JPS5914762A - 不揮発性有機酸醸造液含有酸性液体調味料 - Google Patents

不揮発性有機酸醸造液含有酸性液体調味料

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JPS5914762A
JPS5914762A JP57122892A JP12289282A JPS5914762A JP S5914762 A JPS5914762 A JP S5914762A JP 57122892 A JP57122892 A JP 57122892A JP 12289282 A JP12289282 A JP 12289282A JP S5914762 A JPS5914762 A JP S5914762A
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JP
Japan
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acid
liquid
brewing
liquid seasoning
acidic liquid
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JP57122892A
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Inventor
Hiroaki Takagi
広明 高木
Kiyoshi Kadowaki
門脇 清
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Higeta Shoyu Co Ltd
Original Assignee
Higeta Shoyu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、刺戟具のない不揮発性有機酸を主成分とする
酸性液体調味料に関するものである。
従来、酸性液体調味料としては酢酸を主成分とする食酢
が用いられてきている。食酢(醸造酢)はアルコールを
酢酸発酵させて得たものであり、歴史的にみると酒類の
酸敗物であることから古代より世界各国で広く調味料と
して使われてきたものと思われる。
食酢は食品の保存と風味の増強という点でかかすことの
できない調味料であるが、反面酢酸独得の強い刺激臭を
嫌う人も多く、加熱するとその刺激臭は一層強まり食酢
を多量に使用する工場附近では公害問題にまでなるほど
である。又、最近の学校給食のメニューのワースト・ワ
ンが酢豚であるというアンケート結果は酢の刺激臭に起
因するところが大と思われる。
そこで、本発明者らは食酢と同程度の酸味及び呈味を有
し、かつ酢酸特有の刺激臭を持たない酸性液体調味料の
開発をめざし研究した結果、本発明を完成するに至った
本発明は、不揮発性有機酸=a造液もしくはその処理物
を含有し、酸度が4以上であることを特徴とする不揮発
性有機酸醸造液含有【1ν性液体調味料である。
本発明の酸性液体調味料は食酢と同じように酸味料とし
ての効果、たとえば食品に酸味を与えるという効果、生
くさみ防臭効果、変色防止・アントシアイ系色素を鮮明
にする効果や蛋白質を変性させる効果を有しており、調
味料としての旨味にもすぐれており、それ以外に食酢特
有のムラとする刺激臭がないので酢酸臭の嫌いな人には
特に好まれ、また、食品素材自身の持っているフレーバ
ーを殺さないという効果も有しているものである。
特に1本発明の酸性液体調味料は、有機酸の醸造液を含
有しているため、味がきわめてマイルドであり、醸造液
独特の香味を有すもので、酸性調味液としては好適なも
のである。
本発明の酸性液体調味料は、食酢の用途と同様に、広く
酸味料としての用途を有し、調味料だけにとどまらず清
涼飲料水の基材にもなりつるものである。
本発明における不揮発性有機酸醸造液としては、クエン
酸発酵液、乳酸発酵液1、リンゴ酸発酵液、フマル酸発
酵液、グルコン酸発酵液、コハク酸発酵液又はこれらの
固体的抽出液から選択して使用されるが、クエン酸固体
麹抽出液、クエン酸発酵液及び/又は乳酸発酵液が好ま
しい。
これら酸発酵液は、発酵液その寸ま又は沖過液又は希釈
液、濃縮物等が適宜使用される。父、固体的抽出液は、
そのまま又はp過液又は鹸縮物等で使用される。
本発明における好ましい態様は、構成酸全重量で、クエ
ン酸醸造液及び/又は乳酸醸造液が70%以上からなる
液体調味料で、更に好ましいのは、クエン酸醸造p液と
乳酸醸造p液の各々が20%以上で、かつ、両者の和が
70%以上からなる液体調味料である。
本発明でいう「醸造液」とは1発酵液及び固体的抽出液
を包含させて、指称するものである。
本発明の液体調味料は不揮発性有機酸醸造液を含有し、
かつ、酸度4以上に調整される。ここでいう酸度とは、
試料l mlを中和するのに必要な0、1 N NaO
Hの滴定値(ml数)を指称している。
本発明においては、更k、食品添加物として許可されて
いる不揮発性有機酸であるクエン酸、乳酸、di−リン
ゴ酸、d−酒石酸、dl−酒石酸、フマル酸、フマル酸
−ナトリウム、クルコン酸、コハク酸の1又は2歩、上
を用いることができる。ここに用いる不揮発性有機酸は
精製したもの又は市販されている精製物である。
これら有機酸は単独又は2以上の混合物で、そのまま又
は水に溶解して不揮発性有機酸醸造液と混合される。
本発明においては、基本的には不揮発性有機酸醸造液及
び/又は不揮発性有機酸を主体としているが、多枝にわ
たる用途に応じて、各種呈味成分を適宜含有させること
ができる。
呈味成分としては、みりん、しょうゆ、ビネガー、ビネ
ガーエキス、酵母エキス、魚介エキス、肉エキス、HV
P (植物性蛋白分解物)、HAP(動物性蛋白分解物
)、アミノ酸液等のアミノ酸系調味液、グルタミン酸ノ
ーグー、核酸調味料等の化学調味料、ぶどう糖、果糖、
