JPS5914665B2 - 管の補修方法 - Google Patents
管の補修方法Info
- Publication number
- JPS5914665B2 JPS5914665B2 JP14344881A JP14344881A JPS5914665B2 JP S5914665 B2 JPS5914665 B2 JP S5914665B2 JP 14344881 A JP14344881 A JP 14344881A JP 14344881 A JP14344881 A JP 14344881A JP S5914665 B2 JPS5914665 B2 JP S5914665B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- pipe
- thermally expandable
- repair
- heating device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はガス管、水道管その他の管類を補修する方法に
関する。
関する。
ガス管あるいは水道本管のように地中に埋設された管類
が漏洩を生じ、補修が必要となった場合には、今まで一
般にこの補修箇所の真上で地盤を掘削し、補修箇所を切
断して新たな管に交換するなどして補修を行なっていた
。
が漏洩を生じ、補修が必要となった場合には、今まで一
般にこの補修箇所の真上で地盤を掘削し、補修箇所を切
断して新たな管に交換するなどして補修を行なっていた
。
しかしながら、補修箇所の周囲には道路や建物などの構
築物があるなどして、補修箇所の近くの地盤を直接掘削
できない場合がある。
築物があるなどして、補修箇所の近くの地盤を直接掘削
できない場合がある。
この場合には、補修箇所から離れた掘削可能な位置で地
盤を掘削して管を切断し、この切断箇所から漏洩を生じ
ている箇所に常温硬化性の樹脂接着剤、たとえばエポキ
シ樹脂接着剤を塗布したり、パテ状の樹脂を塗布してラ
イニングする方法が採用される場合がある。
盤を掘削して管を切断し、この切断箇所から漏洩を生じ
ている箇所に常温硬化性の樹脂接着剤、たとえばエポキ
シ樹脂接着剤を塗布したり、パテ状の樹脂を塗布してラ
イニングする方法が採用される場合がある。
しかしながらこの方法では、狭い管内でこれら接着剤等
を補修箇所に均等に塗布しなければならないから作業し
にくく、かつ接着剤の厚さが不均等になったり、ピンホ
ールが生じるなどして補修が不確実になるおそれがあっ
た。
を補修箇所に均等に塗布しなければならないから作業し
にくく、かつ接着剤の厚さが不均等になったり、ピンホ
ールが生じるなどして補修が不確実になるおそれがあっ
た。
また、他の従来方法として、管の内面に補修用のパイプ
等を接着剤で貼り付けたり、熱を加えて溶着するなどの
方法もあるが、この場合、工程が複雑となり作業に手間
が掛るとともに、補修用パイプを管内面に確実に密着さ
せることが難かしいなどの問題があった。
等を接着剤で貼り付けたり、熱を加えて溶着するなどの
方法もあるが、この場合、工程が複雑となり作業に手間
が掛るとともに、補修用パイプを管内面に確実に密着さ
せることが難かしいなどの問題があった。
またこのような方法によれば管の内径がせばまり、流量
に問題が生じる心配があった。
に問題が生じる心配があった。
本発明は上記事情にもとづきなされたものでその目的と
するところは、補修を要する管の内面を簡単な工程によ
って確実にライニングでき、また管の内径なせばめるこ
となく、信頼性の高い補修効果が得られる管の補修方法
を提供することにある。
するところは、補修を要する管の内面を簡単な工程によ
って確実にライニングでき、また管の内径なせばめるこ
となく、信頼性の高い補修効果が得られる管の補修方法
を提供することにある。
すなわち本発明は、管の内側にこの管の内径よりも小径
な熱膨張性のチューブを挿入し、このチューブの挿入が
完了したのちに、このチューブ内にヒータなどの加熱装
置を挿通させ、この加熱装置により上記チューブをその
内側から加熱して膨張させ、管の内面に密着固定させる
ことによってライニングを形成するようにした、管の補
修方法である。
な熱膨張性のチューブを挿入し、このチューブの挿入が
完了したのちに、このチューブ内にヒータなどの加熱装
置を挿通させ、この加熱装置により上記チューブをその
内側から加熱して膨張させ、管の内面に密着固定させる
ことによってライニングを形成するようにした、管の補
修方法である。
以下、本発明を第1図および第2図に示す一実施例を参
照して説明する。
照して説明する。
第1図において、1は地中に埋設された管、たとえばガ
ス管や水道本管等である。
ス管や水道本管等である。
そしてこの管1の補修は次のようにして行なわれる。
まず、補修を要する箇所の両側を切断予定部2゜3とし
、この切断予定部2,3に向けて地盤4を掘削し、縦穴
5,6を掘る。
、この切断予定部2,3に向けて地盤4を掘削し、縦穴
5,6を掘る。
そして管1を露出させて切断予定部2.3を切断する。
次いで管1の清掃を行なう。
すなわち、管1内に、従来技術を用いて通線したのち、
スクレーパあるいはワイヤーブラシ、スワンパー、布ピ
グ等の清掃具を用いて清掃し、内面の汚れや塵、ごみ等
を除去する。
スクレーパあるいはワイヤーブラシ、スワンパー、布ピ
グ等の清掃具を用いて清掃し、内面の汚れや塵、ごみ等
