JPS60166695A - オリゴヌクレオチド誘導体およびその製造法 - Google Patents

オリゴヌクレオチド誘導体およびその製造法

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JPS60166695A
JPS60166695A JP59022475A JP2247584A JPS60166695A JP S60166695 A JPS60166695 A JP S60166695A JP 59022475 A JP59022475 A JP 59022475A JP 2247584 A JP2247584 A JP 2247584A JP S60166695 A JPS60166695 A JP S60166695A
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Kenichi Miyoshi
健一 三好
Minako Yanagiya
柳谷 美奈子
Tatsuro Kawazoe
川副 達朗
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Wakunaga Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
発明の背景 技術分野 本発明は、一般に、新規オリジ誘導体オチド訪導体に関
する。さらに具体的には、本発明は、ヌクレオチドの3
′−末端リン酸基延長上に適度な長さのスペーサーを介
して一級アミン基を導入してなるオリゴヌクレオチド誘
導体に関する。本発明は、また、このようなオリゴヌク
レオチド誘導体の製造法にも関する。 先行技術 近年、核酸の化学合成は新しい保護基の導入あるいはト
リエステル法、ホスファイト法等の新しい縮合法の開発
により飛緬的に進歩している。また、遺伝子工学の急速
な進歩とあいまって、核酸の化学合成がこの分野でも重
要な意義をもつようになってきた。例えば人工遺伝子を
合成し、遺伝子組換え操作を利用して有用物質の産生が
行なわれている(インターフェロン: Nature 
、 281.544(1979)、白血球由来インター
フェロン: Natura。 287.411(1980) )。また、ハイブリッド
法のためのプローブとしての例(Nuel、 Ac1d
s Rea、 9.879(1981) ’)、あるい
はmRNA あるいは一本鎖DNAから逆転写酵素ある
いはDNAポリメラーゼによって、二本鎖DNAを合成
する際に必要な鋳型DNAに相補的なりNA断片(プラ
イマー)として利用する例(Nucl、Ac1ds R
es、 8.4(157(1980) ) 、等の応用
例もある。 (3) このように、核酸の有機化学的合成手段は、生体から単
離できない特殊な配列をもつオリゴヌクレオチドの合成
を可能にし、分子生物学、遺伝子工学等の研究に多大な
寄与をするものである。 本発明者らは現在まで、種々のオリジヌクレオチドの合
成を行なってその応用を検討してきたが、特にアフイニ
テイクロマトグラフイー用樹脂あるいは非放射性アフイ
ニテイゾローブ等を開発すべく鋭意努力を重ねた結果、
これまでにこれらの製造の際に有用な中間体であるオリ
ゴヌクレオチド誘導体を見出した(I¥j願昭57−1
38136号、特願昭58−204304号、%願昭5
8−204305号およびべく鋭意研究を行なった結果
、新たに有用な化合物である3−アミノアルキルオリゴ
ヌクレオチド誘導体を見出した。 要旨 本発明によるオリゴヌクレオチF鰺導体は、下式〔lで
示されるものであること、を特徴とする(4) ものである。 また、本発明による下式〔m〕で示されるオリゴヌクレ
オチド誘導体の製造法は、下式[■′]で示される化合
物の3′−末端延長−ヒのR2,5′−末端のR3基、
塩基部分およびリン酸部分の保護基をすべて除去するこ
