JPS59148798A - ビオチンヌクレオチド誘導体 - Google Patents

ビオチンヌクレオチド誘導体

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JPS59148798A
JPS59148798A JP2251683A JP2251683A JPS59148798A JP S59148798 A JPS59148798 A JP S59148798A JP 2251683 A JP2251683 A JP 2251683A JP 2251683 A JP2251683 A JP 2251683A JP S59148798 A JPS59148798 A JP S59148798A
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健一 三好
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正則 鈴木
Toru Fuwa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
発明の背景 技術分野 本発明は、一般に、ビオチンヌクレオチド誘導体に関す
る。さらに具体的には、本発明は、ヌクレオチドの塩基
以外の部分にビオチンを結合させてなるビオチンヌクレ
オチド誘導体に関する。本発明は、捷た、このようなビ
オチンヌクレオチド誘導体の製造法にも関する。 先行技術 ビオチンはビタミンB複合体の一つであってビタミンH
とも呼ばれ、多くの動植物の生育に必要な物質である。 一方、ビオチンは卵白中のアビジンと強力に相互作用を
行なうことが知られており、その点に着目してビオチン
をその誘導体の形で利用するものとしてたとえばビオチ
ン−アビジン試薬がある。これは、細胞あたりの抗原密
度の測定、ラジオイムノアッセイおよびエンザイムイム
ノアツセイ等の生化学試薬として応用されている。また
、ビオチンと核酸とを結合させた、感染および遺伝疾患
の診断用DNAプローブが開発され(Proc。 Natj、Acad、Sci、USA 78.6633
−6637(1981)  ) 、市販化されるに至っ
ている。このDNAゾローブにおける、ビオチンヌクレ
オチド誘導体の製造は、シチジントリホスフェート(d
CTP)のビオチン誘導体をシチジントリホスフェート
の代わりに使用して酵素的にDNAあるいはRNAを鋳
型にして行なったものである。 しかし、本発明省らの昶るところによれば、このように
して製造されるビオチンヌクレオチド誘導体には下記の
ような問題点がある。 イ、ヌクレオチi″の塩基部分にビオチンを含有するた
め1史用オリゴヌクレオチド固有の融解温度(Tm値)
に変化を生じる。 口、シトシン誘導体の合成が困難である(上記文献より
)。 ノ\ 任意でかつ定められた塩基配列をもつDNAの合
成が困難である。 これらの理由によって、現段階でのビオチン−ヌクレオ
チド銹導体は、その応用範囲が狭く、有用性が限定され
ているのが現状である。 発明の概要 要旨 本発明は上記の点に解決を与えることを目的とし、特定
のオリゴデオキシリボヌクレオチドのヌクレオチド塩基
以外の特定部位にビオチンを結合させてなるビオチンヌ
クレオチド誘導体によってこの目的を達成しようとする
ものである。 従って、本発明によるビオチンヌクレオチド誘導体は下
式〔ν旧で示されるピオチンーオリゴデオキシリボヌク
レオテト°であること、を特徴とするものである。 また、本発明によるビオチンヌクレオチド誘導体の製造
法は、下式[VDで示されるオリゴヌクレオチド誘導体
の末端アミン基にビオチンを結合させて下式〔■〕で示
されるビオチン−オリゴデオキシリボヌクレオチドを得
ること、を特徴とするものである。 /′″\ 〔■〕 〔ただし、mおよびnはそれぞれOまたは任意の自然数
であり、R1は2価の直鎖または分岐鎖の炭化水素残基
であり、Bはヌクレオチドを構成する塩基である(Bが
