JPS591435A - オルト蟻酸トリメチル又はトリエチルエステルの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はクロロホルム、メタノールもしくはエタノール
及び苛性アルカリを反応させてオルト蟻酸トリメチル又
はトリエチルエステルを製造する方法に関する。

オルト蟻酸エステルは医薬、農薬、香料などの合成中間
体として、工業的に諸用途を有している。

従来、オルト蟻酸エステルの製法として、Ｃ０Ａ、７５
．４４９２３には、シアン化水素、メタノール、塩化水
素、塩化ベンゼンを反応させ、アルフーリシスする方法
が開示されている。この方法は、原料として毒性の高い
シアン化水素、および乾燥塩化水素を必要とし、又、工
業的観点からは高級材質が要求され、かつ操作面が煩雑
になる欠点がある。

また、Ｃ８ｔ、７７．１３９４４４にはクロロホルムと
メタノール中のナトリウムメチラートを反応させてオル
ト蟻酸トリメチルエステルを合成する方法が開示されて
いる。この方法の欠点は原料のナトリウムメチラートが
高価なことである。

本発明者は、従来公知のオル）Ｍ酸エステル製造法の欠
点を解消すべく鋭意研究を重ねた結果、クロロホルム、
メタノールもしくはエタノール及び苛性アルカリを反応
させることにより、簡単な操作で容易にオルト蟻酸エス
テルが効率よく生成することを見い出し、本発明を完成
した。

反応形式は回分式、半連続式、連続式いずれでも採用で
き、反応器としては特に制限は無いが、生成する塩化ア
ルカリの沈積が阻止される形式のものが有利である。

本発明で使用される苛性アルカリとしては水酸化ナトリ
ウム又は水酸化カリウムが利用出来、これらは固体状も
しくは水溶液状で、好ましくは相応するアルコールの溶
液として使用される。

溶液の濃度は％に制限は無いが、好ましくは５〜２３重
量％の範囲である。

クロロホルムの量は苛性アルカリに対し化学量論的量を
用いれば良いが、特に制限されるものではない。

反応温度はＯｕ〜２００℃、好ましくは２０′〜７０℃
である。反応時間は反応の際に生じる塩化アルカリを含
まない溶液が苛性アルカリを０゜０１〜１０．０％、好
ましくはｏ、ｉ〜２，０％を含有するように調節するの
が有利である。

反応圧力には特に制限はなく、必要に応じ減圧下、常圧
下、あるいは加圧下で行なうことができる。

反応混合物の後処理は公知の方法で行なうことができる
。一般に生成した塩化アルカリは遠心分離、もしくは濾
過および蒸発によって除去され、引ぎ続き、水、アルコ
ール、クロロホルムから蒸留によりオルト蟻酸エステル
が分離される。

本発明によれば簡単な手段で装置的、操作的、工業的に
有利な方法でオルト蟻酸エステルを製造することが出来
る。

実施例　１ 水酸化ナトリウム　ａｎ、ｏｇをメタノール１６０９に
溶解したのち、１０℃でクロロホルム　８０　、ＯＦを
これに加え、４０℃に保ちながら約６時間攪拌した。反
応終了後、合成液のガスクロマトグラフィーによる分析
の結果、水酸化ナトリウム基準で９１．０％、反応した
クロロホルム基準で９２．９％の収率でオルト蟻酸トリ
メチルエステルが得られた。

実施例　２ 水酸化ナトリウム　２０″、Ｏｇをエタノール１ａｎ、
ｏｙに溶解したのち、これにクロロホルム　８０．Ｏｌ
ｉ”’ａ＝室温で加え、６０℃に保ちながら約１２時間
攪拌した。反応終了後、合成液のガスクロマトグラフィ
ーによる分析の結果、水酸化ナトリウム基準で６１．２
％、反応したクロロホルム基準で７２．５％の収率でオ
ルト蟻酸トリエチルエステルが得られた。

特許出願人　三菱瓦斯化学株式会社 代表者長野和吉 −３（

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. メタノールもしくはエタノール、苛性アルカリ及びりｃ
   ｒｏホルムな反応させる事を特徴とするオルト蟻酸トリ
   メチル又はトリエチルエステルの製造法