と、を特徴とするものである。 〔ただし、pは任意の自然数であり、Roはリン酸基の
保護基であり、R1は二価の直鎖または分岐鎖の炭化水
素残基であり、R2は水素またはアは)基の保護基であ
り、R3基は水素またはヌクレオチドの5′−水酸基の
保護基であり B/はヌクレオチドを構成する塩基であ
って必要に応じて保護されたものであり、Bはヌクレオ
チドを構成する塩基である( BlまたはBおよびRo
が複数個存在するときは、それらは同一でも異なっても
よい)。ただし、式[璽′]で示される化合物は、Ro
、R2、R3およびB′に関してその少なくとも一つに
おいて保護されたものであるとする。] 効果 本発明者らの合成した3′−アミノアルキル−オリゴデ
オキシリボヌクレオチドは、下記(1)〜(3)の5′
−アミノアルキルオリゴヌクレオチド(特願昭58−2
04306号)の特徴に加えて、さらに(4)〜(力の
特徴および利用価値を有するものである。 (1) いかなる塩基配列を有するアフィニティークロ
マトグラフ用オリゴクヌレオチド樹脂や非放射性ハイブ
リダイゼイションプローブも製造スることができる。 (2)合成が非常に簡単であって、大量合成が可能であ
る。 (3)該オリゴヌクレオチドはその中に存在する他の官
能基(水酸基、リン酸基および塩基部分のアミン基など
)よりも反応性が高い一級アミノ基を有するので、反応
条件等の設定により他の化合物を選択的にアミン基部分
と結合させることが可能である。 (4)本発明者らのさきに提案した5′−アはノアルキ
ルーオリゴヌクレオチドと対をなす化合物として、研究
上および応用上型費である。 (5) 5’−末端側が普通のオリゴヌクレオチドと同
様に利用でき、たとえば〔32P〕によりラベル化が可
能である。 (6) 3’−アミノアルキルオリゴヌクレオチドと5
′−アミノアルキル−オリゴヌクレオチドを組み合せて
使用することができる。たとえば標識物質(たとえばビ
オチン、2,4−ジニトロフェニル基など)をそれぞれ
のアミノ誘導体に付加後、リンカ−として天然のI)N
Aに結合させ、それぞれの標識物質の性質を利用して特
定のDNAを分離または検出する。 (力 前記の本発明者らの提案した5′−アミノアルキ
ルオリゴヌクレオチドの合成方法を組み合せることによ
り、本発明オリゴヌクレオチドの(7) 5′−末端にもアミノアルキル基を導入することができ
る。このビス−アミノ誘導体は、標識物質を2倍付加で
きるので、その標識物質による検出感度を倍に高めたり
、異なる標識物質を導入して2つの検出方法を利用でき
るようにすることが可能である。 本発明によるオリゴヌクレオチド誘導体は、前記の式[
111で示されるものである(以下、化合物〔膠〕とい
う)。 式中、記号上は、2′−デオキシリIヌクレオシドの3
′−および5′−水酸基を除いたデオキシリ2ヌクレオ
シド残基を示すのに慣用されているものであって、具体
的には下記の構造のものである。 置換基Bはヌクレオチドを構成する塩基を示し、通常は
アデニン、チミン、シトシ/またはグアニンである。化
合物〔l中にBが複数個存在すると(8) ぎは、それらは同一でも異なってもよい。 pは、自然数を示し、化合物[III]の重合度を示す
ものである。その場合のpは合成及び精製が可能ならば
、いかなる数でもよいが、実用的には1〜40程度、特
に1〜4)程度、である。 基R1は化合物〔lのヌクレオチ1部分の3′−末端リ
ン酸基とアミン部分とを連結する二価の直鎖または分岐
鎖の炭化水素残基である。この部分はヌクレオチド鎖の
延長および脱保穫に影響を及ぼさずかつその条件で安定
であればいかなるものでもよい。特に、炭素数2〜20
程度の直鎖または分岐鎖のアルキレン基が適当である。 化合物[111の合成 一般的説明 化合物〔l、すなわち本発明による3′−アミノアルキ
ルオリゴヌクレオチド、は合目的的な任意の方法によっ
て合成することができる。 一つの好ましい方法は、前記の式〔璽′〕のオリゴヌク