複数個存在するときは、それらは同一でも異なってもよ
い)。〕 効果 本発明者らの合成したビオチン−オリゴデオキシリボヌ
クレオチドは、前記核酸用非放射性アフイニテイプロー
プの短所を回避することができて、下記のような長所を
もつものである。 イ、ヌクレオチドの塩基部分にビオチンを含有しないの
で融解温度(Tm値)に変化を生じることがなくて安定
である。 口、いかなる塩基配列をもつビオチン−オリゴヌクレオ
チドも合成可能である。 ハ、プローブとして短鎖オリゴマーで十分である。 二、合成が非常に簡単であって、大量合成が可能である
。 ホ、ゾライマ−(鋳型合成の際のDNA断片)としても
利用できる。 このような長所があるところから、本発明によればビオ
チンヌクレオチド誘導体の利用方法の拡大も考えられる
。すなわち、例えば、ビオチン−オリゴヌクレオチドは
非放射性核酸用アフイニテイゾローズとして、あるいは
ゾライマーとして利用可能であることは前記したところ
であ7つて、そり検出方法も抗体による沈降、酵素の活
性測定、アビジン−セファロースによるアフイニテイカ
ラム螢光性染色体による可視化等々、多様であり、また
放射性プローブ(32p)に比べて被曝の危険、コスト
、廃棄物の処理および保存性等の点で有利である。 ビオチンヌク−レオチド誘導体(Vll)本発明による
ビオチンヌクレオチド誘導体は、前記の式(uTI’)
で示されるものである。 シPの3′−および5′−水酸基を除いたデオキシリポ
ヌクレオシド残基を示すのに慣用されているものであっ
て、具体的には下記の構造のものである。 置換基Bはヌクレオチドを構成する塩基を示じぐiA常
はアデニン、チミン、シトシンまたはグアニンである。 化合物IJII:]中にBが複数個存在するときは、そ
れらは同一でも異なってもよい。 mおよびnは、それぞれ0または自然数を示す。 本発明ピオチンオリゴヌクレオチP誘導体の重合度がm
+nで表示されているのは、本発明の好ましい製造法で
重合度がそ几ぞれmおよびnのフラクションを縮合させ
ていることによるものである(詳細後記)。その場合の
mは実用的には0〜6、特に1〜4、nは実用的にはO
〜40、特にO−加、である。 基R1は、化合物[¥fDの核酸部分とビオチン部分と
を連結する二価の直鎖または分岐鎖の炭化水素残基であ
る。これは、特に炭素数2〜20程度の直鎖または分岐
鎖のアルキレン基が適当である。好祉しいR1は、炭素
数2〜6のアルキレン基である。 化合物い’10の合成 一般的説咀 化合物[VIl)、すなわち本発明によるビオチンヌク
レオチド誘導体、は合目的的な任意の方法によって合成
することができる。 一つの好ましい方法は、前記の式〔ν1〕のオリゴヌク
レオチ)4誘導体、すなわちオリゴデオキシヌクレオチ
ドの5′−末端リン酸基に基&1を介して一級アミン基
が導入されたもの、のアミノ基にピオチ/を結合させる
ことからなるものである。 一方、式[VI)の化合物は、オリゴヌクレオチrの合
成および生成オリゴヌクレオチドの5′−水酸基延長上
での一級アミン基の導入からなる方法で合成することが
できる。 第1図は、この好ましい合成法の一例を示すフローチャ
ートである。フローチャート中の記号は、下記の意味を
持つ(その意義ないし詳細は、後記した通りである)。 ROリン酸基を保護する置換基であって、通常オルトク
ロロフェニル基が用いラレる。 R1二価の炭化水素残基である。 R25′−末端水酸基の保護基であって、通常ジメトキ
シトリチル基が用いられる。 R3他のすべての保護基が安定な条件で容易に脱離され
て、リン酸ジエステルを与えることができる+を換基で
あって、通常シアノエチル基が用いられる。 R4アミノ基の保険基であって、通常トリフルオロアセ
チル基が用いられる。 qnより小さい任意の自然数。 m  O’jたけ任意の自然数。 n oおよび任意の自然数。 B 塩基を示す。 B′ 保険された塩基を示すが、通常はR6−ベンゾイ
ルアデニン、N−イソブチリルグアニン、R6−ベンゾ
イルシトシンおよびチミン(すなわち、保護不要)より
