JPS61171497A - ルア−・ヌクレオチド - Google Patents

ルア−・ヌクレオチド

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JPS61171497A
JPS61171497A JP60010779A JP1077985A JPS61171497A JP S61171497 A JPS61171497 A JP S61171497A JP 60010779 A JP60010779 A JP 60010779A JP 1077985 A JP1077985 A JP 1077985A JP S61171497 A JPS61171497 A JP S61171497A
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JP
Japan
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oxo
ribofuranosyl
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Application number
JP60010779A
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English (en)
Inventor
Tsunehiko Fukuda
福田 常彦
Takumi Hamana
浜名 巧
Ryuji Marumoto
丸本 龍二
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は天然のデオキシヌクレオチドとその塩基部分が
異なる、新規な化合物に関するものである。
遺伝子の塩基配列が明らかである場合には、その一部分
に相補的なりNAオリゴマーをプローブ(探索子)とし
て用い、コロニー・ハイブリダイゼーションやサザーン
・ハイブリダイゼーションの手法によって目的とする遺
伝子、それを含むプラスミドやコロニーを検出・単離す
ることができる。しかし現実には、ある遺伝子の発現に
よって産生される蛋白あるいはペプチドの部分的アミノ
酸配列が解明されていて、その配列に対応する遺伝子の
塩基配列を推定した上で、これを化学的に合成し、プロ
ーブとして利用する場合の方が圧倒的に多い。しかし、
アミノ酸コドンの3番目の塩基は、少数の例外を除いて
、2乃至4個の塩基が線型しており、そのうちどの塩基
が用いられているかは全く予想がつかないのである。そ
こで、通常は、考えられるすべての塩基配列の混合物と
してプローブを合成している。しかし、ハイブリダイゼ
ーションを有効に行うためには、12から加個のヌクレ
オチドから成るDNAオリゴマーが必要とされ、必然的
に混合物の組成は複雑なものとなる。更にこれ等混合プ
ローブを合成する場合、塩基によって縮合収率が異なる
とされ、最終的に得られるDNAオリゴマー混合物中に
予想される塩基配列がすべて均等に含まれる可能性はな
い。原理的には唯一つの塩基配列が遺伝子に結合するこ
とになるのであるが、不幸にして本来必要であるべき配
列が欠落していることもありうる。故に混合プローブ合
成に際しては、理論的に可能な配列が全部含まれている
ことの実証が重要なのであるが、それを確認する一般的
方法は全く存在しない。
そこで一般的には、f#製操作時に不純物が混入する危
険を冒すことを覚悟の上で、目的物と思われる部分は徹
底的に回収する必要がある。かくして得られた混合プロ
ーブは通常、その5′末端水酸基を32p燐酸で放射標
識するが、プローブの組成が複雑なほど高比活性のγ−
(32p) −ATPが要求され、実験を困難なものと
している。
ハイブリダイゼーションにおけるDNA二重鎖の安定性
は、アデニン(A)とチミン(T)あるン いはグアニン(G)とシ14ン(C)間の塩基間水素結