レオチド誘導体、すなわちオリ1ゴデオキシヌクレオチ
ドの3′−末端リン酸基に基R1を介して−級アミノ基
を有し、この−級アミン基、ヌクレオチドの塩基部分お
よびリン酸基部分ならびに5′−末端水酸基のうちの少
な(とも一つが保護されたものであるもの、のすべての
保護基を除去することからなるものである。 一方、式〔■′〕の化合物は、たとえば、3′−末端水
酸基以外が保護されたヌクレオチドとアミノ基が保護さ
れたアミノアルキルアルコールとをリン酸基を介して縮
合させ、必要に応じて鎖長な伸ばす方法によって合成す
ることができる。 第1図は、この好ましい合成法の一例を示すフローチャ
ートである。フローチャート中の記号は、下記の意味を
持つ(その意義ないし詳細は、後記した通りである)。 R0リン酸基を保−する置換基である。 R1二価の直鎮または分岐鎖の炭化水素残基である。 R2水素またはアミノ基の保護基である。 R3水素または5−末端水酸基の保護基である。 mXn、p 任意の自然数 B 塩基 B′ 必要に応じて保護された塩基。通常はR6−ベン
ゾイルアデニン、N−イソブチリルグアニン、φ−ベン
ゾイルシトシンおよびチミン(すなわち保護不要)より
選択される。 x−p−x 二価のリン酸化剤 ■ RO なお、デオキシオリゴリゼヌクレオチドの合成法は既に
各種のものが公知であって、保護基の種類およびその導
入ないし除去ならびに縮合その他について上記以外の詳
細は核酸の化学合成に関する放置や総説、たとえは「ヌ
クレオシP・ヌクレオチドの合成」(丸善1977年)
、[核酸有機化学−1(化学同人1979年)、「核酸
」(朝食書店1979年)、Tetrahedron、
 34 、31(1978) 、有合化、当−、723
(1978)および化学の領域、旦、 566(197
9)等、を8照されたい。 その合成 (11) これらの各式で示される化合物(以下、それぞれ化合物
〔0〕、〔0′〕、rB、[111、および〔田′〕と
いう)は、前記の式で示されるものである。R1は前記
した通りに定義されるものであり、RO1R2およびR
3は、それぞれ水素あるいはリン酸基、−級アミノ基ま
たは37−末端水酸基の保護基であり B/はヌクレオ
チドを構成する塩基であって、必要に応じて保護された
ものである。本発明化合物[111は化合物〔■′〕の
保護基をすべて除去することからなる方法で製造するこ
とが好ましいから、化合物〔y′〕はRo、R2、R3
およびBの少なくとも一つが保護されたものでなければ
ならない。 リン酸基を保護するRoは、オルトクロロフェニル基が
代表的である。−級アミン基を保護するR2は、トリフ
ルオロアセチル基または0−クロロフェニルスルフェニ
ル基が代表的である。5′−末端水酸基を保護するR3
はジメトキシ) IJチル基が代表的である。 mおよびnは合成および精製が可能であるならばいかな
る数でもよいが、実用的には1〜40程度、(12) 特に1〜4)程度、である。m+nは前記したpの定義
を充足するものでなければならない。 なお、二価のリン酸化剤の基Xは、トリアゾールまたは
ベンゾトリアゾールであることが好ましい。 式[■′]で示されている化合物は、式[11〕(m−
1)から出発し、通常用いられる保護ヌクレオチド(化
合物〔0′〕)を順次縮合させることによって合成する
ことができる。 化合物〔■′〕の合成法をその一実施態様(第1図)に
ついて示せば、下記の通りである。まず、第1図におい
て、3′−水酸基化合物[’:O] (m=1 )に二
価のリン酸化剤(たとえば、ホスホジトリアゾリド、ホ
スホジクロリドまたはホスホペンシトリアゾリド等)を
作用させてリン酸化し、ついでアミノ基が保護されてい
るアミノアルコール化合物m(この化合物はアミノアル
キレンアルコール(NH2R10H)のアミン基をR2
で保護することにより得ることができる)を縮合させる
ことにより化合物[1〕(m=1)を得る。 なお、化合物[0]はm 〉1でもありうるが(この化