選択される。 〆〜[F]スペーサーを介)また担体であって、通常は
下記のものである。 ) CH2N)(COCH2CH2− BIOT’ビメチン活性エステル 一般にオリゴヌクレオチド合成法としては、トリエステ
ル法、ホスファイト法およびそれぞれの固相法および液
相法がある。本発明者らは既に固相法によるオリゴヌク
レオM立しており、化合物〔■〕の合成には本発明者ら
の下記の方法が好ましい。 TetrAhedron Letters 1979+
3635(1979)Nucleic Ac1ds R
e5erch 8+ 5473(1980)Nucle
ic Ac1cls Re5erch 8+ 5491
(1980)Nuclejc Ac1ds Re5er
ch 8+ 5507(1980)Nucleic A
c1ds Re5erch Syrnposium 5
eries7、 281(1980) 1だ、上記で合成したオリゴヌクレオチドの5′−水酸
基にリン酸基を介して一級アミン基を導入する方法すな
わち、化合物[VDの合成法としては、たとえば本発明
者らの%願昭57−138’136号明細畳記載の方法
がある。 化合物〔■〕の合成法をその一実施態様について示せば
、下記のAI)である。すなわち、第1図に示したよう
に、化合物CDの保護基R3を除去したものと化合物〔
I〕の保険基R2を除去したものとを縮合させ、これら
の操作をくり返すととによって、化合物[11D’r合
成する。オリゴヌクレオチド化合物[11Dの合成法は
、上記の通り公知である。 一方、本発明者らの方法(特願昭57−1.38136
号明細書参照)に従って、式〔■〕の化合物を合成する
。すなわち、化合物〔I〕のR2を除去して5′−水酸
基化合物とし、これにリン酸化剤(たとえば、ホスホジ
トリアゾリド、ホスホジクロリドまたはホスホジベンゾ
トリアシリr等)を作用させてリン酸化し、ついでアミ
ン基が保護されているアミノアルコール化合物R2−N
H−R−OH[この化合物はオメガ−アミノアルコール
(NH2−R1−0H)のアミノ基をR2で保険するこ
とにより得ることができる〕を縮合させることにより、
化合物CIVIを得ることができる(詳細は該明細書参
照)。 この化合物〔■〕の保護基R3を除去し、化合物(ll
l)の保護基R2を除去したものと4=編合させて、化
合物〔v、lを合成する。縮合は、化合物〔■〕の合成
の際の縮合と本質的には変らない方法で行なうことがで
きる。 このようにして合成された化合物〔■〕の保護基をすべ
て除去すれば、化合物〔臂〕が得られる。保護基C0R
4基、リン酸トリエステル中のオルト−クロロフェニル
基および塩基部分のアシル基は、0.5Mのテトルメチ
ルグアニジンービリジン−2=カルボアルドキシムのジ
オキザンー水(9: 1゜(v//v))溶液で処理後
、アルカリ処理(濃アンモニア水)を行なうことより除
去される。R4がトリフルオロアセチル基の場合は、ア
ンモニア処理により充分脱離されるが、オルトニトロフ
ェニルスルフェニル基である場合はメルカゾトエタノー
ル処理が必要である。R4として他の保護基を用いた場
合は、オリゴヌクレオチ1部分が安定な条件で、さらに
別の処理を加えることも可能である。 なお、デオキシオリゴリボヌクレオチドの合成法は既に
各種のものが公知であって、保護基のイJ姓類およびそ
の導入ないし除去ならひに縮合その他について上記以外
の詳細は核酸の化学合成に関する成肯や総説たとえば「
ヌクレオシド・ヌクレオチドの合成」 (丸善1977
年)、「核酸有機化学」(化学同人1979年)、「核
酸」(朝食書店1979年)、Tetrahedron
1井、3143 (1978)、有合化、34.723
 (1978)および化学の領域、33.566 (1
979)等を参照することができる。 化合物〔■〕の合成 ビオチン−オリゴデオキシリボヌクレオチド(化合物[
’vll〕)は、上記化合物〔〜II)の5′−末端延
長上の一級アミノ基にビオチンを結合させることによっ
