させる。
更に、速度制御回路12は、記録モード及び再生モード
の場合には、早送りモードの場合よりも低い回転速度で
モータ2を回転させる。
次いで上述の如く構成された第2図に示すモータ回路の
回路動作を述べる。
先ずVTRが早送りモードに選定され、電源スィッチ1
3がオン状態に切換えられた場合の回路動作を述べる。
なお、モータ回路は、電源スィッチ13がオン状態の場
合には、モータ1,20回転速度に関連した回路動作を
除いて、選定されたモードの如何にかかわらず同一の回
路動作を行う。
そして、電源スィッチ13がオン状態に切換えられるこ
とによって、モータ1,2のそれぞれの入力端子3a、
4aには、正極性の直流電源V。
が供給される。
次いで、モータ1を流れる電流■1の電流量は速度制御
回路11によって制御され、モータ2を流れる電流I2
の電流量は速度制御回路12によって制御され、このた
めにこれらのモータ1,2はそれぞれ各モードに応じた
所定の状態で回転する。
そして、磁気テープ7はモータ1,2の回転にともない
、上述の早送りモードにおいては第1図の矢印C方向に
高速走行する。
この際、トランジスタQ、、Q2のコレクタには、入力
端子3b、4bの端子電圧が抵抗R3,R4を介して供
給され、更にトランジスタQ3のエミッタにも上記端子
電圧が供給される。
これと同時に、トランジスタQ1のベースには、抵抗R
,,R2を介してベース電圧が供給される。
従って、トランジスタQ1がオン状態になり、抵抗R3
→トランジスタQ1→アースラインEを通って電流が流
れ、抵抗R3の両端間の電圧降下分によって、トランジ
スタQ1のコレクタ電圧が低下する。
これは言い換えれば、トランジスタQ2のベース電圧が
低下することであるから、このベース電圧とエミッタ電
圧とかはパ同電位になり、トランジスタQ2はオフ状態
になる。
故に、抵抗R4からトランジスタQ2を介してアースラ
インEに流れる電流はなく、抵抗R4の両端間に電圧降
下分が発生しない。
これは第2図から明らかなように、トランジスタQ3の
ベース電圧が、そのエミッタ電圧とはパ同一であること
を意味するから、このトランジスタQ3もオフ状態にな
る。
ところで、上記抵抗R3としては、100にΩ以上の高
抵抗が使用されている。
従って、この抵抗R3を流れる電流は、モータ1,2を
流れる電流11.■2に比較して極端に少なく、殆んど
流れないと見做し得るほど少量である。
故に、上述したモータ回路において、電源スィッチ13
がオン状態のときにモータ1,2以外で消費される消費
電力は実質的には抵抗R□を流れる電流によるものだけ
である。
ここで、抵抗R1を流れる電流による消費電力は、 Vo(Vo−■BE1)/R1・・・・・・(1)で求
められる。
但し、(1)式において、Voは直流電源、vBElは
トランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧、R1は抵
抗である。
そして、(1)式から明らかなように、モータ1,2が
回転しているとき、モータ回路の無駄な消費電力は極め
て少なく、従来から使用されている通常のブレーキ用プ
ランジャーの消費電力に比較すると著しく経済的である
次にVTRが早送りモードなどにあるときに、VTR全
体の電源スィッチがオフ状態に切換えられるか、或はま
た停電になったりして、VTR全体に電源が供給されな
くなった場合のモータ回路の回路動作を説明する。
この状態は、第2図に示す回路においては、電源スィッ
チ13がオフ状態に切換られたのと同等の状態であるか
ら、モータ1,2に電源が供給されなくなって電流11
.I2が零になり、また速度制御回路11.12も非動
作状態になる。
これと同時に、トランジスタQ1のベース電圧も供給さ
れなくなるので、このトランジスタQ1はオフ状態にな
る。
従って、電源スィッチ13がオフ状態に切換えられたと
き、第2図に示すモータ回路は、第3図に示すような等
他回路に書き表わすことが出来る。
以下、第3図にもとづきこの状態における回路動作を述