合とそれらによって形成された塩基対の重なり(スタッ
キング)効果によるものとされている。ここで非天然型
の塩基でA、T、C,Gのいずれともある程度の水素結
合を形成し、更に塩基対同志のスタッキングをも可能な
らしめるものが存在すれば、縮重部分にそれを含む単一
組成のDNAプローブが可能となる。
最近、フェニル基を上記目的に使用せんとした試み(T
、A、MiZLicanら: NucAeic Ac1
dsResearch、 12.7435(1984)
)が公表さ      )れているが、この場合には塩
基間水素結合は全く存在せず、単なる塩基部分の「穴埋
め」として使用されたにすぎず、ハイブリダイゼーショ
ンの効果を著しく低下させる結果に留まった。
のスタッキングをも可能ならしめる塩基を含むヌクレオ
チドに対し「ルアー・ヌクレオチド」なる名称を提唱し
、この名称にふされしい化合物を提供すべく研究を重ね
た結果、次の一般式(1)で表わされる新規な化合物、 2−オキソ−4−イミダゾリン−4−カルボキサミド(
OICAと略称)を含むデオキシヌクレオチド(dOI
cA) (式中、R1は水素、水酸基の保護基、保護されていて
もよいホスホリル基、または5′位で結合する保護され
ていてもよいデオキシヌクレオチド鎖であり、R2は水
素、水酸基の保護基、保護されていてもよいホスホリル
基、または3′位で結合する保護されていてもよいデオ
キシヌクレオチド鎖である)。
が上記目的に適うことを見出し、本発明を完成したもの
である。
一般式(I)で表わされる本発明化合物において、al
 、 R2の水酸基の保護基としては、炭素数1〜20
の脂肪酸残基、炭素数7〜10の芳香族アシル基があり
、それらの具体例としては、アセチル。
イソブチリル、トリメチルアセチル、トリフルオロアセ
チル、クロルアセチル、トリチルオキシアセチル、フェ
ノキシアセチル、メトキシアセチル等の脂肪族アシル基
、及びその置換体、ベンゾイル、アニソイル等の芳香族
アシル基及びその置換体の他、p−ニトロフェノキシカ
ルボニル、イソブチルオキシカルボニル、トリプロムエ
トキシカルホニル、p−ニトロフェニルエトキシカルボ
ニルなどのアリールオキシカルボニル基、アルコキシカ
ルボニル基、及びその置換体が挙げられる。
さらに炭素数3〜10のアルキルシリル(例えば、t−
ブチルジメチルシリル)、炭素数5〜8のテトラヒドロ
ピラニル(例えば、テトラヒドロピラニル、メトキシテ
トラヒドロピラニル)、炭素数3〜IOのアルコキシア
ルキル(例えば、2−エトキシエチル、2−メトキシエ
チル)、トリチルおよびその置換体(例えば、4−メト
キシトリチル。
4.4′−メトキシトリチルなど)等が例示される。
al 、 a2におけるホスホリル基の保護基としては
、0−クロルフェニル基、p−クロルフェニル基、アニ
フィル基などのフェニル置換体、2,2゜2−トリクロ
ルエチル基、2−シアノエチル基(CNE)、2−フェ
ニルチオエチル基など低級アルキル置換体、アニリノ基
またはその置換体、エチルチオ基など低級アルキルチオ
基が挙げられる。
几1.R2が5′位もしくは3′位で結合する保護され
ていてもよいデオキシヌクレオチド鎖である場合、デオ
キシヌクレオチド鎖はモノマーでもよいし2乃至(ト)
のヌクレオチドのオリゴマーでもよい。
0ICAは第1図に示す通り、イミダゾール環とカルバ
モイル基を利用して、A、T、C,GのいずれともHo
ogsteen型あるいはWatson −Crick
型類似の水素結合を形成し、なお塩基対間のスクッキン
グにも寄与できると予想される。
因みに二重鎖DNAにおいては、Watson−Cri
ck型の水素結合(第2図)が一般的とされるが、最近
では異常塩基を含むRNAやDNAにおいて、Hoog
steen型の水素結合が存在しえると言われており、
さらに真核生物の遺伝子調節部位の一部であるTATA