合物も通常のオリゴヌクレオチド合成法で製造可能)、
所望重合度pを実現するには化合物
〔0〕としてm >
 1のものを用いるよりもm = 1の化合物〔II)
に化合物〔0′〕を1回フ5rいし数回縮合させること
による(詳細後記)方が好ましい。 次に、化合物(111(m=1)に任意の通常の合成に
使用される保循ヌクレオチド(化合物〔0′])を適当
な回数縮合させることにより、目的の鎖長pの化合物〔
■′〕を得ることができる。縮合は縮合剤を用いること
がふつうであって、好ましい縮合剤としてはトリインプ
ロピルベンゼンスルホニルテトラゾリド、メシチレンス
ルホニルテトラゾリドおよびメシチレンスルホニルニト
ロトリアシリr等がある。また縮合はモノマー(n=1
)を順次縮合するよりも実施例に示すように、ブロック
同士の縮合を行なうのが好ましい。これは縮合、回数が
少なくてすむこと、精製が容易なことなどによるもので
ある。なお、反応条件等の詳細は後記実験例を参照され
たい。また、化合物〔■′1の他の合成法をも含めた合
成法の詳細については、同時出願の特許a(1)の明細
書の記載を参照された(1゜ 化合物〔I〕の合成 化合物[1111は、上記化合物〔■′〕の保護基をす
べて除去することによって得ることができる。各保護基
の除去は、所与の保護基の種類および反応1〆1・に応
じて、適当な試薬を用いて適当な順序で行なうことがで
きる。 好ましい方法の一つは、下記の通りである。すなわち、
先ず、リン酸トリエステル中のオルトクロロフェニル基
(RO)および塩基部分のアシル基(R2)は、(1,
5Mのテトラメチルグアニ・クン−ピリジン−2−カル
ボアルドキシムのジオキサン−水(9: 1 (v/v
) )浴液で処理後、アルカリ処理(濃アンモニア水)
を行なうことより除去される。 R2がトリフルオロアセチル基の場合は、これはアンモ
ニア処理によってR2と同時に脱離されるカ、オルトニ
トロフェニルスルフェニル基テアル場合はメルカプトエ
タノール処理が必要である。 (15) R2として他の保護基を用いた場合は、オリげヌクレオ
チド部分が安定な条件で、さらに別の処理を加えること
も可能である。 次に、R3が未だ残った状態の化合物〔■′1をセファ
デックスG−50を用いて一度粗精製する。 これは、R3(・ジメトキシトリチル基)を利用した精
製法を用いるためである。すなわち、逆相カラムによる
HPLCでまずR3をもつオリ♂ヌクレオチドを分離し
、次に80%酢酸によってR3を除去する。これを再度
逆相カラムによるHPLCで精製して、目的の3′−ア
ミノアルキルオリゴヌクレグルミ気泳動などにより精製
することも可能である。 第1図のフローチャートに従って、本発明の化合物〔画
〕を合成した。 第1図で、記号は次の意味をもつ。 (16) B′ ベンゾイル化アデニンまたはチミジンB アデニ
ンまたはチミジン ROオルトクロロフェニル R1ヘキセン R2トリフルオロアセチル R3ジメトキシトリチル R4シアノエチル MSNT メシチレンスルホニルニトロトリアシリ ド 1 x−p−x xはトリアゾールまたはベンゾトリア0R
Oゾール 実施例1−1 ピリジン共沸により無水にした化合物[01(B’=N
−ベンゾイルアデニン、m==1 ) (1,31g。 2mM)にo−クロロフェニルホスホジトリアゾリドの
ジオキサン溶液(7ml、4選、2.8 mM )を加
えて2時間反応させる。薄層クロマトグラフィーにより
反応の完了を確認した後、ピリジン共沸、トルエン共沸
により無水にした化合物[1〕()!Jフルオロアセ、
チル−6−アミンヘキサノール)(640mg 、 3
 mM ’)及び1−メチル−イミダゾール(500m
g、6 mM )を加えて一夜反応させる。 反応終了後、溶媒を留去し、クロロホルムで抽出し、水
、0.5Mリン酸二水素ナトリウム水溶液、飽和炭酸水
