JPS5914532Y2 - 上部旋回式油圧掘削機の油圧回路 - Google Patents

上部旋回式油圧掘削機の油圧回路

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JPS5914532Y2
JPS5914532Y2 JP11569479U JP11569479U JPS5914532Y2 JP S5914532 Y2 JPS5914532 Y2 JP S5914532Y2 JP 11569479 U JP11569479 U JP 11569479U JP 11569479 U JP11569479 U JP 11569479U JP S5914532 Y2 JPS5914532 Y2 JP S5914532Y2
Authority
JP
Japan
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swing
boom
valve
pump
pressure
Prior art date
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Expired
Application number
JP11569479U
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JPS5636774U (ja
Inventor
隆二 伊藤
英雄 川添
照夫 秋山
Original Assignee
株式会社小松製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は上部旋回式油圧掘削機の油圧回路に関するもの
である。
従来この種の油圧回路としては作業機、走行用のポンプ
(通常は2つの可変容量型ポンプが使用される。
以下可変ポンプという。)の他に、旋回専用の固定容量
型ポンプ(以下旋回ポンプという)をもうけて、旋回独
立の3ポンプシステムとした油圧回路が提案されている
しかしこの油圧回路であると旋回加速時には旋回ポンプ
吐出量の杓子をリリーフ弁からリリーフロスしている。
すなわち、旋回ポンプの全吐出量が旋回モータに供給さ
れるが上部旋回体の慣性が大きいので加速初期において
は油量をほとんど必要としないため余分な油量はリリー
フ弁からリリーフし油量を損失してしまう。
この無駄を省くため旋回回路とブーム回路をパラレルに
接続することにより旋回ポンプの余った吐出量をブーム
回路にまわして、リリーフロスをなくしブーム上げ速度
を向上させることが考えられる。
この場合、実際的に次のような問題点がある。
すなわち作業機側の可変ポンプのリリーフ弁セット圧P
Aは高圧(たとえばP A = 250 kg/Cm2
程度)であるのに対して、旋回ポンプのリリーフ弁セッ
ト圧は旋回体の慣性、必要加速時間などからPAまで高
くする必要はなく、それ以下の圧力P8(たとえばP
B = 160 kg/cm2程度)で使用される。
この状態で上記旋回とブームのパラレル接続を行った場
合、ブーム負荷圧がP8に近い値(140〜150 k
g/crn”程度)になるため旋回ポンプのリリーフ弁
はクラッキングして旋回ポンプ吐出量が一部リリーフ弁
からリリーフすることになりパラレル接続の効果が十分
に得られない。
ここで、旋回ポンプのリリーフ弁のセット圧PBを単に
上げることは不必要に旋回ポンプ消費馬力を大きくする
ことになり好ましくない。
本考案は上記の事情に鑑みなされたものであり、その目
的は旋回初期においてリリーフする旋回ポンプの油量を
ブームシリンダに送って旋回とブーム同時操作時にブー
ムを速く動作でき、旋回ポンプの吐出量を有効利用でき
ると共に、ブーム負荷圧が旋回用リリーフ弁に送られて
セット圧を初期セット圧P8よりも高い圧力Pcまで高
くできて旋回用リリーフ弁がリリーフすることか゛ない
ようにして旋回ポンプの吐出量を有効利用できるように
した上部旋回式油圧掘削機の油圧回路を提供することで
ある。
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
Plは旋回ポンプ、P2.P3は第1、第2作業機・走
行用ポンプ、(以下第1、第2可変ポンプとする)であ
り、旋回ポンプP1の吐出路1□に旋回モータ2に圧油
を供給する旋回弁3を設け、第1可変ポンプP2の吐出
路12に左走行モータ4Lに圧油を供給する左走行弁5
L、ブームシリンダ6に圧油を供給する第1ブーム弁7
0、アームシリンダ8に圧油を供給するアーム弁9をそ
れぞれ並列に設け、第2可変ポンプP3の吐出路13に
右走行モータ4Rに圧油を供給する右走行弁5R、パケ
ットシリンダ10に圧油を供給するパケット弁11.ブ
ームシリンダ6に圧油を供給する第2ブーム弁7□を設
けである。
前記第1、第2ブーム弁7□、72の入口ポート12に
接続する流入路13にはブームシリンダ6からの逆流を
防止する逆止弁14が設けてあり、該第1ブーム弁7□
の流入路13における逆止弁14より入口ポート12側
と前記第1ポンプP1の吐出路1、とはバイパス管路1
5で短絡連通しであると共に、該バイパス管路15には
吐出路1□への流通を阻止する逆止弁16が設けである
しかして、旋回弁3と第1、第2ブーム弁7□、7□と
を同時操作すると第1、第2可変ポンプP2.P3の吐