べると、入力端子3bの端子電圧は既述の起電圧にもと
づき正極性になり、入力端子4bの端子電圧はモータ2
の回転停止にともなってほぼ零になる。
従ってこの場合には、入力端子3bの正極性の端子電圧
がトランジスタQ2.Q3に供給される。
そしてこの正極性の起電圧にもとづき、抵抗R3を介し
てトランジスタQ2にベース電圧が供給され、抵抗R4
を介してコレクタ電圧が供給される。
この結果、そのエミッタをアースラインEに接続されて
いるトランジスタQ2がオン状態になり、入力端子3b
→ダイオードD2→抵抗R4→トランジスタQ2→ダイ
オードD1→入力端子3aを通る第1の放電回路が形成
され、これに第1次の放電電流が流れる。
そして、第1次の放電電流が流れることによって、抵抗
R4の両端間に電圧降下が生じるので、トランジスタQ
3のベース電圧は、そのエミッタ電圧に比較して上記電
圧降下分だけ低下したことになり、このためにこのトラ
ンジスタQ3もオン状態になる。
この結果、入力端子3b→ダイオードD2→トランジス
タQ3→入力端子3aを通る第2の放電回路が形成され
、これに第2次の放電電流が流れる。
なおこれら第1及び第2の放電回路は何れも既述の低イ
ンピーダンス回路に相当するが、第1の放電回路のイン
ピーダンスと第2の放電回路のインピーダンスとを比較
すると、第2の放電回路の方がより低インピーダンスで
あることは明らかである。
従って、モータ1で発生した起電圧は、殆んどこの第2
の放電回路を介して瞬間的に放電される。
故に、このときの放電電流が大きくなり、このためモー
タ1に強力な制動力が与えられる。
従って、モータ1が慣性によって回転することは殆んど
なく、磁気テープ7のたるみを未然に防止することが可
能になる。
一方、VTRが巻戻しモードに選定されて、磁気テープ
7が矢印り方向に走行している状態で停止モードに切換
えられると、上述したモータ回路は入力端子4bの端子
電圧にもとづき動作するようになる。
この場合、トランジスタQ2等によって形成される第1
の放電回路と、トランジスタQ3等によって構成される
第2の放電回路はそれぞれ上述の場合と同様に動作する
従って、電源スィッチ13がオフ状態に切換えられると
殆んど同時に、モータ2には強力な制動力が与えられる
ので、このモータ2が慣性によって回転することは殆ん
どなく、磁気テープ7のたるみを未然に防止することが
可能になる。
このように、第2図及び第3図に示すモータ回路によれ
ば、磁気テープ7の走行方向に応じてモータ1又は2を
選択的に制動することが出来る。
従って、VTR全体の電源スィッチがオフに切換えられ
たり、或はまた停電したりしてキープ型プランジャが動
作し得ないときにも、テープ7の走行方向の如何にかか
わらず、磁気テープ7がたるむようなことが殆んどない
なお、上述の実施例においては、本考案をVTRに適用
した一例を述べたが、これに限定されることなく、例え
ばオーディオ用テープレコーダに適用してもよいことは
勿論である。
また上述の実施例においては、既述の低インピーダンス
回路に相当する第1及び第2の放電回路がモータ1又は
2の端子間に生ずる起電力によってオン状態となるよう
にした。
しかし電源が遮断された時にオン状態となればよいので
、例えば電源供給時にはリレーによってオフ状態に保持
され、電源遮断時にはオン状態に復帰するリレースイッ
チを低インピーダンス回路中に介在させるようにしても
よい。
また上述の実施例において(よ、テープを繰出す側のモ
ータがテープにバックテンションを附与する方向に電源
電圧によって駆動トルクを附与されるようにしたが、こ
れとは逆にテープの繰出し方向に駆動トルクを附与され
るようになっていてもよい。
この場合、モータ1又は2の端子をテープの走行方向に
応じて直流電源■。
に対して切換え接続する必要があるが、何れの場合にも
モータ1゜2の共通接続部分には同極性の起電力が生ず
ることになるので、これら双方の起電力によってモータ
1,2の双方に制動力を与えるようにしてもよい。