て得ることができる。 両者の結合はビオチンのカルボキシル基と化合物〔■〕
のアミン基との間の脱水によるアミド結合の形成を実現
することのできる任意の方法によって行なうことができ
る。化合物[Vl〕中にビオチンのカルボキシル基との
反応が可能なアミノ基または水改基が存在するときは、
それらを適当に保穫した状態でこの反応を行なうことが
できる。従って、本発明で「式い1〕で示されるオリゴ
ヌクレオチド誘導体の末端アミン基にビオチンを結合さ
せて式〔■〕で示されるビオチン−オリゴヌクレオチド
を得る」という表現は、化合物〔■〕がこのように保護
されている場合をも包含するものである。 1だ、この表現は、ビオチンがその機能的誘導体の形に
ある場合をも包含するものである。ビオチンの機能的誘
導体の具体例は、その酸ハライドまたはその活性エステ
ルである。 このようl−に味でのアミン基とビオチンとの結合を行
なわせる一つの好ましい方法は、アミノ基とビオチン活
性エステルとの反応によることからなるものである。ビ
オチン活性エステルが好ましいのは、一般に、オリゴヌ
クレオチドの塩基部分のアミン基とは反応しないで5′
−水酸基末端延長上の一級アミノ基とのみ選択的に反応
し、しかも反応操作が簡便だからである。「ビオチン活
性エステル」とは他の官能基(通常アミノ基)と反応し
やすいエステル結合を持つビオチン誘導体を意味し、具
体的にはスクシンイミド−、バラニトロフェニル−、ペ
ンシトリアゾリド−12,4,5−トリクロロフェニル
−エステル等がある。前二者が好ましい。 アミノ基とビオチンとの結合全行なわせる他の好ましい
方法の一つは、両者の結合を縮合剤の存在下に行なうこ
とからなるものである。縮合剤とし−ご適当なものの例
を挙げれば、ジシクロヘキシカルボジイミド、カルボニ
ルイミダシーツへ ウッドワード試薬11 K”等があ
る。ジシクロへキシルカルボジイミドが好せしい。 いずれの方法による場合にも、反応方法は合目的的な任
意のものでありうる。所与の反応系に対する具体的な反
応方法は、後記実験例および各種の成沓、たとえば、「
ペゾチド合成」 (丸善1975年)および[タン・ξ
り質の化学IVJ  (1977年)を参照して適当に
定めればよい。 実験例 1)フローチャート 第2図のフローチャートに従って、本発明化合物(同図
の化合物(10)を製造した。 第2図で、記号は次の意味を持つ。 B′ ベンゾイル化アデニ/ B アデニン DMTr ジメトキシトリチル CH2−NHCOCH2C)I2− ROオルトクロロフェニル Et   エチル CE−シアンエチル 2 n′2  12 2)化合物〔■〕(第2図の[相])の合盛実験1−1 ジメトキシトリチルアデノシン/樹脂(Cり ’](樹
脂は相体に過ぎないが、樹脂に担持された目的化合物は
外観的には)射面そのものと変らないので、樹脂に相持
された当該化合物を以下において単に樹脂と呼ぶことに
する) 300mg (0,033mmol)をインプ
ロノぞノール−塩化メチレン(15: 85、V/’V
) g液10m1で3回洗浄後、臭化亜鉛の19、OM
のインクロパノールー塩化メチレン溶液8mlで5分間
ずつ4回反応(脱トリチル化)させて樹脂[(’2))
を得る。樹脂C<Q)3をイソプロノミノール−塩化メ
チレン溶液10m1で3回洗浄し、これにジヌクレオチ
ド[(、J):]1150mg(0,1mmol)のピ
リジン溶液を添加後、共沸させて系を無水とし、メシチ
レンスルホニルニトロトリアゾリド(以下MS NTと
記す) 150mg (0,5mmol)と無水ピリジ
ン2mlとを添加して90分間反応(縮合)させる。反
応後、♂リジンlomlで3回洗浄し、触媒液(約10
mg)のジメチルアミノピリジン(以下DMAP )を
含む無水酢酸−ビリジ7(1:9、ff/V))溶液1
0m1ヲ添加し10分間反応させて未反応5′−水酸基
をアセチル化して保画し、これをピリジンで洗浄して、
化合物〔■’](n=2)を得る。以上のような操作を
6回くり返して、化合物〔(、す](n=12)を得る