を除去する。
次に管1の内側に、この管の内径よりもやや小径な熱膨
張性のチューブTを挿入する。
張性のチューブTを挿入する。
この熱膨張性チューブ7は、たとえば四7z化エチレン
と六フッ化プロピレンの共重合樹脂等であり、160゜
〜170℃程度の熱で加熱することにより径方向[15
〜25係程度膨張し、一旦膨張したのちは常温に戻して
も収縮しない性質を有するものである。
と六フッ化プロピレンの共重合樹脂等であり、160゜
〜170℃程度の熱で加熱することにより径方向[15
〜25係程度膨張し、一旦膨張したのちは常温に戻して
も収縮しない性質を有するものである。
そしてこの熱膨張性チューブ7を管1内に挿入するには
、たとえばチューブ7の先端に先導ワイヤ(図示せず)
を取付け、この先導ワイヤを、縦穴5内の管切断部より
挿入して、他方の縦穴6側から引き出すようにすれば、
管1内に迅速に挿入することができる。
、たとえばチューブ7の先端に先導ワイヤ(図示せず)
を取付け、この先導ワイヤを、縦穴5内の管切断部より
挿入して、他方の縦穴6側から引き出すようにすれば、
管1内に迅速に挿入することができる。
そして上記熱膨張性チューブ7を挿入したのちに、ヒー
タを内蔵した加熱装置10を用いてチューブ7を内側か
ら加熱して、チューブ7を膨張させる。
タを内蔵した加熱装置10を用いてチューブ7を内側か
ら加熱して、チューブ7を膨張させる。
上記加熱装置10は、送電線15を介して外部の電源1
6から電力を供給できるようになっているとともに、加
熱装置100両端部にはそれぞれワイヤ17.18が連
結されていて、各ワイヤ17.18は、ウィンチ19.
20によって牽引操作できるようになっている。
6から電力を供給できるようになっているとともに、加
熱装置100両端部にはそれぞれワイヤ17.18が連
結されていて、各ワイヤ17.18は、ウィンチ19.
20によって牽引操作できるようになっている。
すなわち、いずれか一方のワイヤを牽引することによっ
てその牽引方向に加熱装置10は走行駆動され、走行し
つつ熱膨張性チューブ7を加熱できるものである。
てその牽引方向に加熱装置10は走行駆動され、走行し
つつ熱膨張性チューブ7を加熱できるものである。
そして、熱膨張性チューブ7の一端側、たとえば一方の
縦穴5側から加熱を開始して、他方の縦穴6に向けて低
速で加熱装置10を通過させて除徐にチューブ7の膨張
を進めてゆくか、あるいは加熱装置10をチューブT内
で何度か往復走行させて均等に膨張させることにより、
上記チューブ7を管1の内面に密着させる。
縦穴5側から加熱を開始して、他方の縦穴6に向けて低
速で加熱装置10を通過させて除徐にチューブ7の膨張
を進めてゆくか、あるいは加熱装置10をチューブT内
で何度か往復走行させて均等に膨張させることにより、
上記チューブ7を管1の内面に密着させる。
上記チューブ7は、一旦膨張して管1の内面に密着した
のちは、加熱を終了して常温に戻しても収縮することは
なく、管1の内面に密着固定されたライニング層として
機能するものである。
のちは、加熱を終了して常温に戻しても収縮することは
なく、管1の内面に密着固定されたライニング層として
機能するものである。
なお、熱膨張性チューブ7の密着が終了したのちは、加
熱装置10を管1から取り出し、周知の連結手段によっ
て管1の切断部分をつなぎ、縦穴5.6を埋める。
熱装置10を管1から取り出し、周知の連結手段によっ
て管1の切断部分をつなぎ、縦穴5.6を埋める。
このように上記補修方法によれば、管1に長い範囲にわ
たって熱膨張性チューブIによるライニング層を形成で
きるから、補修箇所付近に建物などの障害物があるなど
して、補修箇所の近くの地盤を直接掘削できない場合で
も、離れた箇所から確実に補修することが可能である。
たって熱膨張性チューブIによるライニング層を形成で
きるから、補修箇所付近に建物などの障害物があるなど
して、補修箇所の近くの地盤を直接掘削できない場合で
も、離れた箇所から確実に補修することが可能である。
また、狭い管内に作業員が入り込む必要がなく、全て管
の外で作業を遂行できるから、安全でありかつ作業し易
いものである。
の外で作業を遂行できるから、安全でありかつ作業し易
いものである。
また、従来のように接着剤等を塗布する方法に比べて均
等な厚さのライニング層を確実に形成することができ、
ピンボール等の欠陥を生じないきわめて信頼性の高い補
修方法である。
等な厚さのライニング層を確実に形成することができ、
ピンボール等の欠陥を生じないきわめて信頼性の高い補
修方法である。
しかも熱膨張性チューブ7が膨張して管内面に密着する
ものであるから、管1の有効内径を殆ど狭めることなく
、広い流路断面積を確保することができるという組直も
ある。
ものであるから、管1の有効内径を殆ど狭めることなく
、広い流路断面積を確保することができるという組直も
ある。
なお第3図に示したように熱膨張性チューブTの外側に
、このチューブ7の膨張が始まる温度付近、あるいはそ
れ以下の温度で溶融する溶着チューブ20を増付け、熱
膨張性チューブ7を加熱膨張させる際に、この溶着チュ
ーブ20を介して管の内面に接着させるようにしてもよ
い。
、このチューブ7の膨張が始まる温度付近、あるいはそ
れ以下の温度で溶融する溶着チューブ20を増付け、熱
膨張性チューブ7を加熱膨張させる際に、この溶着チュ
ーブ20を介して管の内面に接着させるようにしてもよ