−BoxにはHoogsteen型の A−T塩基対が
優先する可能性のあることが示唆されている(中西洋志
9名用吉信、平石次部、山本修2第2回次世代産業基盤
技術シンポジウム(バ       1′イオテクノロ
ジー)予稿集、39−54頁)。
一般式(1)で表わされる本発明の化合物の製法の一例
を第3図に示す。
一般式(1)で表わされる化合物は、例えば5−ブロモ
ウリジン(B U d R,) (a)を炭酸水素ナト
リウム水溶液中炭酸ガスを通じながら加熱して製造され
る公知化合物1−(2−デオキシ−β−D−リボフラノ
シル)−2−オキソ−4−イミダゾリン−4−カルボン
酸(b)(B、 A、0tterら、J。
Org、Chem、、34.2636(1969)) 
 を低級脂肪酸無水物(無水酢酸など)と塩基触媒の存
在下反応し、3′および5′位の水酸基を保護した後、
カルボン酸をエステル化する。該エステルとしては低級
アルキルエステル(C)や活性エステル(d)(サクシ
ンイミドエステルなど)が挙げられる。
本エステル化は公知の方法、例えば塩基触媒(炭酸カリ
ウムなど)の存在下ハロゲン化アルキル(ヨードメタン
など)と有機溶媒(アセトンなど)中5〜30時間加熱
するかまたは脱水触媒(ジシクロへキシルカルボジイミ
ドなど)の存在下活性エステル化剤(N−ヒドロキシ−
5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミドなど)
と有機溶媒(アセトニトリルなど)中氷冷下反応するこ
とにより製造できる。さらに上記で得たエステル体(C
またはd)をアンモノリシスすることによりアミド体(
e)(化合物1:R,’、R2=H)を製造することが
できる。アンモノリシスは低級アルキルエステルの場合
、例えば塩基性溶媒(ピリジンなど)液浸アンモニア水
と封管中40〜100℃で5〜30時間反応する。また
活性エステルの場合、例えば濃アンモニア水と水冷下5
分〜1時間反応する。上記アンモノリシスにより3′お
よび5′位の水酸基の保護基は同時に除去されるが、必
要により、さらに濃アンモニア水と室温で0.5〜5時
間反応することにより除去することもできる。
上記で製造される化合物((:R”、R2=H)は、所
望により、公知の方法によりFLlが水酸基の保護基、
保護されていてもよいホスホリル基または5′位で結合
する保護されていてもよいデオキシヌクレオチド鎖であ
り、几2が水酸基の保護基、保護されていてもよいホス
ホリル基または3′位で結合する保護されていてもよい
デオキシヌクレオチド鎖であ極比合物(1)に導くこと
ができる。
例えば、アミド体(e)を完全保護されたトリエステル
法(例えば、8. A、Narangら、 Metho
dsEnzymoZ、 、  68 90 (’ 79
 ) iC付し、即ちアミド体(e)の5′位の水酸基
を4,4′−ジメトキシトリチル基(DMT )等によ
り保護した後、3′位をリン酸化し、p−クロルフェニ
ル、2−シアノエチル基等で該リン酸基を保護したもの
(f:完全保護ルアー・ヌクレオチド)を得ることがで
きる。
上記した化合物Iの製造法の一例を第3図に示す。
この他、上記アミド化合物(e)は亜燐酸エステル法と
称せられる方法(例えば、L、 J、 McBride
ら、 Tetrahedron Letters、  
245(1983))を採用するための3価燐化合物中
間体とすることもできる。
ルアー・ヌクレオチドを含むDNAオリゴマーの合成は
、通常のオリゴマー固相合成法(例えば、J、E、 D
aviesら、 Angew、Chem、、 9526
 (1983))によって実施することができる。更に
液相合成を行う場合には、(I)の3′位燐酸残基の保
護基の一つ(例えば、2−シア/エチル基)を除去した
のち、5′位に水酸基を有する適当な保護モノヌクレ言
ド、ヌクレオチド、オリゴヌクレオチドを縮合剤の存在