出油はブームシリンダ6に送られ、旋回ポンプPIの吐
出油は旋回モータ2に送られるが上記旋回体の慣性が大
であるため大部分の油流は余分となり、その余分の油量
はバイパス管路15を経て第1ブーム弁71に供給され
、第1ブーム弁7□からブームシリンダ6に圧送されて
ブームシリンダ6の動作速度を増加する。
同時にブーム負荷圧はブームシリンダボトム側配管23
における逆止弁22と第1ブーム弁7、との間に接続し
たパイロット配管17により、旋回ポンプP1のリリー
フ弁18(以下旋回用リリーフ弁とする)に導かれ、バ
ネ受19を押してバネ20を圧縮してリリーフセット圧
を初期のセット圧PBからある程度高いセット圧P。
まで高くする。そのため、旋回用リリーフ弁18のクラ
ッキングによるリリーフロスがなくなり、旋回とブーム
のパラレル接続による効果が十分得られることになる。
このときはクラッキングによるリリーフロスをなくすた
めにセット圧をP。
まで高くするのみでありPcでリリーフすることはない
から、旋回ポンプ消費馬力は大きくはならない。
そして、旋回モータ2が定常回転となると旋回ポンプP
1の吐出油は旋回モータ2に全量流れ旋回速度を速くす
ることができる。
また、旋回単独操作時ブーム負荷圧パイロット管路17
は無圧であるから旋回用リリーフ弁18のバネ20は通
常のセット圧となり、そのセット圧はPBのままとなる
ブーム単独操作時にはブーム負荷圧がパイロット管路1
7により、旋回用リリーフ弁18に導かれ旋回用リリー
フ弁18のセット圧は前記のP。
となるが、このとき旋回ポンプP1の吐出量は旋回バル
ブ3の中立回路を通ってアンロードしているから旋回用
リリーフ弁18のセット圧には無関係となる。
さらに旋回と、ブーム以外の作業機の同時操作の場合は
ブーム負荷圧パイロット管路17は無圧であるから旋回
用リリーフ弁18のセット圧は前記のPBのままとなる
21.21は第1、第2可変ポンプP2.P3の吐出路
12山に設けたリリーフ弁であり、前記旋回用リリーフ
弁18のセット圧P8よりも高いセット圧PAとなって
いる。
本考案は前述のように構成したので、旋回初期において
リリーフする旋回ポンプP1の油量をブームシリンダ6
に送って旋回とブーム同時操作時にブームを速く動作で
き、旋回ポンプP1の吐出量を有効利用できる。
また、バイパス路15にはチェック弁16が設けである
から旋回モータ2の油圧回路圧をブームシリンダ6の油
圧回路圧より低くなった時にブームシリンダ6の油圧回
路の流量が旋回モータ2の油圧回路に逆流することを防
止できる。
また、旋回用リリーフ弁18はブーム負荷圧でセット圧
が高くなり旋回ポンプP1の吐出油か゛リリーフするこ
とがなく旋回ポンプP1の吐出油を有効利用できると共
に、旋回ポンプP1の単独利用時にはセット圧は低い圧
力となるから旋回ポンプP1の消費馬力を大きくするこ
とはない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す油圧回路図である。 Plは旋回ポンプ、P2.P3は作業機・走行用ポンプ
、1□山山は吐出路、2は旋回モータ、3は旋回弁、4
L、4Rは左右走行モータ、5L、5Rは左右走行弁、
6はブームシリンダ、7□、7□は第1、第2ブーム弁
、8はアームシリンダ、9はアーム弁、10はパケット
シリンダ、11はパケット弁、12は入口ポート、15
はバイパス路、16はチェック弁、17はパイロット配
管、18は旋回用リリーフ弁、22はチェック弁、23
はブームシリンダボトム側配管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 作業機・走行用ポンプP2.P3と旋回用ポンプP1を
    もち、作業機・走行用ポンプP2.P3はそれぞれブー
    ム弁7をへてブームシリンダ6に接続され、ブーム弁7
    のブームシリンダボトム側配管23にはチェック弁22
    がそう人され、旋回ポンプP1と旋回弁3の間と、ブー
    ム弁7とチェック弁14の間をチェック弁16をもつバ
    イパス管路15でパラレル接続した油圧回路において、
    ブーム弁7とチェック弁22の間からパイロット配管1
    7を旋回用リリーフ弁18に導き、ブーム負荷圧をパイ
    ロット圧としてパイロット圧の有無により旋回用リリー
    フ弁18のセット圧を2段式切換可能にしたことを特徴
    とする上部旋回式油圧掘削機の油圧回路。
JP11569479U 1979-08-24 1979-08-24 上部旋回式油圧掘削機の油圧回路 Expired JPS5914532Y2 (ja)

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JPS5636774U JPS5636774U (ja) 1981-04-08
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JP3748775B2 (ja) * 2001-01-05 2006-02-22 株式会社クボタ バックホウの油圧装置
JP6850707B2 (ja) * 2017-09-29 2021-03-31 日立建機株式会社 作業機械

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