い。
この場合、熱膨張性チューブ7を接着によって確実に管
の内面に密着させることができ、補修効果が更に高まる
。
の内面に密着させることができ、補修効果が更に高まる
。
また、上記溶着チューブ200代りに、熱膨張性チュー
ブ7の外側に接着剤あるいは熱によって溶融する溶着剤
の層を設け、これら接着剤または溶着剤を介して熱膨張
性チューブ7を管内面に接着するようにしてもよい。
ブ7の外側に接着剤あるいは熱によって溶融する溶着剤
の層を設け、これら接着剤または溶着剤を介して熱膨張
性チューブ7を管内面に接着するようにしてもよい。
本発明は以上説明したように、補修を要する管の内側に
管内径よりも小径な熱膨張性のチューブを挿入し、この
チューブの挿入が完了したのちにチューブをこの内部を
挿通される加熱装置によって内側から加熱して膨張させ
、管内面に密着固定させるようにしたことを特徴とする
。
管内径よりも小径な熱膨張性のチューブを挿入し、この
チューブの挿入が完了したのちにチューブをこの内部を
挿通される加熱装置によって内側から加熱して膨張させ
、管内面に密着固定させるようにしたことを特徴とする
。
したがって本発明によれば、作業者が管内に入り込むこ
となしに確実にライニングを形成でき、信頼性の高い補
修効果が得られる。
となしに確実にライニングを形成でき、信頼性の高い補
修効果が得られる。
しかも管内に熱膨張性チューブを挿入して加熱するだけ
の簡単な工程で補修を行なうことができ、作業を速やか
に遂行できるなど、その効果は犬である。
の簡単な工程で補修を行なうことができ、作業を速やか
に遂行できるなど、その効果は犬である。
第1図は本発明方法の一実施例に係る工程の一部を示す
断面図、第2図は同方法において熱膨張性チューブを加
熱中の状態を示す断面図、第3図は熱膨張性チューブの
一変形例を示す断面図である。 、・1・・・管、7・・・熱膨張性チューブ、10・・
・加熱装置。
断面図、第2図は同方法において熱膨張性チューブを加
熱中の状態を示す断面図、第3図は熱膨張性チューブの
一変形例を示す断面図である。 、・1・・・管、7・・・熱膨張性チューブ、10・・
・加熱装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 補修を要する管の内側に管内径よりも小径な熱膨張
性のチューブを挿入し、挿入が完了したこのチューブ内
に加熱装置を挿通させ、この加熱装置により上記チュー
ブを内側から加熱して膨張させることにより管内面に密
着固定させることを特徴とする管の補修方法。 2 上記熱膨張性チューブはその外側にこのチューブの
膨張が始まる温度付近あるいはそれ以下の温度で溶融す
る溶着チューブを有し、上記熱膨張性チューブを加熱膨
張させた際に、上記溶着チューブを介して管内面に接着
することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の管の
補修方法。 3 上記熱膨張性チューブはその外側に接着剤を有し、
熱膨張性チューブを加熱膨張させた際にこの接着剤を介
して管内面に接着することを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の管の補修方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14344881A JPS5914665B2 (ja) | 1981-09-11 | 1981-09-11 | 管の補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14344881A JPS5914665B2 (ja) | 1981-09-11 | 1981-09-11 | 管の補修方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5846287A JPS5846287A (ja) | 1983-03-17 |
JPS5914665B2 true JPS5914665B2 (ja) | 1984-04-05 |
Family
ID=15338932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14344881A Expired JPS5914665B2 (ja) | 1981-09-11 | 1981-09-11 | 管の補修方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5914665B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0427954U (ja) * | 1990-06-29 | 1992-03-05 |
-
1981
- 1981-09-11 JP JP14344881A patent/JPS5914665B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0427954U (ja) * | 1990-06-29 | 1992-03-05 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5846287A (ja) | 1983-03-17 |
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