下反応せしめるか、あるいは(1)の5′位保護基を脱
離せしめたのち、3′位の燐酸保膿基の一つが除去され
た保護モノヌクレオチドあるいはオリゴヌクレオチドを
縮合せしめる。かくして得られる完全保護オリゴマーは
更に保護オリゴマー縮合させ鎖を伸長させることができ
る。固相法によって任意の塩基配列を有するオリゴマー
を合成した場合にはオリゴマーの結合した担体をピリジ
ン−2−アルドキシムおよびテトラメチルグアニジン溶
液中、40℃で一夜放置したのち(液相法の場合は必要
としない)、担体をテ去し、ろ液を濃縮し、濃アンモニ
ア水中でアシル保護基を除去する。粗生成分をMMC−
FGEL(山村化学研究新製、 OD8  I −40
/46)を用いて大まかに精製したのち、イオン交換高
速液体クロマト装置で目的とするオリゴマーを分取し、
脱塩したのち、80%酢酸中でDMT保護基を除去する
。更に逆相系高速液体クロマトグラフ装置上で目的とす
るオリゴマーを精製する。
作用 次に0ICAの有効性を調べるために互いに相補的な2
本の101− 3’  GCATCGTACG   5’・・・・・・
■5’ CGTAGCATGC3’・・・・・・■を合
成し、■と■から成る二本鎖形成体(dupZex )
の融解曲線を測定した。他方、ルアー・ヌクレオチドを
含む■の誘導体(1113,111’、111’、II
I’、[[3・6)と■における5′末端から6番目の
CをTに変更した化合物■0を各々合成した(第4図)
これらの合成したオリゴマー類は、Maxam −Qi
tbert法(A、 Maxamら、 Proc、Na
t、Acad。
Sci、USA、74.560(1977))によって
目的とする塩基配列を有することが確認されたが、0I
CAが存在する部位には各レーン共同時にオリゴマーの
バンドが検出され、0ICAはMaxam−Gi7be
rt法におけるプリンおよびピリミジン塩基の修飾反応
を受けることが判明した。
次に■と■から成るduptexの融解曲線と■の誘導
体と■とのduplexの融解曲線を測定し、比較した
結果を第5図に示す。
第5図(a) 、 (b) 、 (C)は■と■のdu
ptexの融解曲線と、■と■の誘導体(lll3. 
m’ 、 m’ 、 m’ 、 m3・6゜IIT)の
dupLexの融解曲線を併せて示した図であり、■に
おけるAあるいはTを0ICAで置換したものがルアー
・ヌクレオチドとしてより効果的であること、また■に
おけるCあるいはGを0ICAで置換したものも、天然
に存在する非ワトソンークリック型のG−φ塩基対を有
するn:nt”duplexとほぼ同等の融解温度をも
ち、ルアー・ヌクレオチドとして有効であることが判っ
た。
プローブとしての応用のほかにも、ルアー・ヌクレオチ
ドを含むDNAオリゴマーは、一本鎖DNAファージを
利用する部位特異的変異法(5itespecific
 mutation、例えばC6A、Hutchiso
nら、 J、 Bio4.Chem、 、 253 、
1551(1978))において、特殊な使い方が可能
である。すなわち、変異させる部位(1乃至4ケ所)に
は特異的であるが、同時にある塩基を他の3種の塩基に
変換させる方法(5ite 5pecifie ran
dom mutation)に応用することによって、
例えばプロモータ領域の数ケ所に可能な限りの変異を同
時に起こさせ、下流の構造遺伝子の発現量を指標するこ
とによって強力なプロモータ塩基配列を探索することが
できる。
以下の実施例によって、本発明をより具体的に説明する
実施例 実施例1゜ 1−(2−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−2−
オキソ−4−イミダゾリン−4−カルボキシアミド(I
 : R’、 R2=H)の合成(其の−)=1−(2
−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−2−オキソ−