。 一方、5′−ヒドロキシ−ジヌクレオチド〔(5)〕8
800mg(0,71mmo f)とオルトクロo 7
1 二)Lzホスホジトリアゾリドとを後者のジオキサ
ン溶液(1,0mmol、 6m1)中で2時間反応さ
せ、続いてトリフルオロアセチル−6−アミンヘキサノ
ール300mg (1,4mmol)および1−メチル
−イミダゾール115mg (1,4mmol)を加え
てさらに2時間反応させる。反応終了後、溶媒を留去し
、残漬をクロロホルムに溶解した後、水、0.5Mリン
酸三水素ナトリウム水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液および5%の塩化ナトリウム水溶液でそれぞれ洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。クロロホルム層を
濃縮後、シリカゲルカラムで精製(溶出液として0〜4
%のメタノール含有クロロホルムを使用)シ、溶出液を
濃縮後インタン中に滴下し粉末状の化合物[(6))を
得る。 上記で合成した化合物〔(す:] (n = 12 )
 i15mL(3,45μmo、l)を前述と同様の方
法で脱トリチル化したもの〔■〕に、化合物((,6)
) 60mg (0,04rn mo l )をトリエ
チルアミン−ピリジン−水(1:3:1、V/V )溶
液3mlで処理(脱シアノエチル化)した化合物[(8
))を加え、無水にしたのち、MSNT50mg(0,
2mmol)およびピリジン1mlを加え90分間反応
(縮合)させ、反応終了後ピリジンおよびメタノールで
洗浄し、乾燥して、完全に保護されたオリゴヌクレオチ
ド誘導体〔■〕を得る。 オリゴヌクレオチド誘導体〔(す) 15 mg f:
0.5Mテトラメチルグアニジン−ピリジン−2−カル
ボアルドキシメイトのジオキサン−水(9:1、(V/
V)溶液200μlを加え、遠沈管中、室温−?l’2
4時間反応させる。反応後、濃アンモニア水(2,5m
1)を加えて密閉し、50′Cで一夜反応させる。 反応終了後、fV5過し、P液を濃縮後、水に溶解させ
てからエーテルで抽出を行なう。水1@を濃縮後、セフ
ァデックスG−50(φ1.5XI20cm、溶出液は
0.05Mの重炭酸トリエチルアンモニウム緩衝液pH
7,5)で脱塩精製しペンタデカアデニル酸誘導体〔θ
ψ〕を得た。 また同様の方法で実験1−2.1−3および1−4のよ
うなオリゴヌクレオチド誘導体を得た。 以上で合成した化合物を第1表に示す。 第1表 ただし、この表でAはアデニン、Tはチミン、Gはグア
ニ/、Cはシトシンを示す。 これら4MmQ化合物の高速液体クロマトグラフィーの
結果を第3図に示す。A−Dは、それぞれ実験1−1〜
1−4の化合物についての図である。 3)ビオチン−ペンタデカアデニル酸〔(す〕の製造実
験2−1 上記実験1−1で合成したペンタデカアデニル酸誘導体
〔(ゆ〕約1.00Dを0.1M炭1#水素ナトリウム
水浴液(pH8,3) 10μlに溶解し、ビオチンス
クシンイくドエステルのジメチルホルムアミド溶液10
 ti 1 (数百倍過剰に相当)を加えて4℃で一夜
または室温で4時間反応させて、ビオチン−ペンタデカ
アデニル酸
〔0〕を合成する。 反応の確認は、高速液体クロマトグラフィーおよび20
チポリアクリルアミドゲル電気泳動で行なった。またそ
の際、反応性の比較のため上記で合成したオリゴヌクレ
オチド〔■〕を脱保護して得た5′−水酸基をもつ化合
物〔◇多〕も同様にビオチンスクシンイミドエステルと
反応させる。 上記実験1−2.1−3および1−4で合成した化合物
〔[相]〕についても実験2−1と同様な操作を行なっ
て各々について化合物〔(D〕を製造する。 寸た、反応の比較のため5′−水酸基をもつ化合物〔(
多〕をも製造し、化合物〔θ秒〕とビオチン活性エステ
ルとを各々反応させる。このときの実験全各々実験2−
2.2−3および2−4とした。 実験2で製造した化合物を第2表に示す。 ただし、この表でAはアデニン、Tはチミン、Gはグア