砂糖、ンルビト−ル、液糖、水飴等の糖類、ぶどう果汁
、りんご果汁等の果汁、クエン酸ソーダ等の緩衝剤にど
がある。
これらのうち、特に糖類とクエン酸ソーダは酸味をやわ
らげ味に巾を持たせるために有効であり、それらの量は
有機酸100に対して糖類を40〜600、クエン酸ソ
ーダを1〜40含有させた時板もその効果が太きい。
本発明に用いる不揮発性有機酸醸造液は、6酸の生産菌
を炭素源等含有培地で培養することによって製造するこ
とができる。6酸の発酵に使われる炭素源は微生物によ
って資化、代謝、発酵されるものでかつ最終製品である
酸性液体調味料への品質を大きく左右するものであるか
ら香味のすぐれたものでなくてはならない。
これらをa是させる炭素源としては、ぶどう糖、果糖、
蔗糖、糖蜜などの糖類、米・小麦・大麦・□とうもろこ
し・甘藷などの穀類等又はこ五ら穀類から得られる澱粉
、又はこ孔らi類を液化・塘化酵素で酵素処理した消化
液汁、又はこれら穀類に黄麹菌を培養した麹又はもろみ
、又はりんご果汁、ぶどう果汁などが使用できる。
クエン酸発酵を行なわせしめる微生物としてはクエン酸
発酵能を有し、マイコトキシンを生産せず、培養物の香
味のすぐれた微生物が好適に用いられ、これらを満足す
る微生物としてはアスはルギルス拳ニカー、アスはルギ
ルス・アワモリ、アスペルギルス・アウレウス、アスは
ルギルス拳つザミ、アスはルギルスΦサイトイなどアス
はルギルス属菌が掲げられる。
これらアスはルギルス属の培養法は蒸煮穀類に種菌を接
種してlRJをつくる固体培養法、表面積の広い発酵能
で培養する表面培養法、ジャーファーメンタ−による液
内培養法が可能である。
また、乳酸発酵を行なわせしめる微生物としては乳酸発
酵能を有し、マイコトキシンを生産せず、培養物の香味
のすぐれた微生物が好適に用いられ、これらを満足する
微生物としてはラクトバチルス属、ロイコノストック□
属、ストレプトコツカス属、ベデオコツカス属、等の乳
酸菌、及びリゾプス属菌が掲げられる。
リンゴ酸発酵を行なわせる微生物としては、はエシロミ
セス・バリオ−ティ、。−シゾフィラム・コミューン等
があり、液体培養、固体培養のいずれでもリンゴ酸を生
成させることができる。
フマル酸発酵を行なわせる微生物としては、リゾープス
・ニグリカンス等があり、液体培養、固体培養のいずれ
でもフマル酸を生成させることができる。
2  グルコン酸発酵を行なわせる微生物としては、ア
セトバクター・ゲルコニカム、グルコノバクタ−・リク
エエファシエンス、アスはルギルス・ニカー、ペニシリ
ウム・クリソゲナムなどがあり、液体培養、固体培養の
いずれでもグルコン酸を生成させることかできる。
次に本発明の実施例を示す。
実施例1゜ 米1#を洗浄し、50%撒水してオートクレーブにて1
20℃30分処理し蒸米を得た。この蒸米ニアスベルギ
ルス・アワモリRIB−に・6を接mし28°0で6日
間培養し黒木麹を得た。出麹重量は1!23に9であっ
た。この麹に6倍量の水を加え50℃で1,8時間処理
し=圧搾濾過を行な9た・この溶液Gの分析値は表1に
示す通りでiつだ。
a) 、クエン酸測定法;クエン酸リアーゼによる酵素
法 b) 全糖測定法;塩酸分解による還元糖量を測定1元
糖の測壷はンモギ変法 による C) グルコース測定法;グルコースオキシターセによ
る酵素法による 実施例2゜ カザミノ酸(商品名)1.0%、グルコース15チ、乳
酸にてp)15.5に調整した液にアスはルギルス拳ア
ワモリRIBK−6を接種し、30℃で10日間静置培
養した。培養後濾過しだろ液Hの分析値は表2に示す通
りであった。
実施例3゜ 米1kgを洗浄し、50%撒水後オートクレーブにて1
20°Cろ0分間処理し蒸米を得た。この蒸米にアスペ
ルギルス・オリーゼーバーミクロスポラスIAM265
1を接種し60℃で2日間培養し米麹を得た。この麹に
6倍量の水を加え55℃に5時間糖化した。この糖化液
汁の糖度は糖度計にて18.4度であった。
この糖化液汁270αと電気透析(日本錬水株式会社D
W−0型)によって得た減塩中しょうゆ(塩分5.11
%、全窒素1.525%) 50 ml、クエン酸ソー
ダ10?、を加え−をZOに調整し水道水にて1kに定
容後150Intの三角フラスコに100#+ノずつ分
注し′50°Cで4日間培養した。
(但しラクトバチルス・デルプルウキ−は46°Cにて
培養)培養液の成分値を表6に示した。     ゛実
施例4゜ 実施例1の溶液G、実施例2の溶液II、実施例3のラ
クトバチルス・デルプルウキ−の培養涙液4、及び乳酸
とクエン酸ソーダを表4に示す分量で混合し120℃で
瞬間殺菌し2種の酸性調味液を調合した。
表4 各種酸性調味液の調合 この酸性調味液J及びKと対照の酸性調味液A(組成は
表5に示す)にっbて、次に示す方法によって3杯酢、
ドレッシング、きゅうりの甘酢漬けをつくり試食した。
その1義味結果を表6に示した。
表   5 6杯酢:各酸性調味液3QmA!としょうゆろQ m、
e、砂糖10.Pを混合して6杯酢を作る。
ドレッシング:各酸性調味液45a/に対して、塩5!
?、胡淑少々、及びサラダ油 150mJを加えた。
きゅうりの甘酢漬け:塩をふったきゅう93本、赤唐辛
子2本、しょうが1かけを 漬は汁(各酸性調味液入さじ2、 砂糖大さじ1、ごま油入さじ1、 ラー油入さじ1)に漬けたもの 酸性調味液J、とKは大差なかったが醸造液を使用しな
い酸性調味液Aよりは両者とも好まれた。
実施例5゜ 実施例4の酸性調味液A(対胛)、実施例4の酸性調味
液J(本発明)、及び市販の醸造酢を各々500 II
I/に対し砂糖500?、苺500y−を4日間浸漬し
濃厚飲料液をつくった。苺をとりのぞいた液3Q*jに
対し水100#17!を加え清涼飲料水として哨味した
=その時の結果を表7に示した。
表1 清涼飲料水の哨味結果(14名による)代理人 
弁理士 戸 ロ」 栽 男

