JPS59143179A - クリ−ニング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の技術分野 本発明は電子写真複写機等に用いられる感光体のクリー
ニング装置とイレーザ光照射部の間にＤＣコロナ放電器
を設けたクリーニング装置に関するものである。

（２）従来技術 以下、電子写真複写機用のクリーニング装置を例にあげ
て説明する。

例えば、セレン（Ｓｅ）等の正帯電性の光導電層と導電
性支持体層の２層からなる感光体を用いる場合、現像プ
ロセスにおいては、感光体表面に正帯電を行い、原稿に
対応する光像照射で正電荷を放電させ、未照射部分を静
電潜像として残す。

次に感光体上の静電潜像部分には摩擦帯電により負に帯
電するトナーを付着させ、後に転写コロナ部にて感光体
上の付着トナーを紙等の転写部材へ転写する。　前述の
転写後の感光体上には潜像により静電付着されたままの
僅かなトナーが残留保持されている。従って感光体を良
好な状態で再使用するためには、クリーニング装置によ
り不要な残留トナーを除去する必要かある。

このため残留トナーを保持した感光体表面がクリーニン
グ装置に到達するまえに、除電コロナ放電器により感光
体上の静電潜像を除電しておけはクリーニング効果を高
めることができる。この時感光体上の表面電位がクリー
ニング装置のノ＼イアス電位以下でしかも負極性となら
ないようにするために′＃、電コロナ放電器の放電量を
制御する。

従来、クリーニング装置はトナー等によりｌη染された
り、また例えばセレン（Ｓｅ）等を使用した感光体にお
いては除電コロナ放電器の放電特性の変動により感光体
上の電荷が負極性になってしまうとクリーニング装置を
通過しても、感光体上の電荷が負極性のままで、イレー
ザ光による光照射で消去できなかった。すなわちセレン
（Ｓｅ）等の感光体は、光照射により正電荷のみしか実
用−ヒ放電できないためであった。

故に、前述の負電荷を感光体に生じさせないために、除
電コロナ放電器の電位δ周節が微妙であった。

ところか、従来公知のように電子写真複写機を連続使用
して安定な画像を得るための条件の１つとして、均一帯
電直前の感光体を０■電位に復帰させるというものがあ
り、この前述の条件を満足させるために除電コロナ放電
器においては、感光体を０■とクリーニング装置のバイ
アス電位との間に制御しなＬＪればならない。

前述の条件を満足させる方法として、除電コロナ放電器
のコロナワイヤーの感光体側にグリッドを設けた除電コ
ロナ放電装置、ＡＣに加えるＤＣバイアス電位調整によ
り、ＡＣコロナ放電器の正負電流を制御する装置、光照
射による除電装置等が提案されている。

（３）従来技術の問題点 クリッドを用いた除電コロナ放電装置は、グリッドの電
位設定により除電後の感光体の電位を良好に制御し、前
述の条件を満足することかできる。

しかし、除電するためには大電流を流す必要かあり、あ
る程度高速にすると除電が不完全になる。

すなわち、除電速度か遅いために感光体速度に追従でき
なくなってしまう欠点がある。またグリッドは感光体に
どうしても近くなってしまうためトナー等により汚染さ
れる結果となり除電効果の安定性に欠け、さらにグリッ
ドを除電コロナ放電器に取り付けることで、この装置自
体複雑になってしまい、コスト高になる等の欠点があっ
た。

他の方法として、例えばＡＣに加えるＤＣバイアス電位
調整によりＡＣコロナ放電器の正負の電流を制御するこ
とて除電する方法は、ＡＣに加えるＤＣバイアス電位等
を調整することで、ＡＣコロナ放電器通過後の感光体の
表面電位を制御するというものである。　しかし、この
方法は除電効果自体か低下するのを防くため、高い電圧
をＡＣコロナ放電器に印加することか必要となる。また
、この制御も微妙で、ｌη染等により安定性に欠ける面
がある。即ちＡＣコロナ放電器がクリーニング装置の下
部にあることでｌη染されやすくトナー等の落下により
コロナシールド、コロナワイヤか汚れてコロナ放電ムラ
を発生し、既に設定していた値では有効な除霜ができな
くなってしまうものであった。　また光照射による方法
は残留トナーの」二から光照射する結果となり、トナー
に遮られ有９ＪＪな除電ができない。そのため、ＡＣコ
ロナ放電器を兼用して効果を出そうとしているものもあ
る。

この方法は有効であるが、前述の如＜ＡＣコロナ放電器
かクリーニング装置の下部に位置してし）るためトナー
等により汚染され、初期状態を維持するのが難しく、ま
た余分な光を与えることしま感光体に疲労を与え、暗減
衰の増大及び帯電今生のイ氏−Ｆをきたし、好ましくな
いものであった。

前述した方法は、いづれも、除電コロナ会じでトナー等
の汚染により初期の除電効果を維１等できす、感光体の
電位をクリーニング装置の７＜イアス電イ立以下とＱＶ
電位との間に制御することカベできなくなり、前述のよ
うにコピ一枚数が増えるＧこつね、て、感光体のクリー
ニング不良１１．ひ（、Ｍで番ま複写画（象の不良等を
引き起す結果となってし）る。