素す) IJウム水溶液、および水で順次洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥する。クロロホルムな留去後、シ
リカゲルショートカラム(クロロホルムのメタノール溶
液、0→4%)で精製して、目的の化合物[+1](m
=1)を得る。 収率1,50g、70% この化合物(111(B’=N−ベンゾイルアデニン、
m = 1 ) (500mg 、 0.48 mM 
)を取り、2係−ベンゼンスルホン酸のクロロホルム−
メタノール7 : 3 v/v )溶fi、 (10m
l )中で、室温にて3分間で脱トリチル化する。飽和
炭酸水素ナトリウムおよび水で洗浄後、クロロホルムを
留去する。これに、化合物[: O’TI (B’=N
−ベンゾイルアデニン、n = 2 ) (1,03g
 、 0.72 mM ) をピリジン−トリエチルア
ミン−水(3: 1 : 1 v/v ) 20m1で
室温で11分処理してR3を除去しかつ溶媒を完全に留
去した化合物を加え、共沸させて無水とする。これに無
水ピリジン(5ml) およびメシチレンスルホニルニ
トロトリアゾリド(以下MSNTと記す)(430mg
 、1.44 mM ’) を加えて、2時間反応させ
る。薄層クロマトグラフィーで反応の完了を確認した後
、濃縮する。トルエン共沸によりピリジンを除去したの
ち、2%ベンゼンスルホン酸のクロロホルム−メタノー
ル(7: 3 v/v )溶液処理(6ml、室温、5
分間)して、脱トリチル化する。常法により抽出を行な
い、シリカゲルで精製して、目的の化合物[11”] 
(]B’=N−ベンゾイルアデニンp=3、R3=H)
を得る。 収線410 mg (0,23mM )、48%実施例
1−2 化合物(01(B’=チミン、m:1.1.10g2 
mM )、 ジトリアゾリド浴液(7ml/mM、2.
8mM)、化合物[1]()リフルオロアセチル−6−
アミンヘキサノール、640 mg 3 mM )およ
び1〜メチルイミダゾール(500mg、 6 mM 
)を加え(19) て以下実施例1−1と同様に反応させ、精製して、化合
物口1] (B’=チミン、m = 1 )、1.13
g (60%)を得る。 この化合物[H] (270mg、0,3 rrM )
を同様に脱トリチル化後、脱シアンエチル化した化合物
(0’) (B’=チミン、n=2p、R4= H、5
30mg。 0.44 mM )と無水ピリジン(2ml)中MSN
T(260mg 、 0.88 mM ) を用いて縮
合させる。2チベンゼンスルホン酸により脱トリチル化
後、抽出精製して、目的の化合物〔■′〕(B′=チミ
ン、p=3、R3=H)、230 mg、52%を得る
。 実施例1−3 実施例1−1で合成した化合物[11’) (B’=N
 −ベンゾイルアデニン、m = 3 ) (210m
g 、 0.12mM) および脱シアンエチル化した
化合物〔0′〕(B’=N−ベンゾイル−アデニン、n
=3、R’=H、300mg 10.15 mM ) 
を無水ピリジン2ml中MSNT (220mg 、 
0,75 rrM )を用いて縮合させる。2チベンゼ
ンスルホン酸処理後、精製して、目的のヘキサマー[1
’](B’=N−ぺ/シイルア(20) デニン、p=5、R3=H) 240 mg (59%
)を得る。 実施例1−4 実施例1−2で合成した化合物[111(B’−チミン
、m = 3、R3= H、110mg 、0.075
 mM ) および脱シアンエチル化した化合物[o’
) (B’=チミン、n = 3、R3=H,155m
g 、 0,10 rrM )を無水ピリジン(2ml
)中MSNT (130mg 、 0.45mM ) 
を用いて縮合させる。脱トリチル化後精製して、目的の
ヘキサマー[It’) (B’=チミン、p=(i、R
3=H) 120 mg (52% )を得る。 実施例1−5 5A施例1−3で合成した化合物[n] (B’=N 