4−イミダゾリン−4−カルボン酸(11g、 50m
mol )をピリジン(ioo mi )に溶解し、さ
らに無水酢酸(ioomg)を加え、室温で20時間攪
拌した。次に水(10m1 ’)を加え、室温で1時間
攪拌したのち、溶媒を留去し、シリカゲル・カラムクロ
マトグラフィー〔メルク:キーゼルゲル60 (0,0
63−0,200’mtIL、 400 g) 、展開
溶媒(酢酸/メタノール/クロロホルム、1:2:28
))で精製し、油状のジアセタート(9,99,60,
2チ)を得た。ジアセタート(608■。
2mmol)をアセトン(307711)に溶解し、こ
れに炭酸カリウム(276mg、  2mmol )と
ヨードメタン(0,6all )を加え、攪拌下18時
間加熱還流させた。不溶物を戸去したのち、溶媒を留去
し、残留物を分取用薄層クロマトグラフィー〔メルク・
DC−フエルティッヒプラッテン帝キーゼルゲ/L/ 
60 F2.(層厚0.25 mm ) 、展開溶媒(
メタノール/クロロホルム、1:5))によって展開し
、目的物を含む層をメタノール/クロロホルム(1“゛
)″″′′抽出油状0”−(°・5−O−)yyセチル
−2−デオキシ−β−D−リボフラノシル)−2−オキ
ソ−4−イミダゾリン−4−カルボン酸メチルエステル
(370rn9.58%)を得た。本品にピリジン(5
ml)と濃アンモニア水(5rILl)を混合し、封管
中60°Cで四時間加熱した。溶媒を留去し、残留物を
上記薄層クロマトグラフィーで精製(展開溶媒、メタノ
ール/クロロホルム。
1:3)L/、含水エタノールで再結晶し、目的物(1
23m9.74%)を得た。融点202−204℃ H
l−NMR(CDC13):δ2. O−2,2(2H
m ) 、 3.47 (2H、t ) 、 3.63
−3.81(IH。
m ) 、 4.12−4.34 (IH、m ) 、
 4.76(IH。
t)、5.14(IH,d)、5.80(IH,t)。
7.19(2H,b、s、 ) 、 7.34(IH,
s ) 。
10.39 (I H、b、s、) 元素分析(Co H13N305・ H2Oとして)計
算値: C、48,36; H,7,54; N 、 
13.43実験値: C,47,98; H,7,23
; N、 13.26実施例2゜ 1−(2−デオキシ−β−D−リボフラノシル)=2−
オキソ−4−イミダゾリン−4−カルボキシアミド(I
 : R’ 、 R2=H)の合成(其の二):実施例
1における中間体(カルボン酸のジアセタート、 9.
09.27.4mm01 )とN−ヒドロキシ−5−ノ
ルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド(5,9g、
 32.9rrLmOt )をアセトニトリル(100
ml )に溶解し、水冷下ジシクロへキシルカルボジイ
ミド(7,3g、 35.6mmol )を加え、室温
にて1時間攪拌した。析出物を戸去し、涙液に水冷下濃
アンモニア水(13,8m1)を加え、15分間攪拌し
た。溶媒を留去し、残留物をメタノール/水(2:3)
混液(70ml )に溶解し、不溶物を戸去し、涙液を
濃縮乾固した。残留物を少量のクロロホルムに溶かし、
エーテル中に滴下することによって再沈澱を行い、1−
(3,5−0−ジアセチル−2−デオキシ−β−D−リ
ボフラノシル)−2−オキソ−4−イミダゾリン−4−
カルボキシアミド(8,0g)を得た。本品を水/メタ
ノール(1:3)混液(40ml)K溶カシ、濃アンモ
ニア水(20ml)を加え、室温で1.5時間攪拌した
のち、溶媒を留去した。残留物を含水エタノールで再結
晶し、目的物(4,5,9,67,5%)を得た。
融点202−204℃。
元素分析(C9H13N30.・H2Oとして)計算値
: C、48,36; H,7,54; N、 13.