４、発明の目的 本発明の目的は、前記従来の欠点しこ７みてなされたも
のであり、イレーザ光とクリーニンク゛装置との間にＤ
Ｃコロナ放電器を設けることＧこようて、イレーザ光に
より感光体表面電イ立を容易ＧこＯ■電位に復帰させる
ことができるうえ、り１）−ニンク゛前の除電コロナ放
電器の調整が従来よりも容易Ｇこ行えるクリーニング装
置を提供することＱこある。

（５）発明の要点 本発明の特徴とするところは、転写１段の感光（本表面
を所定電位に除電する除電手段と、この除電手段による
除電後の感光体表面上の残存トナーを除去するクリーニ
ング手段と、このクリーニング手段による残存トナー除
去後の感光体表面電位を光除電可能な電位に設定する再
帯電手段と、光を照射してｉｉｊ記再帯電手段後の感光
体表面の電位を除電する光除電手段とを具備してなる感
光体のクリーニング装置を提供することによって達成さ
れる。

（６）発明の実施例 以下、本発明の一実施例について同面を用いて詳細に説
明する。

第１図は本発明の構成を示す概略的構成図である。

感光体１はクリーニング装置に接近して矢印方向に回転
する。転写コロナ放電器６は感光体１の静電潜像部のト
ナーを紙７に転写するようになされている。転写コロナ
放電器６の隣に設げられた除電コロナ放電器５は感光体
１の電位をクリーニング装置４のバイアス電位以下にあ
らかしめ設定するように構成されている。除電コロナ放
電器５に隣接するクリーニング装置４にはノ＼イアス電
圧が印加されている。クリーニング装置４の隣に設けら
れたＤＣコロナ放電器３は感光体１を再帯電させるよう
に構成されている。ＤＣコロナ放電器３の隣のイレーザ
光２は感光体１の静電潜像を除電するように構成されて
いる。以上が本発明のクリーニング装置の構成である。

感光体１より画像を転写された紙７が図示していない手
段により感光体１から剥離された後、この感光体１を再
使用するためには、残留トナーの除去と感光体１の電位
をＯＶにする必要かある。

このため除電コロナ放電器５により感光体１の不必要な
電荷を除去しなければならない。そのため、まず除電コ
ロナ放電器５で感光体１の電位をクリーニング装置４の
バイアス電位以下にする。一方、転写コロナ放電器６以
後の感光体１の電位は、例えばセレン（Ｓｅ）等を用い
た前述の感光体１の電位が２００乃至４００Ｖ位である
場合、感光体１の残留トナーは除電コロナ放電器５以後
の感光体１の電位より高いバイアス電位での電界におけ
る静電気力のためクリーニング装置４側に移動する。こ
のとき仮に感光体１を多少除電し過ぎたとしても問題と
ならない。こればＤＣコロナ放電器３で感光体１を正電
位に帯電しなおすのに十分な放電か行われるためである
。　即ち、この除電コロナ放電器５においては、この除
電コロナ放電器５により除電された感光体１の表面電位
がクリーニング装置４のバイアス電位以下になるように
設定されていれは良く、次のプロセスであるクリーニン
グ装置４において感光体１上に付着した残留トナーを静
電気力て感光体１より除去するのを助りる働きをしてい
る。　次にＤＣコロナ放電器３においては、感光体１の
電位が除電コロナ放電器５で除電し過ぎた場合を考慮し
て−２００乃至−１００Ｖ程度の電位を例えば２００乃
至４００■位の正電位に帯電しなおすためのＤＣコロナ
放電が行われる。最後のプロセスであるイレーザ光２は
光を感光体１に照射して感光体１上に残留する正電荷を
除電す７、 この結果、感光体１はＱＶ電位となり、感光体１の有効
再使用の条件である゛均一帯電直前において感光体を０
■電位に復帰させる′ということを満足させることかで
きる。

ここで本実施例では、感光体表面にセレンを用いである
が、例えば酸化亜鉛（ＺｎＯ）、硫化カドミウム（Ｃｄ
Ｓ）等を用いてもよい。この場合には、本実施例に用い
たセレン感光体とは帯電極性が逆極性であるため、除電
コロナ放電器、ＤＣコロナ放電器等には逆極性の電位を
印加する構成のクリーニング装置となる。

（７）発明の効果 本発明のクリーニング装置によれは、トナー等による汚
染により除電コロナ放電器にコロナ放電ムラが生じ感光
体の除電が変動しても感光体表面上を容易にＯＶ電位に
復帰でき画像への影響かない効果を有するたけでなく、
除電コロナ放電器において、感光体表面を単にクリーニ
ング装置のノ＼イアス電位以下にすることで十分残留ト
ナー等か除去できる効果を有する。さらに本発明によれ
は、容易に感光体を０■電位に復帰でき連続コピーにお
いても良好な複写画像を維持することができる効果を有
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す概略構成図である。 １・・・感光体、　　２・・・イレーザ光、３・・・Ｄ
Ｃコロナ放電器、　　　４・・・クリーニング装置、　
　５・・・除電コロナ放電器、６・・・転写コロナ放電
器、　　７・・・紙９特許出願人　　　カシオ計算機株
式会社アイ・ディ株式会社 代理人弁理士　　大　菅　義　之

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 転写後の感光体表面を所定電位に除電する除電手段と、
   この除電手段による除電後の感光体表面上の残存トナー
   を除去するクリーニング手段と、このクリーニング手段
   による残存トナー除去後の感光体表面電位を光除電可能
   な電位に設定する再帯電手段と、光を照射し７て前記再
   帯電手段後の感光体表面の電位を除電する光除電手段と
   を具備してなる感光体のクリーニング装置。