ニン、Cはシトシンを示す。 以上の結果を第4および5図(高速液体クロマトグラフ
ィーの結果)および嬉6および7図(電気泳動の結果)
に示す。 第4図は高速液体クロマトグラフィーの溶出パターンを
示すものである。図中1は何れも反応前の化合物そのも
のの、2は何れもビオチンと化合物を振付したものの、
3は倒れも化合物とビオチン活性エステルとを反応させ
たもののクロマトグラムである。イは実験2−1で式〔
(多コの化合物、口は実験1−1で式〔(ゆ〕である化
合物、ハは実験2−2で式
〔0〕である化合物、二は実
験1−2で式〔q@〕である化合物について上記のよう
な操作を行なった際のクロマトグラムを示す。なおピー
ク上の数値は保持時間を示す。 第5図は高速液体クロマトグラフィーの浴出ノミターン
を示すものである。図中の1は倒れも反応前の化合物そ
のものの、2は何れもビオチンと化合物を混合したもの
の、3は何れも化合物とビオチン活性エステルとを反応
させたもののクロマトグラムである。ホは実験2−・3
で式〔(オ〕の化合物、へは実験1−3で式〔[相]〕
である化合や、トは実験2−4で式〔(!恥の化合物の
、チは実験1−4で式〔◇φ〕の化合物について上記の
ような操作を行なった際のクロマトグラムを示す。なお
、ピーク上の数値は保持時間を示す。 第6図は電気泳動の結果を示すものである。(a)、<
C)、(e)および(g)は、各々実験2−2の〔0抄
〕、1−2の〔(1−9〕、2−1の〔Q3)〕および
1−1の〔(1ψ〕の化合物の結果を示す。1だ、(b
)、(d)、(f)および(h)は各々実験2−2の〔
O■〕、1−2の〔(Φ〕、2−1の〔0多〕および1
−1の〔(ユ〕の各々の化合物とビオチン活性エステル
とを反応させた後の結果を示す、。 XCはキシレンシアツールの、BPBii;’ロモフェ
ノールズルーのバンドをそれぞれ示し、ともに電気泳動
の標識として用いるものである。なお図中で上がマイナ
ス側、下がプラス側を示す。 第7図は′「d気泳動の結果を示すものである。(j)
。 (1)、(n)および<p)は各々実験1−4の〔[相
]〕、2−4の〔@〕、1−3の〔[相]〕お工び2−
3の
〔0〕の化合物の結果を示す。また、(i)、(k
)、(m)および(0)は各々実験1−4の〔σ◇〕、
2−4の〔σ多〕、1−3の〔[相]〕および2−3の
〔(の〕の各々の化合物とビオチン活性エステルとを反
応させた後の結果を示す。 BPBは上記と同じ意味、また図中で上がマイナス側J
がプラス側を示す。 高速液体クロマトグラフィーによる結果(第4図および
5図)からみれば、弐6つで示される5′−水酸基をも
つ化合物(第4図イー1、第4図)・−1、第5図示−
1および第4図イー1)はビオチンと反応せず(第4図
イ”−3、第4図バー3、第5図ホー3、および第4図
イー1)、終始単一ピークのt’tである。それに対し
てオリゴヌクレオチド誘導体〔式[相]〕はビオチンと
反応させると、高速液体クロマトグラフィーの溶出パタ
ーンに変化が生じて、原料のピーク(第4図ローLi4
図ニー1、第5図へ−1および第5図チー1)はなくな
っており、ビオチン活性エステルと反応して新しい化合
物(第4図ロー3、第4図ニー3、第5図へ−3および
第5図チー3)ができていることがわかる。な廿、第4
〜5し10、二、へおよびチの2はビオチン活性エステ
ルと化合物〔αΦ〕とを混合し、第4〜5図イ、ハ、ホ
およびトの2はビオチン活性エステルと5′−水酸4f
:もつ化合物〔(l珍〕とを混合して実際に行なった反
応の前後の溶出ノミターンと対比させたものであるが、
これらを見比べてみても一級アミン基を有する化合物〔
(ゆ〕はビオチン活性エステルと選択的に反応し、5′
−水酸基をもつ化合物〔(呻〕とは反応していないこと
がわかる。 一方第6図および第7図の′電気泳動の結果から、5′
−水酸基化合物とビオチン活性エステルとの反応を見る
と((a) ・(b)、(e) ・(f)、(k)’−