43実験値: C,48,22;H,7,33;N、 
13.50実施例3゜ ■−〔2−デオキシ−5−0−(4,4’−ジメトキシ
トリチル)−β−D−リボフラノシル)−2−オキソ−
4−イミダゾリン−4−カルボキサミド(I:几’=H
、R2=DMT )の合成:1−〔2−デオキシ−β−
D−リボフラノシル〕−2−オキソ−4−イミダゾリン
−4−カルボキサミド(3,3g、 13.5rnmo
l )を無水ピリジンで2回共沸脱水したのち、無水ピ
リジン(20ml)に溶解し、4,4′−ジメトキシト
リチルクロリド(5,0g、 14.8mm01 )を
加え室温で3時間攪拌した。溶媒を留去し、残留物をク
ロロホルム(100ml)に溶かし、水洗したのち、ク
ロロホルム層を無水硫酸ナトリウムで脱水し、カラムク
ロマトグラフィー〔メルク・キーセルゲル60 (0゜
063−0.200 mm 、 100 / ) 、展
開溶媒(メタノール/クロロホルム、1:20)で精製
し、ニーチル/シクロヘキサン(1:2)混液中で粉末
化し、目的物(6,99g、 94%)を得た。本品の
薄層クロマトグラフィー〔メルク・キーセルゲル60F
2S4(Q、5mx厚)プレート、溶媒(メタノール/
クロロホルム、1:10))におけるBy値は0.45
であった。
実施例4゜ 1−〔2−デオキシ−3−(p−クロルフェル)−(2
−シアンエチル)ホスホリル−5−〇−(4,4’−ジ
メトキシトリチル)−β−D−リボフラノシル〕−2−
オキソ−4−イミダゾリン−4−カルボキサミド(R”
= DMT 。
以1・保護1−と略称す6)Of成゛        
  )実施例3.で得られたジメトキシトリチル体(2
,7/i 、 40gtnmol、 )を無水ピリジン
(lQml)に溶解し、あらかじめ常法(例えば、S、
A、Narangら、Methods Enzymo7
.68 、90 (’79 ) )に従ってp−クロル
フェニル燐酸ジクロリド(3,61g、 14,7rn
mol ’)と1.2.4−トリアゾール(2,26g
、 32.3 mmoL )とから調製L/りp −ク
ロルフェニル燐酸ジ・トリアゾリドのジオキサン溶液(
60TrLl)を加えた。室温にて1時間攪拌したのち
、1−メチルイミダヅール(1,0ml 、 12゜7
mmol)と2−シアノエタノール(1,871!l。
26 mmol )を加え、更に室温で2時間攪拌を続
けた。次に50L4ピリジン水(4ml)を添加したの
ち、クロロホルム(50ml )溶液とし、0.5M燐
酸−カリウム水溶液に続いて飽和食塩水で洗浄し、クロ
ロホルム層を濃縮乾固した。残留物をカラムクロマトグ
ラフィー〔メルク・キーセルゲル60(0,063−0
,200rrLm 、 60 g) 、展開溶媒(メタ
ノール/クロロホルム、1:20))でff製り、、更
にシクロヘキサン中で粉末化し、目的物(3,0,9,
78%)を得た。本品の薄層クロマトグラフィー〔メル
ク・キーセルゲル60F254(0,5nLm厚)プレ
ート、展開溶媒(メタノール/クロロホルム(1:10
))におけるRf値は0.60であった。
実施例5゜ 5’ CGTImGCATGC([[’)の合成:ポリ
スチレンに保持されたDMTC2−■(30ダ、和光紬
薬製造)を固相合成装置に納め、3チドリクロル酢酸(
TCAと略称)のジクロルメタン溶液と接触させ、5′
位のDMT基を除去し、PArCl はp−クロルフェ
ニルおよび2−シアNE ノエチル基で保護された3′位燐酸残基を示す)の2−
シアノエチルをあらかじめ塩基性条件下で除去したもの
を、メシチレシスルホニルー3−二トロトリアゾリド(
MSNTと略称)30myの存在下、40°C920分
間反応させた。かくして得られた  TGiBCB2−
■を再びTCA溶液で処MT 理して5′位のDMT基を除去したのち、常法に従って
、CA、G、保護されたIm 、GT 、Cの順に七ツ
マー乃至ダイマーを縮合させ、を得た。
これを0.5Mピリジンアルドキシムおよびテトラメチ
ルグアニジンの混合溶液(1,87FLn)で処理した
のち、樹脂を除去し、涙液を濃縮し、濃アンモニア水(
20ml)を加えて、60℃、4時間封管中で加熱した
。反応液を一旦濃縮したのち、イオン交換高速液体クロ
マトグラフィー(PartisilloSAX、溶媒=
5チアセトニトリルおよび31アセトニトリルの0.3
M KH2PO4溶液(PH6,3))により直線濃度
勾配法により精製した。
最も遅く溶出される目的フラクションを脱塩したのち、
80チ酢酸でDMTを除去し、逆相高速液体クロ7トグ
ラ7 イー (NucAeosi15 C1,。
溶媒:5チアセトニトリルを含む0.1MMリエチルア