−ベンゾイルアデニン、p=5、R” = H1220
mg、(1,(165mM ) および脱シアンエチル
化した化合物[0’](B’=N−ベンゾイルアデニン
、n=6、R4=H1250mg、0.5 mM ) 
を室温−夜装置して縮合させる。反応波濃縮し、シリカ
ゲルショートカラムで精製して、目的のドデカマー〔■
′〕(B’=N−ベンゾイルアデニン、p=12、R3
=DMTr ) 200 mg (45% )を得る。 実施例1−6 実施例1−4で合成した化合物ru](B’=チξン、
n = 6、R3−H2SOmg、0.02 mM ’
)および脱シアノエチル化した化合物[0’)(B’=
チミン、n −6、R4=H1170mg、0.(16
mM )を無水ピリジン2ml中MSNT (100m
g 、0.33 mV )と共に一夜放置して縮合させ
る。反応後濃縮し、シリカゲルショートカラムで精製し
て、目的のドデカマー [1”] (B’=チミン、p
=12、R3= DMTr)50 mg (54チ)を
得る。 実施例2−1 実施例1−5で合成した化合物[11’l (B’=N
 −ベンゾイルアデニン、P”’12)を約20 m 
g取り、0.5Mテトラメチルグアニジン−ピリジン−
2−カルIアルrキシムのピリジン−水(9: 1 v
/v)浴液(0,5M TMG −Oxlmeと略す)
 200 μmを加えて室温で16時間処理する。これ
に濃アンモニア水2.5 ml を加えて、50’Cで
6時間処理する。濃縮後、50mM重炭酸トリエチルア
ンモニウム緩両液(TEAB緩衝液pH7,5) 1 
mlを溶かし、エーテル1ml で3回洗浄する。水層
を取り、セファデックスG−50(1,5am X 1
20 em、 5 mM TEAB緩衝液)で分離する
。最初に溶出される分画を集め(第2図)、さらに逆相
カラム(lt BondapakC18,10−+30
%アセトニトリル150mMTEAA緩衝液、pH7,
2)を用いた高速液体クロマトグラフィーでMWする(
第3図)。トリチル基をもつメインビーク(25係アセ
トニトリル付近に溶出する。)を分取し、80%酢酸中
IO分間処坤して脱トリチル化し、再度逆相カラム(0
→ff)%アセトニトリル)で精製する(第4図)。目
的の3′−アミンへキシル−Pデカアデニル酸Cm〕C
B=アデニン、p=12)は15係アセトニトリル付近
に溶出される。 また、3′−アミノへキシルドデカチミジル酸〔団1 
(B’=チミン、p=12)は、実施例1−6で得た化
合物[11〕(B’=チミン、p=12、R3=DMT
r )を用いて実施例2−1と同様の方法で脱保護、精
製することにより得られる。 (23) 実施例2−2 実施例1−3で合成した化合物[+1](B’−N −
ベンゾイルアデニン、p=(3、R3=H)約Δ1mg
をとり、0 、5 M TMG −Oxime溶液2(
10μlを加支て処理、続いて濃アンモニア水で処理す
る。セファデックスG 50 (1,5cm X 12
0 am 、50mMTEAA緩衝液pH7,5) に
より粗精製した後(図5)、逆相カラム(11Rond
apak C18,0→2(1%アセトニトリル/ 5
0 mM TEAA緩mi、pi(7,1)を用いた高
速液体クロマトグラフィーで精製する(第6図)、化合
物[111) (B =アデニン、p=6)がメインビ
ークとして得られた。 この場合、反応中間体であるためあらかじめトリチル基
が除去されていたが、純度が高かったため良好な分離M
製ができた。 確認 実施例2−1および2−2で得られた化合物[1’l 
(B =アデニン、p=12)および(B=アデニン%
P=6)とマーカーとしてトリデカアデニル酸(Al1
)およびトリデカチミジル酸(TI3)(24) を0,020Dずつとり、〔γ32− P 1 ATP
およびT4ポリヌクレオチドキナーゼを用いて、5′水
酸基を52pでリン酸化する。これを20%ポリアクリ