(1)および(0)・(p)参照)、反応前((a)、
(、)、<1)および(p))の・々ンドの位置と反応
後(b)、(f)、(k)および(0))の・ぐンドの
位置に相違が見られないことより、ビオチンとの反応は
生じていないことがわかる。また、−級アミン基を有す
るオリゴヌクレオチド((C)・(d)、(g)・(h
)、(i)・(j)および(ハ)・(n)参照)とビオ
チン活性エステルとの反応を見ると、反応前((C)、
(g)、(j)および(n))のバンドの位置と反応後
((d)、(h)、(i)および(111))のバンド
の位16とが異なっており、ビオチンと反応しているこ
とがわかる。 以上の結果より、上記で合成した一級アミン基を有する
化合物は、ビオチン活性エステルと選択的に反応してい
るこ/とがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の化合物を合成する方法の一例を示す
フローチャートである。 第2図は、実験例で示した本発明化合物の製造法のフロ
ーチャートである。 第5図示−1は、実験例で示した化合物[VDの高速液
体クロマトグラフィーの結果を示す図である。 第4〜5図は、いずれも高速液体クロマトグラフィーの
溶出)ξターンを示す図である。 第6〜7図は、いずれも電気泳動の結果を示す図である
。 53 図 う氷 ↑矛 B1 間(イδ() 54 図 仔、衿晴間C今) 65 図 −1へ−1トー1       ナー1−2 5 2 510  5+0   5   J: 吸     −2へ−2ト 2          2
左                     72及
  0 8.6 ε 寸 起 く 510  510   5  1匹 F−3−3トー3          ナー39.2 
    11.0 2 56 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1下式[:VIDで示されるビオチンーオリゴデオキシ
    リポヌクレオチPであることを特徴とする、ビオチンヌ
    クレオチド誘導体。 1 〔〜l■〕 〔ただし、mおよびnはそれぞれ0また・は任意の自然
    数であり、R1は2価の直鎖または分岐鎖の炭化水素残
    基であシ、BはヌクレオチPを構成する塩基である(B
    が複数個存在するときは、それらは同一でも異なっても
    よい)。〕・2塩基Bがアデニン、チミン、シトシンお
    よびグアニンからなる群より選ばれたものである、特許
    請求の範囲第1項記載のとオリゴヌクレオチド誘導体。 3R1が炭素数2〜20のぼ鎖または分岐鎖のアルキレ
    ン基である、特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    ビオチンヌクレオチド誘導体。 4 mがOまたは6までの自然数、nが0筐たは40ま
    での自然数である、特許請求の範囲第1〜3項のいずれ
    か一項に記載のビオチンヌクレオチド誘導体。 5下式[VDで示されるオリゴヌクレオチド誘導体の末
    端アミン基にビオチンを結合させて下式〔■〕で示され
    るビオチンーオリゴデオキシリポヌクオチPを得ること
    を特徴とする、ビオチンヌクレオチド誘導体の製造法。 /−\ HN   NH I 〔V旧 6;アミノ基とビオチンとの結合をアミノ基とビオチン
    活性エステルとの反応によって行なう、特許請求の範囲
    第5項記載の方法。 7、ビオチン活性エステルがビオチンスクシンイミトマ
    たハヒオチンー)ぞラニトロフェニルエステルである、
    特許請求の範囲第6項記載の方法。 8、アミン基とビオチンとの結合を縮合剤の作用下に行
    なう、特許請求の範囲第5項記載の製造法。 9、縮合剤がジシクロへキシルカルボジイミドである、
    特許請求の範囲第8項記載の#進法。
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