ミンー酢酸(TEAA)溶液および40%アセトニトリ
ルを含む0.IMTEAA溶液の直線濃度勾配法で溶出
〕によって精製し、目的とするDN八へリゴ7− (3
00D 21!O)を得た。
実施例6゜ 5′ CGImAGImATGC(■316)の合成:
DMTC82−■251n9.市販ノ保護七ツマ−アル
いはダイマーを用い、実施例5.と同様にして、次の順
序で 含1m1Oマーを合成し、逆相およびイオン交換高速液
体クロマトグラフィーを用いて精製し、目的物(250
D 26G )を得た。
実施例7゜ 溶解温度(T−)曲線0測定゛           
   110マー(II 、 0.30D26゜)にm
、m3.m’。
In5.III’ t DI” * DI3・6をそれ
ぞれ0.30D26゜混合し、1M食塩水溶液(0,5
yxA)としたものを100°Cで5分加熱したのち、
徐々に室温迄戻し、GiZford 250 Phot
ometerを使用して、20”Oから90°C迄毎分
1℃の速度で温度を上昇させ、Tm曲線を描かせた。各
Tm曲線を第5図(a) 、 (b) 、 (C)に示
す。
第5図において一一一が■と■のduplexの融解曲
線であり、第5図(a)では■におけるAあるいはTを
0ICAで置換したnr3 、 m4と■との融解曲線
を併せて示しているが、この場合融解温度の低下が僅か
であり、0ICAを有するルアー・ヌクレオチドが効果
的に働いていることが判る。
一方、@5図(b)に見られるように、GあるいはCを
01CAで置換した■s 、 m6は大幅なTm値低下
が認められた。
DNAの二本鎖において、AとTの対よりもGとCの対
の方が強固な水素結合を形成していることはよく知られ
ている事実であるが、第5図(a)と第5図(b)とか
らもCあるいはGを他の塩基に変化させた場合の影響の
大なることが示された。しかし、天然にも存在し、非W
atson−Crick型の水素結合とスクッキングを
通じて分子安定化に関与しているG−T塩基対(第6図
、 D、 J、Patelら、 Biochem、、 
437 (1982) )を有する■1が■5あるいは
■6とほぼ同等なTm値を示す(第5図(b))ことか
ら、0ICAはGあるいはCとG−T塩基対に匹敵する
水素結合を形成していると結論づけられる。
更に第5図(C)に示されるように2個の0ICAを有
する■3・6においても、Tm値は加速的に減少するの
ではなく、■3と■6の場合におけるTm値減少を加酸
したものにほぼ等しいことが見出された。
以上の知見は、0ICAを有するルアー・ヌクレオチド
が縮重部位を含むDNAプローブにおいて有効に利用さ
れうろことを示すものである。
【図面の簡単な説明】
@1図は0ICAと天然のDNAのA、T、C。 GとのHoogsteen型あるいはWatson−C
rick型類似の水素結合を示す模式図であり、第2図
は天然二重鎖DNAにおけるワトソンークリック型の水
素結合を示す模式図である。 第3図は本発明dOIcA化合物の製造法の一例を示す
工程図である。 第4図は天然およびdOIcAで一部置換されりD N
 Aオリコマ−の構成、および各duplexの融解温
度を示す図である。 第5図(a) 、 (b) 、 (C)は第4図に示し
た各duptexの融解曲線である。 第6図は天然のDNAに存在するG−T塩基対の非ワト
ソンークIJ 、り型水素結合を示す模式図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 次の一般式( I )で表わされる1−(2−デオキシ−
    β−D−リボフラノシル)−2−オキソ−4−イミダゾ
    リン−4−カルボキサミド化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1は水素、水酸基の保護基、保護されてい
    てもよいホスホリル基、または5′位で結合する保護さ
    れていてもよいデオキシヌクレオチド鎖であり、R^2
    は水素、水酸基の保護基、保護されていてもよいホスホ
    リル基、または3′位で結合する保護されていてもよい
    デオキシヌクレオチド鎖である)。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11618765B2 (en) 2020-05-21 2023-04-04 Thomas I. Kalman Broad-spectrum antiviral nucleoside derivatives

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