本考案は上述の如く、そのテープ繰出し方向への回転に
より繰出し側モータに生ずる起電力に少くとも応じた制
動電流によって、繰出し側モータがそのテープ繰出し方
向への回転を制動されるようにした。
故に電源が遮断された場合、そのテープ繰出し方向への
繰出し側モータの回転を迅速かつ確実に停止させること
が出来、このためにテープ繰出し側のリールからテープ
が繰出されてテープにたるみの生ずる恐れがない。
しかも電源の両端子間に接続された第1及び第2の抵抗
の接続点の電位を検出して、電源が遮断されたときに第
1のトランジスタを繰出し側モータに誘起される逆起電
力により導通するように制御するトランジスタ回路を設
けた。
故にテープ走行装置の操作ボタンを操作してモータの電
源スィッチをオフにした場合は素より、コンセントが引
き抜かれて装置全体の電源がオフ状態に切換えられたり
、或はまた停電になった場合にも、上述の電源遮断の場
合の動作が良好に行われる。
またモータに電源が供給されてモータが回転駆動してい
る状態においては、第1および第2のダイオードと第1
のトランジスタとを接続してなる低インピーダンス回路
がオフ状態となるようにしたので、その低インピーダン
ス回路を流れる無駄な消費電力を殆んど必要としない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の動作原理を説明するための回路図、第
2図は本考案によるVTRのモータ回路の回路構成を示
す回路図、第3図は第2図に示すモータ回路の制動動作
を説明するための等他回路図である。 なお図面に用いられている符号において、1゜2はモー
タ、Ql、Q2.Q3はトランジスタ、Dl。 D2.D3はダイオードである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方のリールからテープを繰出しつつ他方のリールにこ
    の繰出されたテープを順次巻取るように構成され、これ
    ら一対のリールがそれぞれ個別の一対のモータによって
    駆動されるようにしたテープ走行装置において、前記一
    対のモータのうちの一方のモータとこの一方のモータの
    速度制御回路との直列回路と、前記一対のモータのうち
    の他方のモータとこの他方のモータの速度制御回路との
    直列回路とを電源の両端子間に接続し、前記一方のモー
    タと前記一方のモータの速度制御回路との接続点と、前
    記他方のモータと前記他方のモータの速度制御回路との
    接続点とに第1および第2のダイオードの一端をそれぞ
    れ接続し、この際、前記一方のモータと前記他方のモー
    タとのうちのいずれのモータがテープ繰出し側モータと
    なってもこの繰出し側モータに誘起される逆起電力に対
    して前記第1および第2のダイオードが導通方向となる
    ように構成し、前記第1および第2のダイオードの他端
    を第1のトランジスタを介して前記一方のモータおよび
    前記他方のモータの電源側の一端に接続し、前記電源の
    両端子間に第1の抵抗と第2の抵抗との直列回路を接続
    し、これら第1の抵抗と第2の抵抗との接続点の電位を
    検出して前記電源が遮断されたとき前記第1のトランジ
    スタを前記逆起電力により導通するように制御するトラ
    ンジスタ回路を設け、前記電源が遮断されたとき前記逆
    起電力による制動電流が前記第1のダイオードあるいは
    第2のダイオードと前記第1のトランジスタとを介して
    流れることにより前記繰出し側モータとなる前記一方の
    モータあるいは前記他方のモータに制動がかけられるよ
    うに構成したことを特徴とするモータ回路。
JP13894577U 1977-10-17 1977-10-17 テ−プ走行装置におけるモ−タ回路 Expired JPS5914933Y2 (ja)

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