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 不揮発性有機酸醸造液もしくはその処理物を含有
    し、酸度が4以上工あることを特徴とする不揮発性有機
    酸醸造液含有酸性液体調味料。 2 不揮発性有機酸醸造液がクエン−醸造液、。 乳酸醸造液、リンゴ酸醸造液1.フマル酸−造液及びグ
    ルコン酸醸造液からなる群から選択された1もしくは2
    以上である特許請求の範囲第1.覆≠項記載の酸性液体
    調味料。   。 6、不揮発性有機酸醸造液に加えて1.クエン酸、乳酸
    、リンゴ酸、酒石酸、フマル酵、フマル酸−ナトリウム
    、グルコン酸、コハク酸、からなる群から選択された1
    もしくは2以上を含有し、酸度が4以上である。特許請
    求の範囲第1〜2項記載の酸性液体調味料。 4、クエン酸醸造液及び/又は乳酸醸造液由来の有機酸
    が構成有機酸重量として70%以、よである特許請求の
    範囲第1〜3項記載の酸性液体調味料。 5、′不揮発性有機酸醸造液のうち、少くともクエン酸
    醸造液及び乳酸醸造液を含有し、構成有機酸重量におい
    て、クエン酸と乳酸の各々が20%以上で、かつ、クエ
    ン酸と乳酸の和が70%以上である特許請求の範囲第1
    〜4項記載の酸性液体調味料。 6、゛不揮発性有機・酸100重量部に対して糖類を還
    元糖として40〜300重量部含有する特許請求の範囲
    i1〜5項記載の酸性液体調味料。 Z 不揮発性有機、酸・100重量部に対してクエン酸
    ソーダを1〜40重量部含有する特許dt’(求の範囲
    第1〜6項記載の酸性液体調味料。 、8.果汁、その他の呈味成分が含有されてなる特許請
    求の範囲第17−7項記載の酸性液体調味料。
JP57122892A 1982-07-16 1982-07-16 不揮発性有機酸醸造液含有酸性液体調味料 Pending JPS5914762A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014103902A (ja) * 2012-11-28 2014-06-09 Q P Corp ダシ汁含有濃縮調味液

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57122891A (en) * 1981-01-23 1982-07-30 Tokyo Shibaura Electric Co Water supply device for two tank type washing machine

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