ルアミドゲル電気泳動(7M尿素)により分析し、目的
物の確認および純度の検定を行なった。その電気泳動ノ
ミターンのオートラジオグラフを第7図に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の化合物を合成する方法の一例を示す
フローチャートである。 第2図は、実施例2−1の脱保瞳中間体のセファデック
スG−E5f)での溶出パターンを示したものである。 第3図および第4図は、実施例2−1におけるR1(o
ndapak C18を用いた高速液体クロマトグラフ
ィーの溶出パターンを示したものであって、第3図がト
リチル体、第4図が化合物[111](B =アデニン
、p=12、R3=H)のノにターンである。 第5図および第6図は、中間体である実施例1=3の化
合物を脱保護精製(実施例2−2)1.たもののセファ
デックスG50のノぐターンおよびμBondapak
 C18による高速液体クロマトグラフィーの溶出パタ
ーンである。 第7図は20係ポリアクリルアミPゲル電気泳動(7M
尿素)パターンのオートラジオグラフである。 なお、第3〜7図は、いずれも模写したものである。 tAl Al1、(B) 化合物CN〕(B−アデニン
、p=12)、(C)化合物[11](B =アデニン
、p=6 )、 の) T13゜ 出願人代理人 猪 股 清 寥 永 鰹 田Uシ9どV tels V ・奨Lu’tF’l;2Vす g +!% LL+ut9;=v す r般 軌 山Uセ92V イ′+!峻 肌セ9シV

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下式[1111で示されるものであることを特徴と
    する、オリゴヌクレオチド誘導体。 0す 〔ただし、pは任意の自然数であり、R1は二価の直鎖
    または分岐鎖の炭化水素残基であり、Bはヌクレオチド
    を構成する塩基である(Bが複数個存在するときは、そ
    れらは同一でも異なってもよい)。〕 2、塩基Bがアデニン、チミン、シトシンおよびグアニ
    ンからなる群より選ばれたものである、特許請求の範囲
    第1項記載のオリゴヌクレオチド誘導体。 3、R1が炭素数2〜加の直鎖または分岐鎖のアルキレ
    ン基である、%許精求の範囲第1項才たは第2項記載の
    オリゴヌクレオチド誘導体。 4、9が40寸での自然数である、特許請求の範囲第1
    〜3項のいずれか1項に記載のオリゴヌクレオチド誘導
    体。 56下式〔■′〕で示される化合物の3′−末端延長上
    のR2,5′−末端のR3基、塩基部分およびリン酸部
    分の保護基をすべて除去することを特徴とする、下式[
    1111でボされるオリゴヌクレオチド誘導体の製造法
    。 〔ただし、pは任意の自然数であり、Rはリン酸基の保
    護基であり、Rは二価の直鎖または分枝鎖の炭化水素残
    基であり、R2は水素またはアミノ基の保贈基であり、
    R3基は水素またはヌクレオチドの5′−水酸基の保護
    基であり B/はヌクレオチドを構成する塩基であって
    必要に応じて保護されたものであり、Bはヌクレオチド
    を構成する塩基である(B′またはBおよびRoが複数
    個存在するときは、それらは同一でも異なってもよい)
    。ただし、式〔■′〕で示される化合物は、Ro、R2
    、R3およびB′に関してその少な(とも一つにおいて
    保護されたものであるとする。〕
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WO2007142202A1 (ja) 2006-06-06 2007-12-13 Panasonic Corporation ヌクレオチド鎖修飾方法

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